風変りな形の巨大な岩「迷子石」 氷河に乗ってプカプカと流れ着く-ロシア
場所はロシア。Karelia地方にある小さな村Sukkajaviの南東20㎞にそびえる山Vottovaara。極寒で知られるロシアですが、このVottovaara一帯はかつて1000メートルにもなる分厚い氷河で覆われていましたが、約1万年前にそれが後退し大地に変化をもたらしました。
今回ご紹介するのは、「迷子石」
徐々に氷河によって削られた岩が、その流れによってこVottovaaraにたどり着き、氷河が溶けた後そのまま残ったものです。 迷子になってしまった訳ですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/迷子石
不思議な要素がいっぱいの個性豊かな巨大石は、2,3個の小さな石にアンバランスに乗っかる巨大石から、題して「空飛ぶ星」などともよばれているようです。
その他にも、氷河によって削られた奇妙な石たちが姿を表していました。全て不自然に見えますが、自然にそうなったものばかりです。
この迷子石、自然にして不自然な形が多いため、まるで人が手を加えたかのように見えます。今は静かに佇むこれらの巨大石ですが、風変りでとっぴな形は見ているだけでも人を飽きさせない、そんな力を持っているようです。
そして、この地域に住む先住民 「Semi族」 は、これらの不規則な巨大岩を神からのお告げだと受け止め、「神聖な石」として崇拝しているそうなので、より一層特別な石であると言えそうです。