
体力勝負のアートって一体何?歩いてなんぼの幾何学模様はこうやって作る!
「人間の持つ力をこんなユーモアなカタチで表すことができる」「自然とのコラボは無限大」そう意気揚々と語るSimon Beck氏は自然を舞台に芸術を手掛けるアーティスト。
部屋にこもって、腕一本で描く手法とは違って、彼の芸術は体力勝負だというのですが何故でしょう?
まず、キャンバスはスイスアルプスの雪山やニュージーランドの海岸を選択。 Beck氏はそこに「歩いて」足跡を残しながら幾何学模様を描いていきます。 とは簡単に言っても、描く題材は幾何学模様。 一体どうやって歩くだけで成功させているのでしょうか?
肝心かなめは「緻密な計算と完璧な下準備」です。 コンピューターを使って幾何学模様を描く場所を、雪山や海岸にマッピングしていきます。 どの場所に、どの模様が、どのような線や曲線で、どれだけで必要になってくるかを、あらかじめコンピューターでデザインしていくのです。 そして、それに従ってただひたすら「歩く」のです。
ちなみに、雪山をキャンバスにする時には、足がすっぽり雪で覆われるくらいの積雪の中、一日中歩かなければならない時もあるそうなので、 「もう、クタクタ」 そう愚痴をもらしてしまうのも理解できそうです。
その努力と根性の賜物は人技とは信じがたいほど。まさに圧巻の出来栄えだと言って過言ではないでしょう。 それでは、美しく自然の中に広がる幾何学模様、どうぞお楽しみ下さい。
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