古代エジプトのハトホル神殿に描かれた壁画 4200年前の芸術に圧巻
古代エジプト時代には多くの神殿が存在し、当時の煌びやかな生活ぶりがうかがい知れる貴重な財産でもある。神殿内には息を飲むような素晴らしい壁画も数多く残されており、中には非常に良い状態で保存されているものもある。
絶世の美女として知られるクレオパトラと息子を描写をしたものを始め、愛と美と幸運の女神ハトホルを描いたプレトミー時代のエジプシャン・アートはその中でも際立つ存在である。
そして、その女神ハトホルの聖地と知られるのが主神殿である「ハトホル神殿」だ。このハトホル神殿にはサンクチュアリー(至聖所)やヒポスタイル・ホール(列柱室)などがあるのが特徴である。その他、北門、サナトリウム、聖地、イシス誕生神殿など敷地内にある建物全体を、「デンデラ神殿複合体」と呼び、およそ4万平方メートルの範囲を巨大な泥製のレンガ壁で囲んでいる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/デンデラ神殿複合体
今回注目したいのは、このハトホル神殿に描かれた壁画である。黒いススで覆われた壁画の数々。壁画には天国や黄道十二星座の基になった天体図が描かれた占星術のチャートが描かれており、壁画が語る当時の学問の風景が想像できるようである。
ちなみに以前にはラムセス6世の墓の中に入っていけるサイトをご紹介したことがあります。
これは面白い!古代エジプト、ラムセス6世の墓の中に入っていけて360度グリグリ見渡せるサイトが話題
http://world-fusigi.net/archives/8480397.html
http://world-fusigi.net/archives/8480397.html