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    【世界の危険な湖】「血紅龍」に手を出すと「首狩り族」がやってくる?黒魔術文化が残る危険な湖をご紹介【センタルン湖編】

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    生物担当、釣り人ライターのsimです。

    「世界の危険な湖」特集、最後にご紹介する湖は、インドネシアのセンタルン湖です。血紅龍と呼ばれる赤く美しい生き物が生息する湖で、黒魔術文化の残る先住民、イバン族が湖と血紅龍の管理を行っています。 

    今回は、イバン族ってどんな人たち?血紅龍ってなに?というところを含め、彼らの暮らすセンタルン湖について追っていきたいと思います。



    紅龍の住む湖 センタルン湖

    Danau_Sentarum_2006

    センタルン湖はカリマンタン島、英名ボルネオ島と呼ばれる3つの国が同居する大きな島の、インドネシア領域に位置しています。

    島を流れる河として世界最長の長さを持つカプアス川。この支流から形成されるセンタルン湖は、黒茶色で透明度の高いブラックウォーターで、多種多様な生物が現在も太古の姿を残したまま生息しています。

    カプアス川水系の湖は、有名なセンタルン湖から雨季のみ姿を現す小さな湖、乾季にしか到達する事のできないジャングルの奥地に位置するものまで無数の湖が点在しています。

    「血紅龍」は、センタルン湖と接続されたカプアス川支流、付近の小さな湖にのみ生息しています。

    それでは、血紅龍という異名を持つものの正体とは何なのでしょうか?


    美しい体色を持つアジアアロワナ 紅龍

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    「血紅龍」の正体、それは古代よりその姿を変えず生き続けているアジアアロワナです。

    アジアアロワナは海を越える事ができず、同じ姿のまま別々の大陸に生息している事から、姿を変えなかった古代魚の例としても有名です。

    口内保育などの特殊な生態系でも有名で、生息地によって体型や体色が異なります

    その中でもセンタルン湖の一部地域のみに生息する紅龍は、美しく優雅な姿で特に人気の高いアジアアロワナです。

    観賞魚として人気が高まる以前は天然の生息数も多かったようですが、乱獲後、ワイルドは本当に存在しているのか分からない程に数を減らしました。現在はセンタルン湖を中心に養殖で種の保存が行われている状態です。


    勝手に獲れば命の危険も!?超希少種「紅龍」

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    アジアアロワナは非常に高価です。小さな固体でも20万円を越え、発色の良い大型の固体は数百万円で取引されています。

    他の国や地域のアロワナも近い種ですが、後述のイバン族が管理するレッドアロワナは、富の象徴として特に人気の高いアロワナです。地域によって体型や色味に違いがあり「血紅龍」「辣椒紅龍」など親魚の産地によって分類されています。

    様々な国からバイヤーが訪れファームの見学が行われていますが、高価な親魚を持つ大きなファームは有刺鉄線が張り巡らされ、武装した警備員が配置されています。厳重に管理が行われているので特別なコネクションが無ければ近寄る事も危険です。密漁、窃盗を疑われれば命の危険もあります。


    先住民 イバン族

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    Credit: en.brilio.net

    ボルネオ島の先住民、ダヤック族の中でもセンタルン湖と深いかかわりを持つのが、紅龍の管理を任されているイバン族です。アニミズムが色濃く残る彼らの文化は、黒魔術とカニバリズムの歴史を持ち、我々とはまったく異なる宗教観で生活をしてきました。

    開拓やアジアアロワナの取引によって、異文化交流と外貨獲得を果たして改宗し、そして現代的な考え方を持つダヤック族も徐々に増えてきました。しかし、ジャングルの奥地センタルン湖に暮らすイバン族には今もその文化と風習が色濃く残っているのです。


    首狩り族として恐れられるイバン族

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    1950年頃、他の島からマドゥラ族という他部族が、イバン族の住むカリマンタンのサンピット地区に移り住んできました。彼らは約50年にもわたりイバン族に対し略奪や犯罪を繰り返し、2001年、ついにイバン族の怒りが爆発します。

    小さな町で500名を越えるマドゥラ人がイバン族の手で無差別に虐殺される事件が起きたのです。

    そう、イバン族は元々黒魔術やカニバリズムの文化が残る部族。怒りを爆発させた彼らは、多くのマドゥラ人の死体から首を狩り、見せしめとして町のいたるところに吊るしたのです。

    子供は大人になると復讐に来る。だから皆殺しにしなければならない。そして、二度と生き返ることがないように、首を狩る必要がある。

    このような考えを持って彼らは部族間抗争に終止符を打ちました。センタルン湖に関わるには彼らの協力が不可欠なのがおわかりいただけたでしょうか―。

    ※このサンピットの事件は検索すると大変グロいことになるので、よい子は決して検索しないでください。


    アジアアロワナとイバン族

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    現在、インドネシア政府からセンタルン湖のアジアアロワナの管理許可されているのは、イバン族のみです。現在の状態は不明ですが、ワイルドの捕獲を許可されていたのもイバン族のみ。流通する赤いアジアアロワナの多くは彼らを経由し、3世代以上養殖を行った固体という事になっています。

    何故このような言い方をするのか、それは密漁者が後を絶たないからです。

    中国人を筆頭に密猟者も正規業者も銃で武装。アジアアロワナはそれほどまでにお金になります。当然違法な持ち出しや交配も行われてきたはずです。

    釣りはかなり難易度が高く、イバン族から協力が得られるのはカプアス川支流や小さな湖のみです。世界中から紅龍を目指してアングラーが訪れるのでイバン族にも外貨獲得手段として一定の理解がありますが、釣りで赤いアジアアロワナに出会った方は、インターネットが発達して以降世界で一人だけと言われています。


    それでもセンタルン湖に旅したい方へ

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    市街地からカプアス川を5時間程度遡上、マレーシア側の国立公園を見学するツアーがあります。

    しかし、観光客が少ないインドネシア側でアロワナに関する内容のツアーはほとんどありません。危険をお金で解決出来る知識と経験のある方のみが、自由旅行で挑戦できるのです。

    「首狩り族」イバン族が守り、希少種「紅龍」が住むセンタルン湖。くれぐれも、軽い気持ちで行かないようご注意ください。






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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2017年05月20日 22:13 ID:eCJx40zb0*
    ミラバルカン
    2  不思議な名無しさん :2017年05月20日 22:15 ID:KSQTFAAH0*
    ミラバルカン
    3  ※1 :2017年05月20日 22:23 ID:eCJx40zb0*
    なんか増えた
    4  不思議な名無しさん :2017年05月20日 23:02 ID:TXWIqhQU0*
    うーん
    やっぱりアジアアロワナ綺麗だ。
    飼えないけど美しい
    5  不思議な名無しさん :2017年05月21日 00:55 ID:.Hwlsosy0*
    原住民の爺さんやたら渋いなw
    6  不思議な名無しさん :2017年05月21日 00:58 ID:nsszncrv0*
    事件の結末が気になった
    ググる勇気はない
    7  不思議な名無しさん :2017年05月21日 04:05 ID:WAynl0cX0*
    観光にいってるブログあったしイバン族はフレンドリーみたいね
    ボルネオ行ってみたいー
    8  不思議な名無しさん :2017年05月21日 04:52 ID:tbxFkGUo0*
    8げっと(´・ω・`)
    9  不思議な名無しさん :2017年05月21日 06:51 ID:wYhfTf4u0*
    興味深い記事でした。イバン族さん達は大変だ
    10  不思議な名無しさん :2017年05月21日 07:29 ID:sWdzAPTf0*
    神聖な生物として崇められてんのかな
    アホ密猟者に狙われる希少生物にとっては素晴らしいガーディアンだな
    11  不思議な名無しさん :2017年05月21日 07:31 ID:sWdzAPTf0*
    首 置いてけ
    密猟者だ!! 密猟者だろう!? なあ 密猟者だろうおまえ 首置いてけ!! なあ!!!
    12  不思議な名無しさん :2017年05月21日 09:42 ID:1GwR.4Il0*
    原住民豊久説
    13  不思議な名無しさん :2017年05月21日 12:25 ID:RpsQXbA.0*
    なんとか川は世界最長じゃなくてインドネシア最長ってwikiさん言ってたヨ?
    14  不思議な名無しさん :2017年05月21日 14:05 ID:jI8NwPJo0*
    この部族間抗争は政治に利用された感もあるのね。イヴァン族のだまし討ちがえげつないぜ。
    15  不思議な名無しさん :2017年05月21日 14:09 ID:NjXBat.P0*
    90年代の終わりから2001年にかけて、入植者のマドゥラを、先住民のイバンが何度か襲撃したのは事実だけど、首狩りまでしたというのは作り話
    イバン人を野蛮人扱いするための、政府側のプロパガンダじゃないかな
    16  不思議な名無しさん :2017年05月21日 14:22 ID:DnLT9ccN0*
    ※6
    虐殺されて終了だよー
    17  インドネシア駐在員 :2017年05月21日 14:23 ID:DnLT9ccN0*
    ※6
    当時は新聞に、首刈られた写真とか普通に掲載されてたよ。
    18  インドネシア駐在員 :2017年05月21日 14:26 ID:DnLT9ccN0*
    ※15
    カリマンタンじゃなく、別の地方だけど、うちの社員に親が首切られたのいるよ。
    宗教がらみの紛争でね。
    19  インドネシア駐在員 :2017年05月21日 14:29 ID:DnLT9ccN0*
    ※14.15
    むしろマドーラ人のがえげつないよ。
    やつら、カリマンタンに限らず、各地で問題起こしてる。
    人の土地にかってに住みつき、土地の権利主張するとか普通だから。
    だからイバン人が怒ったんだよ。
    日本に住みついてる在ち ょ んと同じだよ。
    20  不思議な名無しさん :2017年05月21日 18:08 ID:osgdjYtF0*
    事件について調べたけどおびただしい生首の写真普通に見つかったわ。
    まるで作り物のような混乱が逆に怖かった。
    あと興味深かったのが黒魔術。虐殺する武器に黒魔術をかけると、武器が勝手に隠れてる人を見つけたらしい。空を飛ぶとかも書いてあった。ここまでくると半信半疑だけど町の虐殺って500人もやれるもんなのか?って思うと、武器が勝手に隠れてる人を見つけるってのはほんとにあったのかなって思った。
    21  不思議な名無しさん :2017年05月21日 21:27 ID:ShLVHCfP0*
    写真のじーさんかっこよすぎる
    22  不思議な名無しさん :2017年05月21日 21:51 ID:oU.vN3cW0*
    タバコ吸ってるから悪なのだろう
    23  不思議な名無しさん :2017年05月22日 07:40 ID:q1smefoe0*
    もう15年以上前にマレーシアのイバン族の村に行ったんだが、家の中に古い剣と萎びた頭蓋骨が飾ってある以外は普通の村だったけどねぇ
    24  不思議な名無しさん :2017年05月23日 01:02 ID:fBFBxMUI0*
    ハンターハンターに出てきそうな設定だなー
    村の住人はみんな念使いとか

     
     
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