2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 20:52:30.774 ID:pI3V2fVaa.net
究極生命体になる
4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 20:52:56.767 ID:/Zn82myEa.net
種が繁栄すること
8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 20:55:16.492 ID:oCMEs2Jz0.net
どう終わるか
10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 20:56:39.807 ID:jTtNPb+F0.net
まず繁殖するっていう行為自体にどういう意味があるんだろうか
増えてどうしたいのかっていう目標がないと意味が分からない
9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 20:56:07.470 ID:XKHvvY49a.net
あなたのおっしゃるこの問題こそ哲学が解明しなければならない問題です。
この質問における最終的な解答が出れば、当然殺人はいけないし、
自殺はいけないなどの倫理的な問題の解答にもなります。
11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 20:56:43.804 ID:XKHvvY49a.net
生命は、地球に存在するエネルギーを循環させて消費して生きていく。
その中で成長し老化し死んでいく。
その過程で子孫を育む。
このようなプロセス自体は「科学」によって徐々に解き明かされています。
12: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 20:57:16.139 ID:XKHvvY49a.net
ただ、科学はそれ自体「完全」であるが故に、
その科学の考え方の枠組みを超えた形而上の問題については、
その問題自体を設定することも理解することもできません。
13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 20:57:52.789 ID:XKHvvY49a.net
問題は、このようなプロセスを誰がどんな目的のために創り上げたのかということです。
超越者のような存在によって創られ動かされてきたのではないか?
それはいまのところわかりません。
14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 20:58:32.583 ID:XKHvvY49a.net
とはいっても「神」や「超越者」を設定しても、
不完全性定理により原理的には堂々巡りとなり決定的な解明までには至りません。
すなわち大いなる意思を想定しても解決にはならないのです。
15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 20:59:35.130 ID:jTtNPb+F0.net
色々長ったらしく説明してるけどつまりお前は分からないんだろ?
132: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 23:03:30.648 ID:40nH7ifI0.net
>>15
疑問だけしか提示しない
おまえが言う事ではない。
16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:00:03.604 ID:XKHvvY49a.net
そこで私はこう思うんですけど、
地球は、自身が天体として持つ宇宙エネルギーを消費するために、
生命にその消費活動の一端をゆだねているのではないでしょうか。
17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:00:42.493 ID:XKHvvY49a.net
生命体は、電磁的な力によって、
発生する場がつくられ、そこに組織が形成されていく、
いわゆる生物学的な「場の理論」という仮設があります。
18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:01:11.133 ID:XKHvvY49a.net
また、生命体は、外界と関係のない「体内時計」というものをもっています。
それによって受精から生命の発生、
そして生体の完成までを成し遂げることができるとされています。
19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:01:25.258 ID:9IYyPOIad.net
すげえ
20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:01:40.662 ID:XKHvvY49a.net
これら「場の理論」や「体内時計」を考えると、
生命は、「地球自身の姿に似せて作られた」といえると思います。
21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:02:20.978 ID:XKHvvY49a.net
基本的には電磁力や太陽-地球-月の引力が生命の発生の源なのです。
すなわちいわゆる「自然界の(4つの)力」によって私たちは生みだされ、
地球のエネルギー消費に貢献しているのです。
22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:03:01.803 ID:XKHvvY49a.net
いいかえると、地球を消費するための機能として「生命」はあるのではないかということです。
したがって、遠い将来太陽や地球はエネルギーを失って死滅するから
「生きようとするのは不自然」なことではなく、
死に向かっていくのは、自然の摂理であると言えるのではないでしょうか。
24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:03:41.262 ID:XKHvvY49a.net
つまり、私たちは、地球のエネルギー的な「死」のために生きているとさえいえるのではないかと思われてくるのです。
逆にいえば、地球があるかぎり生きることを余儀なくされているのが「生命」といえるのではないでしょうか。
25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:06:23.489 ID:sMua8PyB0.net
なんかかっこいい
26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:06:40.951 ID:7ktw28/2E.net
読ませられたわ
54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:22:06.473 ID:+1Iuoy/00.net
生命の目的は永遠の命
つまり種を絶やさないことがクリア条件
46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:18:18.288 ID:f5dxW1lQ0.net
連続して変化し続ける構造体
56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:22:52.132 ID:vw+oI4yM0.net
地球誕生から減少し続ける炭素を作り出すための炭素ムシ
70: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:30:49.639 ID:2zxk3aBXK.net
生命の目的とは汚らしい自己で神聖な宇宙を埋め尽くす事だよ
これは神への冒涜であり挑戦である
どちらが神なのか誰が神なのかという
81: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:36:17.730 ID:nYcFi5+30.net
宇宙はエントロピーを増大させる方向に動く
あるいはその方向に動こうとする
。宇宙空間で局在化したエネルギーを平均化したい
そのためには地中で固定化した炭素も掘り出して熱に変換しないといけない
そのために生物が生まれ進化をして知的生命体が産まれた
この知的な生命体の存在によって核分裂反応で質量さえも熱エネルギーに変換していく
エントロピーを増大させるために宇宙が産み出した道具
それが生物
88: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:40:49.527 ID:CdbOVV9H0.net
神様「ほかの動物に食べられない大きくて強い体
気候はほとんど変わらないから爬虫類でおk
このまま順調に進化していけばなんの問題もないやろ」
89: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:47:06.785 ID:FXGAhGrBd.net
宇宙規模で考えると居ても居なくても良いように思えるけど
もっと大きな規模だときっと必要な存在なんだろうなあ
90: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:48:30.188 ID:YAXI1Uc40.net
つまり全力で資源を枯渇させるのが生物の役割ってことで良いのか?
後世への倫理観やらが邪魔してるってだけで
91: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:48:34.975 ID:MGHH3ubk0.net
目標があるなんていってる奴は所詮擬人化してるだけだから
そんなもんはない
93: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:54:12.636 ID:2zxk3aBXK.net
ないんだとしたら逆の方向性もあっていいはずだ
或いはそれ以外
増えるしか方向性がないのは個人の意思の及ばぬ何かがある
94: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:56:34.127 ID:MGHH3ubk0.net
目標や目的と理由や原理をごっちゃにしちゃいけねえや
96: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:59:13.851 ID:2zxk3aBXK.net
ただ単に増えるという原始的な方向性だけ機能的になぜ全くの不動なのか
100: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:04:10.458 ID:6LnjOZF80.net
>>96
それが本質だから
現在存在している生物を見てそうおもうのはあたりまえ
なぜならそもそも増えない物はとうの昔に絶滅してる
105: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:12:21.460 ID:2zxk3aBXK.net
>>100
その本質とは?
なぜ本質なのか
そもそも変容してもいいはず
なぜ本質だけ変わらないのか
変わらない必要性は
110: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:16:49.664 ID:6LnjOZF80.net
>>105
冷静に考えろよ
増える、すなわち後世にあとを繋いでいく事ができない生物は生き残ってないんだよ
変わらない必要性とかどうとかじゃなくて
変わってたら残ってないの
97: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:59:53.469 ID:FXGAhGrBd.net
宇宙の歯車としての人間なんて時給650円のバイト以下の存在なんだろね
98: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:02:02.271 ID:6LnjOZF80.net
原初の海で発生した自己増殖が可能なタンパク質
結局生命はそれに大げさなガワついてるだけ
増えて生き残るものがどんどん増えてるだけ
99: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:03:26.104 ID:MGHH3ubk0.net
不動で増える方向に向かってるように見えてるだけで
死んだりたびたびごっそり減ったりしてる例に目を向けてないからだ
目標があるという前提を残しておくためにね
102: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:08:13.401 ID:MGHH3ubk0.net
たまたま上手い事システムができあがってるからであって目標の有無との関係はない
あるように思うのはそう考えたい人間の側に原因がある
103: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:08:57.023 ID:a51NXtvY0.net
「進化の終着地点は自滅……「死」そのものだ」
107: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:13:16.049 ID:6LnjOZF80.net
確率論的な試行の結果に意味を後付けすることはできない
114: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:18:35.494 ID:FhYt63RO0.net
不老不死が最終目的じゃあないの
115: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:19:04.658 ID:jTtNPb+F0.net
死をどこかしらに組み込まれているのなら何で生きようとするんだろう
128: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:46:08.411 ID:MGHH3ubk0.net
理由があって現象があるのではなく
現象に我々人間が理由付けしてるんだよ
122: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:27:21.318 ID:BqM+gW7I0.net
我思う、ゆえに我あり
129: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:46:30.174 ID:oxUUGkGX0.net
神の一手を極めること
131: キリマンジャロ ◆Mt.KILI/AUJE 2015/07/10(金) 22:52:46.373 ID:d9w7beX+0.net
今の自分には分からないけど
小さい頃に考えた時はこう思ったな
この世界の外側まぁ宇宙のどこかに神様みたいな存在がいて
大昔に地球に生命を誕生させた
その生命は本能的に自分を生み出した親(つまり宇宙のどこかにいる神様)の元へ帰ろうとしているのではないか
その為に複製して知能を得て最近ようやく少しだけ宇宙に行けるようになった
133: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 23:06:07.873 ID:QbuCjhWM0.net
目標というのは欲求に基づいて知性が定めるものだと思うのだが
生物の殆どはそこまで高度な知性は持たないし
単細胞生物には欲求もないと思うのだがどうか
106: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 22:12:55.349 ID:FXGAhGrBd.net
その答えは永遠に謎のまま
解き明かすことができるはずないじゃーん
127: キリマンジャロ ◆Mt.KILI/AUJE 2015/07/10(金) 22:42:09.642 ID:d9w7beX+0.net
面白かった
管理人です!
上記スレ内でのID:XKHvvY49a.netさん(緑のレス)の話には続きがあります。
まとめの都合上、上では省きましたが、以下にその続きを載せています。
なかなか興味深い話だったので、お時間がある方はぜひご一読くださいませ。
27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:08:56.220
僕らは毎日ごはんを食べてる。
人間は食べないと死んじゃうからね。
でもさ。
なぜ食べないと死んじゃうんだろう?
食べ物が栄養になるってどういうコトなんだろう?
僕らが食べたものはカラダの中でどうなっていくのかな?
消化される、栄養になる、身体を作るって、具体的には何が起こってるんだ?
そして、最終的な疑問に辿り着くよ。
28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:09:45.156 ID:XKHvvY49a.net
生きてるってことはどういうことなんだろう?
福岡伸一さんは分子生物学者で、これまでに「生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)」で生物が生きているとはどういうことなのかを記し、
「もう牛を食べても安心か (文春新書)」では牛海綿状脳症(いわゆる狂牛病)の原因とされるプリオンを通じて、病気が種を超えて広がるしくみと、
ヒトがタンパク質を摂る理由から生物が生きているという状態を分子レベルで丁寧に解説したよ。
29: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:10:26.668 ID:XKHvvY49a.net
もちろんその他にもたくさんの著書があって、どれもが整理された優れた文章で分かりやすく綴られていく。
個人的には文章のお手本としても注目してるんだけどね。
31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:11:05.063 ID:XKHvvY49a.net
福岡先生の主張は明快だ。
つまり、生物は身体を作るパーツを手に入れるために食べてる。
食べることで身体の中の分子は、食べたものの分子と瞬時に入れ替わり、
古くなった分子は排泄され、食物から手に入れた分子によって構成されたアミノ酸や酵素が身体を作っていく。
32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:11:44.334 ID:XKHvvY49a.net
生物っていう複雑なシステムは悪くなったり古くなった部分を丸ごと取り替えるっていうやりかたよりも、
いわゆる新陳代謝を起こして常に全体をリフレッシュしていくほうが理にかなってるんだって。
33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:12:37.244 ID:XKHvvY49a.net
そのためには、新しいパーツを供給し続けないといけない。
おもしろいのは、食べたものはそのまま身体のパーツになるんじゃない。
たとえばお肉は体内で直接筋肉や皮膚に置き換わるんじゃなくて、
筋肉や皮膚や消化酵素を作りだすことのできるパーツとして吸収されることになる。
34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:13:22.234 ID:XKHvvY49a.net
この本「動的平衡 -生命はなぜそこに宿るのか-」ではこう説明されるよ。
「消化とは、腹ごなれがいいように食物を小さく砕くことがその機能の本質で決してなく、
情報を解体することに本当の意味がある。
タンパク質は、消化酵素によって、その構成単位つまりアミノ酸にまで分解されてから吸収される。
35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:13:53.872 ID:XKHvvY49a.net
タンパク質が「文章」だとすれば、アミノ酸は文を構成する「アルファベット」に相当する。
「I LOVE YOU」という文は、一文字ずつ、I、L、O、V……という具合に分解され、それまで持っていた情報をいったん失う。」
(引用元/「動的平衡」 P67~68)
36: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:14:34.007 ID:XKHvvY49a.net
たとえばお肉はすでにお肉とかじゃなく、栄養素としてのタンパク質でもなく。
もっと微少なアミノ酸にまで分解されて、はじめて身体に取り込むことができるんだって。
じゃあなぜタンパク質をアミノ酸にまで分解しないといけないのか。
そのシンプルな疑問から、やがて病気に感染しないための生物のシステムや、
生命の本質、そして食べ物を摂るっていうことがどういうことなのか、なんかが語られていく。
38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:15:09.769 ID:XKHvvY49a.net
福岡先生の生命観はとても興味深い。
僕らの身体ってのはしっかりした形があって、明らかに手に触れる実体のあるものだけど。
分子生物学的に見ると、生物っていうのは食べ物を構成していた分子が通り過ぎていく過程でしかないんだって。
39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:15:41.758 ID:XKHvvY49a.net
この実体がある身体も分子レベルで見れば常に入れ替わって新陳代謝を続けている。
つまり生物の身体っていうのは、来ては去りする分子が一時的に停滞している状態でしかない。
この常に変化し続ける「動的」な「平衡」状態が「生きている」っていうこと。
40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:16:10.144 ID:XKHvvY49a.net
この感覚はちょっと足もとが揺らぐっていうか。
自分の身体が信用できなくなる感じがするよね。
今、この状態が「動的」な「平衡」状態でしかない、っていうのはにわかに受け入れがたい感覚なんだよね。
42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:16:48.139 ID:XKHvvY49a.net
つまり、いろんな原稿を書いたり、女の子をデートに誘いたいなって思ったり、
スノーボードが楽しかったりする「僕」という生物は、分子の雲の揺らぎの中にしか存在してない。
その分子は動的に、常に入れ替わってる。
43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:17:13.427 ID:XKHvvY49a.net
それなのに僕は僕としての記憶と自我を保持しつづけている。生きている間はずっと。
身体や神経や脳さえも「動的」な「平衡」状態でしかないとしたら、「僕」の本質はどこにあるんだろう……?
45: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:17:50.240 ID:XKHvvY49a.net
あとさ。
“食べ物として身体に入ってきたものは分子レベルにまで細かく砕かれて、
身体の中のどこかの細胞を構成する分子として利用され、
同時に古くなった分子をつぎつぎに体外に捨ててる”
この考え方は、食べ物に対する短絡的な概念を整理してくれるよ。
47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:18:30.492 ID:XKHvvY49a.net
よくコラーゲンたっぷりのお料理を食べたらお肌がツルツルになるっていうハナシがあるけど。
あれはあり得ないんだって。
まぁ、難しいハナシを聞かなくても、そんなのはちょっと考えれば分かるよね。
コラーゲンを食べたらコラーゲンになる? もしそうなんだったら、
鶏肉を食べたら鶏の筋肉がつくことになるよ。豚を食べたら豚になっちゃう?
48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:18:59.940 ID:XKHvvY49a.net
もちろん、そうじゃない。
食べたものがそのまんま身体を構成するパーツにはなるわけじゃない。
じゃあどうしてコラーゲンだけは直接コラーゲンになるって思っちゃうんだろう?
49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:19:44.731 ID:XKHvvY49a.net
たぶん大多数の人はこう思ってる。
「食べたものが直接身体のパーツになるんじゃない。
身体の中にコラーゲンをたくさん取り込むと、コラーゲンの原料がたくさん手に入って、
結果的にコラーゲンがたくさん作られて、お肌がツルツルになる」って。
ブッブー。
さっき言ったみたいに、
食べたものはすべて分子レベルにまで分解されてから、体内に吸収される。
50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:20:23.775 ID:XKHvvY49a.net
「コラーゲンは、細胞と細胞の間隙を満たすクッションの役割を果たす重要なタンパク質である。
肌の張りはコラーゲンが支えてるといってよい。
ならば、コラーゲンを食べ物として外部からたくさん摂取すれば、
衰えがちな肌の張りを取り戻すことができるだろうか。
答えは端的に否である。
51: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:21:10.321 ID:7ktw28/2E.net
ほう
52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:21:20.034 ID:XKHvvY49a.net
食品として摂取されたコラーゲンは消化管内で消化酵素の働きにより、ばらばらのアミノ酸に消化され吸収される。
コラーゲンはあまり効率よく消化されないタンパク質である。消化できなかった部分は排泄されてしまう。
一方、吸収されたアミノ酸は血液に乗って全身に散らばっていく。
そこで新しいタンパク質の合成材料になる。
しかし、コラーゲン由来のアミノ酸は、必ずしも体内のコラーゲンの原料になるとはならない。
むしろほとんどコラーゲンにならないと言ってよい。」
53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:21:59.713 ID:XKHvvY49a.net
お肌にいいコラーゲンも、コエンザイムナントカも、
何千円もするサプリメントも。
結局はアミノ酸に分解されて、
バラバラのパーツになって別の物に組み立て直されるんだよ。
それは分かっていても、
身体にいいって聞くと(ところで身体にいいって、具体的にどういうこと?)、
都合のいい考え方に落ちていっちゃう。
55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:22:45.773 ID:XKHvvY49a.net
これを食べれば健康維持ができるだとか、あれが身体にいいとか、
ナントカはダイエットに効くとか。
場合によってはきちんとした研究機関まで持ってる会社が、
こういった「食べ物に関わる都市伝説」をあおるような製品を市場にまき散らしている。
ある食品が持つ、ほんの小さな効果を大々的に打ち出して、
体調が悪くなるっていう「不安」につけ込んでくる。
58: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:23:33.706 ID:XKHvvY49a.net
虚飾の健康指向と、正しい知識に裏打ちされた食物観。
それを見分ける知識を持てば「コラーゲンでお肌ツルツル」や
「身体にいいサプリメント」に何千円も費やすことはなくなるんだけどね {^^}
(お金だけの問題じゃないよ。そのカラフルな錠剤は、いったい何からできてるんだろう?)
59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:24:19.675 ID:XKHvvY49a.net
なぜ生物は食べないといけないのか。
このことをきちんと理解することは、
自分の身体と向き合い、何を食べるべきかを意識することに直結する。
フードファディズムに侵されない強力な支えにもなるしね。
疾病予防やミトコンドリアの働き、そして食べ物を正しく理解するという姿勢まで。
「動的平衡」は分子生物学っていう視点を通して、新しい生命観を体験させてくれた。
科学の冒険書としては、すごく良くできてる。
理科好き男子と、本気で食べ物に気をつかってるアスリートには、是非。
61: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:26:14.068 ID:XKHvvY49a.net
学者「君が荒野を歩いていると、石につまずいてしまったとしよう」
ぼく「はあ」
学者「なぜそこに石があったと思う?」
ぼく「そんなの知らないよ」
学者「ふむ」
ぼく「石なんてそこら辺に落ちてるもんでしょ」
学者「なるほどね」
63: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:26:49.402 ID:XKHvvY49a.net
学者「では同じように歩いていると、今度は腕時計を見つけたとしよう」
ぼく「はあ」
学者「なぜそこに腕時計があったと思う?」
ぼく「そりゃあ、誰かが落としたんでしょう」
学者「ふむ」
ぼく「じゃなきゃ時計なんて落ちてるわけない」
学者「なるほどね」
64: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:27:10.929 ID:XKHvvY49a.net
学者「じゃあ次は、草陰で隠れているネズミをみつけたとしよう」
ぼく「はあ」
学者「なぜそこにネズミがいるとおもう?」
ぼく「う~ん、ネズミくらい自然にどこでもいるんじゃないの」
学者「ん?もう一回言って?」
ぼく「だから自然にいるって」
学者「は~いストップ。今おかしいこと言ったね~」
ぼく「あ?」
65: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:27:36.958 ID:XKHvvY49a.net
学者「なぜ時計は誰かが落としたもので
ネズミは自然のものだと言うのかな?」
ぼく「何言ってんだこいつ」
学者「いいから答えてみなよ」
ぼく「時計なんて人が作ったもんだろ」
学者「というと?」
ぼく「複雑な機械が自然と落ちてるわけないっていうの」
学者「へえ~」
ぼく「馬鹿なのかな」
66: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:28:00.607 ID:XKHvvY49a.net
学者「じゃあネズミは?」
ぼく「ネズミは生き物だろ」
学者「はい、おかしい。全然意味わかんない」
ぼく「あ?」
学者「ネズミだってその構造は複雑だよ。いや、機能の面から言えば
時計よりもっと複雑!より精密!」
ぼく「…」
学者「多目的!多機能!圧倒的不自然!」
ぼく「…」
67: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:29:01.895 ID:XKHvvY49a.net
ぼく「できるんだから仕方ないだろ…」
学者「はいぃ~?」
ぼく「自然はすごいの!ネズミくらいできちゃうの!」
学者「だったら、時計だってできちゃって良いんじゃないの?」
ぼく「…」
学者「天然の歯車と天然のバネが、年月を経て自然に組み合わさってさ~
腕に付けられるベルトまで付けちゃってさ~」
ぼく「…」
学者「かっこいい腕時計がさ~」
ぼく「…」
68: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:29:38.485 ID:XKHvvY49a.net
学者「おかしいじゃん?」
ぼく「そりゃ…時計は自然にできないよ…」
学者「そうじゃねえだろ!ボケが!」
ぼく「ひえっ…」
学者「ネズミが自然にできたってのがおかしいんだろうが!」
ぼく「え…」
学者「時計みたいな精密機械を見りゃ人工物だって誰でも思う。俺だって思う」
ぼく「…」
学者「できるわきゃねえよなあ。石っころとは違ってよお」
ぼく「…」
69: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:30:11.738 ID:XKHvvY49a.net
学者「だったら、ネズミだってそうだろうが」
ぼく「はあ…」
学者「こんな精密な構造をもって動くもの。風が吹いてできました~
なんてありえない!」
ぼく「…」
学者「誰かが設計して誰かが作ったとしか思えない。そうだろう?」
ぼく「…」
学者「どうなんだよ!違うんなら天然の時計もってこいや!」
ぼく「違わないです…」
71: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:30:53.207 ID:XKHvvY49a.net
ぼく「ところで…いったいだれなんすか。その設計した人って」
学者「神」
ぼく「!!」
学者「いわゆる、インテリジェンスデザイン」
ぼく「い、いい、いんてりじぇんす!」
学者「この『自然神学』を読みたまえ。これがこの世の答えだ
神はいるのだ」
ぼく「かっこEEEEEEEEEEEE」
ペ イ リ ー の 時 計
74: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:33:15.553 ID:XKHvvY49a.net
ジェインズが資料に使うのはホメロスの『イーリアス』である。
この古典には「意識」とか「意志」とか「精神」とかいう語が存在しない。
ジェインズによると、それは「『イーリアス』に出てくる人々は自らの意思がなく、何よりも自由意思という概念そのものがない」(94)からである。
古代ギリシャというのは「意識」という概念がない世界なのではないかとジェインズは推論する。
「意識」がない人間はではどうやって思考したり判断したりするのであるか?
答えは聞いてびっくり。
彼らは「神々」が命じるとおりに生きるのである。
76: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:34:05.414 ID:XKHvvY49a.net
古代ギリシャにおいては「神々が意識に代わる位置を占めている」(96)のである。
「行動は、はっきり意識された計画や理由や動機に基づいてではなく、神々の行動と言葉によって開始される。」(96)
物語の登場人物たちはさまざまな激しい感情に突き動かされて、きわめて活動的にふるまっているけれど、
彼らがそのようなことをするのは「神々に心を狂わされ」たせいであり、人間を「神々がつねにおもいどおりになされる」せいなのである。
ジェインズはアガメムノンには自我というものがないと主張する。
彼らにおける意識の地位は「神々」が占めており、
その声を彼らは統合失調症患者やジャンヌ・ダルクが聴いたようにはっきりと聴くのである。
78: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:35:04.080 ID:XKHvvY49a.net
「遠い昔、人間の心は、命令を下す『神』と呼ばれる部分と、それに従う『人間』と呼ばれる部分に二分されていた」(109)とジェインズは考える。
ちょうど上院下院、衆院参院の二院制のように、二つのセクションが同一の議案について別の立場から審議するので、
この心の働きをジェインズはbicameral mind(二院制の心)と術語化する(邦訳では「二分心」)。
例えば、私たちは無意識に自動車を運転しながら、隣の座席の人と複雑な哲学的議論をすることができるが、その逆はできない。
この「無意識に運転している脳」は実際には路上の歩行者や周囲の車の流れや信号や路面状況に対して膨大な情報を収集し、
瞬時のうちに分析し、最適な行動でそれに対処しているにもかかわらず、
私たちはそのプロセスをまったく意識しないで、
運転とまるで無関係に哲学的私見を理路整然と述べることができる。
79: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:35:57.773 ID:XKHvvY49a.net
しかし、例えば挙動の怪しい車が前方を蛇行していたり、タイヤがバーストしたり、不意に警官が停止の合図をした場合など、私たちは口をつぐむ。
「あれ、何だろう」とか「おい、勘弁してくれよ」というようなことはぼそっと言えるけれど、「私」を主語にして「私が思うには・・・」
というような命題文を述べることはもうできない。
「それが何を意味するのか。どうふるまうべきか」について判断するためには、これまでに経験したそれに類した出来事を想起し、
それらの経験から導出した訓戒的知見を参照する必要がある。
そして、これは現代人においては「自我」の果たすべき機能なのである。
「私はこれまでこういう場合にはこうしてきた、だから今回も・・・」とか
「私は前回にこうして失敗した、だから今回は・・・」というような推論は「私の同一性」に担保されている。
82: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:36:53.386 ID:XKHvvY49a.net
ジェインズの仮説は、この「自己同一的な私」というものが人類史に出現してきたのは、
私たちが想像するよりはるかに近年になってからであろうというものである。
「自己同一的な私」が登場する以前には、「それまでの人生で積み重ねてきた訓戒的な知恵をもとに、何をすべきかを告げる」機能は「神々」が果たしていた。
だから、その時代の人々は、何か非日常的な事件に遭遇して、緊急な判断を要するとき、「神々」の声がどうすべきかを「非意識的に告げるのを」待ったのである。(111)
これは現代の統合失調症患者の聴く「幻聴」にきわめて近い。
患者たちはそれを「神、天使、悪魔」のようなものが発しているのだと感じている。
声は一人のこともあれば、複数のこともある。
何人もが患者についてあれこれと話し合い、激論のあまり患者自身にも話の内容が聞き取れないこともある。
83: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:37:49.065 ID:XKHvvY49a.net
幻聴は固有の「疾病利得」を伴っている。
それは「正否の判断ができないことについてとりあえず判断が下る」ということである。
私たちをもっとも苦しめる心的ストレスは「どう判断してよいかわからないにもかかわらず判断を迫られ」、
かつ「その判断が正しかったのかどうかがわかるまでにかなりのタイムラグがある(場合によっては最後までわからない)」というかたちで出現する。
身体的なものであれ、精神的なものであれ、単なる苦痛はそれほど大きなストレッサーではない(私たちは痛みにすぐ慣れる)。
けれども、その苦痛がどういう理由で私たちに与えられ、
苦痛の量は私たちのどういう行動と相関しているのかがわからない場合、
心的ストレスは耐えられる閾値を超える。
84: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:38:38.424 ID:XKHvvY49a.net
そういう心的ストレスに耐える方法は一つしかない。
私たちに決然たる行動を命じるのだが、その理由を明らかにせず、
その行動が私たちにどのような利得や不利益をもたらすのか教えようとしない「もの」に私たちの主体の座を明け渡すことである。
「不条理なストレッサー」にはそれと同じくらい「不条理なエージェント」で対抗するしかない。
ある種の宗教や政治イデオロギーがつねにかわらず多くの人を魅了するのは、
その不条理性が人々の陥っている状況の不条理性と「釣り合っている」からである。
細木数子のような人が高いポピュラリティを誇るのは、
彼女の告げることの支離滅裂さや非論理性が、
彼女を信じる人々の落ち込んでいる状況の支離滅裂さや非論理性と同質だからである。
85: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:39:26.874 ID:XKHvvY49a.net
「二分心」を持った古代人において、この「不条理なエージェント」の呼び出しを解錠するストレス閾値は現代の統合失調症患者のそれよりずいぶん低かったのではないかとジェインズは推理している。
古代人は正否の決断ができない意思決定機会に出会うたびに強いストレスを感じ、そのストレスが「神々」を呼び出した。
「神々の声」は意思決定できない人々にとっての救済だったのである。
このメカニズムはそのあとも本質的にはあまり変わっていないのではないかと私は思う。
井上雄彦の『バガボンド』で一乗下り松での吉岡一門との死闘のさなかにあって、武蔵の頭の中で柳生石舟齋と宝蔵院胤栄が対話を始める。
七十人の敵を前にどのようにふるまうのがもっとも適切であるのかという答えの出ない問いに苦しんでいた武蔵はここでこの二柱の「武神」(と彼が信じるもの)に自我の席を明け渡して、
彼らが告げる「なんだか意味のわからないことば」に聴き従うことで、自己決定の呪縛から解き放たれる。
86: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:40:06.515 ID:XKHvvY49a.net
さきほどの運転の比喩で言えば、「自分はどういうふうに車を運転するのがもっとも適切であるのか、手はどう動かすべきか、足はどう踏むべきか、眼はどこにつけるべきか・・・」
ということを主題的に意識しているドライバーと、横から話しかけてくるよく意味のわからない(けれどたいへん重要な情報を含んでいるらしい)
謎の言葉を聴き取るのに夢中で、無意識に運転しているドライバーとではどちらの身体操作がスムーズか、ということである。
ジュリアン・ジェインズはたいへん刺激的な思想家であるが、私が個人的にいちばん面白いなと思ったのは、
「自我」の起源的形態が「神々」だというアイディアである。
私はこの考想はきわめて生産的なものだと思う。
87: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2015/07/10(金) 21:40:47.352 ID:XKHvvY49a.net
だから、「自分探し」が「聖杯探し」とまったく同一の神話的構造をもっているのも当然なのである(地の果てまで行ってもやっぱり聖杯はみつからないという結論まで含めて)。
私につねにもっとも適切な命令を下す「私だけの神の声」を現代人は「ほんとうの自分」というふうに術語化しているわけである。
自己利益の追求とか自己実現とか自己決定とかいうのは、要するに「『ほんとうの私』という名の神」に盲目的に聴従せよと説く新手の宗教なのである。
引用元: ・生物の最終目標ってなんなの?