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山にまつわる怖い・不思議な話『山に連れて行かれる』『真っ黒な人間』

2017年03月02日:23:00

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コメント( 15 )

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1: 本当にあった怖い名無し 2012/08/17(金) 10:34:54.36 ID:oCJ5VlFi0
いつの時代もそこにある異界、山。
知られざる深山、身近な里山、神社仏閣の「お山」、あるいは昔山や丘だった場所…
山にまつわる怪談・奇談を語っていきましょう。

※ここは実話のみのスレではなく昔話、伝聞何でもありです。
※嵐はスルーでよろしく>ALL
管理人です!
タイトルの『山に連れて行かれる』は>>508から、
『真っ黒な人間』は>>648からになります。

引用元: ∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part64∧∧







4: 本当にあった怖い名無し 2012/08/17(金) 13:48:53.90 ID:bD4onwOO0
いちもつ

37: 本当にあった怖い名無し 2012/08/21(火) 23:26:25.51 ID:r3M0KK+70
5、6年まえ、高知に旅行にいった時のこと。

一通りの名所(桂浜・はりまや橋他)を見た後の相談で、行きルートは広島から出発してしまなみから愛媛→高知だったので、
帰りは海岸線に沿って徳島から香川に抜け、瀬戸大橋を通ろうってことになった。

高知徳島の県境あたりにさしかかって、景色も良かったので、高所から海を見おろして写真とりたいねって話になった。
それで海岸沿いの道(予定してたルート)をちょっとずれて、ぐねぐねした山道を通って高いところに向かってたんだけど
案の定迷って右往左往。

ただ、まだまだ日の高い時間帯だったし、学生で時間もあったから、そんなに危機感はないまま。
道幅が車1.5台分くらいの、かろうじて舗装された道をダラダラ走ってた。
その辺は木材の切りだし場か何かなのだろう、道ではない場所に、林を切り開いたと思われる切り株がいっぱいあった。
ただもう今は使われていないのか、切り出しの道具や重機のたぐいは見あたらなかった。

「こういう景色もいいなあ」
「でもちょっと怖くね?夜には来られんわ」とか無駄口たたきつつ道なりに進んでた。
そしたらまた、林エリアが復活しはじめて、周囲がうっそうとした雰囲気になりはじめたんだ。

すると突然、ほんとに突然現れたって感じなんだけど、道の両側に古い小屋が現れた。
見た感じ、木造のものもあればトタン屋根のものもあったな。
ざっと20~30軒くらいか。路側帯から山肌にかけての斜面に重なり合うように建ってた。
そこまでなら別に不思議でもなんでもなく、山奥の集落ってだけなんだが、真っ昼間のくせに、人の気配がまったくしない。
いくら田舎だって、年寄りの一人二人いそうなもんなのに。見た感じ何年も使われていない家の群れ。
別に怖いモノも何も出てきてはいないんだが、みんな何となく冗談を言う雰囲気じゃなくなって、無言だった。

38: 本当にあった怖い名無し 2012/08/21(火) 23:29:41.31 ID:r3M0KK+70
考えてても仕方ないから、さらにもう少し道なりに進んだ。
切りだし場があって、林エリアが復活して・・・また同じような集落。さっきと同じ感じ。
でも、その集落が他と違って異様だったのは、家の前とか横とかに決まって「犬」がつながれてたこと。
誰もいないんだ。少なくとも気配はしない。なのに、家という家に、犬がつながれてる。
それも、衰弱してる犬ってわけじゃなく、元気いっぱいでリードや鎖の範囲ぎりぎりまで、
ハアハアいう息が聞こえそうなくらいこっちににじりよって来るんだ。
なのに一切吠えない。ただにじり寄ってくるだけ。

同乗してた友人たちも「うわ・・・」「何コレ・・・」ってどん引きだったんだけど
一人が「ちょっとまて、コレ誰が餌やってんだよ?さっきから誰もいねえぞこのあたり!なんであんなに犬元気なんだよ!」

って叫んだとたん、車内の全員が「うわーーーーーーー」って叫び声を上げた。
今にして思えば恥ずかしいけど、俺もその声にビビっちゃって、とにかくその場を離れようとパニクってアクセルを踏み込んだ。

結局、そこから心臓バクバクのまま、なんとか山頂というか、見晴らしの良いところにたどり着いたけど
誰も車下りようとしなかったし写真もやめようって雰囲気になったからそのまま山を下りて予定ルートで帰途についた。
帰りは何も起きなかった。

あとでググって、たぶんここだろう、っていう地名を見つけたから、できる範囲で風習とか調べてみたけどよく分からなかった。
あれ、何だったんだろう。

54: 本当にあった怖い名無し 2012/08/23(木) 01:58:48.54 ID:DXuwSjGG0
じいちゃん、ばあひゃんが子供の頃は建物も粗末だし
灯油ストーブ無いし暖かいお湯の出る給湯器もないし
防寒着もないし・・・どうやって越冬してたのか、てか
何でその状態で生きてられたのか信じられん
林業の町で木のぬかや薪には困らなかっただろうけど
大正昭和初期の家屋はオンボロ小屋で熊に壊されそうだし。田舎では
番犬はよく吠えるの飼ってたよ。熊接近中なのに沈黙だと困るだろ

もう三十年近い昔。畑沿いに防風林が並ぶ道を、親が運転する車に乗ってた。
親戚関係の用事の帰り道だったと思う。おれはまだ小さくて、後部座席で
体を横たえてた。街灯ひとつ無い夜道を車はベッドライト頼りに走っている。
冬で寒いし後部座席に仰向けになると漆黒の闇になってる窓が見えちゃうので
ちっちゃい俺は目を閉じては開けるを繰り返してた
傾斜を感じて、平地から丘陵地帯の森の中の道に入ったとわかる。
帰路の半分を来たんだなと安心しておれはうつらうつら。
雪で視界が悪い夜道を走る親は緊張継続中だったろうが
突然、雪道の上を急ブレーキ。おれは前列シートの後ろに叩きつけられた。
「どうしたの?」おれが聞くと「人をひいたかもしれない」
肩で荒い息をする親父。降りて確認しても車の下にも前の地面にも何も無く
白い雪道だけ。「野生動物じゃないの?」と聞くと「いや、・・・し、白い
着物の髪が長くてボサボサの長いひげ生やしたジイサンが、森の中から突然
飛び出して来たんだ・・・」
当時のおれは、コントみたいにお墓で息を吹き返した人が出てきたのかなと
今は、年取った天狗だったかもなんて思ってる。ひびりまくりの親父可哀想だった。

67: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/08/23(木) 18:45:22.67 ID:IBNyJ3+S0
知り合いの話。

盆で田舎に帰った折、家族で川遊びに出かけたのだという。
河原にシートを拡げており、年長者はそこで食事を摂ったり休んだりしていた。
小さな従姉妹の面倒を見るのは彼の役目だったらしい。

水に浸かって遊び相手になっていると、突然、身体から力が抜けた。
全身がひどく疲れた感じになり、立っているのも辛いほどだ。
動けなくなる前に、従姉妹の手を引いて、一緒に川から上がることにした。
シートまで辿り着くと、大きな息を吐いて倒れ込んだ。
家族が口々に「どうした、顔色が悪いぞ」と話し掛けてくる。

答えるのも億劫になっていると、従姉妹がこちらを見つめながら、妙なことを言い出した。
「お兄ちゃん、なんでそんなお婆ちゃんを背負っているの?」

何でも彼の背中に、見覚えのない皺だらけの老婆がしがみついているのだと言う。
ギョッとして背後を確認したが、誰も背中には乗っていない。

68: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/08/23(木) 18:48:40.74 ID:IBNyJ3+S0
(続き)
その時、祖父が彼に向かって、思い切り塩を振りまいた。
途端に身体が軽くなり、あれだけあった疲労感が嘘のように消え去る。

同時に従姉妹が目を丸くして大声を上げた。
「お婆ちゃん、消えちゃった!?」

驚いて言葉も出ない彼に向かい、祖父はこう述べた。
「カワミサキに憑かれたんだろうよ。
 人に取り憑いて衰弱死させるっていう、いわゆる死霊みたいなものだ。
 お前ら、今日はもう水に入るんじゃないぞ」

仕方なく、遊びの続きは河原ですることにした。
その後は帰宅するまで、誰もあの奇妙な疲労に襲われることはなく、
無事に過ごせたのだそうだ。

80: 本当にあった怖い名無し 2012/08/25(土) 00:42:55.02 ID:FNN8goI40
父方の田舎に帰省したとき、山歩きした。小5ぐらいだったかな

墓が二ヵ所ある家で町を通る道路を見下ろす開けた斜面にあるごく一般的な墓地
の他にもうひとつ墓地がある。

本家の裏の竹林脇の道から入っていくんだけど男手が足りなくなって手入れが出来てないんで、蔦やら腐った倒木放置ですごい迫力あるロケーションになってた。

本家のおばさん二人は途中にある物置小屋から鉈と鎌を取ってきた。

墓の草取りに使うんだと思った。

昔は山の向こうに続く道や寺や石の階段なんかもあったらしい。

寺は明治維新のごたごたで、どうにかなってしまい荒れたあと、他所から来た尼さんが住んでたんだって。

82: 本当にあった怖い名無し 2012/08/25(土) 01:15:22.69 ID:FNN8goI40
続きです
健脚な年寄二人に両親、叔父、自分の順で草延び放題の山道を黙々と小一時間

すると長いしめ縄みたいのが蔦にからまっているのを見つけた。

本来墓の入り口にある大きな石に掛けてあるものが、蔦の成長に巻き込まれてはずれ、木の幹の辺りにぶら下がる変なことに。

なんだか気持ち悪いなあと思った。で、そんな気分をぶっ飛ばすトンでも行動に老婆二人は出た。

鎌と鉈で草を払った土の上に振り上げた鎌をグサツ、鉈をズブリと刺すように叔父と父に指示。

黙って従い言う通り叔父と父は力を込めてグサツズブリ。

戸惑いの母とおれ。

そこから三メートルほど離れて苔むしてヤバイ風情の家の山墓があって、掃除して線香あげて合掌して山を降りた。

あれは何なのか聞いてもその時は説明してくれなかった。

中学に入ってから、あの鎌と鉈を突き立てた所は土まんじゅうという古い墓だと教えてもらった。

鎌と鉈はまじないなんだが、廃された古い寺が関係してる話

83: 本当にあった怖い名無し 2012/08/25(土) 01:40:58.06 ID:FNN8goI40
山中の廃れた寺に住み着いた尼さんは集落の男衆からもてたけど自分は尼だから、そういうことはしない、と断っていたんだと。

なのに他所から来た中年の学者とそういう関係を持った。

反感買ったのがかなり堪えた尼さんは、村の男衆を受け入れるようになった。

よそ者の学者と村男が尼さん巡って揉めて、などがあって、人が死んでしまった。

あの土まんじゅうは、その人のものだって。

鎌と鉈のまじないにどんな意味があるのか、そういやまだ聞いてない。

山奥の村ってどこもこんな感じなのかな

86: 本当にあった怖い名無し 2012/08/25(土) 08:18:53.11 ID:ccrt1eFc0
「しめ縄みたいなの」で鎮めていた霊魂が暴れ出さないように封印したのかな。
かなり陰惨な事件だったのだろうと想像できるな。
土まんじゅうってのは土葬の墓だよね。

87: 本当にあった怖い名無し 2012/08/25(土) 13:11:56.56 ID:HGD0Zu3q0
登場人物のうちの誰が土饅頭の中の人になっているのかよくワカンナイけど、
その曖昧さがまた隠しておきたい出来事なんだなー、てのを匂わせてイイネイイネ。
(まあイイネイイネどころではない陰惨な出来事があったんだろうとは思うけど…)

事件のあった時代がいつかは分からないけど、昔は流れ者の尼さん(比丘尼)は
春をひさぐ者であった場合もあるというから、そういう目で見られたのかもしれないね。

88: 本当にあった怖い名無し 2012/08/27(月) 11:08:00.04 ID:ste95W820
>>82-83
江戸時代は、本来私娼(岡場所や小屋掛けの売春婦や夜鷹)は禁止されていた。
摘発された場合、女達は「公娼窟=吉原」に送られた
岡場所の場合、その筋に賄賂をおくって存在を黙認してもらっていたけど、小屋掛け(橋の下等に簡易な小屋を作っていた)や夜鷹の場合はそうはいかない
そこでお上の目をごまかす為に、さまざまな変装をしたりしてた。
・呉服・小間物の行商をしながら出会い茶屋等で客と落ち合い売春(すあい。牙儈女・数間)
・托鉢をして歩く尼(比丘尼)になり、出会い茶屋や共同の住家(比丘尼宿)で売春したり

元々比丘(びく・男)・比丘尼(びくに・女)は、修行の為に全国を行脚して托鉢で生活する僧のこと。
 江戸時代には、僧への尊敬の念は、今の数倍は高かった。その為身を隠す必要のある人物や乞食も比丘や比丘尼に扮した。
 (関所も僧形の方が通りやすかった)

89: 本当にあった怖い名無し 2012/08/27(月) 11:17:55.27 ID:ste95W820
尼さんが「尼だから、そういうことはしない」ってのは、自分は売春婦じゃなって意味
なのに村の男が懸想をして、結局売春婦になった

他所から来た学者も、村の女も、取り合っていた村の男ども、それぞれ恨みあった
その結果、事件まで起きてしまった
墓が土饅頭(卒塔婆や墓石を立てて供養するものがいない)のは、かなりの反感を持たれていたからだろう
「鎌と鉈のまじない」ってのは、墓に葬られた人物への「罰」の意味合いが強そうだ
鋸引きの処刑に通じる気がする
(箱に入れたり土に埋めて首だけ出した罪人を、竹の鋸で挽く。鋸を引くのは通りかかった者。(1回挽いて通る)
 鋸を挽かずに通り過ぎたり、挽きすぎると罰を受ける。獣等に街道脇の目立つ場所で行われた)

92: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/08/27(月) 19:24:02.87 ID:wDY8+Vgz0
昔馴染みの話。

彼はよく大学付属の研究施設を利用している。
その研究所は結構な山奥にあるのだが、賄いの世話をしてくれる人もいるし、
何よりも静かなので、彼の研究事には最適なのだそうだ。
ただ、一つだけ奇妙なことが起こるらしい。

夜、部屋で寝ていると、ノックの音がする。
ドアを開けみると、暗い廊下には誰も居ない。
それだけでも不気味だというのに、このノックがあると、部屋や廊下の気温が
ひどく下がってしまい、吐く息も白くなる。
例え夏場であっても、歯の根が合わなくなるほど寒くなり、朝までまったく
眠れなくなるそうだ。

だから、施設を利用する人達は、誰何の声に応えない夜中のノックは、
無視するのが決まりになっているのだという。

93: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/08/27(月) 19:28:41.87 ID:wDY8+Vgz0
知り合いの話。

彼の実家は、山の神社で宮司を務めている。
正月でなければ訪れる人も少ない小さな社だが、その本殿の裏に、奇妙な老木があるのだという。
一見普通の木なのだが、幹の中程に注連縄が巻かれている。
そして、何故か周りにバリケードが築かれていて、簡単には近寄れないようになっているのだ。

ある時、宮司である祖父に、どうしてそんなことをしているのか尋ねてみた。
祖父は木の方を指差して答えた。

「あの木のあそこ、大きな洞(うろ)があるだろう。
 丁度お前くらいの子供の頭と、同じくらいの高さに。
 あの中には『後神(うしろがみ)』って呼ばれてる神様がいるんだ。
 あのうろの前で後頭部をさらしてしまうとな、ムンズッと髪の毛を掴まれることがある。
 すぐに振りほどけるんだが、一度でも髪を引っ張られた子は、遠からず死んでしまうんだ。
 だから神様といっても、祟り神の類いでな。
 ああやって御祀りしてあれば障りはないから、近寄れないようにしているんだよ」

そう言われると、暗いうろの中で、何かがこちらを見つめているような気になってくる。
恐がりだった彼は、実家に帰っても、その木を絶対に避けていた。

大人になった今でも、木のうろを見ると、ちょっと嫌な気持ちになるのだそうだ。

94: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/08/27(月) 19:32:34.21 ID:wDY8+Vgz0
知り合いの話。

手近な山で、一人ハイキングを楽しんでいる途中、首吊り死体を見つけてしまった。
慌てて下山して警察に通報し、警官や地元青年団の者と共に発見場所へ向かった。

戻ってみると、覚えのない首吊り死体が一体増えていた。

想像していなかった事態に彼は腰を抜かしかけたという。
二人分の身体を麓に下ろすのは、結構大変だったらしい。
下ろした後の事情徴収が、これまた大変だったと彼は言う。

後日聞かされた話によると、その二人はまったく面識のない赤の他人だということで、
何故あの日同じ場所で首を吊ったのかは、皆目見当も付かなかったそうだ。

103: 聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o 2012/08/27(月) 23:43:41.88 ID:PVjWX0sY0
杣人に聞いた話

仕事を終えて軽トラで山道を下っていると、前方に小さな人影が見えた。
道の真ん中にぼんやりと佇んでいる。まだ小さな子供らしい。
近づいてみると知人の息子で、確か小学校に上がる前の年頃だった。
周囲に人の気配は無い。知人の家はここから数キロ離れたところにあるのだが…

こんなところで何をしているのか?誰かと一緒なのか?
そんな問いかけにも、子供は口をつぐんだままで視線を宙にさまよわせるばかり。
埒が明かないので助手席に乗せ、車を知人の家へと走らせた。

戸口で呼びかけると女房が出てきたが、事情を話すと怪訝な顔になった。
「うちの子ならずっと家に居るんですが…」
その声に呼応したように、奥の部屋から当の息子がひょいと顔を出した。

狐につままれたような思いで車に戻ると、車内には誰もおらず
助手席には大振りの木の枝が立てかけられていた。

143: 本当にあった怖い名無し 2012/08/30(木) 15:43:18.99 ID:XMRDfp4m0
山に登った時に夕立に祟られたことがあった。

登山じゃなくて間伐で登っていたから持ち物が多い。
帰ろうかと思ったけど過ぎるまで待つことに。
大きめの木の下に避難して、ポンチョをかぶった。
30分ぐらいしゃがんでいたら、「失礼するよ」って爺さん声が聞こえた。
あまりにも自然だったから「はいどうぞ」と言い、声のほうを見た。
誰もいなかった。
ちょっと焦ったが、なぜか恐怖は感じなかった。
それからしばらく何かがいる気配がしたが、小降りになってきたので帰ることに。
帰り際に「これどうぞ」って言って発泡酒置いてきた。

帰って親父に話したら、キツネなら家までついてくるぞっていわれた。
そんなおかしな気配はしていなかったから、自分は勝手に山神様の類だと思っている。

146: 本当にあった怖い名無し 2012/08/30(木) 20:09:35.89 ID:rtQfNro70
>>143
なんか、飲み屋の縄のれんをくぐるような、そんなあったかさを感じました。
大将、いつものあるかい?

148: 本当にあった怖い名無し 2012/08/31(金) 20:11:16.10 ID:Xj5NViet0
このスレ向きの話を発見

241 :本当にあった怖い名無し:2012/08/11(土) 17:12:51.73 ID:RwempkDc0
秋田のマタギたちの間に伝わる話に「サカブ」というのがある。
サカブとは要するに“叫ぶ”の方言であるが、マタギたちがいう「サカブ」とは
山の神の呼び声を指すという

山の神は時たま、その神力を持ってマタギたちに「サカブ」ことがあるという
秋田県は北秋田市に住む山田岩蔵という老マタギの表現によると、山の神の声は
「細く堅い声で、遠い遠い処で響く鉦の音に」似るという。岩蔵マタギは人生で二回、
この山の神の声を聞いたそうで、頭を強打して気が遠くなった時のような、耳鳴りのような、
どちらかといえば振動、あるいはテレパシーのようなものであったそうである

山の神の「サカブ」はだいたい吉祥であり、しかも集団で狩りをしていても全員には聞こえず、
その狩猟組の頭領(スカリ)か、もしくは一、二を争って腕の立つ者にしか聞こえない
東方より聞こえる「サカブ」が最も良く、その方向に進むと必ず獲物を授かったという

あるとき、大平山奥地のイグス森という場所で、あるマタギがこの「サカブ」を聞いたという
それから「サカブ」の示した方角に二里余り進むと、果たしてそこには今までに見たことがないような巨熊が居り、
捕らえてみると七尺五寸を超える、ツキノワグマとしては規格外の大物であったという

また不思議なことに、この「サカブ」はマタギだけでなく、留守を待つ村の者たちにも時折聞こえる
そんなときは必ず猟の成果があった時であるので、そんなときはいち早くマタギ衆を迎える準備をするという



山峡の人々に聞こえる不思議な神の声の話

149: 本当にあった怖い名無し 2012/09/01(土) 01:54:24.82 ID:uhI0s1YlO
久しぶりですの正統派!乙~

152: 本当にあった怖い名無し 2012/09/02(日) 00:58:29.52 ID:bAoW5mTw0
誰かいるのかな。カキコしてもいいのかな。
中学生の時の話。おれとこの学校は全校参加で山歩きする行事があったんです。
ハイキングと登山の中間ほどのキツさのもので、超絶ハードな遠足。
経験豊富なOGが要所で見守っててフォローしてくれる体制。
山のコースに突入する前は、ただのウォーキングみたいなもんだから
初参加の一年生は、自分等のいでたちを笑う、ムダ口たたく余裕もある。
頭にヘッドライトつけた姿で行列ってのが、非日常過ぎでテンションあげだった。
でも、いざ山歩きの段になると、アスファルトじゃない傾斜路を行くことで
いっぱいになって、皆寡黙になる。横に並べる幅もないんで、各人のペース毎に
少しずつ離れて、孤独な感じの登山になった。はっきり言って退屈。
俺は自分の足元だけを見ながら、しんどいなーとか、早く終わりてーな
そんなことばかり考えてた。

153: 本当にあった怖い名無し 2012/09/02(日) 01:22:27.62 ID:bAoW5mTw0
俺はペースのろい生徒の、まばらに列を成してる先頭近くを歩いてたんですけど、
振り返った時にヘッドライトが電池切れかで点灯してない奴を見つけました。
見守りのOBさんに、それを告げて自分はそのまま歩きました。何人かが、ちらっと
対応してるOBの方を気にして、俺に「なに?」「リタイア?」と聞いてきて
事情を説明すると、なーんだwで、先を急ぎます。

・・・すいません。続きは明日。寝る時間になってしまいましたw


156: 本当にあった怖い名無し 2012/09/02(日) 14:00:39.26 ID:bAoW5mTw0
マイペースすみませんwつづきです。
俺は何となくソワソワした気分になりました。いくら卒業生の先輩方が見張って
いてくれたり、大勢の友達と一緒だって言っても、慣れない登山に耐えるのにいっぱいいっぱいで、
誰もが無口になって、真っ暗な山の中で大勢の少しあがり気味な息づかいだけ聞こえる。
正直不気味。自分、いつも誰かとコミュニケーションとってないと不安な質なんで
この状況はかなり辛い。みっともないのを承知で、つい後ろを振り向いては
知ってる友達の様子を確認してを何回かやってるうちに、足がもたついてコケタw
すげーかっこ悪いんで、大袈裟に痛がってみたw
すると皆立ち止まっちゃって、ダイジョブー??なんて心配してくれて
俺内心「やべっw」と思って、「ちょっと打撲だからだいじょぶ!」などと
健気を装って何人かやり過ごして、ついでに休憩とってたw
大袈裟に怪我人騒ぎになると困るんで、よっこらしょと立ち上がってまた
歩き始めたんだけど、一列になった集団の最後尾になっちゃった。
かなーり後方にOBらしき人の放つライトの光り。
つまり、自分の後ろには幾メートルかの大自然の暗がりの空間が
鎮座ましましておられるわけでして、もう、完全に精神的にアウトっす(´Д`)

157: 本当にあった怖い名無し 2012/09/02(日) 14:30:47.40 ID:bAoW5mTw0
もう何とか自分を励まそうと、エロイこと妄想してみたり、妄想してみたり
いろいろ努力したんですよ。しかし、「怖いんだってばよ!」ってゆー気持ちに
勝利されてしまいまして、足が、ガクガクしてきて、気力がすーっと抜けてく。
ふっと振り向くと、さっきよりOBのライトが近くにある。自分のペースが落ちた
お陰で間隔が詰まったわけで、こりゃ良いと思って俺はさらにペースダウンして
タートルの歩み作戦を決行することにしました。
目を凝らすと、そのOBは複数人を引率していました。
「落伍者があんなにたくさんw」カッコ悪いダメなやつはおいらだけじゃない。
「ぼっちじゃねえんだよ・・・」気分上々になってきましたw
間もなく、OBさんが俺に追いついてくれまして、「おーい」と
声をかけていただきました。人の気配と温もり。ありがたや。
「お前一年生かー!なん組だー!?」
機嫌良くぼくは返事しました。いよいよ距離が縮まって人の一団が黒々と判別できます。

(あれ?・・・・・・・・・えっ?・・・!!!!)

158: 本当にあった怖い名無し 2012/09/02(日) 15:43:05.78 ID:bAoW5mTw0
そのOBの引き連れてる生徒はヘッドライトも懐中電灯も無しで歩いてるんですが
俺はライトがいかれる奴が多いなー。後で反省会になるなw
なんて単純に考えてました。だって素人集団だし。
でも、近づいて来たその集団は、「生徒」って感じではない。
大人っていうか、ジジイ、中年、おばさんらしき人もいる。明らかに
「おかしい」
俺はぞわあぁあっと鳥肌立って、恐慌状態になった。怖すぎる。
うわあ、うわあーっと叫び、猛烈ダッシュ。
そしたら、またコケタwんでも、すぐ起きて猛ダッシュ。これを永遠に
繰り返してるように感じた。そして、先を行ってた友達の列に追いついたw
「ど、どうした?なに?!」
そりゃもう皆びっくり。俺、「ぜー、ぜー、はーはー、ひーひー、」
俺「OBが・・・・」友達「怪我した?」「誰か落ちた?」「え、何なの」
俺「いや、ちがうけど・・・・」

俺らが立ち尽くしてると、そのOBさんが追いついた。
俺が異様な目つきで見たせいだろう。OBさんは絶句して俺を見てる。

一緒にいた人達は、どうしたんですかって聞きたかったけど、OBさんが
歩き始めたんで、皆も続いた。俺はずーっと、後ろにいるOBさんをチラチラみてた。
暗い山で猛烈ダッシュしたということで、行事終了後、担任とOBの方々に
めちゃ叱られた。理由は聞いてくれなかったです。「たとえ何があっても、
それやったらダメ」的な問答無用さで。山男達の神経の太さには俺の言い分なんて
意味ないんでしょう。くやしかったぞw

俺はすっかり顔を覚えられてしまい、OBの山男さん達から、やるきスイッチと
あだ名頂戴致しましたw毎年、登山途中で俺がだれていると、腕をツンしてくれますw
あの日OBが連れて歩いてたのが、登山者だったのか、それとも生きていない人達
だったのか、俺は知らんです。そのOBの人は、高脂血症だそうですが、今年会った
時も元気でした。「このごろ観葉植物が買ってもすぐ枯れるんだよねー」と
話してましたが「クーラーキツすぎw」と突っ込まれてた。どうなんでしょう。
先輩がこれからも無事でいてくれないと、なんか責任感じる。

187: 聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o 2012/09/03(月) 23:42:42.64 ID:miMjN1sa0
土建屋の作業員から聞いた話

林道工事の最中、一本の木が土中から掘り出された。
樹齢50年以上の大きな木。根っこも枝も枯葉もそのまま残っている。
そんなものが、岩盤層を貫いて上下逆さまに埋まっていたそうだ。
周囲の地面に掘り起こされた跡はなく、誰かが埋めたとは思えない…
数ヵ月後、木が掘り出された場所から水が噴き出して工事はストップしてしまった。

193: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 16:55:37.83 ID:DgOXepth0
ずっと以前、奥穂高岳山頂に向けて3人で歩いていた。
私は先頭を歩いていたが、後ろがバテ始めている様子なので
ペースを作りながらどこで休憩をとるか考えていると、
前方からクライマーが駆け下りてくるのが見えた。
背中には何も背負わず、腰にガチャ物だけをぶる下げて
ガチャガチャと音を立てながら、軽快に駆け下りてくる。
普通は登りが優先なのだが、当時そういうマナーを尊重しないクライマーは
結構多かったので、私はバテていたのも手伝って、思わず道をあけた。
すると、「こんにちはー!」と明るい声で挨拶が飛んできた。
はっきり言ってクライマーのこの手の挨拶は期待していなかったので、
私は半分びっくりしながら、「こ、こんにちは!」と挨拶を返した。
その直後、私が歩を止めたので立ち止まった後ろの仲間が
「お前、誰に挨拶してるんだ?」と・・・。
えっ?っと思って振り返るが、そこには誰もいなかった。
幻覚におそわれるほどは消耗していなかったので、あれはきっと生きている人ではなかったのだと思う。

194: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 17:45:57.86 ID:DgOXepth0
夜釣りがいいと聞いたので、バイクに乗って東京の西のはずれにある有名なダム湖へ。
かなり上流にかかっていた大きめの橋の橋詰にバイクを止めて、湖面近くまで降りられる道を探す。
何とか降りられそうな踏み跡を見つけたので、用心しながら降りてみると、水面に沿うように古そうな遊歩道らしき道がついていた。
利用者が少ないのかかなり荒れ気味の細道であったが、ポイントを探すために奥へ進もうとすると、暗闇の中に人影が・・・
先客の釣り人かな?と思ったが、細い道の真ん中に突っ立っているので、すれ違えない。
近くまで寄っていけばお互いに身をカワしあうだろうと思って近づくと、
その男はスーツ姿で全身びしょ濡れであった。
ギョッとしてしばらく向かい合ったが、恐ろしくなって引き返した。
こんな時間に、こんな場所で、あんな様子は普通じゃない。
そう思うと急に怖くなって振り向いたが、人影はもういなくなっていた。
振り向くまでに少し時間があったので、立ち去ったと言えばそうかも知れないが、
いったいどこへ?
この話しを周辺の地理に詳しい友人に話すと、その橋からはしばしば人が飛び込むことがあるのだとか・・・
飛び込んで、死なずに岸まで泳ぎ着いた人かも知れない。もしかしたら、飛び込んで死んでしまった人なのかも知れない。
どちらにせよ、声をかけることもできないほど怖かった。

196: 大腸菌 一号 2012/09/04(火) 17:57:40.57 ID:cPe+91Xx0
大学時代の山岳部の先輩の話

その先輩がとある尾根を進んでいると
向こうからおそろいの黄色い装束を着た修験者が10人ばかり
二列になって疾走してくる
足元は草鞋履きで手に錫杖を持っている
先輩があっけにとられて見ていると
そいつらは先輩の前まできて道中笠をぽーんと放った
するとどの修験者も信楽焼のタヌキの顔をしている
修験者達は「ホッホッツホ- エサホッツホー」と叫んで足元の悪い場所で1回転すると
いっせいに消えたという

197: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 19:02:09.14 ID:BGJDy+560
北海道のとある峠道。
日差しがジリジリと照り付ける中、
車内は、クーラーが効かずにかなり暑くて俺はイラついていた。
峠に入ってしばらくして、前にえらい遅い車が居た。
60キロ制限の区間を、30~40キロで走ってるのだ。
周囲に車はなく、2台でトロトロトロトロ走る…。
追い越し禁止区間を何とか1時間ほど我慢して耐え、追い越して家に帰ってきた。

198: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 19:05:43.64 ID:BGJDy+560
(いや~、暑かった。しっかしあの車、遅かったなあ!)
…と思い返してて、奇妙だった事に気付いた。

追い抜く寸前、俺は後ろからその車内を見た。
その車は、物が乱雑に詰め込まれた、今時見ない「古ぼけたライトバン」だったが、
運転手の後ろ姿が異様だったのだ。

199: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 19:07:49.27 ID:BGJDy+560
首から上が、黒くぼやけた煙みたいで、ボウリングのピンみたいに細い。
頭の幅が、5センチくらいでユラユラ横に動いてた。
俺はその時、運転しつつ毒づいてた。「何だあのぼやけた頭は!妖怪かよ!」
追い抜きながら、横から運転手をよく見ようとしたが、鏡みたいに窓が反射してて中が見えない。

200: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 19:09:58.86 ID:BGJDy+560
追い抜いた後に、ルームミラーで後続車の運転席をチラチラ見た。
その車は、フロントもリアも窓の部分は日が差してて明るいが、
何故か車内はべったりと墨塗ったみたいに黒くなってて、
運転手も闇に包まれてる様子で、どういうわけか判別つかず。

…と、ここまで思い出した。

201: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 19:13:39.97 ID:BGJDy+560
興奮してたから不気味さに気付かなかったのか、
何かがわざと気付かないようにしてくれたのか、いまだに判らん。
それからその車を見かけた事は一度も無い。2010年の事。

以上です。

203: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 20:25:28.82 ID:Uh5D69te0
>>197
日高の樹海ロードとかいう道にある峠か?
十勝峠だったかな
バイクで行ったわ
片側一車線の峠道だろ
自分もフン詰まりの刑にあったわ。対向車線も車詰まってたなぁ
こんなとこ重機走らすなよ!と頭に来たが、荷台に乗らないような
でかいのは自走で現地行かせるしかないよな。迷惑を避けて夜間にという発想ないのは
頭部幅5センチの妖怪が怖いからか?
地元では有名な怪異なのかもな
繁忙期のいろは坂もびっくりな車列だったわ
山菜入りの樹海ラーメンは不思議な味わいだったな


204: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 20:32:35.41 ID:BGJDy+560
>>203
日高ではなく、渡島半島のとある峠です。
事故が多いわけでもなく、オカルトめいた話はほぼ無いという。

あれが妖怪としたら、
フェリーで内地から来て、北海道を廻っているのかも??
勝手な予感ですが、移動してる気がしました。

206: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 21:12:58.35 ID:Uh5D69te0
>>204
憎めない感じの妖怪ですな

なんか笑えた。乙

205: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 21:03:52.47 ID:1StLzUiV0
妖怪も観光旅行か。うらやましいのう。

207: 本当にあった怖い名無し 2012/09/04(火) 21:20:35.52 ID:43nyAOjd0
四国は八十八か所のせいで外に出られない。
妖怪の中でも出身地格差がひどそうだな。

213: 聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o 2012/09/05(水) 00:01:45.65 ID:5ULNgNTm0
山里の住民に聞いた話

数年前の夜中、昼間に火入れをした炭窯の様子を見に山へ入った。

煙の温度を測り、木酢液を入れる容器を交換してると
少し離れたところを通っている林道を登ってくる車が見えた。
暗い夜道をヘッドライトも点けずに静々と走っている。
やがて、車は炭窯のある空き地の入り口まで来るとゆっくりと停まった。

さては不要になった車を捨てに来たのか?
そう思って近づいてみると、やはりボディーはボロボロで薄汚れている。
注意してやろうと思い、運転席めがけて懐中電灯の光を浴びせた。

明かりに照らされた車内には、縺れた有刺鉄線がぎっしり詰まっていた。
人が入れる隙間などどこにもない。
見た途端に背筋が寒くなり、慌てて人里へ逃げ帰った。

今もその車は空き地の入り口に放置されているそうだ。

214: 本当にあった怖い名無し 2012/09/05(水) 00:53:36.39 ID:qQz1iV2C0
>>213
乙っす。

215: 本当にあった怖い名無し 2012/09/05(水) 01:05:13.84 ID:sxxEQyIrO
>>213
場面が想像出来てしまって怖い

236: 本当にあった怖い名無し 2012/09/07(金) 13:44:44.70 ID:AGjWnw4T0
>>213
面白かった

219: 本当にあった怖い名無し 2012/09/05(水) 13:58:24.26 ID:ASvnoGC0P
祖母の昔語りで聞いたこと。

いつの頃からか分からないが、ある地区の言い伝えによると、祭りの後には何故か、
必ずといっていいほど一人の行方不明者が出ていたそうだ。
行方不明になるのは決まって年頃の青年だという。
毎年、夜祭りの神楽の最中にいなくなった?と思われるが、夜神楽の最中には村人が全員、
神社に集まっているはずだし、小さな山村なので都市部の祭りのように、外部から縁日の興行や見物客が来る事もない。
幼い子供ならともかく、ある程度成長して力も体力もある男性が、なぜ簡単に行方不明になるのだろう。
ましてや、若い男は農家にとって貴重な働き手でもあるはずなのに?

その集落では◯◯◯さまという土着の神を祀っているそうだけど、
ネットで検索しても◯◯◯さまの詳しい情報は出てこないし、祭祀の内容などもよく分からない。
口減らしや生贄でこっそりと…という想像が当てはまらない所に、
嫌な感じのリアルさがあって、より不気味だと思う。

220: 本当にあった怖い名無し 2012/09/05(水) 14:26:10.08 ID:NczyqLkO0
>>219
まあ、言い伝えのようなもんなんだろうけど、いつ頃の昔話なんだろうね
普通の祭りでそんな昔話があること自体、確かに不気味だな

223: 川の畔・その2 2012/09/05(水) 15:15:59.02 ID:ASvnoGC0P
>>220
明治~大正時代の郷土史に記録があるようです。
昭和の時代になってからは不明。

ただ、祖母がちょっと口を濁していた事から察するに、
被差別部落とかそういうのが絡んでる可能性もあるので、
おそらく大学の聞き取り調査などでもこれ以上の話が出てくる事は無いでしょうね。

221: 川の畔・その1 2012/09/05(水) 14:32:47.42 ID:ASvnoGC0P
もうひとつ、つい最近の話だけど。
ある山の麓の話。
村の側を流れる川の畔に、人間の生肝が大好きな妖怪が住んでいたという。
その妖怪は通り掛かる人間を誑かしては死体を食いあさっていた。
しかし、最後は村から追い出されて、どこかに去っていった。

3年ほど前、伯母がその川の畔の道で事故に遭った。
いつものように車を運転していた所、急に意識を失って、気がついたら病院のベッドの上だった。
緩やかなカーブが時折あるだけのほぼ直線の道で、どうしてハンドルを切り損なって
しまったのだろうと、親戚も伯母自身も不思議がっていた。
幸い命は取り留めたものの、脳に損傷を受けたのか、伯母は言葉が上手く出なくなってしまっていた。

222: 川の畔・その2 2012/09/05(水) 15:01:24.40 ID:ASvnoGC0P
またある時。近くのお年寄りが、やはり川の畔で事故を起こした。
伯母と同じように運転中に意識を失い、車ごと川に突っ込んで眠るように亡くなっていたという。
道路には頑丈なガードレールが取り付けられた。

そして、今年の話。
今度は同じ場所でバイクの若者が事故を起こした。対向車はいなかった。
現場を目撃した人の話によると、若者の遺体は首が切断され、内臓がぐちゃぐちゃの状態だったそうだ。
頑丈なガードレールがかえって仇となったのだろうか。

事故のニュースを聞いた時、地名を見て何か嫌な予感がしたのを覚えている。
…あれ、△△って叔母ちゃんが事故ったトコじゃなかったっけ。
単に事故の起こりやすいポイントだと言われればそうなんだろうけど、ね。
亡くなった人にはもう聞けないけど、その場所で事故に遭った人達が、
ひょっとしたら全員、『急に意識を失って』いたのだとしたら…?

その地域の昔話では妖怪は退治されていなくて『どこかに行った』だけなんだよね。
妖怪はまだその川にいるのか、それともいないのか、
祀りや供養は行われているのか、それとも単にその場所が忌み地だったのか。
小説や漫画のようなはっきりした起承転結が無いだけに、得体の知れない薄気味悪さがずっと続くような。

242: 本当にあった怖い名無し 2012/09/08(土) 01:49:40.02 ID:coaa0Lr20
関東地方周辺のある河川上流にての話

その川の上流は片側が切り立った崖がそそりたち、もう一方の川岸はアスファルトで
を敷いた遊歩道になっている。散策を開始したのは午後に入ってからだ。
流れに沿ってひたすら上流にまで遡る道で、二時間ほど歩いた地点で少しもめた。
四人で来ていたのだが、田舎育ちのおれは「きた道を引き返すのにもまた二時間かかる
こういう場所は陽が落ちるのが早い。今引き返さないと、日の光があるうちに入口の
地点まで戻れない。」そう言った。しかし、東京育ちで平素、山にも谷にも行かない同行者達は、街灯のない所で
陽が落ちるとどうなるのか、全く想像できないようだった。
引き返すにしても別のルートから帰ろう、せっかく来たのだからもう少し
先へ行こうなどと言う。どうにも理解してくれないので踵をかえして下流方向へと歩いた。全員揃ってここで日没を迎えたら、にっちもさっちも
いかなくなる。ならば一人だけでも遊歩道の入口に戻っておけば、車で残った者を迎えに行けると考えた。
陽が傾きかけると山の渓流はすぐに薄暗くなりだした。切迫感に駆られて、おれは競歩ほどの速さで急いだ。
谷はどんどん暗くなっていく。しまいには駆け出した。集落に着く前に闇のなかで歩けなくなるのでは。焦燥感がつのる。遊歩道におれ以外の観光客の姿はもうない。
心細く焦る耳に歌が聞こえてきた。幼い子の合唱する声だ。
夕焼けこやけで日が暮れて~やぁまのお寺の鐘がなる~
ぎょっとして背後を見たら、五十才代の保母さんと体操帽とスモッグを来た幼児達がいた。保母さんと目があった。
おれはずっと一本道をここまで歩いてきた。その間、一人だった。それに
おれは走っていた。保母と園児たちは、俺が遊歩道の入口を出たすぐ後に歌と共に遊歩道から出てきた
戸惑っていると、連れがおれの後ろから息をいらせて駆け寄ってきた。
かえりの車の中、幼稚園児いたよな? 歌うたってたよな? と聞くと
三人とも「居なかった」と答えた。そういえば現れた時同様に忽然と居なくなっていた。
幽霊を目撃したというより、異なる日付けに、同じ場所の同じ時間帯にいた者同士が
あり得ない鉢合わせをしたような感じだ。なぜあの保母さんはおれを見、おれはあちらを見ることが出来たのだろう。

425: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/09/21(金) 19:02:35.44 ID:GPqCegi20
友人の話。

夜、畦道を自転車でのんびり走っていると、蛍が宙を漂いながら近よってきた。
淡く点滅しながら、ふわりと前籠に止まる。

その途端に、ペダルがずしりと重くなった。
まるで誰かがもう一人、車体に腰掛けたみたいに。

思わずハンドルを取られてふらついていると、蛍は籠から飛び立ち、再び宙を舞い始めた。
蛍が離れるや否や、自転車は元通り軽くなったという。

小さな光点が山奥に消えるまで、しばし呆然としていたそうだ。

427: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/09/21(金) 19:09:49.72 ID:GPqCegi20
知り合いの話。

部活で夜遅くなった帰り道、横手の小山に光が見えた。
暗い斜面の中腹が、ほんのりと明るくなっている。
上には古い神社があるが、そこは神主も常駐しておらず寂れていた筈だ。
「何か行事でもやっているのかな?」
好奇心を刺激されて、苔生した石段を登ってみた。

狭い境内の中にぎっしりと、夜店屋台が列を成して並んでいた。
綿菓子やイカ焼きなどと書かれた幟が見受けられる。
提灯が軒という軒に吊されて、黄色い光を発していた。
下から見えた光源はこれだったらしい。

不思議なことに、人の姿は何処にも確認出来なかった。
シンと静まり返った中で、金魚すくいのポンプだけが、コポコポという
小さな音を響かせている。

夜店の列の間を、境内の中央まで進んでみたが、人の姿はなかった。
「誰か居ませんか?」と呼ばわっても、何の返事もない。
どうにも気味が悪くなって、そこで引き返したのだという。
最後に石段の下から見上げてみたが、黄色い明かりには変化がなかった。

翌日、日が高くなってから神社を再訪してみた。
地面にはふかふかと落ち葉が積もり、店を建てたような痕跡などない。
人に話してみてが、「夢でも見たんだろ」と相手にされなかったそうだ。

456: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 17:11:54.79 ID:gTqFR86D0
こないだ山道歩いてたら、進行方向に白いふわふわしたのが浮いてたんだよね
最初は布切れだと思ったけど同じ場所に滞空してて、おかしいなと思いつつ近付いてくと明らかに人の形だったから、コレはヤバイと思って引き返した
幸い、それは追っかけてきたりせずその場に留まってたけど、何だったんだろう?

457: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 17:21:30.71 ID:VENUCF+/0
>>456
何だか寒気がした
どこの山?

458: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 17:34:02.75 ID:gTqFR86D0
>>457
東北の方です。
ちなみに、自分の知る限りでは何か有名な怪談話があるとか、そういう事は無いごく一般的な山です。

413: 本当にあった怖い名無し 2012/09/20(木) 23:52:40.20 ID:xQNdKMTR0
そういえば祖父に聞いた話なんだが、うちの地元は結構山にまつわる異聞やら
実体験とかがあった気がする・・・

414: 本当にあった怖い名無し 2012/09/20(木) 23:58:11.65 ID:7Ixpyx9Z0
>>413
さあ、さっそく明日にでもじいさんに詳しく聞いて来るんだw

415: 本当にあった怖い名無し 2012/09/21(金) 00:03:17.48 ID:xQNdKMTR0
>>414
祖父はもう他界しちゃってるんだけど、昔からある家でそういう言い伝えとかを
書いた書物が蔵にあったりしたはずだし祖父が書き記した資料とかもあるから
ちょっとあさってきてみようかな。
ちょうど明日から休暇もらって実家に行くので調べてきてみます!

416: 本当にあった怖い名無し 2012/09/21(金) 00:05:05.97 ID:fKmP7sJK0
>>415
よし!まとまったら報告な!

452: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 02:07:23.73 ID:A4t5Y85x0
>>415です。お彼岸でお墓参りとかで遅くなりました。
とりあえず一通り祖父の日記とか蔵の資料とかは読んでみました。
今、まとめていますので少々おまちください。30くらいは山にまつわる異聞みたいな
ものだったので順々に書き込みしてきます。あと墓参りの時に不思議なことがありました。

453: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 03:04:36.76 ID:brN3pEI/0
>>452
楽しみに待っています!

460: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 20:46:39.49 ID:A4t5Y85x0
>>415です。一つまとまったので投稿します。
祖父は昔、農家や林業をしていました。そのため山の異聞や怪異について
書き留めるようになったようです。日記や資料のうちの一つです。
【ばく】
祖父が奥山で林業をしている時です。当時は泊まり込みで木を切るときもあり
山小屋に泊まって連日木を切ったそうです。
祖父の親方がいったん山を下りて食料を確保して夕方上ってくると言い、下山しました。
せっせと木を切っていると矢庭に「ばくがくるぞ!」と子供の甲高い声が響き渡りました。
祖父がびっくりして周りを確かめても子供処か人っ子1人いなかったそうです。
しかし間髪入れずにまた「ばくがくるぞ!ばくがくるぞ!にしゃあはようにげろい!」と大声で子供の声で叫ばれ祖父は
魔除けの鉈を取り出し小屋の中に逃げ込みました。
※一度に投稿できないので何回かに分けて投稿します;

461: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 20:48:35.33 ID:A4t5Y85x0
すると山小屋が揺れるような突風が森の中を吹き抜けていきました。
しばらくして、警戒しながら山小屋からでて周りの状況を確認してみたそうです。
すると、上半身のない猿の死体・足しか残っていない山鳥・生首状態の鹿の死体が見つかりました。
御守りと鉈を肌身離さず仕事をしているうちに親方が帰ってきてその事を話したそうです。
すると「それはばくとかひとのみとか呼ばれている化け物だ。」と教えてくれたそうです。
その化け物は猿の脳みそが一番の好物で上半身もろともかじり取ってしまうそうです。
他にも鳥は足だけ残し、鹿は首から上は絶対に食べていかないそうです。
人がおそわれることはあまりないそうですが、たまに襲われることがあり指や耳など比較的柔らかいところを食われるそうです。

463: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 20:55:13.34 ID:A4t5Y85x0
この化け物はその山以外でもよく出現するそうですが、祖父が化け物に遭遇した山は昔から霊山として有名でばくが出現すると
子供の声で逃げろとかばくがくるとか警告をする声が聞こえるそうです。
その声について祖父が親方に聞くと「あれはこの山に住む山つ神様の声で俺たちが安全に仕事ができるように守ってくれてるんだ。」と、言ったそうです。
そして「ただし、山には入る前に入り口の祠に供え物してからじゃねえとあまり守ってくれない」と付け加えられたそうです。確かに祖父は山には入る前に
親方と必ず祠に供物を捧げてお参りしてから入山していたそうです。

初めての長文書き込みで文章構成もおかしいところがあるかもしれませんが御容赦ください!;
この後も祖父の日記や蔵の資料からだんだん書き出していきたいと思います。

466: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 21:02:08.15 ID:VQANjHE00
実に興味深いお話でした!恐ろしいですが面白い
聞いたことの無い名前の 妖怪?でしょうか
夢を食べるバクとは違うんですね

468: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 22:06:00.49 ID:8bmi+FvX0
>>466
動物の名前は鳴き声で付けることもあるから
バクと鳴くとか?

469: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 22:30:44.61 ID:gayKChyr0
バクバク食べちゃうからバクなんじゃね?

470: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 23:22:15.38 ID:R6zRiv4m0
読み応えがあって面白怖かった!
動物を食らう化け物と山の神様が同じ場所で共存?してるというのも面白い
バクって言うと夢食いの獏を連想したなあ これは関係ないのかな?

472: 本当にあった怖い名無し 2012/09/25(火) 03:05:08.52 ID:FbBgYwCp0
ばくとかひとのみとかいう名前は>>469さんのおっしゃるとおり、ばくっと食べられてたとか
ひとのみにされたようだとかから来たのかもしれませんが明言されてないのでわかりません。

>>470
共存というかばく自体がその山というか地域一帯の山にでるようで祖父がばくにであったのが
たまたまその霊山だったそうです。あの夢を食べるバクとは関係がないみたいです。
あとこれはお墓参りをしているときですが、うちはもともと土地をあまりもっていなかったので
祖父が亡くなったあと数年お墓がたてられませんでした。すると仲の良い土地持ちの人が

473: 本当にあった怖い名無し 2012/09/25(火) 03:14:13.57 ID:FbBgYwCp0
「おじいさんにはお世話になったから土地くらいうちがあげるよ」といって譲渡して頂きました。
なのでうちはお墓参りするときに土地をくれた方の家もお墓参りすることにしています。
私が1人でお墓参りにいき、いつもどおり土地をくれたOさんの家のお墓に手を合わせていると
「線香皿がほしいです」と聞こえたのですが空耳かと思ってそのまま家に帰りました。
しかし、家に帰ると父と母がおもむろにOさんの話になり私が「そういえが線香皿がほしいとか空耳が聞こえた」と、
言ったら。父が「俺も聞こえた・・・」と言って私に1万渡して「すぐホームセンターいって線香皿3つ買ってお供えしてこい」
とのことで(O家の墓は墓誌含めて線香をお供えする場所が3つあった)買ってすぐさまお供えしました。

459: 本当にあった怖い名無し 2012/09/24(月) 17:59:52.43 ID:78qeimeV0
じいさん日記は民俗学とかの研究してる人に寄贈するのもいいかもね

491: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 16:20:15.90 ID:WuSqzllNP
山か石スレか迷ったけどこっちに書くわ
5年くらい前の話

親友とも言える友人は山登りが趣味でよく山に登っては頂上付近の写真と頂上付近の石をお土産にくれる
なるべく綺麗なものを探してるという友人の言葉通りとても綺麗でインテリアにも最適だった

自分はその石を棚に並べて「コンプリートガチャ石編」とかやっていた

そんな石土産もダブリや山なのか?っていうような標高のものも増えてきたころ
友人が珍しく2個の石をくれた
真っ黒い石と白っぽい石だった

友人曰く普通の石だそうだがなーんか霊感0の俺にもちょっと家に置くのはキツくね?っていう感じになってた
見た目は綺麗な丸石だけど

友人にはサンキューと伝えて受け取りコレクションのとこに突っ込んでおいた


492: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 16:26:55.33 ID:WuSqzllNP
その後ラップ音がするでもなく何がくるわけでもなく1年くらい立った
友人ともたまに飲みに行くような良好な関係だったし石のことも半ば忘れていた

そんなある日大学時代の友人を久々に家に迎えると入った瞬間「おい....お前なにやってんの」なんて突っ込まれた

「無修整のあれならもうやめたぞw」
「いやそんなもんじゃないよ、呪いとか興味あったのお前?やめろよな....」

なんて軽蔑の目で見てきた俺はわけもわからずに本当にわからないということを訴えると半信半疑ではあるが信じてくれて

「んじゃあちょっとそれ見せてくれない?」
と俺の石コレクションを指差してきた
もちろん断る理由もなく友人に見せたらうっわーなんて声を出して俺に突き返してきた

493: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 16:40:08.77 ID:WuSqzllNP
親友の石をうわーなんて言われたのにちょっとムカついて

「さっきからなんだよ!ちゃんと説明しろや!これは○○が山に登って拾ってきた石だよ!なんか悪いことでもあんのかよ」

と大学の友人に言ったところ真剣な顔で

「それどこの山?もしかして△山?」
「えーっと...いやかなり前からいろんな山で拾ってきてるからわからんけど...」

と言ったところで俺は△山に聞き覚えがあった
元々地元の山ではあるのだが

「そういえば....この石とこの石が多分△山で拾ったって言ってた気がする」
「あぁ...やっぱりそうか」
黒い石と白っぽい石を指すとそういった

「なに?これがなんか悪いの?確かにいい感じはしないけどさ」
「これ盗品だよ、拾いもんじゃない絶対に」
「は?何でそんなことわかるんだよ」
「俺の出身学部は?そして俺の親父の職業は?」

この友人は仏教学部こいつ自体は葬式関係の職業だが親父さんはお坊さんそれをハッっと思い出した

494: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 16:50:42.14 ID:WuSqzllNP
大学の友人曰く
別に専門でもないし扱ってもいないが実習とかでお寺にいくとそういうものを見かける機会はあるし親父さんから見せてもらったこともあるがこういうのは絶対に落ちているようなものじゃない
多分山のお寺や祠などにあったものだろうと言った

俺は親友が窃盗をしたなど信じたくはなく何かの間違いだと反論していたが
「お前今仕事ないよな?(無職ではなく仕事がまったくない月がある)ちょっと今からうちの実家こいよ」

と言われて親友のの汚名を晴らすべく石を持参していくことにした

友人の家自体は普通の一軒家で何回かいったこともあり近くの駐車場に車を停めて友人と共にいくと何故か大学の友人親が家の外にいた

496: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 16:59:34.72 ID:WuSqzllNP
どうやら大学の友人が先に電話していたようだった

「お久しぶりです」
「久しぶりだねー夕飯でも食って行きなさいっていうところだけどそれ話の通りまずいねー」

なんて石を取り出す前に言われてビックリした

「石のことですか?」
「うん、正確には一個もうほとんど石じゃないけどね。怖いわーこんなんひさびさにみたわー」

親父さん軽く笑いながら言っていたが俺は親友の汚名を晴らすべく親父さんと話そうとしたが

「うーん、これ自宅に入れたくないな....しょうがない職場に行こうか」
「お寺ですか?いいんでしょうか?」
「うんーあんまり行きたくないけどねーww」

不良坊主とはこういう人か...と再認識

497: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 17:07:48.03 ID:WuSqzllNP
お寺につくと本堂ではなく集会場の方へ連れていかれそこでお茶を飲みながら話をしてくれた

「本堂ではないんですか?」
「こんなもん入れたら上の人に激怒されるよw」
「こんなもんって...ただの石では?」
「うん、石だね でもこれは石っていう区分にするにはちょっともう力が強すぎるんだ」
「力?パワーストーンとかいうあれですか?」
「うんそうだよ 石っていうのは少なからず力を持っているんだ もちろんコンクリートとかじゃなく自然石ねw」
「もちろんです」
「それに山っていうのは力を集めやすいんだ、山信仰ってのは昔からあるように山っていうだけで信仰対象になる、信仰の対象になるってことは力が集まる 何となくはわかるだろ?」
「正直なんとなくとしか....」
「まぁそんなもんだよw」

498: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 17:18:09.88 ID:WuSqzllNP
親父さんは石を指差して

「だけどねたまーに形とか場所とか色とかいろんなものが重なって異常に力が強くなるものがあるんだ だけどそういうものは大抵人が入りにくいとこにあったりするんだ、人が入りにくいとこには神聖性が生まれるからね」
「は....はぁ」
「うん、だからこそ祀られたりするんだ でも問題はこれのように力のある石を人為的にダメなことに使おうってのが困るんだ」
「ダメなこと?」
「いわゆる呪いとか呪術ってやつだね」
「呪術ってブードゥーとかのあれですか?」
「なwんwでwブードゥーw」

499: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 17:27:27.98 ID:WuSqzllNP
ゴルゴ13でブードゥーの話があったのを覚えていた

「じゃあこれは呪いのものなんですか?」
「そそ、多分結構殺してるね」

俺はいきなり話が物騒になった

「殺しですか?」
「詳しくいうと殺しの手伝いだけどね かなり古いものだし....うんまあうちで預からせてもらおう」
「あ...はいありがとうございます」

そこで親父さんの顔が真剣になり
でこの石をくれた人って今ご存命?と聞いてきたもちろん存命だし連絡も取れるというと
「近いうちにここにきてもらえるかな?近いうちというかもう明日でもいいからなるべく早い方がいいな」
「何ででしょうか?」
「早くしないとその人まずいかもよ?」

500: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 17:40:28.20 ID:WuSqzllNP
は?まずい?
「命がっってことでしょうか?」
「うーん、命がってわけではないがいろいろ良くないからさ 明日ってのは言い過ぎだけど早めにね?んじゃー」

とりあえず親父さんに礼をいいその場は終わった

その後仕事場で事故があったりして親友に連絡したのは1週間ほどたったあとだった
「久しぶりー生きてる?」
「元気だぜ 飯の誘いか?」
「いやちょっと話があってさ、お前だいぶ前に俺にくれた△山の石っておぼえt」
「いや知らんよ」
「え?でもおまえがくr」
「しらねえってしつこいぞ 飯にいかねえなら明日仕事だし切るぞ」
「ちょっまっt」

切られた
本当に意味がわからんかった
しかしあいつが何か知ってることは確実と思いながらも連絡手段は電話しかないしどうしようもなかった


501: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 17:50:43.45 ID:WuSqzllNP
その後俺が聞いた友人の続報は葬式の案内だった
山の事故で死んだと聞かされた

葬式は昔からの友人が集まり粛々と進められた
その後飲み屋で同窓会ではないが中のいい奴らで飲んでいたところ友人の一人が妙なことを言い始めた

「しかしなぁ...お前よく葬式にきたな」
「え?なんで?無職じゃないぜw俺」
「いやお前あいつに相当嫌われてたぜ?散々あいつからお前の悪口聞かされうんざりしてたんだよ」
他のやつも
「お前もか俺もだいぶ聞かされたよ...」
俺も俺もなんてその場にいた5人くらいが俺への悪口を聞かされていたようだった

寝耳に水であり本当のこととは信じられなかったが俺への相当きつい罵詈雑言が書かれたメールを見てぞっとした

503: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 17:58:03.37 ID:WuSqzllNP
最後です

どうやら真相は親友は山で拾ってきた石に恨みを込めて俺にくれていたようだった
メールにそんなことが書いてあり判明

恨まれていたなど全く思っていなかったし恨まれる要素も思いつかない
それよりもそこまで恨まれていたのに飲みに行ったり結婚してーなんて愚痴りあってた裏でそんなことを思われていたなんて俺は背筋が氷便所に駆け込んでゲロッた

山に行くのも途中からは呪いの触媒を探すために行っていたようだった
だからこそ登るかいも無いようなところまで遠征していたと


その後あの1対の石は△山のお寺に収められていたものでその後もとにあったところに収められたそうです


俺は今でも山には登れません

588: 本当にあった怖い名無し 2012/10/03(水) 11:24:24.98 ID:PTF6ueQnO
>>503
うん!現実味のある深い話だね…勉強にもなりました!

504: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 18:05:03.72 ID:kA/UKQ8l0
面白かった、というのは不謹慎だね。興味深い話だった。

505: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 18:18:32.16 ID:v7zTEYlz0
人を呪わば穴二つと言うが、本人の分だけになってしまったとは…
しかし、白黒二個のより前にもらった石も、処分しておいたほうがいいんじゃないか?

506: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 18:43:03.88 ID:TAbuQTwf0
不良坊主な住職さんには、呪いをかけてる人が誰だかわかってたのかな
それにしても、書き込んだ本人に大きなダメージなくてよかったね

508: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 20:06:03.04 ID:sWPhw5Dx0
妹が山の何かに連れてかれそうになった話
誰か聞いてくれる?

509: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 20:07:30.94 ID:MlPWYpxa0
>>508
聞かせてくれ

510: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 20:15:49.76 ID:sWPhw5Dx0
関東在住で親の実家が東北の山の中
お盆には両親と俺と妹で帰省していた
で、妹は小さい頃は霊媒体質だった
関東では特に問題は無かったが田舎に行くと酷い
気を抜くと、どんどん山の方へ行こうとする
好奇心とかでは無くて、明らかに様子がおかしかった

ごめん、勢いだったから書きためて無いけど続けて良い?

511: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 20:17:31.47 ID:XrNS7onF0
のんびりやって下さい。

若しくは、書き溜めてから連続で投稿するか、どちらでも。

512: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 20:24:18.82 ID:sWPhw5Dx0
ありがとう、続ける

一番に怖かったのは川での出来事
父と叔父と俺と妹が家の近くの川で水着で遊んでいた
魚を捕ったり水を掛け合ったり少し深い場所で泳いだり
ふと気付くと妹が深い場所へ足を進めていた
叔父が気づいて妹の傍へ行ってくれたから溺れたりはしなかった
妹は胸くらいの水深の場所で止まって、じっと山を見ていた
叔父が話かけても、あまり反応しない

続く

514: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 20:32:27.94 ID:sWPhw5Dx0
続き

俺は俺で妹を見ながら
ああ、妹がお山に連れてかれるって思いながら妹を見ていた
何故か妹がオカしくなると俺もオカしくなって上記の考えが浮かぶ
俺の傍には父がいたらしいが、俺もあまり反応しなかったらしい
で、俺は妹がお山に連れてかれるって分かってるんだけど、それを誰かに言えない
別に身体が動かなくなったり声が出せなくなる訳ではないが
何故か妹を連れ戻そうとか誰かに言おうという気になれない

続く

515: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 20:53:18.31 ID:sWPhw5Dx0
続き

心配した叔父が妹を抱きあげて川から出ると妹が火のついたように泣きだした
それで俺も大丈夫だと安堵して、普通に動けるようになった
何が怖かったって言われたら終わりだけど、その場の空気とかも明らかに違ったし
俺は本当に怖くて未だに思いだすと鳥肌が立つ
で、そのお山なんだけど、俺は悪いものでな無いっていう確信を持っていた
どうしてか分からないが、凄く神聖で人間が関わっては駄目なものって感じた
これも当時は何故か誰かに伝えようっていう気にはなれずにいた

続く

516: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 20:56:51.69 ID:sWPhw5Dx0
続き

ちなみに、妹が田舎でオカしくなるのはデフォだったから必ず大人が近くにいた
そのお陰で大事に至ったことは無いけど、楽観する家系で
七歳の七五三をやったら治るんじゃね?ってことで様子をみることに
それでも駄目だったらお祓いか病院って話だった
まあ、それが的中して年を重ねるごとに様子がオカしくなることも減って
小学校低学年を抜けた辺りから、完全にそれが無くなった
俺もその頃から、お山が妹をって思うことも無くなったし、
それを普通に話せるようになったから書き込みしてる

上手く書けなくて申し訳ない、これで終わりです

517: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 21:35:30.33 ID:B4Ne4Asl0
乙!雰囲気が想像できてちょっとぞくっとしたぜ

521: 本当にあった怖い名無し 2012/09/29(土) 00:11:18.03 ID:C3fxj2DA0
>>514のあたりが凄くリアルだね
その瞬間、妹さんと同じく山に支配されていたんだろうね。

518: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 21:57:33.85 ID:XrNS7onF0
Oh! ガクブル…

妹さんには何が見えていたんだろう…。

519: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 22:10:22.85 ID:sWPhw5Dx0
見えてはいなかったらしい
ただ山に行こうとしてただけで
我に帰ったら記憶が曖昧になってたけど

520: 本当にあった怖い名無し 2012/09/28(金) 22:31:14.00 ID:XrNS7onF0
山の神さまに好かれていたのかねえ。

あと、七歳の七五三過ぎたらというのが印象深いですね。
昔は、「子供は七歳までは神の内」、と言ったもんですし。

527: 本当にあった怖い名無し 2012/09/30(日) 01:28:22.11 ID:1ExHbpF60
こんばんは、ばくの話をかきこんだ者です。
今度は資料からまとめてみたのでかいてみます。
【迷い行者】
昔、猟師が山に入って狩猟をしているときのことです。その日、猟師はめぼしい獲物をとらえられず
あきらめて下山することにしたそうです。しかし、あきらめるまでがながかったためか当たりは暗くなり始めていました。

528: 本当にあった怖い名無し 2012/09/30(日) 01:33:10.77 ID:1ExHbpF60
猟師は気味が悪くなってきて急いで山を下りたそうです。ふと下りてる途中で後を誰かがついてくる気配がするのに気づきました。
猟師は同業者が自分と同じように獲物が捕れなくて下っているのだと思ったそうです。
しかし、足音意外にも音がすることに気づきました。錫杖や鈴、そしてぼそぼそ話し声が聞こえたそうです。

529: 本当にあった怖い名無し 2012/09/30(日) 01:39:53.48 ID:1ExHbpF60
猟師はこれはへんだとおもい岩の物陰に身を潜めて後を追う者達を探ってみました。
すると(ここから虫食いとか昔の字でわかりにくくて間違いがあるかもしれません・・・ごめんなさい;)
「やや見失った」「そんなことないもっとよく探せ」「あの男についていけばきっと村里にでられるはずだ」

530: 本当にあった怖い名無し 2012/09/30(日) 01:43:06.62 ID:1ExHbpF60
「村に下りられればなんとかなる」「あんじょうにすんな」(地域方言で逃がすなよとか無事ですますなよという意味)
など、会話しているのが聞こえました。
猟師は迷い行者という3人の修験者の話を思い出しました。
その昔、その山で若い修験者が修行をしていました。しかしきて間もない山で

531: 本当にあった怖い名無し 2012/09/30(日) 01:46:49.93 ID:1ExHbpF60
山道もわからないため腹が減ったり、怪我をしたりして村里に下りたくても下りられず
そのまま野垂れ死んだという話を思い出したのです。それからその山には3人の行者が
化けて出て山に入った者の後をつけて村に下るというのです。
そして猟師はおめおめ後をつけさせて村に下らせるとその村に災いが降りかかるという噂も聞いていました。

540: 本当にあった怖い名無し 2012/09/30(日) 20:41:15.45 ID:1ExHbpF60
猟師はどうしようか、どうしようかと岩に身を潜ませながら考え込んでしまいました。
しかし、あまり長い間考え込むと今度は暗くなって自分が下りられなくなってしまいます。
そこで焦った猟師は適当に「わしをつけてきても無駄じゃ!わしも山で死んだ人間じゃ!
わしについてきても里には下れんし、食い物ももってないから腹もふくれんぞ!」と叫びました

541: 本当にあった怖い名無し 2012/09/30(日) 20:45:14.82 ID:1ExHbpF60
するとその声の主達は「なんじゃ、残念じゃ」「そりゃあすまんかった」「まったく、いかん」と台詞を吐いて
足音や錫杖などの音が遠ざかっていったそうです。
猟師は音が聞こえなくなるのを確認すると、できるだけ足音を立てないように
足跡を残りにくいような場所を通り村まで帰りました。

543: 本当にあった怖い名無し 2012/09/30(日) 21:06:35.83 ID:1ExHbpF60
それからその村近辺では、夕方に山に入らないようにして万が一迷い行者に遭遇してしまったら
「自分も山で死んだからついてきても意味がない」と答えるようにという習わしができたそうです。

本当に日本昔話みたいですみません;そしてあまりこわくなくてすみません。

551: 本当にあった怖い名無し 2012/09/30(日) 23:34:50.48 ID:07WWs88B0
>>543 乙!&サンクス

544: 本当にあった怖い名無し 2012/09/30(日) 21:13:30.89 ID:fekjjEvx0
良い

556: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/10/01(月) 19:38:22.12 ID:nCLUNxF/0
知り合いの話。

彼女は里山に囲まれた田園地帯に住んでいる。
幼い息子を幼稚園に車で送迎するのは、彼女の分担なのだそうだ。

ある日、農作業に手間取ってしまい、うっかりと迎えの時間を忘れていた。
気がついてから慌てて母屋へ戻り、車のキーを取って車庫に走る。
車を門から出したその時、当の息子がこちらへ歩いてくるのが見えた。
右手だけ宙に上げて、嬉しそうにニコニコしながら、農道の上を進んでくる。

「えっ、まだ年少さんなのに一人で帰ってこれたの?」

驚いて我が子を見つめているうち、奇妙な事に気がついた。
息子の背後から、夕暮れの太陽が差しかけて、地面の上に長い影を作っていた。

息子の影と、その横に寄り添うような、もう一つの大きな人影を。
まるで見えない誰かが、息子の側に居るかのように。

思わず息を呑む。もしかして・・・。

息子が右手を空中に差し上げているのは、その誰かに手を引かれているのでは?
嬉しそうに口をパクパクさせているのは、その誰かと話を交わしているのでは?

我に返ると、指が白くなる程、ハンドルを強く握りしめていた。

557: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/10/01(月) 19:41:53.51 ID:nCLUNxF/0
(続き)
必死でドアを開けて、息子の名前を呼ぶ。
すると母親に気がついたものか、息子はこちらの方に駆けだした。
そのまま彼女に飛び付いてき、「ただいま!」と元気に叫んだ。

「お、お帰りなさい・・・えっと、一人で帰ってきたのかな?」
恐る恐るそう訪ねると、首をブンブンと横に振り、変なことを言う。

「違うよ! 山の小父ちゃんに送ってきてもらったんだよ!」
「山の小父ちゃん?」

聞くところによると、彼の通っている幼稚園には、以前より不思議な小父ちゃんが
現れるのだという。
不思議というのは、どうやら大人には、その姿が見えていないらしいのだ。
しかしこの小父ちゃん、一緒に遊んでくれたり、暴れる子が居ても優しく諭したり
するので、子供達には絶大な人気があるとのこと。

迎えの来ない子を時々送ってくれることもあるといい、今日は息子がその世話に
なったということなのだそうだ。

幼稚園が閉まる頃、小父ちゃんは別れの挨拶をしてから、裏手の山に姿を消すので、
皆から「山の小父ちゃん」と呼ばれている――。
息子は嬉しそうにそう話してくれた。

息子を連れて家に入り、おやつを与えておいてから、園に電話をした。
不審者が息子を連れ回したかと考えたからだが、担当の先生は怪訝な声を上げる。

「あれ、○○君はさっき、奥さんが御自身で迎えに来られたじゃないですか。
 変なことを言わないで下さいよ、怖いなぁ」と、笑われた。

血の気が引いたという。

558: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/10/01(月) 19:45:12.55 ID:nCLUNxF/0
(続き)
夫が帰宅してから相談したところ、こう言われた。

「その小父ちゃんっていうのは、イマジナリー・コンパニオンって奴だと思うよ。
 確か、子供が空想で作り上げる、実在しない友達のことだったかな。
 集団心理とか何かで、皆が同じ空想を共有してるんじゃないか」

などとわかったようなことを言う。

「そんなことって有り得るの?」信じられずに問い返したが、

「さぁ、それは正直わからないけど。
 でもあそこ、僕が中学生の頃からそんな噂があったんだぜ。
 子供の世話をする、子供にしか見えない何かが居るって。
 その噂を元に子供達が空想したのが、山の小父ちゃんなんじゃないかな。
 実際、喧嘩の仲裁をしてくれたり、一緒に遊んでくれたりするんだろ。
 肯定的に捉えても良いんじゃないかい。
 え、何? 君の姿を写し取ったって? それは職員の勘違いだろうよ」

夫はそう言って泰然としていたという。

それ以上誰かに相談することはしなかったが、彼女は釈然としなかった。
だって彼女は、アレを見てしまったのだ。

息子の側に立つ、影だけを道に落とす何者かを。

それとも、知らぬ間にこの自分自身も、園児達が作り上げた空想の中に
取り込まれてしまっているのだろうか。
いくら考えても答えは出なかった。

559: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/10/01(月) 19:48:29.61 ID:nCLUNxF/0
(続き)
「それからどうしたの?」
ドキドキしながら私がそう聞くと、彼女は苦笑しながらこう答えた。

「難しいから、考えるの止めちゃったわ。
 誰にも真実なんてわからないし。
 実際これまで、あの園では、不審者絡みの問題は起こっていないしね。
 ただ、あれから送り迎えの時間だけは、絶対忘れなくなったわよ」

今でも息子さんは、元気にそこの幼稚園へ通っているということだ。

579: 本当にあった怖い名無し 2012/10/03(水) 02:58:54.91 ID:loyoP1r/0
>>559
このお母さんの言いぐさってどうよ?
少しは感謝の念を抱いてもよさそうなもんじゃないか?
山のおじちゃんカワイソス

鬱憤が溜まって悪霊化したりしてw

626: 本当にあった怖い名無し 2012/10/06(土) 01:25:55.53 ID:8NArHue/0
特に怖い話ではありませんが、俺が体験した不思議な話でも。
俺は秋田県在住で、季節が来ると八森町という所にある山へ岩魚を釣りに行ったり山菜を取りにいったりしています。
沢を2時間ほど上った先に少し開けたポイントがあるのですが、そこにキャンプを張った2日目の真昼の話です。
その日はとても良く釣れました。5時から7時半位までで、持ち帰るレベルの大きさのものが17匹も釣れました。
まだまだ釣れそうでしたか、あまり釣りすぎてもいけませんから、釣るのを止めキャンプへ戻り朝ごはんにしました。
もう一泊の予定でしたから、釣った魚は川渕に生簀を作り、そこに泳がせておきました。
朝ごはんの後はイワタバコという山菜を取りに行きました。
あまり見かけない大きなナメクジが沢山居たのが印象的でした。
11時半頃山菜取りを終えキャンプへ戻り、朝釣った岩魚で一杯やった後テントへ戻り少し寝ました。
14時頃違和感を感じて起きました。
川音も聞こえない位、山が酷く静かなんです。
「なんだべ…まぁこんた日もあっかー」
っと思いながらテントを出ようとすると、下流の方から音も無く川の中を真っ黒な塊が上って来るのが見えました。
とっさにテントの中へひっこみ、隙間からその黒い塊を見ていました。
魚の群れのようにも見えましたが良く分からなかったです。
金縛りとかそんな感じではなかったですが、それが通り過ぎるまで身動きできませんでした。
なんというか、少しでも動いたら引っ張られそうな感じで…
黒いのが通り過ぎた後とても怖くなり、逃げるように沢を下り家へ帰りました。
生簀の岩魚は全て居なくなっていました。

630: 本当にあった怖い名無し 2012/10/06(土) 07:42:46.07 ID:JcjQZ1v00
>>626
良い感じだな。

631: 本当にあった怖い名無し 2012/10/06(土) 08:13:59.73 ID:jmDI62vx0
>>626
充分怖いよウワアアアアアアン!!!

648: 本当にあった怖い名無し 2012/10/07(日) 01:41:00.53 ID:BrNlot7/0
これは祖父が林業を辞める1週間前の話らしく、さらに手記を読んでみると
林業を辞める間接的な要因にもなったようです。
祖父はその日、沢の付近にいい犬槐の木が生えておりそれをとってきてほしいと依頼をされました。
親方にその場所までの行き方を聞いている時のことです。「沢なりに上る道はあるがその道はあるくな」
と、言われました。道を外れてあえて歩きにくい森の中をいけというのです。
祖父は少し疑問に思いながらも言われた通り森の中を進んでいきました。
しかし、森の中をいくのは足場も悪く行く手を遮る草木を払って進むようなので
体力の消耗が激しいため誘惑に負けて沢の道へ出てしまいました。
ちょうど昼時だったために昼食をとりながら一休みしている時、あることに気づきました。

650: 本当にあった怖い名無し 2012/10/07(日) 02:26:00.28 ID:BrNlot7/0
座って休憩している祖父の周りでひそひそ声が聞こえることに気づいたそうです。
それは祖父を取り囲むようにひそひそ聞こえているのですが、祖父が動こうとしたり
するとぴたっと聞こえなくなるのです。気味が悪くなってきたと思った祖父は
早々と昼食を終えて登り切ってしまおうと思いました。山から見晴らしのいい方を眺めて
食事をしていたため振り返って再び沢の道を上ろうとしたときに祖父は体が固まってしまいました。
進行方向の木の陰から真っ黒な人間みたいなものが祖父の方をのぞき込んでいたのです。

651: 本当にあった怖い名無し 2012/10/07(日) 02:28:48.57 ID:BrNlot7/0
それは見間違いとかではなく、ずっとその場に居続けました。
さらにそれは祖父が見つめていると、ぼそぼそざわざわとしゃべっています。
黒い人間みたいなそれは体と顔の大部分は真っ黒なのに不思議と口を
ぱくぱくと話しているのは見えたそうです。真っ赤な口と白い歯が見えたらしいです。
その黒い人間は最初は一人だけ見えていたのですが、近づくと隠れて離れた所にまた出てくる。
そういう行動を繰り返していました。不気味に思いながらも我慢して上っていくとそれが沢の反対側

652: 本当にあった怖い名無し 2012/10/07(日) 02:34:33.98 ID:BrNlot7/0
ほかの木の陰、岩の陰からでていることに気づき歩みが自然と止まってしまいました。
そこで祖父は下山しようかどうか迷っていましたが、誰も沢の方にいかないため依頼者は祖父に
高い料金で依頼していました。また、祖父は林業をやめた後に夢や考えがあったため先立つものが必要でした。
そのため我慢して依頼された木を取りに行くことにしました。不気味な声をできるだけ聞かないように我慢しながらも
祖父が木を切り、引っ張って下ろせるように細かく切り分けて、縄でくくって沢の道を下り始めました。
するとぼそぼそ声がだんだんはっきり聞こえてくるようになりました。聞いてみるとそれは子供の声、赤ん坊の泣き声、
すすり泣く声や泣きわめく声も混じっているようでした。

654: 本当にあった怖い名無し 2012/10/07(日) 03:12:21.31 ID:BrNlot7/0
中には「ひもじい」「なんで迎えにきてくれないの」「まだかな」という子供の声が聞こえました。
祖父はなんだか気疲れしてしまい、沢の石の上に座り込んでうなだれました。
岩の陰からも真っ黒な人間が出るのを忘れて。うなだれた先に赤ん坊の真っ黒の人間がはいはいして
祖父の足にしがみついていたのです。驚いた祖父は岩から転げ落ちました。木にくくりつけた縄を引っ張って降りようとしたのですが
重くて動きません。木の方をみると、上に真っ黒な人間が数人座っておりにっこりと赤い口と真っ白の歯を見せて笑っていました。
祖父が鉈を投げつけるとけらけらと笑いながら鉈をよけるように木の束から降りました。

655: 本当にあった怖い名無し 2012/10/07(日) 03:14:57.99 ID:BrNlot7/0
祖父は逃げるように下山し、親方の元へいきました。そのことを話すと親方は何も言わずに
神道さんと呼ばれる神職の人の所へ連れて行きことの顛末を話した後にお祓いをしてもらいました。
そして親方は、後日お供え物を沢の入り口にあるお地蔵様にあげてちゃんと手を合わせてこいと言われました。
言われた通りにした後、親方に呼び出されしかりを受けました。
そのときに「おまえは沢の道を上るなと言われたのに上ったろう。
あの沢の上は面倒だからいかないということではない。」

656: 本当にあった怖い名無し 2012/10/07(日) 03:16:03.90 ID:BrNlot7/0
「みんな行きたくないから行かないんだ。」と言いました。
そして「おまえが上った場所を言ってみろ」と言われたので
祖父は「小助沢の道を上りました。上るなと言われた沢です。」と正直に答えました。
すると「都合上、小助沢とみんなが呼んでいるだけでおまえが上っていた沢の名前は。」
「本当は子捨沢という場所なんだよ。」と親方は言いました。
そのことを聞いた祖父は血の気が引きました。

657: 本当にあった怖い名無し 2012/10/07(日) 03:18:31.82 ID:BrNlot7/0
親方は「昔、食い扶持が足りなくなった時にしょうがなく親は
その沢に子供を捨てに行ったんだ。少しここで待ってろとか言って
迎えにくるふりをして捨ててきたんだよ。まだ歩けない乳飲み子も捨てた
やつもいる。」と悲しそうに言ったそうです。
祖父はあの真っ黒な影のような人間はあそこに捨てられた子供達だったのだと
わかった瞬間に自然と涙が零れてしまったそうです。

658: 本当にあった怖い名無し 2012/10/07(日) 03:22:59.66 ID:BrNlot7/0
祖父は林業をやめた後にタクシー会社や乳業店を開きました。
自分の会社を持つことが祖父の夢だったそうです。
会社を初めてしばらくたって資金的に余裕ができた頃。
祖父がお地蔵様と魚や野菜やおにぎりとお味噌汁が彫られた
石を沢の入り口に置いたそうです。

言った割には怖くないかもしれません;すみません;
あと、日付をまたいでIDが変わってしまいましたが。ばくの話を投稿したものです。

703: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 2012/10/09(火) 17:53:43.64 ID:I44wuZXi0
同級生の話。

仲間数人で沢登りをしていた時のこと。
河原でキャンプしていると、小雨が降ってきた。
大降りになる前に場所を移動すべきかどうか検討していると、流れ水の上に
幾つもの光が舞いだした。

蛍だろうかと見ている間にも、光はどんどん増え続け、あっという間に川面を
覆い尽してしまう。
そのままこちら側に流れて来ると、眺めていた皆やテントに纏わり付いた。
慌てて払い落としたところ、手が触れた端から溶けるようにして消えてしまう。

小雨が止むと同時に、光はどこへともなく消え去ったという。
光に集られた箇所には、油が滲んだような黒い痕が残っていて、ヌルッとして
かなり生臭くなっていた。この汚れは、洗っても中々落ちなかったそうだ。

「あの光って、ミノムシとかカワボタルって呼ばれてる代物なのかもね。
 確かに綺麗だったけど、何もかもが油塗れになったのは困りモンだったわ」
彼はそんなことを言っていた。



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山にまつわる怖い・不思議な話『山に連れて行かれる』『真っ黒な人間』

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コメント

1  不思議な名無しさん :2017年03月03日 00:28 ID:FNNpkb1U0*
高知と愛媛の県境周辺ってカルストとかそっちの方かな?
地元だから割と頻繁にあの辺り行くけど廃村もどきなんて沢山あるし変な家も割りとある
だから多分単純にキ○ガイ系の家でも見たんじゃないかなーって思うわ
2  不思議な名無しさん :2017年03月03日 01:22 ID:Tveb.MJ.0*
高知と徳島の県境って書いてるよ。
3  不思議な名無しさん :2017年03月03日 02:04 ID:nVmWBz5U0*
雷鳥はんはもはやベテラン落語家の域だな
4  不思議な名無しさん :2017年03月03日 02:07 ID:yt44rj5o0*
456 の話って衾(フスマ)じゃね。
結構怖い妖怪らしいが、襲われなくてよかったな。
5  不思議な名無しさん :2017年03月03日 08:11 ID:F7bzvjVc0*
全員で叫ぶ意味がわからん
あと情報書けやボケ
6  不思議な名無しさん :2017年03月03日 08:44 ID:4aokKlBn0*
起伏の激しい山をのぼる時は、朝飯はちゃんと食えよ。
ヒダル神に襲われるぞ。(ハンガーノック)
ブドウ糖の固まり持食っても、2~3時間怠いぞ。
7  不思議な名無しさん :2017年03月03日 10:51 ID:RgkZv5TR0*
山には精霊が遍満してます。国津神系の自然神。魑魅魍魎も居れば、山によっては天狗も居ます。ですから、入山時の挨拶は必要。これら霊的存在は入山者を監視してますので、その者に不敬があれば無礼者として干渉します。したがって、山での排泄行為やゴミの投棄は厳禁です。必ず持ち帰りましょう。
また、死霊も山には多いです。高みに昇りたい一心で、下界の地縛霊が登山者に憑いて山にやって来るケース。もともと、その山で自殺した者など様々。とにかく、死霊がやたらに多いので注意です。
ちなみに、マタギの方々は礼を尽くして入山下山をしますが、山で道に迷うとまずは喫煙するといいます。一服することで落ち着くのも有りますが、実は霊的存在はタバコの煙が大嫌い。憑き物を落とす意味も、山中での喫煙にはあります。ただし、その者を守護する神霊や先祖霊も同時に遠ざけますけどね。
それと、だからといって山中で線香を焚いて供養するのは危険。厳禁です。死霊が群がるからです。多くの死霊はあなたの肉体をヨリシロにしようとしますので、間違いなく100%憑かれますよ。これには、守護する神霊や先祖霊もお手上げです。自業自得なので、傍観することになります。
8  不思議な名無しさん :2017年03月03日 16:49 ID:RwTAQ7U10*
※7
魑魅魍魎が何か知っていますか?
精霊って何ですか?
いい加減なことは言わない方がいいと思います。
9  不思議な名無しさん :2017年03月03日 18:42 ID:4aokKlBn0*
*7
なんつうか‥‥‥
ーつ々々が混じっていて変だわ。
記紀と聞きかじりの物と合わさっていて、統一感無しなんだな。
大山祇神は和多志大神でもあるんだぜ。
死者は山中の常世に行って祖霊となり子孫を見守るという山の神信仰はなんなんだよ?
それと、人は依り代とは言わん。寄り坐。死霊はなら取り憑きである、
日本語は正しく使いなよ。
10  不思議な名無しさん :2017年03月03日 18:55 ID:5FbrQxUJ0*
ワイが厨房だった時、田舎宿泊体験旅行みたいな、山奥のスキー場の小屋みたいなのに泊まるやつがあったんだが、1つの班に1つの小屋が割り当てられていた(しかも小屋同士は間隔がかなり空いている)から、教師に叱られる心配もなく、夜も騒げる仕組みだった
そして小屋のドアは1階に1つと、1階から2階につづく階段の前に1つの、合計2つあって、防音に関してもほぼ完璧だった

そんな小屋に午前1:00ころ、誰も騒いでいないのにノックと、ドアを開けようとする音が響いた
教師はそんなことしないし(実際全員にきいたが誰もしていないらしい)、その日は寝たが、どうやら教師の小屋も含めた、あらゆる小屋で他にも奇妙な現象が起きていたようだ
字数制限で、全然書けんかった…(´・ω・`)

11  不思議な名無しさん :2017年03月03日 23:14 ID:PDchI4Cy0*
サカブってまんまアポカリプティックサウンドじゃん
12  不思議な名無しさん :2017年03月03日 23:36 ID:Xk5Lfh970*
いやー!面白かった!!またこうゆうの読みたい。不思議さん有難うございます〜!
13  不思議な名無しさん :2017年03月04日 01:33 ID:CmDXlGkq0*
〇〇の話

~~という

この書き出し見たら読まずに飛ばしてます
14  不思議な名無しさん :2017年03月05日 06:49 ID:S7A.4tg50*
飛ばしちゃうよなぁw
やっぱ作り話と分かってると流石にマジメに読む気はしないわな
せめて名無しで文体変えてやってくれりゃいいんだが・・・
15  不思議な名無しさん :2017年03月05日 21:45 ID:T7qqm0ga0*
雷鳥一号の勤勉さとセンスの無さは凄まじいな

 
 
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