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【神曲】3n+1の謎。ダンテがフィレンツェへ遺したミステリー

2016年10月22日:18:00

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コメント( 13 )

フィレンツェを追放されたダンテが書き上げた、愛と怒りの壮大なるインフェルノ(地獄)

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(Credit: WIkipedia)

ダンテの『神曲』の各歌が3n+1行から成り立っていることはご存知でしょうか。

『神曲』は名前は誰もが知っていても、その難解さゆえに内容まではあまり知られていません。

恐らく『神曲』といっても先に浮かぶのは
この曲マジ神wwww
というようなネット社会に塗れた方の神曲だという方も多いのでは。

今回はダンテの人生とともに、『神曲』ができた背景と謎をご紹介します。


『神曲』とは

『神曲』(しんきょく、伊: La Divina Commedia)は、13世紀から14世紀にかけてのイタリアの詩人・政治家、ダンテ・アリギエーリの代表作である。

イタリア文学最大の古典とされ、世界文学史にも重きをなしている。当時の作品としては珍しく、ラテン語ではなくトスカーナ方言で書かれていることが特徴である。

(出典: WIkipedia)

Portrait_de_Dante

ダンテ・アリギエーリは、13世~14世紀頃活躍したイタリア・フィレンツェ出身の詩人、哲学者。
イタリア文学最大の詩人といわれており、ルネサンス文化の先駆者でもあります。

ただこのダンテさん、実は政治家としての顔も持ち合わせていましたが、所属していた党の内部分裂などで、フィレンツェから追放されてしまいます。

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生まれ育った都市を追放されたダンテは、ひどく憤怒したといいます。

結局ダンテは、以来自分をフィレンツェから追放した者たちへの怒りを抱きつつ、各都市を放浪しながら『神曲』を執筆していたそうです。

しかしダンテの中には、怒り以外にも大きな感情を秘められていました。

ある少女に憧れの念を抱いていたのです。

ダンテは1274年、カレンディマッジョという春の祭りで、同い年の少女ベアトリーチェに出会い、魂を奪われるかのような感動を覚えたといいます。俗にいう一目惚れでしょう。

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ベアトリーチェ(Credit: Wikipedia)

しかし奥手なダンテは、何も行動できないまま9年の時が過ぎました。

共に18歳になったダンテとベアトリーチェは、偶然にも聖トリニタ橋のたもとで再会します。
しかしこの時、ベアトリーチェは会釈してすれ違ったのみで、一言の会話も交わしませんでしたが、以来ダンテは熱病に冒されたように彼女に恋い焦がれるようになりました。ダンテは新海監督の前前前世なのか。

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『神曲』でダンテに呼びかけるベアトリーチェ(Credit: WIkipedia)

しかしダンテは、恋心を他人に悟られないように、別の二人の女性に宛てて詩を書きます。その結果色々よからぬ噂が広まり、ベアトリーチェに嫌われてしまい挨拶さえ拒まれるようになりました。自業自得です。

こうしてダンテは深い失望を味わいながら、結局お互い別の人と結婚しましたが、ベアトリーチェは24歳の若さで病死してしまいます。

Dante e Beatrice

彼女の死を知ったダンテは狂乱状態に陥り、恐らく自分への癒やしも含め、生涯をかけてベアトリーチェを詩の中に永遠の存在として賛美していくことを誓うのでした。

実際『神曲』の中で、彼女は主人公を助ける永遠の淑女として描かれています。

こうしたダンテの人生背景から、『神曲』にはフィレンツェへの恨み、理想の帝政理念や「三位一体」の神学、そしてベアトリーチェへの賛美などが綴られることになったのです。

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『神曲』に描かれた地獄の図(Credit: WIkipedia)

 『神曲』は「地獄篇」、「煉獄篇」、「天国篇」の3部から成る、全14,233行の韻文による長編叙事詩で、1人の男(ダンテ)がこれら死者の国を度する物語です。その中で地獄の案内役と天国の案内役がいますが、天国の案内役は勿論ベアトリーチェです。

近々映画が公開されるダン・ブラウン原作の「インフェルノ」並の暗号が含まれているかどうかはわかりませんが、『神曲』の構成はとてもシステマティックにできているそうです。
聖なる数「3」を基調とした極めて均整のとれた構成から、しばしばゴシック様式の大聖堂にたとえられます

それは「地獄篇」、「煉獄篇」、「天国篇」の3部構成、そして各篇が3の倍数である33歌から構成されていることからも伺えます。


Dante-Alighieri
三行韻詩のオリジナルはダンテである(Credit:  birraterzarima.it)

また詩行全体にわたって、三行を一連とする「三行韻詩」(テルツァ・リーマ)の詩型が用いられています。 各歌の末尾のみ3+1行で、xyz yzy z という韻によって締めくくられており、各歌が3n+1行から成っているのがわかります。

すなわち、聖数「3」と完全数「10」を基調として、 1,3,9(32),10(32+1),100(102,33×3+1) の数字を作品全体に行き渡らせたことで、「三位一体」の神学を、作品全体で体現しようとしたのです。 
(出典: WIkipedia)

このように『神曲』は細部から全体まで、隅々において聖なる数「3」が貫かれており、幾何学的構成美を見せています。

3の重要性や、数学と音楽の親和性は過去記事でもご紹介しており、また
著述家の松岡正剛は、自身のHPにおいてこう述べています。

そのうち『神曲』の構造に知的アーキテクチャとしてのシステム構想を感じるようになって、いっとき『オペラ・プロジェクト』を思い描いていたときは、『神曲』をコンピュータによってシステム化することをこそ夢想しつづけていた
『神曲』がどれだけ数を意識した構造になっているかがわかりますね。

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夕暮れのフィレンツェ

システム化された壮大な抒情詩、『神曲』。
AIがつくった『神曲』が発表される日も近いかもしれません。

 
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【神曲】3n+1の謎。ダンテがフィレンツェへ遺したミステリー

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コメント

1  不思議な名無しさん :2016年10月22日 18:21 ID:9NVBy.p30*
ダンテズインフェルノの続編まだなんかな
2  不思議な名無しさん :2016年10月22日 18:49 ID:QbdNCVRP0*
豪ちゃんの漫画版神曲マジオススメ
3  不思議な名無しさん :2016年10月22日 19:01 ID:IvWInaIE0*
かみきょくじやねーのかよ!!!
4  不思議な名無しさん :2016年10月22日 20:02 ID:Koq6YFu2O*
3という数字は母親みたいなものだからな。
3とはマミーって言うくらいだし。
5  不思議な名無しさん :2016年10月22日 21:56 ID:moSTHKwjO*
なるほど。わからん
6  不思議な名無しさん :2016年10月23日 00:34 ID:XDCmFezG0*
色欲の地獄が一番軽いのは自分が最も犯しやすい罪だったからなのかと邪推する
7  不思議な名無しさん :2016年10月23日 00:38 ID:YA6T8mxz0*
デビルマンか
8  不思議な名無しさん :2016年10月23日 02:31 ID:4B.DD.bY0*
他の案内人のウェルギリウスさんの話もしてやってください
9  不思議な名無しさん :2016年10月23日 03:26 ID:smC1ow0OO*
セイント星矢ってギリシャ神話ベースなのに冥界編は神曲ネタだよね

10  不思議な名無しさん :2016年10月23日 18:17 ID:hpUbTuV20*
10は完全数ではない。
その周辺の数字についての記述も何を言っているのかさっぱりわからん。
11  不思議な名無しさん :2016年10月23日 21:54 ID:s6YCWXok0*
みがわりの4n+1調整が真っ先に思い浮かんだのは俺だけじゃないはず
12  不思議な名無しさん :2016年10月25日 10:27 ID:z8cDx8SV0*
新海監督の前前前世は流石に草不可避
13  不思議な名無しさん :2016年10月30日 13:07 ID:L0i9nD2T0*
失楽園を読み終わったら、これを読もうと思ってる

 
 
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