2:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 09:56:21 ID:PMjLDGu90
※「ロア」とは?
<形式面>
・「信じようと、信じまいと―」で始まり、「信じようと、信じまいと―」で終わる。
・「信じようと、信じまいと―」と本文の間には1行空行を入れる。連投の場合は、
終わりの「信じようと、信じまいと―」をつけるのは最後のレスのみ。
・本文は必ず4行。1行は40文字前後。文章は簡潔で、3~6文程度。
<内容面>
・常識ではあり得ない奇妙な話でありながら、噂話や都市伝説のように、
もしかすると本当かもと思わせる程度の現実味、客観性を持つ。
(↑ポエム、体験談との違い)
・一見、有名な話として知られていそうに思えるが、今までに誰も聞いたことがない
話である。
(↑トリビアとの違い)
・時代、地域、人物など、ある程度の具体性がある。
(↑普通の都市伝説との違い)
4:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 09:59:26 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
その男は、ある朝目覚めると、「鼻がない!」と叫んだ。
あくる日は「耳がない!」、その次の日は「目がない!」
しかし4日目には彼は何も叫ばなかった。
もう口がなくなっていたから。
7:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 10:02:16 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
ある理髪師が顔剃り中に、寝ている客の上唇を削ぎ落としてしまった。
叱られるのを恐れた彼は、とりあえずバランスを取るために下唇も削いだ。ますます変になった。
彼は慌てて、見て確認されないよう目を潰し、触って確認されないよう十指を切り落とした。
さらに文句を言われないよう喉も潰そうとしたが、その時既に客は息絶えていた。理髪師は安堵した。
8:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 10:03:03 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
「ハナ、イリマセンカ」背後から声をかけられ、エヌ氏は振り返った。バラの花束とハサミを手にした少女が立っている。
今時花売りとは珍しい。どうやら彼女は日本人ではないらしかった。「悪いけど、要らないよ」
「ハナ、イラナインデスカ?」不思議そうに言う少女の足下を見て、エヌ氏は慌てて「いや要る!要るよ!」と叫んだ。
そこには、今まで「要らない」と言った者たちのモノだろう、切り取られた「鼻」が散らばっていた。
9:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 10:13:38 ID:PMjLDGu90
「あの子は僕に、『鼻は要らないか』って訊いてたんだ!
あの子の立っていた場所には人間の鼻が何個も落ちてた!みんな『要らない』と言って
鼻を取られたんだ!だから僕は『要る』と答えた!それだけだよ!」
そう叫ぶエヌ氏の顔にはその日以来、二つ鼻がある。
信じようと、信じまいと――
10:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 10:41:25 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
高校教師のYは、いつも身体のどこかに怪我をしていた。
手足の生々しい傷跡は明らかに自分の意志で付けたように見え、心配した同僚が
訊ねると、「こうすると妻が喜ぶんですよ」とYは力なく微笑んだ。
数年後、Yは自殺した。おそらく、妻をもっと喜ばせるために。
13:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 10:43:54 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
「この世の全ては数字で動いている」というのが、数学者Nの信条だった。
彼は、周囲には理解不能な数式を用いて、しばしば賭博で大勝ちしていたという。
Nは四十歳の時に無謀運転による事故で命を落としている。「自分の運命は計算できなかったらしい」と
彼の死を悼む者もいれば、「死んだ方がマシな未来が見えたんだろう」と言う者もいた。
信じようと、信じまいと――
15:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 11:33:47 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
スコットランドのある村の共同墓地で、テディという男が死んでいるのが見つかった。
テディは夜な夜な墓地に忍び込んでは、棺を掘り返し遺体の装飾品を奪って金に換えていた
墓荒らしだった。死体には全身に噛まれた跡があり、調べてみるとその歯型は
二日前に埋葬された村長夫人のものだった。
16:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 11:34:33 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
ケンブリッジに住むポールという写真家を、急逝した友人の遺族が殺人罪で訴えた。
その友人はポールにポートレイトの撮影を依頼していたが、ポールの経歴と作品を
調べたところ、十数枚しかない彼の肖像写真のモデルが、全員撮影後一年以内に
死亡していることが解ったためである。
信じようと、信じまいと――
17:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 12:05:34 ID:9d9X1EexO
おぉ、立ったのか
このスレ好きだったから嬉しい
>>1乙
でも花売りのロアはだいぶ
18:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 12:08:20 ID:9d9X1EexO
ageたうえ誤射した、スマン
でも花売りのロアはだいぶ長かったな
と、書きたかった
23:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 13:36:45 ID:PMjLDGu90
>>18
鼻のやつは二つ分、ってことで。
19:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 13:23:32 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
カリフォルニア州に住むジョセフという男は、いつも何かに怯えていた。
昼間から酒を飲んでは、「許してくれ、許してくれ」と哀願するように口にするのを
多くの人が聞いていた。ある日、ジョセフは自室で首を吊っているのを発見された。
死体は満面の笑みを浮かべていて、部屋の壁にはびっしりと、「許します」と書かれていた。
22:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 13:35:58 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
バージニア州に、サムソンという自称・芸術家によって建てられた「白い家」という小屋があった。
ドアが一つある他は窓などはなく、壁も屋根も、サムソンの知人によると家の内部に至るまで真っ白に塗られていた。
ある朝、「白い家」は真っ赤に塗り替えられていた。異様な悪臭がするという通報に地元の警官が見に行くと、
首から血を流したサムソンが絵筆を握ったまま息絶えていた。家の中にも、自分の血を塗りたくりながら。
信じようと、信じまいと――
24:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 18:11:13 ID:9MAYMHa3O
久々に検索してみたら立ったの今日じゃないか!
ロアスレ復活おめでとうございます
いつか私のところにも届くといいなあ
30:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 21:19:16 ID:PMjLDGu90
>>24
私も、ロアスレ無くなっちゃって寂しい思いをしていた一人です。
ロアがたくさん手元に届いたので立ててみました…。
25:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 21:13:34 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
元証券マンのエス氏は、心労を理由に退職して以来、電車で会社の最寄り駅を通るだけで吐き気に襲われるようになった。
相談を受けた友人の精神科医は、「駅を通る時に目をつぶって、そんな駅存在しないって唱えれば良い」と教えた。
後日、エス氏は顔を真っ青にして、「駅なんてない、って思ったら本当に駅がなくなった」と言い出した。
消えた駅名を聞いた精神科医も眉をひそめた。たしかにその沿線にそんな名前の駅は存在しなかった。
26:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 21:14:27 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
ある小説家が、書斎のデスクから奇妙なメモを見つけた。そこには紛れもない彼の筆跡で、
「現在の1年の日数は452日。1週間は12日。月と地球の距離は13万キロ…」などとでたらめな
数値が書き連ねられており、最後に震える字で「世界は更新されつつある」と書き殴られていた。
そんなメモを書いた覚えのない彼は、既に「更新」されてしまったのだろうか。
27:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 21:15:34 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
資産家のアール氏はある日、馴染みの古物商からメルガール伯爵の頭蓋骨を買ったという。
伯爵は18世紀に活躍した自称・貴族で錬金術に精通し、永遠の命を手に入れたとも言われる人物だ。
「永遠の命か。羨ましいね」アール氏は頭蓋骨に向かって、そんなことを呟いた。
頭蓋骨は口を開き、「そんな良いもんでもないさ」と笑った。
28:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 21:16:43 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
松村裕一にとって、その日はあまりに幸福な一日だった。手がけた仕事が権威ある賞を受賞し、
宝くじで二千万円が当選し、息子が進学校に合格し、応募した小説が新人賞の大賞を取り、
生き別れになった兄が見つかった。その夜、松村は妻に「こんなに幸せな日は人生でもうないだろうな」と、
少し寂しげに呟いた。翌朝、妻は松村が首を吊っているのを発見した。
29:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 21:17:45 ID:PMjLDGu90
信じようと、信じまいと――
「私の素顔、見たいですか?」その女性の問いに、エフ氏は迷うことなく頷いた。氏の行きつけの喫茶店に
二ヶ月前から来るようになった彼女は、目と口の場所に細い切れ込みを入れただけののっぺりした白い仮面を着けていた。
酷い火傷でもあるのか、それとも人目を避けたい有名人なのか……。その日、彼は思いきって女性に声をかけたのだった。
女性は仮面を取った。エフ氏は彼女の仮面が自画像だったことを知った。
信じようと、信じまいと――
31:本当にあった怖い名無し:2011/01/30(日) 21:32:56 ID:X9X2vCUM0
新スレ立て乙です
量・質ともに素晴らしい
初代さんが帰ってきたかのようだ
32:本当にあった怖い名無し:2011/01/31(月) 00:52:03 ID:oOIgslb20
初代さんよりはショートショート系だね
とにかく乙
33:本当にあった怖い名無し:2011/01/31(月) 23:18:25 ID:bwD4jpg/0
信じようと、信じまいと――
ユタ州のハリス夫妻は、夫はヘビースモーカーの菜食主義者、妻は煙草はやらないがステーキが大好物……と
食の嗜好は真逆だったが、地元でも有名なおしどり夫婦として仲良く暮らしていた。
二人は同じ時期に病に倒れ、同じ日に同じ病室で息を引き取った。
夫の死因は高脂血症による脳梗塞、妻の死因は肺癌だった。
35:本当にあった怖い名無し:2011/01/31(月) 23:20:16 ID:bwD4jpg/0
信じようと、信じまいと――
1970年代、千葉県のある町で、会社員が隣人一家5人を皆殺しにするという陰惨な事件があった。
しかし、事件は全国ニュースどころか地元の新聞ですら報道されず、警察の捜査本部も事件の翌日に解散してしまった。
さらに地域住民には多額の口止め料と共に箝口令が敷かれ、彼らの多くはその後数年の間に転居して消息不明となった。
一体この事件の、何が誰にとってそんなにまずかったのか。後には謎だけが残された。
36:本当にあった怖い名無し:2011/01/31(月) 23:21:00 ID:bwD4jpg/0
信じようと、信じまいと――
イギリスのある村に、人の二倍は食事を摂っているのに、全く太らないチャールズという男がいた。
その村には、何も食べなくても平気なジェームスという男もいた。二人は双子だったので、
村人たちは「片っぽが二人分済ませてるんだろ」と二人の異常体質を気にも留めなかったという。
ちなみにジェームスは、何も食べていないのに物凄い量の大便をしたとか。
37:本当にあった怖い名無し:2011/01/31(月) 23:22:18 ID:bwD4jpg/0
信じようと、信じまいと――
事故で左手の親指を切断する大怪我を負い、入院中だった立花氏は、ある日隣のベッドの少女に話しかけられた。
「指、取れちゃって可哀想。生やしてあげるね」立花氏は苦笑した。しかしその翌日、
立花氏が目覚めると本当に指が生えていた。驚いた彼は少女に何度も礼を言った。
すると彼女は嬉しそうに、「これからどんどん生えてくるよ!」現在、立花氏の左手には指が21本ある。
38:本当にあった怖い名無し:2011/01/31(月) 23:23:24 ID:bwD4jpg/0
信じようと、信じまいと――
ドイツのある田舎町には、「見えない家」があるという。と言っても、
殆どの人には何もないただの空き地にしか見えないが、ごくまれに
二階建ての家が見える人がいるらしい。ただ、見えた人はみな、
魅せられたように家の中に入っていき、そのまま二度と出てこないという。
39:本当にあった怖い名無し:2011/01/31(月) 23:24:14 ID:bwD4jpg/0
信じようと、信じまいと――
ウェールズにあるさる貴族の屋敷には、「孤独の間」と呼ばれる不思議な部屋がある。
その部屋に一人でいると、ドアの向こうからとても楽しげな談笑の声が聴こえてくるのだが、
ドアを開けて廊下に出ると声はぴたりと止み、今度はさっきまでいた部屋の中から声が聴こえるという。
「幽霊に仲間はずれにされているようで、とても寂しくなった」体験者は口を揃えてそう語る。
信じようと、信じまいと――
44:本当にあった怖い名無し:2011/02/02(水) 23:49:26 ID:hzhSqLEd0
しかし>>39まではレベル高いのぅ
41:本当にあった怖い名無し:2011/02/02(水) 10:34:17 ID:rj9mzy7c0
信じようと、信じまいと―
イギリス、北ヨークシャー州、サースク村の小さな博物館には誰も座ることが
できない椅子がある。なぜならその椅子は天井高く吊り下げられているからだ。
この椅子は死を招く椅子として過去この椅子に座った60人以上の人間の
命を奪っている。無実の罪で絞首刑になった男の呪いがかかっているという。
42:本当にあった怖い名無し:2011/02/02(水) 18:26:59 ID:HL4PlmeX0
信じようと、信じまいとー
グリセリンは昔、温めても冷やしても決して結晶化することはなかった。ところが19世紀に輸送中に
突然結晶化した。人為的要因は何もない。同じ頃ある化学会社でも突然結晶化したのが確認された。
それ以来世界中のグリセリンがある年のある日ある瞬間をもって結晶化しだしたことがわかった。
まるでこの世のグリセリンが「今日から結晶化するようにしようぜ」と申し合わせたように。
51:本当にあった怖い名無し:2011/02/06(日) 00:42:29 ID:+0D1H1Kj0
信じようと、信じまいと―
僕はバーでロアを話す男と知り合った。
彼は夜が明けるまで聞いたことのないロアを語り続けてくれた。
家に帰り、懐かしさからまとめサイトを開いてみる。
「あれ・・・1スレ目にこんな話あったっけ・・・?
58:本当にあった怖い名無し:2011/02/11(金) 18:58:18 ID:i/U4/Bwm0
>>51とかとかは書かない方がマシだな!二度と書くなよ!
56:本当にあった怖い名無し:2011/02/09(水) 23:00:46 ID:d08gzAjz0
信じようと、信じまいと―
ルクセンブルグのある母親は二人の息子が交通事故で死ぬ夢を見た。そればかりか自分自身も同じ日に
死ぬという夢である。母親は息子達の自転車を売り払った。ある日父親が病気で倒れ危篤だというので
一人の息子は自転車を借り、もう一人は車で病院に向かった。そしてその自転車と車が衝突して
二人の息子は死んでしまった。それを知った母親は脳卒中で死に、夢は完全に現実のものとなった。
信じようと、信じまいと―
62:本当にあった怖い名無し:2011/02/12(土) 22:42:13 ID:VoBBDT0E0
信じようと、信じまいと―
インカの伝説には空から舞い降りてきてインカの女性たちと性交する巨人の話がある。
これと関連があるかどうかはわからないが1897年4月16日付けのミシガン州の
クーリエ・ヘラルド紙に次のような記事が載った。「空から一個の奇妙な物体が
ハワード・シティ付近の野原に着陸し一人の裸の巨人が降り立った」
信じようと、信じまいと―
67:本当にあった怖い名無し:2011/02/14(月) 22:50:07 ID:f5CAO07aO
信じようと、信じまいと―
イラクのある洞窟に旧石器時代の物と推察される壁画がある。
その壁画には様々な種類の動植物が描かれており、
研究の結果、この壁画は住人が食料としてきた生物の記録であることが判明している。
ただ、そこに多く描かれた、球体に異様に長い二本足が生えたような生物の正体は未だに謎のままだ。
68:本当にあった怖い名無し:2011/02/14(月) 22:52:09 ID:f5CAO07aO
信じようと、信じまいと―
弘化4年(1847年)の夏ごろ、現在の群馬県南部にあった村で奇妙な事件が記録されている。
早朝、ある家の主が屋根になにか重く大きなものが落ちる音で目を覚ました。
何事かと屋根の上を確認すると、はたしてそこには見知らぬ男の死体があったという。
その死体は、まるでたった今まで沼の底にでもあったかのように藻だらけでずぶ濡れであり、死蝋化していたとされている。
69:本当にあった怖い名無し:2011/02/14(月) 22:54:43 ID:f5CAO07aO
信じようと、信じまいと―
1979年、埼玉県北部のある町で、子どもから“友達が木から降りられなくなった”という119番通報があった。
地元の消防団と青年団が現場に駆けつけると、確かに高い木の上に子どもがしがみ付き、大声で助けを求めている。
しかし、消防団員が梯子をつかい頂上についてみると、子どもの姿などどこにも無かった。
子どもの姿はその場にいた全員が目撃し、声も聞いているのだが。なお、通報した子どもも誰なのか不明である。
信じようと、信じまいと―
71:本当にあった怖い名無し:2011/02/16(水) 22:26:38 ID:jHp/6xFJ0
信じようと信じまいとー
アメリカのシャーロットという町に住むハンプトン・クロウはベッドに入って寝ようとしていた。
その時、遠くで自動車がぶつかるような音を聞いたような気がした。午前一時を過ぎていたが
気になって車で探しに出かけた。どこを走ればいいかなんとなくわかっている気がした。
そして事故車を発見。中から「ハンピー助けてくれ」という声を聞いて友人のジョーを助け出した。
74:本当にあった怖い名無し:2011/02/17(木) 22:58:49 ID:FULc/mIJ0
信じようと、信じまいと―
アメリカ南部に過って奴隷市場のあった町がある。その町の中央にその上で奴隷が鞭打たれたという
大きな石が残っている。あるとき町の美化のため石を移動する計画が持ち上がったが作業が始まると二人の
人夫は原因不明の中毒で死んでしまった。その後も何度か移動が試みられたがその都度、関係者が石の
下敷きになったり雷に撃たれたり、石のそばで商売していた行商人が死んだりして石はいまだにそこにある。
75:本当にあった怖い名無し:2011/02/17(木) 23:02:22 ID:FULc/mIJ0
信じようと、信じまいと―
ロシアのセルゲイ・コチャンスキーは向かうところ敵なしのチェスの名人だった。
もはや相手になる人間はなく、スーパーコンピューターのイワンと勝負することになった。
しかしそのイワンもセルゲイには敵わなかった。名人がまさにイワンを三連敗に追い込む
チェックメイトを打った瞬間、金属製のチェスボードを通してイワンはセルゲイを感電死させた。
78:本当にあった怖い名無し:2011/02/19(土) 22:40:19.74 ID:VlJmqQfp0
信じようと、信じまいと―
ハワイ公園管理局には連日小石の入った小包が送られてくる。この石はハワイ島マウナ・ロア火山の
周辺に転がる石で観光客が記念に持ち帰った物である。ところが持ち帰った後、観光客やその家族に
次々と不幸が襲うため送り返されてくるのだ。この火山には女神ペレが宿っており山を冒涜した者に
祟るという言い伝えが現地にはある。送り返されてくる石は年間一トンに及ぶという。
79:本当にあった怖い名無し:2011/02/19(土) 22:42:25.84 ID:VlJmqQfp0
信じようと、信じまいと―
ある時期アメリカ陸軍のソフトドリンク自動販売機は油断のならない相手として恐れられた。
実際五年の間に複数の自動販売機がいきなり倒れてきて七人が死亡、三十九人が負傷した。
この殺人自動販売機は特に欠陥品だったとか不安定な場所に置かれていたというわけではない。
陸軍当局はこれらを床にボルトで固定することにした。それ以来事故の発生はない。
81:本当にあった怖い名無し:2011/02/20(日) 11:27:44.31 ID:NrVO7OgY0
信じようと、信じまいと―
営団地下鉄の某駅には不可解な噂話がある。
終電が出た後に、男性トイレの奥から2番目の個室に入ると、時が一瞬のうちに過ぎ去るというのだ。
実際、終電を逃した男性が、用を足してからタクシーで帰ろうと件の個室に入り、事が済んでトイレから出ると、
目の前には朝の通勤ラッシュでごった返す人ごみがあったという噂がある。
82:本当にあった怖い名無し:2011/02/20(日) 23:09:01.17 ID:RLMdmTFw0
>>81 これですね
> 高速道路催眠現象(こうそくどうろさいみんげんしょう)とは、
> 高速道路を走行中に起こりうる、眠気などを催す現象のことである。
> 単に「高速催眠現象」、または「ハイウェイ・ヒプノーシス」
> (Highway hypnosis)とも呼ばれている。
83:本当にあった怖い名無し:2011/02/21(月) 21:43:52.85 ID:uy9ZIxzD0
信じようと、信じまいと――
1979年、アメリカのフロリダ州オーランドのとあるマンションの一室でその部屋の住人が
遺体で発見される。不可解なことにその遺体は上半身が焼け焦げ下半身が凍結していた。
更に不可解なことに、遺体発見の数日前から部屋に出入りした人間は誰もいなかったという。
ただ死体解剖の結果、住人の体内から「空間転移法」と書かれたレポート用紙が発見された。
信じようと、信じまいと――
84:本当にあった怖い名無し:2011/02/22(火) 05:37:05.46 ID:3GrS9kM70
信じようと、信じまいと――
イタリア、ナポリのピザ屋に泥棒が侵入したが運悪く店の主人に見つかり捕らえられた。主人が
引き渡す際に電話よりも早いと近くの交番に警官を呼びに行っている間、火の不始末が原因で
店は全焼してしまった。だが不思議なことに店の焼け跡からは誰の死体も発見されることはなかった。
同日、ローマのとある民家のクローゼットの中から身元不明の焼死体が発見されたという。
85:本当にあった怖い名無し:2011/02/22(火) 05:38:07.45 ID:3GrS9kM70
信じようと、信じまいと――
1990年、東京大学のとある研究室がそれまで不可能とされていた物体の拡大・縮小実験に成功した。
しかし実験成功の翌日、研究室は原因不明の家事で全て焼失し、関係者も全員行方が掴めなくなっていた。
また何故かこの件はまともに報道もされず調査に当たった関係者にはかん口令がしかれたが、数枚だけ
流出した報告書によると、研究室や各関係者宅に直径8~10mmの極最近人の手で開けたと思われる穴があったと記載されている。
88:本当にあった怖い名無し:2011/02/23(水) 21:52:49.17 ID:zY3qSYRZ0
信じようと、信じまいと―
1907年マサチューセッツ州で実施されたダンカン・マクデュガル博士の霊魂計測実験は
霊魂の質量が21gだということを示唆する驚くべき実験結果をもたらした。1gオーダーで計測
できる高感度秤を用いて行われた実験後に実験室を掃除した家政婦は床にボルトが一個
落ちているのに気が付いついた。そのボルトがちょうど21gだったことはあまり知られていない。
89:本当にあった怖い名無し:2011/02/23(水) 22:03:36.68 ID:zY3qSYRZ0
信じようと、信じまいと―
1941年秋イギリス首相チャーチルは車に乗ろうとしていつものように運転手がドアを開けたがなぜか彼は
いつもと反対側の座席にすわった。その直後爆弾が車の横で爆発したが座席を変えていたチャーチルは
無事だった。どうして爆弾が落ちることがわかったのか後で妻が聞いたところ「車に乗ろうとしたとき誰かが
止まれとささやいたんだ。だからこっちのシートは危ないと思って反対側に座ったというわけさ」と答えた。
90:本当にあった怖い名無し:2011/02/24(木) 05:59:01.55 ID:t0MWQE490
信じようと、信じまいと―
神社の参道の真ん中は神様の通る道だから歩いてはいけないということはよく知られている
ことだと思うが、それでも頑なに真ん中を歩き続けたらどうなるかは果たしてご存知だろうか。
それを疑問に思った愛知県のとある高校生が、近所の神社で意識しながら参道の真ん中を通り
参拝をした。結局何も起きなかった家の自室に戻ると家具や小物、全てのものが逆さになっていた。
91:本当にあった怖い名無し:2011/02/25(金) 22:36:27.99 ID:fE1yiChE0
信じようと、信じまいと―
1912年12月イングランド南東部クインズゲートに空からかなりの数のコインが降りそそいだ。
現場に居合わせた人の話によるとコインは高い上空から降ってくるのではなく中空から湧き出たよう
だったという。なかには傘を逆さにしてコインを拾う者もいたが残念ながらそのコインは使えなかった。
なぜならイギリスではありふれたその硬貨のレリーフは鏡に映したように左右が逆になっていたのだから。
92:本当にあった怖い名無し:2011/02/25(金) 22:52:54.09 ID:n2xmio7/0
信じようと、信じまいと―
アラン・ポーの作品に「アーサー・ゴードン・ピム」というのがある。海で遭難し漂流した四人の男が
食料となる役をくじ引きで決めるという内容だ。小説では給仕のトム・パーカーという男が当たりくじを
引き、さっさと殺されて食べられてしまう。1884年現実に北海で四人の男が遭難しポーの小説の通り
恐ろしいくじ引きが行われた。そして食べられたのはやはり給仕のトム・パーカーという名の男だった。