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    毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか『かくれんぼの夢』『狐憑き』 他

    doku


    1: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 00:55:36.187 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    |A-) 怖い話は探しながら人がいる限りゆっくりと
        怖い話書ける人、貼れる人はどうぞー
        レスがなくなったらさるさんくらったか寝たか人いなくなったと思ってね
        インスト好きは音楽をどうぞ
        聴くには音楽プレイヤーの ファイル→URLを開く→http~8000/までをコピペ

    http://dokuobd.orz.hm:8000/

    引用元: 毒男の怖い話とか音楽とか雑談とか







    2: cat ◆TUKUMO3rAI 2016/07/03(日) 00:57:08.225 ID:Vy07mJQKa
    |ω・`) 見つけた!

    3: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 01:00:33.675 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    >>2
    |A-) 早かったねw
        いらっしゃいなw
        少し寝てなんとか起きられた…w

    4: 秋山 ◆MIO/.JGsks 2016/07/03(日) 01:01:18.480 ID:hzIWLF/L0
    やあやあどっくん

    6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/03(日) 01:02:10.427 ID:ds/5VD4Q0
    お!毒男じゃん久しぶり!

    7: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 01:02:14.299 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    これ4つ下の弟の話なんだ。

    当時、弟は小4、俺は中2、兄貴は高1だった。
    兄貴は寮に入ってたから家に帰ってくることはほとんどなかった。
    俺は陸上部に入ってて毎朝ランニングしてた。

    ある夏の日、いつもどおり早起きすると下のベッドで寝てるはずの弟がいなかった。
    トイレに行ってるんだろうと思い、気にせず外に出た。
    すると弟が外で寝てた。
    俺は弟を起こして気にせずランニングに行った。
    今思うと玄関はカギがかかってた。

    それから度々弟がいなくなり、その都度家の中で見つかった。
    外はなかったが、机の下、テーブルの下、タンスの陰など隠れるように。

    そんなことも忘れてた今年の正月、家族で思い出話してる時に母親が言ったんだ。
    お前達兄弟は夢遊病の癖があったんだよと。
    自分が夢遊病だったなんて覚えてないし、兄貴が夢遊病だったなんて知らなかった。
    でも、それで思い出したことがあるんだ。
    で、兄貴だけに聞いてみた。

    俺「昔、何度も同じ夢見たこと無い?かくれんぼする夢」
    兄「そういえば小学生のころ何回か見たな」
    俺「一緒にかくれんぼしてた子に誘われたことない?」
    兄「一緒に川原に行こうって?行かなかったけど」
    俺「同じだ。俺も断った。最後にその子に言われなかった?」
    俺、兄「じゃいいや。弟と行くから」

    その夢を見なくなったのはそのころからだと思う。
    そう、来月は弟の十三回忌。
    十二月の朝、俺がランニングから帰ると、家に救急車が来てた。
    布団の中で冷たくなってるのを母親が発見したらしい。
    弟が同じ夢を見たかは知らない。
    川原に着いて行ったのか、末っ子だからか。ただの心不全なのか。
    これは親には絶対話さない俺と兄貴だけの秘密。

    10: cat ◆TUKUMO3rAI 2016/07/03(日) 01:07:19.743 ID:Vy07mJQKa
    >>7
    |ω・`) 夢で連れて行かれたか…
    たまに印象深い夢見て、夢占いみるとだいたい当たってるような事柄が起こるよね

    9: 雲丹飛行船 ◆pWQeq2Fjw. 2016/07/03(日) 01:05:12.818 ID:aSP/jceU0
    お久しぶりです
    期待してます

    17: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 01:17:54.998 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    あんまし怖くないかもしれないけど1つ。

    俺の会社の先輩達は釣り好きの人が多く休みの日などよく釣りに出かけるらしいのですが、
    最近では釣り船などをよく利用するらしく、その日も早朝から先輩と先輩の友達2人でほかの釣り人達と釣りにでかけたそうです。
    その船には船頭さんを入れて7人くらいしか乗っておらず、沖に出たのはいいのですが朝から靄がかかっておりぜんぜん魚が釣れなかったそうです
    「なんか今日は調子悪いなぁ~」
    と先輩がぼやき出したころ友達が
    「おい!あれ」
    って指差したそうです。
    先輩が視線を移すとどうもゴムボートみたいなものに人が乗ってるらしいのです。
    先輩達が慌てて船頭さんに
    「なんか沖の方で誰か漂流してるみたい助けにいかんと」
    と船頭さんに告げたのですが船頭さんは

    「あれを見てはいけない」

    と一言告げイキナリ船のエンジンをかけて旋回したそうです

    たまらんのは他の釣り人達ですよね~
    「どうした?」
    つうような顔になったそうですが船頭さんは

    「この靄では遭難しそうなんで港にもどります」

    と一言いって大急ぎ港にもどったそうです。

    なんだか港にもどったあたりやっぱり海も荒れてきたらしいのですが、気になった先輩と友人はもう一度、船頭さんに聞いたそうです。
    船頭さんは
    「もう忘れてくださいお客さん」
    といって取り合ってくれなかったそうですが、先輩達がしつこく問いただすと渋々説明してくれました。

    なんでも何年か前に母子が厳寒の真冬の海に無理心中したらしいのです。
    その後何人か地元の漁師がその母子の幽霊船が沖を彷徨ってるのを目撃したらしく近づいた漁師は海で必ず亡くなるという事故が続いたそうです。
    先輩と先輩の友人はその話を聞き非常に驚きましたが、取りあえず今のところなんらかの不幸にはあってないそうです。

    29: cat ◆TUKUMO3rAI 2016/07/03(日) 01:29:29.505 ID:Vy07mJQKa
    >>17
    |ω・`) 巻き添えダメ…(震え声)
    距離的にセーフだったのかしら…どこまで大丈夫なの…

    30: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 01:32:41.500 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    世にも不思議なお話を投稿させてもらいます。
    今回のお話は私の先輩に起こった実話です。
    この話は私自身、あまり人に話すことは拒んでいた話です……。

    先輩の一族は”狐に憑かれている”家系だと言うことでした。
    狐を祓うため、何度か霊媒師にお願いをしたそうですが、頼まれた霊媒師達もやばいと思うほど強い霊だそうで、未だ彼の一族は狐に憑かれたままだそうです。
    今回の話は、それと関係があるのかは分かりませんが、彼の身に起きた不可解な出来事のひとつです。

    彼が小学校4年生のころ、自転車に乗っているとき交通事故に遭いました。
    直ぐさま彼は市内の○立病院へと運ばれました。辛うじて一命は取り留めたものの、両足を複雑骨折、内臓損傷など大怪我を負いました。
    彼は、そのまま入院することとなりました。

    入院して、数日が過ぎた頃の話です。病室で彼は病室で眠りにつこうとしていました。
    一時の様態からは立ち直った彼ですが、両足は動かず、未だ点滴などでベットからは起きられる状態ではありませんでした。
    うつらうつらとしている彼の耳元で、付き添いで来ていた母親が
    「ポカリスエット買ってくるね。」
    と言ってベットの周りにあるカーテンを締めて出ていきました。

    …しばらくして彼は人の気配を感じ目を覚ましました。
    「お母さんが帰ってきたんだな」
    と、彼は目を閉じたままそう思いました。
    しかし、いつまで経ってもベットの周りのカーテンを開けて母親が入ってくる気配がありません。
    彼は、うっすらと眼を開けました。
    テレビの台の上にはポカリスエットが置かれていました。
    「あれ?」
    と思ったその瞬間、ベットの周りのカーテンがいっせいにバサっと開きました。
    彼は恐怖に襲われ思わず眼をぎゅっと閉じました。

    どれだけ、長い時間目を閉じていたのでしょう…一瞬のことだったのかもしれません。
    彼は、ふたたび眼を開けました。
    「!」
    その目の前には頭に激しい怪我を負った女の人の顔がありました。
    女は寝ている彼の真上に平行に浮いていました。
    それは表紙いっぱいに載ってる女性の写真を目の前に突きつけられた感じだったそうです。
    髪の毛も垂れ下がってない、流れている血も落ちてこない、動きの無い写真のように…
    緑色の顔色で彼を見つめていました。
    彼は恐怖のあまり気を失いました…。

    31: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 01:33:21.850 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    気がついたとき彼は車椅子に乗っていました。
    車椅子は、誰かに押されているのか、ゆっくりと廊下を進んでいました。
    彼は、咄嗟に振り向こうとしましたが、全身に痛みが走り身動きが取れません。
    何に押されているのか、分からないまま車椅子ゆっくりと廊下進んでいきます。
    そのうち廊下の鏡の前を車椅子が通り過ぎました。
    鏡には先ほどの女が、足を引きずりながらゆっくり車椅子を押している姿がありました。
    「う、うわ~~~~~っ!助けてェーーーー!」
    と彼は泣き叫びました。
    しかし、一向にだれかが助けに来てくれる様子はありません。
    そして、車椅子が階段へとさしかかると、女は車椅子を階段から落としました。
    「!」
    ガタンッ!ガタンッ!ガタンッ!ガタンッ!…
    車椅子は音を立てながら、彼を乗せたまま階段の下へと転げ落ちてゆきました。
    彼は、再び気を失いました…。

    目がさめると、むき出しのコンクリートの壁に囲まれた部屋のベットの上でした。
    ひんやりとした、暗い部屋でした。ふと、気づくと彼の横にもベットがあります。
    薄暗い中、横のベットを見ると誰かが寝ています。
    それは、包帯を巻かれたあの女が横になっていました。
    「う、うわ~~~~~っ!」
    彼は有らんばかりの大声で叫びました。
    しばらくすると、その声を聞きつけた白衣を着た医者と思われる人達が駆けつけて来ました。
    そして、彼を抱きかかえるとその部屋から、運びだしてくれたそうです。

    彼が助け出されたときには、既に翌日になっていました。
    当然、家族はひとりでは動けないはずの彼がいなくなったため、警察も呼ばれていました。
    「なぜ、あんなところに?」
    彼は泣きながら、自分に起こった出来事を話しました。
    しかし、結局誰にも信じてもらえませんでした…。
    その後、彼は病院を移ることとなりました。

    彼が助け出された部屋は、その病院の「霊安室」でした。
    そして、例の女性は彼が奇妙な体験をする前の日に、交通事故で亡くなった方だったそうです。
    彼女は寂しさのあまり、彼を一緒に連れていこうとしていたのでしょうか。
    彼はこの話をしながら、私にこう言いました。

    「幽霊は人を殺せる…」

    45: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 01:57:56.251 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    知り合いの看護婦に聞いた話。
    彼女が勤務していたのは個人病院。
    ターミナルケアの老人が半数を占める病院だったそうだ。

    ある夜、彼女の担当している病室からナースコールがあった。
    呼び出ししたのは老婆。痴呆が進み、ほとんど植物人間状態の患者だった。
    「どうしたの?おばあちゃん」
    彼女は耳元で声をかけた。すると、

    「○○さん、あんたも連れてくよ」

    その老婆は、瞼をかすかに開けて、静かに呟いたそうだ。
    「何?おばあちゃん、何て言ったの?」
    彼女は良く聞き取れず、もう一度訊ねた。
    すると、老婆はもう一度呟き、完全に眼を閉じたそうだ。
    ○○さん?彼女は聞き覚えがあった。
    老婆の見舞い客の一人に、その名前の中年女性がいたことを思い出した。

    彼女の危惧していた通り、翌日老婆は亡くなった。
    それからしばらくして、ナースルームに老婆の息子夫婦が菓子折りを持ってきた。
    案の定、息子の奥さんの名前が○○さんだった。
    彼女は病院を去ろうとする奥さんに、老婆の最後の言葉を伝えるべきか迷った。
    それは非常識だし、縁起でもないことだったので、結局言えなかったそうだ。

    一週間ほど過ぎたある日、彼女は救急当番のシフトについていた。
    深夜ナースルームで待機していると、コールサインが鳴った。
    救急車が到着し、緊急治療室に一人の女性が運ばれてきた。
    なんと、あの○○さんだった。

    彼女は姿を見せない研修医を呼びに、休憩室に走ったそうだ。
    「急患です。急いでください」
    彼女は休憩室の扉に手をかけて呼びかけた。
    そして扉を開けた瞬間、彼女は失神したそうだ。

    結局警備員に起こされて、彼女は意識を取り戻した。
    一時間近く気を失っていたそうだ。
    その間、○○さんは心臓疾患で亡くなった。
    新人の看護婦と研修医の医療処置がどうだったのか分からない。
    ただ、彼女は自分のミスだったと感じたそうだ。
    研修医も待機中に寝入ってしまったと、彼女にだけ告白した。
    実は金縛りにあっていた、と。
    さて、彼女が見たものは何だったのか。

    52: cat ◆TUKUMO3rAI 2016/07/03(日) 02:06:13.002 ID:Vy07mJQKa
    >>45
    |ω・`) ほんと、なに見たの…
    嫁姑のいざこざがあったのかしらーやだわー
    息子のそばには居させないわーみたいな

    53: 秋山 ◆MIO/.JGsks 2016/07/03(日) 02:07:33.817 ID:hzIWLF/L0
    >>52
    そのおばーちゃんを見たんじゃないかな(´・ω・`)
    こわいお・・・

    49: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 02:03:34.261 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    学生の頃、練馬の木造ボロアパートに住んでた。
    そこで一年くらい暮らしたある日、初めて友人が泊まることになった。
    飲んでるうちに終電過ぎてしまい、仕方なく俺のアパートに来たのだ。
    散らかり放題の部屋で、何とか友人の眠るスペースを作ると、深夜二時くらい横になった。

    「おい、これって人の顔に見えねえか?」
    しばらくして友人が話し掛けてきた。
    天井を指差している。
    「そりゃシミだよ。多分上の住人が水漏れさせたんだろ」
    天井の一部が不自然に汚れているのは、越してきた当初から知っていた。
    「あれ、おっかしいな」
    友人は立ち上がって天井を観察しだした。
    「寝てると見えるのか」
    俺はちょっと苛ついて起きると、蛍光灯の紐を引っ張って照明をつけた。
    「あっ、見えなくなった」
    「ただのシミだよ」
    友人は俺にかまわず、近くにあったテニスラケットでシミをなぞり始めた。
    「これが口だろ。そんで目。鼻はここ。うーん、何か違うな」
    いつもなら部屋の電気は消して寝るのだが、友人がトイレに行くときのことを考え、豆電球だけはつけておいたのだ。
    友人は横臥している状態なら、人の顔に見えると言う。
    しつこく勧めるので、俺も同じ状態で天井を眺めた。
    確かに人の顔に見える。初めて気が付いた。

    「これって北枕になるよな」
    友人がそう言った瞬間、部屋が揺れた。
    2人とも息を呑んで当たりを窺った。
    「地震…、だよな」
    俺が恐る恐る立ち上がり、蛍光灯の紐を引っ張った時だ。
    40Wの蛍光灯が点灯する瞬間、天井にはっきりと中年の男の顔が浮かんだ。
    2人同時に声を上げ、部屋から逃げ出そうとした。

    「うるせえぞ!」

    部屋の壁を蹴る音が響き、俺は頭が真っ白になった。

    51: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 02:03:52.580 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    確かに右隣りから、その声は聞こえたのだが…。
    俺は焦って部屋を出ようとする友人を引きとめた。
    「落ち着け!落ち着け!」
    今玄関の扉を開ければ、そこに何がいるか分からないと感じた。
    「何だよ!こんな部屋には居られねえよ」
    友人は声を押し殺して訴えた。
    「違うんだ」
    俺は友人の前に立ちふさがった。
    「隣は空き部屋なんだよ!」
    きょとんとする顔つきの友人に、俺は言葉を続けた。
    「誰も住んでないんだよ」

    つい最近、その木造アパートのある場所の近くまで行った。
    その築40年くらいの建物は跡形もなかった。

    66: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 02:17:22.624 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    駅のホームで見ちゃったよ。
    線路側から手がヌーっと出てきて、ピタッピタッって感じでホームに張り付いた。
    その手は体を引き上げようと爪を立てて。
    頭が少し見えたところで力尽きたのかズズズズ……って沈んでいった。
    誰も気づいてないのか?
    周りを見回したら、ちょっと後ろのほうでオバさんが固まってた。
    真っ青な顔して。
    本物の人間だったらヤバいので一応線路側を覗き込んだんだけど何も無い。
    引き込まれそうな気がしてすぐに離れたよ。

    73: cat ◆TUKUMO3rAI 2016/07/03(日) 02:23:02.422 ID:Vy07mJQKa
    >>66
    |ω・`) なんかズズッ…って沈むの想像したら変な笑いが出たw
    まだ生きてると勘違いしてるのかな
    でもまあ上半身出てきて目が合ったら引きずり込まれそうだねw

    75: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/03(日) 02:25:41.890 ID:7XjUfTRGa
    >>66
    文章に緊張感がないせいかちょっとかわいい

    82: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 02:37:22.338 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    昔の職場の同僚から自分の実体験として聞いた話なんだけど、
    心霊体験話の型にはまりすぎているので本当のところはわからない。(この話を聞いたのは十年位前)

    その同僚が大学に行ってた頃、美術系のサークルに所属していた。
    そいつの先輩が結婚するとか同棲するとかで引越しをする事になった。
    先輩は格安の一戸建てを借りる事になっていた。
    当然のように、サークルの後輩達は引越しの手伝いに借り出されたのだが、1人霊感の強いという女の子がその家を見て顔色が変わった。
    「ここは嫌な感じがする」
    しかし、そんな事を言い出せるはずもなく黙っていた。

    荷物を中に運び込み、とうに日が暮れた頃
    「荷解きは明日でいいや」
    という事で、皆で酒を飲み始めた。

    この家は一見何の変哲もない一軒家だったのだが、少し変わった間取りになっていて、階段の途中に中二階のような物置があった。
    戸には鍵が付けてあって、階段の手摺がドアをジャマするようにはみだしている。
    妙と言えば妙だが殆どの人間は大して気にも留めていなかった。
    二階の間取りは6畳と8畳くらいの和室で部屋の境は襖になっている。
    それを取っ払うと十数人の人間でもくつろげるほど広々としていた。
    同僚は階段の一番近くで酔っ払って横になっていた。
    彼の後ろは廊下になっていて障子が閉められていた。

    深夜になった頃、そいつは誰かが階段を上がってくる足音に気がついた。
    その音は
    「ズルッ、トン、ズルッ、トン」
    というように聞こえ、まるで足を引きずりながら階段を上がってくるような気がしたという。

    不思議な事にその音を聞いた瞬間、酔いは醒め、冷たいものを一気に飲み込んだように寒気がしたという。
    しかし、
    「気のせいだよな」
    と思い返し誰かがトイレにでも行ったんだろうと自分に言い聞かせた。
    その時、部屋の中はシンと静まり返っていて妙な雰囲気が漂っていた。
    廊下の方を向いていたそいつが皆のいる方を振り返ると…

    全員が起きていて、恐怖に引きつった顔でそいつの後ろ、つまり、階段のほうを凝視していた。
    其々の顔を見ると、確かに全員がその部屋にいる。
    霊感の強い女の子は涙をボロボロ流して他の女の子にしがみついていた。

    83: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 02:38:39.891 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    耳が痛くなるほどの静けさの中で
    「ズルッ、トン、ズルッ、トン」
    という音が聞こえている。
    そしてそれは段々と上に上がってきている。
    そして音は、そいつのすぐ後ろで止まった。

    「いや~やめて~」

    突然、霊感の強い女の子が泣き叫んだ。
    「子供がいる」
    女の子はさらにそう叫ぶと顔を伏せてガタガタ震え出した。
    そいつはすぐにでも飛んで逃げ出したかったが勇気を振り絞って障子を開けた。

    誰もいない。
    少しホッとしたが逆に別の恐怖がやつを襲った。
    女の子は下を向いたまま何も話そうとはしなかった。
    「誰もいないよな」
    沈黙に耐えかねた1人がそう言った。

    それから男だけ数人で、階段や下の階、押入れやトイレ風呂場も見て回ったが何も誰も見つけることは出来なかった。
    ただ、例の中二階の物置だけは鍵が掛かっていたためか避けようと思ったのか見る事はなかった。

    それからはどんな話をしても、いくら酒を飲んでも雰囲気は変わらなかった。
    しかし、昼間の疲れが出てきたのか自然と一人二人とうたた寝をする者が出てきた。

    早朝に近い深夜
    階段を上がる足音がまた聞こえてきた。
    部屋の中に前よりも強い緊張感が張り詰めた。
    女の子は毛布を被ったまま震えている。

    「やばいんじゃないこれ」
    先輩が思わずつぶやいた、そしてまた足音がすぐ近くで止まった。
    その瞬間を見計らうように障子を開けた。
    「誰だ!」
    しかし今度も其処には誰もいなかった。

    誰一人眠り込む者のいないまま夜が明けた、外が明るくなると、先輩が口を開いた。
    「何だかわかんないけど、ここに住むのはやばそうだ。不動産屋に文句を言ってみるよ、ただちょっと気になるところがあるんだ」

    84: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 02:39:45.282 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    それは、あの中二階の物置の事だった。
    そして、先輩は鍵を壊しその遮られているかのような戸を開けた。

    物置の中に入ってみると中は思ったよりも狭く、ただ埃っぽかった。
    窓はなく薄暗い。
    外から差し込む光だけでは心もとなかったが、そのうち誰かが電気のスイッチに気が付いた。

    明るくなった物置の中は特に何もなくがらんとしていた。
    「物置というよりは部屋くらいの広さがあるな」
    「でも、ちょっと奥行きが狭いですね」
    やつが部屋の奥の壁をトントンと叩いた、妙な音がする。
    壁が薄いというか、板が一枚くらいしかないような感じだった。
    「周りの壁は漆喰なのに、ここだけ安っぽい壁紙ですね」
    この奥に何かある、とその場にいた全員が思った。

    皆が何かにとりつかれたように、ただ黙々と壁紙を剥がし打ち付けられた釘を引き抜いた。
    そのうち、一枚の板が外れた。
    先輩は中をのぞきこんだ。

    「あれは何だ?何かがいっぱいある」

    それは二畳ほどの空間に山の用に置いてあった。
    子供が遊ぶための「おもちゃ」だった。
    理由はわからないが瞬時に鳥肌が立った。

    引越しは中止になった。
    先輩は不動産屋に苦情を言った、すると不動産屋は一切説明はしなかったがすぐに別の物件を紹介してくれ、敷金や礼金も変換してくれた。
    ただ、あの家の事については最後まで何も教えてくれなかった。

    そして

    しばらくしてから、その引越しの時に一緒に行った友達がやつのところにやってきた。
    「あの、こないだの引越しの時に写真撮ったじゃん」
    「やっぱり何か写ってた?心霊写真?」
    「というか、まぁ見てみろよ」

    友人の差し出した写真は二階の部屋の丁度、中央で撮られた写真だった。
    二つの部屋を仕切る襖を取り外し、その梁の下で皆が思い思いのポーズで写っている。

    その皆の頭上の梁には人が首を吊る時のようなロープのようなものがくっきりと写っていた。

    89: cat ◆TUKUMO3rAI 2016/07/03(日) 02:47:33.625 ID:Vy07mJQKa
    >>84
    |ω・`) そんなはっきりと気配分かるとかヤバイ

    85: 秋山 ◆MIO/.JGsks 2016/07/03(日) 02:42:42.686 ID:hzIWLF/L0
    ちょっと怖かった(((( ^ω^))))

    118: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 03:11:09.990 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    祖父の七回忌だったと思う。
    実家は海に近い田舎町。
    近くには漁港があり、潮の流れが速くて海水浴はできなかったが、景色のいい砂浜もあった。
    さて、法事は朝から坊さんが来て始まり、午後は親戚一同で酒を飲みながらの食事になった。
    大人たちは盛り上がっていたが、僕はすぐに退屈した。
    それで、年の近いいとこと2人、海の方へ散歩することにした。
    母親には夕方家に帰るから、遅くならないうちに戻るよう言われた。

    僕らは砂浜をぶらぶら歩くのにすぐ退屈して、漂着した木片とボールを使ってバッティングをやり出した。
    小学六年生のいとこが海を背にしてボールを投げ、僕がそれを打った。
    ボールは波が押し返すのだが、当たりがよくて沖に流されたりもした。
    砂浜に落ちているボールにも限りがあって、それを探すのも一苦労だった。
    2人してボールになりそうなものを探していると、いとこが僕のことを呼んだ。
    変なもの見つけたと言う。

    それは女性物のカツラだった。

    いとこはそれを手にとり、笑いながら振り回したり、足で蹴ったりした。
    やめろよ、気持ち悪いから。それよりボール探そうぜ。
    僕は相手にしなかった。
    すると従兄弟はふざけて、そのカツラをかぶってみせた。
    ちょっと気味が悪かった。
    その幼い顔つきが、カツラのせいでなんだか急に大人びて見えた。

    いい加減にしろ。もう帰るよ。
    海は夕日でオレンジ色に照り返していた。
    波の音が大きくなったような気がした。
    この時の胸騒ぎが、後に的中することになった。

    祖母の家に戻ると、何人かの親戚はすでに帰っていた。
    うちも母親が車を運転するので、その日のうちに帰る予定だった。
    従兄弟の家族は一泊するとのこと。
    僕は母親にせかされ、仏壇に手を合わせた。
    なぜか従兄弟も後についた。

    それからちょっとして、僕は先に車に乗り込んだ。
    カーラジオを聞いていると、母親がやってきた。
    あんた、○○くんと何か食べたの?
    さっき突然気分が悪くなって、吐いちゃったのよ。

    119: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 03:12:02.823 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    そこから大変だった。
    母親とおばさん夫婦は車で従兄弟を病院に連れて行った。
    僕は何があったか聞かれたのだが、見当もつかない。
    その様子を傍で見ていた近所のおばあさんが、何事か祖母と話している。
    不安が募っていた。
    従兄弟は真っ青になり、ガタガタと震えていたし、大人たちはアレルギーショックについて深刻そうに話していた。
    その時だった。

    仏壇の前の花瓶が前触れも無く倒れた。
    その場に居合わせた全員が驚いた。
    「実は、…」
    僕は喉まで出かかっていた言葉を口にした。
    砂浜に落ちていたカツラのことだ。
    大人の男性は眉をしかめたが、近所のおばあさんや他の女性は熱心に聞いていた。
    そのカツラを今すぐお寺に持って行った方がいいと言ったのは、そのおばあさんだった。

    おばあさんが電話すると、ちょっとヤンキーぽい若者二人がやって来た。
    高校生の孫と彼の友人だった。
    事情を聞くと、砂浜まで一緒に行ってくれるとのこと。
    日は暮れてすでに暗かった。
    原付とバイクに乗って、僕らは砂浜へ向かった。
    港の灯台が微かに見えるだけで、辺りは真っ暗だった。
    バイクを止めて松林を通り抜ける途中、その高校生達は話し始めた。
    どうやら一年近く前、浜に死体が流れ着いたらしい。
    身元不明、多分国籍も不明、救命具を付けた上半身だけだったという。
    下半身はフカや魚に食べられ、顔の肉もほとんどなかったらしい。
    「あれは男だから、そのカツラは関係ないだろう」
    としゃべっていた。
    僕は激しく後悔した。
    逃げ帰りたかった。
    懐中電燈を持つ手は震え、集中してカツラを探す余裕はなかった。

    120: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 03:12:54.386 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    「ここらへんだと思う」
    本当は暗くて全然分からなかった。
    二人は探索に熱中して、あまり怖がっていないみたいだった。
    僕は彼らについて歩きながら、背後が気になってしょうがない。
    「おい、これじゃねえのか?」
    友人の方がカツラを見つけた。
    発泡スチロールやビニールなどの合間に、それは転がっていた。
    まるで干からびた海藻のように見えた。

    安堵して早く戻ろうと急ぎ足になった時だ。
    突然、海の方から悲鳴のようなものが聞こえた。
    三人驚いて振り返ると、月明かりの下、波打ち際に真っ暗な人影があった。
    二百メートルくらい先に立っていて、手招いているように見える。
    僕らは声を上げて走り出した。
    バイクを止めた道路わきまで来て、おばあさんの孫が言った。
    「やばかったな。ありゃ幽霊だったよ」
    片方の高校生が腕をさすりながら答える。
    「鳥肌立ってる。…近寄ったら海に引きずり込まれてたな」

    おばあさんの指示に従い、僕らはカツラをあるお寺に持っていった。
    そみには親戚のおばさん、祖母、あのおばあさんは待機していた。
    すぐに住職が仏壇にカツラを供え、読経を始めた。
    同じ頃、従兄弟は緊急治療室にいて、チアノーゼ?みたいな症状を起こし、体温が危険な状態まで落ちていたそうだ。

    結局、真夜中になって従兄弟の病状は回復した。
    後日、祖母から伝え聞いた住職の話では、浮かばれない無縁仏の霊が、一族の賑やかな法事に嫉妬したのだろう、ということだった。

    134: cat ◆TUKUMO3rAI 2016/07/03(日) 03:24:17.175 ID:Vy07mJQKa
    >>120
    |ω・`) カツラは無縁仏のどなたかが使ってたやつだったのか
    頭皮からズルッととれて…とか思ってたw
    まあ賑やかなのに比べて自分は孤独とかだと嫉妬しちゃうよなぁ

    150: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 03:34:07.019 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    東京近郊のとある駅には気味のよくない噂があるんだそうです。
    正確にいうと、駅のエレベーターに。
    目立たない、死角にあるそのエレベーターに乗ろうとボタンを押すと、ガラス張りの窓がついているから箱が降りてくる様子がよく見える。
    まず目に入るのは暗い縦穴であり、音もなく降りてくるケーブルの一部だ。
    その一瞬だけ見えるケーブルに、なにやら黒いものが乗っているというのである。
    人影が、だらり、とぶらさがっていることもあるという。
    この、問題のエレベーターは、それとすぐわかるのだそうだ。
    いつ、誰が書いたのか知れないけれど、コンコースの方にもホームの方にも一方のボタンの字が刃物のようなもので刻み消されていて、かわりに、

    「天国行き」

    と、記されているそうだから…。

    普段は、このエレベーターを利用しないある高校生が、たまたま脚を怪我していて、このエレベーターを利用しようとしたそうだ。
    彼は、刻み込まれた「天国行き」の文字を
    「ふん」
    、と鼻でせせら笑い、ボタンを押した。
    下から内箱がせりあがってきた。
    当たり前といえば当たり前だが、箱の上部には何も乗ってなどいない。
    数秒の間を置いて、内側の窓と外側の窓が重なる。
    そして、中には一人、学生服の少女が、隅の方でうつむいて立っていた。
    やせて、体の細い少女だ。とても細い…。

    (あれっ)

    と、彼は初めて、いぶかしいものを感じた。
    箱はすでにホームに到着している。
    なのに、外側の扉が開かないのだ。
    いつまでたっても。数十秒。いや、もう一分は確実にすぎている。
    そうして、彼の前で停止したまま微動だにしないエレベーターのなかには、少女がただ一人、乗っているのだ。
    つまり、これは、密室に閉じ込められているということになるのではないか。

    …彼は、脚の痛みを忘れ始めていた。
    「誰か呼んでこなくちゃ」
    と、いったんは駅長室の方に向きかけた彼の体を、心のなかのもう一人の自分がとどめてこう言った。

    (いや、待てよ。ひょっとして、ささいな操作ミスかもしれないじゃないか?どこかのボタンを押すだけですむような。
    もしそうだったら、どうする?何人も駅員が駆け付けてきたときに、エレベーターはどうということもなく開いていて、中の女の子もどこかに行った後だったりしたら…)
    (だいたい、中の女の子はどうして何もしようとしないんだ?開閉のボタンを何度も押して試してみるとか、事故のときに通報するインターフォンとか、いろいろできるはずだろ)

    151: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 03:35:34.648 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    彼はいらだちに似たものを感じるのだった。
    そう。窓から見える少女は先程から微動だにしない。
    すでに五分近く扉を開けようとしないエレベーターの中で、パニックに陥って取り乱す様子もなければ、不安げな態度すら見せようとしない。
    いや、そもそも表情からしてまったくわからない。
    なにしろ、長い黒髪がばさりと顔の前にたれていて、しかもうつむいている。
    表情だけでは、ない。
    そもそもどんな顔つきなのかも。
    最初に彼が見てとったそのとおりに、箱の片隅に背中を預けて、じっと身じろぎもせずに立っているのである。
    こうこうとした照明がつくりあげている、じんわりとした影に見紛うほどだ。
    どうかすると、その輪郭が滲んで見えさえする。そんな気さえする…。

    (体調が悪いんじゃないのか?あの子?)

    それなら、少女が動かないの不思議はない。
    誰だって、狭いエレベーターに閉じ込められれば気分が悪くなるだろう。
    ほんの数分で一歩も歩けなくなるかどうかは疑問だが、現に目の前の少女はそうなっている。
    ひょっとしたら、乗り込んだ時点で発作のようなものが起こったのかもしれない。

    (こうしちゃあ、いられない)

    今度こそ彼は、体をひるがえそうとした。
    一刻を争う状況であったなら取り返しがつかない。
    ……が。

    …………バンッ!

    彼を再度とどめたのは、破裂音にも似た大きな音だった。
    首をねじ向けると、ガラス一杯に真っ黒な何かが広がっていた。

    「き。くっ」
    と、彼はしゃっくりに似た声をあげた。
    息が、喉の途中でつまったのだ。
    それは、とぐろを巻いた大量の黒髪だった。
    髪の毛がエレベーターの内側の窓に、押し付けられているのだ。
    そして、手の平。
    何か、濡れいるみたいな…
    あるいは、なめくじが這った後に残す粘液のような…
    跡を窓の上の方に残して、右手の手の平もまたガラスに押し付けている。
    彼がエレベーターから目をはなしたのは、一瞬であった。
    その一瞬の間にエレベーターの中の少女が、箱の片隅から移動して、強化ガラスのはまった窓に顔面と手の平を押し付けたのだ。
    いや、叩き付けたのだ。
    今の破裂音は、その衝突音に間違いない。
    けれども、たとえ心臓発作かなにかに襲われたとしても、また密室化したエレベーターという異常な状況下でパニックに陥ったとしても、
    人はそれほどまでにすさまじい勢いで、自分の顔面を叩き付けることが可能なのか?
    それも、いままでぴくりとも動かなかった者が、壊れたビデオの早回しさながら、途中の時間を省略したかのような異様な早さで?
    …とっさに彼は、そこまで考えたわけではない。
    ただもう、判断のための冷静さというものを奪われて、呆然としていたというのが本当のところだったろう。

    153: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 03:36:19.733 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    (倒れ込んできた。こっちに。大変だ。)

    ガラスに顔面を押し付けられているにもかかわらず、依然として顔は見えなかった。
    見えるのはただ、うずを巻いている異常なほどの量の髪の毛だけだ。
    いや、手の平は見える。
    はっきりと、見える。
    およそ、血の気というもののない、白い手の平。
    それが、ゆっくりと動いている。
    そこだけが動いている。
    幼稚園の頃のお遊戯。
    「むすんで、ひらいて」
    さながら、握っては開くのをただ繰り返している。

    むすんで、ひらいて、またむすんで………。

    彼にはそれが自分を呼んでいるように思えた。
    きてくれと。切実に。声なき声で。

    「だ、大丈夫?」

    二枚の強化ガラス越しで、もとより聞こえるはずはない。
    それでも思わずそう呼びかけながら、彼は一歩を踏みだした。
    それから、さらに、もう一歩…。

    …………ぐぐっ!!

    「うわ!」
    彼は、ものすごい力で後ろに引き戻されていた。
    間髪を入れず、耳をつんざく警笛がとどろいた。

    ぷあぁぁぁぁん!!………………ごーーっ!!

    列車が目の前を通り過ぎてゆく。
    まきあげられる髪。殴り付けるみたいに、額にあたる風。
    この駅を通過する特急列車だった。
    彼はもう少しで、その鼻面に飛び込むところだったのである。

    「ええっ…ああ……?」

    155: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 03:36:55.532 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    彼は、わけがわからなかった。
    だってそうではないか。
    自分はずっと、エレベーターに向かいあっていたのだから。
    それが、何だってホームから、投身自殺の真似事をしなければならないのか?
    特急列車に衝突した場合、人間は部品しか残らない。
    即死するのはほぼ確実だが、血しぶきが霧みたいに降り注いだ後は、脊髄の一部や指先。
    原形をとどめたりとどめなかったりする臓物。
    皮膚や骨がところどころ…といった風に。
    残骸と化してしまうのである。

    やっとの思いで上を見ると、そこには苦虫を噛み潰したみたいな顔の、駅員が立っていた。
    おそらくは、厄介な自殺未遂者と自分のことを考えているだろうその駅員に、彼は身振り手振りまじえて何とかいきさつを説明した。
    すると駅員は、やはり苦虫を噛潰したみたいな顔のまま、背後のエレベーターを指し示した。
    …エレベーターの中は、暗かった。
    いや、真っ暗である。
    こうこうとした照明も、ガラスに顔面を押し付けた少女の姿も何もない。
    いや、そもそもエレベーターはホームになど到着などしていなかった。
    彼は、ふらふらとよろめきながら、今度こそ間違いなくエレベーターに近寄っていった。
    自分は、最初から何もない暗闇に向かって、気をもみ、顔色を変え、声をかけていたとでもいうのか。
    そんなはずは、ない。けっして、な。
    たしかにエレベーターは到着していたのだ。少女が乗っていたのだ。

    (ソレナノニ……)

    あたかも彼を嘲笑うかのように、うつろな口を開けている暗い縦穴。
    そこから不意に、風がわきおこって顔にあたってくる気がする。
    分厚いガラス越しに、そんなことがあるわけはないのに。
    風の中に、つぶやきのようなものがまじっている気がした。
    女の、けたたましい笑い声のようなものも…。

    今日も「天国行きのエレベーター」は稼働しているはずである。
    誰が記したのかはわからないが、そこには確かに行き先として天国の名があげられている。
    必ず行けるとは限らないが、行きたくなくても行くことになる可能性は…ある。

    162: cat ◆TUKUMO3rAI 2016/07/03(日) 03:44:14.959 ID:Vy07mJQKa
    >>155
    |ω・`) 途中まで真剣に心配しててなんかワロタw
    エスカレーターの外かと思ったら無意識に乗ってホームまで来てて電車側をエスカレーターの中だと思ってたのかな?
    幻覚をここまで使えるなんてなかなかの遣り手

    163: 秋山 ◆MIO/.JGsks 2016/07/03(日) 03:44:58.299 ID:hzIWLF/L0
    >>162
    ドラッグでキマってたんだお(´・ω・`)

    166: cat ◆TUKUMO3rAI 2016/07/03(日) 03:46:34.884 ID:Vy07mJQKa
    >>163
    |ω・`) ……なるほど!

    167: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 03:46:41.071 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    俺が18になって初めて東京に来たときのこと。
    まあ小さいソフトハウスにとりあえず入社できて、そこの寮にはいると聞いていたのでいってみたら、一軒家だった。
    どうやら普通の一軒家を会社が借りてて、そこに俺が入ることになっていたらしい。
    で。布団くらいしか荷物もないので、引越しもすぐに終わって、東京に住んでるいとこのおばはんに無事ついたよと電話したら、
    お金も無いだろうし、明日ご飯も作ってもってきてくれるといっていた。
    そこには3歳と2歳の女の子がいて、そんなに遠くないから一緒に連れてくるという。

    そんで次の日、おばはんと2人の子らは元気に手をつないで最寄の駅にきた。で、俺も迎えにいった。
    で、とりあえずおばはんといろいろ田舎の話とかをしながら歩いてきたがだんだん打ちが近づくにつれ、下の子がぐずり始めた
    おばはんは無論慣れてるからなだめようとだっこしたが、いつになくおさまらないらしい。
    で、上の子が俺の手をつかんで、

    「おうちがこわいって」

    っていうんだな
    「へ?」
    俺があっけにとられていってるうちに、その家の前についたら下の子はついに泣き出した。
    しかもセリフが、

    「あかいよーおかおー」

    とかいってる。

    で、その家の門を俺と上の子がくぐった瞬間上の子が

    「この家に血でてる人いる」

    って叫んだ。
    なんか言葉もろくにしらない子供がうそなんかつくわけないからなんか躊躇してたら、隣の結構裕福そうなおばさんが出てきて
    「あら、この家に住む方?」
    って哀れそうに(今になってみればそう思う)俺にいった
    俺ははあとかまあとかいまどきの若者らしいいい加減な返答してたんだが。

    で、どうやら下の子が泣きつかれてうとうとし始めたので、とりあえず入ろうということになった。
    入るとすぐに階段があるんだが、(この階段は、上に逝くにしたがって左に曲がっていく階段)今度は上の子が、階段の先をみて、

    「この上って人がいっぱいいるね。でもみんな血が出てる」

    とかいうんだよ。

    168: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 03:47:36.896 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    実は俺は、一応昨日自分の住む家だからと一通り家の中を探索したんだが、
    2階は特に荒れ放題だったし、押入れとかもだらしなくなってて、廃墟みたいだった。
    とにかく2階じゃなく、生活拠点は1階にしたほうがいいと思ったので、一階の部屋に案内した。
    したら、パッとおばはんの肩の上で寝てた下の子が

    「ぎゃーこあいよーこあいよー」

    っておきて騒ぎ出した。

    上の子はぎゅっと俺の手を握って

    「ここいやだよそといこうよう」

    って半べそ書いてた。
    どうしょうもないから、外に出て近くの公園にいって、おばはんの作ってくれたおにぎりを食べながら、上の子供に
    「なにがいたのあの家」
    と聴いてみた。
    答えは

    「かまもったおばちゃんが、男の人のおめめをくりぬいてて、しろいふく着たおねえちゃんが」

    といそこまで聴いたら、下の子が

    「こあいからおはなししないで」

    って言われた。
    なんとなく、そのときの下の子の目が、子供の目じゃないような気がした。

    結局俺はそこに2年住んだ。が、何も出てきやしなかった。
    無論怖いから、3ヶ月ほどしてから、田舎から出てきた同級生の女と一緒に住んだ。
    しかし、2階からたまにミシミシと人が歩いてる音は聞こえたし、間違いなくここにはなんかいるとは思った。

    171: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/03(日) 03:52:22.223 ID:7XjUfTRGa
    >>168
    上の子冷静すぎる……こわい……

    174: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/03(日) 03:54:49.599 ID:Kq1B1n9S0
    >>168
    親切にしてくれてるいとこのおばさんをおばはん呼ばわりするクソガキにイラッとして内容が頭に入ってこないwwww

    179: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 04:01:08.949 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    >>174
    |A-) 確かにおばはんは違和感あるわww
        いい人そうなのになあ
        おばはん、っていうとなんか赤の他人みたい…w

    201: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 04:14:47.568 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    |A-) さて、あと1話で終わるかねえ

    202: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 04:16:01.953 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    某チェーン店の居酒屋でバイトしてた頃の話。
    Mさんという40代の常連がいた。
    常連といっても、俺がバイトを始めた頃から店に一人でやってくるようになったのだが、ほぼ一月ほどは毎晩のように通ってきた。
    何でも居酒屋近くのビジネスホテルに滞在しているらしく、だいたい閉店間際にふらりとやって来て、本人定番のつまみを注文する。
    それでお互い顔を覚えて、いつしか気安く対応する間柄になっていた。
    何せ小さな店舗で、オヤジ系居酒屋だったこともあって、カウンター内で洗い物をしていると良く話し掛けてきた。

    いつものようにモツの煮込みを出すと、Mさんは気味の悪い話を始めた。
    若い頃にヘマをしでかし、その筋の方に拉致されて、ダムの工事現場に連れて行かれた時の話だそうだ。

    Mさんは普通の労働者とは違って、飯場のような所に軟禁させていたらしい。
    そこには似たような境遇の人たちが十人ほどいたという。
    場所は人里離れた山の中。
    食事の支度は飯炊き女(50代)がまかなっていたそうだが、当然食材は近くの村から配達してもらったという。

    ある夜、工事現場に繋がる唯一の道路が、大雨で不通になってしまった。
    復旧の目処がたたないうちに、三日が過ぎたそうだ。
    蓄えていた食料も底を尽き、全員パニックに陥ったらしい。
    その時みんなが目をつけたのは、飯炊き女が残飯を食べさせていた雑種犬。
    Mさんは詳しく話さなかったが、とにかくその犬を食べて飢えをしのいだという。

    「それからなんだよ。動物って分かってんのかね?俺を見たらどんな犬も吠えやがるんだ、睨みつけてよ」

    203: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 04:16:40.975 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    俺もMさんが裏稼業の人間であることは薄々分かっていた。
    相手は店の客だし、深い付き合いにはならないつもりでもいた。
    でもMさんは俺のことを気に入ったらしく、仕事が終わったら飲みに行こうと誘ってくるようになった。
    最初は断っていたが、ある夜、すすめられたビールで少し酔った俺は、誘いに応じてしまった。

    「顔の利く店があるから」
    Mさんは東南アジアからタレントを連れてくるプロモーターだと自称していたが、実はブローカーだった。
    連れて行かれた店もフィリピンパブ。
    かなりきわどい店だったが、貧乏学生だった俺は結構楽しんでしまった。
    Mさんは女の子と延々カラオケを歌っていたが、俺はカタコトの英語で片っ端から女の子を口説いていた。

    一人すごくかわいい女の子がいて、その子にも話し掛けようとした時、Mさんは突然マイクを置いてテーブルに戻ってきた。
    「その子はだめだぞ。俺のお気にだからな」
    Mさんの目は笑っていなかった。
    ぞっとするくらい凄みがあった。
    回りも雰囲気を察して、場はしらけたようになった。
    俺も萎縮してすっかり酔いが覚めてしまった。
    Mさんは何も無かったように、再びカラオケで歌いだした。

    その姿を黙って見ていた俺に、さっきのお気にの女の子がつたない日本語で耳打ちしてきた。
    「店ノ女ノ子、全部アイツ嫌イ」
    「何で?」
    と俺が訊ねると
    「ワカラナイ。デモ、ナンカ見エル時アルヨ」
    「何が?」

    「死ンダ女ノ子ネ。イッパイ見エルヨ」

    俺は思った。
    Mさん、分かるのは犬だけじゃないみたいだぞ。

    210: cat ◆TUKUMO3rAI 2016/07/03(日) 04:23:28.399 ID:Vy07mJQKa
    >>203
    |ω・`) 死ンダ女ノ子だと…?
    人もやってたのか 水商売の女性は分かる人多いのかな

    213: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 04:28:13.064 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    >>210
    |A-) わかるのかなあ…
        女性は元々見えやすいようだけど怪しいことをやってる人と関わること多そうだからなあ…
        よけい見えるようになるのかもね…

    207: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 04:18:19.891 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    |A-) もう1話にしよう

    208: 秋山 ◆MIO/.JGsks 2016/07/03(日) 04:18:47.734 ID:hzIWLF/L0
    もう1話と言わずにもっと!\(^o^)/

    211: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 04:23:40.679 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    その横断歩道は歩行者が少ないってんで普段は車道の信号は点滅なのね。
    そんでボタン押して待ってたら車道の信号が赤になって、横断歩道の信号が青になる。
    だけどその点滅信号ってめったに赤になることなんてないから、点滅になれた車がよく事故おこしてたんだよね。
    そんでそのひき逃げ事件もおこった。
    お母さんとその子供も即死だったらしい。
    暗くなったばかりのころにもの凄いスピードでひかれたらしくて、お母さんは頭が割れて脳ミソが飛び散ってて、頭がグチャグチャ。
    なんでも顎から上が取れちゃったみたいになってたらしい。
    子供(3才くらいだったかな?)も車の下に入り込んでしまって後輪に頭を踏まれて頭が潰れた状態だったそう。
    後で事故現場行ったら横断歩道の白いとこに血の跡すごい残ってた。
    その後、親子をひいた車が見つかったんだけど盗難車で結局犯人は見つからなかった。
    それが7~8年前の話。オレが高校生のころ。

    その後オレは他の県の大学に行った。
    卒業してから、また実家に戻って地元に就職した。
    ちょうどそのころに、当時だと5~6年前か、昔あったひき逃げの犯人が捕まったって聞いた。
    どうして犯人がわかったのかはわからないけど。
    犯人はオレの4つくらい上の男でメッチャ近所のチンピラだった。
    そういえば見た事あるかもしれないってくらいの。
    ひき逃げがあった信号はそのころはもう押しボタン式ではなく、ちゃんと普通に変わるようにされてた。
    まぁ広い直線の道だし、交差点ではないといえど最初からこうするべきだろ、って感じだったんだけど。
    母親に話を聞いたら、
    「もう○○さん(ひき逃げ犯)結婚して子供もいるのに、奥さんとお子さんがかわいそうだねぇ…。」
    ってことだった。
    その後その奥さんと子供も何度か見かけた。
    すごいキレイな奥さんで普通にいいな~って思った覚えがある。

    地元に帰ってから半年くらいたってようやく仕事もなれたってくらいの時、また例の横断歩道で事故があった。
    その横断歩道は職場からまぁまぁ近くて事故がおこったのはすぐ耳に入ってきた。
    野次馬に行きたかった(不謹慎?)けど、仕事ほっぽりだしていくにはちょっと距離があったんで、遠くからパトカーや救急車の赤いランプだけ見てた。
    会社の上司が、信号が押しボタン式をやめてからは珍しいなって言っていて、昔のひき逃げ事件を思い出した。

    家に帰るとイキナリ母親が
    「今日事故があったの知ってる!?」
    って言ってきた。
    「あのひき逃げ横断歩道だろ?会社からパトカーとか見たよ。」
    って言ったら、

    「ひかれたの…○○さんの奥さんとお子さんなんだよ!」

    って。
    …そのときはちょっとゾッとした。
    「…死んだの?」
    って聞いたら、母親はだまってうなずいた。
    母親も子供もどちらも死んでしまったらしい。そしてやっぱりひき逃げ。
    「もしかしたら犯人は昔ひき逃げされた母子のオヤジなんじゃないの?」
    とか言ってた。
    ゾッとした反面、明日会社で話そうとか、話のネタが出来た(不謹慎?)くらいにしか思ってなかった。

    212: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 04:24:44.363 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    案の定次の日はオレが話す前からその話でもちきりだった。
    その時に昔ひき殺された母子のオヤジはその後引っ越してしまったと聞いた。
    仕事から帰るとオヤジが仕事先から家に電話してきた。
    なんでもオヤジの知り合いが昨日の事故の犯人だということがわかったらしい。
    つきあいのあった人なのでちょっと仲間内で集まって警察に行ってみるから遅くなるという内容の電話だった。
    オレもオフクロも夜遅く迄起きてた。やっぱり話が聞きたくて。
    オヤジが帰って来てから話を聞いて、オレは心底ゾッとした。

    警察では面会もさせてもらえず、警察もなにも話してくれなかったらしいが、
    その人(今回のひき逃げ犯)と仲のいい人がその人が出頭(ある意味の自首だったらしい)する前に聞いた話では、
    その人はその日、友人と夕食を食べて帰宅途中だったらしい。
    車の運転中に軽いめまいを覚えたが大丈夫だろうと車を走らせていた。
    が、目をさますと自分の部屋で仕事着姿のまま寝ていたらしい。
    酒は申し訳程度にしか飲んでないのにおかしいなと思い、時計をみたら仕事が始まっている時間だった。
    慌てて身支度して、車に乗ろうと外にでるといつもバックで駐車するのに、その日は前から突っ込んで駐車していた。
    フロントを見て驚いた。
    割れたフロントガラス、へこんだボンネット、その上血しぶきと肉片が至る所に付着していた。
    慌てたその人は必死で前日のことを思いだそうとし、友人に電話し、考えた末に警察に出頭したということらしい。
    鑑識の結果○○の妻と子供をひいたのはその人の車に間違い無いという結果になり緊急逮捕されたそうだ。

    そこまで話した後、オヤジは警官から聞いた話をしてくれた。
    ○○の妻と子供の遺体の状況の話だった。
    母は頭が割れ、顎から上がとれて離れた所に吹っ飛んでたらしい。
    そして子供は車の下に入り込んでタイヤで頭を踏まれ頭がつぶれていた。
    …5年前の事件と同じだ。
    家族4人(弟がいます。)でシーンとなった。すげーゾッとした。

    その後、事件の経過をまたオヤジがその人に聞いて来た。
    なんでもハンドルにも血痕が付着しており、その血が誰の物かわからず困っているということだった。
    その血痕はちょうど血まみれの手でハンドルを握ったような形になっていたそうだ。

    その後、横断歩道で幽霊を見たという話や前回のひき逃げ犯の男が精神に異常をきたして病院にいる等、いろいろ噂を聞いたが、それらは本当かどうか分からない。
    ただ、近所でキレイな奥さんとその子供を見ることはなくなった。
    本当にあの人達がそんな悲惨な死に方をしたのだと思うととても怖い。
    昔悲惨な殺され方をした母子が復讐をしたのだろうか?
    今でも職場に通うのにその横断歩道を車で横切るが、いつも思う。
    もういいだろ、復讐終わっただろ?だからオレの車は使わないでくれ、って。

    217: cat ◆TUKUMO3rAI 2016/07/03(日) 04:30:05.798 ID:Vy07mJQKa
    >>212
    |ω・`) 顎から上がなくなるなんてグロいなー
    もうこれはあきらかに復讐だよね
    犯人が家族を持つまで待ってたとしか思えない
    しかも同じやり方でとか怨念が怖すぎる(´;ω;`)

    214: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/03(日) 04:29:21.012 ID:RytqFwMQ0
    おうつおうつ

    215: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 04:29:34.527 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    |A-) 怖い話と音楽終わりー

    222: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/03(日) 04:38:47.945 ID:PEJYERSUd
    >>215
    乙乙( ^∀^)

    223: 秋山 ◆MIO/.JGsks 2016/07/03(日) 04:39:37.232 ID:hzIWLF/L0
    また来週に期待(´∀`∩)↑age↑

    224: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 04:41:17.276 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    >>222
    |A-) おつかれさまw

    >>223
    |A-) 来週もやりたいなあ…w
        また少し寝た後にやろうw
        寝過ごしたらごめんw

    225: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/07/03(日) 04:44:50.628 ID:PEJYERSUd
    >>224
    今日人多くて楽しかった!
    怖い話も多いし( ^∀^)
    まだ全部読めてないけどフィリピンパブのやつシンプルイズベストって感じで好き
    来週も調子が良ければ楽しみにしてる!

    226: 毒男 ◆B.DOLL/gBI 2016/07/03(日) 05:06:12.668 ID:XZl0zhWa0 BE:708155702-PLT(12004)
    >>225
    |A-) 楽しめたようで良かったw

        シンプルでも怖い話っていいよねw
        できるだけがんばってみるw

        ではおやすみー






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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2016年07月04日 00:11 ID:R..0XGyZ0*
    この人は長いね
    2  不思議な名無しさん :2016年07月04日 00:36 ID:l4eWuoLG0*
    狐、かんけーねーじゃん
    3  不思議な名無しさん :2016年07月04日 02:19 ID:I4hMYJ4DO*
    読んだ事のない話ばかりだ

    管理人さんナイスやでぇっっッッ!!!
    4  不思議な名無しさん :2016年07月12日 11:57 ID:.I4kmWw3O*
    沖釣りの先輩の話、
    >その後何人か地元の漁師がその母子の幽霊船が沖を彷徨ってるのを目撃したらしく近づいた漁師は海で必ず亡くなるという事故が続いたそうです。
    ってさ、近付いた漁師さんたちは必ず亡くなってるのに、どうして目撃したこととか近付いた事がわかるんだろ?
    近くに他の船がいてその漁師さんは逃げ帰ったから助かったのか、近付いてもその船の船長だけが亡くなって乗組員は無事だったのか、よくわからん話だわ
    5  不思議な名無しさん :2016年07月12日 13:06 ID:.I4kmWw3O*
    怪談の合間に入るコメントがちょっと怖い気持ちから現実に戻してくれるw
    |・ω・`)←この顔文字もそうだけど、コメントが何か怪談読んだ後って感じじゃなくてのほほんとしてるからw
    最初はウザいな~って思ったけど、怖いの弱いのに好きだから本当に怖目の話のあとはちょっとありがたいかもw
    6  不思議な名無しさん :2016年08月11日 13:22 ID:v6EH.X5d0*
    最後の話はいい話だな

    ひき逃げ犯と結婚するような女なんだから見た目は良くても中身は屑だろ
    7  不思議な名無しさん :2016年08月20日 17:20 ID:SbOpOfWP0*
    ※4
    お前本気で言ってる?
    即死じゃないなら陸に戻ってから「こんなの見ちゃってさー」って話せるだろ
    8  不思議な名無しさん :2016年09月06日 15:30 ID:jw9r79nK0*
    「近づいた漁師は海で必ず亡くなる」というならだれが伝承した話なのか
    9  不思議な名無しさん :2017年01月02日 05:46 ID:2fBDArgs0*
    ひき逃げの話、申し訳程度でも酒飲んでんじゃん。
    飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。

     
     
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