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    15

    死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『卵の中』『近所の子』

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    432: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/08(金) 14:57
    卵の中
     知り合いの、警察関係者に聞いた話です。
     去年、この近くであったバラバラ殺人事件、覚えてますか?
     若い女性の部屋で、男のバラバラ死体がみつかったってやつ。その話です。
     ああ、別にスプラッタな話しようってわけじゃありません。状況はそうですけど(笑)。
     その女性、仮に英子さんとしておきます、と、男の人は、一樹さんということで話進めますね。
     2人はそれぞれの母親が幼なじみだったので、やっぱり幼なじみってことになりますかね。
     小中高と学校が同じで、高校1年の時、一樹さんの友人の坂木さんと彼女がつきあいはじめました。
     そうして、3人そろって同じ大学に進学して半年目に、坂木さんが亡くなりました。
     デート中に、ダムに落ちたんです。
     2人きりの時で、落ちた目撃者もいなかったんですが、それは結局事故として扱われました。
     英子さんが、ショックでかなり精神的にやられてしまって、事情聴取とかできなかったせいもあったようですけど。
     彼女は家から1歩も出なくなって、大学も退学。
     風呂とかトイレとか食事とか、最低限の日常生活に支障はないけど、会話は成り立たないし、無理に何かさせようとすると大声をあげて暴れ出したりする。
     父親は病院にかかることを許さず、それでいて英子さんのいる2階へは近づこうとしない。
     出歩かないせいか太って体格の良くなっていく英子さんに母親の手だけでは負えない時が出てきて、一樹さんが世話を手伝うようになったんです。
    ※洒落怖の名作はこちら(一話)

    リゾートバイト【洒落怖】
    http://world-fusigi.net/archives/8695857.html






    433: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/08(金) 14:59
     英子さんは、以前から手先が器用で細かい手芸を得意としていたそうで、家に閉じこもるようになってからは、いつも卵細工をつくっていたそうです。
     卵に穴をあけて中身を抜いてよく洗って、細かい布きれをボンドで張り付ける。それに紐をつけて、カーテンレールに吊す。
     カーテンが閉められなくなるので、それをお母さんが毎日、部屋の天井に移して画鋲で留める。
     部屋の天井が、いろんな柄の卵に埋め尽くされていきました。
     そんなある日、お母さんは英子さんの妊娠に気づきました
     そして、一樹さんのお母さんに真っ先に相談しました。
     お母さんから話を聞いた一樹さんは、家を飛び出して友人の家を泊まり歩くようになりました。
     英子さんを妊娠させたのは、一樹さんだったんです。
     ある日、友人の1人がたびたび泊まりに来る一樹さんからその話を聞き出しました。
     彼は、その話をしてすぐ、やっぱりちゃんと責任をとらなくてはいけない、けじめをつける、と言い置いて友人宅を出て行きました。
     けれど、それが、生きている彼を見た最後の証言となったのです。
     翌日、彼は英子さんの部屋で、バラバラにされてみつかりました。
     みつけたのは、英子さんのお母さんでした。はじめ、それが何かわからなかったそうです。
     部屋の隅では、英子さんが眠っていました。
     そして、部屋中に、天井にぶら下げていたはずの卵の殻が落ちていたんです。
     ひどい臭いがしていたそうです。けれど、英子さんはすやすやと眠っていたし、臭いの元も見あたらなかった。
     お母さんは、英子さんに女性の毎月の行事が始まったためだろうと見当をつけました。血の臭いに似ていたからです。
     妊娠じゃなかったんだとほっとして、とりあえず空気を入れ替えようと思っても、床には一面、割れて崩れた丸い殻。布にくるまれた何百もの卵。

    434: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/08(金) 15:00
     お母さんは窓への道をつくろうと足で卵をよけようとして、その異様な重さに驚きました。
     動かしたひょうしに強くなった異臭。その重さの妙な感じ。
     恐る恐るしゃがみこんで近くのそれらを観察して、彼女は布切れの間からのぞく赤黒いモノに気づきました。
     昔、大怪我をした時に見た開いた傷口そっくりの色。
     お母さんは悲鳴を上げて、でも、お父さんは1階にいたけれど、声もかけてきませんでした。
     お母さんは気持ち悪いのを我慢して足で重たい卵をよけて英子さんのところまで行き、無理矢理起こして部屋から連れ出しました。
     英子さんは嫌がって卵を踏みつぶしたりしましたが、火事場の馬鹿力が作用したのか、小柄なお母さんが英子さんを部屋から引きずり出し、1階へ下ろしました
     英子さんの姿に、お父さんはそっぽを向いて寝室に引っ込んでしまいました。
     お母さんは1人でやっとのこと英子さんを居間に落ち着かせ、それから、警察に電話をかけました。
     もちろん、お母さんは卵の中身が何かわかっていませんでした。けれど、近所の人が蛇が出たと行って110番しておまわりさんを呼んだことがあったので、それよりは重大時だと思ってかけたのだそうです。
     やってきたおまわりさんは、英子さんに踏みつぶされた卵の中に、人間の目玉をみつけました。そこから、大騒ぎになったのです。
     もうおわかりだと思いますが、卵の中身は一樹さんでした。
     彼が、何百、千に近いくらい細かくバラバラにされて、卵の殻の中に納められていたのです。
     DNA鑑定で、彼だと確認されました。遺体の多くに、生体反応が認められました。
     彼は、生きたままバラバラにされたのです。しかも、刃物を使われた痕跡は見あたらない。引きちぎられ、折られ粉々にされていたんです。

    435: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/08(金) 15:00
     そのバラバラのかけらが、ご丁寧にも卵の殻の中に納められ、布切れで飾られていたんです。
     英子さんからはなんの証言も得られませんでした。ご両親もなんの物音も聞いていませんでした。
     結局、英子さんが無理矢理妊娠させられたことを恨んで一樹さんを殺したのだろうということになりました。
     けれど、不可解な点が多くあります。警察も未だその謎を解いていません。というより、解く気もありません。
     卵の殻にあけられた穴より大きな骨片が、どうやって中に納められたのか。
     どれも穴を布でふさがれていたのに、前日の晩に彼が目撃されている。たった一晩の作業とはとても思えないこと。
     そして、粉々に引き裂かれた現場が、どこにもみつからなかったこと。
     何より、道具なしに人力で人を引き裂くことができるのか。それも粉々に。できるわけがない。
     英子さんは、今は精神病院にいるそうです。
     おなかの子供がその後どうなったのかは聞いていません。

     一樹さんが何にどのようにして殺され、いかなる方法で卵の中に入れられたのか。
     解答はありません。

    436: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/08(金) 15:34
    >>432-435 、怖いよー!
    単なるサイコものじゃないとこが曲者。

    441: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/10(日) 01:00
    僕、本名一樹なのでドキッた

    489: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/14(木) 08:30
    ネジ

    小学校の時、机を向かい合わせにして食べていた女の子。
    何故かいつも身体のどこかしらに痣があった。
    ある日、いつも通り給食を食べているとその子の顔色が悪い。
    嫌いなものでもあるのかな、と思っていたら突然吐いた。
    その嘔吐物の中に、何故か小さな金属のネジと、巻貝(田螺?)の
    殻があった(特にネジは結構な量)。当然給食にはそんなものは入っていない。
    クラス中が騒然とし、担任も狼狽していたのは物凄くよく覚えている。
    結局まるで漫画のようにその子は直後に転校していったのだけれど、いったい
    あれは何だったのか、今でも思い出すと妙な恐ろしさを感じる。

    ちなみに転校したはずなのに、その後も近所の団地公園でよく見かけた。

    490: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/14(木) 09:43
    >>489
    それ怖すぎます。
    漏れるよ?(w

    491: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/14(木) 10:04
    >>489
    こえーよぉ、マジこえぇぇ ゾクッ

    492: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/14(木) 10:15
    >>489
    self abuse の子だろうか?
    アメリカの大学に留学していたとき、
    沢山ではないけれど、時々見かけた。
    とにかく身体中、痣だらけ傷だらけ。
    でも、そういう子って奨学金とか沢山もらえるんだよねえ。

    494: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/14(木) 11:38
    >>489さん
    何て病名か忘れちゃったけど、普通食べられないものを
    食べてしまう病気があると聞きました(一種の精神病?)
    ある男性(日本のひとだったか?)が腹痛を訴えたので
    レントゲンを撮ったところ、異常な影。
    開腹手術をしたところ、なかから釘や鍼、ネジ、針金、安全ピン
    といった金属類が出てきたらしい。小型のハサミか何かも
    飲み込んで、それが胃壁を破ってたとか…
    金属は腐食してるものもあり、結局胃をほぼ全摘出したらしいです。
    他に壁土や粘土等を食べちゃう人もいるらしいから、
    それと同じ病気かな…と。
    でも身体のアザの理由にはならないですね。

    495: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/14(木) 13:51
    オホホホホホホ
    今日は+ネジのシチューよ
    残さないで食べなさい・・・・・・
    好き嫌いする子は・・・・・・・・・・解ってるわね

    496: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/14(木) 13:55
    ママン、鉄分が必要ってのはわかるんだけど、ステンレスはやめてよ。

    497: 2001/06/14(木) 14:00
    こわー

    506: うどん 2001/06/14(木) 21:48
    真っ赤な小人

    5年程前、帰省のため、福岡行きの新幹線に乗っていた。
    その客車は、かなり空いていた。
    新横浜で、一人のおばさんが乗り込み、通路向こうの席に
    座った。
    おばさんは、隣の女性にしきりに何か、訴えはじめた。
    様子が明らかに変だ。
    おばさんは、寝巻きのまま飛出して来たような服装で
    ピンクの汚れたスリッパを履いている。
    話のほうも支離滅裂で、なんとか聞き取れたのは、
    「京都のお寺に、逃げ込む」「夜、眠れない」
    「眠ると、真っ赤な小人が大勢やってきて、
    家をガタガタ揺らすのだ」ということ。
    話すうちに、恐怖がよみがえり、半狂乱になっていく。
    私と、隣の女性がなんとか落ち着かせた。
    安心したのか、おばさんは眠気を訴え始めた
    京都に着いたら起こしてくれ、と何度も懇願しながら
    おばさんは、眠りに着いた。
    しばらくして、おばさんが、うなされ始めた。うわ言を
    繰り返す。
    「こわい やめて かんべんして ゆらさないで…」
    その頃には、恐怖は完全に、我々にも感染していた。
    凍りついた我々を乗せて新幹線は、西へと、疾走していく…。

    525: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/16(土) 21:40
    おまえも入らないか

    ある旅行会社の添乗員が、ツアー客と共に沖縄のリゾートホテルへ行った。
    そのリゾートホテルではプライベートビーチを持っているのだが、そのビーチ
    には潮の関係でよく死体が打ち揚げられるという。
    そのうちあげられた死体は一時ホテルの部屋で保存される事もある。
    その部屋は普段はもちろん使われていない、ホテルの一階にある部屋だったが、
    この添乗員はその部屋を使う事になった。時期がお盆でどこの部屋も空いてい
    なかったからだ。

    526: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/16(土) 21:50
    添乗員は疲れもあり、寝入りこそ良かったものの、夜中、
    壁に向かって横向きに眠っていたその背後の気配に気がつき
    目が覚めてしまった。
    この部屋の中で何人かが話し合っているような気配だった。
    その何人かは時々添乗員に聞こえる声で、「おまえも入らないか」
    と誘ってくる。そしてその何人かは添乗員が起きている間にも
    増え続け、最終的には15,6人ほどの気配がするまでになった。

    527: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/16(土) 21:57
    その間にもその何人かは添乗員に「入ってこい」と誘いをかけ、
    ついには「こい」という声と共に肩にぽんぽんと叩かれ、つかま
    れるような感触までも感じるようになった。
    添乗員は冗談ではない、と思ったが、ここは無視するに限る、と
    冷や汗と寝返りをうちたくなる衝動をぐっとこらえ、うその寝息
    をたてていた。

    528: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/16(土) 22:11
    彼らは時々添乗員に声をかけるものの、自分達の話が盛り上って
    いるようだった。しかしながら添乗員は一時も気を抜けなかった。
    気を抜くと振り返らせられそうで恐かったからだ。
    それを延々二時間ほど続けていたらしい。
    窓から薄明るい光が射し込んできた。すると、それに伴い小さ
    い部屋から気配が少しずつ消えていくのが分かる。
    そして、日が明るくなるに連れて気配は消えていき、とうとう
    彼が薄目を開けると、前の壁に朝日の光が当たっていた。
    朝が来た、と添乗員が体の力を抜いた瞬間、
    「ほんとはおきてたくせに」
    と耳元で声が聞こえ、今度こそ完璧に部屋の気配はなくなった。

    529: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/16(土) 22:20
    ひ~!

    530: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/17(日) 00:40
    >>525-528(・∀・)イイ!!

    531: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/17(日) 06:47
    少女行方不明事件

    数十年前になるけど、近所で少女行方不明事件があった。
    現在も見つかっていなくて行方不明のままだ。これは全国版の新聞でも
    紹介されたし事件があった事だけは紛れも無い事実だ。
    どの事件か特定出来るような記述は避けておく。
    これから書く事はよくある噂話のようなもので真実は判らないので・・・。

    その事件が起こってから4、5年経過した頃、俺は母親からこんな話を聞いた。
    「この前ね、Iさんが雨の日に夕方、**町の奥にある池のほとり歩いてたんだって。
     そしたら女の子が傘もささずに向こうの方から歩いてきて・・・ほら、あそこは
     あまり人も通らない所だし、家も少ないでしょ?あの近辺にある家の子供だったら
     大体顔見知りだけど、その子は全然見たことなかったんだって。
     雨の中傘もさしてないから、ちょっと変だな?と思ったらしいの。
     そのまますれ違ったんだけど、気になるから少し歩いて振り返ったら誰も
     いなかったんだって。もう怖くなって急いで走って帰ったんだって」
    池のほとりのどこですれ違ったのか判らないけど、そこは急に姿を隠したり出来る
    場所なんてないし見通しも良い為、俺も少し不思議に思った。
    「それでねIさんが言うには、その女の子が・・・ほら、あの行方不明になった
     娘がいたでしょ?**ちゃん。あの娘にそっくりだったっていうのよ」
    これには俺も後からとってつけたような話で、ふ~んと聞き流した。

    それから数日後、まったく別の人からこんな話を聞いた。
    「行方不明になった**ちゃんっているでしょ?霊能者の人があの子の家から
     東南の方角に埋まっているって言ってるんだって。**ちゃんの姿が濡れた
     ように見えるから池か沼の中に埋まっているんじゃないかって言うんだけど、
     本当なのかしらねぇ~」
    これを聞いて俺は驚いた。Iさんが少女を見た池というのは、行方不明になった
    娘の家から東南の方角にあるからだ。

    もしかすると少女はその池の中に沈んでいるのかも知れない。

    532: 2001/06/17(日) 10:51


    あるアパートでの出来事。
    5階建てのアパートの最上階に住んでいる家族。
    その家族にはもうすぐ幼稚園に入園予定の女の子がいました。
    お昼御飯を食べ終わった後に女の子を近所の公園に
    散歩に連れて行くのが母親の日課でした。
    ところが今日に限って女の子はお昼ご飯を食べ終わると
    何処かへ遊びに行ってしまったのです。
    しばらくして帰ってきた女の子に、心配になった母親が
    「どこに遊びに行っていたの?」と聞くと、
    「アパートの裏で豚さんと遊んでいたの」と言いました。
    (裏で豚なんか飼っていたかしら?)
    母親はそう思いつつも1人で遊びに行けた女の子を少し見直しました。

    夜になり父親が帰って来るのを2人で待っていました。
    しかし、いつまでたっても帰ってきません。
    「お父さんまだ帰ってこないの?つまんないから豚さんと遊んでくる」
    女の子はそう言うと母親の手を引っ張り
    「お母さんも一緒に行こうよ」
    と言いました。
    子供一人で行かせるのも心配だし、自分も豚を見てみたいと言う気持ちがあったので
    一緒に行く事にしました。
    女の子の手を握り階段を下りてアパートの裏へ周りました。
    そこはとても生き物を飼っているとは思えない薄暗い場所。
    「どこに豚がいるの?」母親がそう聞くと女の子は持っていた懐中電灯で
    ある場所を照らしました。
    「あれだよ、ママ」
    そこには屋上から飛び降りて顔面が潰れた父親が横たわっていました。

    533: あなたのうしろに名無しさんが・・ 2001/06/17(日) 14:18
    >>532
    なんか・・・すんごい・・・厭な怖さ。

    546: ネコメン 2001/06/17(日) 22:15
    しのうかさん

    このスレは知的財産ですね。「お前が100円出さなきゃ全部消す」っていわれたら出しますね、たぶん。
    僕もひとつお話しましょう。といっても身の回りの怪談の類はこれ一つしかないですけど。
    僕の地元(高知県)に「しのうかさん」という都市伝説のようなものがあって、詳細は良く知らないんですが名前だけは子供の頃から聞いていました。浦戸大橋の近くにある民家の話だったと思いますが。知ってる人がいたらフォロー願います。
    これは場所が違うので別の「しのうかさん」のようです。前振りが長くなりましたが弟の体験談です。

    547: ネコメン@続き 2001/06/17(日) 23:24
    弟が中学生のころに同い年のSと一つ上のT先輩に連れられて肝試しに行った。
    バイク仲間の間で有名なスポットで、「しのうかさん」という場所(?)らしい。伊野町の方だそうです。で、夜中3人でそこへ行くと、寂れた民家があって有刺鉄線が巻かれキケンとかかかれた看板がある。
    中に入ると電気も通ってないので懐中電灯をつけて居間っぽい畳敷きの部屋に座りこんだ。T先輩だけ一度来たことがあって弟とSは何があるのかも知らなかった。で、T先輩曰くここで「しのうかさん」という怪談を「作る」と不思議なことが起こるという。つまり「しのうかさん」自体に正体はないらしい。
    まず弟が思いつくままにこんな話をした「昔この家の息子と近所の家の娘が恋に落ちたけれど、両方の家族から反対され思い悩んでいた。ある日娘が深刻な顔をして『ねえ、死のうか。一緒に死のう』と言った。男の方は女の情念が怖くなり家を捨てて逃げた。女はこの家のこの部屋で首を吊った」

    549: ネコメン@続き 2001/06/17(日) 23:29
    これを聞くと、今までビクビクしている弟たちをからかうようにリードしていたT先輩が真っ青になって震え始めた。
    続いてSが話しはじめた「昔この家の息子と近所の家の娘が恋に落ちたけれど、両方の家族から反対され思い悩んでいた。ある日娘が深刻な顔をして『ねえ、死のうか。一緒に死のう』と・・・」
    そこでT先輩が「それさっきN(弟)がゆうたやいか」と叫んでガタガタ震えながら部屋を飛び出した。訳のわからないまま3人とも家を出てバイクに乗った。それでT先輩の家まで帰りつくとようやく落ちついてT先輩がいった。
    「前来た時もツレがお前らと同じハナシしたんじゃ」

    550: ネコメン@ラスト 2001/06/17(日) 23:42
    その後よくよく話を聞いてみるとあそこで「しのうかさん」の作り話をすると呪いがかかって、近いうちに「しのうか」という声を何らかの形で聞く、そこで「しのうしのう」と返答しないと死ぬ、という話だった。
    都市伝説の類のようだが結局T先輩もSも弟もそのあと異変はなかったようで今もピンピンしている。
    しかし作り話がかぶるというのだけが気味が悪い。気になるのはSが何故弟と同じ話をしたのかという点だけど、弟は何故かは聞いてないという。弟たちは気にならなかったそうだ(なんでだよ)。

    文章へたでスマソ。最後におまけ。試しに僕も「しのうかさん」で作り話してみました。カキコの大筋は実話ですが弟の先輩の名前はTではなくKです。さあなにか起こるかな♪

    552: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/17(日) 23:46
    しのうかさん・・・
    そのひびきが一番怖い

    560: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/18(月) 07:56
    着信履歴

    ○○(デパート)で買い物をし終え、駐車場へ向かう途中、
    自分のバイクの横に携帯電話が落ちているのに気がつきました。
    丁度すぐ近くに警察署があるので、届けてあげようと思い、
    拾い上げたとたん、ピピ・・・と着信音が鳴りました。
    人の電話だし、でてもよいものか迷ったのですが、
    本人からの電話かもしれないし、でてみる事にしました。
    僕「もしもし?」
    「…。」
    僕「あ、あの…。」
    「…。あ。すいません。俺、この電話をどこかで落としたみたいなんで…。」
    どうやら電話の持ち主のようでした。
    僕「あ、良かった。○○の駐車場でこの電話を見つけたところなんですよ」
    「…そうですか。じゃあ、5分以内に取りに行きます。どうも、すいません…。」
    僕「解りました。待ってますよ。」

    やけにそっけない男性の声でした。
    まぁ、5分くらいなら、と思い煙草を吸いながら待っていました。
    すると、また電話が鳴りました。また本人からだと思い、すぐにでたのですが…。
    僕「あ、もしもし」
     「もしもし」
    電話の声は、先程の本人のものではありませんでした。
    「こちらは○○警察署の、○○と申します。」
    僕「はぁ…。」
    警察?何故警察から電話が。しかし、でてしまった以上、
    事情を説明するしかありません。
    「この電話はあなたのものではないですね?」
    僕「え、そ、そうです。実はたった今○○の駐車場で拾ったばかりで…。」
    何故か、警察の人は事情を知っているようでした。

    561: 560 2001/06/18(月) 07:57
    これなら話ははやいなと思い、説明を続けることにしました。
    僕「あ、でももうすぐ本人が取りにきてくれる事になってるんで。」
    「は?」
    警察の人はすっとんきょうな声をあげました。少し間があき、続きます。
    「…実はね、今あなたが持ってる電話の持ち主の人、そこのデパートの前の
     交差点で交通事故にあって、昨晩亡くなってるんですよ。」
    僕「えっ??あ…でも…。」
    僕は耳を疑いました。持ち主は死んでる?
    しかしたった今持ち主と電話で話をしたばかりなのに…
    「まぁ丁度良かった。○○のすぐ近くの警察署なので
    もし宜しければ持って来てもらえますか?」
    僕「…あ、はい…。」
    電話は切れ、仕方がないので僕は警察署へ届けることにしました。
    先程の電話は多分、誰かの悪戯なんだろうと自分に言い聞かせながら。
    少しバイクを走らせると、すぐに警察署につきました。
    受付に行き、事情を説明すると担当者を呼んでくれる事になり
    ソファーに座って、待つ事にしました。
    と、またピピ…と電話が鳴りました。
    僕はさっき電話をくれた警察の人が確認の連絡をしてきたのかな
    と思い、電話をとったのですが…
    「…もしもし」
    電話の声は持ち主の声でした。
    「…ひどいじゃないですか、駐車場で待っててくれるって言ったのに」
    僕「あ、あ、あなた…。本当に本人なんですか!?
      持ち主の人は死んでるって…」
    僕はあまりの恐怖に声にならない声を出しました。
    「…。やっぱり…そうか。」
    そう言うと、電話は切れました。
    その後やってきた警察の人にこの話をしても、信じてはもらえませんでした。
    そこで、この電話の着信履歴を確認してもらうことにしました。
    しかし、着信履歴の画面には警察署からの履歴しかありませんでした。

    591: 雨の日の出来事 2001/06/19(火) 21:25
    雨の日の出来事

    5年前の、ある梅雨の日の出来事。
    会社で昼食を食べているときにそれは起こった。
    友人と会い向かいの席で話をしながら食事をしていると、
    席の横にある窓から友人が何気なく雨の降る景色を見た。
    食堂は2階なのでその窓からは町が見渡せる。
    窓の外を見る友人に異変が起こった。
    景色を食い入るように見たまま固まってしまったのである。
    そして表情が見る見る恐怖に歪んでゆく。
    「おい、どうしたんだよ」
    話しかけても動かない。
    友人の視線につられるようにして自分の視線も窓の外へ行く。
    外は雨だった。そして異常な物にすぐ気付いた。
    目の前に立ち並ぶ電柱。
    その電柱のてっぺんに近いあたりに老婆がいた。
    それも腰から上だけが、斜めに突き出していたのである。
    雨ではあったがその老婆の顔はやけにはっきりと見えた。
    その老婆の顔は二度と忘れられないほど異様であった。
    その目も鼻も口も、つまり顔の造作の一つ一つが
    奇妙なほどに顔の中心に寄っていたのだった。
    そして不釣合いなほど大きな口は顔が歪むほど笑っていた。

    592: ウニ 2001/06/19(火) 22:36
    怪談の部屋

    かなり昔の話ですが、記憶が確かな限り実話です。

    小学校のころ、カブスカウト(ボーイスカウトのひとつ下)の合宿でお寺がやってる山の中の民宿(?)に夏休みに泊まりに行ったときのこと。
    そのお寺には珍しい「笑い地蔵」というやつが沢山あって、その笑い顔だけで結構怖かったんだけど、そこの住職が夜に本堂で怪談をし始めてビビリの僕は思わず耳を塞いでいた。
    怪談話がやっと終わって就寝の時間になった。僕たちの班は四人部屋で、2段ベットが2つあるだけだった。さて寝よう、という段になって部屋の前を別の班の奴らがヒソヒソ話をしながら通りすぎた。
    「・・・この部屋よなあ・・」とか言っていたので気になって問い詰めると、さっきの住職の怪談はこの部屋の窓の真下にある寺の蔵(だったと思う)にまつわる話だったそうで、この部屋にも夜中変なことが起こるとか言っていたそうである。
    怖くなって具体的な話を聞かずに部屋に帰ったら、よりにもよって同じ部屋の3人も住職の話に耳を塞いでいたという。そうして怖がり男ばかりの部屋にも引率のリーダーがやってきて「消灯して寝ろ」というのである。
    四人とも中途半端に知ってしまってかなり怯えていたが、同じベットで寝るというのも情けない話だったので仕方なくそれぞれのベットで眠りに入った。
    僕は寝相が悪かったので下のベットを使っていたのだが、怖くて眠れたもんじゃなかった。しかし昼間さんざん遊びまわっていたので疲れがドッと出てきていつの間にか眠っていた。
    で、夜中体に衝撃が走って目が覚めた。ああ、ベットから落ちたんだと気付いてからのろのろとベットに這い上がろうと手探りしていたら、ない。ベットがない。

    593: ウニ 2001/06/19(火) 22:40
    視力が悪い上に暗やみだったので事態を把握するのに時間がかかった。僕は部屋の両端にある2段ベットのちょうど真ん中、つまり部屋の真ん中の板張りの上にいたのだ。
    なんでこんなところに? あの衝撃は確かに落下した時の衝撃だったのに。ぼおっとした頭のまま自分のベットにもどるとジワジワと怖さが湧きあがってきて、「おい」という声に心臓が縮み上がった。
    「おい、K(僕の名)、起きとるんか・・」隣のベットのSのぼそぼそとした小声だった。内心どきどきしながらも「どうした」と2段ベットの上に小声で呼びかける。
    「ちょう、来て。頼む」Sが変に押し殺した声でベットの上からいっていたけれど、こちらは起きてる仲間がいたという安堵感も少しあり、「なんや」と隣のベットに上がっていった。
    その立て梯子をのぼる途中でSが言ったのである。「俺の頭の上のガラス(ガラス窓)、ずうっと叩きよるヤツがおる」
    思わず足が止まった。僕の顔がSのベットに半分ぐらい出たところだった。Sは窓の反対側で頭からふとんをかぶって震えていた。
    そして僕にも聞こえたのである。
    コン、コンと。

    594: ウニ 2001/06/19(火) 22:42
    そっちを向こうにも顔が金縛りのようになって向けなかった。向いていれば何が見えたのだろうか。ともかく僕はその時梯子をそのままの姿勢で飛び降りてしまい、うまく着地できずに体をしたたかに打った。そして気を失った、らしい。
    朝気がつくとリーダーとお寺の人が僕を介抱していた。落ちたときの音では大人たちは気がつかなかったらしく、朝の見回りで床に倒れている僕を発見したらしい。ちょうど部屋の真ん中だったそうだ。
    幸い大した怪我もなく、すぐに普通に歩けるようになったがリーダーが凄い剣幕で住職に食って掛かっていた。子どもはそういう話に影響を受けやすいから・・ウンたらカンたら。昨日の怪談話がやりすぎだったと怒っているらしい。子どもながらに責任転嫁だと思ったが住職は平謝りだった。
    あとでSに夜の事を聞いてみたらSは青い顔をして覚えてないという。食い下がったが結局Sがひどく怯えていることしか分からなかった。あるいは僕が落ちたのにすぐ助けなかったから気まずいのかもしれないと思った。
    かわりに同じ部屋のあとの二人から意外な話を聞いた。ひとりは「夜中目が覚めて窓のそとに黄色い煙みたいなのを見た」といい、もうひとりは「夜中窓をドンドンと凄い音で叩く音を聞いた」という。全員が何らかの異変にあっていたのだった。
    この話をしていると大人たちが怒るのでほとんど話せずじまいだったが、ひとつ分かったことは昨晩の住職の怪談は「夜中この部屋の下の蔵から女のすすり泣きが聞こえる」という内容だったこと。
    それとはあまり関係なかったがとにかく洒落にならない怖い記憶として僕の脳裏にこびりついている体験だった。

    長文読んでくれた人に感謝。

    595: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/19(火) 22:43
    >>592-593
    あんた怖すぎっ!(w

    600: ウニ 2001/06/20(水) 05:39
    チョコ

    これも小学校の時の話。

    小学校の下校途中で、仲間と騒ぎながら信号待ちをしていると、1人が側溝のコンクリートの蓋の間に覗く100円玉を見つけた。
    蓋はとても持ち上がらなかったが意地でも取りたくなって、四車線隔てた向こう側の下水溝から侵入を試みた。
    泥だらけになりながらさまよったが結局100円玉は見つからず、かわりに発見した汚らしい包みを拾って外に出た。
    相当古そうなそれは、破いてみるとチョコレートだった。
    ははあ、バレンタインのチョコが相手に捨てられたんだな、と一同察知してもう一度下水に流そうとすると、腐ったチョコの裏から手紙が出てきた。
    ウワー カワイソウと思いながらも興味本意で読んでみると、心臓を掴まれたような寒気が襲ってきた。
    「赤い目をした人へ 赤い手をした人へ」    
    おもわず下水溝の奥の方へ波きりの要領でチョコごとブン投げて全員逃げた。
    後から考えてみると絶対変な文面とも言えない気がするが、その時はもうホントに怖くて気味が悪かった。
    しばらくチョコ食えんかった・・・・

    601: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/20(水) 11:16
    工事現場の看板

    これは俺が中学の時に通っていた塾の先生の体験談。

    先生は売れる前のTOMCAT(北斗の拳の主題歌で有名)のメンバー。
    その日はメンバーである友達にベースを渡す約束があり、車で向かっていた。
    仕事明けで深夜十二時をとうに回っていた。
    かなり田舎で、道が分からない。
    すれ違う人はおろか、車も通らない。
    ぽつりぽつりと民家が点在するが、街灯も無く、田んぼ道が続く。
    とある十字路で、電話ボックスを発見。(当時、携帯なんて無かった)
    友達に道順の確認をすることに。

    今まで東に向かって車を走らせていた。
    十字路を左折してすぐに停車。
    車は北に向かう格好となる。
    公衆電話は四方へ伸びる道のうち、北へ続く道に設置してあった。
    その道は急な昇り坂になっている為、ヘッドライトに照らされた部分より
    上部は暗闇である。
    先生は電話ボックスに入ると、何とは無しにヘッドライトに照らされた
    路面を見ながら電話をかけた。

    電話に出た友達に、道を確認する。
    ふと、ヘッドライトに照らされた路面と上部の暗闇の境に何かが見える。
    「?」
    工事現場の看板らしい。
    『工事中、御迷惑をかけてすみません』と
    ぺコリと頭を下げたオジサンが描いてあるアレだ。
    そう思っていた。

    602: 焼そば 2001/06/20(水) 11:17
    会って話せばいいのに、公衆電話での会話が続く。
    その時また『工事現場の看板』に目がいく。
    「!!」
    さっきよりも手前に来ている!
    不信に思い、初めて目をこらす。
    『工事現場の看板』では無かった。
    5、6才くらいの女の子のように見えた。

    「おい、どうした?」
    友達が聞いてくる。

    「なんか女の子がいるんだよ。」
    話してる内に『それ』はゆっくりと近付いている。
    もう全身がヘッドライトに照らされていた。
    赤いワンピースを着た、おかっぱ頭の女の子。
    下を向いているので顔が見えない。

    現在地の説明は済んでいた。
    「おい!そんなとこに家なんか無いぞ。
     第一、今1時半だぜ・・・ヤバくないか?」

    突然、えも言われぬ恐怖感が襲ってきた。
    『ソレ』は10メートル位まで近付いていた。
    まっすぐ電話ボックスに向かってきている。
    電話を切り、電話ボックスから飛び出した途端、

    「ギャハハハハハハハハ!」

    『それ』が笑い声を上げて走ってきた!

    つづく

    603: 焼そば 2001/06/20(水) 11:18
    心臓が締め付けられるような恐怖。
    車に飛び込んだ。
    同時くらいに『それ』がフロントガラスに覆い被さる。

    「ギャハハハハハハハハハ!」

    凄まじい笑い顔をしていた。
    黒目が上を向いている、口の中が真っ赤だ、歯が見えない。

    「うわあぁぁぁぁ!!!」
    ギアをバックに入れ、急発進。
    『それ』を振り切り友達の家まで辿り着いた。

    ===後日談===
    上り坂の先には精神病棟があった。
    そこから抜け出してきた患者さんかも知れない。
    もう一つ・・・その際には暗くて見えなかったが、
    十字路の西側に公園があったんだそう。
    そこで何年か前に、女の子のバラバラ殺人があった。
    もちろん前者であると信じたい。

    先生がコミュニケーション作りとしてした話かも知れない。
    しかし今でも時々思い出して鳥肌がたってしまう。
    省略したところもある。
    電話ボックスには実は二度入っていて、一回目の時にも
    変な現象が起こっているんだ。
    文章でうまく伝えられたかどうか分からない。
    希望者には身振り手振りでお話してあげます(美人限定)

    604: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/20(水) 11:23
    昼間っから怖い話聞かせるな!
    萎えちゃうだろうが!
    まったく…、今ゼミ室で一人だって言うのに…。

    607: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/20(水) 12:29
    >>601
    TOM☆CAT・・・・
    むかしは普通に有名だったのに今は「北斗の拳の主題歌で有名」って・・・
    じぇねれーしょんぎゃっぷかねえ

    627: udauda 2001/06/21(木) 02:08
    乳母車

    これ、2日前のことですけど、だれかその後のことを知ってません?霊とかじゃないけど。
    僕は京都の某大学の研究生なんですね。
    それで帰るのとか結構遅くなって、夜の1時ごろに学校を出ました。
    僕は実家に住んでて、そこは京都でも下町というか、昔からある住宅地で、
    まあ、そんな訳で深夜になったらあまり人も出歩いていない、静かでよい
    場所なんですが。
    原付きで走ってたら、ほんとにすぐ家の近くのお墓の
    ブロック塀壁(京都ってそこら中にちっちゃいお寺とかお墓があります)の
    そばに乳母車がおいてありまして、なにげに見たら赤ちゃんらしいモノが乗ってました。
    周りを見ても誰もいなく、ホントは早く帰って寝たかったんですけど(次の日からシンポジウムで東京に行くことに
    なっていたから。ちなみに今も東京)、見てしまったから放っとく訳にもいかないと思いました。
    流行り(?)のステゴのようで、面倒だなと思いながらも近所の派出所まで連れて行きました。
    乳母車は壊れており、持つところがなくて、赤ちゃんが乗るところの横のところを持ちました。

    628: udauda 2001/06/21(木) 02:15
    途中で気になったのですが、どうも乗ってる赤ちゃんが黙ったままで、
    しかも動く気配すらないので、ちょっと嫌な気がしました。
    なんとなく、もしかして、と思い始めました。
    なんとなく恐くなって、なるべく「赤ちゃん」を見ないようにして押していました。
    早く派出所に連れて、帰りたくなりました。
    街灯の下にきた時に、ちょっと赤ちゃんの手を見てしまいました。
    色が変でした。
    暗いところで街灯の白い光りに当たっていただけかも知れないですが。

    629: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/21(木) 02:23
    それから恐くなって、早く警察のところまで連れていこうとしました。
    派出所に着いて気付いたのですが、どうも無人のようでどうしようかと
    思っていたら、乳母車が段差につまづいてガタンとゆれました。
    その拍子に、赤ちゃんがグラッと僕の手の方に倒れてきました。
    多分ほっぺたか、口が僕の手に当たって、その時の感触が無茶無茶冷たかったので、
    これは絶対赤ちゃんの死体を乗せた乳母車だと思い、そのまま派出所の前に
    置いて、逃げてしまいました。
    次の日には東京に行った訳ですが、ニュースかなにかで話題になってないですか?
    嬰児遺棄とかいうニュース見ると、ドキッとします。
    ちなみに京都市上京区です。

    630: ラッシュアワー 2001/06/21(木) 02:24
    タンス

    数年前。
    友達と一緒に住んでいた事があった。
    友達が、先輩から、タンスを貰った。元々はリサイクル屋で購入したものらしい。
    そのタンスは、私の部屋に置かれた。

    その後、よく、女性の髪の毛が床に落ちているのを見かけた。
    私も友達も、自慢じゃないが女っ気なんてなかったので、なんとなく奇妙だなあ、とは
    思ったけど、特に気にはしなかった。
    たまに、ものすごい寝汗をかいて(シャツが文字通りビショビショ)目覚める事もあった。
    多分、ものすごく怖い夢でも見たんだと思うんだけど、まったく記憶に無かった。

    その後、二人とも引っ越す事になり、荷物をまとめていた時。
    タンスの中身も片づけていると、一枚の紙切れを見つけた。
    なんだろう、と思って、その、四つ折りにされた紙を広げてみると、女の子の文字で
    延々と、クラスメートや家族への恨みつらみが書かれていた。

    それぞれの事には関連性は無いのかもしれないけど、なんだかゾっとした。

    652: あだまうろ 2001/06/21(木) 23:48
    山奥のキャンプ場

    川の中州に作られたそこは、一時期のモノマニアックスなアウトドアブームの終了と、
    ニュースでも報道された遭難事故の為に、既にさびれきっていたが、そこにテントを
    張った5人の男たちにはかえって好都合だった。

    夜になると外には真の闇が広がり、音も川のせせらぎと、ときどきテントをささっと
    なでていく柳の枝の立てる音のみ。

    既に明かりは消され、男たちはテント内の思い思いの場所で眠りについている。
    イビキや、ときおり聞こえる体を動かす音が混じってはいるが、あいかわらずの
    静けさだ。

    ひとりの男性が、さっきから寝付けないのか、何度も寝返りをうっている。
    屋外で眠るのは慣れっこなはずなのに、その夜は何故か体のどこかにイヤな感じが
    まとわりつくようで、寝付けない。

    男はその原因に、やがて気づく。

    柳の枝がテントを打つ、ザザー、ザザーという音が、寝る前より激しくなっている
    のだ。しかもよく聞いてみると、音は、こちら側を打っている…と思えば向こう側を打ち、
    また別のところを打つ。
    テントの回りにはそんなにもヤナギは群生していなかったハズだが…と思った男は、
    さらにその音には規則性があることに気が付いた。

    ザザー、ザザーという音は、テントの回りをゆっくりと、ぐるぐる回っているのだ。

    男はテントから顔を出し、音の正体を確かめようとした。
    そして運悪く、ちょうどテントの角を曲がってきたそれと、顔をつきあわせてしまったのだ。

    それは、長い髪の毛をざんばらに振り乱す、ゲタゲタと笑う若い女だった…。

    653: あだまうろ 2001/06/21(木) 23:53
    >>652の続き

    のちに分かったことだが、その女は近くの村に住む地主の出戻りの娘さんで
    どうやら精神に異常のある人だったらしい。

    その翌朝、テントから出てみると、女はどうやら裸足だったようで、
    テントのまわりには、血で押された女の足跡が円を描いていたという。

    692: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/24(日) 14:02
    近所の子

    僕の子供の頃の体験なので、記憶があいまいな部分は創作をまぜてあります。
    幼稚園に通っていた頃、近所でよく遊んでいた女の子がいました。

    僕の親は、その子に会った事が一度もありません。近所の子なのにそんな事
    は無いだろうとお思いでしょうが、事実です。
    その子は、僕の家に招待しようとすると、何故か何やかやと理由をつけて断わ
    るのです。また、遊んでいる最中に急に「もう帰る」と言い出す事もあり、その
    子が立ち去ると、大抵数分後に親が迎えに来る。そんな感じでした。

    逆に、僕がその子の家に遊びに行った事はあります。小さな木造の、良くない
    言い方ですがあまり恵まれてなさそうな雰囲気の家でした。僕もまた、その子
    の親に会った事はありません。共働きで帰りが遅いのか、その子の家に行って
    もいつも誰もいませんでした。

    693: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/24(日) 14:10
    夏の終わりの頃、いつものように遊んでいると、彼女は突然「さみしいけど、
    もう一緒に遊べなくなる」と言い出しました。引っ越すのだろうか、と思って
    聞いてみても、なぜかあいまいな答えをしてはぐらかされてしまいます。
    何度か問答しているうちに、その子は「もう帰らなきゃ」と言って止める間も
    なく走り去ってしまいました。しつこく聞いたから怒らせちゃったのかな、など
    と考えているうちに、母親が迎えにきて僕は家に帰りました。

    次の日、どうしても昨日の事が気になっていたので彼女の家に向かいました。
    怒らせてしまったならあやまらないと、そんな事を考えながら歩くうちに到着
    しました。

    694: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/24(日) 14:25
    その家は、廃墟でした。
    玄関の扉も窓ガラスも破れ放題で、小さな庭は雑草で埋め尽くされています。
    物干し竿をかける鉄の柱もボロボロに錆び、壊れて開け放たれた玄関から
    中を覗くと、朽ちた畳には厚く埃がかぶっています。あきらかに、もう何年も
    人が住んだ形跡がないのです。

    そんなはずは無い。確かに彼女の家はここだし、つい数日前にも遊びに来た
    はず。幼い僕は、事態を飲み込めずただぼんやりと、その廃墟の周りをうろ
    つき回っていました。

    僕は、破れた玄関から中に入ってみる事にしました。「おじゃまします」と小声
    でつぶやいて、そっと上がりこみました。
    小さな家なので、ふすまで仕切られた部屋が二つと、小さな台所があるだけ
    です。ぼろぼろに朽ちた家は、それでも、あの子と遊んだ記憶通りの作りを
    していました。家具の類は一切消えていましたが、柱の位置などはそのまま。

    柱の1つに、油性マジックの書き込みがありました。背丈を計ったらしい短い
    横線、その横に、ひらがなで彼女の名前が記してありました。

    695: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/24(日) 14:37
    ここは確かにあの子の家だ。そう確信すると、急に悲しくなってきてぼろぼろ
    と泣き出してしまいました。なぜか「もうあの子には会えないんだ」という事が
    確定的な事に思えたのです。冷静に考えると明らかに異常な状況、でも子供
    の僕は、とにかく彼女に会えなくなった事が悲しくて、廃墟の中で立ちすくんだ
    まま、しばらく泣いていました。

    その日、親には今日会った出来事を話すことができませんでした。数日後、
    いつも遊んでいるあの子が引っ越してしまった。何故か、そう嘘をついて
    報告しました。母は、いまひとつピンとこない感じで「そう、それはさみしいね」
    とだけ答えました。

    数十年たった今、あの子の顔ももうぼんやりとしか思い出す事はできません。
    それでも、彼女と仲良く遊んだ事と、あの白昼夢のような不可解な別れだけ
    は、忘れる事はないと思います。
    文章を書きなれていないので、乱文失礼しました。

    696: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/24(日) 14:58
    >>692-695
    オモロカッタ!(・∀・)イイ!

    697: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/24(日) 15:04
    恐いっていうより、切ない話だね・・・
    でも状況を冷静に見るとやっぱ恐い話か(藁

    698: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/24(日) 15:21
    >>692-695
    「異人たちとの夏」みたいだなや

    700: あなたの後ろに一文無しさんが・・・ 2001/06/24(日) 17:00
    >>692-695
    いろんな意味でいい話ですね。>>694の冒頭で背筋ひやりとしたし。
    読んでるとイメージや場面が広がるさりげない文章もいいですね。

    735: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2001/06/25(月) 19:30
    気の小さい人

    学生時代住んでいたぼろアパートの大家さんに聞いた話。

    そのアパートの二階に、頭の弱いおじさんが住んでいました。
    身体はプロレスラーの様に大きかったのですが、気が小さくて
    遠慮がちな大人しい人でした。
    ある日、そのおじさんは自分の部屋のトイレを壊してしまい、
    階下に水が漏れて、下の部屋に住んでいる気の強いおばさんに
    すごく怒られたそうです。
    それからおじさんは、公園のトイレで用を足すようになりました。

    それから何日かして、下の部屋のおばさんがテレビを見ていると、
    今度はそのおじさんの部屋から、飛び跳ねるような大きな音が
    何回も何回もしたそうです。
    おばさんは激怒して、また二階のおじさんの部屋に文句を言いに行きました。
    ドアを乱暴にノックして、静かにしろと叫んでいたおばさんは、
    部屋から腐ったような臭いがしているのに気がつきました。

    転がる様にやって来たおばさんに話を聞いた大家さんは、
    警察の人に立ち会ってもらって、おじさんの部屋を合い鍵で開けたそうです。
    中では、そのおじさんが首を吊って死んでいました。
    どろどろに腐った状態で、身体の下に腐った肉の水溜りが
    できていたそうです・・・・・・

    あの時、おばさんが確かに聞いた大きな音は何だったのでしょう?
    ほんの数日で、人間の身体がどろどろになるまで
    腐るものなのでしょうか?










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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2017年10月17日 00:26 ID:7YGi6hZr0*
    生体反応じゃなくて生活反応な。
    打ち身が痣になったり、創傷から出血の痕跡があったりするやつ。
    卵に詰まった肉片からよく反応出たねご苦労さん。
    2  不思議な名無しさん :2017年10月17日 00:52 ID:6yu7hYAZ0*
    ※1
    生活反応て、生体反応と同意義じゃないの?
    3  不思議な名無しさん :2017年10月17日 02:03 ID:.XbE.QTU0*
    引きこもりが道具も使わず人を卵サイズに引きちぎれて悲鳴も近所に聞こえないとかホラーどころかギャグじゃないか…
    4  不思議な名無しさん :2017年10月17日 03:11 ID:pSttTCXv0*
    手で人をバラバラ?粉々?
    小学生が書いたのかな?
    5  不思議な名無しさん :2017年10月17日 03:25 ID:cX9U69Vj0*
    うーん…これは酷い…
    6  不思議な名無しさん :2017年10月17日 04:11 ID:bbME0LJR0*
    なんで警察が調べるのをあきらめるんだよ
    7  不思議な名無しさん :2017年10月17日 05:55 ID:pTg9lmbr0*
    今回は良作が2、3ありました。
    8  不思議な名無しさん :2017年10月17日 07:12 ID:LR.Q.35D0*
    昔の記事なんやなあ
    今よりクオリティ高いやんけ!
    9  不思議な名無しさん :2017年10月17日 12:32 ID:vN9G925x0*
    精神病に対するヘイトが滲み出てて草
    精神病患者なんか普通に会社とか街におるんやで
    10  不思議な名無しさん :2017年10月17日 15:22 ID:Y.H5Rbno0*
    コテハンとかコメントとか、なんとも言えない感じがする。今読むとぞわぞわするけど、当時はこれが面白かったのかなぁ…
    話はもっとシンプルなのが好き。あんまりこねくりまわした話は鼻につく。
    11  不思議な名無しさん :2017年10月17日 16:27 ID:PGFcDM1e0*
    卵に人間のバラバラは大昔からある創作コピペだから今更突っ込んでもな…
    12  不思議な名無しさん :2017年10月17日 17:28 ID:gb3CRWXy0*
    よく見たらウニさんの話がちょこちょこあるのね
    師匠シリーズにはお世話になってるわ
    13  不思議な名無しさん :2017年10月17日 19:23 ID:hUKVFen30*
    ※3
    やったの父親
    14  不思議な名無しさん :2017年10月17日 20:23 ID:XZhJJvvB0*
    面白かったぁ!満足なり
    15  不思議な名無しさん :2017年11月19日 01:55 ID:7r5FJNco0*
    卵の話、父親がクソだな。

     
     
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