見つかっちゃいました!
このモロッコで発見された新種のクモは、夜行性のためか、このような形で見つかるのは極めて困難であるのことです。
1日のほとんどを岩の下か、もしくは長い筒のような巣の中でひっそり過ごします。なんだかすぐ壊れてしまいそう。

モロッコで発見された新種のクモの巣穴。

もの凄い勢いでその存在をアピールしたが、生物学的にも生態学的にも、ただ単に”砂漠に住むフリックフラックを得意とするクモ” とまでしか明らかにされてないそうです。
https://youtu.be/brh8Fv7Lw9M
どうやって転がるの?
もしかしたら似たようなクモを以前見たことがあるかもしれません。
それは
ゴールデンウィールという名の同じようなパフォーマンスをするクモであります。
そして彼達の <転がりのストラデジー> は”傾斜と重力” にあるようです。
砂漠の傾斜と地球の重力を利用して自分自身を回転させながら転がるその行為は、敵から逃げるための、まぎれもないストレートな行動パターンだったのです。
また、この行為は実はフラットな土地でも少しばかり上り坂でもみられるということですから、この転がり真意は <一目散!> というところにあるかもしれませんね。 そして坂を下るときはおよそ1秒に6.5フィート(2m弱)も飛ぶように跳ね転がるというのですから、普通に歩くのと比べ2倍もの速さなんですね。
体力かなり消耗します
ご想像の通り、この全身運動かなりのエネルギーを必要とします。 人間にしたら、こんなハードな運動の後はゆっくりプールやビーチなどでくつろいで・・・といったところでしょうか?
いえいえ、砂漠ではそんなセレブのような生活は保障されていません。 この本能による全身全霊な行為によって、時には力尽きて命を落としてしまうことだってあるのです。
どうですか?皆様に笑いと驚きをもたらせたのは間違いなしだと思いますが、この身を投げるように転がり落ちるこの行動本は、実は手抜きのない全速力での大疾走だったんですね。
ベルリン工科大学のIngo Rechenbergは、この蜘蛛の動きを調べるためにロボットを設計したそうです。
https://youtu.be/OHo32JrkDRk
ひと昔前、エリマキトカゲが、がにまたで襟を広げて走っている、そんな姿が流行りましたよね。
本人は必至でも、周りにはかわいく、おかしく映ってしまうのがちょっと皮肉ですが、それよりこのクモ、ちゃんと坂の下で止まってくれたのか、それちょっと気がかりです・・・・
[via:
featuredcreature.com]