地球外知的生命体へのアプローチ
彼女は ”地球に近い所に宇宙人は存在するはず。そして銀河系にはこの地球の同じような惑星がある。私達はそれを必ず探す”と話しています。
”地球外知的生命を発見するのは容易なことではない。過去１００年でどれだけその成功に近づいたか・・ ”と苦労を語っています。
”単に自分達の観点から宇宙というものを見ているだけかもしれない。まだまだ表面に触れているだけだし、宇宙人がどのような思考回路をもっているかなど全くわからない。”
現在、ET（Extra Terrestrial ）地球外知的生命の発見に、電波信号と視覚で確認する方法をとっていますが、今年初めには、不思議な電波の脈を連続的に受信しています。
Dr Nathalie Cabrolさん。地球外知的生命の発見に力を入れる。 現在は Carl Sagan Centreで銀河系に住む生命体研究のリーダーを務める。
高速電波バースト
宇宙からの交信ではないかと思われる、高速電波バースト（FRBｓ）の観測に１０回成功しましたが、ここで着目したのがこのバーストの分散度が187.5倍になっていたということでした。
分散度が宇宙塵を通過する際に生じますが、量が一定ではないので、規則的になることは考えにくく 、不規則になるのが当然なのです。
注） ちなみに、この高速バーストとは突破的な電波現象のことで、数千分の１秒という短時間でしか観測は不可能とされています。 発生源はわかっていませんが１日に１万回は発生していると言われています。
元宇宙飛行士のJohn Grunsfeldさん。 宇宙人は遠く彼方から地球を見て、どれだけ地球が変化をしてしまったか見ているに違いない。 ２０光年先にいる誰かが巨大な展望鏡を使って我々の存在を見ているんだ ” と語っている。
もし地球外知的生命体が遠くのある星に存在しているとしたら、きっと我々の存在をもう知っているだろう。
４月、Nasa（ナサ）の主席研究員のEllenさんが２０～３０年以内に地球外に生命体がいる証拠を発見できると述べました。
”ノウハウは心得ている。 我々にはテクノロジーがある。 そして生命体を意味するものは人間のような宇宙人ではなく、ごく小さな微生物だ” と話しました。
また最近の研究で火星の北側半分がかつて、深さ１マイル（約1.6ｋｍ）ほどの海が存在していたこともわかりました。
Dr Nathalie Carbo さんは、微生物の地球外生命を必ず見つけることができると話す。
写真は冥王星。氷の様に寒い状況がわかる。
https://youtu.be/SsUnRETF1_A
また木星の衛星 Ganymede ガニメデに海面層を発見し、それはまるで2層になった氷のサンドイッチのようだと話しました。
NASAは2020年に火星に向けて探査機を発射し、地球外知的生命体の存在を確定できる証拠を持ち帰ることに期待がかかっています。そして2030年には火星に宇宙飛行士が渡り、火星での生命体の発見に全力を尽くす予定です。
その間JWST （James Webb Space Telescope ）が2018年に銀河系に探査機を送る予定で、継続的な銀河系へのアプローチが続きます。
木製の衛星 Europa（ユーロパ）。2022年に探査機が発射予定で、ここに人間が住むことが可能かどうかの調査が行われる予定です。
私達よりも知能の発達した地球外知的生命体が存在するかもしれないなんてちょっと怖いような気がしました。 そしてその生命体が私達に向けてメッセージを送っていたとしたら尚更です。
今も何百光年も先のある惑星から、私達の事を見ていると思うと・・・とても不思議な気持ちに陥ります。
