2:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 13:15:42.97 ID:bfTSLXwlO
明晰夢
このスレのPart1にあったような夢の話ですが、
おれも同じようなことができる一人です。まあつまりは明晰夢を
見ることができるということですね。
寝ていて夢を見ないということはほとんどなく、そのうち三回に
一回ぐらいは確実に夢の中でこれが夢だと気づくことができます。
慣れて来るとある程度コントロールできるようになり、
誰でも思い描くような空を自由に飛んだり、意識した場所に
無条件にテレポートすることができるようになってきました。
おれの場合は子供の頃から夢の内容をほとんど記憶していて
一時期は夢日記のようなものまでつけていたことがあります。
どうしてそんなことをするのかというと、いわゆる既見感(デジャブ)
が起こったときにそれを記録していると、その内容を改めて
見かえしてみると単純に楽しいからです。
そしてそれと同時に、「やはり運命というものはあるんだな」と
実感していました。過去に見た夢が数ヶ月、もしくは何年か経って
実現するのだとしたら、それは変えられないことに思えるからです。
4:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 13:40:09.97 ID:/d+a/FfR0
しかし、やはり不安なこともあります。明晰夢じゃない状態、つまり
普通に夢を現実だと思っている状態で自分自身が死ぬ、という夢を
見たときです。もし、これが同じ状況で既視感が起こったとしたら
それはもう変えられないからです。とても恐ろしく思えます。
そして前置きが長すぎましたが、今回はその明晰夢の中での話です。
今まで見た中であの出来事が一番不思議でした。それをお話します。
いつものように眠りにつき、そして夢の中に入っていきました。
その日は夢の始まりが唐突にビルのエレベーターの中のような場所
だったので、なんなくこれが夢だと気づけました。
(現実的で尚且つ自然な始まり方だと気づかないときが多いです)
エレベーターは動いたままでした。どうやら下に向かっているようです。
回数のボタンをみると14階まであり、B2のボタンが点滅していました。
どうやら地下2Fに向かっているようです。
「チン」という音ともに多少の振動があり、そしてエレベーターが停止しました。
5:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 13:42:36.55 ID:LqRvrasSO
名前: ◆nWGcrqn3AM 投稿日:02/10/23 16:07
ドアが開くとそこは普通の地下駐車場。少し薄暗く、でもどこにでも
あるような普通の駐車場でした。車もちらほらと止まっています。
明晰夢の状態なのでさっさと外に出て、好き勝手にやろうかとも
思いましたが、今回はその夢にもう少し便乗しようと思いました。
ただの気まぐれです。そして、そこに止まっている車を適当に選び
ドアを開けて(当然どの車もドアは開く)キーを回してエンジンを
かけました。そして普通に外に出てみました。
しかし自分がイメージがそうさせているのか、外に出ても明るさからも
まだ昼間だというのに道路に一台も車が走っていません。
人も歩いていませんでした。普段見る場合は大抵現実と同じように
人が行き来し、ゴミゴミとした街中が出てくるので、なんだか貸し切りの
ような良い気分でした。辺りは高いビル郡が建ち並ぶ都心の
オフィス街のような雰囲気。そのまま車を適当な方向に走らせ
のんびりとドライブを楽しんでしました。
6:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 13:44:30.06 ID:3VZFc3xUO
そのまま車を走らせていると突然バス停のような場所に一人の女性が
立っていました。そして手を上げています。
今まで全く人が登場しなかったので、退屈ということもあり
これはいい機会とばかりにその女性の前に車を止めました。
すると当たり前のように普通に車に乗り込んできます。
その女性は綺麗めな顔立ち、髪がセミロングくらいでベージュ色の
スーツを着たほっそりとした印象の女性でした。
なんだか嬉しくなり。車を走らせて、声をかけてみました。
とりあえず第一声は「こんにちは。」と。
すると笑顔で「こんにちは。乗せてくれてどうもありがとう」と
答えてくれました。そしておれは続けて、
「えーと・・お名前は?」と少し照れくさそうに聞いてみました。
すると「わたしは○○っていいます。あなたは?」と
聞き返してきました。「おれはA。よろしく」とすぐに返答しました。
その後も車を走らせながら(どこに向かっているかはわからないが)
ありきたりな会話をしました。そして、ふと我に返り、一ついじわるな
質問をしてみることにしました。
11:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 13:53:32.49 ID:jI85M24ZO
A「えーとさ、ちょっと聞きたいんだけど…」
女性「え?なに?」
A「これってさ。あ、いやこれって言うのは今のこの状況」
女性「うん」
A「これがさ、夢だってもしかして気づいてる?」
女性「え!!」
A「どうしたの?」
女性「あなたもなの?私はてっきりAさんは私の夢に登場する単なる
登場人物だと思っていたのよ。ほんとに驚いたわ…」
A「え・・君もそうだったのか。驚いたよ…おれもそう思ってたから(笑」
女性「まさか、同じような人に会えるとは思わなかった。こんなことは
初めてだし」
A「おれも初めてだよ。ほんとまさかだね」
女性「・・ということはつまり、わたしとAさんの意識が繋がってるって
ことになるのかしら??」
A「多分そういうことだろうね。つまり現実でも会おうと思えば会えるって
ことになる」
女性「あははは。そうよね。おもしろそうだし、会ってみる?なにから教えたら
いいからしら。やっぱまずは電話番号かな?」
A「メモる物がないからちょっと不安だけど・・(笑 まあそうだね」
女性「私の電話番号は○○○よ。暗記してね(笑」
A「…うん。暗記した。たぶん大丈夫(笑」
14:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 13:59:43.66 ID:Pu/KQdW/0
A「それじゃ夢から醒めたら絶対するよ」
女性「うん、絶対ね」
とこんな感じで話をしました。この後からは残念ながらよく憶えていません。
しかし夢の中で電話番号を聞けるなんて思ってもいなかたったし、
そしてそれを正確に暗記していたが今考えてもすごいです。
それから夢から醒めて、すぐ直後にその番号を紙にメモしました。
そしてすぐにかけてしまいました。
15:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 14:11:15.24 ID:iKbYh7ba0
トゥルルルルル…とコールが2回も鳴らないうちに・・
女の人の声「はい、もしもし??」と焦ったような感じの
女性の声がしました。
A「あの・・○○○さん??・・ですか?」
女性「え!!・・やっぱり。Aさんだよね?」
A「あ!!!!そうそう!Aです。A!」
女性「キャーーーーやっぱりぃ!!ほんとにほんとだったんだ!あの夢」
A「おーーー!すごいな。これ。ほんとに・・」
女性「ほんとに?これほんとに?現実だよねえ??」
A「うん、ほんとにほんとだったんだよ。ていうかそんな興奮しないで
少し落ちついて(笑」
女性「車に乗せてくれたAさんだよね?(笑」
A「うんうん、だからそうだって(笑」
16:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 14:24:45.24 ID:FAcprtmy0
そして、その後も話が弾み、やはり当然のように
会ってみようということになりました。
その日は平日だったので、すぐに会いたいという気持ちも
ありましたが、距離も少し離れていたし、なによりその
○○○さんは仕事が忙しいとのことで今度の日曜日にでも、
ということになったのです。
18:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 14:31:39.36 ID:XWfX0vkCO
お待たせしました。つづきです。
そして三日後。その日曜日になりました。
それまでも毎晩電話をしていました。
また同じように夢の中で会ってみようなどと
話していましたが、その三日間はお互い明晰夢を見れず
それは叶いませんでした。
電車に乗って待ち合わせ場所に向かいました。
そこに行くまでの間、あらぬ期待まで抱いていました。
なぜならその頃おれには彼女もいなく、一人寂しい
毎日を送っていたからです。そして・・待ち合わせ場所に
到着。一目でわかりました。そこには紛れもなく○○○さんが
立っていたのです。すぐに声をかけました。
A「○○○さん?」
女性「あ!Aさん?!キャーーーほんとに会えたね!」
A「びっくりしたよ。あのとき見たまんまだったから・・」
女性「そうなの?あ、でもわたしも同じだよ。夢で見たまんま!」
A「え、そうなんだ?自分で出てくる自分自身を見たことないから
もしかしたら違う風に映ってるのかと思ってたよ」
女性「うん。そうだよね。まさかそのままだなんて・・」
その後、とりあえず立ち話もなんなので、とりあえずどこか店に
入ることにしました。
20:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 14:43:29.10 ID:KLk4Qz7n0
お互い夕食もまだだったので、どこかで食事をしようと
いうことになり、○○○さんはその場所に詳しかったので
知っている店があるということで、そこに案内されました。
店に入るとすぐに適当にオーダーし、もちろんその夢の話で
持ちきりでした。
そして・・話が進んでいるうちに少しがっかりしました。
○○○さんは既婚者ですでに子供が二人いるということが
分かったからです。年齢的にもかなり若そうだしとても
そんな風に見えないのに、かなり早婚だったらしく、
子供がすでに3歳と1歳になってるとのことでした。
こんな奇跡的な出会いなのに、こんな形で会うことになったのは
なんだか複雑で、そして残念で溜まりませんでした。
一体世の中にこんな形で出会う人間が何人いるんでしょう?
運命というものを呪いました。
そして話しているうちに既視感・・・帰ったあとに昔書いた夢日記を
見返してみると、その店の雰囲気から何を注文したかも明確に記録して
あり、そして知らない女性と話していると記されてました。
21:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 14:46:26.82 ID:b1lv4ChbO
その女性の人とは今も「友達」です…
たまに電話したり、何回か会ったりしています。
そして、この話はこれで終わりです。
文章をまとめるのが下手でやたらと長文になってしまった
ことをお許しください。
余談ですが、あれから2回だけ夢の中で会うことに成功しました。
お互い意識しているほうが成功率が高いようです。
◆目次に戻る◆
23:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 14:53:13.28 ID:5WCGvP240
いわくつきアパート
後あと聞いた話によると、当時私が住んでいたアパートが建っていたあたりは
”いわく”付きの話が多いそうでした。
どんな”いわく”なのかは、結局教えてもらえなかったのですが…。
2DKで、もたれるとぱらぱら何かが落ちてくる綿壁。
そっと歩いても、ギシギシという畳。
昼でも薄暗いのは、窓向きのせいだと思っていました。
そんな部屋に、引っ越して3ヶ月ほどたったある夜の事でした。
24:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 14:56:51.44 ID:B+Ic9xKVO
私は、2ヶ月以上も風邪をひいていて、ずっと8度から熱がさがらない
状態で、かなり体力も削られていました。
もしかしたら、そんな極限に近い状態の体力が見せた幻だったのかもしれません。
時計を見れなかったので、はっきりした時間は解らなかったのですが、とにかく
深夜の事でした。
木製の玄関を、どん、どん、と叩く音がしました。
その音で、意識はさめたのですが、どうしても目が開かず、それどころか
指すら動かせませんでした。
25:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 14:57:44.99 ID:KLk4Qz7n0
声も出ないまま、ドアを叩く音がだんだんと大きくなるのだけ聞いていました。
「……お………ぞ…」
ノックしている”それ”が何かを言ったのと同時に、玄関の隙間から真っ黒い
人型の陰が、私の寝ている部屋まで一気に飛んできたのを、目を閉じているのに
わかりました。
「お………ぞ…」
”それ”は、また何かを話しながら、今度は私の周りをぐるぐると回り始めました。
27:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 15:05:42.01 ID:ScF7dkrtO
夢を見ているのだと思った私は、早く目をさまさなきゃと思い、唯一動きそうな
足の指に神経を集めていました。
ふいに、右手になにか繊維質のモノが障った感触がして、その瞬間に目が開きました。
そこで見たのです。
黒い陰に覆われた血走ったフタツの目。
視線があった所までしか覚えていません。
次の日目を覚ますと、猫2匹分は充分にある、長く黒い髪の毛が部屋のあちこちに
散乱していました。
怖くなった私が彼氏に相談すると、その日の内に彼氏の家へ引っ越しできる準備を
してくれました。
そして、彼氏の家に移った夜から、私の風邪は嘘のように治りました。
大阪市の、都島区にある、二階建ての小さいアパートでの出来事です。
◆目次に戻る◆
29:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 15:23:43.62 ID:uXEx4A7+O
壁の穴
霊的現象を信じない俺が始めて感じた時の話です。
妻と東京に行く事になり泊まる当てがなくなったので
新宿の名前は忘れたけどラブホテルに泊まる事にしました。
妻と始めてくるラブホテルにウキウキした気分、ここまでは良かった
フロントの対応が悪かったのを覚えてる、部屋に入ると変な圧迫感があり
俺は部屋を調べ始めると壁に穴があった。俺は偶然に持っていた
テーピング(足を捻挫していた)で穴をふさいだ!!なんとなく落ち着いた。
カラオケをしていると「う~う~」と変な声が聞こえ、妻はその声に気づかない様子
で俺は内心隣は激しいなと思いつつ気に止めなかった。でも不思議カラオケも
隣に聞こえるのか?なんで歌ってるのに聞こえたのかな?
それから違和感はあったけど寝床に着く事にした。
熟睡していた俺を妻は起こす!?「怖いんだけど」「何が」と聞き返すとどうやら
音が聞こえるらしい・・・ドンドンドン?壁を叩く音だ!
しかも外側じゃなく内側からだ良く部屋を見ると穴があいていた場所からです。
俺と妻は確かめる事無く恐怖に襲われた、その音は朝まで鳴り止まなかった。
なんだったんだろう。穴をふさいではいけなかったのかな?
◆目次に戻る◆
32:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 15:33:26.89 ID:rYFZ8oUT0
おとなしい子供
友達から聞いた友達のおっぴじーさんの話です。
じーさんが若かったある日、息子(当時3、4歳?)が
「頭が痛い」と訴えてきたそうです。
そこでじーさんは、汽車に乗って隣り町の医者まで息子を連れて行きました。
医者に着いて見てもらったんですが、頭の痛みは原因不明。
そうこうしている内に息子は死んじゃったそうです(マジで)。
その時じーさんは医者に
「汽車の中では、あやしてるフリをしなさい」
と言われ、
その通りに汽車の中で息子の死体をあやしてるフリをして持ち帰ったそうです。
一緒に乗っていた人に「随分とおとなしい御子さんですね」と褒められたそうな。
死体は乗せられないんですね。
◆目次に戻る◆
33:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 15:41:20.22 ID:q150BFJL0
赤ちゃんを返せ
今から10年ほど前、高校生の時に体験した話です。
私たちは修学旅行で、ある海に行きました。
グループ毎にホテルの部屋をあてがわれたのですが、
私のいたグループは、A、B、C、私という
メンバーで、みんながみんな、いわゆる不良でした。
夜になって、他のグループはみんな就寝しましたが、
当然私たちのグループがおとなしく眠るはずがありません。
結局女子の部屋に行こうなんていう流れになり、
その場も「いいねえ」という雰囲気になりました。
B「と言ってもうちのクラスの女最悪だから、他のクラスの女にしようや」
ということで私たちのクラスがいたホテルから
少し離れた場所に宿を取っていたクラスの女子の部屋に行くことになりました。
私たちはこのとき、Cが一切口をきいていなかったことに気づきませんでした。
37:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 15:47:34.63 ID:WosVa7ie0
前もって公衆電話からそのクラスの女子のポケベルに連絡をいれ、
入れるようにしておいてくれ、と伝えてから、
とりあえずホテルを抜け出しました。
ホテルの裏側は海岸で砂浜になっており、
私たちは月明かりで見えるほどの岸壁沿いを歩いて
目的のクラスのホテルに向かいました。
38:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 15:48:29.99 ID:0qsimyNB0
50メートルほど歩いた時だったでしょうか。
Cがぼそっと呟きました。
「ここは嫌な感じがする・・・・帰った方がいい」
彼は快活で、いつも笑いを振りまくような男だったのですが、
そのときの彼の声は今までに聞いたことがないほど、
真剣で思い口調でした。
さすがに一瞬私たちもドキッとしたのですが、
その動揺は、
「お前、霊感とかあんの?怖がってるだけじゃねえの?」
というAの言葉にかき消されました。
いや、みんなも意識的に消そうとしていたのでしょう、
その場が小さな笑い声で包まれました。
39:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 15:53:30.63 ID:/JOafpzK0
ところが、
「違う!そんなんじゃない。どうなっても知らないぞ!」
とCは強い口調で反発しました。
ただ私たちも、もう乗ってしまった流れを止めるわけにはいかず、
B「あほらしい。行くぞ」
という一言で歩を進めることにしました。
Cはそれからは黙って歩いていました。
100メートルくらい来た時でしょうか。
何十メートルか先の波打ち際に人影が見えました。
その人影はどうやら海を見ながら歩いている様子でした。
私たちは、教師が見回りをしているかもしれないと思い、
咄嗟に岸壁を背に身を屈めました。
その人影が波打ち際を歩き、徐々にその影が大きく見えてきました。
ただその人影は何か異様な雰囲気を漂わせていました。
やがてその姿がはっきりとした形になってきました。。
41:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 16:00:40.56 ID:iL4ISqtt0
その人影は長い髪の女性でした。
A「こんな時間に変だよな?」
私「ただの散歩じゃねえの?」
B「夢遊病とかじゃねえ?」
などと勝手なことを言っていたのですが、
私はふとCのことが気になりました。
彼の方を見ると、俯いて震えながら何やら言っています。
耳をそばだててみると、
「助けてください・・・、助けてください・・・」
と繰り返しているではありませんか。
女性は私たちの見える場所で海を見ながら、
つまり、私たちに背を向けて一旦立ち止まりました。
42:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 16:16:50.57 ID:T7sVLHOqO
さすがに私もヤバイものなのではないか、という気持ちが強くなり、
みんなに帰らないかということを合図しました。
ただ、そんなことを聞くような連中ではありません。
とりあえず、その女性が通り過ぎるまで待機しようという
Bの合図もあって、とりあえず女性の様子を見守っていました。
すると突然、女性が大声で叫び、騒ぎ始めました。
43:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 16:26:39.77 ID:av6/5XJfO
「私の赤ちゃんを返せ!!私の赤ちゃんを返せ!!」
髪を振り乱すように騒いでいます。
私たちはさすがに怖くなり慌てましたが、
今ここで声を出して逃げ出すわけにはいきません。
少し気の触れた人かもしれませんし、
ともかく更に息を潜めてその様子を見守っていました。
何十秒、何分経ったかわかりませんが、
女性は海に向かって叫び狂っています。
そしてそれは突然のことでした。
47:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 16:49:06.04 ID:lR635sKv0
女性は私たちの方に体の向きを変え、
突然走って私たちに向かってきたのです。
「お前らか!!お前らか!!」
恐らくそう言っていたと思います。
私たちは大慌てで逃げ出しました。
ところがCだけがその女性に向かって走り出したのです。
「おい、何やってるんだ!逃げろ!!」
そう言う私たちに見向きもせず、
Cは「うわーっ!」と叫び声を上げながら走っています。
正直私たちにCをかまっている余裕などありませんでした。
とにかく大急ぎで私たちは自分たちの部屋に戻りました。
各々が自らの身体を抱きかかえるようにし、
息を整え、震えを沈めようとしていました。
49:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 17:05:50.17 ID:i/RsD+mS0
しばらく時間が過ぎましたが、Cはまだ帰って来ません。
幾分落ち着きを取り戻していた私たちは、さすがにCの事が心配になり、
誰が言うでもなく、先程の場所に戻ってみようということになりました。
護身用の武器を持って。
私たちは一団となって、恐る恐る現場の方に向かいました。
ところがその場所の方には全く人影が見えません。
不審に思った私たちは駆け出すようにその場所に行きましたが
やはり誰もいません。もちろんCもです。
辺りを調べてみましたが、やはり見つかりません。
困り果てた私たちは仕方なく教師に事情を話すため、
教師の部屋に向かうことにしました。
50:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 17:19:25.36 ID:3gfyQ8nmO
教師に一部始終を話しました。
ところが普段から素行が悪かった私たちの話など信用してくれるわけがありません。
埒があかないと思った私たちはとりあえず部屋に戻り、
Cの帰りを待ちました。
当然眠る者など誰もいません。
何時間経ったでしょうか。私たちはうとうとしていたようです。
その声で、私たちは目を覚ましました。
「おい!起きろ!!」
教師の声が私たちをたたき起こしました。
教師の顔を見た瞬間、私は最悪を予想しました。
そして的中したのでした・・・。
51:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 17:28:29.75 ID:aKqpIGF+O
朝、釣り人が、Cの死体を発見したそうです。
Cは溺死ということでした。
ただ不審なのは、水の浅い場所で死んでいたことでした。
泳いで溺れて流されたわけではなく、足を砂浜の方に向け、
顔を沈めてその場所で死んでいたとしか思えないということなのです。
誰かに頭を抑えられて死んだように・・・・。
55:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 17:44:54.89 ID:8SFkOUNS0
それから、私たちは各々違う進路を進みました。
Aは大阪Bは東京に就職、私は京都の大学に進学しました。
卒業から1年半ほど経った夏、ふたつめの不幸が訪れました。
Bが亡くなったのです。
海水浴に出かけ、泳いでいる時に波に飲まれて水死したということでした。
Bの葬式の後、Aと私は、
BとCの死を偶然で、結びつきのないものだと考えるようにしようと、
話し合いましたが、各々内心怯えきっていました。
56:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 17:48:06.50 ID:/O7uJEmI0
それからは何もない日々が過ぎ、BとCの死も心の隅に追いやっていました。
卒業から5年経っていました。
Aは結婚し、女の子を一人もうけていました。
私は単位の関係で大学にまだいなくてはならず、学生生活を楽しんでいました。
そんなある日、私の家の電話が鳴りました。
それは聞き覚えのない男性の声でした。
そして驚くべき事を耳にしました。
「Aの妻の父です。A君が海で溺れて亡くなりました・・・」
57:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 17:52:05.26 ID:L0QmvIJB0
Aは家族で、海水浴に行きました。
そこで、ボートに乗っていたのですが、
2歳になる娘さんが何かに呼ばれるように
海に転落したのです。そしてそれを助けるためにAが海に飛び込んだのですが、
娘さんが暴れるので思うようにいかなかったようです。
カナヅチの奥さんが周りに必死に助けを呼んだそうですが、
助けは間に合わず、Aと娘さんは亡くなったそうです。
奥さんもそのことが原因で精神を病んでしまわれました。
59:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 17:54:59.94 ID:rfvQBX5t0
あれから5年私の身にはまだ何も起きていません。
ただ、2歳になった娘の寝顔を見ると今でも思い出します。
「私の赤ちゃんを返せ!!私の赤ちゃんを返せ!!」
◆目次に戻る◆
60:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 18:02:10.45 ID:1KkY9AVDO
怪談をしていると
同じサークルの陽子は
大学の近くに部屋を借り一人暮らしをしていた。
3年頃の事だったと思う、
女ばかり6人、陽子の部屋に行って
鍋を食べながら
コンビニで買ったお酒を飲み雑談をしていた。
冬の短い日も落ちてきて、
同じ学部の美佳は眠いと言ってベットに横になった。
飲むといつも真っ先に横になるマイペースな人だ。
その後もなんやかやと話をしていたのだが、
いつしか怖い話となり、
「こういう話してると霊が寄ってくるとかいうよね~。」
誰かが言った。
陽子の部屋は築何年かは知らないが、
比較的新しそうな外観で部屋も明るく清潔だ。
1Kで大学から自転車で10分程、
手頃な値段で良い所だった。
1年から借りていて今まで
怖い目にあったとは聞いていない。
62:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 18:08:03.66 ID:yCJoKu1RO
そんな話をしている時、カタカタと音がした。
気になって部屋を見回すと、
陽子の後ろにある白い小さなタンスが
小刻みに揺れている。
皆も気付いたようで、
「地震?」
と誰かが言った。
話をやめ、皆が見つめるなか
タンスは動きを止めた。
「地震だったのかなぁ~?」
「でも、電気のヒモとか揺れてないよ。」
不思議に思ったが、
又すぐに怪談に戻った。
カタカタカタ…
皆少しギョッとして
言葉もなく揺れる小さな白いタンスを凝視する。
しばらくしてそれは又動きを止めた。
「又揺れてたよね…?」
確認するように誰かが言った。
「まさかさぁ、怪談してる時だけ揺れたりして?」
私達は試しにもう一度怪談を始めた。
カタカタカタ…
他は何も動く物も無く、
タンスだけがまるで一本だけ
足の長さが短いイスが揺れるように
カタカタ小さく揺れている。
63:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 18:13:06.43 ID:/MC/FkhqO
「うわっ。やばいんじゃないのこれ?」
みんな少し緊張した顔になっている。
そんな中、
「う~ん…。」
ベットで寝ていた美佳が
苦しげな顔をしながら起き上がった。
一瞬緊張が解けホッした私が
「どうした?」
と聞くと、
「今金縛りにかかっててさ、
何かが胸に乗ってきた。」
そんな中又
カタカタカタ…
もう皆怖くて急いで逃げ出した。
タンスの横をすり抜け玄関に向かう。
陽子以外は皆実家から通っており、
遠かったので泊まりに行く訳にも行かず、
結局彼氏を呼び出して泊まって
もらったそうだ。
64:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 18:22:15.75 ID:BQ0OavbHO
タンスカタカタはその後はなかった様だが、
しばらくしてこんな話を聞いた。
ある朝陽子が大学に行こうと
部屋を出て鍵を閉めようと扉の方に向き直ると、
扉に赤いものがべっとりと付着している…。
怖くなって実家に電話をかけ
母に来てもらったそうだ。
一人ではあまりマジマジと
見ることも出来なかったが、
母と観察したところ、
臭いなどからやっぱり血だろう
と言う事になった。
一応警察には届けたが
原因は不明。
得体のしれない者の仕業とは
思いたくないが、
人間の仕業だとしても、
それも怖い。
しかしその後卒業まで彼女は
その部屋に住み続けていた。
私には出来ない事だ。
◆目次に戻る◆
65:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 18:35:38.21 ID:SME/J2a6I
洒落にならない男
数年前のことですが。
(削除)、道でばったり中学生の頃同級生
だったN君に偶然会いました。N君とは当時、たいして親しくもなか
ったのですが(彼はヤンキー系だったこともあり)東京で同郷(削除)
の人と出会えた偶然に嬉しくなり、携帯番号を交換しました。
数日後、彼から電話がはいり、「合コンするのだが、人数が足りない。」
とのことで、飲み会に呼ばれました(ちなみに私は男です)。
で、会場に行きました。柄が悪かったNなのに、どっからこんな
お嬢様系の大学生とつながりをもてるんだろう?と思いつつ、
Nの友人の男たちは話しも上手で、場を盛り上げるのも上手でした。
で、話しのながれで「怖い話」をNが披露することになりました。
66:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 18:37:13.54 ID:XBEss1wG0
話自体は非常にありがちだったのですが、語り口が非常にうまいためか
女のこはわりと本気でこわがっていました。
内容はうろおぼえなので書きませんが、ラストは
「この話を聞いた人は24時間以内にその老婆が部屋に訪れる」
「ただし、部屋のまどを数センチあけておけば現れない」
というようなものでした。こうやってかくと子供だましでしかありまえせんね。
しかし、女の子達は一様に「今日は絶対窓開けて寝る!」と言ってました。
その日はそんな感じ終わりました。
後日、飲み会に誘ってもらったお返しに、今度はこっちが女の子を用意して
飲み会を開こうと思い、Nに電話しました。「どう?」って聞くと
N「おー、その子達はやってもいいの?」
私「やるって、、まあ幹事の子は俺が狙ってるからだめだけど、他は本人次第
じゃないの?」
N「そういうことじゃなくて。」
72:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 18:55:37.22 ID:5mGVlsq20
彼等は、飲み会をやるとほぼ確実にやるそうです。合意の上ではなく。
飲み会のなかで、一人暮らしかどうか、部屋は何回にあるのか大体の住所
を聞いたりときには尾行したり、かわいければ携帯から住所しらべたりする
らしいです(←アラジンがどうの、とか言ってました)。
この怖い話をすれば、大抵窓の鍵があいてるので楽勝、とか言ってました。
男にとっては「不愉快な話」ですが女性にとっては「洒落にならない怖い話」、
の要素もあると思い投稿しました。みなさんはひっかからないでください。
※万が一にもN君に私が投稿したことがバレないように、内容等多少かえてあります。
◆目次に戻る◆
75:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 19:07:05.70 ID:UoxB69Oi0
病院コワイ
腹下して入院したときの話
とにかく酷くて点滴を1日中してたし、部屋にどんな人がいるかなんて確認できなかった
真夜中もトイレに行かなきゃならないので 熟睡できなくて、隣のベットのカーテンが
シャーと軽やかに開いて中から、おばあさんがためらわず私のベットへ歩いてきて「私はどうして
こんなところにいるんでしょうか?」 こわくてたまらず具合が悪いふりしてシカト決めてたら、
看護婦さんにつれて行かれちゃいました。2-3日たって歩き回れるようになった時
別人のようになったおばあさんを精神科病棟で発見...
2度とその病院に行ってません。下手な解団より恐いでしょ?
76:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 19:12:25.53 ID:SME/J2a6I
以前、内臓疾患で入院した時、6人部屋だったんだけど
そのうちの一人はボケたバーサンで(入院理由は足の骨折だそう)
夜中になるとプッツンしちゃって暴れて、窓ガラスを叩き割ってしまったり、
大声でサイフが無くなったと騒ぎ立てたりと、すごかった。
同じ部屋にもう一人バーサンがいたんだけど、その人は、
入院した時は足のケガで、ちゃんと自分で杖ついて病院に来たらしいんだけど、
入院してる間に脳がいかれて、私が入院した時には
もうほとんど植物人間状態だった。で、ごくごくたまーに、「ウー!」って
大きな声でうなるの・・・・ 夜中に突然やられると心臓に悪かったです。
でもって、隣のベッドの人は、某宗教の方で、毎朝4時半くらいに
起きて、ベッドの上で、お題目を唱え始めるの・・・毎日かかさず。
夜はバーサン、明け方は隣の宗教さんと、とても気の休まるヒマもなく、
そんな環境なのでストレスで私の症状は日ごとにどんどん悪化し・・・・
理由を知った親が、あわてて転院させてくれて生き延びられました。(T_T)
病院は、コワイとこです。
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77:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 19:23:11.06 ID:PcIj1KgV0
年賀状
こともあろうに、、
友人のお婆ちゃんが、今年正月の元旦に死んでしまったそうです。
近くの葬式屋の営業開始日は4日。人手がないので仕方ない。
その日まで待つことになったそう(真冬だから…大丈夫といわれて)。
それで、松の内も開けた1月7~8日頃。
友人宅の郵便受けに聞き覚えのない女の人達からの、お婆ちゃん宛年賀状が
4通入っていたそうです。四国と九州と、大阪と、名古屋…
(ちなみに友人の家は東京です)
どの年賀状にも共通してる言葉は・・・
「 わ ざ わ ざ 、遠 い と こ ろ か ら
御 見 舞 い に 来 て く れ て 有 り 難 う 」
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80:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 19:34:53.24 ID:O2754X+JO
つぶやく幽霊
この間ベットで寝ていてふと目を覚ましてあたりを見てみると
いつの間にかベットの横に女の人が座っていました
彼女の服装とかはよく憶えていませんが顔がものすごく白かった事が印象に残っています
その女の人はベットのすぐ横で正座をしてましたが
どうやら私の方を見ている様子はなくどこか一点をぼんやり眺めているようでした
そしてなにやらぼそぼそと独りつぶやいていました
よく聞いてみると「6月は~山にいって~をして」などと言っているようでした
最初は意味がわからなかったのですが
どうも彼女は
彼女の家に古くから伝わっている行事やそのしきたりをえんえんと喋っているようでした
普段から恐がりの私ですが不思議とあまり怖いという感じはしませんでした
それよりもなぜか悲しいなとかかわいそうだなという印象をうけました
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82:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 19:40:53.18 ID:/yI250rX0
予知夢
近所で交通事故がおき、血まみれの男が倒れている夢を見た。
その夢が覚めると、金縛りになり、床から子供の頭と思われる頭蓋骨が3つ現れ、耳が痛くなるほどの笑い声が聞こえた。
それが多重夢となって続き、目覚めたら朝日が昇りはじめていた。
その時、やっぱり夢だったと思い、ホッとした。
しかしその3日後、夢で見た場所で死亡事故がおきた。
亡くなったのは、近所に住んでいた父の同僚だった。
そのおじさんには2人の男の子がいたが、数ヵ月後に一人は精神に異常をきたして刃物を振り回したため、警察が来た。
そして帰宅して数日後、その子は亡くなった。原因不明の突然死だった。
その後、程なくして、もう一人の子も精神に異常をきたし、入院することとなった。
しばらく後に、その子の母親から聞いたが、以前に子供をおろしたことがあったらしい。
要するに子供は3人いた訳だ。
私は忘れかけていたあの夢のことを思い出し、背筋が凍る思いがした。
母の話によると、私が他人の死を言い当てたのはこれが最初ではないらしい。
私が幼い頃、やはり同じように隣家の住人の交通事故を言い当て、近所から気味悪がられて引っ越すこととなったそうだ。
そういえば、小さい時によく「思っても話してはダメよ」と母に言われた記憶がある。
それ以来、夢で見た死者の顔が、瞼に焼き付いて離れない。
84:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 19:52:50.86 ID:Kt95an/j0
一応、この話は事実に基いています。
この話は、私が中学生の頃の話ですが、その後も数人の死を予知しました。
最初は偶然と思っていましたが、流石に5回も連続すると嫌になります。
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85:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 19:58:04.97 ID:6IR4ZFiG0
オカルト好きの罠
ついこの前聞いた話。
又聞きなので正確ではないかもしらんが。
高校生の男の子なんだが、ある時突然視界を妙なものが横切るのを見た。
それ以来、時折黒い影や光のようなものを見ることが多くなった。
家族に訴えたが、だれも相手にしてくれない。それどころか母親などは叱りつけたらしい。
というのも、この男の子は日頃からオカルトっぽいものが大好きで、
心霊番組なんかもマメにチェックしていたらしい。だから母親は
「あんな下らないものばっか見てるから変なこと考えるようになるのよ!」って怒ったわけだ。
そのうち彼は変な頭痛や体のだるさを感じるようになった。
母親はますます怒った。「馬鹿なことばっか言ってグズグズ怠けようとして。 もっとちゃんとしなさい!」
そんで彼のコレクションをムリヤリ棄てて、毎日たたき出すようにして学校に送りだした。
ところがその後しばらくして男の子は学校で倒れて病院に運ばれ、
診察の結果脳腫瘍が発見されたそうだ。
医者に「息子さんは変調を訴えてはいなかったのですか?
なぜもっと早くに病院に連れてこなかったのですか?」と言われた母親は号泣していたそうだが。
日頃からオカルトな言動をしていた息子が悪いのか。
子供の話をちゃんと聞かなかった母親が悪いのか・・・。
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87:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 20:03:41.39 ID:Yik4uTp60
忘れられない葬儀
今も忘れられない、友人の葬式での事...
友人は首を吊って自殺してたそうなんですが
彼女の母親が発見したものの娘の死を受け入れられず
3日間そのまま抱き続け、母親の職場の友人が気になり自宅へ
現場は酷い状態だったそうで、すぐに警察へ。
連絡を受け私達は通夜から行き、そのまま葬儀当日。
お経が始まり10分程のことでした、ガタガタ?ガタガタ?
前列の方に居た私達は『何っ?』場内もざわざわ..次の瞬間....。
『ガッタ-ン・・・』......!!
棺桶の蓋が落ち、死んでいる彼女の上半身が起き上がったんです。
葬儀場は一瞬にして奇声と混乱で、とても続けられる状態ではなくなりました。
私達もあまりの恐怖に動けずにいました。そんな中、母親だけが娘に駆け寄り
泣きながら彼女を抱きしめていました。その姿は可哀想と言うよりホラーでした。
体を洗い薄化粧をしたとは言え、突然起き上がった為髪は乱れ、左手は奇妙に前へ伸び
目までが開いていたんです。
その後、業者の人がまた遺体を暖め棺に戻し葬儀を始めましたが、
参列者はほとんど居ないまま寂しく、また起きるのでは?と恐怖を感じながら
焼香をし、花を添え棺に釘を打ち葬儀は無事終わりました。
火葬場でも大変でしたが、その子の母親は精神に異常をきたし今も入院しています。
毎年命日にお見舞いに行くのですが、クマのぬいぐるみを抱き、いつも話しかけています。
私の人生で一番恐いウソのような本当の話しです。
今も忘れられない葬儀です....。
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89:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 20:07:43.11 ID:rfvQBX5t0
記憶喪失
ちょいと可哀相なヤツなんだが
ラグビーのチームメートの話。
試合でハデにタックルして脳震盪を起こした後
気が付いたかと思ったら、記憶喪失状態に・・・。
慌てて病院で精密検査をしたが、脳には異常が認められず
とりあえず一晩入院したら、幸運なことに記憶は回復していた。
で、みんな一安心して、そいつも練習に復帰したが
次の試合でまた、ハデにタックルをかまし
再び記憶喪失状態に・・・。
別の病院で検査したが、前回と同じく異常が認めらず
また翌朝には記憶が回復していた。
チームのみんなは心配して引退をすすめたが
そいつは記憶を失っていたことを覚えておらず
「なんでオレが引退しなくちゃいけないんだゴルァ!」状態。
その後も試合で頻繁にタックル→記憶喪失を繰り返し
未だにラグビーをやめていない。
客観的に見て、命の危険性すらあるのに
それを理解できないってことは、やっぱ頭がおかしくなったのだろうか・・・。
ってゆーか、脳の障害ってホント怖い。
記憶喪失を目の当たりにすると、マジで寒気がするよ。
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90:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 20:08:09.64 ID:rfvQBX5t0
赤ん坊に注意しろ
一瞬だけ復活!
実家に帰っていたので書きこめませんでした。
また一度実家に戻るので、ちょいまってね。
都市伝説とはまた少し違うかもですがネタ提供。
空港ってのは人間や物が出入りする所ですが、それはつまり「犯罪」の通り道
にもなっているということです。
そして、犯罪大国として悪名高い、コロンビア周辺のフライトに従事する
スチュワーデスに義務づけられていることが、一つあります。
「赤ん坊に、注意しろ」
赤ん坊は眠っているとは限りません。
麻薬捜査犬が妙に吼えかかる赤ん坊を、空港の監査官がよくよく見たら
その赤ん坊は息をしていない。
赤ん坊を司法解剖したら、赤ん坊の腹には麻薬が一杯に詰めこまれ、
パンパンにふくれあがっていた
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91:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 20:08:19.86 ID:Xn4e2RrCO
自殺者のサイン
私は看護師なんですが、霊体験は一切ありません。しかし、一度だけ怖いことがあったんです。
10年ほど前、新人看護師と夜勤を組んで、といっても私自身もやっと夜勤のリーダーをとれるようになった頃だったんですが、22時頃、彼女が具合悪そうだったので声を掛けたんです。(1/5)
93:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 20:18:39.64 ID:XWfX0vkCO
最初は喋りたがらなかったんですが、身体の不調はきちんと言ってくれと伝えたら、実は奇妙なものを見た。
消灯後30分経った頃に病棟ロビーにある柱の所に女性が立っていて、しかし、足元はよく見えなくて、ニヤッとしていて、見えていたのは少しの間で消えてしまった。という内容のことをなんとか話してくれました。(2/5)
94:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 20:22:32.38 ID:S7hcx88x0
私は正直言って、病院職員には変な噂を流したり、怖い話をして相手の反応を喜んだりするヒトがわりと居るので、ああ、この子もかとそういう目で見てしまいました。
しかし、新人であるし話す口調はたどたどしいし、表情も怯えた様子だったのでちょっと意地悪かなと思いながらその「幽霊」の背格好や髪型を尋ねてみました。
すると、半年ほど前にビニール袋をかぶってさらに頭から布団をかぶって自殺した女性と一致しました。(3/5)
95:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 20:29:18.33 ID:9asw6EHU0
本当に怖かったです。私が見たわけでないのに。
私はなんとか平静を装って、彼女に「少し休んでいなよ。勤めて間もないし、いろいろ覚えなきゃならないし、しかも夜勤って責任感じるからつらいんだよね」と言うのがやっとでした。
真相は今でも話していません。彼女は一昨年退職しました。これを書くのは相当な抵抗もあるのですが...というのも自殺する人はなんらかのサインを出すと言われています。彼女が自殺する夜、私が夜勤をしていました。(4/5)
97:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 20:32:56.14 ID:9uXIdDoQO
彼女は消灯後にナースステーションの前を何度か往復して、私は気になって声を掛けたのですが、首をよわよわしく横に振り、なんでもないと病室へ帰っていきました。
その後の出来事だったんです。だから、私の責任でもあるんです。
サインを見逃しておきながら職場からはなんら責任を追及されることなく、今もおめおめ仕事を続けています。(5/5)
99:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 20:45:36.32 ID:N83GhHb1O
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
こういう場所に書いて良いものか迷ったんですが.....
これを読まれた方はどうか自殺された女性の冥福を祈ってくださるようお願いいたします。
◆目次に戻る◆
218:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 20:55:25.93 ID:E1RcifYA0
死ぬ程恥ずかしい墓参り
私がまだ10代の頃。時期はお盆の真っ最中。
当時付き合っていた彼氏に、「墓参りに行くんだが一緒に行かないか?」
と誘われて 家まで彼のクルマで迎えに来てもらう事に。
当時の私は若さゆえ、墓参り等どうでもよく、
ただ彼氏と会いたいだけだった。 お互いに性欲のかたまりだったので、
私は彼のクルマに乗りこむなり 甘い声で
「ねぇーん。走行中しゃぶっちゃってもいい~?」と擦り寄ると
いつもはニヤニヤして応じてくれる彼が「馬鹿言ってんじゃねえよ!!」
と 私を跳ね除けた。少し驚いたが、照れ隠しかな?
と思いこんでいた私は更に 「昨日みたいなすごいの、してあげるから~~ん」
と言ったその瞬間 なにやら後部座席に気配を感じて振り返った瞬間、
私が見たものは・・・・・。
彼のご両親が、ちょこんと座っていた…。
しかもバレバレの、寝たふりをしてくれていた…。
お父さんはマブタがピクピクと動いており、お母様はイビキまで…。
あまりにも恥ずかしくてどうしようもなかった私は、何を思ったか
「…っていうストーリーの映画、今テレビで見てきたよ!
すごいと思わない!?」と 一生懸命その場を取り繕ったが、
その後帰宅するまで4人の会話は皆無だった。
恥ずかしさのあまり、墓場で死ぬかと思った。
219:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 20:56:04.86 ID:7YcsctDQ0
103:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 21:00:18.90 ID:4D9TxFRcO
減っていく坊さん
20年ほど前の実話です。
私の祖父が救急車で運ばれました。
もはや老衰と呼ばれる状態で、
入院したらそこで死を迎えるのは家族全員がわかっていました。
祖父は救急車で運ばれ入院したその日の夜に意識を取り戻しました。
祖父は私たちに、
「坊さんが10人並んでいてそれを一人ずつ撃ち殺していくんだが、
一人しか殺せなかった。」
と話しました。
どうやらそういう夢を見たようです。
104:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 21:02:03.67 ID:j2zVUTkK0
その後祖父は意識を取り戻したり、昏睡状態に陥ったりを繰り返しました。
私たち家族は交代で祖父を見に行っていました。
そして入院してから1週間が過ぎました。
私が祖父の様子を見ていた時のことです。
祖父が目を開け口をもごもごさせ何か言っています。
私が耳を傾けると、
「坊さんが3人並んでいてそれを一人ずつ撃ち殺していくんだが、
一人しか殺せなかった。」
と繰り返し言っていました。
そのときは、坊さんの数が減っていることよりも、
変な夢を見るなあ、くらいに考えていました。
105:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 21:05:21.66 ID:jCoXU3EoO
その二日後医師から、祖父の病状は峠を越えたという旨を伝えられました。
しかし、その夜祖父は亡くなりました。
祖父は恐らく最後の坊さんを撃ち殺したのだと思います。
祖父が自分の死期を感じ取っていたのか、
それともお迎えが来る予兆だったのかはわかりません。
おわり
◆目次に戻る◆
108:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 21:12:06.25 ID:wmUjum0U0
壁の穴
霊的現象を信じない俺が始めて感じた時の話です。
妻と東京に行く事になり泊まる当てがなくなったので
新宿の名前は忘れたけどラブホテルに泊まる事にしました。
妻と始めてくるラブホテルにウキウキした気分、ここまでは良かった
フロントの対応が悪かったのを覚えてる、部屋に入ると変な圧迫感があり
俺は部屋を調べ始めると壁に穴があった。俺は偶然に持っていた
テーピング(足を捻挫していた)で穴をふさいだ!!なんとなく落ち着いた。
カラオケをしていると「う~う~」と変な声が聞こえ、妻はその声に気づかない様子
で俺は内心隣は激しいなと思いつつ気に止めなかった。でも不思議カラオケも
隣に聞こえるのか?なんで歌ってるのに聞こえたのかな?
それから違和感はあったけど寝床に着く事にした。
熟睡していた俺を妻は起こす!?「怖いんだけど」「何が」と聞き返すとどうやら
音が聞こえるらしい・・・ドンドンドン?壁を叩く音だ!
しかも外側じゃなく内側からだ良く部屋を見ると穴があいていた場所からです。
俺と妻は確かめる事無く恐怖に襲われた、その音は朝まで鳴り止まなかった。
なんだったんだろう。穴をふさいではいけなかったのかな?
◆目次に戻る◆
109:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 21:13:20.49 ID:AUbJmltrO
悲惨な死に方
私の友人に看護婦がいます。
彼女(仮にAさんとしましょう)から聞いた話です。
ある日Aさんは先輩看護婦と夜勤でした。
深夜2時を少し回った時のことです。
ある病室からナースコールがありました。
その病室は個室で、お婆さんが入院していました。
こんな時間に何かと思い、問いかけると、
その病室には簡易トイレ(?いわゆるオマル)があったのですが、
お婆さんはそこまで行けないので手伝って欲しい、そういうことでした。
Aさんはお婆さんの病室に行き、
お婆さんの用足しを手伝い再びナースステーションに戻りました。
110:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 21:16:03.75 ID:xob6EkUt0
しばらくすると、電話が鳴りました。
どうやら、火事で多くの人間が負傷したらしく、
Aさんが勤める病院にも何人か運ばれてくるとのことでした。
医師や他の看護婦に連絡したりして、
急に慌ただしくなりました。
火事の負傷者を乗せた救急車が到着し、
Aさんたちと、呼ばれてやって来た医師や応援の看護婦も
大忙しに動き回っていました。
112:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 21:19:37.39 ID:lx1Nqeqd0
そんな時、先程のお婆さんの部屋からナースコールが再びありました。
Aさんがそのナースコールを受けたのですが、
また用足しの手伝いをしてほしいとのことでした。
ですが、その場は手を離せない状況だったので、
後から行くからしばらく待っていて欲しい旨をお婆さんに伝え、
また慌ただしさの中に戻っていきました。
その後何度もお婆さんからナースコールがあったそうですが、
他の看護婦も手を離せないこともあって、
皆一様に「しばらくして後から行く」というように答えたそうです。
115:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 21:36:02.20 ID:7dowTn900
その後、とりあえず一段落したナースステーションでは、
少し落ち着いた空気が流れていました。
Aさんも少し落ち着いていたのですが、
お婆さんからのナースコールを思い出し、
急ぎ足でお婆さんの部屋に向かいました。
「お待たせ~!」と言いながら、扉を開けて中を覗いた時でした。
廊下からもれる光に照らされたその状況に彼女は息をのみました。
119:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 21:45:13.04 ID:x2oDGnxjO
お婆さんがおまるの便器に顔を埋めて床下に倒れていたのです。
慌ててAさんは電気を点け、
お婆さんの様子をうかがいました。
顔は真っ青で尿も当然漏れています。
慌てて医師を呼び、ベッドに横たえ、診察したのですが、
もう既にお婆さんの息はなかったそうです。
お婆さんは老衰だったので、
御家族にはおまるで亡くなったことは内緒になっています。
ただ、最期をおまるで迎えたお婆さんの気持ちを察すると
いたたまれないとAさんは言っていました。
おわり
◆目次に戻る◆
120:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 21:51:03.96 ID:bzP57nH50
目覚めの悪い夢
あまり怖くないのですが、私が最近見た目覚めの悪い夢の話をさせて下さい。
私は、ある男と組んで人を殺すことになりました。
ってゆーか、もう既に殺して帰る所でした。
私達は無言で、エレベーターに乗りこみました。
私は死体が入った白い袋を担いでいます。
なぜかそのエレベーターは、私が中学まで住んでいたマンションのエレベーターでした。
1階につくと、私達はおもむろに袋を開け始めました。
その袋から出てきた顔は私の顔でした。
そこから先は覚えていません。すいません。
一緒にいた男の顔も、どうしても思い出せないんです。
一体 あの男は誰だったのでしょう?
何より私自身は誰だったのでしょう?
◆目次に戻る◆
122:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 21:53:34.64 ID:S7hcx88x0
電車の音
小ネタを一つ。
俺が昔住んでた家は、線路がすぐ近くにある場所だった。
なので、電車が通り過ぎる音がうるさくてしょうがない。
その日は、昼間ずっと遊んでいて疲れてたので夜の10
時くらいには寝てしまっていた。うつらうつらしてると
電車の通り過ぎる音がした。
「ガタンゴトン。ガタンゴトン。」
ああ電車が通ったんだなと、いつもの様に、特に意識もせずにいた。
10年以上この線路沿いの家に住んでると、騒音にも慣れてくるものだ。
「ガタンゴトン。ガガゴゴトントン。ガタンゴトン。」
普段は聞き慣れているのだが、この時はなんか変だなと思った。
目が完全に覚めた俺は、この電車の音がやけに長い事に気がついた。
とっくに聞こえなくなってもよいはずの音。だんだん怖くなってきた。
すると、音は人の声の様になって、
「グオォ!!ウオォ!!グアァ!!ウアァ!!」
と叫び声のように変わっていったのだ。
部屋の窓のすぐ向こう側から聞こえてくるので、逃げるように部屋から出た。
それからしばらくは、電車が通り過ぎる度、怖くてしょうがなかった。
寝る時は、なるべく耳栓をしていた。しかしあの時の男の叫び声は、今も
頭から離れないでいる。
◆目次に戻る◆
126:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 22:06:46.31 ID:PvGO4kdU0
憑かれた男
以前、鬼という話や蟲になった友人、神社に現れた狐などの話をアップしたものです。
今日は本当に私が経験した「憑かれた男」の話をしたいと思います。
実は私、某県で警察官をしています。
ある晩のことでした。
パトロール中の私に本署から
「駅前に酔っ払いがいて無駄に元気に暴れているから、ちゃっちゃとGOGO」
と指令が入り、言われたとおりすぐに行きました。
駅前に着いた私の目に飛び込んできたのは、
身長190センチくらい
肥満体の大男が、
上半身裸で
甲高い奇声を上げながら
ぼろぼろの靴1足を前に
イスラム教の祈りのような仕草を繰り返しているというものでした。
128:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 22:07:24.71 ID:+un/smTV0
私が勤務しているところは精神異常者が多く、また米軍基地があるということから、
私自身修羅場をかなり踏んできたつもりでしたが、
この男を目にしたときはさすがに戦慄しました。
とりあえず、この男をそのままにしてはおけないので保護と呼ばれる取り扱い
(ぶっちゃけた話、本署の房に入れて人に迷惑をかけさせないようにする)
をしようとしたのです。
しかし、その奇行を止めようとした私にその男は殴りかかって来ました。
まぁ、この程度なら慣れてるので別に問題もなく、
通常通り脇固めに取り、そのまま制圧しようとしたのですが、
全く効きやしない
これ以上は折れるって行く角度まで持っていっても、痛がるそぶりも無く、
変な方向からでっかい拳でがんがん殴りつけてくるのです。
やむなく私は、両手で決めてるのに片腕1本で返されそうなのと、
暴れられると本人の腕がヤバイので脇固めを解きました。
いやはや、これまで私は何度も米軍人の酔っ払いと取っ組み合いしていたのですが、
その男のパワーと言ったらまさに規格外でした。
130:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 22:08:25.90 ID:7/gxzKM5O
いったん距離を置いたところ、男は取り巻いていた一般人に向かいだしました。
危険を感じた私は後ろからタックルをかけ、
俗に言われるバックマウントを取ってどうにか制圧したのです。
しかし、男の奇行はここからでした。
暴れるのを止めた男は、次に自分の口を指差し「うーうー」とうめき始めました。
まぁ、最初は無視ですな。
そうしましたら、男はよーよし人間の言葉をしゃべりました。
「みず・・・みず・・・」
なーにいってやがんだこのおっぺけぺい!
更に無視。しかし男はあきらめず。
人に物頼むときにその態度はなんだこのクズめ。
とは、周囲の野次馬の目もあり言えるわけも無くと。
はいはい。警察官とはかくもつらい立場なのです。
132:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 22:23:10.34 ID:JCw50zm2O
後輩に水入れたコップを取ってきてもらい、飲ませようとしたところ男の口から出てきた言葉は
「こぼせ」
は?なんですと?
「地面にこぼせ」
なんやかんやと押し問答の末、こちらが折れて水を地面にこぼす。
ハイハイ。やってくれました。
男は地面に四つん這いのまま
じゅるじゅるじゅるーーーーーー
ええ、ええ。豪快に啜ってくれましたとも。きっちりラストはべろべろと地面を舐めてました。
一息着いた男が次に口にした言葉は
「お前死ぬぞ」
はい?なんですと?
「2年後死ぬぞ」
はいはい。いいからパトカーに乗りやがれ、この馬鹿。
心で思いつつ促す・・・わ。また暴れ始めた。
割愛しますが、この後パトカー内でも男は大暴れし、手錠をかけたり、
噛みついてくんのを肘を口の中に突っ込んで止めたりとかまあ色々と。
前半と後半で文体変わっちゃってるけど、もうどうでもいいわ。
長文ごめんねー。
んで一番洒落になんなかったのは、
最終的に鼻血やら何やら出すほど大暴れした男はC型肝炎持ちだったという。
ちなみにその事件から今4年後だったり。
んで、おわり~。
138:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:08:42.60 ID:ZhznI2KQ0
文体から、酒飲みながら書き込んでることが窺える。
139:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:09:30.47 ID:7wAPRWhr0
140:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:12:09.83 ID:N3VnxMFB0
河川敷で
漏れの友人に聞いた話です。漏れとその友人はバンド仲間で
今年の八月の末にその友人の出るライブがあって見に行ったんです。
そしてそのライブが終わってみんな掃けてから打ち上げに行く事に
なったらしいんですよ。まだそんなに冷える季節でもなかったから
淀川かなんかの河川敷に行くことになったらしく、見に来ていた
先輩とかメンバーとかで行くといって、漏れは体調悪かったから
帰らせて貰いました。
そしで後日聞いた話では、夜中河川敷で飲みながら怪談をしてると
ラップ音が聞こえて来たらしいんです。そしてその後、突然
「ギャー」
という叫び声が聞こえて、友人が先輩らとその声が聞こえた辺りに
向かったところ、裸の上に薄いシャツみたいなのだけ着た女の人が
うずくまっていて、よく見るとその人の足は折れてグニャリと
曲がっていたらしいんです。その女性は泣き叫んでいて
聞き取れない言葉をずっと喋っており、長い黒髪がグシャグシャに
なっていて顔が見えない状態だったそうです
先輩が「どうしたんですか?」と恐る恐る聞くと女性は
男がどうしたとか言う言葉を言いながら携帯で喋っていて、
その先輩に「この電話の人と喋ってください」と携帯を差し出したんです。
先輩がその携帯を受け取って耳にあてると電話なんか繋がってなくて
気味が悪くなって携帯を返した時に見た女性の顔は恐らくクスリを
やっているのではないかというような、やつれて生気のない顔だったそうです。
ビビった友人と先輩らはそのままその場から立ち去ったそうですが
この話を聞いた時に帰ってっよかったと思いました
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141:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:18:17.92 ID:oFPAIWS5O
恐怖団地
これはホント実話なんですが僕大阪のとある低所得者しかすめない?団地に母と住んでるんですがここって低所得者しかいないんで周りが中国人やら韓国人やらおじいちゃんおばあちゃんとかヤンキーとかばっかなんですよ。
14階建てなんですが周りにもそれくらいの団地はあるのにやたら自殺が多いし(3年に1,2回くらい)ちょっとこわいんですよね。
で今僕は20歳なんですがこれまで20年生きててここで遭遇した怖い話を全部書いちゃいますね。
143:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:18:28.54 ID:54U+OtEVP
一つ目の話なんですがこれは11歳のころの話です。
それまで結構自殺とかあった見たいなんですが現場を見たのはこのときが初めてでした。
家でファミコンしてたらいきなりズドドーーーーーーンってすっごい音がしてなんだろうと思って廊下に出たら中庭にすごい体勢で倒れてるおにーさんがいました。
7階からちょろっと見たくらいで近所のおばさんに家に帰るように言われたんで帰ったんですがやけに自殺した人の顔が思い浮かぶんですよ。
7階から覗いただけなのになんで顔まではっきり頭の中に入ってくるのかなんだか不思議でした。
糸冬 了
144:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:20:10.84 ID:Jgg/80zS0
2つ目の話なんですがこっからの話が僕の中でホントに怖かった話です。
この団地、高齢の方が多いんですがその中でもやけに気になるおばあちゃんがいました。
いっつもどっか一箇所で一日ジーッとつったてて子供の時から気味悪がってました。
で僕が17歳になったころです。
このころになると友達と夜を明かしての遊びが楽しくて毎週土曜はどっかにとまったりしてました。
その週は僕の家で遊ぶことになったんですが夜2時ごろおなかがすいてきたんで買出しに行くことになりました。
ゲームでまけた誰か一人が行くことになって僕負けちゃったんです。
それでエレベーターのろうとしたんですがそのおばあちゃんがいたんです。
こっちに背を向けて壁に頭引っ付けてブツブツブツブツ行ってました。
気味悪いなぁなんておもいつつエレベーターに乗り即行でコンビニいってさっきのとは違うエレベーターに乗って帰りました。
そして朝四時ごろまた僕が買出しに行くことになったんですが・・・
さっきのエレベーターでおばあちゃんがまったく同じ姿勢でブツブツ言ってたんです・・・
今度はのれませんでした。
145:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:21:10.73 ID:e/x7c7+C0
次は3つめの話へ・・・
これは見たことないしほんとなら大変なことなんで詳しく書けないんですがここって片親の人が多いせいかヤンキーの人が多いんです。
そのヤンキーの人がまたここに住んでる中国人に対して結構ひどいことするんですね。
である日その中でもひどかったヤンキーの人が朝方に飛び降り自殺しちゃったんです。
昔から見たことある人で自殺なんてするのかな・・・なんて思ってたんですが同じ団地の幼馴染の女の子がこんな話をしてました。
そのちょっと前に10人くらいの中国人が集まってなんかしてたって・・・
中国人が殺したってのがもっぱらの噂です。
よく廊下で中国語で話してる人がいるんですが次は僕が狙われてるんじゃないかと心配になったりします。
146:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:23:21.89 ID:hUx/BWgh0
最後4つめ
僕の住む7階の廊下を一日中グルグル回ってるおじいちゃんがいるんです。(運動のため?)
夏休み家にいたときなんかいきなりドア開けて入ってきたことがあったり・・・(家を間違えたそうです)
まあ、そんなこともあったりであんまりいい印象はもってなかったんですが今年の初めからピタリとおじいちゃんが姿を見せなくなりました。
で今年の夏あたりからなんですがまたおじいちゃんの足音が聞こえるんです、夜中に・・・
ええ、聞き間違えたりしませんよ、いっつもきいてましたからで母にあそこのおじいちゃんは入院でもしてたのかと聞くと・・・
今年のはじめにとっくにしんでたそうです。
でもね、きこえるんです、昨日も一昨日も・・・
確かめる勇気はないんですがもしもいつかみたいにいきなりドアを開けられたら・・・
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147:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:25:16.07 ID:rWSTX8qyO
カーテンの向こう
もう10数年前の話なのですが。
当時私は花の女子高生で、良性の腫瘍を取り除く手術をするために、
2~3週間ぐらい入院しました。
それが起こったのは、入院初日のことでした。
入院が始まり、身の整理を一通りやった後、
レントゲンやら尿検査やら血液検査やら検査まみれで
その日はぐったりしてしまいました。
9時消灯で電気が消えると言われたとき、
そんな時間で寝られるかぁ~~~!と思いきや、
消灯と同時に高いびきで眠りこけました。
148:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:25:38.42 ID:aKqpIGF+O
目が覚めたのは何時だったのか、私は覚えていません。
2人部屋の廊下側のベットで寝ていたのですが、
窓際のベットから話し声がうるさくて目が覚めたんです。
おぉ!幽霊か!と、正直期待したんです。
今考えれば馬鹿な考えだったのですが。
でも、それはなんて事はなく、テレビの音だったのです。
どこかのチャンネルでトークショーでもやっているかのような音でした。
話の内容までは聞こえてこず、何だか人のひそひそ声が静かな病室に
雑音のように聞こえて耳障りでした。
耳を押さえて背を向けて、そのまま寝てしまおうと思ったんです。
でも根っから夜行性の私。9時から寝たというのも災いして、全然眠くならないんです。
看護婦さんに言おうか。それとも私がカーテン開けて文句を言おうかと悩み、
でも入院初日から問題起こして問題児のレッテルを貼られるのもイヤなので、
今日は一日我慢して、これからもこれが続くようなら文句を言おうと心に決めました。
でも、やっぱりイヤなモノはイヤで、私は思わず思わせぶりな大きなため息を付いたんです。
150:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:29:53.90 ID:PjR0zSswO
その瞬間でした。
その隣のベットから「ククッ」と、押し殺したような笑い声が聞こえたんです。
うぁ!と思いました。テレビ見て笑ってるよ!と。
思わず文句を言ってやろうかとそのベットのある方のカーテンを睨み付けたとき。
カーテンが透けてテレビの明かりがチカチカと光る中、
隣のベットの主がベットから身を起こしたのが、影になって見えました。
その影が黒に近い赤いスリッパを履くのをカーテンの下から確認できました。
そのままトイレに行くのかと思ったら、
スリッパを履き、そのまま前に突進してくるのです。
ゆっくりゆっくりと。
滑るように一歩を踏み出し、本当にゆっくりと前に進んで来るんです。
前は、私と隣のベットの間には、境界線のように引かれているカーテンがあります。
そこに向かって、ゆっくりゆっくりと赤いスリッパが迫ってきます。
151:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:33:31.98 ID:P8vKU+rQO
赤いスリッパの主はやがてカーテンに当たりました。
ふわっとその人にカーテンが張り付きます。
想像できますか?カーテンの凹凸で人の形がわかるのを。
背の高さはもとより、鼻の高さ、おでこの高さ、二つの胸の山、
身体全体の凹凸が、ぺったりと張り付いたカーテンを通じて見えるのです。
私がすでに恐怖に縛られ悲鳴すら上げられず、それ以上前に来ないでと、
思う暇すらなくその赤いスリッパの主を見上げていました。
赤いスリッパの主は進むのをやめました。
しかし今度は両手を真っ直ぐだんだんゆっくりと上に持ち上げていくのです。
カーテンはその両手にかかったまま、一緒に上へと持ち上げられていきます。
クリーム色で赤い水玉をあしらったネグリジェが徐々に下から見えてきました。
赤いスリッパの主は、真っ赤な前掛けを掛けて・・・・・
152:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:37:31.08 ID:7jUiw2040
もう判っているでしょ?
その真っ赤なスリッパも、赤い水玉のネグリジェも、真っ赤な前掛けも、
全部血の色だったのです。
徐々に上げられる手は、私に向けられて、またゆっくりゆっくりと歩を進めて・・・
悲鳴・・・というよりも、金切り声を上げて失神しました。
次の日の朝、目が覚めたら別の個室の病室で寝ていました。
目が覚めた瞬間、すぐにナースコールを押しまくって、
みっともないのを通り越して看護婦さんに泣きつき、全部話ました。
その日から私は、今までいた2部屋からかなり離れた6人部屋に移動となり、
夜は睡眠薬、昼間は騒がしいおばちゃん達にホッっとさせてもらって、
無事入院完了できました。
結局、あの隣のベットで何があったのかは教えてくれませんでした。
でも笑いもせず、ちゃんと話を聞いてくれた看護婦さんは、
きっと何かを知っていたのでしょうね。
話は以上です。
本来なら、あの病室でむごったらしい死に方をした人がいて・・・と、
話すべきなのでしょうが、尻切れトンボのようで話が終わってしまい、
申し訳ないですが、これがすべてです。
154:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:49:28.80 ID:X6f/Qarw0
追記するなら、寝る前には確かに隣ベットに人はいたのです。
普通のパジャマを着た、かなりのおばあちゃんだったはずなんですが。
ネグリジェなんか着せたら、それこそ怖そうな(w
カーテン越しのあの身体の凹凸。胸の高さを確認することが出来たので、
垂れていそうなおばあちゃんでは、あれはちょっと。
それと、入院した人なら分かると思うのですが、
カーテンはテレビぐらいの光はまっっったく通しません。
そんな薄いカーテンではなかったんです。
では、私が見た影は?と思いました。
以上です。長い話、失礼しました。
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156:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:52:21.33 ID:oApQknY80
なくなるパーツ
医者の知り合いから聞いた話。まあ怖いのかって言われりゃ怖くないのかもしれんけど。
医学部では大抵2年か3年に解剖実習をするらしいんだが、まあ、簡単に言うとバラバラにしちゃうわけ。
当然分解したパーツは勝手に処分できないからバケツかなんかに入れて保管しておいて
最後に納棺するときにまた人間の形に組み直すんだって。
でも、その時に結構足らないパーツとかがあるらしいんだな。目が一個ないとか、胃がどっかいったとか。
シャレにならん例だと脳みそが無くなったなんて話もあるくらい。
管理はしっかりやってて窓も扉もちゃんとカギをかけるらしいんだが、それでも必ず何かしか無くなるんだと。
排水溝にも格子がかかってるから流れていったなんて事もないらしい。
・・・やっぱり誰かが盗んでいくのかねえ・・・?
10年以上前&彼自身も又聞きの話らしいから本当の所は分からん。でもありそうな話ではある。
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158:本当にあった怖い名無し:2012/03/11(日) 23:59:33.66 ID:8M5wy3aB0
何かしてる人
先日、近くの駐車場での出来事です。
その駐車場は、砂利が敷いてあり広さは7m四方くらいです。
私がその駐車場の入り口の前を通りかかり、
何気なく駐車場を見ると、
ひとりの人がこちらに背を向けてしゃがみながら、
ゴソゴソ何かをしています。
私は少しだけ立ち止まってその様子を見ていました。
159:本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 00:00:05.87 ID:9nTn+uKs0
その人は、規則的なリズムで何かをやっているので、
気になった私は少し歩を進め、角度を変え、
その人が何をしているのか確認しようとしました。
すると、ちらっとその様子が見えました。
それを見た時、私は声にならない衝撃を受けました。
161:本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 00:03:36.34 ID:W2P4ujO0O
その人は足下に置いてあるビニール袋から、
ねずみを取り出し一心にかぶりついていたのです。
そのねずみが生きていたか死んでいたかはわかりませんが、
口の周りを血だらけにして食らい続けていました。
私は慌ててその場を離れました。
一体何者だったのでしょうか。
おわり。
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162:本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 00:10:07.78 ID:DzebzgnH0
ばあちゃんの仕業
友人から聞いた話です。
何年か前、友人のお祖母さんが長い間病床に伏していましたが、
とうとう亡くなってしまいました。
実は、友人も含めて、家族の人間は
お祖母さんことがあまり好きではありませんでした。
お祖母さんの実家は名家で、何不自由なく育ってきたので、
とにかく我が儘だったからです。
友人のお母さんは嫁いでからいじめられ放題だったということでした。
病に伏しているお祖母さんの世話も大変だったようで、
私がお会いした時は、それはもうげっそりしておられました。
ですので、正直家族中が、お祖母さんの死を喜ぶとはいかないまでも、
何か重い荷物から解き放たれたような感覚だったといいます。
165:本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 00:17:05.89 ID:uIBLJQfA0
四十九日が過ぎ、家族はお祖母さんのことを徐々に忘れるようになりました。
そんなある日、お父さんが「お疲れ様」の意味を込めて、
お母さんを何日かの気晴らし旅行に出たそうです。
家に残ったのは友人一人。
当然のように仏様のご飯(仏壇に供える物)や水の入れ替えを頼まれた訳ですが、
友人は結構いい加減な人間で、
しっかり務まるわけがありません。
そんな感じで一日、二日と経っていきました。
167:本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 00:22:11.98 ID:Kzr/fxtI0
友人が二階でゴロゴロしていると誰もいないはずの一階で、
ガタガタ、ガタガタ・・・・
と物音がするのです。
誰か来たのかと思い、下に降りて玄関を見ても誰もいません。
ガタガタ、ガタガタ・・・・
物音はどうやら、奥の部屋(仏間)からすることに気づいた友人は、
奥の部屋に行ってみました。
奥の部屋に入るとピタっと音が止みました。
不思議に思いながら、ふと仏壇を見ると、
立ててあったお祖母さんの写真立てがうつ伏せに倒れています。
隣には既に無くなったお祖父さんの写真立てがあるのですが、
それは何の変化もありません。
169:本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 00:26:23.90 ID:FrNE7lmoO
ともかく友人は写真立てを直し、二階に戻りました。
しばらくするとまた、
ガタガタ、ガタガタ・・・・
と音がします。再び友人は下の仏間に行ってみました。
するとまたお祖母さんの写真立てだけが倒れています。
写真立ての後ろを見ても何もいないし、おかしいと思っていると、
ガタガタ、ガタガタ・・・・
と部屋の中から音がします。何の音かと見回してみると、
タンスの上においてある木の箱から音がしているようです。
気持ち悪いと思いながら友人はタンスから箱を降ろしてみました。
確実に何かが中にいるのがわかりました。
友人は恐る恐る箱を開けてみました。
すると、そこから・・・・
170:本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 00:27:38.77 ID:BLQT1jNyP
白いネコが飛び出してきたのです。
そのネコは近所でよく見る野良ネコでした。
友人は驚き大きく仰け反りましたが、
箱から開放されたネコは我関せず、部屋を飛び出していきました。
友人はしばらく呆然としてましたが、
落ち着いて、頭の中を整理しようとしました。
だれが、いつ、なぜ、ネコを箱に閉じこめたのか・・・・
家には友人以外誰もいないし、両親がそんな悪趣味なことをするだろうか・・・。
そんなことを思っていた友人は、ふと、仏壇に目をやりました。
172:本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 00:30:22.45 ID:1xKfOBBBO
「ばあちゃんの仕業・・・?」
友人は一瞬そう思いましたが、頭を振って、否定しました。
「そんな訳はない。ばあちゃんはもうこの世にいないんだから・・・・。」
ここにいるよ・・・
175:本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 00:33:52.27 ID:RVO95e8G0
恐怖で部屋を出て、家を出た友人は、
その後御両親がお帰りになるまで、他の友人(私も含め)の家を転々としていました。
結局、御両親がネコを箱に閉じこめた事実もなく、
御両親の帰宅後からは何も起こらなくなったそうです。
友人は、お祖母さんが寂しくて、あんなことをやったのかもしれない、と
今では振り返っています。
おわり。長文失礼しました。
1001:本当にあった怖い名無し:2012/03/12(月) 00:17:05.89 ID:uIBLJQfA0