2:1/5:2012/11/02(金) 23:11:45.95 ID:azaMNrfi0
繭
3年くらい前の事です。
私は当時付き合っていた彼の子を身籠りました。
しかし、泡状奇胎(別名ブドウ子)という病気にかかり手術を致しました。
手術は一日で終わり、その後は精神的ショックもありましたが
仕事をしているほうが気持ちを保てたので、社会復帰をすぐにしました。
働いて3か月たったくらいでしょうか、
職場の人に「あなたお腹どうしたの?」といわれました。
たしかに私のお腹は妊娠したみたいに膨れ上がっていましたが
元々ガリガリだった私はこのくらいの体型のほうがいいと思っていました。
が、その数日後仕事場で倒れて病院に運ばれ「妊娠反応がでています」
と言われ唖然としてしまいました。
絨毛ガンと言われる病気でした。
その後即入院、手術、抗がん剤治療をし、あっという間に2年が経ちました。
病気は完治したのですが、子宮に繭のようなものが残りそれが何なのか
先生にはさっぱりわからずこれが自然にでて来なければ子宮全摘出という形で
退院したのですが、それだけは絶対に嫌だと思い友人に相談し、紹介されたのが
霊媒師でした。
3:2/5:2012/11/05(月) 20:33:27.03 ID:0b32kRMF0
文章力無くてすみません。
以下つづきです
霊媒師に見てもらったら
「先祖の霊が憑いている。
それは産まれてこれなかった長男になるはずの霊だ。
あなたの両親は男の子を亡くしてはいませんか?
あなたが可愛がられているのを妬んでいます」
と言われ
帰ってその話を家族にすると両親は大笑いしましたが、その傍らで
聞いていた祖母が真っ青になり・・・昔の話をしてくれました。
確かにうちの父は長男なのに次男の名前が付いています。
12:3/5:2012/11/06(火) 01:01:11.61 ID:DXp/gdNU0
話によると父が産まれる前に3か月で流産したそうですが、
府に落ちない点があります。
次男の名前が付いているということは、性別が分かっていたのでは?
性別が分かっているということは、3か月で流産は嘘になる…
では、霊媒師の言う「男の子の霊」は本当?
祖母は何かを隠しているかもしれませんが、問い詰めても
仕方ないので、霊媒師が教えてくれた供養の仕方を祖母に教えて
供養してもらうことにしました。
内容は
「かたたさも あえおもかた おおねめひょう」
(お経わすれましたがこんな感じの短くて言葉になってない感じ)
プリンと牛乳とたまごボーロを毎日仏壇にお供えし
それを23日続けるという簡単なものです。
祖母は毎日欠かさず一生懸命祈ってくれました。
そして23日目の晩…
15:4/5:2012/11/07(水) 14:22:39.41 ID:EmKeXBKjO
文章力は、勘弁してください。
ここまで書いたから最後までお付き合いください。
その日の晩シャンシャンという鈴の音と共に金縛りになり子供がわらべうたを
うたう声が聞こえてきました。
そして楽しそうに笑って消えていきました。
目が覚めるとものすごい腹痛で、トイレに行くと繭みたいな白いものが
便器に落ち、怖くて流してしまいました。
次の検診で子宮にあったものが無くなっていたのでたぶん出てきたのだと
おもいます。
26:5/5:2012/11/15(木) 21:52:28.10 ID:W66jT2ZfO
その後ですが、昔からお盆の最終日に金縛りに合い
引きずられた事もありました。
(手首に痣ができふとんから上にずれていた)
お盆に限らず仏壇のある部屋で寝ると100%金縛り。
その事件があってから一回も無いんです。
この話を聞いてくれたみなさんに聞きたいのですが
お盆の最終日にできた手形の痣や23日目の声といい
霊的なものはこんなにはっきり出てくるのでしょうか?
いまだに自分に起こったことが不思議です。
628:本当にあった怖い名無し:2012/11/30(火) 22:10:54.68 ID:p4suqipFO
スレチだけど
洒落怖まとめサイトに載ってる、前スレ(199)の「繭」という話を見て泣いた。
あの話は私の姉の話と似ている。
私は4人兄弟で、その姉ともう1人兄がいるのだが、その2人とは異母兄弟である。
年が離れてるから、異母兄弟の2は既に実家を出てしまってる。
姉はやはり2、3年前に結婚したばかりなんだが、泡状奇胎で流産してしまった。
姉はかなり落ち込んでいて、精神的にも身体的にも危険な状態だったらしい。
私が聞いた姉の様態は、親経由で聞くため、事実とは多少違うかもしれない。
だけど、ガンになったかもしれないという話を聞いた。
629:本当にあった怖い名無し:2012/12/30(火) 21:36:36.59 ID:p4suqipFO
その後、抗がん剤を服用して髪の毛が抜けた(ニット帽を被って隠している)姉が、親(実家には私しかいなかったけど)に会いに来てくれた。
霊媒師に見て貰ったという話は聞かないけれど、私の父の話が全く同じだった。
私の父方の祖母は既に亡くなっているので、「繭」を書いた人と私の姉は別人だと確信したが、あまりにも似た話なので同一人物かと疑った。
私の父は次男だが、長男であるはずの男子が生後数ヶ月程で亡くなってしまったらしい。
「繭」での「3ヶ月で流産」が嘘であれば、本当にそっくりな話である。
名前については聞いた事がないし、あまり話してくれない。
私の姉は最近何の連絡もないので、体調はどうだかわからない。
でも元気になったという話を親戚から聞いた。
「繭」を書いた人に何か運命的なものを感じたので書いてみたけど、スレチだね。
ごめんなさい。皆の暇潰しくらいになればいいと思う。
それと、お姉ちゃんとお兄ちゃんに一言。
お父さんが「寂しいからたまには顔を見せて欲しい」だって。
その時初めてお父さんの涙を見たよ。
多分、4兄弟の中で私しか見た事ないんだと思う。
終わり。
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40:本当にあった怖い名無し:2012/11/21(水) 12:06:13.35 ID:ps9uUR0bO
背後の人物
昨日の出来事。恐怖体験ってもんでもないけど、ビビリなんで今軽くビビッてる。
昨夜、自室で寝ていた時、人の気配で目が覚めた。
横向いて寝てたんだけど、その気配は背後に回りこんできた。
自分は枕もとの電気スタンドつけっぱで寝てることが多く、それに気づいた母が電気を消しにくることが度々あるので、最初はそれかと思った。
でも実際はスタンドの電気ついてなくて真っ暗。
寝ぼけながらケータイで時間確認すると午前4時。
眠くてダルいので背後を振り返るのもめんどくさい(まだ母だと思ってる)。
とゆうか体がまだ起ききってないのか動かない。
すると、背後の人物(?)は小声で「もぅ…!」といいながら(呆れたような怒ったような口調で)肌蹴ていた布団をかけてくれた。
そして気配は去っていった。
やっぱり母か、…でもなんでこんな時間に真っ暗な私の部屋に来たんだ?まぁいいか、眠い。
などと思いながらまた寝た。
今朝起きて、母に
「昨日布団かけてくれてありがと、でも何であんな時間に起きてウチの部屋来たん?」と聞いたら、
「…は?昨日は爆睡で一度も起きてないんやけど」といわれた。
…母が夢遊病ってゆうオチだったらどうしよう。
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46: 1/2 :2012/11/29(木) 09:42:29.60 ID:I5Fbf51T0
狩り
あたし的にはもっそい怖かったので、初投稿。
去年の八月に高校時代からの親友(よんと言う)の別荘に呼ばれた。
高校時代から端から見れば男(よん)と女(あたし)が仲良かったから付き合ってると勘違いされたことも何回かあったけど、
別にそういう色っぽいことはなにもなくw、ホントに女友達感覚だった。
んで、よんの家族とウチの家族も仲が良くて、丁度よんの弟が大学受験だったから、数学を教えてやってくれって話になって
(あたしは理系だがよんは文系だ)、その前の年の終わりくらいから、週に一回、よんの家に通っていた。
んで、その延長で、避暑がてら某県の某高原にある別荘で、弟くんに三日程勉強を教えることになった。
で、七月の終わりに家庭教師に行ったとき、何持ってけば良いですかー、とかそういう話をしながら、よん&よん母&弟くんと喋ってたんだけど、
よんがトイレに行った隙に、よん母が
「今年はなんもないと良いんだけど」とか言い出して。
「なんもない」ってなんだw とか思って、聞き返したら、弟くんが顔を顰めて、
「ウチの別荘、出るらしいんだよ」とか言うのwwwww
なにそれw聞いてないしw
そこで慌ててよん母が
「見たのはウチの息子(よん)と弟(よん叔父)だけだから」とかフォローだかなんだかwなことを言い出した。
つか、それまでよんと仲良くしてきて五年くらい、一度もよんからそういうオカルト系の話を聞いたことがなかったから、
「え、よんって見れる子なんですか?」って聞いたら、
「ウチの家族だと、弟(よん叔父)と母(よん祖母)とよんは見える…」とかよん母言い出して。挙句、弟くんまで、
「叔父さんが別荘は出るよねーとか話したときに、兄貴が『出るのって白いワンピースに茶髪の姉ちゃんだろ。
風呂場んとこ』とか言い出して、それがビンゴで、ホント怖かった」
なんて言い出して。
そしたらタイミング良くよんが帰ってきたから、問い質したわけ。お前見える子なの?って。したら当然のごとく、
「うん。見えるだけだけど」とか言うからなんで今まで言わないのー!ってキレたw曰く、
「俺見えるんだよねーとか言い出したら俺マジ電波じゃん」とかそういうことらしいけど。
48:2/2:2012/11/29(木) 16:58:08.96 ID:AiWxAEPI0
んで、話は飛んで別荘。
ビビってた程別荘は小汚いところじゃなくて、むしろ割と綺麗なペンションぽい建物。
んで、奥の八畳間があたしの部屋、ってことになって、そこに荷物とかを置いて布団もそこに敷いてたのね。
でも正直八畳一人じゃ広いし、勉強教え終わったらすることないし、で、弟くんとよんも入り浸ってたけど。
この八畳間がちょっと作りが素敵な感じで、ほとんど正方形の部屋の二辺が壁と床の間で、残る二辺が全部障子なのね。
んで。。。お化けも出ないし良いじゃんココ、とか思ってた二日目の夜に、それがあった。
二日目の夜に、よんと、弟くんと一緒にその八畳間の障子を微妙に開けて、ずっとモンハンをやってたのねw
ティガちゃんを皆で狩りに行って、次どうしよっかーとか話してたら、よんが、床の間の天井辺りをじーっと見てるのよ。
弟くんと顔を見合わせて、「…ちょ、よん…?」って聞いたら、
「うん、あ、ちょっと待ってて。塩取ってくるから。」とか言い出してw
何 が い る の!!! 的な。
んで、直ぐによんは皿に塩を盛って帰ってきて、床の間のとこに置いたのね。
何がいるの、って聞いたら、すぐにPSPに向かいながら、さらっと
「モンハンで言う毒けむり玉を投げたようなもやがあそこにあったけど、ま、塩置いたしもう見えないから平気だよ」
なんて言うの。
あたしと弟くんはgtbrで、慌てて障子を全部閉じて、電気消して、弟くんは布団をよんのと自分のと持ってきて、寝る準備に入ったのね。
言い忘れてたけど、よんと弟くんは四畳半に一人ずつで寝てたから、もし一緒に寝るならあたしの部屋しかなかったの。
で、布団に潜り込んで、寝ようとしてたら。
急に、閉めた障子をばんばんばんばん!!!!って叩く音が響いて。
障子、正方形の二辺にあるって言ったでしょ?その辺を往復するのよ。ばんばん!が。
二辺の頂点を仮にA,B,Cってするなら、A→B→C→B→A→B→…みたいな。
しかも相当スピード早いのね。
そんな中でもよんは一人冷静に狩りに行っててw
あたしと弟くんは二人でびったり引っ付いてgtbrwww
音も怖かったけど、一人冷静に「あー、エリア移動しやがったー」とか言ってるよんが怖かったw
そんだけなんだけどね。あたしの唯一の霊体験w
◆目次に戻る◆
56:1/7:2012/12/05(水) 16:03:15.65 ID:r3lmDxKGO
思い出したくないトラウマ
とても怖いトラウマ体験です
20代の頃会社勤めの私には
出会いがまったくなく彼女がいませんでした
そんな私に会社の先輩から女の子を
紹介してもらいました。
まあ紹介というかメアドを教えてもらったんですが
最初はお互い緊張して会話もぜんぜん
成り立っていなかったんですが
しだいに仲良くなっていき
会おうということになりました。
実際会うとすごくかわいくてやさしそうな子でした。
彼女は調理師の仕事してるらしく
デート時はいつもおいしい弁当と作ってくれました
このまま結婚して幸せな家庭を作るんだなって思ってました
57:2/7:2012/12/08(土) 23:58:51.62 ID:qZVoEIS40
しかし、付き合って三ヶ月後のデートの時
公園で会話を楽しんでいたとき
野良犬がこっちに向かってきたので
彼女が「おいでおいで」と
手を出したところその野良犬は彼女の手に噛み付きました
その後信じられない光景を目にしました
キレた彼女はものすごい勢いで野良犬を蹴り続けました
いつもとは想像できないくらい怖い顔で
犬が弱まってもまだ蹴り続けたので
さすがに彼女を止めました
止めたあと彼女は私に対して
「こんな馬鹿犬殺しとけばいいのに」
と言いました。さすがに私もその時はひきました
しかし、今日のことは忘れることにしました。
その事件あとすぐ会社から呼び出しの電話があったので
「ごめん呼び出したあったからちょっと会社に行かなければ
いかないんだけど・・・」というの彼女は笑顔で
「そっか分かった!頑張って行ってきて、わんちゃんは
やりすぎたね。ごめんね変なとこを見せてあとで
動物病院に運んでおくから!^^」
そういってくれたので私は会社に安心して向かいました
そして次のデートではいつものやさしくてかわいい彼女で
いつもみたいにおいしい弁当を作ってきてくれました。
自分もこの前のことは完全になかったとこにしようと思いました
それからいつもと同じ楽しい彼女との日々が続き
俺のアパートにも毎日来るようになりました
65:3/7:2012/12/18(火) 15:21:40.10 ID:DYGuOHZoO
ある日のこと
仕事帰りに私のアパート来た彼女
いつもと様子がおかしく怖い顔
「同じ現場で働く糞ババー超むかつくわー」
と職場の愚痴を俺に話し出しました
同じ職場で働く50代のパートの女の人で
彼女に細かい注意をよくするらしく
それに対して彼女は相当むかついている様子でした
「まあ、どこでも同じ気にすることないさ!」
彼女を励まし、彼女も落ち着きを取り戻しましたが
それから毎日そのことを愚痴るようになりました
それから一ヶ月ぐらい過ぎたとき
毎日来てた彼女が急に来なくなりました
携帯にTELやメール送ってもまったく返事が来なく
彼女のことを心配してたんですが・・・
4日ぐらい?過ぎてようやく彼女から連絡ありました
「忙しくて連絡できなくてごめんね」と
言ってくれてお詫びに今日夕食を彼女のアパートで作って
くれるとの事。
仕事終わったあと彼女のアパートに向かいました
おいしいそうな肉料理が用意されており
今まで食べたことない食感でおいしく全部
食べました。
66:4/7:2012/12/19(水) 02:30:33.18 ID:cGVFyolrO
次の日に登校するついでに柳を調べると穴から何かが出ていました
それは白い布でした、だらりと穴から垂れた布はぼろく汚れて風に吹かれてました
僕はその布を引っ張ろうと奮闘しましたが学校に遅刻する為その場は諦めました
授業中はその柳も布もすっかりと忘れてしまい遊びに没頭しました
帰りも暗くなって怖くなり好きなアニメも見たかったので急いで帰りました
その帰ってるときも誰かに追いかけられているような錯覚に襲われました
76:5/7:2012/12/23(日) 03:11:43.81 ID:Q748QRogO
デザート用意するから待っててと言ったので
その間トイレを借りようと思いトイレに向かうと
トイレの近くにある風呂場からすごい悪臭がするのに
気づきました。興味本位で風呂場を覗くと黒いビニール袋が
あり、そこから臭おうことに気づきました
何かとてつもなく嫌な予感はしたんですが
臭いの原因を知りたく開けてみると
吐き気の出るような悪臭とともに骨とか、どこかの内臓やらが
入ってました
そしてそれの正体がすぐ人間のものだと気づきました
人間の手が入ってたんです。
あまりに恐ろしさに腰を下ろしたと同時に失禁して
しまいました。
77:6/7:2012/12/23(日) 04:42:50.90 ID:E/J4WZGb0
少し放心状態が続いたあとここから逃げないとやばいと
思いました。彼女に見つからないように玄関まで着いたとき
急に背中にすごい痛みが・・・
振り返ると彼女がものすごい怖い顔で包丁を片手に睨んでました
背中を切られたことにすぐ気づきました
彼女は基地外みたいな奇声を上げたあと
「あなたには知られたくなかったわ」
と右足を包丁で刺しました
あまりに激痛で大声を上げました
私は彼女にあの死体のことを恐る恐る聞くと
「あの糞ババーの死体よ!そしてさっき食べた肉は
あの糞ババーの肉よ!ギャハハハハハ」と
もうそこにいるのは俺の知るやさしい彼女ではなく
鬼のようなモンスターでした
「知られた以上あなたは私が食べてあげる
そうそう!死ぬ前にいいとこ教えてあげる!
この前私を噛んだ馬鹿犬いたでしょ?
あれは私が料理してあなたの弁当の中にいれてあげたわ
ぎゃはははははははは」
78:7/7:2012/12/23(日) 09:20:00.73 ID:HxBBMTSc0
結構出血したせいか意識がなくなってきました
そのとき私は死を覚悟しました
俺は彼女にこのまま食われると思うと涙も出ました
次に気づいた時は病院のベットの上でした
どうやら私は助かったことを実感しました
あとで警察の人に聞いた話では
私が意識がなくなったあとすぐ警察がかけつけて
彼女は殺人罪で逮捕されました
隣の人がことの重大に気づき警察に通報してくれたみたいです
そのときの怪我で右足は完全に動かせなくなりました
なぜか、ニュースにならなかったみたいです
人肉事件だからか?むしろ私にはいいですけど
思い出したくない話ですから
今でも肉食べるのに抵抗あります。
私が今一番怖いのは彼女が戻ってくるとこです
私は彼女のエサですから・・・・
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80:本当にあった怖い名無し:2012/12/25(火) 10:57:44.81 ID:jdwp12R40
こんにゃくゼリー
こんぶ飴製造などを手掛ける、浪速製菓は、コンニャクゼリーの新製品で販売ルートの新規開拓に取り組む。
新製品は、大人の女性向けにパッケージをリニューアルしており、手で開けやすいピロー包装を採用、生きて腸まで届く乳酸菌が入っているなどの特長がある。
山田社長は「健康志向を前面に出しながら、これまで弱かったドラッグストアへの販売をめざしたい」としている。
野田氏の選挙区の岐阜に本社を持つ浪速製菓というメーカーが、
マンナンライフの蒟蒻ゼリーにそっくりの製品を開発して、
シェア拡大を狙っていました。
浪速製菓の社長=野田氏に政治献金している会の相談役です。
その2ヶ月後に、野田氏は、マンナンライフの蒟蒻ゼリーだけをストップさせました。
これで、浪速製菓のシェア拡大は非常にやりやすくなりましたね。
本当に消費者のことを考えてのことならば、すべてのメーカーの類似商品を
ストップさせるべきなのに、最大手のみをストップさせ、自分の選挙区のメーカーの
類似品はスルーって、あまりにも分かりやすい人です。
政治家は献金する企業の為に、国民や一般企業を潰しに掛かるのです。
死ぬほど洒落にならないくらい怖い話です。
幽霊なんてかわいいものです。
◆目次に戻る◆
81:本当にあった怖い名無し:2012/12/26(水) 19:19:13.35 ID:pIGWC2qCO
オカンアート
怖かったのでコピペ1/2
454 :名無しの心子知らず:2008/10/10(金) 02:30:59 ID:y5gJbuIK
当方、子ども会役員。
ちょっとした作業が必要となり、我が家に7人ほどやってきたのですが
その中に手癖が悪いと噂されているaさんがいました。
ウチは小僧対策に台所や階段には鍵付きドアが、物入れには鍵がついてるし、
盗まれて困る物は居間にないし。とノンキに構えていたところ、皆が
帰ったあとキッチンカウンターに置いてあった人形がなくなっていました。
あれがすっぽり入る大さのバッグを持っていたのは、aさんと会長の
bさんのみ。bさんは一番初めに居間を出たので、最後に居間を出た
aさんが限りなく怪しいです。
が、消えた人形はウィスキーの瓶で作った黒人人形。ダンナが一人暮らしする時に
ムリヤリ義母に渡されたオカンアート。
結婚時の引越しの際に捨てたはずが、何故か段ボールに入ってて見つけたダンナ
涙目・・・というワケで、我が家では『呪いの人形』としての地位を確立しています。
aさんが盗んだのか人形が自ら付いて行ったのか確信が持てないのと、ダンナが
「警察沙汰にしてアレが帰ってきたらどうするんだ!そっとしておけ」と真顔で
止めるため、二度とaさんをウチにあげない方向でいこうと思います。
しかし手癖悪い人って本当に何でも盗むのね~。
どうせなら、やはりオカンアートな軍手ピエロとオーストラリア土産のコアラの
クリップも持ってってくれればよかったのに。
さて、祝杯を挙げて寝入ったダンナを寝床においやらねば。
82:本当にあった怖い名無し:2012/12/26(水) 19:59:55.62 ID:oMtHEAhA0
怖かったのでコピペ2/2
314 :名無しの心子知らず:2008/10/16(木) 22:32:55 ID:rOPM+Nme
まったりとしているところすいません。
窃盗スレに書こうとしてケチケチに投下してしまった黒人人形です。
えーと。新たな黒人人形伝説が生まれました。
bさんがa宅の玄関先で立ち話をしていたところ、廊下に置いてあるゴミの中に
黒人人形がいるのを発見。かなりアレな配色が印象に残っており
「ちょっとあの人形って(私)さんの家にあったやつじゃないの!?」と詰問。
あっちゅー間に泣き崩れて白状したaをbさんが引きずって我が家へやって
きました。
黒人人形を連れて・・・
泣いて詫びるaと、それに説教を食らわしているbさんに
「お詫びとしてコレを引き取ってくれませんか?ついでにピエロも」
などと本音を言えるわけもなく、心療内科への通院を条件に警察沙汰には
しない、という方向でa夫と話し合い予定。
aは完全に病気のようです。「欲しくないのに手が動いてしまう」と言って
いました。盗んだモノがモノだけに説得力があるというか。
ちなみに、コアラのクリップも1匹減っていました。気付きませんでしたが。
黒人人形は次の不燃物ゴミの日に捨てるつもりで瓶ゴミと一緒にまとめていた
そうです。
・・・ちっ・・・もうちょっとだったのに。
帰宅したダンナが帰ってきた黒人人形を見て「くわっ」とか変な叫び声を
あげていたw
やさぐれてヤケ酒してるので、油揚げを焼いて与えねば。
◆目次に戻る◆
84:1/3:2012/12/29(土) 22:09:04.43 ID:hBkzTMUvO
三面鏡
ある営業所で、取引先とトラぶって、その対処の応援として、出張した際での出来事。
(場所の明記は勘弁してください。大阪方面とだけ書いておきます。)
営業所の人と協力して、何とかトラブルの対処も終わり、その晩は、営業所の人と、
慰労会件お別れ会で、酒を飲んで、大体9時半ごろ、宿泊先にしていたホテルに戻った。
営業所の人から、おおよその報告は言っているので、明日は、朝一で本社に戻って経緯の報告をすれば、この仕事も終わる。
明日は早くに出なければならないし、今までの疲れもあるので、部屋に戻ったら、速攻でシャワーを浴びて、寝ることにした。
で、シャワーを浴び終わった後、髪形を整え、歯を磨くため、洗面台へ。
大抵、洗面台の鏡は、三面鏡じゃないですか。
で、自分、子供の頃から、両側の鏡を、水平にして、無限に同じ光景が映っているのを見るのが妙に好きだったんです。
その時も、鏡を水平にして、無限に同じ光景が映っているのを見ていた。
その時、今から考えれば、何故そんな事をしたのかは、解らないのですが、髪形を整えるために使っていた串を握って、
鏡の前で、上下に振ってみたんです。
右にも左にも、無限に櫛が上下に振られている。
で、それを何とはなしに見ていたのですが、あれっと思って左側の鏡を見てみた。
枚数はよく数えていなかったのですが、何枚(って表現でいいのかは、不明ですが)か先に映っているのだけが、
どう見て目ても櫛ではないんです。
85:2/3:2013/01/02(水) 20:28:57.38 ID:YjtVdQkCO
そこに映っていたのは、赤い血糊の着いたナイフ。
それが、私の動かす櫛と同じリズムで上下に動いている。
見間違えかと思ったが、そうではなかった、その何枚目かのもの以外は、すべて櫛なんです。
心臓はバクバク言っていたが、変に落ち着いていたのも事実で、右側を見てみると、右側は、すべて櫛だった。
再び左側をみると、やっぱり何枚目かだけの一つだけが、血糊の着いたナイフになっていて、そのナイフが、
こちらの櫛と同じ動きをしている。
枚数は、数えていなかったが、そのナイフが、先よりもこちらに近づいているような気もする。
その時点になって、急に恐怖が襲ってきた。
あわてて鏡を元に戻し、ベッドへ。
洗面所(というかユニットバス)から何かが出てきそうな恐怖にも襲われ、結局一睡もできず朝になった。
当然、朝は、洗面所にも行かずに、速攻で、チェックアウト。
一睡もしていないせいで、かなりやつれた顔をしちたと思うが、上司は、仕事の疲れと思ったのか、
「御苦労さん」と、労ってくれて、その日は、もう帰っていいってことになった。
家に戻っても、あの光景が頭から離れず、しばらくは洗面台で、まともに鏡も見れなかった。
でも、まあ、酔っていたし、疲れと酔いで、妙な幻覚か何かを見ただけかもしれない。
と、自分に言い聞かせて、なんとか自分を納得させようとした。
87:3/3:2013/01/02(水) 21:27:16.51 ID:uI9APRt20
その甲斐(?)あってか、何かは知らないが、一カ月もたつと、生活も日常に戻ったし、鏡も見れるようになった。
で、大体3カ月も過ぎたころ、とあるホテルで、殺人事件が、というニュースが流れた。
そのホテルは、お察しの通り、私の泊まっていた、あのホテルだった。
◆目次に戻る◆
88:本当にあった怖い名無し:2013/01/03(木) 00:53:27.05 ID:Y3YQoLCV0
ある書き込み
ちょっと前に2ちゃんかどこかで読んだ話なんだけど、誰か知ってる・覚えてる人がいたら教えてほしい。
あるホームページ(癌のキャリアの人のだったかな?)の管理人さんはすごく穏やかでいい人。
掲示板もいつも賑やかで、応援のメッセージで溢れてる。でもしばらくしてから
手術が近くなってきたからなのか、だんだん管理人さんのメッセージやコメントへのレスが
荒々しくなっていく。で、ついには掲示板で大ゲンカになってしまって、閉鎖されてしまった。
それからしばらくして、その管理人さんの名前でググったらたまたまヒットしたページがあった。
どうやら管理人さんが手術を無事に終えて、再びホームページを開いたらしく、以前の大げんかのお詫びなんかも書いてあった。
よかったなあ、って思って掲示板に書き込んでみる。徐々にその掲示板ももとの賑やかさを取り戻していった。
あるときに掲示板でただ一言「e(かな?うろ覚え)」とだけ書いてある書き込みがあった。
なんだろうと思っていると、いつの間にかその書き込みは削除されてしまった。
どうやら管理人さんも意味のない言葉だと思ったらしい。
それからしばらくして、ふと、その書き込みのことを思い出した。
「あれってこのホームページのソースコード(?)を意味してたのかも……」
で、ソースコードを覗いてみたら、そこには管理人が書いたメッセージがあり、病気が実は治っていなかったこと、
末期でもうすぐ死が近いこと、書き込んでいる人への恨み妬み、あらん限りの汚い言葉や罵倒がびっしりと書き込まれていた……。
って話。
◆目次に戻る◆
97:1/7:2013/01/09(水) 07:10:21.12 ID:6JieUJmj0
後ろ向きの人
つい最近の話
資格試験の為に図書館で勉強してて
午後7時半になったので帰宅してる最中に
見たモノとそれからの実体験です。
図書館は駅から10分ほどの場所にあるが、
人通りが少なくて空き地もちらほらある。
資料館も兼ねている為建物自体も昔ながらの
造りで夜になると周りは結構不気味な感じ。
電灯は大通りに出るまではまばらで
線路沿いの薄暗い道を歩いて駅を目指すのがいつもの帰り道に。
いつもなら閉館まで大体受験生など5人は自習室に居るのだが
その日は自分合わせて2人のみ。最後に残った人は自習室の電気を
消して帰らないといけないので早めに切り上げとこうと思い、
帰宅準備を始めてると先程まで残ってた1人も既に居ない事に気付く。
98:2/7:2013/01/10(木) 02:03:47.21 ID:agCoXHAH0
帰ろうとして電気を消すと中にまだ人が居るような気がして
再度点灯するも誰もいないので少し怖さを感じ電気を消して階段をおり
出口へ。その時に消したはずの2階の自習室で「パチン」という音が
なり電気が点いたような気がした。職員が見回りでもしてるのか、と
気に留めず外へ。
既に明かりは暗くなっており、図書館利用者ももう居ないようで
周りに人気は無し。外にある喫煙所に行きタバコを吸ってから帰ろうと
思い灰皿に向かう途中でカナリ嫌なモノに出くわす。
今考えるとこれに出会ったから後々に嫌な事が続いたのかもと思う。
喫煙所に向かいつつ鞄からタバコを取り出そうと下を向いて
ふと前をみると、喫煙所の横にある小道から人が出てきた。
ただ人が出てきただけなら良かったのだけど、ソレはどうも
様子がおかしい。ユラユラというかフラフラというか
灯りがないのでそういう感じで出てきてるように見える。
ボールの様なものをついてるようにも見えるし、石を蹴飛ばしてる
ようにも見える。その時は「人」だと思い込んでいる為、
怖いという感情は全くもってなかった。
100:3/7:2013/01/10(木) 09:42:27.65 ID:0/DBWT6FO
ただ、
タバコを取り出してライターを取り出し、火を点けようと
した瞬間に背筋が一気に張り詰めて寒気が走る。
ユラユラ出てきたヒトは、後ろ向きで歩いてきている。
先程も書いたがその道は小道である。
しかも曲がりくねっている。電灯も無いので辺りは暗い。
なのに後ろ向きでフラフラしながらゆっくりとこちらに歩いて来てる。
煙草を吸おうとしてた自分だけども、流石に怖くなってきて走って
駐輪場を抜け、図書館を後にして早足で駅に向かう。
なんだったのかと理解しようとするが、全く考えれないほどに
パニックになってしまい、とにかく駅を目指す。
線路沿いの薄暗い道を歩きながらようやく気が落ち着いてくる。
ただ、直ぐに再度背筋が凍りつく。
102:4/7:2013/01/10(木) 09:47:58.67 ID:NOBfiCp6O
前方にある踏み切りが鳴りはじめた瞬間
反対方向の遮断機の前に赤いランプに照らされて
人が立っている。そのヒトも先程と同様に
後ろ向きに立っている。頭の中では色々と言い訳を考え始め
ただ、電車が通り過ぎる時に向こうを見てるだけだろ。とか
誰かが後から来てて振り返ってるだけだろ。と
気分を落ち着かせようとするが「カンカン、カンカン」
の音に気が散ってどうにも落ち着かない。
すると遮断機が下りているのに、
後ろ向きなのにもかかわらず、それはゆっくりと
遮断機の横から線路に入ろうとしてきた。
その時に
「キャー」という女性の声が聞こえた。
103:5/7:2013/01/10(木) 22:02:08.60 ID:BQwe9vu30
全く気付かなかったが自分が進んでる方向の遮断機の前にも
女性がいたらしくその後ろ向きで進もうとする人に対して
叫んでいた。だけどもそのヒトは全く止まらない。
それを止めようと女性は慌てながら中に入っていく。
自分はそれをただただ見ている。
電車が来てるなー。大丈夫かなー。
あ、やばいかも。おい、いそげ。
あ、ちがう。後ろ向きの奴は人じゃない。
と思った瞬間から一切の記憶無し。
次の日、女性が電車に飛び込んで自殺をしたことになっていた。
新聞にも出てたし、俺も心療内科で入院してて警察がきて説明?
とかをしだして親も心配なのか、何があったの?とか聞いてきたが
全く持って説明できなかった。ただ、ヒトを助けようとしてたんじゃないかな
とぼーっとした感じで答えてるだけだった。
114:6/7:2013/01/12(土) 03:23:36.43 ID:XkgAkCKtO
それから数日後(退院後)に検査のために再度病院へ行き
カウンセラーだとか言ってる医者に話しをしても
「それは、多分君がそう思ってるだけだよ。
そんなヒトは居なかったんだよ。警察も他に人は確認できなかったって」
と言ってた。
自殺を見たショックで自分がおかしくなってるのか?
あれは全て事後に創られたものなのか?とワケがわからなくなり
パニックが余計にひどくなりかけた。
でも、絶対に自分は見たんだと核心できる事が起こる。
それは友人から聞いた話で、
女性が自殺した踏み切りで幽霊が出るようになったと噂が
出始めた。どうやら成仏できない女性が学生などから
度々目撃されるらしい。
その女性は「後ろ向き」で何かを探しながらユラユラしてるらしい。
この噂を聞いた時に、自分だけは
「それは女性じゃなく、それこそが女性を殺したヒトだ。」と思っている。
117:7/7:2013/01/12(土) 08:13:06.59 ID:mzOLA5iE0
120:1/5:2013/01/12(土) 18:19:28.29 ID:BbyctH0OO
ウサギの墓
小学校の頃の話。
自分は飼育委員をしていた。
学校には鶏とウサギと亀がいて、それらのえさやりや小屋の掃除、
死体の始末をするのが仕事だった。
繁殖期になるとウサギはたくさん子供を生み、九割くらいは死んだ。
それを腐る前に、スコップや割り箸で小屋から出して埋めていた。
えさやりや掃除は先生の見張りがあるからみんなちゃんとやるのだけど、
死体の始末はなぜかほとんど自分がやっていた。
子ウサギの目にたかるアリとかみたら、そりゃ誰も触りたくないだろう、と思う。
繁殖期も過ぎたある日、クラスの女の子の様子がおかしくなった。
その子とはそんなに仲良くなくて、人だかりができてから様子がおかしいことに気づいた。
人の肩越しに覗き込んで、驚いた。
人だかりの真ん中にいたのは、でっかいウサギだった。
と思ったら、ウサギはいなくなっていて、ウサギがいた場所に女の子がうずくまっていた。
次の授業は体育の時間で、着替えなくちゃいけなかったんだけど、声をかけても反応しない。
おなか痛いの?とか心配されてたけど、体調不良じゃないんだろうな、と思った。
先生が来て、その子は保健室に連れて行かれた。
142:2/5:2013/01/14(月) 05:56:10.17 ID:j2crDy7hO
放課後、ウサギを埋めていた場所を調べてみた。
掘り返されていて、「ウサギのお墓」と書いた板や握りこぶし大の墓石、墓の目印の枝(死体の数が多すぎて板が足りなかった)、
供え物としておいた枯れたクローバーとシロツメクサの花がばらばらに散らばっていた。
たまに野犬が入ってくるので、それの仕業かと思ったが、掘り返された穴の側面は平らだった。
たぶん小型のスコップを使ったりしないと、こういうふうにはならない、と思った。
おりしもクラスでは「こっくりさん」がはやっていた。やったことはなかったが。
その頃から自分はオカルト好きで、こっくりさんの正体が狐や狸といった動物霊だといわれていることは知っていた。
なんか関係あんのかな、と墓を直しながら考えていると、女の子が二人歩いてきた。
同じクラスの、体育の時間の前に様子がおかしくなった子と仲のいい子たちだった。
ウサギの墓は人のこないところに作っていたから(踏まれたらかわいそうだと思って)、なんとなく予想はついた。
その二人を仮に永田さんと関原さんとする。
永田「なにしてんのっ?!」
自分「ウサギのお墓なおしてる」
永田「なんでっ?! くぁせふじこ」
自分「お墓、掘り返したん、永田さん?」
永田「関係ないやんそんなん!」
関原「うん、そう」
永田「せっちゃん?!?!」
関原「お墓の前で嘘ついたらあかんと思う」
永田さんはそんなこと言ったって、とかこいつ関係ない、とか言ってたけど、
関原さんがじっと黙っているので静かになった。
永田さんの足元には何匹か子ウサギがいた。
瞬きするたびにあちこち移動しているので、幽霊みたいなものだとわかった。
丸まっててかわいかったけど、何となく戸惑ってるようだった。寝てるところを起されたような。
143:3/5:2013/01/14(月) 06:37:41.53 ID:gtlHadKV0
自分「こっくりさんで使ったん?」
永田「うるさいわ! あんたには関係ないっ!」
関原「うん。こっくりさん、紙に鳥居さん描くやろ? あそこに骨置いてやってん」
自分「ふうん。うまくいったん?」
関原「きてくれたけど、帰ってくれへんかった。おかえりくださいって言ったけど、いいえって」
自分「どうやって終ったん?」
関原「そのまま。いいえってなってたけど、みかちゃんピアノがあるって言って、(十円玉から)指はなしちゃった」
みかちゃんとはその日様子がおかしくなった子のことだ。
自分「永田さん、なんでそんなことしたん?」
永田「あたしのせいなん?!」
自分「なにが」
永田「みかちゃんおかしくなったん! せっちゃんはあたしがもってきた骨が悪いって!」
自分「そうなん?」
関原「なんか、みかちゃん、ウサギに見えたから……」
永田「意味わからへんっ!」
自分「ああ……あれ関原さんにも見えてたんや。濃い灰色の」
関原「うん、それ。ほかにも見た人いたで。うち一人やったら、見間違いかなって思うけど……」
永田さん涙目。
146:4/5:2013/01/14(月) 11:02:24.66 ID:DIJ0pWi+0
関原「どうしたらいいんかな」
自分「とりあえず骨返してもらえへん? なんかかわいそうやし」
関原「うん。なっちゃん」
永田さんは半泣きでランドセルからスーパーのビニール袋を出した。
ウサギのものらしき頭蓋骨が入っていた。
自分「たぶん、板の下を掘ったからこんなきれいな骨なんやろうけど(板の下のが一番古かった)、
新しいお墓掘ってたら虫とかいっぱい出てきたと思うで。もうやめときや」
関原「虫出て来ぃひんくても、お墓は掘ったらあかんやろ」
自分「それはそうやけど」
そうでも言わないと永田さん言うこと聞きそうになかったし。
ともかく、骨を受け取り、もどして土をかぶせた。
関原「○○(自分)さん、ごめんな」
永田「ごめんなさい」
自分「うちは別に……。ウサギに謝った方がいいんちゃうかな」
三人で手を合わせた。永田さんは泣いていた。
自分がたちあがると、二人ともそれにならった。関原さんは不安そうな顔をしていた。
関原「みかちゃん、大丈夫かな」
自分「大丈夫やといいなあ」
関原「ウサギ、こんで帰ってくれるかな。お線香とかあげたほうがいい?」
自分「したいならやったほうがいいんちゃう?」
関原「なっちゃん家近いし、家からお線香とってきてくれへん?」
永田「分かった……」
自分「うち、花摘んでくるわ」
関原「じゃあうち、お水汲んでくる」
149:5/5:2013/01/14(月) 22:40:37.89 ID:vdblYzhN0
永田さんは校門のほうへ、
関原さんは歯磨き用のコップを給食袋からとりだすと、校舎の方へ走っていった。
永田さんの周りにいた子ウサギは、何匹か彼女についていき、何匹かはいつの間にか消えていた。
自分は体育館裏に行き、ねじれ草や露草を集めた。
墓のところに戻ってくると、関原さんは水を備えていた。
自分「関原さん。あのな、永田さんの足元……」
関原「うん、あれでうち、あの骨がウサギのやったんやってわかってん。
なっちゃんは狐の骨、っていってたけど」
永田さんが子ウサギを連れて戻ってきた。本人につれている自覚はないみたいだったが。
関原さんは永田さんからライターと線香を受け取り、火をつけた。
振って火を消すと、煙が上がる。
関原さんは永田さんに淡々と説明した。
墓石がウサギを返す場所につながっている扉であること、
水は、それを霊にわかるように示し入りやすくしている役割であること、
線香の煙は霊を導くための道で、同時に自分たちを霊と分けてくれるものであること、
花は慰めのためのはなむけであること。
もっと簡単な表現だったが。
三人でもう一度手を合わせた。
目を開けると、子ウサギはいなくなっていた。そのときは。
翌日、みかちゃんは無事に登校してきた。ウサギも見えなかった。
それから関原さんとはなんとなく仲良くなった。
あのあともたまに永田さんのそばにウサギを見ることがあったのだが、
結局言わずじまいだった。
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