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死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?『"八尺様"が初投稿されたスレ』

2017年11月09日:23:00

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コメント( 18 )

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6: 本当にあった怖い名無し 2008/08/06(水) 02:20:49 ID:0LzFZKua0
呪われる話

聞いたら呪われるって話、よくありますよね。
一昨年か去年か、その類の話をきいたんです。
ここで、先に断っておきますが、その話自体はここには載せません。
私自身が心霊現象にあうまでは、得意になって友人に話していましたが、みんな心霊現象がおきたと言っていたり、事故にあったりしているので。
さらに、私が運営していたHPで紹介した結果、そのHPの常連さんはなどは、最近世間を騒がせた事件の被害者となりました。
そんなこともあって、さすがにここには載せられません。ネット上でまでも呪いは伝わるらしいので。
ここでは、私がその話をきいて体験したことを載せます。
この話自体載せるべきではないのかもしれませんが、いつまでもこの消えぬ恐怖を少しでもみなさんと共有したいんです。
でも、話をきかせた妹は、だいぶ経った今でもなんともないので、大丈夫だと思います。

私はその夜、私のアパートで友人2人と酒を飲んでいました。(仮にW、Kとします)
私は幽霊やなんかの類のことが大好きなので、勢いにまかせて友人に心霊スポットへいかないかと持ちかけました。
高校からの付き合いなのですが、高校時代から、そんなことを持ちかけるたびにこの二人は拒みました。
今回もそうなるだろうと思い、ダメ元で言ったんです。
すると、Wが急に「お前そんなこと言うな!これからも絶対そういうとこ行ったりすんな!」と、怒鳴りました。
Kも私もなぜそんなに怒るのかわからず、理由をきいても「いいから」とか「なんとなく」とか力なく誤魔化そうとするばかりでした。
Kと私は余計きになり、俯いて汗をドバドバだしているWにしつこくききました。
するとWは、しばらくすると折れて、「じゃあお前らいまから話すけど、絶対誰にも言うな。あと、霊現象がおきても俺は責任もたないからな」と、話し始めました。
WはWのおじいさんからその話をきいたらしく、Wのおじいさんも話すときに震えていたそうです。
私はWから話をききました。
管理人です!
今回のスレは洒落怖では超有名な話の「八尺様」が初投稿されたスレです。
今でこそよく聞く話ですが、はじめて投稿されたとあって、八尺様への反応が 目新しかったです。

※八尺様は一番最後になります。
※「生き人形」も有名ですよね

『生き人形』怖すぎ・・・改めて読んだけどこれは怖いわ
http://world-fusigi.net/archives/8684187.html






7: 本当にあった怖い名無し 2008/08/06(水) 02:21:49 ID:0LzFZKua0
ありきたりな話を想像していたのですが、予想をは裏腹に、ものすごく不気味で、言いようが無く怖い話でした。
私は小さい頃からその類のことを大量にきいたりして慣れているし、絶対出ると言われている心霊スポットに一人でいって、平然と帰ってくるような男です。
そんな私にとってもものすごく怖い話でした。
Wは淡々と話、話終え、「この話をきいて霊がでてきても、お経を唱えたりしたら絶対にいけない」といい、それきり黙りこくってしまいました。
Kはそれを隣できいていて、汗を額から噴出し、Wと同じように黙りこくっていました。
私は久しぶりに恐怖心を掻き立てられ、一人で静かに興奮していました。
その夜、KとWは私の家に泊まることになりました。
私は興奮さめやらず、KとWが寝ている横で、メールで友人にその話をしたり、HPで紹介したりし、いつのまにか携帯片手に寝ていました。
つぎの日、KとWは帰りましたが、仕事もちょうど休みだったので、家でゴロゴロしていました。
昼ごろ、ウトウトしていると、急に背筋がゾクゾクしました。
これは金縛りがくる前兆なので、内心大喜びで、「今日こそ幽体離脱するぞー!」とか考えていました。
金縛りになり、数分間幽体離脱しようと頑張っていました。
すると、部屋の呼び鈴がなりました。いつもなら「ピンポーン」となるのですが、その日は「ピピピピピピピンポポピンポン」みたいにリズミカルに鳴りました。
私は怖いとは思わず、内心大爆笑していました。金縛りは夢だ、ということもきいていたので、そのリズムにのせて幽体離脱を試みたりということすらしていました。
しばらくすると、呼び鈴は鳴り止み、金縛りはとけました。内心ガックシです。
すると、ドアをバンバン叩く音がしはじめました。
昨日のWの話、それと今日の金縛り(私は滅多に金縛りにはあわないのです)、そしてこのドアをたたく音、私はそれらのつながりをふと考え、さすがに少し怖くなりました。
しかし、最初から幽霊ときめつけるのはイカン、第一、昼間から幽霊なんて滅多にないだろう、と考えると、気が軽くなり、ドアをあけました。
それまで狂ったようにドアが叩かれていたのに、あけると誰もいませんでした。
また少し怖くなり、ドアをしめ、テレビをつけ、怖さを紛わす努力をしていました。

8: 本当にあった怖い名無し 2008/08/06(水) 02:22:48 ID:0LzFZKua0
1時間くらい経った頃でしょうか。
テレビが急にプツンと切れ、風呂場からシャワーを音がザァザァきこえました。
普段恐怖心をもたぬ私も、なんのことはありません。
心霊現象に遭遇していなかったから恐怖がなかっただけのようで、実際そのようなことがおこり、恐怖で風呂場を見に行くこともできません。
どうしようもなく怖くなった私は、部屋をでようと思いましたが、私の住むアパートは、玄関はいって右手に台所があり、左手に風呂場があるつくりになっていました。
つまり、部屋をでるには風呂場の横をとおらなくてはならないのです。
しかし、いつまでもグダグダしていて、このまま夜になってしまったら、そのほうが怖い。
意をけっして、玄関までダッシュしました。そして靴をはくときに、風呂場が気になって、チラリとみてしまったんです…。
女性らしきシルエットが、人間とは思えぬような動きでウネウネと動いているのが、はっきりみえました。
そしてそれを目にした瞬間、「ご飯よ!食べなさい!ご飯食べなさい!!」と女性が叫ぶ声が風呂場からギャンギャンきこえました。
一人の声ではありません。何人もの女性の声でした。怖くて怖くて、一目散に部屋をでて、Kの家にいきました。
きっと、恐怖が共有できる人と一緒にいれば大丈夫、と思っていたんだと思います。
呼び鈴をならしてもKはでてこず、電話をしてみると、Wの部屋にいるとのことなので、Wの部屋にむかいました。
Wの部屋につくと、Kのところにも霊がでてきたとのことで、涙目になっていました。
私もKも、どんなことがあったかなんて喋る気にもならず、ただ酒をのみ、バラエティ番組で気をまぎらしながら、三人でちいさく固まっていました。

以上が私の体験した話です。
私がWからきいた話を詮索するようなことはしないでください。お願いします。
仮に詮索したとしても、Wのおじいさんが昔住んでいた村の人間のみが知っている話らしいですし、そこでも他言無用とされていたらしいので、詳しいことがわかるはずもありませんが。
そんなおじいさんが、なぜWに話をしたかは謎ですが、いまさらWに聞く気にもなりません。
しかし敢えてひとつだけ言わせてもらうなら、私の体験したことは、Wの語った話と深く関係する内容でした。
では、さよなら。

14: 本当にあった怖い名無し 2008/08/08(金) 13:55:45 ID:asZEsnqj0
>>6
Wの話聞きたいなぁ・・

15: 本当にあった怖い名無し 2008/08/08(金) 23:02:29 ID:SoCXTkDx0
>>14
>>6です。
まじで興味本位できくべきことじゃないですよ。
お気持ちは察しますけど、俺が知る限りではこの話きいた人全員が、ハッタリじゃなく恐怖体験や事故にあってますから。

9: ◆byPYDFcRT. 2008/08/06(水) 09:37:17 ID:W06nb9kE0
上半身と下半身

七板からきますた
シャレにならない実体験を聞いてください

これは俺が体験した本当の話。
俺の家は古い一軒家で、俺が生まれる何十年もまえからいろんな人達が住んできたらしい。
俺の部屋には、祖母や母に代々受け継がれている家具がある。
その中のタンスのことで母からある話を聞いてしまった。
「お母さんがまだ中学生のころだったかな?あのタンスの上でね、男の人の上半身が私に向かって手招きしてたの。
そしてね、お母さんが、近づくと『ドサッ!!』ってその人がタンスから落ちるの・・。
それが毎日続くのよ・・。」
俺はすごく怖くなった。
なぜなら、俺は過去に家の玄関で男の下半身がうろついている所を見ているのだから・・。
男は俺が鏡を見ていると、後ろから手をのばしてきたりする。
足をつかもうとしたりもする。
俺が家を出るとき、追いかけてきたりもする(泣)。
俺と母親が見た霊は同一人物かはよく分からない。
一体、俺の家では過去に何があったのだろうか?
それは今でも分からないいまま。
もう男は見えないけど、今日も男は俺の家でうろついてるのだろうか?。

54: 本当にあった怖い名無し 2008/08/10(日) 03:43:49 ID:+RA6Mek/0
とある店

山スレにカキコするか迷ったけど こっちにカキコ
5年前の頃の実話 怖いか怖くないかは人によると思う
長くなるので 興味ない人はスルーしてください
あと場所が特定されて地元の人に迷惑がかかるといけないので
何県かは絶対お教えできません

丁度お盆の頃いきなり休みが5日間もらえた
高校時代からの親友にその事を話すと じゃあ3日ウチに来ないかと
さそわれて遊びにいくことに
焼肉食べ放題 スーパー銭湯 回転寿司 模型店巡り
いい年のオトコがなんだよw なんて思われるかもしれないけど
結構楽しかった

56: 54 2008/08/10(日) 04:09:33 ID:+RA6Mek/0
2日目の夕食の後 山田(仮名)がちょっとドライブいかね と言い出した
今から と聞くと お盆だしミステリースポット行かないかとの事
でもお前そうゆうの嫌いじゃなかったっけ と尋ねると
有名な所じゃなくて最近会社の後輩から聞いた所なんだよ

山田の後輩が彼女と夜中 山道をドライブしていたら街灯の下に
中3か高1位の女の子が立っていた
後輩は別に気にしなかった けど彼女が何かあったのかも だってこの辺
家無いじゃん 声かけた方がいいって
仕方なく後輩はその女の子の近くに車を止めて話しかけようとした瞬間
にこっ と笑って消えた

59: 54 2008/08/10(日) 04:34:09 ID:+RA6Mek/0
40分後山田と自分はその現場に到着 まだ夜の10時前
誰もいない 
山田いわく時間が早すぎたかなとの事
いや絶対からかわれただけだろ じゃあ今携帯で確認するよ と言っていたら
山道の登り坂を2人の女の子が自転車を押しながらこっちに近ずいてきた

幽霊は1人って言ってたよな 
ゴメンあれはどうみても人間だな

そんな事言ってるうちに2人は坂を登りきって車へ近ずいてきた そして
オジサン 明日の朝まで5万でどう もちホテル代込み
山田は無言で車を出した

62: 54 2008/08/10(日) 05:00:47 ID:+RA6Mek/0
2人共何か疲れて 山田がのどが渇いたと言い出したので 昔よくエロ本や
飲み物を買った自販機スタンド(自分たちが勝手にそう呼んでいるだけ)
へいくことに
坂を登り始めた時 山田にちょっと止めてくれと頼んだ
なんだションベンかよ と言う山田に俺は何かエンジンみたいな音がする
と言った
山田はエンジンを切って窓を全開に ホント これ車じゃないな
窓を開けたままゆっくり坂の上へ 

何だこれ どうなってんだ
山の上 スタンドの横にでっかいプレハブ小屋が建っていた
こんなモンいつの間に 山田が言った

64: 54 2008/08/10(日) 05:30:22 ID:+RA6Mek/0
俺ら言うところのスタンドは飲み物の自販機3台にエロ本その他の自販機
が2台 その前に車が4台は駐車できる位の広さ ところがそれが正面
から見て右側が見事に整地されている 山田も驚きすぎたのか信じられない
って顔してる

さっきの音の正体はプレハブの裏の発電機だった 出入り口にDVDあります
と書かれた看板みたいな板が立てかけてある

突然出入り口(引き戸)が開いてなんと中学生位のガキが大きなビニール袋
を持って出てきた 一瞬目があった ガキはプレハブの横の自転車に乗って
坂を下っていった

そのとき山田が言った あいつプラモ持ってた と

65: 54 2008/08/10(日) 05:45:28 ID:+RA6Mek/0
俺はガキの顔に目がいっていたけど 山田は手元の袋を見ていたらしい
チラッと箱絵が見えたと山田は言った
俺はじゃあ何で看板にプラモありますって書いてないんだ
その時また引き戸があいた
中から出てきたのは目つきの鋭い道を極めてるっぽいお兄さん
彼は言った お客さん ウチの奥にプラモデルおいてますよ と

半信半疑のまま俺達は店内に入る事にした

68: 54 2008/08/10(日) 06:19:12 ID:+RA6Mek/0
奥の店も造りは似た様なものだった 違うのは棚に横板が無くて 右から
軍艦 航空機 車のプラモが陳列されていること
すぐに変な店だな と思った どの箱にも値札シールがはってない もしかして
新手のボッタクリか
山田が車の箱を持ってレジへ 状態は悪くない やっぱプレ値か と思ったら
なんと税込み定価の6割引 
航空機は大分減っていたけど 棚の中はオクでもあまりみかけないレア物ばかり

俺と山田はどうしてそんな安値で売るのか おじさんに聞いてみた

69: 54 2008/08/10(日) 06:48:40 ID:+RA6Mek/0
死んだ親父と兄がすきだったんですよプラモデル
子供が大きくなって それまでは離れに置いていたんですが どう処分して
いいのかわからなくて
知り合いから車で引き取りにきてくれる業者がいるって聞いて来てもらったんですが
もちろんあちらも商売で来てくれるんだから高値で買い取らせようなんて最初から
思ってません 離れをかたずけて子供の勉強部屋にしようって考えてましたし
でも 見ちゃったんですよ
ジャンル別に分けてガソリン代はあちら 買取価格は2割で話がまとまりかけた時
紐でくくった箱を業者の若い子が足で玄関の方へ押していくの
さすがに怒りましたよ 両手がふさがっているからってなんだ ふざけるな
もちろんガソリン代こちらが払って帰ってもらいました

どうしようって思ってた時隣にいる幼馴染が 発電機の燃料代少しだしてくれる
ならって

71: 54 2008/08/10(日) 07:01:15 ID:+RA6Mek/0
俺と山田はそれぞれ1万7千円位買った もちろん自分で作る為に
カーテンの外に出て レジの前まで来たときオジサマが

お客さん コンピューターの奴は勘弁してくださいよ

何の事かわからない お兄さんが オークションの事ですよ と通訳してくれた

気がついたら11時50分 俺たちは山田の家に帰った

72: 54 2008/08/10(日) 07:25:57 ID:+RA6Mek/0
盆休みが終わってもうすぐ9月になろうとしている頃 山田から携帯

よう どうした

無くなってた 

何が

あの店無くなってた

ああ 期間限定かDVDの件で店閉めたんだろ

違う 店だけじゃなくて土地も無くなってまた前みたいに木が生えてる



山田の教えてくれた事は本当だった 自販機スタンドは昔の広さに戻っていた
看板も発電機もプレハブも撤去するだけなら半日もかからない
しかし木や土や雑草は いったいどうやって元に戻した
そもそも あの中学生はどうやってあの奥の店を知ったのか
他にもあの店に行った人がいる筈 航空機のプラモは相当売れていた
2ちゃん模型板その他探ってみても 何も情報が入ってこない

73: 54 2008/08/10(日) 07:32:37 ID:+RA6Mek/0
結局あの店はなんだったのか 未だにわからない
あの時買ったプラモは今も手元にある

                         終わり




もし何か知っている人 オカ板でも模型板でもかまいませんので情報お願いします

104: 本当にあった怖い名無し 2008/08/11(月) 04:37:23 ID:53JbK22b0
命がけの抵抗

姉の体験談

近所の神社が祭りのために臨時で巫女のバイトを募集していた。
姉はそれに応募して、見事採用された。
主な仕事は祭りの時期の接客であったが、祭りのあとも土日だけ働けるようになった。

ある日、姉が境内の掃除をしていると、一人のサラリーマン風の男が声をかけてきた。
どうやら、神主とお話がしたいらしい。
セールスマンかな?と思ったが、とりあえず神主を呼び出した。
神主は境内で立っている彼を人目見て、血相を変えて近づいてきた。
神主が彼に一言耳打ちすると、彼は肩をガクっと落として涙を浮かべた。

男と神主は、姉も入ることを禁じられた(というより、入る用事をうけたことがない)部屋に2人で入った。
数分して、神主がノソっと顔を出して姉に、日本酒を持ってきてくれ。と言った。

それから小一時間たったであろうか、彼と神主は部屋から出てきた。
彼は神主に何度も何度も礼を言っていた。
彼はお金と生で10万円ほど出して、気持ちです、と神主に押し付けて帰っていった。
神主はその10万円から数枚の札を姉に渡して、日本酒が足りない
からと、10本ほど頼んでくれと
姉に言った。
姉は神主の言うとおりに日本酒を頼んだ。
日本酒が届いたあと、神主は先ほどの部屋にいた。
神主は部屋の前においておいてくれ、そして今日は帰っていいと言った。

105: 本当にあった怖い名無し 2008/08/11(月) 04:38:14 ID:53JbK22b0

次の週、姉は神主に先週あの後何があったのか聞いた。
要約するとこうだ。

あの男は、死神と出会ってしまったようで、近いうちに死ぬと宣告された。
それから、ずっと死神がまとわりついていた。
彼はいくつかの寺や神社を訪れたが、彼の死神を見える人間はいなかった。
お祓いをしてもらってもまるで効果がない、死神は消えない。
そもそも、彼が言い出すまで、彼が死神に憑かれていると気付いた人はいなかった。
しかし、神主は見えたと言う。ある程度力があればここまで明らかな神は見えて当然らしいが
最近は力がないのに、寺や神社を継いでいる者も多いと言う。
で、見える神主に除霊、というか死神祓いを頼んだそうだ。
だが、神主も見る力があると言っても、神を祓えるほどの力はない。
だから、彼に清酒をかけ、死神が少しだけ彼から離れた隙に身代わりに憑かせたらしい。
しかし、所詮は身代わり、力を抑え続けないと大変なことになる可能性もある。
そこで、清酒と身代わりを大量に用意し、当面はこれで力を分散させ、対処法を練らねばいけない。

とのことだった。
姉はその時は、怖がらせるつもりかな、程度にしか考えていなかった。
だが、そのあとすぐに、事実だと悟るようになる。
ある平日の夕方に神主の奥さんから電話がかかってきた。
神主が亡くなった、通夜も含めてこれからのことを相談したいの来てほしい、とのこと。
姉はなんだか嫌な予感がしたという。
姉はすぐに神主の家に向かった。
奥さんに何が原因で亡くなったのかなどをやんわり聞くと、死因は不明だそうだ。
ただ、いくつもの酒まみれの紙人形と数匹のねずみなどの小動物と一緒にあの部屋で亡くなっていたそうだ・・・

106: 本当にあった怖い名無し 2008/08/11(月) 04:38:54 ID:53JbK22b0
その後、姉はその神社でのバイトを辞めた。
その事件から半年ほどして、奥さんが神主の亡くなった部屋で首吊り自殺した、という話を風の噂で聞いたらしい。
姉は確信した。死神はまだあの神社のどこかにいるのではないか。あの男の人は大丈夫なのか。

そして、あそこで部屋の外とはいえ近くにいた私は、死神に狙われているのではないのかと。

話の最後に姉は、それからいつもこのお守りを肌身離さず持ってるの、と3つの身代わりお守りを見せてくれた。


おしまいです。

108: 本当にあった怖い名無し 2008/08/11(月) 05:25:14 ID:iy+2FA3J0
お、おまえらあんま怖い話すっと寺生まれのTさん呼んでくっぞ(((`・ω・´;)))

130: 本当にあった怖い名無し 2008/08/11(月) 18:30:42 ID:LktEiUSm0
地獄

ガキの頃、近所が騒然となった町内会事件。

駄菓子屋つく〇し屋の前で交通事故。K君の弟で知的障害のあった男の子がバックしてたトラックに
踏まれた。
つく〇し屋はコミュニティーみたいになってて、近所の主婦やら子供やらが一杯いたから、ワーワー大騒ぎになった。
(俺もいた)
K君の家はすぐ近所なんで、〇井ともあ〇君がK君のお母さんを呼びに走っていった。
大人とかが「おい!子供はくるな!」とか言ってたけど、大人も子供も好奇心でトラックの周りにバーッて集まる。(最低や)
運転手は今思うと、20歳くらいの若い奴で、最初は「え??何すか??」って感じで降りてきて、子供を踏んでる事に気がついてワーッて泣き出した。
つく〇屋のおっちゃんが「ボケカス!!車どけんかい~!!」って怒鳴って、運転手は車を少し前進させた。
そしたら男の子は顔の半分くらいと右肩から腕丸ごとを踏み潰されて、左手で何故かお腹をパンパン叩きつづけながら「モーモー!!!」みたいな唸り声を出しつづけてた。
お母さんがすごい勢いで駆けつけてきて
「ウワーーーーー!!!!!!」って叫んでそのままへたり込んで、失神?したみたいになった。
しばらくして救急車が来る前にお母さんはガバッて起き上がって、
「もういいですから殺してください!!どんなんして生きていくのこの子!!もういいから殺してください!!車でひいてあげて!!
どんなんして世話していかなあかんの!!!」って絶叫してまた「ウワーーーー!!!ウワーーー!!!」って叫びだした。
運転手も「ウワーーー!」って号泣して、つく〇屋のおっちゃんが「地獄やで!おまえ、何泣いてんねん!!地獄じゃ、ようみとけ!!」って怒鳴り散らしてた。

こないだ実家帰ったら、まだそこにペットボトルそなえててビビッたわ。

131: 本当にあった怖い名無し 2008/08/11(月) 18:34:39 ID:rXRQLLR40
↑久々に怖かったです・・・。

138: 本当にあった怖い名無し 2008/08/11(月) 19:37:29 ID:Q4WI3Y3NO
>>130
面白い!!!

133: 本当にあった怖い名無し 2008/08/11(月) 19:02:54 ID:I9qdqUEV0
つく○屋のおっちゃんカッコイイ台詞だな
まぁ全員に狂気を感じるが

158: お邪魔します 2008/08/12(火) 02:35:19 ID:dGA/L48T0
おっさんの怒号

小学校時代だからもう10数年くらい前の話になる。


夏休み、俺は友人のターちゃんと学校の裏山で秘密基地を作って遊んでた。
裏山といっても山っぽくはなくて、松林が延々と広がってる感じだ。

松林に入って5分くらいのところに、松の枝とか太い枯れ木とかを
組み合わせて作った基地で、何をするでもなく日々は潰れてった。
実際、何をしていたかはあまり覚えていない。


夏休みもボチボチ終盤に向かい、
ジージーうるさいセミからツクツクホーシとヒグラシに
変わりだした頃だったと思う。

俺はクーラーの効いた部屋で、宿題の山に愛想つかして提出延期&踏み倒しの算段を練っていた。
ターちゃんから電話があった。
「松林の奥まで行ってみんか」というお誘いだった。
二つ返事でターちゃんちへチャリを漕いだ。
ターちゃんちは俺んちと学校(松林)の間にある。

159: お邪魔します 2008/08/12(火) 02:38:00 ID:dGA/L48T0
ターちゃんと合流して学校まで10分。
いつもの様にチャリを校庭に停め、裏の松林へと入って行った。

松林は真夏にも関わらず鬱蒼としてヒンヤリ…ということはなく、
やっぱりカラッと暑かった。地面は砂で歩きにくい。
スニーカーを履いてきたターちゃんは「暑い」とうなだれていたが
サンダルの俺は熱い砂がジャリジャリ入ってくるのが不快だった。

5分ほど歩くと俺たちの基地があった。こないだの台風で小枝部分が崩れてしまい、
太い柱くらいしか残っていなかった。
「補修せんといかんねー。」とターちゃんが柱を軽く小突きながら言う。
「もう休みも終わるからいいよ。他の奴にもバレてきてるしねー」と俺は先を急ぎながら言う。
正直、クラスの別の奴にもこの基地がバレつつあり、「秘密度」が落ちてきたことから
俺はここを見限るつもりでいた。

基地から先の松林にはあまり行ったことがなかった。
獣道すら無いようなところだったし、それ以上行ったら迷いそうな気がしていたからだ。
しかし今日はイク。
ン゙イックゥ!!!それが今日の目的だ。

160: お邪魔します 2008/08/12(火) 02:39:20 ID:dGA/L48T0
ターちゃんと俺は基地の残骸の枝を振り回しながら、邪魔な枝や草を払って奥へと進んでいった。

相変わらず松林はカラッとしている。松林は「鬱蒼」といった感じにはならない
(少なくともうちのとこは)うえ、
時間にして昼1時頃だったので、怖いという感覚はなかった。

帰り方も顧みず、ガンガン進む俺達。
しかし思わぬところで俺達の歩みにブレーキがかかった。

喉が乾いたのだ。
当時は、ペットボトルという気の利いた容器すらイマイチ浸透していなかった。
プルタブが取れる時代である。コーラのプルタブを集めて応募するような時代である。
飲み物を持ち運ぶという意識が俺たちは薄弱だった。
勢いでスタートを切ってしまい失敗することはいまだにあるが、
このミスはその走りであったように思う。

喉が渇いた旨をターちゃんに伝えると、ターちゃんも同様であった。
帰るか、と思ったその時、目に入ったものがある。

パン屋のトラックの荷台(コンテナ)?である。
これ自体田舎では別に驚くようなものではない。
払い下げのコンテナを農家のおっちゃんが倉庫用として使用していることはよくある。
ただ、この松林の奥にあることが意外だった。

161: お邪魔します 2008/08/12(火) 02:40:18 ID:dGA/L48T0
コンテナの中を開けるとそこには…ということは無かった。
開ける勇気もなくそこを去ってしまったからである。
コンテナに描かれたパン屋のキャラクターが赤錆びていて不気味で、
急に心細くなってしまったのだ。

来るときよりも早足で俺たちは来た道を戻った。
つもりだったが、来る時に斜めに進んだのがいけなかったのかもしれない。見事に迷った。
基地を作った当初に俺が書いた「秘密基地の地図(社外秘)」をあわてて取り出すが、
今日来た道は初めての道。クソの役にも立たなかった。立ち止まって考え込む俺ら。
とそこに、


「なんしょんやわらああああああ!!」

ただでさえ焦りを感じだした俺達の心臓を握りつぶさんばかりの怒号!

スニーカーターちゃんは脱兎。サンダル俺はもつれてこけた。
ターちゃんのTシャツの背中が軽やかにひらめくのをやたら鮮明に覚えている。

162: お邪魔します 2008/08/12(火) 02:41:18 ID:dGA/L48T0
「なああああああああああ!!!1」俺はすべてが終わるのを感じて吠えた。

「わら何しちょっとかあああ!!!」オッサンも吠える。
俺に近づくオッサンの手に鎌!鎌て!ああもうマンガみたい!

「ああああすんませんでしたああああああぇえええええん」
もうなんだかよくわかんないまま謝罪する俺。もう泣くしかない。

「わら何しちょったか!!」オッサンが問う。
「何もぉぉぉ もう帰りたいですうううう」俺が答える。
2往復くらいこのやり取りをやったところでようやく事態が落ち着いてきた。

オッサンはどうやら松林の奥で何か農作業をしているとのこと。
ちょこちょこ聞き取れない上、目つきも言動も風貌も怖かったし、
まあ、こんなところにいる時点で普通の人ではなかっただろう。

「学校に帰りたいですううぅ」
「迷ったんか馬鹿タレが!」オッサンは俺を罵りながら手に持った鎌で、ある方向を指した。

163: お邪魔します 2008/08/12(火) 02:42:45 ID:dGA/L48T0
「あっちに真っすぐや」

俺は正直ビビった。あっちはあきらかに俺たちが「今」通ってきた方向。
少なくとも学校側であるはずがない。どっちかというと松林の奥側のはずだ。
『えっ』と思ったが、オッサンは「あっちや」と静かに言う。

ようやくターちゃんが戻ってきた。
オッサンは「お前も迷ったか。あっちや。あっち行ってみろ」と続ける。

ターちゃんはさっきは逃げたくせに
「すんませんでした!ありがとうございました!」とやたら覇気のある声でお礼をいい、
俺の腕をつかんでオッサンの言った方へ歩きだした。

『えっ?こっちはさっき来た方だよ?』
と俺は反論するが、ターちゃんは黙って俺を引っ張っていく。歩きだがやたら早足だ。

と、オッサンが視界から見えなくなった瞬間、ターちゃんは直角に曲がって猛然とダッシュした。
ターちゃんは倒木を飛び越え、小枝でケガするのも厭わずがむしゃらに走っていく。
帰るうんぬんではなく、ただひたすらあの場から離れたいという感じだった。
サンダルの俺はターちゃんについていくのがやっとだった。

大きな倒木を飛び越えた先でターちゃんは倒木を背にへばりついた。
俺も少し遅れてへばりついた。

164: お邪魔します 2008/08/12(火) 02:44:06 ID:dGA/L48T0
「あれやばい。やばい。おかしい。見える。見てみろ」
とターちゃんが倒木越しに今来た道を指差した。
密集した細い枝と倒木の隙間から見てみると、オッサンが、
俺達が行ったであろう道を走っていくのが見えた。

「やばい。やばい。やばい何か知らんけどもぉぉ!!」
ターちゃんは嘆きつつもしばらく様子を見てからオッサンと反対の方向に走り出した。
もう何どころではなかった。俺もベソかきながら、後ろに注意しながらターちゃんについていった。

オッサンの反対側へめちゃめちゃに走っていると、ようやく車の轍があるところまでたどりついた。
「よかった」と泣きそうな俺を、
「馬鹿タレ!あのオッサンいつどっちから来るか分らんぞ!」
とターちゃんが一喝。俺は泣いた。

165: お邪魔します 2008/08/12(火) 02:45:40 ID:dGA/L48T0
轍をこっちかな?と思う方に二人して走っていると、正面から軽トラが来るのがかすかに見えた。
『まさか例のオッサンか?』と思い道路わきの茂みに隠れて軽トラを待つ。
軽トラは全然別のおっちゃんが運転していた。
安堵から、ついに俺だけでなくターちゃんまで泣き出してしまった。
おっちゃんは突如現れた号泣小学生2人に狼狽した様子だったが、
迷子とだけはわかったのか「外まで送ってくが」と快く俺たちを荷台に乗せてくれた。

さすがに車は早く、楽ちんで松林を抜けることができた。
オッサンの恐怖も忘れ、軽トラの荷台で受ける風をたのしみながらはしゃぐ俺ら。
調子に乗って暴れていた。




「なんしょんやわらああああああ!!」


軽トラの運転席から怒号が聞こえてきた。俺は泣いた。

166: 本当にあった怖い名無し 2008/08/12(火) 02:52:02 ID:aehLt/FQO
え、これで終わり?
なんだっけ、ノッペラボウに脅かされる。鼬だっけ?アレみたいだね。
面白かったよ。

167: お邪魔します 2008/08/12(火) 02:58:53 ID:dGA/L48T0
>>166
おうありがとう

軽トラのおっちゃんはほんと別人だったんだけどね。
あまりにタイムリーにタイムリーな怒られ方したからびっくらこいた。

松林のオッサンについてはわからんままだよ。

184: 手毬1 2008/08/12(火) 20:31:19 ID:jgGw0m3c0
手毬

これは、話していいのかわからんけど・・・

もう数十年前になるんかな、中学生1年の時の夏の日
実家が近畿地方(詳しくはいえない)のとある田舎にあって
毎年、夏になると家族みんなでばあちゃん、じいちゃんに会いに帰省してた。

ばあちゃん、じいちゃんは俺を可愛がってくれて、俺が帰ってくると大好物のトマトに
砂糖かけたおやつをいつも用意してくれたのを今でも覚えている。

そして決まって近所の同い年の友達Hとその弟でいっしょに遊んでいた。
自由に野原で鬼ごっこや、雑木林でどんぐり集め、公園などで梅など採って遊んでいたが
一つだけ入ってはならない所があった。
それは雑木林のある程度抜けた先、周りを高い古めかしい壁に囲まれた敷地だった。
入ってはならないっと言っても中に入る門には錠前がかかっているから無理だ。
小さいころから田舎に帰ってくることに、ばあちゃんに
「あの場所に近づいたらあかんよ。子鬼様が居られるでな。罰があたるで」
と耳が痛くなるほどに聞かされたから、条件反射で怖くなって俺は近づこうとはしなかった。

小さいときから、その敷地は避けて3人で遊んでいたが、その日は少し違うかった。
Hが「なあなあ、あの中に入ってみーひんか」と敷地に指をさした。

188: 手毬2 2008/08/12(火) 21:09:34 ID:jgGw0m3c0
俺はびっくりして「はぁ、あそこに入ったらあかんっておまえもいわれとるやろ」といった。
それをHは鼻で笑うようにこう言った。
「だいじょうぶやって、この辺はもうあきるほど遊んだし、知らんのはあそこだけや
うちのばあちゃんは、あの中に入ったら子鬼様に手毬にされるとか言ってるけどもう中学生やでw」
中学生になって、少し強気になるというか俺は子供じゃないみたいな感じはわかると思う。
「迷信、迷信、俺らを近づけたくないような、なんかすごいお宝とか隠されとるんちがうか?w」と笑いながら言った。
俺は尻込みして少し震えた声で「そんなやめようや、錠前もかかってるし」と言ったら
Hはすかさず「あんなの錆びてすぐ壊せる。おまえ、怖いんか?」と言い返してきた。
よくありがちなパターンだが、ここで引いては男が廃るみたいな気がして
「・・・・・分かったわ、門の前だけいったるさかいに、中はおまえだけ一人でいけよ、ええな!」と強めに言った。
その時、Hの弟は5歳くらいで人差し指を懸命にしゃぶっていた。

Hは咄嗟に近くにあった石を拾って錠前を壊し始めた。
ものすごく古い鉄の錠前で、錆びてどろどろになってたという表現が正しかったと思う。

190: 手毬3 2008/08/12(火) 21:50:10 ID:jgGw0m3c0
俺も内心、ドキドキしていた。小さいときから眺めていた門。
いったい何があるのだろう、どうなっているのだろうとずっと思っていた。
恐怖心と好奇心がごちゃまぜになったような感覚で、Hが壊している錠前を目を見開いて見つめていた。

Hが両手で全身の力を入れて石で錠前を5回くらい叩くと、ヒビがいって割れ落ちた。
それを見たHは石を置き、一置き深呼吸を入れると「じゃ、開けてみるで」と言って、ゆっくり両手で門を開いていった。

中の風景にHと俺は、体と目が止まった。

それは一面、平面に白い砂利に覆われていて真ん中にポツンととても古いお社が建っていただけだった。
俺はとてつもなくいやな感じがして、背筋がぞくぞくしてたまらくなった。
「おいおい、これはあかんって、もう行こう!」と言った。
Hの弟は泣き始めた。
Hは振るいながらも白い砂利に足を入れた瞬間、空気が変わった。

空気が変わったというか、空気全体に体を押されてその場から動けないといった感じだろうか。
時が止まったような感じがして、俺の心は一瞬からっぽになった。

次の瞬間

「うふふ・・ふ・・ふ」

と子供か大人か、はたまた男女か分からない声が聞こえたような気がしたとき
俺の体が危険を感じたというか気が狂うほどの恐怖が体の隅々までかけまわった。

・・・・そして次の瞬間気づいたときは、泣きじゃくるHの弟の腕を握りつかんで必死に走って逃げる俺がいた。

191: 手毬4 2008/08/12(火) 22:27:02 ID:jgGw0m3c0
もう、一目散で家に帰った。
そのときちょうど、自分の両親と、ばあちゃん、じいちゃんが団欒しているときだった。
俺が泣きじゃくるHの弟の腕を握り締めて、鬼の形相で汗弱になってそこに飛び込んできたのだ。
一瞬、場が凍りついたが、ハァハァ息を切らしている俺を見ていきなり温和なじいちゃんが
「おい○○、おまえあの中に入ったんか!!ばかもんが、あほ!!」とすごい剣幕でまくし立て殴ろうとした。
これまで俺に怒ったことのないじいちゃんを見て開いた口が塞がらなかった。
家族総出でじいちゃんを抑えて、一旦落ち着いた後、いままで起きた事をすべて話した。


その後が奇妙だった。

村の人も地元の警察も無表情で悲しげな顔で、形だけ?のHの捜索をして終わり
俺と両親はすぐに出て行くように言われ、その日に帰った。
帰るときに、Hのおばあちゃんが
「Hちゃんが、Hちゃんが、手毬にされてしもうた」と泣き崩れているのが印象に残っている。


その日を境に、もう実家には帰っていないし、じいちゃん、ばあちゃんにもあっていない。

そしてもう一つ、その日の境に変化したことがある。
とてもいやな夢をときたま見るのだ。

とても霧がかかったあの敷地内で笑い声が聞こえる。
不意にそちらのほうを見つめると
おかっぱ頭で、着物を着た子供が後ろ向きで手毬を跳ねているようだ。

そしていつも気づくのである。
笑っているのは子供ではなく、子供が手で付いている人間の頭だということを


207: 精神病院について 1 2008/08/13(水) 20:55:34 ID:rWJXm1190
精神病院にて

何か前スレで外国の精神病院の話が出てて
やはり精神病院はそういうのが出るのかと確信したので
実体験を書きます

過去に俺は一度だけ精神病院に入院させられたことがあるんだ
別に気違った訳ではなく、学生の時に自動車とトラックの衝突玉突き事故の現場に居合わせて
もう車の窓からはみ出した血塗れの腕やら
フロントガラスに張り付いた茶色い何かと血とか
痛い痛い助けてと叫ぶ声、サイレンの音、燃え上がる車、集まる野次馬の声で
気がついたら家で寝てた
それからはフラッシュバックとか赤い色を見ると吐いたりとか
部屋から外にも出ないで、家の自分の部屋を暗くしてイヤホンで大音量の音楽を聞いて眠れないようにしたり
そんな生活が1週間くらい続いて、鬱病として郊外の大きな精神病院に入院する事になった
ただいきなり気違って暴れるとかではなかったし、気が晴れるだかで同じ年頃の奴と相部屋になった
ソイツはFって言って、時々友達が来たりメールが来たりするようだった
面会謝絶希望で友達からのメールにすらマトモに対応できないほど病んでいた俺としてはうざったかったが、それほどうるさくしてる訳ではなかったので我慢していた

208: 精神病院について 2 2008/08/13(水) 21:15:45 ID:rWJXm1190
2週間くらい入院して、多少気が楽になってきた頃にFの友達のHが
「せっかくこんな病院にいるんだから、夜中院内の散策でもしろよw」とFに提案していた
ある程度Hとの面識もできていた俺は、Hから頼まれて院内マップを貸した
それで、Fが今夜隔離病棟を回って生中継メールをする、という話になっていた
俺は内心面白そうだな思ったが、隔離病棟巡りに行くほどの勇気は無く、散策が終わって帰ってきたEから結果を聞いて写メを見せてもらおうと思っていた
それで夜中、Fが出ていく時まで一緒に起きていた
Fは懐中電灯片手に「見つかったらトイレの場所が分からないとでも言うわ」と言って部屋を出ていった
どれくらい耐えたか分からなかったが、結局俺は睡魔に負けた
翌朝、Fのベッドが空だった、トイレにでも行ったのかと思っていたが、朝食が運ばれてきても帰ってこない
朝食を下げる看護婦を呼び止めて聞くと「容態が悪化したため病室を変えた、引っ越しするからうるさくなるかも」と言われた

211: 精神病院について 3 2008/08/13(水) 21:35:06 ID:rWJXm1190
日曜日だったのもあって午前中にHが来た、Fが病室を変えた事を伝えると、部屋から出ていって少しすると戻ってきた
生中継が途中で途切れたこと、面会はさせて貰えなかったこと、携帯のデーターカードを貸してたことをでっちあげて携帯を借りてきた、と説明された
「ごたいめーん」と軽く言ってHがFの携帯をいじりはじめた
俺は「Fの親もきてるかもしれないのに携帯パクるなんて」とぶつぶつ言ってたが、とてもFの携帯の中身が気になっていた
ニヤニヤしてたHの顔が真っ青になった
いきなりガクガク震え初めてFの携帯を落とした
落ちた携帯を拾いあげのぞき込むと
多分作成中断をしたメールのフォルダ
宛先はH宛、添貼ファイルは写真
写真は病院の緑色の床と白い壁
そして気味の悪い茶色の、床につきそうなほど長い手を振り上げた大人くらいの大きさの何か、画質の悪い携帯の写真は確認できないが、口は無かったと思う
本文には「おまえのせいた」と書かれていた
Hが俺の手からその携帯をひったくった、暗唱番号を入力してそのメールを消す(俺のとは機種が違ったので分からないがFの携帯は操作ロック解除に暗唱番号がいるらしい)
そしたらHが狂ったように笑いだした

213: 精神病院について 4 ラスト 2008/08/13(水) 21:45:58 ID:rWJXm1190
空き部屋はあっただろうに『面識がある』という理由から空いたFのベッドにHが来た
昼間はそわそわしている他には特に変わり無いが
夜中になるとナースコールボタンを押しまくる
そして看護婦や医師が来ると「Fがぁ!あああああああ!」と叫ぶ
毎晩そんな調子で、ついにHは隔離病棟へ移動させられた
Hが移動して夜中、ぐっすり眠れるようになり
3日くらいたったある日、朝携帯の電源をいれると何十通とメールが入っていて、全部Hからだった
どうやら俺一人に送られた訳ではなく、見たことのないアドレスが数個あった
本文は『鳴らない、鳴らない』
から『鳴らして助けて』
という感じの内容
最後は『F!Fがああああああ!ならなああ』だった

それっきりHについては何も聞かないまま退院した
その日のうちにすぐにアドレスを変えたが
いまでも『隔離病棟』という響きに恐怖を覚える

235: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 11:47:53 ID:pZ8dRoJq0
影騒動

十年以上前の話。
我が家は毎年お盆休みに、父方のじーちゃんちに帰省する。
じーちゃんちは田舎にあって、家がとにかく古い。そして広い。
築100年くらいらしい。戦後の日本ですか?みたいな感じの家に住んでた。
(外人が写真を取ってく)
トトロに出てくるお化け屋敷な家の外見を日本風で陰湿にした感じ。
夏でも涼しくて、昼間でも暗いし、日当たりもよくない。
小学校の夏休みの宿題で「身近な昔のものを調べよう」というのがあって
じーちゃんちはまさにそれにピッタリだった。
蔵には千歯扱きががあるし、昔の金(五円玉みたいな形で紐に通してまとめてある)もあった。
「屋根裏部屋にはもっといろいろある」と、じーちゃんが言ったので、
宿題は終わったが、好奇心で兄と屋根裏に上がらせてもらった。
屋根裏に上がったのは、俺と兄(中1)の二人だけ。
古い家なので屋根裏は床(下から見たら天井?)が抜けたら怖いから大人は上がらないそうだ。
(ちなみにこの話の数年後に本当に床が抜けた)
懐中電灯を片手に、足元に注意しながらじりじり進んだ。
屋根裏はずっと人が上がってないせいで埃っぽかった。
床が軋んでも、まるで探検をしているようでわくわくした。
しばらく回りを物色し冒険気分を味わった後、埃っぽいし、怖いし(床が抜けそう的な意味で)
そろそろ飽きたな、という雰囲気になった。

236: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 11:49:27 ID:pZ8dRoJq0
ふと俺があたりをぐるっと懐中電灯で照らしたとき、部屋の隅に何か黒いものを見た。
屋根裏は真っ暗だが狭い。
懐中電灯で照らせば、そこになにがあるのかわかるはず。
ん?と思ってもう一度懐中電灯を当てた。
そこにいたのは、影だった。
壁をバックに黒い人型のシルエットが浮かんでいた。
兄は自分の後ろにいるから、ちがう。
人形か何かなら形がはっきり見えて、影のように真っ黒でぼやけて見えるはずがない。
小学生の自分に影の説明がだとか、科学的にありうる現象だとか
わかるはずがないが、、直感で「おかしい」と感じた。
俺は影自体を長く見なかった様に思う。
咄嗟に懐中電灯を下に向け兄の背に隠れるようにして抱きついた。
「兄ちゃん、あっちになんかいる」
兄に抱きつき目を硬く閉じながら言った。
「幽霊でも見た?それともネズミ?」
と笑いながら兄は言った。

237: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 11:50:04 ID:pZ8dRoJq0
熱いせいか、はたまた邪魔なだけか、兄は俺を引き剥がそうとしたが、俺は必死でしがみついた。
「あっちの隅……影みたいなの」
怖くて怖くて目も開けられなかった。
ただ兄にすがりついていた。
兄は懐中電灯でそちらを照らしたようだった。
兄が息を呑んだのがわかった。
きっとあの影を見たのだ。
「ほんとだ……影みたいなのが、いる……」
兄は俺を痛いくらいに抱きしめた。
兄もあの影が異常なものであると感じたようだった。
俺は目を閉じていたからわからなかったが、
兄は懐中電灯を影に当てたたままでいたようだった。
俺を抱える腕は一本だったし、明かりを手放した隙にあの影が闇にまぎれて近づくのを
恐れたのかもしれない。
兄と一緒にじりじりと下りるための出口である梯子までゆっくり後退した。
この時は目を開けていたが、俺はつま先しか見ていなかった。
兄は光を影の方向に当てたまま、
「あいつは動いてこない、このままゆっくり戻ろう」
と、ものすごい力で俺の肩を抱きながら言った。
なんとか梯子の所までたどり着き、俺と兄は梯子から半ば飛び降りるようによう戻った。

238: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 11:50:41 ID:pZ8dRoJq0
降りた時の音に驚いたのか、隣の部屋にいたばーちゃんが顔を出して
「梯子から落ちたんか?古い梯子じゃけんねぇ。
それよか、早く洗面所行って洗ってきんさい、埃まみれよ」
と言った。

俺たちは震えながら、洗面所に向かい手と顔を洗った。
そして屋根裏での事をじーちゃん、ばーちゃん、そして両親に話した。
両親は「古い家だしお化けもいるかもね」なノリだったが
じじばばは真面目?に対応してくれた。
俺たちは呪われるとか祟られるとか、取り憑かれるんじゃないかとか心配した。
じーちゃんは
「お盆だからご先祖様が帰ってきたんじゃろう」
と言ったので、兄が、墓参りがまだだから催促に来たのかと尋ねたら
「お盆の墓は空き家だ、墓を空けて家に帰ってくるもんだ。
墓参りはご先祖様が墓に帰ってからしたらええ」
と言っていた。毎年お盆にじーちゃんの家に行き、
3、4泊するのに、墓参りが帰る前なのが何でかわかった。
先祖じゃなくて、悪い霊かも、と聞いたら
「何のために家に神棚があると思ってんだ」と言われた。
実際その後の俺と兄に不幸はなかったし、ぴんぴんしてる
じーさんばーさんは死んだが、影騒動のずっと後だし、関係があったようには思えない。
あの影はご先祖様だったのか、悪い悪霊だったけど助かったのか、通りすがりの幽霊だったのか。
なんだったのか、何故あそこにいたのかは、わからない。
幽霊ではなかったのかもしれないが、今となっては確かめる術もない。

240: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 12:18:14 ID:LP4vxSSl0
本人は恐かったんだろうなと思うがなんかほのぼのした

真面目に聞いてくれてご先祖様や神様のこと孫に話すじいちゃんばあちゃんいいなー

241: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 12:18:29 ID:ca8nOm8vO
確かに形がしっかりわかるより、そんな影みたいなのがあるほうが怖いな

243: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 13:50:06 ID:1+RjBbH20
右手に当たるモノ

一昨日の話なんだけど、エアコンきいた部屋で一日ボーッとしてるのも身体に毒だからさ。
インテリ気取って近所の川原で読書でもしようか、ってんで出かけたわけよ。
川原つっても、お子様が野球してたり、おっさんがゴルフの練習してるような場所じゃ落ち着かんからさ。
いい場所ないかな~、ってブラブラしてたら、御誂え向きにひと気のないとこ見つけてさ。
こりゃいいってんで、土手の中程に腰掛けて読書を始めたんだよね。
ちなみにその時読んでたのは、倉橋由美子の『スミヤキストQの冒険』。はは。インテリ。
でもさ、なんか知らんけど落ち着かんのよ。
少なくとも、目に入る範囲に人はいないのに、どっか近くから見つめられてる気がするんだ。
その視線がどうも気になってさ、文字は追ってるんだけど意味が頭に入ってこないの。
でも二、三十分は格闘したかなぁ。その内、イライラしてきてちゃってさ。もうや~めた、って後ろ手をついて暮れなずむ空を見上げたわけよ。
そしたらさ。ぐにゅ、って右手になんか当たったんだよね。 

244: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 13:51:08 ID:1+RjBbH20
うわああああやっちまったああああああうんこ触っちまったああああああ。
って、右手どかしてみたらさ、うんこじゃなかったんだよ。
人の顔、だったと思う。多分、男の。首から下は地面に埋まってるんだか、そもそも存在しないんだか。
触った感じでうんこと間違えたのはさ、そいつが糜爛糜爛に腐ってたからだったんだ。
しかもさ、そいつ生きてる(?)んだよ。
俺が呆然としてたらさ、いきなり「×××××××××!」ってすげえ早口で喋りだしたの。
俺はその時点でヤバいってことに気付いて、走って家に帰った。
そいつがなんつってたかは全然聞き取れなかったけど、なんか女の名前みたいのが二、三出て来たと思う。
今日、これからその川原にもう一回行ってみようと思う。
なんか気になってしゃあないんだ。

長文スマソ。

246: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 14:12:27 ID:va6pVQ6wO
>>244
一人で行っちゃいけない気がする。気をつけて

247: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 14:44:46 ID:kipm/8520
ヤマキの墓

随分昔のことなので細かいところまで覚えていませんが、思い出しながら書いてみます。

家の近所に子供達に「ヤマキの墓」と言われている古い慰霊碑みたいなのがありました。
高さ1m位の自然石を石の土台に立てた感じでした。
随分古いものらしく、表面は苔むしていて何と書いてあるか読めませんが、薄暗い藪を少し入った所に有ることや、時々お供え物が置いてあったりと、子供ながらに畏怖を感じさせるたたずまいがあり、内容は覚えていませんが、怪談話とかもあったと思います。

249: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 14:50:38 ID:kipm/8520
さて、小学校五年生頃の事です。
仲間同士で、慰霊碑のある藪に秘密基地をつくり、マンガやお菓子とかを持ち込んで暇をつぶしていました。
ある日、また仲間同士で秘密基地に集まったとき、仲間のTが
「ヤマキの墓の下には瓶が埋まっていて、中には生きたナマズが入っている。」と言い出しました。
なんでも親戚の結婚式で帰ってきている叔父の話らしく、生きたナマズが地中の瓶なんぞに入っているなど仲間内では信憑性ゼロ。
もう口の悪い仲間からは嘘つき呼ばわりで、T本人は言い出したからには引っ込みがつきません。

250: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 14:54:25 ID:kipm/8520
それでTにお願いされて、日曜日にTと私とK、Bの四人で墓の土台の下を掘ってみることになりました。
ちなみに私やK、Bは霊感なんてありません。度胸の据わった強者って訳でもありません。好奇心にかられて何となくついて行きました(内心小判とか期待していた)。
一度、ヤマキの墓に近いKの家に宿題をみんなでやる名目で午前中に集まったあと、昼食をご馳走になってから、秘密基地に移動。
装備は誰かが持ってきた懐中電灯とシャベル2つとKが何故か持ってきた十手(祭りの輪投げの景品?)で、特に考えもなく墓に向かって出発。

252: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 14:58:28 ID:kipm/8520
墓についたのは多分2時頃だったと思いますが、少し雨が降りそうな雲が出てきて、蒸し暑かった記憶があります。とりあえずTはナマズを目指し、他3名は小判を目指して土台の前を掘り始めました。
土は砂利混じりでなかなか硬く、10分がりがり掘っても10cm位しか掘れません。自分たちは交代しながら1時間近くかけて50cm位堀おこしました。
まったく何も出てきません。子供なので飽きてきたところ、突然大雨が降ってきたので、近くの木下に避難しました。
今まで掘っていた穴にみるみる泥水が溜まっていくのをみて、面倒くささが倍増してきて、また今度掘ろうって事になり、一応今掘った穴が埋まらないように草か何かを詰る事を決めて、その辺の草や枯葉を皆でかき集めていると、穴から「ゴボ・ゴボ・・・」と音がしてきます。

253: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 15:03:19 ID:kipm/8520
ナマズ?
自分はそう思いました。みんなもそう思ったかもしれません。
穴の周りにみんなが集まり覗いてみましたが、泥水でよく見えず、ナマズが噛むかもしれないので手も入れられません。
時々「ゴボ・・」と泡がたち水面が動きます。Tが木の枝を取ってきて穴の中に差し込んでみました。
暫く適当に動かしていましたが、「ゴリ・・」と何かに挟まるような音がした後、木の枝は抜けなくなってしまいました。
巨大ナマズかも・・と思い、もう誰も穴にちょっかい出せません。
暫く呆然としていると、Kが十手を手にトコトコと穴まで行って、穴に十手を突っ込もうとしたとき「うわぁ!」とか言ってダッシュで逃げ出した。
怖いもの見たさもあって3人で近づいたところ、一番先に穴を覗いたTも「うぁ!」と悲鳴をあげて逃げ出した。
後は、自分も連鎖反応で秘密基地までダッシュで逃げていった。

254: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 15:07:39 ID:kipm/8520
秘密基地でKとTに話を聞いたところ、泥水の中でうっすらと血の気のない人の口が枝の先に噛みついているのが見えたそうです。
とりあえず、基地も同じ藪の中にあるので、Kの家まで避難してからそれぞれ家に帰ることにしました。
帰るときはTはばつが悪そうで、Kはちょっと自慢気な感じだったのを覚えています。
驚いたことに、Tは兄貴に頼み込んで、後日一緒に穴を埋めに言ったそうです。枝は先が噛みちぎられたみたいになって倒れていたそうですが、怖いのでサッサと埋めて踏み固めてきたそうです。
やっぱ、責任を感じたのかな?

255: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 15:10:03 ID:kipm/8520
その後、最初にTが、続いてTの兄貴が足の小指を強打する事件があり、「ヤマキの呪い」と言われていました。
Kもクラスで最初に毛が生えたので「ヤマキの呪い」と言われていました。ガキですね。

読んだ皆さんが足の小指を強打したり、毛が生えたら呪いかもしれません。

256: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 15:18:06 ID:mVacl0uWO
むしろ俺の頭には生えてほしい

257: 本当にあった怖い名無し 2008/08/14(木) 15:32:51 ID:k0Cbj0pi0
>>256
ヤマキの墓を掘り起こす作業に移るんだ

799: 本当にあった怖い名無し 2008/08/23(土) 13:27:17 ID:NTC3Ds3D0
皆様乙!「ヤマキの墓」がらみの話を書いたモンです。

カキコの後で少し気になったので「ヤマキの墓」について地元の人に色々聞いてみたんですが、謂われが有るみたいなので、追加します。

昔あの墓がある辺りにやたら強い落ち武者か何かが住み着いて食い物やら女の人やら盗んでいたらしいです。そいつが「ヤマキ」らしい。
ヤマキの悪さは許せないが強くて敵わない。そこで、そいつを用心棒として雇って食事とか生活の面倒はみる代わりに女の人は返してくれって持ちかけたそうです。
ヤマキの方も、何時までも一人で強盗家業が続く訳でもないので、条件をのんで用心棒になったそうです。
でも、用心棒に雇うって言うのは口実で、娘や許嫁を傷物にされた恨みを油断させて晴らそうって事だったらしく、最後は酒で酔わせて皆で滅多切りにしたらしい。
だまし打ちですね。
そんな感じで「ヤマキ」は片付けたんだけど、死体は酷たらしいわ、だまし討ちの負い目はあるわで、一応死体の肉片をかき集めて坊主を呼んで丁重に葬ったらしい。

ってのが「ヤマキの墓」のスプラッターな伝説です。

掘り返したのに大した呪いが無いのが不思議だ。

317: 本当にあった怖い名無し 2008/08/15(金) 13:53:56 ID:/91/cryu0
誘われて

全然怖くないしスレ違かもしれませんが、投下します。

私の実家近くには徒歩三分で行ける山に面した神社があります。
幼い頃は近所の同年代の子達が集まって設置してある遊具で遊んだり、
自然が豊富だったため木の実を使ったりしたおままごとをしたりしてよく遊んでいました。
集まった子の中には山の崖のようになっている所を登ったりした少し危険な遊びをしたりもしていました。

その日は秋に差し掛かり雲が厚く少し薄暗いため神社に子供の集まりがあまり無い日でした。
私は一緒に遊んでいた子と二人で神社に何をするのでもなく居たのですが
そんな私たちの前に近所に住む顔見知りのお兄さんがやってきました。

お兄さんは私たちに一緒に遊ぼうと誘い、良い所に案内してくれると言いました。
お兄さんは崖登りをよくしていて、その時見つけた場所に私たちを連れて行ってくれるとのことでした。

私たちは先を進むお兄さんの後を懸命に着いていきました。
今思うと子供がやる崖登りと言うよりも急な山道を草を手にしながら進んでいく危険な物だったと思います。

「着いた」 そうお兄さんが言った場所は先ほどまで進んでいた急斜面とは違いただの広い野原のような所でした。
そして尚も歩くお兄さんに着いて行くと一本の大きな、葉が何もついていない木がありました。
山の中だというのにその木の周りには何故か他に木が生えて無かったのを覚えています。
そして木には真ん中辺りに大人一人が入れるほどの穴のような、裂け目のようなものがありました。

山とは思えない平らな広い場所、その真ん中にある葉の無い穴の開いた大きな木
辺りには風すら無く物音も何もないそんな不思議な空間の中に私たちはいました。

その日私たちは特に何も喋らず五時になる事を告げる鐘の音を聞き家に帰ったのですが、
後日一緒に行った友達と二人だけでその木の所へ何度か行こうとしたのですが何故か行く事は出来ませんでした。


318: 本当にあった怖い名無し 2008/08/15(金) 13:55:53 ID:/91/cryu0
お兄さんの後を着いていったのできっと覚えている道が違うのだろうと言うことになり次第にその場所へと
行こうとすることも無くなりました。
お兄さんに連れて行って貰えば良いとも思いましたが、お兄さんは私たちに近づく事も話しかけることも
しませんでしたし、私たちもそれをしませんでした。
第一に私たちとお兄さんが話したのは遊んだ時が初めてであり、それまではただ近所にこんな子がいる程度の
認識だったはずです。


私は一年ぶりに実家に戻ってきて神社のある山を久々に何となく見ていたのですが、
不意にこの幼いときの出来事を思い出しました。
そして、山は小さくあの広い空間があるとはとても思えないということにも気づきました。
一緒に行った子にこの話しをしても覚えていないと言われ、お兄さんが今どうしているのかは確かめられないため
私はこの出来事を思いだしてからもう一度山に入りあの空間を見つけたいという思いを抱えています。

ですが、最近の神社は遊具も古くなったため撤去され地元の子供の数も少なくなったためそこで遊ぶ子供も居なくなり
昔とくらべてとても寂しい場所になってしまいました。

あの時お兄さんはなぜ話した事も無い私たちをあの場所へと誘ったのでしょうか?
山は小さくあの場所があるとはとても思えません、ならばあの時私はどこへ行ってしまったのでしょう?
そして、あの木の真ん中に開いていた穴は、まるで誰かがその場所に居るかのようでした。

私はあの日、行っては行けない場所へと連れて行かれ
最近になって、思い出してはいけない記憶を呼び覚ましてしまったのではないのでしょうか。
私がもし山に入りあの場所を見つけたとしても、昔とくらべ薄ら寂しい神社の今となっては
無事家へと戻されるのか不安でしかたありません。

以上です。お目汚し失礼します

356: 本当にあった怖い名無し 2008/08/16(土) 19:34:10 ID:02j3Vxqp0
砂風呂

昔ね、友達と海に行った時の話なんだけど。
砂風呂をやろうとして、あんまり人目が多い場所だと
ちょっと恥ずかしいから、あんまり人気のないところで
友達に砂かけて埋めてもらったんだ。顔には日よけのパラソルがかかるように
してもらって快適だったし、すぐにウトウトし始めた。
その時、不意に誰かが近づいてくる気配がして
「オキテタラヤル」
と、若くはない女性の声でしゃべったのよ。友達の声じゃなかったし
妙に抑揚が無いしゃべり方だった。かなり眠かったから無視したんだけど
結局、それきり声はかけてこなくて気配もすぐ立ち去った。
しばらくして、砂から出て海で遊んでたんだけど、人も少なくなった帰りの時間に
パラソルをあの場所に置いてきてしまったことを思い出して取りにいったのね。
言い忘れてたけど、あの時、砂から出る際に人がまだいるかのように
砂を盛り上げて、パラソルも顔に当たる部分が見えないように配置していたわけよ。
友達を驚かそうとしていたんだけど、結局、待つのがめんどくさくて
すぐに別の場所で合流してしまったんだけどね。
で、パラソルを取りに戻った俺が見たのは
俺のじゃない別のパラソルが砂の盛り上がった部分に何本も突き刺さっていたのね。
俺のパラソルは切り裂かれて、顔があるべきはずだった場所に垂直に突き刺さっていた。
あと何故かカミソリが頭と胴体の間にめり込んでいた。
正直、怖かったし。怖い話のテンプレみたいだなとも考える自分もいたけど。
とりあえずゴミはまずいから自分の分のパラソルの残骸は持って帰ろうと思って
思いっきり深く刺さってたそれを軽い怒りと共に引き抜いたのね。
そしたらさ、遠くからなんか声が聞こえてきて。視線を向けると
結構長い砂浜の向こうからものすごい勢いで
走ってくる奴がいるのよ。で、そいつがなんか叫んでるの。
まだ残っていた人たちが、そいつからあとずさっているのはよく見えた。
もう俺もすぐに走って車に戻って、よくわかんない顔してる友達を車に乗せてさっさと逃げた。
焦ってはいたが、距離はかなりあったから結構余裕ではあったが、
笑いながら「オキテル」「オキテル」と走ってくる姿は忘れない。

357: 名無しさん@お腹いっぱい 2008/08/16(土) 19:40:51 ID:cZCYoKhj0
>>356
怖っ!

365: 本当にあった怖い名無し 2008/08/16(土) 20:27:30 ID:bV1QnGXnO
>>356って実話?怖すぎて軽くちびった

366: 名無し@お腹いっぱい 2008/08/16(土) 21:12:18 ID:cZCYoKhj0
>>365
今日は寝れない

372: 本当にあった怖い名無し 2008/08/16(土) 21:28:10 ID:gHnkr0gV0
>>356
久しぶりにゾクっとしたわ

405: 本当にあった怖い名無し 2008/08/17(日) 10:19:45 ID:O1Q0qHH+0
嗤う

昨日のお話
雨が降ってきたので窓を閉めに向かっていたら、ピカっと光った。
「雷か」としか思わなかった自分の真横で、くすと笑う声が
聞こえた気がした。

窓を閉めようとした瞬間に上から一瞬何かが落ちてきて、
自分の目の前を通り落下した。
「ドスンッ!!」と音が鳴ったが同時に雷の落ちる音もなった。

下を見ることは出来なかった。下に居た人達が騒ぎ警察や消防が駆けつけた。
再度の雷の音の瞬間に確かに「クスクス」と笑い声が聞こえた。
同時に、閉めたはずの窓が開いていた。

引越しを考え中

418: 本当にあった怖い名無し 2008/08/17(日) 20:15:30 ID:RmNsKAzv0
>>405
ほんのりと洒落んなんないな。

908: 1/1 2008/08/26(火) 09:45:56 ID:VFtYjtRn0
八尺様

親父の実家は自宅から車で二時間弱くらいのところにある。
農家なんだけど、何かそういった雰囲気が好きで、高校になってバイクに乗る
ようになると、夏休みとか冬休みなんかにはよく一人で遊びに行ってた。
じいちゃんとばあちゃんも「よく来てくれた」と喜んで迎えてくれたしね。
でも、最後に行ったのが高校三年にあがる直前だから、もう十年以上も行って
いないことになる。
決して「行かなかった」んじゃなくて「行けなかった」んだけど、その訳はこ
んなことだ。

春休みに入ったばかりのこと、いい天気に誘われてじいちゃんの家にバイクで
行った。まだ寒かったけど、広縁はぽかぽかと気持ちよく、そこでしばらく寛
いでいた。そうしたら、

「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」

と変な音が聞こえてきた。機械的な音じゃなくて、人が発してるような感じが
した。それも濁音とも半濁音とも、どちらにも取れるような感じだった。
何だろうと思っていると、庭の生垣の上に帽子があるのを見つけた。生垣の上
に置いてあったわけじゃない。帽子はそのまま横に移動し、垣根の切れ目まで
来ると、一人女性が見えた。まあ、帽子はその女性が被っていたわけだ。
女性は白っぽいワンピースを着ていた。

でも生垣の高さは二メートルくらいある。その生垣から頭を出せるってどれだ
け背の高い女なんだ…
驚いていると、女はまた移動して視界から消えた。帽子も消えていた。
また、いつのまにか「ぽぽぽ」という音も無くなっていた。

909: 2/9 2008/08/26(火) 09:46:59 ID:VFtYjtRn0
そのときは、もともと背が高い女が超厚底のブーツを履いていたか、踵の高い
靴を履いた背の高い男が女装したかくらいにしか思わなかった。

その後、居間でお茶を飲みながら、じいちゃんとばあちゃんにさっきのことを
話した。
「さっき、大きな女を見たよ。男が女装してたのかなあ」
と言っても「へぇ~」くらいしか言わなかったけど、
「垣根より背が高かった。帽子を被っていて『ぽぽぽ』とか変な声出してたし」
と言ったとたん、二人の動きが止ったんだよね。いや、本当にぴたりと止った。

その後、「いつ見た」「どこで見た」「垣根よりどのくらい高かった」
と、じいちゃんが怒ったような顔で質問を浴びせてきた。
じいちゃんの気迫に押されながらもそれに答えると、急に黙り込んで廊下にあ
る電話まで行き、どこかに電話をかけだした。引き戸が閉じられていたため、
何を話しているのかは良く分からなかった。
ばあちゃんは心なしか震えているように見えた。

じいちゃんは電話を終えたのか、戻ってくると、
「今日は泊まっていけ。いや、今日は帰すわけには行かなくなった」と言った。
――何かとんでもなく悪いことをしてしまったんだろうか。
と必死に考えたが、何も思い当たらない。あの女だって、自分から見に行った
わけじゃなく、あちらから現れたわけだし。

そして、「ばあさん、後頼む。俺はKさんを迎えに行って来る」
と言い残し、軽トラックでどこかに出かけて行った。

910: 3/9 2008/08/26(火) 09:48:03 ID:VFtYjtRn0
ばあちゃんに恐る恐る尋ねてみると、
「八尺様に魅入られてしまったようだよ。じいちゃんが何とかしてくれる。何
にも心配しなくていいから」
と震えた声で言った。
それからばあちゃんは、じいちゃんが戻って来るまでぽつりぽつりと話してく
れた。

この辺りには「八尺様」という厄介なものがいる。
八尺様は大きな女の姿をしている。名前の通り八尺ほどの背丈があり、「ぼぼ
ぼぼ」と男のような声で変な笑い方をする。
人によって、喪服を着た若い女だったり、留袖の老婆だったり、野良着姿の年
増だったりと見え方が違うが、女性で異常に背が高いことと頭に何か載せてい
ること、それに気味悪い笑い声は共通している。
昔、旅人に憑いて来たという噂もあるが、定かではない。
この地区(今は○市の一部であるが、昔は×村、今で言う「大字」にあたる区
分)に地蔵によって封印されていて、よそへは行くことが無い。
八尺様に魅入られると、数日のうちに取り殺されてしまう。
最後に八尺様の被害が出たのは十五年ほど前。

これは後から聞いたことではあるが、地蔵によって封印されているというのは、
八尺様がよそへ移動できる道というのは理由は分からないが限られていて、そ
の道の村境に地蔵を祀ったそうだ。八尺様の移動を防ぐためだが、それは東西
南北の境界に全部で四ヶ所あるらしい。
もっとも、何でそんなものを留めておくことになったかというと、周辺の村と
何らかの協定があったらしい。例えば水利権を優先するとか。
八尺様の被害は数年から十数年に一度くらいなので、昔の人はそこそこ有利な
協定を結べれば良しと思ったのだろうか。

911: 4/9 2008/08/26(火) 09:49:15 ID:VFtYjtRn0
そんなことを聞いても、全然リアルに思えなかった。当然だよね。
そのうち、じいちゃんが一人の老婆を連れて戻ってきた。

「えらいことになったのう。今はこれを持ってなさい」
Kさんという老婆はそう言って、お札をくれた。
それから、じいちゃんと一緒に二階へ上がり、何やらやっていた。
ばあちゃんはそのまま一緒にいて、トイレに行くときも付いてきて、トイレの
ドアを完全に閉めさせてくれなかった。
ここにきてはじめて、「なんだかヤバイんじゃ…」と思うようになってきた。

しばらくして二階に上がらされ、一室に入れられた。
そこは窓が全部新聞紙で目張りされ、その上にお札が貼られており、四隅には
盛塩が置かれていた。
また、木でできた箱状のものがあり(祭壇などと呼べるものではない)、その
上に小さな仏像が乗っていた。
あと、どこから持ってきたのか「おまる」が二つも用意されていた。これで用
を済ませろってことか・・・

「もうすぐ日が暮れる。いいか、明日の朝までここから出てはいかん。俺もば
あさんもな、お前を呼ぶこともなければ、お前に話しかけることもない。そう
だな、明日朝の七時になるまでは絶対ここから出るな。七時になったらお前か
ら出ろ。家には連絡しておく」

と、じいちゃんが真顔で言うものだから、黙って頷く以外なかった。
「今言われたことは良く守りなさい。お札も肌身離さずな。何かおきたら仏様
の前でお願いしなさい」
とKさんにも言われた。

912: 5/9 2008/08/26(火) 09:50:22 ID:VFtYjtRn0
テレビは見てもいいと言われていたので点けたが、見ていても上の空で気も紛
れない。
部屋に閉じ込められるときにばあちゃんがくれたおにぎりやお菓子も食べる気
が全くおこらず、放置したまま布団に包まってひたすらガクブルしていた。

そんな状態でもいつのまにか眠っていたようで、目が覚めたときには、何だか
忘れたが深夜番組が映っていて、自分の時計を見たら、午前一時すぎだった。
(この頃は携帯を持ってなかった)

なんか嫌な時間に起きたなあなんて思っていると、窓ガラスをコツコツと叩く
音が聞こえた。小石なんかをぶつけているんじゃなくて、手で軽く叩くような
音だったと思う。
風のせいでそんな音がでているのか、誰かが本当に叩いているのかは判断がつ
かなかったが、必死に風のせいだ、と思い込もうとした。
落ち着こうとお茶を一口飲んだが、やっぱり怖くて、テレビの音を大きくして
無理やりテレビを見ていた。

そんなとき、じいちゃんの声が聞こえた。
「おーい、大丈夫か。怖けりゃ無理せんでいいぞ」
思わずドアに近づいたが、じいちゃんの言葉をすぐに思い出した。
また声がする。
「どうした、こっちに来てもええぞ」

じいちゃんの声に限りなく似ているけど、あれはじいちゃんの声じゃない。
どうしてか分からんけど、そんな気がして、そしてそう思ったと同時に全身に
鳥肌が立った。
ふと、隅の盛り塩を見ると、それは上のほうが黒く変色していた。

913: 本当にあった怖い名無し 2008/08/26(火) 09:51:23 ID:VFtYjtRn0
一目散に仏像の前に座ると、お札を握り締め「助けてください」と必死にお祈
りをはじめた。

そのとき、

「ぽぽっぽ、ぽ、ぽぽ…」

あの声が聞こえ、窓ガラスがトントン、トントンと鳴り出した。
そこまで背が高くないことは分かっていたが、アレが下から手を伸ばして窓ガ
ラスを叩いている光景が浮かんで仕方が無かった。
もうできることは、仏像に祈ることだけだった。

とてつもなく長い一夜に感じたが、それでも朝は来るもので、つけっぱなしの
テレビがいつの間にか朝のニュースをやっていた。画面隅に表示される時間は
確か七時十三分となっていた。
ガラスを叩く音も、あの声も気づかないうちに止んでいた。
どうやら眠ってしまったか気を失ってしまったかしたらしい。
盛り塩はさらに黒く変色していた。

念のため、自分の時計を見たところはぼ同じ時刻だったので、恐る恐るドアを
開けると、そこには心配そうな顔をしたばあちゃんとKさんがいた。
ばあちゃんが、よかった、よかったと涙を流してくれた。

下に降りると、親父も来ていた。
じいちゃんが外から顔を出して「早く車に乗れ」と促し、庭に出てみると、ど
こから持ってきたのか、ワンボックスのバンが一台あった。そして、庭に何人
かの男たちがいた。

914: 7/9 2008/08/26(火) 09:52:24 ID:VFtYjtRn0
ワンボックスは九人乗りで、中列の真ん中に座らされ、助手席にKさんが座り、
庭にいた男たちもすべて乗り込んだ。全部で九人が乗り込んでおり、八方すべ
てを囲まれた形になった。

「大変なことになったな。気になるかもしれないが、これからは目を閉じて下
を向いていろ。俺たちには何も見えんが、お前には見えてしまうだろうからな。
いいと言うまで我慢して目を開けるなよ」
右隣に座った五十歳くらいのオジさんがそう言った。

そして、じいちゃんの運転する軽トラが先頭、次が自分が乗っているバン、後
に親父が運転する乗用車という車列で走り出した。車列はかなりゆっくりとし
たスピードで進んだ。おそらく二十キロも出ていなかったんじゃあるまいか。

間もなくKさんが、「ここがふんばりどころだ」と呟くと、何やら念仏のよう
なものを唱え始めた。

「ぽっぽぽ、ぽ、ぽっ、ぽぽぽ…」

またあの声が聞こえてきた。
Kさんからもらったお札を握り締め、言われたとおりに目を閉じ、下を向いて
いたが、なぜか薄目をあけて外を少しだけ見てしまった。

目に入ったのは白っぽいワンピース。それが車に合わせ移動していた。
あの大股で付いてきているのか。
頭はウインドウの外にあって見えない。しかし、車内を覗き込もうとしたのか、
頭を下げる仕草を始めた。

無意識に「ヒッ」と声を出す。
「見るな」と隣が声を荒げる。

慌てて目をぎゅっとつぶり、さらに強くお札を握り締めた。

915: 8/9 2008/08/26(火) 09:53:50 ID:VFtYjtRn0
コツ、コツ、コツ
ガラスを叩く音が始まる。

周りに乗っている人も短く「エッ」とか「ンン」とか声を出す。
アレは見えなくても、声は聞こえなくても、音は聞こえてしまうようだ。
Kさんの念仏に力が入る。

やがて、声と音が途切れたと思ったとき、Kさんが「うまく抜けた」と声をあ
げた。
それまで黙っていた周りを囲む男たちも「よかったなあ」と安堵の声を出した。

やがて車は道の広い所で止り、親父の車に移された。
親父とじいちゃんが他の男たちに頭を下げているとき、Kさんが「お札を見せ
てみろ」と近寄ってきた。
無意識にまだ握り締めていたお札を見ると、全体が黒っぽくなっていた。
Kさんは「もう大丈夫だと思うがな、念のためしばらくの間はこれを持ってい
なさい」と新しいお札をくれた。

その後は親父と二人で自宅へ戻った。
バイクは後日じいちゃんと近所の人が届けてくれた。
親父も八尺様のことは知っていたようで、子供の頃、友達のひとりが魅入られ
て命を落としたということを話してくれた。
魅入られたため、他の土地に移った人も知っているという。

バンに乗った男たちは、すべてじいちゃんの一族に関係がある人で、つまりは
極々薄いながらも自分と血縁関係にある人たちだそうだ。
前を走ったじいちゃん、後ろを走った親父も当然血のつながりはあるわけで、
少しでも八尺様の目をごまかそうと、あのようなことをしたという。
親父の兄弟(伯父)は一晩でこちらに来られなかったため、血縁は薄くてもす
ぐに集まる人に来てもらったようだ。

916: 9/9 2008/08/26(火) 09:54:54 ID:VFtYjtRn0
それでも流石に七人もの男が今の今、というわけにはいかなく、また夜より昼
のほうが安全と思われたため、一晩部屋に閉じ込められたのである。
道中、最悪ならじいちゃんか親父が身代わりになる覚悟だったとか。

そして、先に書いたようなことを説明され、もうあそこには行かないようにと
念を押された。

家に戻ってから、じいちゃんと電話で話したとき、あの夜に声をかけたかと聞
いたが、そんなことはしていないと断言された。
――やっぱりあれは…
と思ったら、改めて背筋が寒くなった。

八尺様の被害には成人前の若い人間、それも子供が遭うことが多いということ
だ。まだ子供や若年の人間が極度の不安な状態にあるとき、身内の声であのよ
うなことを言われれば、つい心を許してしまうのだろう。

それから十年経って、あのことも忘れがちになったとき、洒落にならない後日
談ができてしまった。

「八尺様を封じている地蔵様が誰かに壊されてしまった。それもお前の家に通
じる道のものがな」

と、ばあちゃんから電話があった。
(じいちゃんは二年前に亡くなっていて、当然ながら葬式にも行かせてもらえ
なかった。じいちゃんも起き上がれなくなってからは絶対来させるなと言って
いたという)

今となっては迷信だろうと自分に言い聞かせつつも、かなり心配な自分がいる。
「ぽぽぽ…」という、あの声が聞こえてきたらと思うと…

925: 本当にあった怖い名無し 2008/08/26(火) 11:59:22 ID:dlo1UABw0
>>908
すごく面白かった。
実話ならかなり怖いね。

926: 本当にあった怖い名無し 2008/08/26(火) 12:00:42 ID:Gs+3t3AgO
>>910
 九州沿岸に生息すると言われる磯女という妖怪に似ているな。護岸工事で磯に住めなくなって陸に上がってきたのだろうか。
 現代風にワンピース着るとかオシャレには気を使ってるんだな。
御守り黒くなるとか強烈にやばい存在みたいだが、封印壊れちゃったのかな?

992: 本当にあった怖い名無し 2008/08/28(木) 08:30:40 ID:UOOoTgaV0
>>908
このスレで一番怖かったわ。

封印の地蔵が壊れたってことは
八尺様が全国どこにでも現れる可能性が出たということと
魅入られたら逃げることが出来なくなったということだよな…。

成人前の若い人間は気をつけろよ。

929: 本当にあった怖い名無し 2008/08/26(火) 12:49:56 ID:1/9/PTvqO
>>908
最初、ポポポって鼠先輩かよwと吹きそうになったが、
読み進めると背筋が冷たくなった。
封印が解かれたというが、その後大丈夫なんだろうか?

928: 本当にあった怖い名無し 2008/08/26(火) 12:39:37 ID:+J64zLOtO
八尺様の話すごく怖かったです。

936: 本当にあった怖い名無し 2008/08/26(火) 16:08:47 ID:41cqtXxCO
八尺様おもしろかった~

937: 本当にあった怖い名無し 2008/08/26(火) 16:13:46 ID:DRM7tA/x0
八尺さまの話 すごく面白かった。。。

全然長さをかんじさせなかったよー

おどろおどろしくてすごく日本ぽかった

941: 本当にあった怖い名無し 2008/08/26(火) 16:55:48 ID:3eB/Qf5TO
八尺様の話し良かった。
読んでて鳥肌立ったよ。

942: 本当にあった怖い名無し 2008/08/26(火) 17:41:52 ID:ch5z9terO
尺八様恐すぎる(ノ><)ノ
どこなんだろ?知らない間にそこに行ってしまったら怖いよね。
でも載せちゃうと、面白半分で行っちゃう人もいるだろうから、無理だけど。怖い

943: 本当にあった怖い名無し 2008/08/26(火) 17:43:07 ID:ch5z9terO
あっ八尺だったf^_^;

961: 本当にあった怖い名無し 2008/08/26(火) 23:31:45 ID:fH2xL4ZJ0
八尺様の話を読んで伊藤潤二の「ファッションモデル」に登場した
淵さんが頭に浮かんだ。
あんな感じなのだろうか?









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死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?『"八尺様"が初投稿されたスレ』

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コメント

1  不思議な名無しさん :2017年11月09日 23:40 ID:itrxu.Sk0*
八尺様は怖いけど「封印が解かれた」という陳腐なオチがねえ
そこは隠した方がよかったよ
2  不思議な名無しさん :2017年11月10日 00:26 ID:5R7YYNdf0*
幽霊見える人が羨ましい
自称霊能力者(笑)には神様の守護霊がついてるって言われて、近所の住職からはある意味神様に守られてるって言われた俺としては羨ましい
良くも悪くも何か強いらしい。何がどうとかはよく分からんが守護霊強いらしい。
3  不思議な名無しさん :2017年11月10日 00:26 ID:tA2GyLAY0*
死神って取り憑いたり命を取りに来るんじゃなくて、死期が近い人のところに迎えに来る神じゃなかった?
4  不思議な名無しさん :2017年11月10日 01:04 ID:MndENcDd0*
精神病院ってちゃんと病棟ごとに施錠されてるがな
5  不思議な名無しさん :2017年11月10日 02:25 ID:9Whmdrzm0*
最初の話が個人的にはびびったわ。
色々あるんやね
6  不思議な名無しさん :2017年11月10日 04:53 ID:Jz1ZRrsU0*
8尺様とか未だにマジでやってんのか?自演だろw
7  不思議な名無しさん :2017年11月10日 07:41 ID:Mfv8ddLA0*
八尺様の工口漫画すこ

グーグル画像検索でも萌え画像がわんさか出てきていいぞ〜これ
8  不思議な名無しさん :2017年11月10日 08:35 ID:rsv2dRLC0*
全体的に話が長すぎる
盛り上げようと空回りしてる
あと、無理な落ちは白けるね
9  不思議な名無しさん :2017年11月10日 08:40 ID:SBsdrQ1U0*
※7
八尺様の話投稿した人もよもやこんなことになるとは思うまい…日本人恐い
10  不思議な名無しさん :2017年11月10日 09:10 ID:RxUDmIRj0*
幽霊が見えるも何もそもそも存在しないから見えようがないだろ
11  不思議な名無しさん :2017年11月10日 09:18 ID:eHhhS3Ru0*
八尺様の話は普通の民謡と思えば面白いでしょ
実話と思うから白ける
12  不思議な名無しさん :2017年11月10日 10:11 ID:6i5Nvslb0*
地獄ってこのスレだったのか
13  不思議な名無しさん :2017年11月10日 12:10 ID:A6.0zswl0*
>>八尺様の話は普通の民謡と思えば面白いでしょ

民謡?歌うのか?
14  不思議な名無しさん :2017年11月10日 13:32 ID:jNVQR1LQ0*
砂浜の話怖すぎ
幽霊じゃないよね?これ
15  不思議な名無しさん :2017年11月10日 15:56 ID:j315gz2v0*
八尺様が尺八様にみえた。
疲れてるのか憑かれてるのか霊ってるのか溜まってるのかわからん。眼科いってソープいってスッキリしてから神社よって帰るとするか
16  不思議な名無しさん :2017年11月10日 17:42 ID:.Yy1NBwe0*
下半身だけなのに手を伸ばしてくるwww

ほんと詰めが甘いし頭おかしい
17  不思議な名無しさん :2017年11月10日 23:16 ID:rQw6Pxul0*
尺八様で不覚にもwww
18  不思議な名無しさん :2017年11月12日 01:40 ID:UC2YbDRf0*
貞子しかり、かやこしかり、女性の方浸透しやすいのかな

 
 
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