なんとも優雅に泳いでらっしゃいます。
しかし水深約50mと深い場所ですから、人間の力で見つけることはまず不可能です。
よって、水圧に耐え、遠隔操作可能なカメラを使用しています。
でもシードラゴンって、よく見るとあいつにそっくりですよね。
あいつ、タツノオトシゴ。
タツノオトシゴ
そういえば
タツノオトシゴとシードラゴンってどう違うのか、不思議に思ったことはないでしょうか。
シードラゴンとタツノオトシゴには、似ていますがいくつか違う点があります。
シードラゴンのほうが、タツノオトシゴよりも少し口先が長く、そして
タツノオトシゴのように尾がくるっとしていません。タツノオトシゴはその尾を時々植物や珊瑚に絡めて体勢を維持しますが、シードラゴン先輩は常に無頼を貫いているのです。かっこいいぜ、シードラゴン。
若干タツノオトシゴに風評被害が及んでいる気もしますが、他にも骨格が違ったりと、地味に色々違うところがあるのです。
ですが今回の研究では、海面上昇によってその身をさらわれないために、
ルビーシードラゴンが岩石などにしがみつくための尾を持っていることが指摘されています。
通常彼らは巻きつく尾を所有していないので、その進化については未だに疑問点があります。
一体彼らは何物なのか。
海の赤い竜の謎は深まるばかりなのでした。
ルビーシードラゴンについての論文は
こちら(英文)。
[via:
dailymail,
nationalgeographic]