どこで聞いたのか忘れたけど、とりあえず聞いた話。あんま恐くないかも。
東京の某私鉄線沿いに美味いと評判のラーメン屋があったそうだ。そこは無愛想な主人が一人で経営していたそうだ。あまり態度の良くない主人でも味が良いせいで客足は耐えなかったらしい。
ある日、その主人が病に倒れた。なかなか病気はよくならず、結局主人は亡くなってしまった。
店は主人の一人息子が受け継ぐことになった。修行はしたものの、父のように上手くいかず、前のように客は来なくなった。
客は「味が落ちた」やら「先代にはかなわん」と言い、客足は遠のいて行った。
だが、ある日突然、味が元に戻ったのだ。客はまた増え、前のように満員になる日が続いた。
だが、それと同時に変な話が流れた。
33 名前:31 投稿日:02/10/07 02:04
主人の死に際を息子、そして彼のかつての弟子達が看取っている中、主人は言ったそうだ。
「俺が死んだら、俺の骨でダシをとっておけ」
すいません…文章力0です…。
258 名前:名無しさんのうしろにあなたが・・・ 投稿日:02/10/13 01:57
つまらんかったら申し訳ないが、今思い出した話。
ずっとマンション暮らしだったある一家が、空き家だった一軒家に引っ越した。
その家の2階の廊下の突き当たりにドアに鍵がかかり、ガムテープがベタベタ貼られている部屋があったそうだ。
一家は不気味に思ったが鍵もないし、別に部屋は他に必要としていなかったので無理には開けようとせず、そのままにしていたらしい。
引っ越して一週間ほど経ったある日、そこの長女が体調不良を訴え始めた。
次の日には妻が、そして数日経った頃には夫が体調不良になった。
「頭が痛い」とか「吐き気がする」などの症状は3人が全員同じで、病院からは「ハウスダストなどのアレルギーだ」と言われ、結局1ヶ月ほどでその一軒家を手放してしまったらしい。
一家はマンションだが、前よりも大分快適な住まいに引越しした。
もちろん、今回の住まいは頭痛も吐き気もしない。
数ヶ月経った頃、例の家に引っ越してきたという家族達から連絡が入った。
「2階の廊下の突き当たりの、ガムテープと鍵のかかったドアの部屋を子供部屋にしようと、
無理矢理こじ開けてみたんですが、金色の髪の毛が産卵し、目のくり抜かれたフランス人形が数体落ちているんですが…
一体何があったのか知りたくて連絡してみたんです」
と。
一家はとんでもない家に住んでいたらしい。そして、彼らの前に住んでいた住人は行方不明で、全く連絡がつかないそうだ。
小学校時代(70年代w)、隣のクラスであった話。
小学校3年の夏休みが終わって、2学期の初日。
担任の先生がそのクラスに女の子の転校生が来たことを知らせた。
ただし転校生は入院していて、まだ学校に来られないという。
ホームルームで「新しいお友だちに手紙を書いて励まそう」
ということになり、みんな思い思いの手紙を書いた。
でも顔を見たこともない相手だから、どの手紙も
「早くよくなってね」「早く一緒に遊ぼう」
といった型通りの平凡な内容にしかならなかった。
次の週末、手紙とめいめいが持ち寄ったプレゼントを持って、
先生とクラスの数人がお見舞いに行った。
クラスを代表して病気の女の子に手渡したのは、学級委員の女の子。
夏休みにすっかり日焼けして、男子から「黒んぼ」とからかわれるほど
活発な子だった。彼女ははつらつとした大きな声で、
「◯◯さん、早くよくなって一緒に遊ぼうね」と言いながら、
手紙、千羽鶴、オモチャ、人形、マンガ本などを1つ1つ手渡した。
病気の女の子は少しはにかみながら、小さな声で「ありがとう」とだけ言った。
2学期の終わり頃、その子が病院で死んだ。
翌週、病院から学校に手紙とプレゼントが送り返されてきた。
お通夜で先生と両親が相談し、学校で引き取ることにしたという。
届いた段ボール箱を教室で開いたら、底のほうに何か黒い小さなものがある。
1人の子が手にしたとたん、「わぁ」と叫んで放り投げた。
よく見るとそれは病院でプレゼントした、ビニール製の小さな女の子の人形だった。
黒く見えたのは、ボールペンで突き刺したらしい小さな黒い凹みが
全身を埋め尽くしていたからだった。
幼いころの、自分としては洒落にならない話です。
と言ってもはっきりしない記憶なのですが。
確か夕方だったと思うのですが、私は一人で留守番をしていました。
しばらくテレビを見ていたのですが、そのうちすっかり飽きてしまい
なんとなく窓を開けて外を眺めました。
すると、突然アパートの隣室の窓が開いて、女の子が半ば体を乗り出すようにして顔を覗かせました。
私より2、3歳年上らしい、見知らぬその女の子と何か会話をしたような気もするのですが、その内容は憶えていません。
そのうち、女の子は「外で遊ぼう」と言い出しました。
私は「ドアが開かない」と答えました。
すると女の子は「窓から出ればいいのに」と言って、
笑いながらヒラリと手すりを越えて飛び降り、下の草むらにポンと着地しました。
「早くおいでよ」と手を振っているのを見て、私も
「なんだ簡単じゃん」と思って続いて降りようとしました。
その時背後で悲鳴が聞こえ、
次の瞬間私は畳の上に投げ倒されてました。
見上げると鬼のような形相の母がいて、私はおしっこをチビリました。
そこは3階でした。もし窓から飛び降りていたら軽い怪我では済まなかったでしょう。
年が経つにつれて、「あの時母の帰りがもう少し遅かったら」と思ってゾッとするようになりました。
ついでですが、アパートの隣室に子供はいなかったそうです。
私が「だって、さっき隣の窓から飛び降りた子がいたもん! 平気だったもん!」と言い張るので
母が確認しに行ったのです。
隣室の老夫婦は、そんな女の子は全く知らないと言っていたそうです。
お陰で私はウソツキだと叱られ、一週間のおやつ禁止が言い渡されました。(3日目に恩赦が出ましたが)
もしかしたら私の見間違いか、空想の産物なのかもしれません。
でも、幼い子供が窓から転落して死亡したというニュースを見るたびに、あの女の子のことを思い出してしまいます。
幼い子供さんをお持ちのかた、どうか気を付けてください。
「もし窓の外で誰かに誘われてもついていっちゃ駄目よ」と、念のために教えてあげてください。
バカみたいかもしれませんが、でも万一ということがありますから。
こんばんわ。
コケシの話が怖いみたいですね。
あんまり自分の出た地域のことは言いたくないんですけど…
--
私の田舎ではコッケさんといって、
コケシのような呼び方をすると大人にそうとうおこられました。
中学生に上がりたての頃、
半端なエロ本知識で「電動こけし」という単語を知った
クラスの友達が、コケシコケシと連呼してるのを、
指副担に見つかり、バカスカ殴られてました。
大学に入って初めて知ったのですけど、指副担(シフクタン)
なんていう役職はほかの地域にないんですよね。
あ、指副担というのは、生活指導副担という意味で、
別に何の教科を担当してたわけでもないです。
野球部のコーチみたいな感じで、毎日学校には出てくるのですが、
だいたい用務員室で茶飲んで定時前には帰るような感じでした。
学校行事の中で、踊りみたいなものは、指副担の先生が
指揮をとってました。
運動会で、必ず、メイポールの祭りみたいな踊りを、
伝統的にやらされてたのですが、
これは、指副担の先生の独壇場でした。
列が乱れたり、ポールから引いたリボンがたるんだりすると
怒るような。組体操よりぜんぜんこっちが大事でした。
体育教師の数倍ヤな感じでした。
高校に入って、地元の青年会に入ると、コッケさんの
あらましは聞かされるのですが、それもまぁ、
コッケさんという地神さんは伝統だから、
行事は守らないといけない、みたいな感じの話で
要領を得ません。
地域に大きな寺社や宗教施設がないし、
中学高校にもなると、さすがに、
いろいろヘンなうわさが立ってました。
・**中学の裏にある井戸が本尊で、毎年一人生贄にされる
・高校出て町に出るときは井戸に後ろ髪を納めさせられる
噂は噂でしたけど、実際私がいたころは後ろ髪を伸ばした
奴が多かったです。単なるヤンキーだったのかもしれない
ですけど。今は帰らないのでどうかわかりません。
今、同郷の女の子が近くのマンションに住んでて、
そのこの叔父さんが指副担やってたんですけど、
このスレで、コケシの話題が出てたので、
なんか関係ありそうだったので、聞いてみました。
私たちがコッケと読んでいるのは「固芥」と書くらしいです。
明治に入ってすぐのころ、飢饉と水害の土砂崩れで、
村が、外部との交通が遮断されたままひと冬放置された
ことがあったそうです。
十二月二十八日のこと(旧暦かどうか不明)、
知恵の遅れた七歳の子供が、村の地区
(どの地区かは教えてくれませんでした)
の備蓄の穀物を水に戻して食べてしまったそうなのでした。
その子供は村の水番が、妹との間につくった子供で
(本当かどうかはわかりませんが、
水車小屋のような場所があったので
すぐそういう、性的な噂が立てられた)
水番が罪を犯すと翌年は日照りになるという
迷信がまだ残っていました。
水番は責任感が強かったので、
子供を殺して村に詫びようとしたそうです。
実際「子供を殺せ」と書いた無記名の手紙を投げ入れる
ような嫌がらせが、すぐ始まったそうです。
水番に不利に扱われていた家も多かったし、
実際、穀物の管理責任は水番にあるので、
そういうのがおきても仕方ない状況ではあったそうです。
年明けて、一月二十八日の深夜、
いくら何でも水番が自分の息子を殺すのを容認は
できませんので、このことは村全体で考えよう、
と談判していたところだったのですが、
水番の妻が泣きながら世話役の家に走りこんで来て、
亭主が首を括ったので来てくれ、と言うのです。
水番の家に行くと、井戸の上に「井」の字に竹を渡して、
そこから首を吊るすようにして絶命している水番がいました。
あまりの酷さに世話役たちが顔を背けていると、
くだんの息子が、傍らから、世話役の袖を引いて、
「みましたか! みましたか!」
と、目をらんらんと輝かせて尋ねるのだそうです。
この子はもはや正気ではないとはわかっていました。
が、当時の解釈では、
これは、水番の相反する気持ちが、
子の魂は滅ぼしても子の肉体は母のために
生かしておいてやりたい、という願いになり、
親子の魂が入れ替わったのだ、というのが支配的でした。
間引きのために子供を殺したことはありませんでしたが、
このとき、村で初めて、
この子供を「殺そう」という結論が出たのだそうです。
横糸を斜めに織った長い綿布で首を包んで、
布に少しずつ水を吸わせて、誰も手をかけないうちに
殺そうということになりました。
しかしそこは、素人考えですので、
首は絞まってもなかなか絶命しません。
子供は父と同じ顔で「誰じゃ、食ったのは誰じゃ」
と声を上げていました。
恐れおののいた村人は、父が死んだのと同じように、
井戸に竹を渡してそこから子供を吊るしました。
ものすごい形相でにらむので、
まぶたの上から縦に竹串を通しました。
子供は、数日、糞便を垂れ流して暴れたのち、絶命しました。
その明けた年は、飲み水から病気が発生し、
多くの人が命を失いました。
さらに、本当に穀物を食ったのが、この子供ではなく、
世話役の十三になる子供だったことがわかったのだそうです。
このとき、世話役は躊躇なく、
わが子を同じ方法で吊るしたのだそうです。
あくる年の一月二十八日のことだそうです。
「というわけで、一月二十八日はコッケさんの日になったんですよ」
「はー、なるほど。命日なわけな」
うちで飯を食べてもらいながら、彼女(指副担の姪っこ)に、教えてもらいました。
「だから固芥忌(コケキ)っていうのが正しいんですよ。」
594 名前:r-chu ◆rPiM0h0rok 投稿日:02/10/15 23:51
「運動会の行事も、意味わかると、ひどいね」
「…村人全員で子供をシめる儀礼ですからね。本来こういう形でやさしく弔ってあげたのに、という。偽善ですよね」
「うん」
(運動会の踊りは、メイポール Maypole の祭りに似てますので、知らない人は検索してもらうとどういう形なのかわかります。中央のポールが子供です)
「…あとですね、これ、私一人で気づいたんですけど」
彼女は、ペンを取って、チラシの裏に、「芥」の字を書きました。
「おお、28やん。オレも今気づいた」
くさかんむりと、その下の八の字で、二十八と読めます。
「え?」
彼女はきょとんとしていました。
「いやだから、にじゅうとはちで、その命日を表してるんでしょ?」
「…ほんとだぁ」
「え、違うの?」
「いや、そっちが正しいんですよねたぶん」
「何よ、教えてよ」
「いや、いいです」
しばらく押し問答した末、彼女は折れて、文字を書き足しました。
「これね、縦書きなんですよ」
596 名前:r-chu ◆rPiM0h0rok 投稿日:02/10/15 23:53
固
芥
「目をつぶされた子供が、
竹の枠に首から下がってるの、わかるでしょ?」
--
以上
以前遠距離恋愛をしていた。
彼女は関西、俺は東京に住んでいた。
九月の三連休、知人に車を借りて彼女に会いに行くことになった。
会社での仕事を終えて、夜の十一時くらいに東京を出発した。
体は疲れていたが、彼女会いたさに強行した感じだった。
途中のサービスエリアで仮眠をとるつもりだったが、
久々の長距離運転で興奮し、まったく眠たくなかった。
それでも、どこかで休まなければ、翌日の予定が狂ってしまう。
浜名湖のSAなんかいいかもしれない、売店が開いてればうなぎパイでも買うか、
車のスピードを落とし、トラックの後を追走しながらそう考えた。
444 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/14 21:19
サービスエリアでトイレに入り、売店をのぞいたが閉まっていた。
自販でジュースを買い、あたりを少し見て回った。
普通車の駐車区画では、何台かの車が仮眠の為に停車している。
俺は少し離れた場所に車を移動し、寝ることにした。
蒸し暑い夜だった。湖に近いから多少涼しいだろうと思っていたが、
そうでもなかった。
ウィンドウを半分開けて、シートを倒して目を閉じる。
車のエンジン音が遠くなり、うとうとしかけた頃、
コツコツという音で目がさめた。
誰かが窓をノックしていた。
黒いノースリーブのワンピースを着た女性が立っていた。
いきなりの事で驚いたが、眠気はいっぺんで吹き飛んだ。
目の前にいる女性は若く、何か場違いのような妖艶さを全身から醸し出している。
「どうしました?」
どきまぎしながら訊ねた。
「名古屋まで行きたいのですが」
女性はそれだけぽつりと答えた。
名古屋で高速を降りる予定はなかった。時計は二時を回っている。
仮眠をとらなければ、朝には京都で彼女と落ち合うことになっている。
「だめですか」
「これってテレビの番組か何かですか?もしかしてタレントの人?」
女性は潤んだ瞳でこちらをじっと見つめていた。
興奮気味に色々話し掛けるが、憂いのある表情を浮かべて黙っている。
そして、小さく頭を下げると、立ち去ろうとした。
「名古屋までいいですよ」
俺は焦ってそう声をかけた。こんなことめったにあることじゃない。
女性は一瞬微笑んだようにも見えた。
助手席の方に回りこみ、隣に座るのかと思ったが、ドアノブに手を掛けて躊躇した。
(まあ初対面だし、ちょっと警戒してるのかな)
女性が後部座席の真ん中あたりに座るのを確認して、俺はエンジンをかけた。
ライトに映し出された二人組みの男がこちらを伺っていたらしい。
ハンドルを切ろうとして横を確認すると、車のドアを開けっ放しにした若い男が、
上目遣いでこちらを見ている。
(こんなモデルみたいな女が俺を選んだんだ。羨望の眼差しってやつかね)
その時は脳天気にそう考えた。
高速に出てから、その女性はバックミラーごしにこちらをじっと見ていた。
まずヒッチハイクすることになった経緯から聞こうとしたのだが、
列をなす大型トラックの騒音にかき消され、声が届かないようだった。
なかなか話が通じずに、というより、会話にならないまま車は西に向かった。
時々バックミラーに目をやると、女性は少し眉間にしわを寄せ、俺をじっと見つめていた。
「ちょっと気分が悪いので横になります」
「あっ、はい。どうぞ」
車はトンネルに入っていて、かなりの騒音だったのだが、はっきりと聞き取れた。
少し動揺してバックミラー越しに確認すると、女性の姿は見えなくなっていた。
話し掛けることがなくなって、少し落ち着いてきたのだと思う。
自分の今の状況を考える余裕が出てきた。
女性への下心や彼女に対する苦しい言い訳、友人らのうまくやった話などが
頭を駆け回ると、たちまち余裕はなくなった。
トンネルのゆるいカーブで突然側壁が迫った。
慌ててハンドルを戻すと、トラックのホーンが反響する。
ぎりぎりでやり過ごすとメーターは150キロを超えていた。
あやうく事故を起こしかけて、動悸が激しくなっていた。
スピードを落としてトンネルを抜けてから、前後を走る車のライトが消えた。
(疲れている。やっぱり休もう)
「具合どう?」
ほとんど車の流れが途絶え、一呼吸ついたところだった。
「いやあ、さっきはちょっと危なかった。」
返事はない。
すぐに美合PAの道路標識が見えた。
「寝てるのかな?」
見晴らしのいい直線で振り返ると、まっ白いふくらはぎが目に入った。
心もちスカートがめくれている。もう一度確かめようとすると、
突然女性が運転席に手を伸ばした。シートの左肩のあたりを指でつかんだようだ。
「大丈夫?」
そう声をかけると、苦しげにうーんとうめいている。
スピードを上げてPAに向かう。具合はどうか、持病があるのか質問するが、
女性は低い声で唸っているばかりだった。
車を駐車区画に入れ、いったん外に出て助手席の扉を開けた。
すると相手は体を起こし、一瞬こちらを睨みつけた。
「ねえ、どこが痛いの」
不安と混乱で強い口調になった。
「黙っていても分からないよ」
「水を」
女性は怒ったような顔でそれだけ言うと、額に手を当て頭を伏せた。
言われるままに車を離れ、水を求めて休息所へ走った。
ここまでくると、女性に対する好奇心より、不審な感じが勝っていた。
不安は的中した。
エビアンを買って車に戻ると、女性の姿はなかった。
トイレに行ったことも考え、しばらくあたりをうろうろしたが、
ついに女性は見つからなかった。
半ば放心状態で車にいると、彼女から携帯に電話があった。
「今どこらへん?ちょっと嫌な夢を見て目がさめたの」
どんな夢だったか聞くと、唖然とした。
俺が交通事故を起こし、救急車で運ばれるというのだ。
そのうえ、彼女は知らないはずの車種と車の色まで言い当てた。
「救急車に乗ろうとすると、知らない女がそこにいるの」
膝がガクガクと笑い出し、言葉を失った。
「あなたも連れて行くわよ」と女に話し掛けられ、彼女は目がさめたらしい。
その後、京都で無事に彼女と会うことができた。
ただ、一つだけ不思議なことがあった。
彼女にもらった室生寺の根付のお守りがなくなっていた。
紐の部分を残して、木彫りの花の根付だけがなかった。
部屋のカギといっしょにつけていたもので、東京を出るまでは確かにあった。
彼女にドライブでの経緯は話せなかったが、感謝の気持ちでいっぱいだった。
………あと反省の気持ちも。
後日談はあるが、洒落にならないのでやめておく。
あまり気は進まないが、後日談を書こうか。
その時は漠然と、何か悪意のあるものに魅入られたと感じていた。
思い当たる節はあった。最初浜名湖のSAで女に話し掛けていた時、
周囲は引いた視線で俺を見ていたんじゃなかったか。
女は俺にだけ見えていた存在だったんじゃないかと。
結局俺は助かった。それは彼女のお守りのおかげかもしれない。
とにかく、明後日は東京に戻らなけりゃならない。一人で、
あの女を乗せたこの車に乗って。
俺は彼女に室生寺のことを聞いてみた。今はよく思い出せないが、
尼寺もあるとのことだった。
京都を散策しながら、俺はある尼寺でお守りを買った。
それを車のダッシュボードの奥にしまいこみ、厄除けになることを
祈った。
無事に東京に戻ると、知人に車を返しに行った。
何となく、お守りはそのままにした。当然縁起でもない話はせずに、
すべては俺一人の胸にしまった。
それから二ヶ月ほど過ぎた頃。
俺の住むアパートの郵便受けに、ぼろぼろになったお守りが放ってあった。
悪い予感がして、すぐ知人に連絡した。
彼は仕事が忙しいらしく、お守りの話は切り出せなかった。
それでも、最近は私用で車を乗っていないこと、遠出する予定もないことを
聞き出せた。
一安心して暮れを迎えたある日、彼と共通の友人から電話があった。
彼が交通事故で亡くなったと言う。
家族にちょっと出掛けると話したまま、数百キロ離れた場所で事故を起こした。
彼になにがあったかは分からない。
ただ、あの女は今も、深夜の高速道路を彷徨っているような気がする。
441 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/14 17:20
婆さんが座敷童子に会った、ってネタを書こうと思ったが、
どうも上手く行かない。
実話だと思われる話の方が、案外怖くないモンじゃないかなぁ。
祖母は座敷童子には陰が無かったという。
覗き込んできたその顔は白粉が塗られたように真白く一面ひび割れていて、
眼は真っ黒な穴だったそうだ。
その後祖母の家は没落した。
460 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/14 23:27
>441
こわいよ。
座敷藁氏じゃないんじゃ・・・・。(T△T)
462 名前:441 投稿日:02/10/14 23:49
>>460
座敷童子は家に憑くそうだが、それは家系としての家か、それとも、その家自体なのか、
どっちなのだろう?
当時、没落士族の屋形を買い上げて住んでいたそうだが、何か因縁のある家だったのかも。
その他、この世代の人恒例の、「戦争に行った弟がある日玄関の前に立って……」ってネタも聞いた。
その話を聞いてて気付いたんだけど、何故かその手の話では、みんな南方で死んだ人の話ばかりなんだよね。
中国戦線で死んだ人や、シベリアで抑留されていた人が虫の知らせを告げたり、夢枕に立ったって話は聞いた事がない。
後は「赤い土蔵」って話を聞いた程度、でもこれはオカルトネタじゃなかった。
これは、去年の12月の出来事です。
友人も何名かその後死んでしまいました。
ここから先は危険なので、読まないほうが良いかも知れません。
僕たちは高校の仲間で富士の樹海に肝試しに逝こうかという事になり、5人でバイクに
乗り12時ごろに樹海に到着しました。
かなり寒くて凍えそうでしたが、緊張していたと言うのもあって何とか耐えられそうな感じでした。
友人の相原が、じゃー逝って見ようか?と言い出し、デジタルビデオカメラを持って僕らは暗闇の
森の中に進んでいきました
僕の原チャリから300Mぐらい奥に入ったときに、ガサ、ガサと誰かがこちらに向かってくるような
足音のようなものが聞こえ、僕が何か聞こえない?と言うと
雄一が、つーか、かなり前からさ、俺たちの後ろから足音してんだけど・・・
気のせいだと思ってたけどおまえにも聞こえる?
と言い出し、少し様子を見ることにしました。
相原が、動物来てんじゃねーの?と言い出しましたが足音のするほうを見ても、誰も居ないし、動物
なんて絶対ありえないよな
しかもなんだかくさい。水槽でザリガニが死んで、腐ったような匂いが風に乗って時々におう
と思っていると、後ろ数メートルぐらいの距離でイキナリ”バチ”って鳴ったかと思うと
男の声らしき”ウォォォォ”、”グロゥゥゥゥ”と言うような声が
なんだ???と思いそっちのほうを見てみるとなんか人らしき者が・・・
なんか、人が居るよぉとびびって居るとスゥーと消えた
出たと思うのも束の間、雄一が真っ先に逃げ出し、相原もそれに続きダッシュ
後輩の遠藤、次に僕、後に送れて後輩の飯田もそれに続いてダッシュ
逃げているときに思わず親父のデジカメを落としてしまった。
そんなことはもうどうでもいい、只管逃げる
少し開けたところで皆止まり
相原:一体今のなんだよ?
遠藤:お化けじゃないんですか?
雄一:マジで?俺見て無かったよ。なんだか声が聞こえて相原が走るから
飯田:やばいっすよ。帰りましょうよ。
僕:カメラ落とした・・・だれか、カメラ探すの手伝ってくれない?
雄一:どこらへんで落とした?
僕:逃げようとして直ぐだったから、あの変なのが出た付近だったと思う
相原:てか、やべーだろ?俺はあそこいきたくね
皆:・・・
と言うような会話が5分ぐらい続き、皆も仕方無しに、カメラを探しに戻ることにしました
さっきの、霊らしきものが見えるところまで来ると急に皆の足が遅くなり
僕はカメラ無くすと親父にすげー怒られると思い。何とかカメラだけはと言う感情から一人だけ先に行くことに
皆から50Mほど先に進んだところでカメラを発見、落ちた衝撃で壊れてないか心配しましたが
赤いレコーディングランプも付いたままで問題なさそうでした
少し、安心したけど、”ガサ”と音がし、僕は少し足早に皆のところに戻り
やっぱ、あそこなんか変だよ。まだ、足音するし
でも、バイクに戻るにはその付近を通るしかないよな?
怖すぎる
少し、迂回をしていけないか?と言う話になり、迂回することに
足早に、原チャリの地点まで進んでいると、臭い凄い臭い
直感的にここすげーヤバイかもしれないと感じていると横に視線を感じてそっちのほうを見たとき僕は思わず
”うぁ”っと声を上げてしまいました
何か、大き目の物体が木にぶら下がってる
”うぉぉ!!”と相原も気づいたらしく木にロープらしきもの1本でぶら下がってる物体を見ていました。
相原:あれ、死体だろ?
雄一:ヤベーかなりヤベー
遠藤:両足が無い
僕:さっきのヤツってもしかして、この死体のなんかなんじゃ?
飯田:無言
となんだかんだ会話をしていると
”オ・・・・コ・・~ス~”と言う声が途切れ途切れに人の声と分かるぐらいにハッキリと
ヤベーヤベーと誰かが叫び、また、ダッシュで逃げました。
何とか、無事にバイクの場所にまでたどり着き
相原:今のはかなりヤバイだろ?
遠藤:俺ももう帰りたいっすよ
そのとき飯田が何か見たのかいきなり”ウァ~ウァ~”と言い出し、しゃがみ込んでしまいました
相原が飯田をどうした?おい、どうした?だいじょうぶか?
と、なだめているとそのまま気絶しているようでしかも口から泡吹いている状態
このままにして置けないので、飯田を只管皆で介抱する事にし、10分ぐらいかけて何とか意識を取り戻した
僕はバイクのメット入れの中にしまってあった、ジュースを飯田に飲ませた
皆もただ事じゃないと感じているようで、直ぐに撤収することにしました。
ですが、なんだか飯田の挙動が以前に比べ変な感じになってる
その後の帰道の出来事で飯田が死ぬことになるとは
皆普通にバイクに乗り、問題も無い感じで進みトンネルに差し掛かった時にバガーン、ドチャ
かなりでかい音が、なんだ?トンネル見てもなにもぶつかった形跡も無いし???
皆がトンネルの出口に向かって走っていくのが見え、その尋常じゃないのを見て事故と直ぐに理解しました
飯田のバイクが、トンネル入り口の壁に激突して大破している
かなり、状況は酷く、飯田の顔がグチャグチャに潰れてしまい顔だと認識できない程に
飯田はそれでも、まだ、生きているようで手足をバタバタさせながらもがいている・・もう見てられない
その時、上から何かがドスンと落ちてくる音が
なんだ?と見てみると、何もない
直ぐに、近くの公衆電話まで走り警察に連絡したが、警察と、救急車を待っている間に飯田は動かなくなってしまった
その後、警察で色々と事情を聞かれ親に迎えに来てもらい帰宅した
警察にはさすがに、親に肝試しで樹海にいって死体を発見したなんてばれると凄いことになるので、ツーリングと言うことにした。
こんな事になってしまい。皆気が重かった
次の日親父から呼ばれて説教かと思っていると、そこには昨日撮影したデジカメがあり
親父はそれを見たらしく何か変なものが映ってるといい事情を話すことに
僕も見たくは無かったが、見てビックリした
カメラを落とした時に、僕らの逃げるところが撮影されていて、その後、数秒間経って誰か分からないが、カメラを持つ者が居たらしく
カメラがフワフワと上に移動している
なんだ?????あの時は確か皆逃げるのに必死だったし、カメラを落としたのも知ってるのは僕だけだと思う
しかも、逃げてるのに戻ってカメラ持つ人間なんて絶対居ないはず・・・?
と思っているとかなりかすれた声で”オマエタチコ~ロ~ス”と聞こえ、手をはなされたかのようにカメラが落下していく
そして地面に埋まったのかライトが消えたのか分からないが、画面が真っ暗になったと思うと、ぱっとどこか見知らぬ風景を撮影している
シーンに、うぁ、これは、飯田が事故死したあのトンネルだ
次にノイズが酷くなり池を写しているシーン、ビルのような建物、踏切り、道路、森、火事のようなシーン、最後にどこかの会社の受付み
たいなのを写しているシーンが幾つか流れ暗闇に戻った。それらのシーンには必ず足の無い黒い影が入っている
その後から、僕の部屋でバチ、バツというラップ音や金縛りに悩まされることになった
ビデオを見た日は夜中目がさめるとバチバチバチバチバチバチと言うような電気がスパークしたような音がして
真っ赤な光が部屋中に見える事もあった
飯田のお葬式の時にビデオの内容が変だということを伝え皆で見ることになった
相原、遠藤、が来たが雄一が何時まで待っても来ない家に電話しても出かけたと言われる
多分こっち向かってるんだろうと言うことになり、そのままビデオを見た
かなり、皆ショックを受けたようで、相原はバイクに乗らず押しながら帰った
それ以来雄一は学校にも来なくなったし捜索願も出された
沼で雄一の死体が見つかったのは5日後ぐらい先だった
どうも、ビデオを見るために僕の家にやってきてそのまま5日間行方不明になったと言うことになる
警察の人も色々調べたらしいが、なんでこの時期に池に入ったのか分からなかったようだった上着を脱ぎ捨てそのまま池に入っていたらしい
警察側では受験のストレスにより精神的におかしくなり自殺したと言うことで処理された
その後は学校も卒業し、皆バラバラになったが相原がビルから飛び降り自殺したと知ったのは今年の8月だった。
あのビデオにあった、ビルと全く外観が同じビルで飛び降りた
そして今この文章を書いている僕
残ったのは、遠藤と僕になる
いまだにラップ現象は収まらず、このまま行くと殺されるのかと思うと怖くてどうしようもなくなる
親父はなんだか、この頃変になってしまい。会社も辞めて酒ばかりを飲んで独り言が多くなっている
自殺ういう言葉も言うようになった
これからの僕は一体どうすればいいんだ
ビデオをインターネットで公開します、霊感の強い人が何か助言してくれると良いのですが、僕たちは5人しか居ません、がこれに映っている
足の無いビデオは20シーンを越えています。これを見てどうなっても僕は責任をとることが出来ません。公開していいものかどうか迷います。
友人(拙者と同じく“視え”“感じる”友人)がいるでござる。
彼は『もらいやすく』、少々キツいモノを『もらい』過ぎると
テンパッてしまって、ちょくちょく“心の病院”に入院するので
ござる。
(拙者は防御値がある程度高いため、『もらって』も軽度の
損傷で済むのでござるが…)
ある時、『もらい入院』(w)した友人を拙者はさっそく見舞いに
行ったでござる。(その病院は知人の病院)(彼は“感じる”精神
科医)
閉鎖病棟でござったが、その食堂にて面会。
色々話しこんでいると、「ピチャポチャ…」と水の滴る音が…
(『誰か水でもこぼしたか…?』)
あたりを見まわす拙者。
と、そんな拙者の視界に驚くべき光景が…!?
と、そんな拙者の視界に驚くべき光景が…!?
なんと、すぐそばに座っていた他の患者が、ムシャムシャと
指を食べていたでござる。『ぷっ!』と爪を吐き出す患者。
水の滴る音は、滴る血の音(大量出血)でござった。
(やってきた看護人は、『ふぅ~』とため息ひとつ、処理に
あたっていた)
現在進行形な話でよければ・・・
昨晩、知人の家で二人で飲んでました
テレビは点けっぱなしにしてあったので、話題が尽きると自然と二人で黙ってテレビを眺めてました
で、ローカル局の数分程度のニュース番組を見ていた時、我々は同時に気付いてしまいました
ちょうど、「資料映像:○○町」というテロップで、上空からヘリで住宅街の様子が流れていました・・・
友「あ、○○町ってここじゃん!」
私「おー、もしかしたら映ってるかもなぁ」
友「ちょっと待てよ・・・あの駐車場がこっちの向きで映ってるって事は・・・あった!」
私「おぅ!映ってる映ってる(笑)」
二人して、画面の片隅に半分だけ映っている知人宅をテレビに寄って指差しながら(酔っているのもあって)馬鹿笑いしていました
しかし、映像が途切れる直前、僅かにカメラがぶれ、一瞬だけですが知人宅全体がテレビに映ったのです
友「・・・あれ?」
私「・・・ん?お前も見えた?」
知人の家は典型的な二階建ての一戸建てで、屋根は紺色の瓦が敷き詰められているのですが・・・
友「・・・なんか、赤いのが屋根に乗ってたような・・?」
私「うーん、何かの見間違い・・・には見えなかったような・・・?」
確かに、屋根の上に赤い「何か」が乗ってるのを、なまじテレビに近づいて注視していたために見てしまいました・・・
ちなみに彼の家は、急坂の丘を造成した住宅地の一番上にあるため、
屋根に直接よじ登る以外に確認することが出来ません
しかも、家の形の関係上、庭から梯子をかけないと登れず、家族にも言うに言えない状況が続いています
少なくとも、あの赤い「何か」が今現在は屋根の上にない(いない?)事だけでも確認したいのですが・・・
職場の後輩から聞いた話しです。
彼、前の職場では、毎日一人で残業、残業で帰りがAM1~2時というのも
ザラだったそうです。その日もいつも通りビルの1階のお店を閉めた後も、
事務処理に追われ・・・気づけば夜中の1時過ぎ。
帰る前にはいったん11階にある事務所へ寄って、それからまた1階へ戻り
帰路へつく、という毎日の流れよろしく
彼は書類片手にエレベーターへ向かいました。
ちなみにそこは俗に言う「出る」と噂されていたビルで、特に10階がヤバい
という話しだったそうです。
しかも夜中の12時も過ぎれば、そのビルに残ってるのは彼一人。守衛さん
なんかも裏口のドアがオートロックなのをいいことにもう帰ってしまって
いるんですね。
ただ彼は霊感とは無縁の存在、今までな~んにも怖い目にはあっては
いなかったそうです。
その日までは・・・・
彼はエレベーターに乗り11階へ到着、書類をしまいカギをかけて再び
エレベーターに戻りました。
1Fの利用階数ボタンを押し、「今日も疲れたなぁ」とほっと一息ついたその時!
『・・・チーン・・・・』なんと10階で勝手にエレベーターが止まったそうです。
ドアが開きます。
と、その先には真っ暗なフロア―が広がっているだけでまぁ誰が立っていたと
いう話しではなかったんですが、彼は閉ボタンを押す余裕もなく、恐怖に引き攣った
顔で壁に後ろ手に張り付いたままドアが閉まるまでの数秒間を過ごしたそうです。
その後、エレベーターは無事1階まで下り、彼は逃げるようにして帰ったとのこと。
不思議なのはその例の10階っていうのはテナントもいっさい入っておらず
エレベーターの利用階数ボタンの10Fを押してもランプすら点かないように
なっていたんだそうです。
後輩がそこを辞めるまで、後にも先にもそれが、ただの一回切りの体験だった
そうですが。
711 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/17 20:24
私が小学校の時に流行った、呪いの言葉。
「これを20歳までに覚えてたら氏ぬ」ってやつ。
赤沼赤沼紫色の鏡
地方によって色々違うみたいだけど、
19になっても忘れられなくてマジビビツタでつ。
虹色虹色七色の鏡って思い込んで何とかしのいだけど。
715 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/10/17 21:43
>>711
200歳まで覚えてたらまじで死ぬらしいよ。
ほんとかどうかはかなりあやしいけど。
716 名前: ◆6ZxR30PpxQ 投稿日:02/10/17 22:00
ああ…思い出してしまった。
ってもうオレ**歳だけど。
小学生のときの話。
妹と家の前の道路で遊んでたとき、
大きな自転車に乗って緑の背広を着た男の人が団地のほうから来て
「○○先生の家はこっちかなー」
と道を聞かれた。
郵便局の人かなと思ったけど、近所に住んでるXXXさん
(トランプとか教えてもらってた)がこのへんの配達の
はずだったし、何か服の襟に縁取りがしてあったりして
ヘンな感じだった。
その先生は、妹の担任の若い女の先生で、
家は近所で知ってたはずなので、
「○○先生の家は*丁目です」
とそのときたぶん答えたんだろうと思う。
でも○○先生は産休か何かでで学校を休んでたん
でて、そのことが頭にあったので、関係ないのに
「でもまだ先生は赤ちゃんを産んでます」
とも言った。
すると男の人は、
「そう。じゃあいかんね。君にやろうか」
と、葉書のようなものを、内ポケットから出した。
717 名前: ◆6ZxR30PpxQ 投稿日:02/10/17 22:01
切手を貼るところに、成という字が紫色の○で囲んであって、
まんなかの、宛名書きのところに
「ありがとうございました」
と書いてあった。
なんだろうか、と思って手に取ろうとすると
「お兄ちゃん、紫!」
と妹が叫んで、周りのブロックべいの蔦をつかんだまま
わあわあ泣き出した。
ちょうど団地の反対側から、○○先生の車が来るのが
見えた。オレが道の真ん中に出て、先生の車に手を振ると、
男の人は自転車を押し乗りして、団地の方に帰っていった。
後から聞いた話だけど、○○先生は産休じゃなくて、
今でいう自律神経失調症みたいな感じの病気になっていた
らしい。夏の登校日に、ワイドショーの怪談特集を見た
子供たちから怖い話攻めにあって、糸がぷっつり切れたらしくて、
子供を下校させる前、学年の別のクラスを回って、
「みなさん、紫の鏡なんかありませんから」
みたいなことを言ってまわってたらしい。
それで二学期はお休みだった。
718 名前: ◆6ZxR30PpxQ 投稿日:02/10/17 22:02
○○先生はそのまま学校には戻らなかったけど、
今では回復して、スーパーで娘さんたちと買い物するのを
見かけたりします。
でも去年の1月、成人式の帰り、
酔っ払い運転に巻き込まれて妹が亡くなりました。
最近経験したことを。
俺の住んでる小さなアパートはほとんどが社会人で、
学生なのは俺と俺の真上の部屋の住人のみ。
彼とは学部が違うこともあって大学内での接点はないけど
時々部屋に来て軽く遊んだりすることもある。
で、まぁ、その彼の部屋、なぜかいつも電気がつけっぱなしなのな。
俺がどんなに遅く帰っても、彼の部屋の窓を見ると電気がついてる
ネットで徹夜して、明け方に煙草を買いに出ても窓を見上げると電気がついてる。
そんなある日、彼と俺の部屋でまた話す機会がありまして
「いつも夜遅くまで起きてなくない?」って聞いたわけですよ。
そしたら「んー…」とかなんか言いにくそうな返事をするんで、
「ひょっとして電気つけてないと寝れないとか( ´,_ゝ`)プ」
「うん、出るからね( ´_ゝ`)」
「( ゚д゚)」
俺は幽霊懐疑派なので、怖い以上に興味があって彼の部屋に行き色々聞いてみたんです。
話によるとエアコンの下ら辺に肌の白いブサイコな男が立つとの事。
俺は密教の本片手に、男が出るというあたりに向かって適当に真言を読み、
なんちゃって早九字を切り、塩を撒き、賃貸契約書を引っ張り出して諭し
彼に「いいか、危なくなったら『斬るなら俺を斬れ!俺の命で済むなら安い物っ!!』
と叫ぶんだ。そうすれば光の騎士がお前を助けてくれる。」
と究極の呪文を教えてその日はお開きとなりました。
ええ、お酒をのんでいたこともあって我ながら悪ノリだったと反省しております。
で、それが8月お盆前の事、その後俺はすぐに実家に帰ったんで
何があったのかは知らないんですが、学校が始まって帰ってきてみると
どうも、彼の部屋が空家になってるらしいぞ、と。
原チャもなくなってるし。大家さんに聞けば何があったか分かるんだろうけど
まぁ知らなくてもいいような気がするんで聞いてません。
それ以来、上の部屋はいつ見ても真っ暗な訳で
それを見上げていると怖いような悲しいような気持ちで鳥肌が立ちます。
以上!
よく,「霊柩車を見たら,その日は良い事がある」と言われます.(地域差があるかもしれません)
また,「霊柩車を見たら,親指をかくせ!」と言います.
今回は,その「親指の話」です.
友人が子供の頃,友達と街を歩いていたそうです.そこに霊柩車が通りかかりました.
その時,友人は,「霊柩車を見たら,親指かくせって言うけど,
あんなの迷信だよな!関係ないよ」と,言い,両手の
親指を霊柩車に向かってかざして見せたそうです.
そして,その日の夕方の事です.何と,その友達の母親が,
自宅の風呂場で足を滑らせ,頭を強打.そして,亡くなって
しまったのです.
霊柩車を見たら,「親指をかくす」必要がありそうです.
ワンルームの安マンションで一人暮らし三年目。
ユニットバスなので基本的によっぽどの時でもない限り湯船に湯は張らず、
今日もいつも通りシャワーのみで済ませるつもりでした。
コックを捻って湯を出し始めた時、ふと足元がざわつくので何かと思い視線を
落としたら、何本もの髪の毛が。
放っておいたら排水口詰まりの元になると思い、とりあえずその髪を取ろうと
シャワーを一旦止めしゃがみ揺れている髪の毛を引っ張りました。
夢じゃないんです、絶対。
最近疲れてるからもしかすると幻だったのかもしれませんが、それにしては
私の意識はあまりにもはっきりし過ぎてるし感触もリアル過ぎます。
髪の毛が流れかけて揺れる排水口、その中に確かに目玉があったんです。
そしてその目と、私の目は正面から視線がぶつかったんです。
はっきり覚えてます、白目の部分は血走っててギラギラしてて、あれは確実に
人間の目玉です。排水口の中に、目玉がいたんです。
驚きと恐怖で声も出ず、ただ慌てて浴室を飛び出しました。
多分信じてもらえないと思うのですが、正直今すぐにでも引っ越したい…
目玉の確認は出来ていません。お風呂にも入れていません。誰か助けて…
ある小学校の図工の時間。
Sくんは真剣になって版画の仕上げに取り掛かっていた。
いつもSくんをいじめていたRくんは、
Sくんを脅かそうと、2本の彫刻刀を両手に持ち、
真剣に作業をするSくんの後ろに忍び寄った。
(頭の上からいきなり2本の彫刻刀を落として、
Sの版画に突き立ててやろう)
いきなり頭のうえから2本の彫刻刀が落ちてきて、
作りかけの版画に突き刺さる。
Rくんは、驚くSくんの姿を思い浮かべてほくそえんだ。
(あいつ泣くかもしれねぇな。まじでおもしろそうだ)
Rくんは2本の彫刻刀を両手に持ち、
静かにSくんの頭の上へともっていった。
Sくんはまだきづいていない。
・・・と、そのときだった。
Sくんは何かの気配に気づき、
よりによって真上に顔を向けたのだ。
グサ!!
「ぎゃーーーーーーー!!!」
Sくんの悲鳴が教室中に響きわたった。
その後、血の海と化した教室は大騒ぎになり、
Sくんは救急車で運ばれていった。
Sくんが入院してから2週間が経過した。
ガラガラッ!
突然、授業中の教室のドアが開いた。
Sくんだった。
Sくんは絵に描いたような笑顔でそこにたっている。
漫画のような笑顔だ。
そうちょうどこんな具合に・・・。
(⌒_⌒)
RくんがSくんの目に突き刺してしまった彫刻刀は、
2本とも丸刀だったという・・・。
この恐ろしい話を読んで眠れなくなってしまったかた・・・
申し訳ありません。
新聞配達のバイトをしていたときの話。
朝早く、道で出会う人や、家の前にいる人には挨拶をするようにはしていました。
しんどい思いして早起きしても人と挨拶を交わすのは気持ちの良いものです。
ある日、私はいつものようにせっせと新聞配達をしていましたが、
ある家で新聞受けに新聞を入れるとき、その家の窓が少し開いていて
中に住んでいる人の姿が見えたので「おはようございます」と挨拶しましたが、
返事はありませんでした。私は特に気にも留めず、小走りに通り過ぎました。
次の日、その家の新聞受けには前日の新聞が入ったままでした。
昨日は住人が居たようだったので不思議に思いましたが、
また少し窓が開いていて、中にいる人がこちらを見て立っているのが見えたので、
一応挨拶しましたが、返事はありませんでした。
借金取りにでも追われて、隠れているんだろうか?とか思いながらも、
あまり気にせずに走り去りました。
そのまた次の日も新聞は溜まったままでしたが、また窓の隙間から
住人がぼーっとこちらを見て立っていたので、少し気味が悪かったので、
さっさと通り過ぎました。
その日の夕方偶然そこを通りかかったら、パトカーが止まっていました。
やはり何か事件でもあったんだと思いながらも、その場で誰かに何があったのか
尋ねるわけにもいかず家へ帰りました。
数日後、噂を聞いてぞっとしました。
「あそこの家の人、自殺してたんだって、首吊って・・・」
って。
五歳くらいの出来事だったと思います。
確か季節は三月頃でした。私の家には、客間として使われている日本間があって、
お雛様の壇や、ロッキングチェアや子供の背丈くらいの黒い壷など、その頃の私
には、ドキドキするものが沢山ありました。親に部屋を汚してはいけないから入
るなと言われても、よく、弟とこっそり入って遊んでいました。
その日は、靴下を履いて、畳の上を、勢いをつけてすべる遊びを弟としていました。
何日か前に、家族でスケートに行ってから、その遊びが兄弟の中で流行っていたん
ですね。
思いっきりすべった時、勢いをつけすぎたのかバランスを崩して、私は転び、背中
を畳に打ち付けました。その時、床に転がった私の目と鼻の先に、赤いものがあり
ました。
日本間の隅に置かれた大きな黒い壷と壁の間の、少しの隙間にあったそれは、挽き
肉のかたまりのようでした。ひっそりと、畳の上に落ちていました。
私の手より少し大きくて、赤黒く、ぬるぬるとしているように見えます。細いみみ
ずが百匹くらい集まって、丸まっているような姿です。何か、暖かい動物の臭いが
しました。
子供だったからでしょうか、怖いとは思わず、私は触ってみようと手を伸ばしまし
た。それは、どうやって動いたのか、今でもいくら思い出すたび考えてもわからな
いのですが、ずず、ずるっ、としか言いようがない動き方をしました。壷の裏側、
私の死角にあっと言う間に消えてしまいました。
ほんの一、二秒の出来事でした。
転んだ私を見て「大丈夫?」と弟が言っている間でした。
弟に「へんなものがいた!」と言ったのですが、彼は見ていませんでした。
この話には後日談があります。
何日か後、部屋のひな壇を、ひなまつりが終わったので、祖母と母と私で片付けた
時です。
一番左側の三人官女を箱に入れようとした時、首が取れて落ちました。
私の家のおひな様は、首がコルク栓のように出来ているので、珍しいことでは無か
いのですが、その三人官女の首がとれた所から、暗い、からっぽな胴体の中を覗こ
うとした時、生臭い匂いが鼻を刺しました。
胴体の空洞から出てくるその臭いは、先日見た、赤黒いものとよく似ていました。
祖母に「これ変な臭いがする。」と言うと、「カビが生えたかね」と言って笑って
普通に箱にしまうだけでした。
祖母は厳しい人だったので、入るなと言われていた部屋で遊んでいたことを言った
ら怒られると思うと、私が見たものの話は出来ませんでした。
雑談が続いているみたいなんで、このスキに書き込んでみます。
あんまり恐くないけど、一応体験談で個人的には洒落になんなかった話。
よく学校の怪談ってのがあるでしょ。うちの学校にもあったんです。
といっても構内ではなく、学校の近くにあったテニスコートなんですが。
うちの学校は校庭が狭くて十分な練習ができないので、テニスクラブは近くのコートを借りて練習していました。
そこのクラブハウスに若い女性の幽霊が出るという話が代々先輩から言い伝えられていした。
突然後ろから声を掛けられて、振り返ったら誰もいなかったとか、
トイレの鏡に恨めしそうな顔をした女の子の顔が映っていたとか、
まあよくあるタイプの話なので、私は最初はバカにして笑っていたんですが
一度だけその声を聞いてしまいました。
練習が終わって引き上げようとした時に突然背後で誰かが「痛いの!」と叫んだのですが
振り返ったらそこにはガランとしたロビーがあるだけで誰も居なかったんです。
(続きます)
すごくゾッとして、そのその場に居た友達にすがりついて今起きたことを説明しようとしたのですが
その友達や先輩に恐い顔で「何も言わないで!」と止められました。
その顔を見て、他の人も同じ声を聞いたのだと分かりました。
その後、妙にはしゃいだように、まるでお互い「何も無かったよね」って確認しあうようなハイテンションで
帰路につきました。今思い出すと妙なんですけど、本当に恐い時ってそんなふうになるもんなんですね。
私が卒業してから何年か経って、同窓会で先生から聞いた話なのですが、
そのクラブハウスが改修工事されることになりました。
ところが、入り口のコンクリート部分、タタキって言うんでしたっけ? それを剥がした時に
下から人骨が発見されたそうです。
体を丸めるようにして、横向きに埋めてあったそうで、
体を縛っていたと思われるロープの欠片らしきものも残っていたのだとか。
明らかに工事関係者が疑わしいわけですが、なにしろその建物が建てられたの30年以上前で
容疑者を見つけるのも難しいだろうし、そもそも時効が成立しているんじゃないか、みたいな話でした。
この話を聞いて、その殺された人は毎日体を沢山の人に踏みつけられていたのか
それじゃあ「痛い」って訴えたくもなるよねぇ、なんて
恐いような可哀想な複雑な気持ちになりました。
姉と一緒に遠くの友達のおうちに泊まりに行きました。
その日に見た夢です。
友達の部屋で寝ていると誰かがドアをノックします。
開けると、友達の友達らしい人が「●●いる?」と英語で言います。
「おらんから、また後で来て」と
私は英語が話せない筈なのに英語で言います。
はっ!とその時目が覚めました。夢か。
すると誰かがドアをノックします。
また違う友達が「●●いる?」と英語でいいます。
「おらんから、また後で来て」と
私は英語が話せない筈なのに英語で言います。
はっ!とその時目が覚めました。夢か。
・・・・
同じことが数回繰り返され、
私は夢の中で目が覚めても本当に夢から覚められないことに気がつきました。
やばい!私は夢から逃げられない!と焦ってきました。
つづく
つづき
すると目覚ましが鳴って目が覚めました。
少し安心しました。
するとまた、誰かがドアをノックします。
まさか夢!?まだ私は夢から出られてないのか!?
また同じことの繰り返しで、目が覚めました。
今は現実なのか、夢なのか・・・。
私は自分を殴りました。漫画のように痛くありませんでした。(まじで)
まだ夢だったんです。
私はこれは本当に帰れないかもしれないと思いました。
また誰かがノックします。
今度は「おらんけど、家の中で待っとって。」と話せない筈の英語で言います。
さっきまではと違う話の流れにしたら
夢から覚めるかもしれないと思ったんです。
友達の友達は「なら外に遊びに行こう。」と英語で誘います。
私は誘いに応じて外に出ました。
道を歩きながら、「私は夢から出られないんだけどどうしたらええ?」と尋ねました。
「人に起こしてもらうだけでいいのさ。君の意思では夢から出られないよ。」
・・・
姉が私をゆすります。「起きろ。ボケ。」
本当に目が覚めました。暫くボーっとしていて、
姉に何度も尋ねました。「ここは夢か?現実か?」
姉が起こしてくれたから夢から覚めたみたいです。
でもその日半日は現実なのか疑っていました。
幽霊はみたことありませんが、自分が体験した一番怖かったことです。
今から20年弱前のある朝、突然、小学校の通学路だった道に茶色の(包帯のかけらのような)
べたべたした破片が張り付いていました。(1m四方くらいだったと思います)
男子児童たちは騒ぎながらお互いその部分に突き飛ばしあって遊んでいました。
何かの糞かなにかのような扱いでした。
そのあと数日中にわかったことなのですが、
それは、近所の人がその場所で灯油をかぶって焼身自殺をした跡だったそうです。
実際、そばの交通標識の柱には黒い手形が残っていました。
(その交通標識は交換されず、卒業まで手形も残ったままでした。)
とりあえず歩道での焼身自殺はやめてほしいです。
大成建設の人が東南アジアに赴任した時の話。
ダムを作る時に邪魔になる大木を切り払ったら、妙な事が起こるようになった。
夜ベッドで寝ていると急に天井が近くなる、部屋の中がざわめく感じがする、電気が勝手に点く。
その時点で現地の交渉人から、切り払った大木が一種の墓地だったと聞かされてたんだけど、あまり気にしてなかったそうだ。
ある日、寝苦しくて真夜中に起き出してミネラルウォーターを飲んだんだと。
気付くと、子供の顔がカップの中から自分を見つめていた。
そこに至っても疲れのせいだと思ってたんだが、
消したTVの画面に白い影が何時も写る様になって、流石に気持ち悪くなって、
現地の坊さんに頼んで供養してもらったそうな。
心霊写真。
小学生の頃、友達が持ってきた「心霊写真」を見せてもらいました。
電気を消した真っ暗な和室が写るその一枚。
見た感じ、幽霊らしきモノは見当たりませんでした。
私は「コレのどこが心霊写真なの?」と聞きました。
「よく見てよ」友達が気味悪そうに言い捨てました。
目をこらして、よく見ました。
すると、赤い糸切れのようなもの(3~5mm程度の細い線)が、
写真上にいっぱい写っているのが見えました。
垂直に、何もない空間から垂れ下がるように・・・
その時、
「うわっ!!」
同時に私は叫びました。
赤いたくさんの糸は血。
口から流れる血。
人間の顔が写真に一面に写っている!
口から血を流しながら、あっちにもこっちにも!
いっぱいいっぱいいっぱいいっぱい!
「これ、お父さんとお母さんの部屋」
友達が表情のない声でそう言ったのを、今でも覚えています。
子供のとき神社でどんぐり拾って遊んでいたら
「あかいみあおいみきいろのめ ついてたたいてもちにすな」
とかなんとか聞いたこともないような変な歌が聞こえてきたんです。
子供の声だったんで、私もあたり見まわしたら、
スーツ姿のおじさんが背中向けて立ってたんです。
変だなって思っていると、
そのおじさんがぴょんこぴょんこ飛び跳ねて藪の中に入っていっちゃったんです。
藪に入ってすぐおじさんは顔だけこちらに突き出したんですが、
おじさんは白い狐のお面をつけていました。
でも目だけやたらとリアルでまるで本物みたいでした。
そしてまたすぐに藪の中に入っていってしまいました。
怖いというか不思議というか、今でも記憶に残っています。
私が体験した本当の話。
中学2年生の夏休み、いつもは両親とそろって帰郷していたがその年はどちらも仕事とパートの
関係でどうしても私と一緒には行けず、はじめて一人で帰郷することになった。
田舎について最初の夜、田舎の生活習慣が暗黙のうちに”11時を過ぎたら皆とりあえず部屋に戻る”
となっていたので、テレビの置いてある部屋の電気が消されてしまい、仕方なく俺のために用意された
部屋に戻った。
いつもなら両親と3人で来ているため3人分の布団が敷いてあるはずだが、1人分の布団しかしかれていない。
家でも自分の部屋をもらい、一人で寝るのは慣れているはずだが記憶の中にある風景とは違っていたからか、なんとなく心細い気がした。
中学生の夏休み、部活にも入ってなかった私は当然、規則正しい生活なんてしていなかったため、夜11時
に眠れるはずもなく、かけていた眼鏡を枕もとにおいてなんとなく天井を眺めていた。
そのとき・・・・
そのとき、視界の隅のほうでなんとなく”動いている物”が在るのに気がついた。その動いている物の
方を見てみると天井の四隅の一角、つまり部屋の角の所になにやら渦巻きのようなものが見えた。
しばらく目を細めてそれを見ながら、目線を外さずに手探りで枕もとの眼鏡を取った。眼鏡をかけると
月明かりで部屋が明るいことのあってより鮮明にその渦を見ることができた。
それは渦というよりもブラックホールに近い感じで、黒いもやが中心に向かって渦を巻きながら吸い込まれている。
私は数分間その渦を見てからおもむろにその渦に近づいた。おそらくこの世のものではない、不思議
な現象であることはわかっていたが、具体的に女の幽霊や自分の体が動かなくなったりするわけでは
なかったのでそれほど恐怖は無く、まさに珍しいものを見ている感覚だった。
そしてその渦の目の前まで歩いていき・・・・
そしてその渦の前まで歩いていき手を伸ばせば届く距離まで近づいた。渦の直径は約30センチぐらい
だった田舎の家自体は大変古いもので天井の位置は近代家屋に比べ低く、また私の身長も170センチ
ちょっとあり背は高いほうだったのでその渦に手を伸ばした。
手の感触としては冷たくも暖かくも無く風も感じない、手をもっていき渦の目の前まできたときは
さすがに恐怖を感じたがおもいきってその渦に自分の手を入れてみた。
不思議だった、というよりも明らかにおかしかった。本来そこは部屋の角、手を伸ばせばそこは天井か
壁であるはずなのにそこには空間が広がっていて手手首が渦の中にすっぽり入ってしまった。
そこで私の恐怖心は完全に麻痺してしまい、好奇心が完全に勝ってしまった。次に私はあろうことか
小さな木製の一人用の机をもってきて、踏み台にしてさらに手を奥へと入れた・・・・
すると今度は肘のあたりまで手を入れることができた、中で軽く手を振ることもできる。黒い雲と
壁の雲側の境界線近くでは壁の感覚があり、それ以上渦の中心から外側へは行くことができない。
しかし奥行きはおいそれと測ることはできないぐら広い、まるで口が直径30センチの壷に手を
入れているみたいだった。「これはいったい何やろうなーー」と思いながら手を引き抜いた。
いや、正確にはひきぬこうとした。
中に手を入れている間はまったく手にあたる間隔は無かったが手首の所まで引き抜いてみると自分の
手に真っ白な女の人の手が捕まっているのが見えた。
私は「うわっ」とつぶやいて手を最後まで引き抜こうとした、しかし手の甲の部分まで外に出た
ところでそれ以上引き出せない。特に私の手を掴んでいる真っ白な手に掴まれている間隔は無いがどう
しても手の甲の部分からは外に引き出せない。まるで自分の右手だけが金縛りにあってるみたいだった。
私はだんだんあせってきて「どうしよう、どうしよう、どうしよう」と考えていると、ふと渦のほうを
見ると自分の手の甲の半分ぐらいが渦の中に入っている。「あれっ?」注意してよく見ると私の腕がゆっくりと
しかし人ではどうしようもできない大きな力で引きずり込まれていく。
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
私は壁に足をついて足で踏ん張るような格好で力いっぱい引き抜こうとした、しかしまったく抜ける様子は無く
徐々に手が引きずり込まれていく・・・・・
私はついに泣き叫びながら
たすけてーーーーー
と広い家中全部に聞こえるぐらいにわめき散らした。すると1分もしないうちに家中のいとこ、叔父夫婦
祖母がいっせいに部屋のふすまを開けた。
が、部屋の異様な光景に誰も何も言わないまま呆然と、俺と渦から出ている白い手との格闘を少し離れた
ところで立っていた。
少しして急に気がついたように2つ年上の従姉が「電気!電気!」と叫びながら部屋に入ってきて
部屋の真ん中の電灯の紐を引っ張っり電気をつけた。
すると・・・・
すると電気をつけた瞬間その電灯が渦をかき消すようにフッと渦が消えてしまった。私の手は渦が
完全に消える前に何事も無かったようにスッと抜けてしまいそのまま勢いよく畳に落ちた。
それから、その日はすっかりテンパッてしまい一晩中恐怖心とあの白い手が頭から離れずに真夏の
夜というのに震えていた。次の日、叔父に「とりあえず家に帰ったほうが良いやろ」と言われ私は叔父の
車で送ってもらい家に帰った。
後日、従姉に聞いた話では祖母が何やら怪しい霊媒師を呼んで霊視してもらったらしいが、どうやら
そこは霊の通り道というらしくて、お盆が近くなったからとか何とか言ってたらしい。叔父が半信半疑
ながらもとりあえずその穴を塞いで欲しいと頼んだら「霊の通り道は塞ぐことなんてできません。」
と断られたらしい。結局それだけで決して安くない料金をもらい挙句昼飯まで食ってその霊媒師は帰った。
その部屋には今でもTVやあまり使わない洋服が置かれているが、時々TVが勝手についたり
消えたりしたり、一人でTVを見ていると背中に気配を感じることがあるらしい。(私はその一軒以来、
こわくてその部屋にあまり入らない。)
426 名前:中山くんに君 投稿日:02/10/14 05:20
私はこの体験を一生忘れることはできないでしょう。
あの「渦」と「真っ白な手」、そして何よりも渦が消える瞬間に聞いたあの
くそぉ
という女の声を。
【閲覧注意】呪われそうなほど怖い音楽【動画】
私の名前がDQN過ぎて死にたい(´・ω・)
【閲覧注意】一人暮らしでゾッとした事
なんで保存したんだwwwwwwwwって画像
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コメント一覧
Aの周りでは不可解なことが起きていました。
Aがその家にいないのもかかわらず、Aの母が言うには彼がやってきて蹴飛ばして物を壊したというのです。
また他の日にも、Aの父が言うには、Aがやってきて物を投げて壊したというのです。
またAは言った覚えもないような言動、言うはずもないような言動について、責任を取らされそうになりました。
勿論そのような記憶はAには無いし、その様なことを行う動機などもありません。
Aはそのうち、自身が記憶障害なのかと思い込むようになりました。
そして、Aは自信を治療すべく、病院へ行きました。
何回か、医者とのコンタクトを取った後、医者が言いました。
「君は正常だよ」
上記、なぜおかしいのか分からない人は、
自分のミスを、自分可愛さのために他人になすりつけるクソにも劣る獣がいるということを思い出していただければ、分かりやすいですよ。
自分も、すごく疲れててやなことがあるとき左耳だけ聞こえなくなるよ
被害者の児童は司馬仲達ばりに首が真後ろ向くんですかね