5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:31:05.02 ID:htPNRvyQ0
歌川広景:江戸名所道外尽/両国の夕立

落雷と同時に誤って隅田川に転落してしまった雷様、
そこに突如、水中から現れた河童から
「や ら な い か 」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:34:54.92 ID:K/toquxN0
興味深い
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:35:44.77 ID:htPNRvyQ0
月岡芳年:芳年略画/雷公行水

いろいろあって、どうにか住処まで戻ってきた雷様。
「くそったれ、それしても酷ェ目に遭ったな…」
※嘘です。前後の繋がりは全くありません。
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:37:35.27 ID:32hztBWk0
>>8
緑の生活臭がハンパねぇ
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:38:27.91 ID:LQ0tGr4/0
>>9
緑の顔wwwww
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:43:31.11 ID:Wv5dtXu10
誰か現代風アレンジで萌え絵化はよ
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:45:27.59 ID:htPNRvyQ0
歌川国芳:流光 雷づくし

○稲妻研ぎ…仕事道具の稲妻の手入れは欠かしません。
○雷豊年おどり…雷の活躍する年は稲が良く育つという。
○神鳴干し…白瓜を螺旋状に切り、塩をつけて日に干したもの。
雷の鳴る夏の時期に干すので雷干しという。
○うす引き雷…石臼を回す音が、いかにも雷鳴のよう。
○大夕立…夕立係、稲妻係と、それぞれの雷が職務を遂行。
○雲のさいしき(彩色)…二本の筆を巧みに使い分けて雲に彩色・
○きょくうち(曲打ち)…太鼓のバチを放り上げながらの曲打ち。
○雷きらい…すりこ木で擂り鉢を擂る音を雷鳴と間違えて怯える雷。
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:45:59.50 ID:ABIBa0Nk0
その一口コメント寒いから止めた方がいいぞ
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:47:47.51 ID:htPNRvyQ0
>>14
では、最低限の解説のみで…
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:51:28.18 ID:htPNRvyQ0
歌川国芳:雷づくし/雷の白波

白波とは盗賊の事。盗賊に堕ちた野武士が野原を行く旅人を襲う。
稲妻の曲がり具合を利用して、旅人を背後から引っ掛けて絡め捕る。
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:58:02.20 ID:32hztBWk0
稲妻の曲がり具合って、この発想がいいな
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 20:58:59.46 ID:htPNRvyQ0
歌川国芳:雷づくし/雷ぎらいの鍾馗

古代中国・唐の玄宗皇帝の夢の中に現れた鬼を退治し
皇帝の病を治したことで知られる「鍾馗」(しょうき)。
その鬼に強いはずの鍾馗が、雷が鳴ると
蚊帳の中に真っ先に逃げ込んでしまう。
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:01:27.10 ID:htPNRvyQ0
月岡芳年:鍾馗之夜這

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:05:47.35 ID:htPNRvyQ0
葛飾北斎:<眼鏡を誂えさせる三つ目入道・他>(「北斎漫画」12編より)

妖怪だって年をとれば視力は衰えます。
人間とは、持ちつ持たれつの関係で。
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:11:38.12 ID:RGK/y2gT0
>>21
左のろくろ首のタバコを持ってる腕はなんだろ
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:16:39.43 ID:htPNRvyQ0
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:12:00.40 ID:htPNRvyQ0
河鍋暁斎:<鬼の生活>(「暁斎漫画」より)

鬼だって生活自体は人間と別段変わったところはありません。
…ただ…主食が人間の肉というだけの話ですが…
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 23:22:39.52 ID:00VP9IDc0
>>23
ロッカーだな
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:19:26.75 ID:htPNRvyQ0
河鍋暁斎:<平和な鬼の住処に迫る鍾馗の姿>(「暁斎漫画」より)

26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:24:15.64 ID:htPNRvyQ0
河鍋暁斎:<鬼をこき使う鍾馗>(「暁斎漫画」より)

27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:26:15.79 ID:6PhuGqH90
電柱…?
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:30:16.50 ID:htPNRvyQ0
>>27
暁斎の作画期は幕末から明治20年代前半ぐらいでして、
この「暁斎漫画」は明治14年(1881年)の刊行だからですね。
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:26:43.15 ID:htPNRvyQ0
河鍋暁斎:<鬼に曲芸をさせる鍾馗>(「暁斎漫画」より)

32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:31:22.50 ID:/VftQSU70
昔も今も
裏では実はこんなことやってる
みたいなのが好きなんだな
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:32:05.03 ID:htPNRvyQ0
河鍋暁斎:暁斎楽画 第三号(妖怪の学校)

34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:34:01.35 ID:5FD58GVK0
シリコタマwwwwwwww
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:34:35.50 ID:32hztBWk0
オバケにゃ学校も試験も何にもないんじゃなかったんですかー!?
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:40:03.70 ID:htPNRvyQ0
>>35
文明開化をしたからには、
お化けにだって学が必要なんですよ!
…多分…。
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:38:06.38 ID:htPNRvyQ0
葛飾北斎:<天狗の遊び>(「北斎漫画」12編より)

左下の天狗は穴の開いた銅銭を束にしたもの(当然重い)を
鼻に掛け、更に張られた縄に掛けていくという技を披露。
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:38:50.63 ID:FS26N2MA0
やっぱ戯画は北斎や国芳の系統が強いね
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:44:53.76 ID:RGK/y2gT0
天狗って女もおったの!
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:49:48.99 ID:htPNRvyQ0
>>39
少なくとも、↓の作品を見てる分には居たとしか…
歌川国芳:天狗の軽子(かるこ)

40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:45:46.71 ID:htPNRvyQ0
河鍋暁斎:東海道名所之内/秋葉山

文久3年(1863年)、14代将軍・徳川家茂が
上洛した際に版行された「御上洛東海道」シリーズの1枚。
なお、画中の落款の「周麿」(ちかまろ)は、暁斎の若い頃の号。
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:52:01.71 ID:htPNRvyQ0
歌川国芳:天狗の夕立

43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 21:59:23.59 ID:htPNRvyQ0
歌川国芳:天狗の後利生

銭を払えば狐(お稲荷様)の住む洞窟に代参をしてくれる願人坊主。
きっと後利生(ごりしょう:ご利益)がある事でしょう。
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:07:13.91 ID:FS26N2MA0
>>43
それ見て思ったけど↓このへんの応挙か芦雪の犬をパクってるね

京の絵師からとはちょっと意外
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:13:17.67 ID:htPNRvyQ0
>>46
国芳は普通の野良っぽい細い体型の犬も描きますが
仔犬の場合だと、ご指摘の通りソレっぽい感じのが多いですね。
参考:仮名読八犬伝/初編上巻・表紙見返し

44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:03:15.21 ID:htPNRvyQ0
歌川国芳:天狗の往来

長い鼻を杖にしているのは按摩さん。
お使いの小僧は持ちきれない分の徳利を鼻にも掛けて大奮闘。
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:06:56.00 ID:htPNRvyQ0
歌川国芳:夜道天狗

48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:15:15.33 ID:RGK/y2gT0
天狗って、もしかして鼻を自由に動かせるのか…
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:18:39.07 ID:htPNRvyQ0
歌川国芳:天狗の鼻か参り

タイトルの「鼻か参り」は画面中央の
寒行の「裸参り」に引っ掛けた駄洒落。
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:21:38.10 ID:htPNRvyQ0
河鍋暁斎:暁斎百図/書の大天狗・象の鼻引

51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:27:15.08 ID:htPNRvyQ0
月岡芳年:天狗の世界

明治になって文明開化した後の天狗の世界。
挟み箱を担いだ天狗とハガキ入れを持ってハガキを配る
それぞれの郵便天狗が、猛スピードで互いに空中で激突!
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:30:31.09 ID:htPNRvyQ0
河鍋暁斎:<骸骨の生活図:その1>(「暁斎漫画」より)

53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:32:39.70 ID:htPNRvyQ0
河鍋暁斎:<骸骨の生活図:その2>(「暁斎漫画」より)

54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:38:25.59 ID:htPNRvyQ0
箱入娘面屋人魚/作:山東 京伝 画:北尾重政

浦島太郎は乙姫との結婚が倦怠期を迎え、
繁華街である中州で芸者の鯉と浮気する。
二人は事に及び、鯉は妊娠し、出産。
浦島太郎はその子供を押し付けられてしまう。
女の子だったが、魚と人間のあいの子であったので、人魚である。
困った浦島太郎は、その人魚を海に流してしまう。
後日。
漁に出た平次は、網にかかった大きな魚があるので、見て仰天。
成人(成魚)した人魚だった。
平次は大事に家に持って帰ってこっそり女房にする。
どこで聞きつけたか、見世物小屋の主人が、
売らないかなどと言うが、平次は即座に断る。
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:41:55.12 ID:htPNRvyQ0

しかし、家は貧乏で街金にも金を借り、家賃も滞納するありさま。
そこで、人魚は自らを女郎屋に売り込むことにする。
珍しもの好きの女郎屋主人が人魚をもらいうけ、花魁にする。
上客がついたのはいいが、初床の際、あまりに人魚が生臭くて、
臭いに我慢しきれず、客は逃げ出してしまう。
続きは↓で
大江戸百花繚乱 about EDO PERIOD: 黄表紙
http://pub.ne.jp/tady/?entry_id=158089
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:47:43.85 ID:htPNRvyQ0
和泉勝次郎:化物の嫁入

妖怪だって人間同様、結婚して子供産んで育てていく存在です。
まずは媒酌人による婚姻の申し入れから、お見合い経て結納に。
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:52:12.30 ID:htPNRvyQ0

続いては花嫁衣裳の仕立てを経て、花嫁行列の先触れの登場。
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:54:05.85 ID:9iQD7uAg0
おもしろい
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:56:45.21 ID:htPNRvyQ0

最後は、婚礼を経てすぐの出産、一つ目の真っ赤な姿の
赤ちゃん妖怪が生まれ、皆で揃って宮参りをして終了となる。
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 22:59:52.37 ID:6PhuGqH90
赤ちゃんがめちゃくちゃ赤いwww
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 23:02:31.30 ID:htPNRvyQ0
さて、それでは、そろそろ手持ちの画像も尽きたので
最後は、皆さんご存知の超大物妖怪さんにご登場頂きまして
そのVIPな生活風景で〆とさせていただきます。
月岡芳年:和漢百物語/<酒呑童子>

62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 23:09:12.05 ID:QkdztKQk0
乙
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 23:09:20.44 ID:htPNRvyQ0
あ、いけね。張り忘れが…
月岡芳年:<石見重太郎の猿神退治>

それでは ノシ
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 23:11:05.33 ID:32hztBWk0
いい刺激になったよ、ありがとう
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 23:11:35.63 ID:RGK/y2gT0
おつかれ
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 23:12:13.60 ID:6PhuGqH90
>>1おつ
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 23:13:18.78 ID:FS26N2MA0
>>1のアーカイブが凄そうでうらやましい
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 23:21:14.18 ID:Ned3M3200
よかった
全部保存させてもらった
1001:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 23:12:13.60 ID:6PhuGqH90