イタリアでとても貴重な大気現象の撮影に成功!大気圏にキラッと光る「スプライト現象」をキャッチ。
落雷の際に、積乱雲(雷雲)の遥か彼方、中間圏で発生する光の放電。このとてもミステリアスな現象を『スプライト現象』というのはご存じでしょうか?
スプライト現象とは?
通常、破裂したような真っ赤な光の塊が地上約50~90キロメートルの所で見られる放電現象をスプライト現象と呼びます。積乱雲の中で起こる放電現象なのですが、雷とは違う現象なのです。スプライト現象はアメリカ・ミネソタ州の科学者が1989年に偶然にビデオに収められたのが最初でした。
発光自体が100ミリ秒程度で、加えて大気圏の上空で起こる為、人間の目では追いつかず、またカメラでの撮影も極めて難しいということです。
以下の写真の数々は、スロベニア Sezanaに住むMarko Koresec氏が、約一年程前にイタリア Vivaroで嵐を追っていた時にカメラに収めたものです。