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    死ぬ程洒落にならない話集めてみない?『毎晩通う幽霊』『怪談テープ』

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    4: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/01(木) 23:21
    一生追いかけられる

    数年前、ある一戸建てに住んでいたときの話です。

    ある晩、私はとても奇妙な夢を見ました。
    その住宅街には、いくつか公園があって、
    私の住んでいた家の近くにも1つ公園がありました。
    そしてその公園の横には短いですがとても急な坂があったんです。
    夢の中の私は、その急な坂をあろうことか自転車で上っていました。
    前かごに当時通っていたそろばん塾の鞄を入れて、立ち漕ぎで上っていると、
    ふいに後ろから歌声らしきものが聴こえてきました。

    黄色い傘が…………

    よくは憶えていないのですが、確かそんな感じの内容だったと思います。
    幼い男の子の声で歌っているんです。

     夢の中の私は、その時、その坂にまつわるある怪談を思い出しました
    (ちなみに、現実にはそんな怪談はありません)。
    それは、"その坂を赤い服を着て通ると、後ろから歌声が聴こえてくる。
    その時振り返ってしまうと、一生追いかけられる"
    というものでした。
    ※ちなみに洒落怖初代はこちら!

    【初代】洒落にならないくらい恐い話を集めてみない?
    http://world-fusigi.net/archives/8721935.html






    5: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/01(木) 23:22
    とっさに私は自分の服を見、それがお気に入りの、
    くまさんの絵柄がたくさんついた”赤い”トレーナーであることに気づいたのです。
    私は慌て、残り少なくなった坂を一気に上りきりました。
    そして家に向かうべくそこから右折ししようとした時、私はとうとう好奇心に負け、
    左肩越しに後ろを振り返ってしまったのです。
    それも2度も(自転車に乗っていたので、1度目振り返った時にはよく見えなかったんです)。

    後ろには、白いTシャツに、黒の(よくサッカー選手がはいている)中ズボンの男の子
    (顔は見えませんでしたが)。
    そして、手にはなわとび。
    そう、その男の子は、なわとびを跳びながらついてきていたのです。

    私は、もの凄い勢いで自転車をとばしながら、終いに3度目振り向いてそれを見、
    恐ろしくなって、家に飛び込むとガレージに自転車を突っ込み、
    鞄も何もそのままで、停めてあった車の陰に身を潜めようとしたところで……、

    6: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/01(木) 23:23
    ……目が覚めました。

    起きてからも心臓はバクバクいってるし、本当に目覚めの悪い夢でした。
    でも、それで終わってくれていたのならよかったのです。

    それから数日後、私はまた夢を見ました。
    今度の舞台は、私の家の中。私を除く家族全員が寝室として使っている、8畳の和室でした。
    私は、その部屋の隣の部屋に何か用があって、和室の前を通りかかったんです。
    すると、誰もいないはずの和室の中から、声が聞こえてきたんです。
    何か……、ぼそぼそと。

    私は、誰だろうと思って、半開きになっていたスライド式の扉を開け、中を覗き込みました。
    ところが、誰もいません。
    おかしいな、と思いつつ顔を引っ込めようとした時、私の視界に妙なものが映りました。
    サッシと、サッシの前にある障子。その間に誰かいるみたいなんです。
    向こう側から障子に指を押し当てているのが透けて見えるんですよね。
    でも、そんな狭いところにヒトが入れるのか? と思ったとたん、障子が開いて、
    間から知らない男の子がするりと出てきたのです。
    目のくりっとした、幼い男の子。
    その子は、私に向かっていきなり、「僕は狼少年だ」 と言うや否や、
    すごい勢いで追いかけてきたんです。

    7: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/01(木) 23:24
    私は、びっくりして慌てて逃げました。床を滑りそうになりながらも走り、
    そのまま階段を下り……、かけているところで、またしても目が覚めました。
    前と同じで、心臓の鼓動を早くさせて。

    そして、また数日後、私はまた夢を見ました。

    今度は、男の子は私の部屋にいました。
    ところが私は、その様子を今回に限って何故か、カメラを通しているかのような視覚で見ているのです。
    おかげでその夢では追いかけられることもなく、何となくよくわからないままに目が覚めました。
    少しばかり奇妙に思った私は、母に今までに見た2つも含め、この夢の話をしました。
    すると母は、「その男の子ってさ、結局……」と口を開きました。
    「あんたの部屋まで追いかけてきたんだよね」
    私は、言葉を失って、その場に立ち尽くしてしまいました。
    思い出したのです。夢の中とはいえ、あの坂にまつわる怪談を。

    "その坂を赤い服を着て通ると、後ろから歌声が聴こえてくる。
    その時振り返ってしまうと、一生追いかけられる"

    一生追いかけられる……。

    8: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/01(木) 23:24
    私は、見てはならないものを見てしまったのでしょうか。
    あれからあの男の子の夢は見ていません。
    でも、あの話が本当だとしたら……。
    私は、今では引っ越してマンションに住んでいますが、
    男の子は、今でも私の後を追ってきているのでしょうか……。

    13: あなたの後ろに名無しさんが・・・ 2001/03/02(金) 00:01
    いい波だよ

    高校生の時の夏休み、友達が免許を取ったというので遊びにいこうと
    電話があった。時間は午前三時。
    むし暑い事もあって、サーフィンをやりに神奈川の海岸へ。
    海についた時刻が、午前四時。けっこう人もいる。友達は仮眠中。
    「俺も仮眠しようかな?」って思った時、車のドアを叩く音がする。
    開けてみたら、小学5~6年の男の子が立っていた。
    「今、スゴイいい波だよ。おにいさんもきたら?」と少年がいうので、
    俺もサーフィンしにいこうかな?と思ったが、
    「ありがとう。もう少したってからいくよ。」と応えドアをしめたのだが、
    外から、少年の声がする。「本当に波いいよ。」「今がぜったいいいよ。」
    あまりにもしつこいので、怒った口調で「わかったよ!」というと同時に
    少年のつぶやく声がした。
    「ほんとに、いい波だよ。俺、この波で死んだんだ。」
    はッとして、ドアをあけたがそこには誰もいなかった・・・
    高校の時の思い出である。

    25: 中日スポーツから転載 2001/03/02(金) 09:08
    勝利の女神

    ぞの女性は“勝利の女神”!?
    知りたくないことを知ってしまった。「ねえねえ、あそこの桟橋のところにいつも女の人が立っているの見える?」。
    落合にこう尋ねられて、背筋が凍った。
    落合といえば、チーム内では有名な“霊感投手”。見えないはずのものが見えたりする不思議な力を持っている。
    そんな落合の質問に対する記者の答えは「ノー」だから、ちょっと怖い。
    「だれなんだろう」。選手たちが毎朝、体操を行っている選手宿舎近くの広場から見える桟橋に、
    なぞの女性が1人、たたずんでいるという。
    そもそも、オープン戦初戦に登板して、5失点を喫した山田を励ましていた時に、この話になった。
    そこで落合は「あの人の近くにいったら?悪いことの後の今なら、いいことあるかもしれないよ」と山田に言った。
    このなぞの女性。“勝利の女神”だったらいいんだけど。(友)

    33: ヨハン 2001/03/03(土) 00:35
    茂みの中から

    私の怖かった体験です。2年くらい前、山陰の方へ一人旅をしました。
    夜中に山の中を車で走っていたのですが、尿意を催したので車をわきに停めました。
    その日は曇っていたため星もなく、街灯なんかもちろんないので真っ暗です。
    試しに車のライトを消してエンジンを切ると、ほんとになんにも見えないくらいの
    暗闇でした。怖かったんですが、怖さを楽しみたかったのでそのまま外へ出て、
    ほんとに手探りのような感じで車から離れ、茂みのほうに向かって行き、そこで
    小便をしてその近くで座り込んでタバコを吸っていました。時間がたって少しくらい
    ぼんやりと回りが見えるようになったんですが、やっぱり暗闇は暗闇でした。
    煙草も吸い終わり、そろそろ戻ろうかと思ったときです。静寂の中で何か音が聞こえました。
    葉が擦れ合う音です。ガサガサっと、私の位置から道路の反対側の森の中で聞こえます。
    私は驚いて、おもわずその場に身体を低くして四つん這いのような恰好で音のほうを見ました。

    34: ヨハン 2001/03/03(土) 00:42
    しばらくして、またガサガサっと音が鳴り、何かが出てきました。
    動物かなにかわからないんですが、怖かったので私はずっと息を潜めています。
    それは道路を横切り、ヒタ、ヒタ、と変な音の足音で反対側に消えて行きました。
    距離は私から10メートルくらいだったと思います。
    話はそれだけなんですが、ぼんやり輪郭が見えたとき、それは私には人間のように見えました。
    熊かとも考えたのですが、熊が出るような場所でもないそうです。そして、あの足音が動物にしては変だったように思うのです。
    時間は夜中の3時くらいでした。近くに民家なんかありません。もし人だったら、そんな時間にそんな場所で何をしていたのだろうと考えるとすごく怖いです。
    しかも道路を歩かずに山の中へ消えて行ったのですから。
    怖くなかったらすみません。

    35: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/03(土) 00:49
    お楽しみの最中、覗いたね
    あなた

    36: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/03(土) 01:12
    両親は二人とも

    今から10年位前、県外の知り合いのおじさんの家に泊まりに行ったときの話しです。
    家は一戸建ての平屋、そこにおじさんは一人で住んでいました。
    泊まりに行った時、おじさんは仕事に出ていて、僕は家で一人で待つ事になりました。
    僕は眠気に襲われ、仏間の隣りの部屋でウトウトしていると、夢を見ました。
    妙にリアルな夢で、その夢の中でも僕は同じ部屋で寝ており、
    僕の枕もとで見知らぬおばさんが正座で座っているのです。
    そしてしばらくすると僕の顔を覗き込み言うのです「あ~、良く眠っているね~」
    直後に僕の上に倒れこんできて、金縛り・・・・。
    その後しばらくして金縛りが解け、僕は夢を見たものと思い込み、
    もう一度眠りたいと思いました。しかし少し怖いので近くにあったラジカセに
    持ってきたカセットテープを入れ、音を小さい音で流し、寝転がりました
    しかし眠るか眠らないかの時に、ラジカセが開きカセットテ-プが
    ”ガチャガチャガチャ”と鳴るのです。
    驚いて起きた僕はもう眠る事ができず、じっとおじさんの帰りを待ちました。
    夕方おじさんが帰って来てからこの話しをすると、
    神妙な顔で「それは僕の母親かも知れない」と言いました。
    何故かと聞くと、「僕の両親は二人とも自殺なんだよ」

    この話しは実話です。


    41: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/03(土) 01:38
    >>36
    >直後に僕の上に倒れこんできて、金縛り・・・・。

    その後お体のほうはどうですか?生活に何か変化が?

    43: 36 2001/03/03(土) 03:29
    >>41
    その後、今に至るまで頻繁に金縛りにあっています。

    42: 中岡先生 2001/03/03(土) 03:15
    白金にまつわる話

    知る人ぞ知る港区の白金トンネル。幽霊が出るって有名な場所だ。
    実際、なんか気味が悪いんだよね、あの辺って。
    (住んでる人ゴメン)
    で、この間叔父さんから聞いた話。
    都内で小さな商店を持ってる叔父さんは、その夜、
    店も終わり、仕事関係の人に持っていく物があったので、
    車で五反田に向かった。途中、いきなり尿意をもよおしたが
    我慢していた。とうとう我慢できなくなり、
    白金トンネルの近くで車を停め、
    東大の研究所の裏あたりの藪の中に入っていった。
    俺なら行かないけどね。東大の研究所ってものすごく広くて、
    確か昼間は植物園ってことで一般の人も入れてたと思う。
    周りはずうっと金網で囲われてて、鬱そうとしていて、昼でも
    ちょっと怖い。でまあ、叔父さんは人目を避けて、
    藪の中で用を足してたわけだ。
    ほーっとしていると、足元でかさかさ音がする。
    まさか蛇じゃないだろうなと、さっと緊張したが、
    見ると何かが動いている。
    暗くてすぐには分からなかったが、よく見てみると、
    マンホールのふたぐらいのでっかいコマがぐるぐる回っていたという。
    模様というか、柄がなんとも古臭いコマだ。
    「!!!!?」
    叔父さんはものすごい恐怖心におそわれ、一目散で
    車に戻り、仕事も忘れ、家にすっ飛んで帰ったそうだ。
    その話を聞いて、俺は「それってUFOなんじゃない?」って
    言ったんだけど、「いや、あれは間違いなくコマだった」って。
    でも何で・・・。
    調べると、江戸時代あそこらへん一帯が処刑場だったってことは
    分かった。そのことをこの正月に友人に喋ったら、「そうか・・・」
    ってだまりこんじゃった。なんでも、白金の有名な「Mホテル」
    に彼女と泊まったときにとんでもない経験をしたというのだ。

    長いか。続きどうしよう?


    44: 中岡先生 2001/03/03(土) 03:35
    レスないけど、続き

    そいつが彼女とメシを食って、青山のクラブで遊んだあと、
    その「Mホテル」に泊まった。
    まあ、Hしてそのまま寝たわけだな。
    すると、夜中にそいつはふと目がさめた。
    何か音がする。
    寝ぼけた目であたりをうかがうと、洗面場でだれかが手を洗ってるような
    気配がする。頭だけ起こして洗面場のほうを見ると、
    くもりガラス越しに人の影が見えた。
    そいつはとっさに、だれかが部屋を間違えて入ってきたに
    違いないと思った。が、鍵をロックしたことを思い出し、
    とたんに恐怖心におそわれた。瞬間、金縛りになってしまった。
    隣の彼女を起こそうとしたが、体が動かず、声も出ない。
    すると、部屋の隅のほうで視線を感じた。目だけ動かして
    そっちを見ると、そこに、ざんばら髪の落ち武者の首が浮かんでた。
    口の端から血を流し、目は真っ赤に充血している。
    「ギャーッ!」
    心の中で叫び声を上げると、その首がビューッと自分の
    ほうへ近づいてきた。そして、目の前でピタリと止まり、
    「おのれええ」
    といったという。
    そいつはそのまま失神してしまった。
    翌朝目がさめるとそっこうでチェックアウトしたという。
    彼女には何も話さなかったそうだ。
    そいつは今でもその首が頭にこびりついて離れないといっていた。

    以上、白金にまつわる俺が聞いた話。
    スレ違いかもしらんが、白金の「Mホテル」には行かないように・・・

    実話です。

    49: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/03(土) 21:37
    age

    51: 高山 2001/03/03(土) 22:19
    俺もとっておきの怖い話があるよ!

    52: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/03(土) 22:44
    >>51
    早く!早く!!

    106: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/04(日) 21:45
    毎晩通う幽霊

    十年くらい前、友達だった先輩が自動車事故で死んだんだけど
    それから一週間くらいした夜中の1時頃3才年上の姉キの部屋から話し声
    がしたんだよ。(その頃は実家に同居だった)
    テレビでも見てんのかと思ってその時は気にしなかったんだけど
    次の日、オレが仕事が遅くなって夜中の2時くらいに帰ったらまた
    姉キの部屋から話し声がしたからテレビ付けっぱなしで寝てんのかと
    思ってノックしても反応がなくて部屋に入ったらだーれもいなかったんだよ。
    アレっと思ったんだけどその時は聞き違いかと思い姉キも夜遊びでもしてんのか
    と思って自分の部屋に入って寝よーとおもったら・・・・・・

    110: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/04(日) 22:07
    姉キの部屋が開く音がして、明らかに人の足音が廊下でしたんだよ。
    三分前にオレが見たとき確かに誰もいなかったハズなのに・・
    本気で恐怖ってヤツを実感してどーしても廊下に出れなくてその日
    は布団被って寝たんだけど翌朝、姉キの部屋に行ったら普通に寝てんだよ
    で、無理やり起こして「昨日何処行ってた」って聞いたら何処も行ってない
    って言うし「夜中に廊下に出たか」って聞いても出てないと言うんだ。
    で、昨日お前は居なかったし2時頃廊下に出る音がしたと言ったら
    平然と「あぁ、それは**だ」と死んだ先輩の名前を言いやがった
    その時まで全然知らなかったんだけど俺の姉キは見える人だったらしく
    死んだ翌日から毎日来てると言うんだ。
    「お前は死んだ人と話ができるの?」と姉キに聞いたら話はできないから
    あぁいるなぁと思うだけで姉キは全然気にして無いらしい。
    でも、「確かに昨日2時頃お前居なかったぞ」と言ったら
    「昨日は何時もよりしつこく居たような気がしたけど寝ちゃったから」
    と平然としてる。

    111: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/04(日) 22:18
    その時思い出したんだけど、死んだ先輩は奥さんも子供もいたんだけど
    一緒に飲みに行った時、酔って俺に「ホンとはおまえのネーちゃんが好き
    だったんだんだけどフラれた」と言ってた事があったんだよ。
    その時はウソかと思って聞き流してたんだけど姉キが言うように死んだ翌日
    から毎日来てるってのがホンとなら余程未練があったのかなぁと
    最後はしみじみした出来事でした。

    116: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/04(日) 23:47
    ココで何してるの・・・

    兄の中学生の時の友人の話です。
    当時は校内暴力が全盛の時で、彼もバリバリのツッパリでした。
    ある夜、突然目が覚めたそうです。
    よくある話だし、なんかやだなーと思ったそうですが、
    季節は冬で寒かったので、そのまま寝ちゃおうと目をつぶり
    ベッドのなかで何度も寝返りをうっていました。
    ところがなかなか寝つけない。
    「ダメだ、便所でもいくか。」と目を開けました。
    すると部屋の隅に、見たことも無い着物姿の小さい女の子が
    こっちをジッと見つめて立っている。
    ビックリして固まっていると、その子がすーっと水平移動をしてきて
    顔が自分の顔の目の前に来た瞬間、
    「おにーちゃん、ココで何してるの・・・」
    ぶわーっと、そのまま天井に吸い込まれるように消えていったそうです。
    思いっきり剃り込みの入ったにいちゃんに、
    その後恐くて、親の部屋に逃げ込んで朝まで震えてたわって話された時は
    死ぬ程洒落になりませんでした(笑)。

    その日以降、彼の部屋で怪事件が多発して
    どんどん恐い人というイメージは無くなっていきましたが・・・。
    いや別の意味で恐い人になってったかな。

    118: スレ違いかもしれませんが 2001/03/05(月) 02:08
    深夜の研究室

     怖い話かどうか判らないけど、ここへ書き込みます。
    実は私自身本当にあったことか確かでは無いのですが。

     今から数年前に卒論を書いていた頃、私は工学部の学生
    だったのですが実験すら終わっておらず、連日実験に明け
    暮れていました。
     卒論の締め切りが迫り、実験の合間に卒論をかき、また
    実験をしてはそれを書き足していくという、今から考えれ
    ばぎりぎりの事をしていたと思います。私の研究室では、
    ついに私だけ卒論ができていない状況で、かなり焦りがあ
    りました。

    119: スレ違いかもしれませんが 2001/03/05(月) 02:09
    締め切りの前日になってやっと大筋を書き上げましたが、
    最後に確認実験が残りました。明日提出ですので、卒論を
    清書しながら行いました。実験は待ち時間が多く(反応に
    数時間とか)トータルで一晩かかります。泊まり込みで実
    験をおこない、その合間に清書を仕上げ、そのまま明日提
    出するつもりでした。
     学科内でも最終日まで卒論ができあがっていなかった
    のは私だけのようで、学科棟は私一人だけになりました。
    さすがに一人だけになると心細くなりましたが、廊下の明
    かりも隣の研究室の明かりもつけて行いました。(関係無
    いことですが企業にはいって、今更ながらですが実験を一
    人で行う事の危険性には後輩にも注意してもらいたいと思
    います)

    120: スレ違いかもしれませんが 2001/03/05(月) 02:09
    3時だったと覚えています。確認実験が終了して、論旨
    に誤りの無いことが確認できました。清書していた卒論も
    大きな変更も無いことで、そのまま若干の書き入れをして
    終了です。そのとき研究室の入り口に見知らぬ私と同輩ぐ
    らいの男性がこちらを見ていることに気づきました。
     学科内の人間なら全員知っていましたが、まったく知ら
    ない男性でしたが、他の学科の人間が誰か知り合いにでも
    遊びに来たのかなと思いました。目が合うと「たいへんだ
    ね。」と言ったと思います。実はその後どうなったのか記
    憶にないのです。どうやら私は確認実験を行った後、机で
    寝てしまったらしく、その前後のことがはっきりしていま
    せん。ただ彼が青い縦にストライプのシャツを着ていたこ
    とは覚えています。

    121: スレ違いかもしれませんが 2001/03/05(月) 02:10
    目が覚めたのは、周りがうっすらと明るくなりはじめた
    6時ごろでした。卒論もちゃんと仕上がっており、記憶が
    曖昧ながらあれからちゃんと仕上げたんだなと思いました。
    ところで、いつ寝てしまったんだろうと思いました。知ら
    ない人が廊下からのぞいていて・・・。そこで気が付いた
    んですが、学科棟の鍵は私が最終なので私が預かっていて
    内側から10時ごろ閉めたはずなので誰もはいってこれな
    いはずなんですが。怖いと言うより不思議だなという気持
    ちしか、わきませんでした。

    122: スレ違いかもしれませんが 2001/03/05(月) 02:11
    朝になり、8時頃に研究室にでてきた同輩に話したところ
    鍵のかかっていない出入り口から誰か進入してきたんじゃな
    いかと言う話でした。表玄関以外に出入り口はありますし。
    博士課程の先輩に話したところ、うちの学科には昔自殺した
    人間がいたからそいつじゃないかとか言われましたが、別に
    怖い思いをしたわけではありませんので、幽霊とかではない
    と思いました。
     一応調べたところ、昔、本当に自殺した学生がおり、失恋
    で排ガス自殺をしたとのことでした。調べたのは地方新聞で
    したが記事の中には第一発見者が青い服をきた○○さんを発
    見したという記述がありました。

    123: スレ違いかもしれませんが 2001/03/05(月) 02:11
    私自身全く怖いという思いをしていませんし、彼をみた前
    後の記憶が実に曖昧で夢じゃなかったかとの思いもあります。
    ひょっとしたら先に以前に自殺した学生がいるという噂を聞
    いており、その様な思いこみをしたのかもしれません。ただ
    私自身の中では未だにいったい何だったのか判らない不思議
    な出来事です。

    124: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/05(月) 02:12
    若い守衛さんだったりして・・・
    それともほんとに出入り口から入ってきた、生きてる人間かもよ。
    青い服なんてありふれてるしね・・・

    125: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/05(月) 02:47
    そういう可能性も無きにしもあらずだけど
    やっぱこわい話だよぉ。ブルブル。ただ立ってただけと
    いうのがなんともこわい。

    182: マターリ軌道修正しましょ 2001/03/06(火) 23:28
    怪談テープ

    稲川淳二が怪談話を始めて、人気が出だした頃の事。
    当時のバイト先の仲の良かった早番の女の子が、
    「怖い話好きだよね。コレ知ってる?」
    と、カセットテープを差し出した。
    「稲川淳二のやつだよ。ファミレスに売ってたんだ。
    彼氏と車で河原に行って、真っ暗にして聞いたんだけどスゴかったよ。」
    何がすごかったのやら...と考えながら、今夜だけの約束でそのテープを借りることにした。
    家に帰り、部屋でダビングしようと60分テープを用意。
    バイトが午前1時終わりなので、時間はすでに2時近かった。
    最初にREC側をスタート、そして再生。

    183: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/06(火) 23:29
    1話目は雪山か何かの話だったと記憶している。
    まぁありがちなお話だった。
    期待はやっぱり4話目の「生き人形」かなと思いながら、雑誌なんかをパラパラとめくりながら聴いていた。
    やがて2話目が始まったが、これがなかなかの雰囲気。
    今となっては何の話だったか憶えていないが、それまで聴いたことの無い話だった。
    「こりゃ儲けた。けっこう怖いぞ。」
    しばらく聴き入っていると、やがて背筋に冷たいものを感じはじめた。
    一人部屋で、モニターをビデオに繋いで音はステレオから出す様にしていたので
    ステレオを使っているとTVなど、他の音を出すことができない。
    話はだんだんと佳境に入っていく。
    いやな寒気から逃れたくて、思わずステレオのボリュームを絞った。
    「どうせ録音してるんだ。明日聴けばイイや。」
    ダビングが終るまでには、しばらくかかりそうだったので
    そのまま風呂へ入ることにした。

    184: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/06(火) 23:29
    風呂からあがって部屋へ。戸を開け、中に入りステレオを覗き込むと、
    ものすごく中途半端なテープ残量で両方とも止まっている。
    「???」
    オートリバースが働いた様子も無く、どちら側もA面のままになっている。
    ダビングが終ってるとは思えない。
    試しに元テープの方を再生してみると、やはりまだ2話目の途中。
    おかしいなと思いながら、録音していた方を少し巻き戻して再生。
    話の途中なのに突然プツっと音が無くなっている。
    元テープを少し巻き戻してからその部分を聴いてみるが、問題の場面でも止まる様子はない。
    「ちぇ、やり直しじゃん。」
    一度、両方のテープを全部送って、それから巻き戻してみる。
    テープの巻が原因と結論をだした。元テープの巻が悪くて、そちらが止まったので
    ダブルデッキのシンクロが働いて、録音側も止まったのだろうと。

    185: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/06(火) 23:30
    2度目のダビングをスタートさせた。
    自分は部屋を出て、居間に行きTVを付けくだらない深夜番組で笑っていた。
    「そろそろかなぁ」
    約一時間後、終る頃だと思い部屋に向かった。
    音はしていない。良かった、終ったと思ってステレオを覗き込んだ。
    テープは止まっていた。さっきと同じぐらいのところで。

    元テープを再生してみると、やはり2話目の途中、一回目の時とまったく同じところだった。
    録音側も確かめてみるが、同じ所で音がプツっと無くなっている・・・。
    だんだんと気味が悪くなってきた。
    時計を見ると3時半を過ぎている。
    「まいったなぁ、返さなきゃいけないのに。」
    元テープを巻き戻しながら、新しいテープを探した。
    当時はFMラジオのエアチェックなどもしていたので、テープを買いためてあった。

    186: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/06(火) 23:35
    元テープの止まる所が同じなら、最初から不良品なのかも知れないと思い
    音は出さないままで最初から再生してみる。
    だいたい頭から20分前後の所で止まっているはずである。
    時計と雑誌を交互に眺めながら、時間が過ぎていく。
    部屋の中にはテープのヒスノイズだけが響いていて、なんとも奇妙な雰囲気。
    15分後、止まる様子は無い。
    問題の20分が過ぎ、やがてガチャンという再生ボタンのもどる音でA面が終了した。
    元テープには異常は無さそうだ。
    先程探し出した、真新しい60分テープを取り出した。
    用心のため一度全部、巻送ってから巻き戻した。
    準備は出来た。音は出さなきゃいいんだし、部屋に居ることにしよう。
    これで最後にしようと3度目のダビングを始めた。

    187: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/06(火) 23:35
    カーテンの隙間から光がもれてきた。
    空が明るくなりはじめているのに助けられて、ボリュームをほんの少しだけ上げて、音を出した。
    第1話の終りぐらいの所だ。
    度胸を決めて、そのまま聴き続けることにする。
    やがて2話目が始まった。また背筋に冷たいものを感じる。
    話が進んで、その場面が近づいてきた。デッキのカウンターを見るとやはり、20分の表示。
    何度も聴いた稲川淳二のそのフレーズが聞こえたところで、
    『ガチャン』
    テープは止まった・・・。

    どうするべきか、しばらく考えた後、
    録音側、再生側の両方のボタンを同時に押した。
    ボリュームを0に絞って、布団に入った。部屋の電気は付けたままにして。
    とにかくダビングだけして、返そう。そう考えた。
    今にしてみれば、それが間違いだったのかもしれない。

    188: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/06(火) 23:38
    翌日、バイト先でテープを返す時、
    「これ途中で止まったりしたことある?」
    と、聞いてみた。彼女は一度しか聴いて無いけど、そんなことは無かったと言っていた。
    これから友達に会って、このテープを貸す約束をしていると。
    「どう?怖かったでしょ。」
    ダビングさせてもらってあって、まだ聴いて無いと伝えた。
    すると、他のバイト仲間で聴きたがっているA君に貸してあげて欲しいと言われた。
    当分、この元テープは彼女の友達の間を渡り歩くから、と。
    その時は自分自身、テープを聴く気にはなれなかったので了解して明日渡す約束をした。
    彼女が帰った後、A君に昨晩の出来事を話した。
    彼は非常に興味を持ち、途中が切れててもイイから是非貸して欲しいと言った。

    A君にテープを渡した翌日はバイトが休みで、行く所も無くて家に居た。
    今日は寝ていよう、そう決めていたが、突然バイト先から電話がかかってきた。
    「今日、出られないか?」
    理由を聞くと、A君の母親が亡くなって、彼が来られなくなったと。
    断る程の用事もないのでバイト先に向かった。

    数日が過ぎ、A君はバイト先に戻ってきていた。
    「すいません。これ、忘れてました。返します。」
    その手には例のテープが。その日のうちに聴いたのだけれど、その後のゴタゴタで忘れていたと。
    怖かったですよ、などと話をしていたらB君が話に加わってきた。
    「俺にも貸してよ」
    B君にそのままテープを渡した。しばらくは聴きたく無かったのだ。

    189: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/06(火) 23:39
    今、これを読まれている人は「リング」を思い浮かべていることでしょう。
    似てるかな、パクリだネタだと言われそうだ(苦笑)。
    でも今から13年前に、ホントにあった出来事です。信じてね。
    これを元に小説でも書いてたら・・・、ダメか。文才無いし。
    その時はテープを貸したことと、彼の母親が亡くなったことなんかが結びつくわけが無い。
    だから何も考えずに、そのテープを別の人に貸してしまった。

    B君の家では、テープを聴いた翌日におばあさんがお亡くなりになりました。

    その後、テープはどうなったか?
    記憶の限りでは、実家のあの自分の部屋のどこかに今もあるはずである。
    B君からテープを返された時から、誰にも聴かせないつもりで、どこかにしまったはず。
    捨てるのも消すのも怖かったしね、なんとなく。

    A君も、B君も自分の意志で聴いたんだし、そんなわけないから。偶然だよ。と
    言ってはくれたものの、その時期はちょっと落ち込んでた。
    結局、自分じゃ怖くて聴けなかったから。

    長ーい駄文、失礼しました。

    192: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/03/07(水) 00:41
    >>182-189
    多分、C君に貸したら隣りの家のお父さんが死ぬんだよ

    198: 中山雄介 2001/03/07(水) 19:58
    白い顔の女

    大学時代の友人、藤本幸之助の話をします。
    藤本は入学当初からにぎやかで遊び好きな男でした。
    その藤本が2年の春から大学の近くにアパートを借りて一人暮しを始める事になったのです。
    晴れて一人暮しを始めて半月ほどは、うるさく意見する保護者がいなくなったことからか、藤本は連日、コンパだなんだと遊び回っていました。
    ところがです。
    一人暮しを始めて、1ヶ月ほどすぎたころから、急に藤本は付き合いが悪くなったのです。
    大学に来ても、授業が終わると、友人達の誘いを断り、そそくさと帰ってしまうのです。
    性格までも変わってしまい、以前はにぎやかに騒ぎまくっていた、あの藤本が、妙にぼんやりとして、人に話し掛けられても上の空といった様子なのです。
    藤本のあまりの変化が気になった僕は、何かあったのか聞いてみました。
    すると、藤本は初めのうちは言い渋っていたのですが、やがて、照れくさそうな笑みを浮かべて、「実は彼女ができて、今、一緒に暮らしているんだ」と打ち明けました。
    それを聞いた僕は、驚き半分、やっかみ半分で、彼女の事をいろいろ聞き出そうとしましたが、藤本はなかなか答えようとしません。
    結局、僕が聞き出す事ができたのは、「彼女が凄い寂しがり屋なので、一人で部屋に置いておけない。だから滅多にでかけなくなったのだ」という事ぐらいでした。
    僕が、「だったら彼女と一緒に出かければいいじゃないか」と言うと、藤本は「彼女は身体が弱いから、外に出るのは大変なんだ」と答えるのです。
    僕はどこか納得いかないものを感じました。


    199: 中山雄介 2001/03/07(水) 19:58
    そんな身体の弱い女と、あの遊び好きで活発だった藤本が一体何処で知り合ったのか・・・??
    そして、彼女は部屋から一歩も出ずに、どうやって生活しているのか・・・??
    確かに気になりましたが、そんな事を軽々しく聞くわけにもいかず、とりあえず、藤本本人が満足しているのなら、僕に口出しする筋合いはありません。
    それ以上は何も聞かずに、その日は藤本と別れました。
    ところが、その翌日から藤本はぷつりと大学に来なくなってしまいました。
    藤本が顔を見せなくなって十日ほど過ぎた頃、さすがにおかしいと思った僕は、藤本の部屋に電話をかけてみましたが、料金を滞納して回線を切られているらしいのです。
    心配になった僕は藤本のアパートに行ってみることにしました。
    途中、僕以外に藤本と親しかった友人にも声をかけましたが、都合が悪くて、結局僕1人で行く事になりました。
    藤本の住んでいるアパートは何処にでもあるような平凡な建物でした。
    僕は藤本の部屋を見つけると、チャイムを押しましたが、何の反応もありません。
    留守かと思い、引き返そうとすると、中から物音が聞こえたような気がしたので、念の為に、ドアに耳をあてて様子をうかがうと、中からぼそぼそと話し声が聞こえてきます。
    僕はもう一度チャイムを押し、何度も押し続けた末、ドアが開き、そのほんのわずかな隙間から藤本が顔を覗かせました。
    「藤本! おまえどうしたんだよ?!」
    「・・・なんだ、中山か」
    そう言って藤本はドアを大きく開きました。
    その顔を見て僕はギョっとしました。藤本は酷く顔色が悪くどんよりとした目は充血し、無精髭だらけの頬はこけて、げっそりとしており、まるで別人のようになっていたのです。

    200: 中山雄介 2001/03/07(水) 19:59
    僕が驚きに言葉を失っていると、藤本は
    「・・・まあ、入れよ。せっかくだから彼女にも会っていってくれよ」
    と言い、ドアを開けたまま、僕にはお構いなしに中へ入ってしまいました。
    僕はあわてて靴を脱ぎ、あとを追いかけました。
    狭い玄関を入ると、すぐにキッチン兼用の短い廊下になっていて、その向こうには部屋に通じるらしいドアが見えました。
    藤本はそのドアを開けると、部屋のほうへ向かって「友達が来たんだよ」と声をかけて中へ行きます。
    僕もそのあとに続きました。
    「突然ですいません。お邪魔します」
    と部屋にいるはずの彼女にそう挨拶しながら部屋に足を踏み入れた僕は部屋の中を見て呆気にとられてしまいました。
    そこには女の姿など影も形もなく、六畳ほどの部屋には家具と呼べるようなものはほとんど無く、代わりにコンビニやファーストフードの袋やカップ麺の開き容器などが散乱しています。
    そしても奇妙なことに部屋の真ん中に縦横の幅が1メートルはあろうかという大きな水槽が1つ、頑丈そうなスチール台に置かれていました。
    水槽にはなみなみと水が湛えられ、その中にはバレーボールほどの大きさの黒い藻の塊のようなものがゆらゆらと浮いていました。
    「こついが俺の友達の中山だよ。ほら、前に話した筝っただろ」
    僕の横に立っていた藤本は、誰もいない空間に向かってそう言いました。
    「・・・お、おい、しっかりしろよ! 誰もいないじゃないか!」
    「・・・誰もいないって・・・? 馬鹿な事言うなよ。彼女に失礼だろ」
    藤本のその言葉に答えるように水槽の中の黒い藻がユラっとうごめきました。
    そして藻の塊はゆるゆるとほどけるように水中に広がってゆき、その中央に何か白いものが見えました。
    じっと目を凝らした僕はそれが何かを理解した途端、悲鳴を上げました

    201: 中山雄介 2001/03/07(水) 19:59
    それは目を閉じた白い顔の女だったのです!
    巨大の水槽の中に水に揺らめく黒髪に縁取られた女の生首が浮いていたのです。
    僕が黒い藻だと思っていたものは女の髪でした。
    水中に浮かんだ首だけの女は僕の目の前で閉じていたまぶたをぱつちりと開きました。
    そして女は僕を見ると、色の無い唇をゆがめてニタリと笑ったのです。
    次の瞬間僕は一目散に部屋を飛び出していました。
    それっきり藤本には会いませんでした。
    あの後、藤本は失踪してしまい、実家の家族が捜索願いを出したという事で、大学に警察が来て、いろいろと調べていたようでしたが、結局藤本の消息はつかめなかったとの事です。
    失踪後、藤本の部屋には、巨大な空の水槽が残されていたと聞きました。










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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2017年10月11日 23:30 ID:YtI8OuKM0*
    つまんねーよ
    2  不思議な名無しさん :2017年10月12日 00:03 ID:Cz6zfrf90*
    怖さを紛らわせるため強がる※1であった
    3  不思議な名無しさん :2017年10月12日 04:41 ID:UwAXMb.Q0*
    う〜んつまらなくはなかったけれども…。普通でした。
    4  不思議な名無しさん :2017年10月12日 08:35 ID:4WvfsCX90*
    2001年かあ~、まだこの頃だとこういうのも信じたりまことしやかに語られたりしてたかもね
    まだアンビリバボーとかで心霊特集もやってたし
    5  不思議な名無しさん :2017年10月12日 11:02 ID:sNYWhAb.0*
    その研究者はスカイクラッドの観測者だ。おれは霊視とかはできないと思うがアストラルビジョンはあるんだ。やはり一瞬だな・・・見えるべきでは無いものは見えるべきでない人には見えないほうがいい。
    うさぎの穴の深さを知る実験。
    6  不思議な名無しさん :2017年10月12日 11:50 ID:91ziT8nq0*
    藤本とか物語ぶるな
    萎えたわ
    7  不思議な名無しさん :2017年10月12日 13:33 ID:aiXOkyNF0*
    水槽で飼う生首と言えば諸星先生の栞と紙魚子だな
    名作だわな
    8  不思議な名無しさん :2017年10月12日 21:49 ID:nymwE6ZY0*
    てっきり1ミリのお化けの話かと思ったら栞と紙魚子だった。
    9  不思議な名無しさん :2017年10月13日 12:17 ID:PtwztiF.0*
    一生追いかけてくるということは
    一生追いかけ続けなければならないということで
    こっちから捕まえようとすれば逃げ出すんじゃねwww
    捕まったら追いかけられないからな

     
     
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