蝶が開花した?!想像が現実を超える、次々と現れるアートのカタチ
ジャニアーク氏率いるニュー・プロジェクト「Mimesis-擬態」
この写真、不思議ですよね?無数の羽根がある美しい蝶のように見えたり、特殊なシェイプと柄を持つ神秘的な花びらのようにも見えます。
パリを拠点に活躍する写真家のセブ氏。モダンで斬新なアイデアを取り入れた、ニュープロジェクト「Mimesis-擬態」が今注目を浴びています。
ご覧のように、昆虫である蝶の羽根を利用して、見事な花びらを作り上げています。
動物の「擬態」に興味、そこから発展
「もともと動物の擬態にとても関心があった」、そう語るジャニアーク氏。「自然の中で整然と生きる動物が擬態していく、そんな不思議なメカニズムに取り憑かれた」とプロジェクトに至る経緯を話してくれました。
動物が擬態する過程には様々な状況が考えられます。過酷な自然界に順応する為に手足の構造や色を変えていくということは、逆に今自然界に何が起こっているかがわかるということなのです。 動物や昆虫の生き方や形の変化は、「環境の変化」、まるで鏡のようですね。
そして擬態の基本的な流れは、「見本探し、真似る、そして騙す」です。シンプルですが賢いメカニズムですね。
プロジェクトを成功させる為の活動
このニュープロジェクトを成功させる為に大切なのは、「蝶の羽根」の部分です。剥製製品専門店に出向き、美しい剥製の蝶を超高感度カメラで撮影します。そしてその写真を花びらの形にデジタル編集して、色原体プリンターでおよそ1.8m 四方にプリントアウトをします。かなり大きな画像であることが想像できますね。
それでは、早速御覧ください!
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