記憶の奥に残る映像を復元、「サヴァン症候群」の絵の力！まるで、頭の中を見ているよう！

※どれだけ小さな細かいものも記憶から失われていない！　ペンとインクを手に彼の記憶を復元する。

「今まで訪れた都市は数か所にのぼる。　町にいつも魅了される、というか飲み込まれる感じ」
そう語るのは、サヴァン症候群と診断されたある男性、今ペンを持って、記憶の中に自分を置く。スラスラと町の景色をなぞる姿は、健気ながらもたくましく映るのがとても不思議であります。

サヴァン症候群と診断された人達の記憶というのは、信じられない程「細かくて、鮮明」なのです。例えば、何十年か前に行った都市。街頭や地下鉄の色や形、店先に並んでいたもの、その店の入り口の形など、その記憶の正確さは抜き出ています。　記憶をスケッチしていく作業は真剣そのものです。

ニューヨークや、ローマ、ロンドン、ブタペスト、パリ、アムステルダム、フローレンスと訪れた都市は数知れず。　どの都市もそこにしかない特徴と色を与えてくれる、そうこの男性は語り、また記憶を絵にすることを　「復元」　とお呼んでいるそうです。　それでは、彼の記憶をしばし拝見！早速ご覧いただきましょう。