4: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:14:59.15 ID:LVLhMsQKa
これ以外の夜は訳わからんのが多い
11: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:16:03.22 ID:8dBzFFp5d
>>4
船から飛び降りる奴と木彫りの奴すき
5: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:15:09.28 ID:3vguczmM0
明治の人間が書いたとは思えんほど現代に通じる美しさ
8: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:15:50.43 ID:yrHQu2NY0
最初だけ感動した
131: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:30:09.61 ID:4xbs7XJip
>>8
最初のうちは「おお、美しい言葉のみを羅列した短編小説か、新しいな」とか思って読んでると後半でがっかりするよな
10: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:15:59.36 ID:ev0Dg0rz0
船から飛び降りるやつすき
15: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:17:18.41 ID:3vguczmM0
第一夜の幻想的な世界は宮沢賢治に通じるものがあると思うんや
82: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:25:43.20 ID:CM9CyX1Z0
>>15
定番中の定番だが銀河鉄道の美しさは異常
247: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:42:12.80 ID:3vguczmM0
>>82
読んでると心が浄化される数少ない小説やであれは
幻想小説の最高峰や
371: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:55:15.83 ID:9XCF5Tjn0
>>82
ほんますき
終盤の「僕達一緒に行こうね」で号泣してまう
18: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:17:56.59 ID:sRBNyiJH0
漱石は倫敦塔の雰囲気が好きだったなあ
25: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:19:03.21 ID:4kFJmRMe0
美しさなら泉鏡花やろ
28: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:19:15.83 ID:/fAOTQ4f0
日本の小説て世界のと比べて面白いんか?
58: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:23:55.03 ID:hUQfqQ3Ca
>>28
人によるとしか言えん
海外にせよ日本にせよ所謂一流のものなら最終的に好みや
93: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:26:40.56 ID:8dBzFFp5d
>>28
高校までは外国作品は英米のやつくらいしか読んどらんかったから「海外大したことないな、日本の谷崎や太宰の方が百倍面白いやんけ」って思っとったけど
大学でドストエフスキー読んで初めて魂が震えて次元が違うと痛感した
ロシア人の頭の中どうなってんねんやろ
133: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:30:15.21 ID:v5XipvbGd
>>93
やっぱキリスト教ある世界観の悪は半端無いわ
日本文学は悪人とか崇高さとか苦手やな
178: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:34:25.36 ID:8dBzFFp5d
>>133
日本みたいな緩い宗教感の下で行われる悪と、キリスト教の厳格な精神的支配の下にいるにもかかわらず行われる悪とでは後者の方が必然的に葛藤激しくならざるを得んからやろうな
31: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:19:34.79 ID:ZnUiPAey0
背負ったガキに「お前に殺されたのここだったな」みたいなこと言われる夜のやつが怖すぎ
34: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:20:17.34 ID:vF9lXfUB0
>>31
こわ
38: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:21:02.73 ID:hFalekz2d
>>31
お前が俺を殺したのは今からちょうど百年前だね。
59: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:23:56.25 ID:v5XipvbGd
>>38
第二夜の坊主説すこ
32: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:19:36.44 ID:k3LlC6i50
第六夜はまぁまぁおもしろい
第一夜はほんと雰囲気だけ
39: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:21:20.25 ID:4kFJmRMe0
永日小品やっけあれも好き
49: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:22:48.12 ID:3vguczmM0
>>39
なんかモナリザが明治の人間にはまともに評価されなかった話だけ覚えてる
51: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:23:19.69 ID:nKO8J1VB0
子供の頃はわからんかったやで
大人になって読むとこの部分号泣やで
53: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:23:30.16 ID:Yb1N+dq10
怪作の名に相応しい
なんかガキ背負ってたら石地蔵になる?みたいな話印象に残ってるわ
67: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:24:28.57 ID:MC8ZckGZ0
夏目漱石は文章は難しくないけど長々しい文が連なるから飽きる
だから読むのに余計な時間がかかるわ
最後の方は夏目漱石特有の当て字探しばかりしてしまう
69: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:24:50.49 ID:X4bvckU+a
思い出すことなどでドストエフスキーに言及してたの覚えてる
夏目漱石が彼を意識してたんやな
74: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:25:15.73 ID:xLvnxK2w0
ワオは方丈記が好きやで
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず
75: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:25:16.26 ID:Z/qnUxKl0
1(二)石原慎太郎「太陽の季節」
2(中)綿矢りさ「蹴りたい背中」
3(左)中上健次「岬」
4(右)村上龍「限りなく透明に近いブルー」
5(一)大江健三郎「飼育」
6(捕)安部公房「壁 S・カルマ氏の犯罪」
7(三)遠藤周作「白い人」
8(遊)平野啓一郎「日蝕」
9(投)又吉直樹「火花」
97: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:26:47.05 ID:4kFJmRMe0
>>75
中上健次も加え入れろ
296: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:47:39.09 ID:Z9F7F6jl0
>>75
蹴りたい背中よりはインストールの方が好き
インストールのときは綿矢りさまだ処女やったやろうけど
蹴りたい背中のときは非処女なんやろと勝手に思ってるわ
80: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:25:33.66 ID:csNfrjET0
とりあえず青空文庫でダウンロードしたわ
81: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:25:41.96 ID:qDVBRLUM0
煮しめをつまみにして呑んでみたけど普通やったわ
107: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:27:31.27 ID:CM9CyX1Z0
文学小説一周目ワイ「なんやこれ。小難しい言葉並べてかっこつけとるだけやん。糞&糞」
二週目ワイ「名作やわ…」
120: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:29:15.21 ID:k3LlC6i50
第三夜怖すぎてやばい
よくある親はお前だ系の怪談のプロトタイプなんかな
122: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:29:22.24 ID:X4bvckU+a
豚に追い詰められて棒振り回してたのもあった記憶がある
129: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:30:07.29 ID:VpYw2QMna
精神的に向上心のない者はばかだ
135: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:30:23.48 ID:4kFJmRMe0
内田百けんの過小評価ぶりはエグいな
136: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:30:26.79 ID:ZYrfYq7R0
夏目漱石はほんまに文豪って感じがするよな
くっそ美しい文章で、しかも読みやすいってのはシンプルに見えてやっぱすごいで
155: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:31:40.11 ID:GiG7MeV2a
>>136
ワイらの問題意識はだいたい漱石が考えてくれとる、なんて言う人もおるくらい
現代でも当てはまる普遍的なことを書ききっとるからすごいと思うわ
137: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:30:28.13 ID:Zi4iILzU0
漱石はあの時代のものとしては読み易さが半端ない
140: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:30:44.08 ID:BjbX+kkLd
漱石は約10年であの作品群残したのはすごE
144: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:30:57.14 ID:L26N2Kxs0
文学作品読むなら新書でも読んどくって考えなんやがやっぱり文学作品も読んでみた方がええんかな
205: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:37:13.67 ID:3vguczmM0
>>144
現代の日本の書き言葉は漱石が作ったというのは言い過ぎやけど、大きな影響を与えてるのは間違いないから漱石は必読やと思うわ
146: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:31:00.22 ID:bKVdmRKB0
羅生門すこ
や芥N1
152: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:31:25.81 ID:LVLhMsQKa
>>146
歯車も好きか...?
188: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:35:10.82 ID:hUQfqQ3Ca
>>152
ワイ閃輝暗点もち
歯車で病名を知り安心したのち読み終わってやっぱり落ち込む
156: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:31:43.08 ID:4kFJmRMe0
漱石とか中島敦みたいにすらすら漢文読み下し体の文章書けるの憧れるわ
162: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:32:34.18 ID:uaPNTNN6a
夢の話なら内田百聞の冥土も好きや
167: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:33:03.35 ID:HT0tBsjoM
第一夜だけの出オチ感あるやろ
十夜もあるのに他はしょうもないのしかないんやないか
195: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:36:01.18 ID:BjbX+kkLd
>>167
たとえば毎晩同じ人が見てる夢やとしたら脈絡のないのでも当然やと思うけどな
矛盾していて当然なもんやし色々解釈ができて面白いやん
171: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:33:46.01 ID:tUDHoh7Fd
こころはいつ読んでも考えさせるわ
すげぇ小説
176: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:34:11.49 ID:Pst760oz0
壁は理解できないなりに面白かったけど戯曲の友達は理解できん上につまらんかったわ
191: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:35:39.85 ID:oaqxtVqK0
ワイは鉱夫が好きや
漱石自身は社会の底辺なんて知りようないはずなのになんでああいうのも書けたんやろか
203: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:36:55.61 ID:4kFJmRMe0
>>191
作家志望みたいなんがワイの経験書いてくれやって言って来たらしいで
264: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:43:59.18 ID:oaqxtVqK0
>>203
猫みたいなおふざけから三四郎や彼岸過迄みたいな割と上流の人間ばっかりの話しか知らんかったからああいう泥臭い話は新鮮やった
やけに真に迫る感じがあったから想像だけで書いてるとは思えんかったけどそういうことなんか
216: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:38:37.49 ID:PXohFJcgd
この前菊池寛の屋上の狂人と忠直卿行状記読んだけど読みやすくてええな
近代の作家は私小説とか書きすぎてて暗いからこれくらいのがええわ
217: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:38:49.57 ID:Q9Tq920va
なんか一本選ぶなら筒井の「乗越駅の刑罰」か「家」
純文学なら横光の「蝿」やな
漱石も芥川も川端も太宰も好きじゃない
218: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:38:51.98 ID:9IVG8+Hn0
僕はポケットから親指の爪ほどに細かくなったガラスの破片を取り出し、血を拭った。
破片はなだらかな窪みを持って明るくなり始めた空を映している。空の下には大きく病院が横に広がり、その遠くに並木道と街がある。
影のように映る街はその稜線で微妙な起伏を作っている。
その起伏は雨の飛行場でリリーを殺しそうになった時、雷とともに一瞬目に焼き付いたあの白っぽい起伏と同じものだ。波立ち霞んで見える水平線のような、女の白い腕のような優しい起伏。
これまでずっと、いつだって、僕はこの白っぽい起伏に包まれていたのだ。
血を縁に残したガラスの破片は夜明けの空気に染まりながら透明に近い。
限りなく透明に近いブルーだ。
229: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:40:27.55 ID:LVLhMsQKa
>>218
言葉の一つ一つも詩的な美しさがあって痺れるわ
268: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:44:21.95 ID:9IVG8+Hn0
>>229
高橋源一郎その他現役の作家が日本文学史上言葉のセンスが最もあるのは村上龍だって認めるくらいやからな
228: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:40:24.94 ID:QXe+yr8l0
もっとも美しい日本文学は銀の匙だってそれ一番言われてるから
232: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:40:43.30 ID:hUQfqQ3Ca
作者死亡で一番惜しまれるのはなんだかんだカラマーゾフの兄弟やな
誰がどう足掻いても読めないと思うと気が狂いそうになるわ
259: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:43:34.04 ID:l/ktzvcB0
賢治は短編何読んでもおもろいわ
電信柱が行進するやつとか最高や
279: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:45:44.53 ID:4kFJmRMe0
>>259
何か行進曲みたいのあったよな
291: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:47:19.52 ID:l/ktzvcB0
>>279
ドッテテ ドッテテ ドッテテド
でんしんばしらの ぐんたいは
はやさ せかいに たぐいなし
362: 風吹けば名無し 2018/01/19(金) 23:54:32.81 ID:9XCF5Tjn0
第一夜の花が伸びてキスまでの過程の文はピカイチやと思うわ。これでほんまに漱石好きになった