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    ベジータが不思議な世界に迷い込むようです

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    1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:12:00.54 ID:NyPZj/7i0
    セルゲームから数ヶ月……

    ベジータ「カカロットめ……あんな死に方しやがって」

    ベジータ「……」

    ベジータ「ブルマ、修行へいってくる」

    ブルマ「ちょっとー、ネジ締めのノルマちゃんと終わらせてから行ってよねー」

    ベジータ「……くそったれ」
    ベジータ「この世界、どこかおかしいと思わんか?」【SS】
    http://world-fusigi.net/archives/9078141.html






    2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:12:44.08 ID:NyPZj/7i0
    数分後

    ブルマ「よしよし!やればできるじゃん」

    ベジータ「フン」

    ブルマ「いってらっしゃーい」

        バシュ

    ブルマ「ベジータにもそろそろ基本的なプログラムをって」

    ブルマ「あーっ!10個しかちゃんと出来てない!」

    ブルマ「コラーベジーター!」

    3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:13:49.98 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「あんなこと真面目にやってられるか」

    ベジータ「さて、集中できる場所でも探すとするか」

    ベジータ「……?」

    ベジータ「何だ…?」

         シュタッ




    ベジータ「何だこのトンネルは?」

    2015-10-02-07-11-22

    5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:14:20.29 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ(……不思議な気を感じる)

    ベジータ「……行ってみるか」

       ザッザッザッザッザッザッザ

    ベジータ「気味の悪いところだぜ」

    ベジータ「……出口か」

        サァー……………

    ベジータ「……不思議なところだ」

    6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:14:57.07 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「む!」

    ベジータ「どういうことだ!?気がうまく読み取れん!」

    ベジータ「悟飯の気も……!ピ…ナメック星人の気も!」

    ベジータ「どうなってやがる…」

    ベジータ「フン、おもしろい」

    ベジータ「この意味の分からん世界」

    ベジータ「どんなもんか見極めてやる」


           バシュッ

    66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:45:25.50 ID:ztYlUas7O
    >>6
    亀だが一瞬ピッコロって言いかけてるなwww

    7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:16:01.61 ID:NyPZj/7i0
        ゴォォォーーーーーーー

    ベジータ「! 町だ」

        スタッ

    ベジータ「……誰もいない」

         テクテクテク

    ベジータ「あるのはまずそうなメシだけか」

    ベジータ「不思議な気の出所は……」

         トコトコトコ

    ベジータ「あの建物か」

         スッ

    ???「その橋を渡ってはいけない!」

    8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:16:34.87 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「何だ貴様は」

    ???「お前は人間だろう!あの建物へ入ってはいけない!」

    ???「すぐに引き返せ!」

    ベジータ「フン、ガキの分際で俺様に指図する気か?」

    ベジータ(妙なガキだ……コイツからも不思議な気を感じる)

    ???「悪いことは言わない!夜になる前にすぐにひきか「俺は指図されるのが嫌いな性質でね。はっ!」

        バシュッ

    ???「くっ!」

        ゴォォォー………

    ???「……愚か者め」

    9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:17:10.94 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「いきなり建物を壊してはまたブルマやカカロットがうるさいからな」

    ベジータ「正面から入ってやるぜ」

        ザッザッザッザッザッ……

    ベジータ(それにしてもさっきのガキは何者だ?)

    ベジータ(俺に気配すら察知させずに近づくとは……)

    ???「今は準備中だよ」

    ベジータ「!?」

    ???「お客様かい?それとも違うのかい?」

    ベジータ「何だババア。俺に何か用でも……うっ!!」

    ベジータ(なっ何だこの気は!?気味が悪いどころではないぞ!)

    ???「用がないんなら出ていきな」

    ???「出られるものならね」

    10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:17:43.72 ID:NyPZj/7i0
        ドシュッ

    ???「(店の中に!)侵入者だよ!捕まえな!」

    「「「「「おおおおおーーーーーー!!!」」」」」

    ベジータ「ぐおっ!?なんだこいつら!?」

           わーワーわーワーわーワーわーワーわーワーわー

    ???「どうした!早く捕まえな!店がめちゃくちゃにされたらたまんないよ!」

    ベジータ(!? あのババアいつのまに俺の前に!?さっき置いてきたばかりだというのに!)

    ???「ほどほどにしときなよ、若いの」

    ベジータ「くそったれー!はー!」

        ズオァッ

    11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:18:19.08 ID:NyPZj/7i0
    「ひぃっ!!」

        シーン……

    ベジータ「し、しまった!つい……」

    ???「つい、なんだい?」

    ベジータ「!? う、うわあああああ!(真っ二つになって喋っている!)」

        バシュゥゥゥゥ……

    「また逃げたぞ!あっちだー!」

        ヒラ  ヒラ  ヒラリ
        
    ???「ヒッヒッヒ……面白いやつがやってきたねえ」

    湯婆婆「この湯婆婆に歯向かうとはね」

    12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:18:28.41 ID:vwqNdaWk0
    ベジータ尻にしかれてるwwww

    13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:19:00.00 ID:NyPZj/7i0
    「そっちに行ったぞー!」「すばやいヤツだ!気をつけろ!」

    「湯婆婆さまに攻撃するとは」「命知らずなヤツだぜ」



    ???「なんの騒ぎだろう……?」

    ???「千ー!早くタオル持ってきなー!」

    千「はーいリンさん!」

    リン「しかしやかましいなー!」

    千「何かあったのかな?」

    リン「なんかさ、侵入者らしいぜ?」

    千「しんにゅうしゃ?」

    リン「湯婆婆に攻撃したらしいよ、そんなことするなんてヨソモンだね絶対に」

    千「どんな人なんだろう?(ハク、止められなかったのかな)」

    リン「会いたくねーよそんなヤツ、アタイたちまで襲われたらどーすんだよ」

    15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:19:27.45 ID:RWSdn+cCO
    不思議だw

    14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:19:02.74 ID:xdV6odu30
    なんの世界に迷い込んだんだろ

    16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:19:32.76 ID:8V8HuUNy0
    >>14
    どう見ても千と千尋だろ

    17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:19:49.83 ID:NyPZj/7i0
    青蛙「おい貴様、とまれー」

    ベジータ「うお!どけ!クソガエル!」

        ワーワーワーワーワーワー…………

    「どこいきやがった」「そっちじゃねえのか?」「こっちにはいないぞ!」「やだ、入ってこないでよ!」

    湯婆婆「何やってんだお前たち!見失ったのかい?使えないねえ」

    青蛙「そんなー、湯婆婆さまが占いで見つけてくれたら早いじゃないですかー」

    「そーだそーだ」「お願いしますよー」

        ザワザワザワザワザワ

    湯婆婆「えーい、黙れぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

    「……」

    湯婆婆「あんな得体の知れないのにいちいち魔力使ってられるか!」

    湯婆婆「あんたたちが必ず見つけて、ふんじばって、あたしのところに連れて来るんだよ!いいね!」

        ザワザワザワザワザワザワザワ

    湯婆婆「ほらほら!仕事に戻った戻った!あたしは坊の待つ部屋に帰るからね」

    18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:20:22.66 ID:NyPZj/7i0
    「というわけでお前らにも協力して欲しい」

    リン「頭がツンツンで青い服の男ー?」←ブウ編の服装ということで

    「お前たちじゃ手に負えないだろうから、すぐ誰かに知らせろよ!いいな!」

    リン「あいよー」

    千「わかりました」

    リン「千、見かけたら絶対逃げろよ?話しかけようとかすんじゃねえぞ!」

    千「うん……」

    リン「よし、これで終わりと!千、休憩だ。30分たったら4番に来いよ、掃除があっから」

    千「うん」

    リン「じゃあな」

    千「……」

    19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:21:02.74 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「ハァ…ハァ…くそったれ……薄暗くなってきやがった」

    ベジータ「なんなんだここは……意味の分からんガキはいるし、気味の悪いババアはいるし」

    ベジータ「帰りたいが出口が分からんし、建物をふっ飛ばせばブルマに飯抜きにされるし、喋る蛙がいるし」

    ベジータ「なぜか体力が減りやすいし、そもそも人間じゃないヤツがチラホラいたし、うぬぬぬ……ぬ?」

    ベジータ「これは……体が消えていく!?」

    ベジータ「なぜだ、くそ、消えるな!クッ……」

    ベジータ(俺は……俺はこんな世界で消えて終わりか…?……ふざけやがって!)

    ???「身の程が分かったろう」

    ベジータ「!?」

    ???「ここはお前のいるべき世界ではない」

    ベジータ「貴様……!さっきのガキ……!」

    ハク「ガキではない、私にはハクという名前がある」

    20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:21:50.33 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「どうなってるんだここは?俺は消えてしまうのか?」

    ハク「ここは神の世界だ。膨大な力が失われつつある今お前は普通の人間だろう」

    ハク「夜になるとこの世界がお前の体に合わなくなるためにお前は消えてしまうことになる」

    ベジータ「……ちくしょう…そういうことか」

    ハク「……私に何とかしてくれと頼まないのか?」

    ベジータ「ふざけるな!誰がガキなんかにすがりつくと思うか!」

    ベジータ「膨大な力、とやらで俺の体は元に戻るんだろ?ならば……」

    ベジータ「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

        ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    ハク「……」

    ベジータ「ふはははは!どうだ!俺の体はこのとおり!元に……戻らない……」

    ハク「失った力を補おうとしてもそのためにさらに力を使ってしまう。悪循環だ」

    ハク「どんな人間でもこの世界には生きられない。自分の力だけでは」

    ベジータ(超サイヤ人になったところで……消滅を早めるだけ、か)

    21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:21:50.61 ID:T8zLRrbU0
    釜爺マダー?(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チンチン

    23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:22:49.34 ID:NyPZj/7i0
    ハク「どうする」

    ベジータ「……フ……」

    ハク「?」

    ベジータ「フフフフフフ……ハーッハッハッハッハ!!」

    ベジータ「消滅!上等だ!こんな間抜けな理由で消えちまう俺が未熟だったということだ!」

    ベジータ「だが俺は破壊の王子ベジータ様だ!消えるのならこの気に入らん世界も一緒に消えてもらう!!」

    ハク「……」

    ベジータ「まずは目障りなガキ!貴様からだ」

        スッ

        キィィィィィン

    ベジータ「死ね!」




    「待って!」

    26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:23:50.90 ID:kXnu8/wrO
    スッキィィィン でフイタ

    25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:23:27.85 ID:NyPZj/7i0
    ハク「千尋!」

    千「やめておじさん!ハクを傷つけないで!」

    ベジータ「何だ貴様は?貴様も一緒に死にたいのか?」

    ハク「止めろ!千尋に手を出すな!」

    千「おじさん乱暴はやめて!大丈夫、私も「外」からきた人間だから」

    ベジータ「……!」

    千「ハク!あの薬持ってるんでしょ?おじさんにあげて」

       ゴソゴソ

    ハク「ベジータとやら、これを噛んで飲め」

    ハク「それだけで体の消滅は避けられる」

    ベジータ「フン、さっきもいったろう!誰がガキなんかに……」

    千「お願いおじさん!それを飲んで!早くしないと消えちゃうよ!」

    ベジータ「!」(あの目……トランクス……?)


       カリッ     ゴクッ

    27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:24:04.42 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「(くそったれ!)……くそったれ」

    ハク「これで大丈夫だ。もう油屋を壊そうとしたりするな」

    千「よかった……!」

    ベジータ「チッ」

    ハク「さて、落ち着いたところでベジータとやら、これからどうするつもりだ」

    ベジータ「当然、こんな薄気味悪い世界からさっさと返らせてもらう」

    ハク「……残念だがそれは無理そうだ」

    ベジータ「何だと?」

    ハク「お前は私の制止を振り切り、人間なのにこの油屋に侵入した上、あろうことか湯婆婆に攻撃までした」

    ハク「おそらく、すでに湯婆婆に目をつけられている」

    ベジータ「フン、それがどうした?あんなクソババアに目をつけられようが何しようが、何も関係ないだろ」

    ハク「そうはいかない。この油屋は湯婆婆のものだ。もうこの周りには結界が作られているころだろう」

    ベジータ「何!?」

    ハク「湯婆婆の許可を得るまで、お前はこの油屋から出られない、ということだ」

    28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:24:18.80 ID:u5Dq5oPb0
    結構おもろくて腹が立つwwww

    29: ◆ZpyGnCOVrw 2008/08/20(水) 22:25:09.00 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「フン、そんな結界ぐらい、突き破って出てやる」

    ハク「そうか、ならここから真っ直ぐ行った先に出口がある。そこから出てみるといい」

    ベジータ「そうか、礼を言っておくぜ、あばよ!」

       バウッ

    千「……ハク、おじさん行っちゃったよ?」

    ハク「心配はいらない。もう少ししたら迎えにいく」

    30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:25:42.10 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「ファイナルフラーーーーシュ!!」

       ズドォォーーン

    ベジータ「ハァ…ハァ…ちくしょう、あの飴仙豆と違って体力までは回復しねえのか」

    ベジータ「くそったれぇ……体力さえ回復すれば……こんな壁の一つや二つ!」

       ズオッ

    ベジータ「ビッグバンアタァーーーーック!!」

       ドゴォーーーーーン

    ベジータ「ハッ……ハッ……ハッ……」

    ハク「飴を飲んだなら力を使い果たしても消えることはない、存分にやってみるがいい」

    ベジータ「ガキ……てめえ……」

    ハク「ハクだ。どうだ、分かっただろう。見てのとおり、お前だけがこの結界を越えられない」

    ハク「自業自得だ。潔くあきらめろ」

    ベジータ「……チッ」

    31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:26:16.82 ID:W9aW/AzIO
    これはwwww

    32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:26:23.69 ID:NyPZj/7i0
    ハク「さあ、気が済んだなら湯婆婆のところへ行こう。千尋もついてきてくれ」

    千「うん、わかった」

    ベジータ「ババアのところにだと?何をするつもりだ」

    ハク「心配することはない。行けば分かる」

    ベジータ「……」

    ハク「さあ、行こうベジータ」

    ベジータ「……」

    千「どうしたの?おじさん」

    ベジータ「貴様等……さっきから黙って聞いておれば……」

    千・ハク「?」

    ベジータ「俺様のことはベジータ「様」と呼べ!」

    千「ん~……じゃあベジータ「さん」で!」

    ハク「フッ……」

    ベジータ「…くそったれ」

    35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:27:05.79 ID:NyPZj/7i0
    千「リンさん!」

    リン「おーう千!早かったな……って」

       ザワ……   ザワ……
       
    千「私、ちょっと湯婆婆さまのとこにいく用事が出来たから!」

    リン「お……おう……」

    千「後で手伝いに来るから!行こ、ハク、ベジータさん」

    ハク「そういうことだ、千は連れて行かせてもらう。支障はないな?」

    リン「は……はあ……」

       ザワザワザワザワザワザワザワザワ……

    「あいつさっきの」「間違いない、俺も見たもん」「湯婆婆さまに歯向かったヤツだ」「人間か?アイツ」
    「怖いわー」「でもちょっといい男じゃない?」「たくましい体してるしー」「キャー」

    リン「……か、かっこいい……」

    36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:28:13.59 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「おい、貴様」

    千「せ……千尋でいいよ、ベジータさん」

    ベジータ「さっきからその名前、どういうことだ?お前の名前は 千 千尋 か?」

    千「違うよ、私の本当の名前は 荻野 千尋 っていうの」

    千「でもここで働く契約をしたときに、湯婆婆さまに名前を取られちゃったの」

    ベジータ「名前を?」

    ハク「そうやって名前を奪うことで、次第に湯婆婆に支配されていくのだ」

    ベジータ「バカな」

    千「でもハクのおかげで自分が荻野千尋だって思い出したの。ベジータさんも自分がベジータさんだって忘れないでね」

    ベジータ「なんだと?俺も名前をとられるって言うのか?」

    千「多分ね。ベジータさんだと……そうだな……ベジーかな?ジータかな?」

    ベジータ「……ジータのほうがいい」

    千「そうなるといいね」

    ベジータ(くそっ……名前を取られるだと?ふざけやがって………?……待てよ………ということは)

    37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:29:23.83 ID:NyPZj/7i0
    湯婆婆「ここで働いてもらうからね」

    ベジータ「(やっぱり……か)何をするんだ?ネジ締めか?」

    湯婆婆「それもあるかもねぇ……まあ男手だしあんたはほぼ雑用全般をやってもらうよ」

    ベジータ(ざ、雑用……このサイヤ人の王子ベジータ様が雑用……)

    湯婆婆「あんたは空も飛べるようだし、凄く使えそうだよ。役に立ってもらうからね」

    ベジータ(このベジータ様をこき使うつもりか……!これならフリーザの下のほうがまだマシだ……!)

    湯婆婆「あんたの働き次第により例の結界の範囲を広げてやる、少しずづね」

    ベジータ(あの結界か……フルパワーさえ出せればあんなもんの三つや四つ……)

    湯婆婆「ちょっとあんた!聞いてるのかい!」

    ベジータ「お、おう」

    38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:29:57.31 ID:vwqNdaWk0
    ネジ締めふいたww

    39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:30:12.21 ID:NyPZj/7i0
    「オイ」「オイ」「オイ」

    ベジータ(さっきからやかましい!なんだこいつらは)

    湯婆婆「全く……さて、働くとなったら……名前だね」

    ベジータ「おう(き、きた!)」

    湯婆婆「ベジータ……ふうん、こじゃれた名前もらっちゃって、贅沢だね」

    ベジータ「…まあな(こじゃれた名前だと…!惑星の名にもなり代々サイヤ人の王が受け継ぐ名前をこじゃれただと……)」

    湯婆婆「……」

    ベジータ(ジータ!ジータ!ジータ!ジータ!ジータ!ジータ!ジータ!)





    湯婆婆「今日からお前の名前は       ジー       だ」

    40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:30:59.61 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「……」

    湯婆婆「分かったら返事をするんだよ、ジー!」

    ジー「お、おう……」

    千「……プッ」

    ベジータ(…!千尋ぉ……覚えてやがれ!)

    ハク「……クッ」

    ベジータ(クソガキども…………)

    湯婆婆「さて、早速だけども大湯の千のところを手伝ってもらうよ!あんたのせいで午前中はろくに掃除すらできなかったんだからね!」

    ベジータ「うぐぐ……」

    湯婆婆「作業着に着替えたらさっさとお行き!サボるんじゃないよ!」

    ベジータ「わ、分かった……(ジー…)」






    ジー(ジー……)

    41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:31:02.38 ID:u5Dq5oPb0
    だろうと思ったwwwwwwwwwwwwwwwww

    42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:31:49.21 ID:kr0ADqvi0
    シータになってパズーが助けに来ると思ったのに…!

    43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:31:49.34 ID:NyPZj/7i0
    千「よ、よろしくね!ジー…さん……くひひっ」

    ジー「!! き、貴様!さっき笑いやがったな!」

    千「ごめん……ジーさんって……だって」

    ベジータ「俺様はベジータ様だ!そう呼ばないと記憶が消えるというのだろうが!」

    千「そ、そうだったね……よろしく、ベジータさん」

    ベジータ「チッ……(最も名前を奪われたくらいで支配されるような俺ではないがな)」

    千尋「私のことも千尋って呼んでね!」

    ベジータ「フン」

    ハク「さて、私はここまでだ、別の仕事があるのでな」

    千尋「うん、ハク、ありがとう」

    ハク「しっかり働けよ、……ジー」

    ジー「俺様はベジータ様だ!」

    44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:31:58.56 ID:8V8HuUNy0
    作業着ベジータ想像したら吹いた

    49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:34:14.63 ID:YZUj16SZO
    >>44
    笑い死ぬwwwwwwwwwwwww

    51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:36:17.79 ID:JKroYMn50
    >>44
    ベジータ「俺のツナギが無い」

    45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:32:29.75 ID:NyPZj/7i0
    千尋「そういうわけだから、こちらジ……ベジータさん」

    ベジータ「よ……よろしく頼む」

    リン「は……はい!よろしくお願いします!」

    千尋「? どうしたのリンさん?急にかしこまっちゃって」

    リン「な、なんでもねーよ!オラ、やるぞ!新入り!」

    ベジータ「……ああ」

    リン(な、なんだようあいつ!めちゃドキドキするんだけど!)

    千尋「変なリンさん」

    リン「この風呂釜をタワシでこするんだ!いいな!」

    ベジータ「よし(なんだ、たまに家でやってることじゃないか)」

    リン「じゃあ、初m」

        ブオオオオオオオオオオッ

    リン「!」

    千尋「わあ!」

        シャシャシャシャシャシャシャシャシャシャ

    46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:33:15.95 ID:NyPZj/7i0
    2分後

        キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ

    ベジータ「おい」

    リン「……」

    ベジータ「おい!」

    リン「は、はいい!!」

    ベジータ「終わったぞ」

    千尋「ベジータさんすごーい!」。

    リン「え……じゃ、じゃあ休憩……かな?」

    ベジータ「もうか。つまらん」

    ベジータ(家でブルマにどやされながらやったことがこんなところで役に立つとは)




    ブルマ『コラベジータ!湯船が割れちゃってるじゃない!もっと加減しなさいよ!シャワーもなんでちぎれてんの!』



    湯婆婆「あたしの見込んだとおりの男だよ、ヒーッヒッヒッヒ」

    47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:33:49.53 ID:W9aW/AzIO
    ひでぇwwww

    48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:34:10.90 ID:gA3E19z30
    早く続けてくれw

    50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:34:44.08 ID:u5Dq5oPb0
    ベジータすげえwwww

    52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:36:36.29 ID:NyPZj/7i0
    ~♪

    釜爺「……」

        ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

    ススワタリ「……」

    ベジータ「おい、この中に放り込めばいいんだな」

    釜爺「あ、ああ……そうとも」

    ベジータ「フン!」

        ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

    ベジータ「おい蜘蛛親父!さっさと終わらせるぞ!」

    釜爺「……お前、重くないのか?それ……」

    ベジータ「こんな小石の何が重いんだ?くだらないこといってないで早くそいつを回しちまえ!」

    釜爺「……おかしなやつだ」

    53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:37:11.13 ID:NyPZj/7i0
    ~♪

    「お~いジー!お客様の荷物を運んでやってくれ!」

    ベジータ「分かった」

    「大丈夫?あなた一人でこの七福神の荷物を全部お持ちになれ」

        ヒョイッ

    ベジータ「先に部屋でお待ちしているぞ」

        ビューン

    「……」

    「へっへっへ、すいませんお客さん!あいつまだ敬語がなっちゃいないもんで」

    「……」

    54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:37:45.49 ID:NyPZj/7i0
    ~♪

    「こんな気持ち悪い風呂はいれっか!!金返せや!!」

    「そ、それは、その」

    「なんだこらあ!この格闘の神に逆らおうってのかア!アア!!」

    「め、滅相もない」

    ベジータ「おい、貴様」

    「何だてめえ!したっぱはすっこんでろMハゲこらあ!!」

    ベジータ「……」

       ドカッ  バキッ   ドゴッ   ボカーン

    「す、すんませんした~」

       チャリ~ン

    ベジータ「お釣りだが」

    「け、けっこうです~」

       ピュ~

    55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:38:30.55 ID:gA3E19z30
    ベジータつええw

    56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:39:12.68 ID:vwqNdaWk0
    帰らない方が幸せなんじゃ

    57: ◆VYJqzu6hsI 2008/08/20(水) 22:39:14.35 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「そもそもこの世界はなんなんだ?相変わらず客は気味が悪いのばっかだし、蛙は喋るし」

    千尋「ここはね、八百万の神様が泊まりに来るところなんだって」

    ベジータ「神?(デンデ?)」

    千尋「神様にとっての箱根や草津みたいなところかな?」

    ベジータ「(ハコネ?クサツ?)本当に人間は俺たちだけなのか」

    千尋「リンさんとか従業員の人たちも人間じゃないんだよ」

    ベジータ「それは見れば分かる」

    千尋「でもベジータさんも不思議だよね、空飛んだり、ビーム撃ったり出来るんだもん!」

    千尋「驚くことには慣れちゃったけど、ベジータさんてほんとに人間?」

    ベジータ「少なくともこの世界では一番近いものだと思うぞ」

    58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:40:05.58 ID:xr80VR8uO
    なにこの馴染みっぷりwwwww

    59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:41:10.09 ID:RWSdn+cCO
    デンデww

    60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:41:12.29 ID:8V8HuUNy0
    ベジータって人間かどうかは微妙だな
    サイヤ人だし

    61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:41:58.25 ID:NyPZj/7i0
    千尋「そうなんだ……私たちの世界で言うと死んだ人も偉い人なら来れるって聞いたけど……」

    ベジータ「!(死人…!)ところでお前はブタにされた両親を助けたいから働いてるんだろ」

    千尋「うん」

    ベジータ「いつになったら帰してもらえるんだ、俺も」

    千尋「んー……わかんない」

    ベジータ「……千尋」

    千尋「何?」

    ベジータ「お前はあのババアに騙されているとは思わんのか?死ぬまでここで働かせられるかも知れんぞ」

    千尋「多分大丈夫だよ、ハクもいるし」

    ベジータ「……(根拠になっていない)」

    千尋「一生懸命頑張れば、湯婆婆だって認めてくれるよ」

    ベジータ「……そうか……(クソババア)」

    63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:42:52.01 ID:NyPZj/7i0
    千尋「そういえばベジータさんの結界!だいぶ広くなったんじゃない?私には見えないけど」

    ベジータ「広くなったところで何も変わらん」

    千尋「そうだね。早くトンネルまで広がって欲しいね、えへへ」

    ベジータ「……」



        チン

    ベジータ「! このエレベーター俺一人か……珍しいな……」

        チン   ガー……

    ベジータ「!」

    ハク「やあベジータ。精が出るな」

    ベジータ「……フン」

        ウィィィィ…………

    ハク・ベジータ「「……」」

    64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:43:30.33 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「聞きたいことがある」

    ハク「何だ?」

    ベジータ「あの時俺はお前を殺そうとした」

    ベジータ「なのにお前は微動だにせず俺を見据えていた」

    ベジータ「なぜだ」

    ハク「わかっていたからさ」

    ベジータ「?」

    ハク「お前は私を殺さない」

    ハク「お前は言うほど凶悪な人間ではない、とな(千尋が出てきたときは少し焦ったが)」

    ベジータ「……チッ」

       ウィィィィィ…………

    65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:44:25.56 ID:NyPZj/7i0
    ハク「お前が来てから、千尋もよく笑うようになった」

    ベジータ「?」

    ハク「彼女はここでたった一人の人間だ」

    ハク「強がってはいるが、どこか寂しかったのだろう」

    ハク「同じ人間であるベジータが来たことで、仲間が出来たと思っているのだ」

    ベジータ「(仲間……)……フン」

       チン    ガー……

    ハク「では、失礼する」

    ベジータ「……」

    67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:45:28.06 ID:NyPZj/7i0
    リン「あ、お、おう……」

    ベジータ「何だお前か」

    リン「え、えっと……リン……っていいます……」

    ベジータ「……それは本当の名か?」

    リン「あ、えっと……どうだったかな……?」

    ベジータ(コイツもまた……支配されているのか)

    リン「あ、そうだ!ジーさん、イモリの黒焼き食べます?上物ですけど」

    ベジータ「いらん、代わりに俺のをくれてやる」

       ポイ

    リン「あ……(これって……)」

    ベジータ(神々とやらはこんな意味の分からんものばかり食っているのか?)

    ベジータ(昔の俺が言えた義理じゃないがな)

    69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:46:45.27 ID:gA3E19z30
    リンかわいいよリン

    72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:50:27.89 ID:a5pPh77c0
    久々にベジータスレを見た、これは期待せざるをえない

    73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:52:02.16 ID:5tt8qh3eO BE:2115094098-2BP(101)
    面白いな

    77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:55:31.03 ID:3WnKn7Sc0
    そういやべジータって初登場のシーンでトカゲみたいなの食ってたな

    84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:02:59.53 ID:RWSdn+cCO
    >>77
    食ってたw

    81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:58:44.73 ID:DO85Uqx90
    面白いな
    >>1ガンガレ

    82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:00:01.67 ID:xdV6odu30
    続きに期待

    83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:02:39.04 ID:u5Dq5oPb0
    面白いぞ!!
    >>1早く続き読ませろ!

    88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:11:23.59 ID:KEz9cTotO
    ファイナルフラッシュでもビックバンアタックでも壊れないとは
    湯婆婆の結界はセルのバリアーくらいはあるな

    89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:12:13.79 ID:NyPZj/7i0
    >>88
    神様の世界だからベジータの力は落ちているという裏設定ですはい

    92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:14:52.14 ID:NyPZj/7i0
    「ジー!今日は偉いお方がいらっしゃるから、くれぐれも失礼のないようにしろよ!」

    ベジータ「ふん」

    「俺たちの班が担当だ!気合入れていいとこ見せろよ!」

    ベジータ「どうせいつもどおりにやればいいんだろ」

       ブロロロロロロロロロロロ  キキィ

    ???「ふい~、結構遠かったな~」

    ???「界王様が車で行こうなんていうからさ~」

    ???「ウッホッホ」

    ???「馬鹿者、旅はゆっくり行って何ぼだろう」

    ベジータ「この声、この気……まさか」

    93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:15:03.73 ID:0aqAlq1o0
    今北wwwwこれは楽しみなスレだwwww

    94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:15:24.56 ID:NyPZj/7i0
    「いらっしゃったぞ!界王様とお連れの方だ!」

    「いらっしゃいませ~!!」

    界王「お~、ご苦労」

    孫悟空「うっひゃ~でっけ~とこだな~!!飯は美味いかな~?」

    バブルス「ウッホッホ ウッホッホ」

    ベジータ「カ、カカロット!?」

    湯婆婆「これはこれは界王さま、ようこそいらっしゃいました」

    界王「お~湯婆婆さん、いきなり女将の登場ですかな?お~神よなんちゃってププププププ……」

    湯婆婆「あらいやだ界王さまたらあははははははははは」

    「「「「「ワッハッハッハッハッハッハッハッハ」」」」」

    ベジータ「……」

    「こらジー!つまらなくても笑え!界王様の駄洒落だぞ!」

    ベジータ「は、はは、はは、ははは」

    95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:15:30.92 ID:8V8HuUNy0
    ちょwwwww

    96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:16:06.36 ID:NyPZj/7i0
    孫悟空「またすげえ婆ちゃんだな~。うれないババとどっちが年かな?」

    湯婆婆「さ~て、今担当のものどもを出しますので」

    ベジータ「ギクッ」

    湯婆婆「(パンパン)これ!お客様をおもてなししてあげて!」

    「は~い!ただいまぁ!(ほら、いくぞ)」

    ベジータ「うう……これからが本当の地獄だ……」






    孫悟空「ベジータ!!おめえなにやってんだ!?」

    ベジータ「い、いらっしゃい……ませ……」

    97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:17:00.68 ID:NyPZj/7i0
    孫悟空「後で聞かしてもらうかんな!」

    ベジータ「こちらがお部屋になります」

    孫悟空「おお!サンキュー!界王様!ひっれーぞここ!うひゃー!」

    ベジータ「(相変わらずうるさい野郎だ)お風呂はあっちで……お食事は……」

    孫悟空「そうだベジータ!飯食わしてくれ飯!オラたち腹へっちまってんだ」

    界王「お前も知ってると思うが、こいつはよく食うぞー?」

    バブルス「ウッホッホ」

    ベジータ「か……かしこまりました」

    孫悟空「なあベジータ……そんな気ぃ使わなくっていいって」

    ベジータ「うるさい!放っておけ!!(ケイゴとやらでないとあのババアや班長にどやされるからな)」

    98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:17:32.11 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「おいお前ら!458号室のお客様が食事をご所望だ!食べ放題コースだぞ!」

    「「「「「おおおおぉぉぉーーーーーーー!!!!」」」」」

    ベジータ「お前ら!あのバカ……じゃないお客様はよく食う!死ぬ気でやらんと追いつかんぞ!」

    「あ、あの……班長はわしなんだけど……」

    ベジータ「お前も早くしろ!間に合わなくなっても知らんぞー!!」

    「は、はいいいいいいっ!!」

        ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

    「こちら上がりましたー!持っていってくださいー!」

    ベジータ「よし」

    孫悟空「うほ!来た来た!」

    界王「おい悟空!わしの分まで食うんじゃない!」

    バブルス「ウッホッホ」

    99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:17:37.61 ID:KEz9cTotO
    これはwwwww

    100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:18:09.33 ID:u5Dq5oPb0
    wwwwwwwwwwwwwwww

    101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:19:17.32 ID:NyPZj/7i0
    「さ、30人前!?本気か!」「嘘じゃないよ、さっきも50人前注文してたいらげてたもの!」「なんてヤツだ……」

    ベジータ「すぐに次のお料理を持ってくるので……」

    孫悟空「お!ベジータ!ちょっと待てって」 ムンズ

    ベジータ「コ、コラ!離せ!俺にはまだ仕事が」

    孫悟空「なあそこのおっちゃん!ちょっとこいつ借りていいか?」

    「な、なんなりと~」

    ベジータ「(班長のヤツ……)……何のようだ」

    孫悟空「決まってんじゃねーか!何でここで働いてんのかって教えてくれよ!おめえ死んじまったのか?」

    ベジータ「……」

    102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:20:36.26 ID:NyPZj/7i0
    そっか~  そんなことがあって……

     おめえは好奇心の固まりだかんな

    そんなだからセルも完全体にしちまってよお……

     もうその話は止めろ……

    なあ、悟飯やチチは元気か?ブルマは、クリリンは、ピッコロは……

     オラ死んじまっても修行してんだけどあの世にはつええヤツがいっぱいいて……

    でもそのハクってヤツには感謝しねえとな……

     千尋ってヤツはつええのか?……

    あの婆ちゃんにおめえ負けたんかー?……

     バカ言え!負けたわけではない……

    103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:21:09.48 ID:NyPZj/7i0
    「すいません、お客さんそろそろ……」

    孫悟空「あ、おっちゃん!コレおかわり!」

    「(ひっ)そ、そうじゃなくて……そこの……」

    ベジータ「俺か」

    孫悟空「そういやおめえここで働いてるんだっけか!がんばれよー」

    ベジータ「フン」

    孫悟空「じゃ、またあとでな」

    孫悟空「おっちゃん、コレのおかわり10個なー!」

    「ち、ちくしょおおおおお……おおおお……」

    104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:23:21.67 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「ち、カカロットのやつめ……腕は上げているんだろうな?」

    ベジータ「まあ、今はそんなことより早く厨房に戻らんと……」

      「……………アア………」

    ベジータ「?」

      「……」

    ベジータ「……気のせい、か」

    「おいジー!早く来い!後がつかえてるんだ!」

    ベジータ「あ、ああ………?」

        シュバッ

      「………ア……アア……」

    105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:23:22.13 ID:KEz9cTotO
    ジーのおかげでカオナシの存在を忘れていた

    106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:24:44.83 ID:NyPZj/7i0
    孫悟空「いやーっ楽しかったーっ!飯うまかったし!風呂は気持ちよかったし!サイコーだな!」

    界王「お前一人ではしゃぎまわってたな~」

    「「「「「あ、ありがとうございました~(デロデロ」」」」」」

    孫悟空「そんじゃ、ベジータ!また会おうな!」

    ベジータ「カカロット、いずれ決着はつける。そして勝つのは俺だ!いいな!」

    孫悟空「ああ、オラも負けねえようにうんと力を挙げてやる!その前に……」

    ベジータ「?」

    孫悟空「おめえは早くここを出してもらうようにしろよ?」

    ベジータ「(そ、そうだった!)……チッ、分かっている」

    孫悟空「じゃあなベジータ!しっかり働けよ!」

        バタン   ブロロロロロロロロロロ……

    「「「「「はぁ~~~~~~………(グデ~~~~~~~~」」」」」

    ベジータ「……また会おう、カカロット」

    107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:26:22.27 ID:RWSdn+cCO
    こう来たかwww

    108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:26:37.19 ID:u76JqBEP0
    おもしろいwwww支援

    109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:26:39.60 ID:NyPZj/7i0
    青蛙「き、金だ!金!くれ!」

         ガブッ    クワッ

    「オレハキャクダ!メシヲクワセロ!フロニモハイルゾ!」



        ワーワーワーワ-ワーワーワーワー

    ベジータ「……?何の騒ぎだ?またカカロットが来たのか?」

    「おおジー!気前のいい客が来たらしいぞ」

    ベジータ「気前のいい客だと?(いやな予感がする……蛙も最近見ないし、ババアとは違った邪悪な気を感じる……)

    「金をまいてくれるそうだ!お前も言ってみるといい」スタタタタタタ

    ベジータ「フン!俺は王子だ!そんなみっともない真似はしない」

    ベジータ「!」

    ベジータ(また別の気が現れやがった……だが邪気は感じられん…………むしろ弱っている……?)

    ベジータ「……こっちにいってみるか」

    110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:27:27.27 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「確かこのへんで……(クソ、相変わらず気が読みづらい……うっとうしい世界だぜ)」

       ビュオオオオオオオオオオオオ

    ベジータ「!? なんだあれは!?」

    「グオオオオオオオオオオオオオ!!」

    ベジータ「龍……!?何かに追われている!」

       バシュゥ

    千尋「ハクー!!」

    ベジータ(! 千尋!?ハク……だと?この龍が!?)

    千尋「ベジータさん!」

    ベジータ(これは鳥じゃない!ただの紙っ切れか!ふざけやがって!)

    ベジータ「はーッ!!」

       ボッ  ボッ   ボボッ

    ベジータ(くそったれ!切りがない!)

    113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:29:37.77 ID:NyPZj/7i0
    千尋「ハク!ベジータさん!こっち!」

    ベジータ「!」

       ゴオオオオオオオオオオオオッ           ドスンッ

    ベジータ「閉めろ!」

       バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ
              バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ

    千尋「うひゃああああああああ!」

        バササササササササササササ………………

    ベジータ「はあっ…はあっ…行ったか……」

    千尋「大丈夫?ベジータさん」

    ベジータ「千尋……どういうことだ?このボロボロの龍が……あのハクだと?」

    千尋「うん……なんかわかんないけどそんな気がするの」

    ベジータ(サイヤ人は大猿になるが……コイツは何人だ?)

    114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:30:41.17 ID:NyPZj/7i0
    千尋「ハク?ハクなんでしょ?」

    「フシュウウウウウウウウウウウウウ」

    ベジータ「凄い傷だ……」

    千尋「ハク!もう大丈夫、あの紙の鳥は行ってしまったよ」

    「ウグオォォォォォォォォ!!」   ドガンッ

    千尋「きゃっ!!」

       ビュウウウウウウウウウゥゥ……    ドカッ    ウウウゥゥゥゥ……

    ベジータ「行ってしまったぞ」

    千尋「湯婆婆のところへいくんだ!どうしよう!」ダッ

    ベジータ「おい、千尋!」バッ

    千尋「ハクが死んじゃう!」

    ベジータ(飛んでいけばすぐだが……きいちゃいないな)

    115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:31:43.41 ID:NyPZj/7i0
    ワーワーワーキャーキャーキャー

    「あそれ、おねだりおねだり♪」

    ベジータ「何だこの騒ぎは!?気前のいい客とやらか?」

    千尋「通らなきゃ」グイッ

    ベジータ「おいちh」

    「おねだりおねだり♪」

    ワーキャーワーキャーワーキャーワーキャーワーキャーワーキャー

    ベジータ「クソッどけ!」

    千尋「あっ……あのときはありがとうございました」

    「アア………アアア」 ジャララララララ

    ベジータ(この声……!この気……!)

    「おお!金だ!」

    ベジータ(バケモノ……だ!)

    116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:32:10.69 ID:W9aW/AzIO
    先が楽しみだw

    117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:33:06.78 ID:NyPZj/7i0
    千尋「いらない!私急いでるの!」タタタッ

    「アアア…………ア……」パラパラ

    ワーーーーーーーーーーーーーーー!!!

    千尋「ベジータさん!」

    ベジータ「先に行ってろ!後で追いつく!」

    キャーキャーキャー

    「静まらんか!!どうも失礼いたしました~!なにぶん新米の人間の小娘で」

    「ナゼワラウ       オマエワラッタナ」

    「えっ……」

       グワッ!!    ガブゥ!!     ゴクッ!!

    キャーーーーーーーーーーーーー!!!

    ベジータ「人(?)を……飲んだ!」

    ベジータ「コイツ……セルか?」

    118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:34:58.66 ID:NyPZj/7i0
    「ヘヤヲヨウイシロ!クイモノヲモッテコイ!」

    ベジータ「ふざけやがって!こうなれば力ずくで」

    「ジー!よせ!刺激するな!」

    ベジータ「班長!だが」

    「ここは言うとおりにするんだ!暴れさせてはならん」

    ベジータ「コイツはバケモノだぞ!」

    「だからこそだ!下手に刺激してまた人が飲まれたらどうする!おとなしく従うんだ!」

    ベジータ「……クソッたれ!!」

    ベジータ(千尋……)

    「お、お客様……どうぞこちらへ……(ジー、釜爺のところへ行って全種類の薬湯を用意してもらっておけ!そして石炭運びも手伝うんだ!いいな)」

    ベジータ「……分かった」

    119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:36:42.58 ID:NyPZj/7i0
        ガラッ

    ベジータ「……蜘蛛親父」

    釜爺「わかっとる、今全力でやっとるわ」

    ベジータ「……」

    釜爺「千はどうした?」

    ベジータ「ババアのところへ行った」

    釜爺「そうか」

    ススワタリ「キーキーキーキーキー」

    ベジータ「おいススども!ありったけの石炭をもってこい!俺が放り込んでやる!」

    ススワタリ「キーキーキーキーキーキーキーキーキー」

    釜爺「カオナシとは……厄介なやつが来たのう……」

    120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:37:30.57 ID:NyPZj/7i0
        ガダダダダダダダッ

    釜爺「何じゃ!?」

        ドガラガラガラガラ……

    ベジータ「千尋!ハク!」

    釜爺「何事じゃい!?」

    千尋「ハク!」

    「グウウウウウウウウウウ……」

    釜爺「こりゃあいかん!」

    千尋「ハクしっかり!」

    ベジータ「……様子がおかしい」

    釜爺「体の中で何かが暴れておる!強い魔法じゃ、わしにはどうにも…」

    千尋「ハク!これを食べて!川の神様からもらったお団子、効くかもしれない」

    122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:39:07.76 ID:NyPZj/7i0
    釜爺「それは……苦団子か」

    千尋「飲み込んで!」

    「グオオオオオオオオオオオオ!」

    千尋「ベジータさん!ハクを抑えて!」

    ベジータ「あ、ああ」グッ

    「グゥゥゥゥゥアアアアアアアアアア!!!」ペッ          ドチャ

    釜爺「でた!そいつだ!」

    ベジータ「次から次へと薄気味悪いものが……」

    千尋「判子!」

    釜爺「逃げた!あっち!」

    ベジータ「クソ!」

    千尋「わあああああああああああああああああああ」   グチャ

    123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:40:32.42 ID:KEz9cTotO
    エンガチョッ!

    124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:40:47.63 ID:u5Dq5oPb0
    えんがちょ!

    127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:41:09.96 ID:/zrhzCsS0
    >>123
    >>124
    おまえらwwww

    129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:43:56.26 ID:nCNwe2RF0
    ふぅ…

    130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:44:14.10 ID:i1T+KD8R0
    >>129
    どこでwwwww

    133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:45:59.13 ID:NyPZj/7i0
    千尋「ひっ」

    ベジータ「うっ」

    釜爺「千!えんがちょ-」

    134: 支援頼む 2008/08/20(水) 23:46:41.69 ID:NyPZj/7i0
    千尋「おじさん、これ湯婆婆のお姉さんの判子なの!」

    釜爺「銭婆の?魔女の契約印か?そりゃまたえらいものを」

    ベジータ「おい!龍が……」

       シュウウウウウウウウウウウウウウウウ

    千尋「やっぱりハクだ!」

    ベジータ「信じられん……変形型の宇宙人だろうか……」

    千尋「ハク!ハク!」

    ベジータ「落ち着け、気を失っているだけだ」

    釜爺「これを飲ませなさい、薬だ」

        トクトクトク……

    ベジータ「これでよし、か」

    釜爺「ハクはな、お前たちと同じように突然外の世界からやってきて、湯婆婆の弟子になろうとしたのだ」

    千尋・ベジータ「!?」

    135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:47:18.88 ID:a5pPh77c0
    ワッフルワッフル

    136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:47:34.41 ID:S7YP2BMH0

    137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:47:59.28 ID:vwqNdaWk0
    wktk

    138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:48:13.14 ID:NyPZj/7i0
    釜爺「わしは反対したが、帰るところもないというのでどうしてもと……」

    ベジータ「奇術使いになろうとしたって訳か……それにしては師が悪すぎたな」

    千尋「おじさん、私この判子を返しに行く!そして、謝ってハクを助けてもらう!」

    釜爺「あの魔女は怖いぞ?」

    千尋「ハクは私を助けてくれた!私もハクを助けたいの!」

    釜爺「分かった……ちょっと待ちなさい」

    千尋「ベジータさん……」

    ベジータ「好きにしろ……俺には関係ない」

    リン「千!……と、ベジータ、さん」

    千尋「リンさん」

    リン「なんかあったのか?ここ?何だそいつら?」

    千尋「新しいお友達」

    139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:49:01.27 ID:NyPZj/7i0
    リン「そうそう、湯婆婆がカンカンになってお前のこと探してたぞ!」

    ベジータ「あのバケモノ……か」

    リン「ああ、あのカオナシってバケモノが千を出せっていってて、湯婆婆はお前が誘い込んだんじゃないかって」

    千尋「そうかもしれない」

    リン「ええっ!」

    千尋「お客さんだと思って……」

    釜爺「千!あった!これだぞ!電車の回数券だ!」

    釜爺「沼の底という駅で降りれば銭婆の家に近い」

    釜爺「だが行きしかなく帰りはない、それでいいか」

    千尋「大丈夫!帰りは線路を歩いて帰るから……」

    釜爺「健気じゃのう……ジー、お前飛べるんじゃから帰りは迎えに行ってやってくれ」

    ベジータ「……それは多分、俺の役目じゃない」

    千尋・リン・釜爺「?」

    141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:49:59.06 ID:NyPZj/7i0
    リン「それより湯婆婆はどうすんだよ!」

    千尋「これから行く」

    ベジータ「あのバケモノのところへ行く気か?」

    千尋「私が原因なんだから、私が責任取らなくちゃ」

    釜爺「これまた健気じゃのう……ジー、お前も付いていってやれ」

    ベジータ「言われなくてもそのつもりだ」

    ベジータ(あのバケモノは非常に危険だ 野放しには出来ん)

    千尋「じゃあおじさん、ハクのことよろしくね」

    千尋「ハク、絶対戻ってくるからね。死んじゃダメだよ」

    ベジータ「行くぞ、千尋」

    千尋「うん!」

    リン「なにがどうしたの?」

    釜爺「わからんか?愛だ、愛」

    リン(愛……///)

    142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:50:58.53 ID:S7YP2BMH0

    145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:51:47.00 ID:vwqNdaWk0
    リンってDQN男を好きになって身を持ち崩すタイプか

    143: 見返りがほしいなら最初から将棋やってない ◆BAKAD0dLtU 2008/08/20(水) 23:51:18.08 ID:HNG0tHXZO
    ベジータ…

    147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:52:58.62 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「千尋」

    千尋「?」

    ベジータ「ヤツは危険だ、気をつけろよ」

    千尋「……うん」

    湯婆婆「遅い!!しかもなんでジーまで来てるのさ」

    ベジータ「念のためだ」

    千尋「中には私ひとりで入ります」

    湯婆婆「当たり前だよ!どうしてくれんだこの有様!」

    ベジータ(暴れようから見るに……さらにでかくなったらしいな)

    湯婆婆「さあいきな!お客様がお待ちかねだよ!」ガラッ   ドサッ

    千尋「きゃっ」

    湯婆婆「ごゆっくり」ピシャッ

    湯婆婆「さあて、どれだけ金を搾り取ってくれるかねえ?」

    ベジータ(ヤツの邪気がさらに大きくなってやがる……)

    湯婆婆「危ないから離れとこうかね」

    148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:53:43.95 ID:NyPZj/7i0
    千尋「…………………」

    「………!……………………!」

    千尋「…………………!…………………!」

    「………!…………………………!……………………!」

    千尋「………………」

    「………………………」

    千尋「……………………………」

    「ウオオオオオオオオエエエエエエエエ!!」ボチャボチャボチャ

    「セン……ナニヲクワシタァ……コムスメガァ……」

    ベジータ(まずい!何やってんだあのバカ!)

    149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:54:18.52 ID:0aqAlq1o0
    若干ベジータが空気だが面白いぞ
    wktkして待ってるぜ

    151: 見返りがほしいなら最初から将棋やってない ◆BAKAD0dLtU 2008/08/20(水) 23:55:05.30 ID:HNG0tHXZO
    気になるな

    支援

    152: 支援頼む 2008/08/20(水) 23:55:06.88 ID:NyPZj/7i0
       ドガッ   ダダダダダダダダダダダダ

    「マアアアアアアアアアアアアアアアアテエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!」

    キャーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

    ベジータ「くそったれ!待ちやがれ!」

        ビュウッ

    湯婆婆「みんなおどき!!」

        キイイィン

    a0a57c77

    ベジータ(ババア!止せ!)

    湯婆婆「お客様とで許せぬ!」

        バシュ!   ドパアアァァァァ

    「ウゲッゲボオオオオオオオオオオオオ」

    img_7

    湯婆婆「あれま」ドパァァァァァァ  ドロロロロロロ

        キャーーー

    ベジータ「うぐっ……アレは食らいたくない」

    153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:55:26.35 ID:dCD4od9qO
    ついにスーパーサイヤ人か?

    154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:55:42.43 ID:+boyTfmt0
    ドロロロロロ

    155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:56:07.00 ID:56fMdcHV0
    支援

    156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:56:07.31 ID:NyPZj/7i0
    千尋「きゃあ!」ドテッ

    ベジータ「! 千尋!」

    「グバアアアアアアアアアアアアア」

    ベジータ「食らいやがれえ!」

         バシュバシュバシュ!!    ズドドドドド
     
    「グバアアアアアアアアアアア」

    ベジータ「効いてる!よし!」

    千尋「ベジータさん!」

    ベジータ「貴様、何のつもりだ!あいつを怒らせてどうしようってんだ!」

    千尋「あの人はここにいちゃダメなの!どこか別のところに連れて行かなくちゃ……!」

    ベジータ「だからどうするつもりだ!ゲロまみれになる気か!」

    千尋「外に連れて行かなきゃ!…………あっ!」

    ベジータ「行き止まり……」

    「ウグオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

    157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:56:37.39 ID:56fMdcHV0
    支援

    158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:57:14.27 ID:vwqNdaWk0
    wkwk

    160: ◆sBdehS4fSU 2008/08/20(水) 23:57:56.43 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「千尋!そこの窓にははしごが付いているはずだ!それを伝って下まで降りろ!」

    千尋「ベジータさんは!?」

    ベジータ「俺はコイツを……何とかする」

    千尋「………殺しちゃ……ダメだよ」

    ベジータ「フン……貴様もアイツのように……甘いヤツだな……行け!!」

         ガチャ    カンカンカンカンカンカン……………

    「ウ、ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ……セェン………」

    ベジータ「おっとバケモノ、お前の相手はこの俺だ」

    「セン……センセンセンセンセンセンセンセンセンセンセンセン!!!」

    161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:58:55.49 ID:u5Dq5oPb0
    ジーかっけぇwwwww

    162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 23:59:09.48 ID:56fMdcHV0
    支援

    163: 見返りがほしいなら最初から将棋やってない ◆BAKAD0dLtU 2008/08/20(水) 23:59:30.87 ID:HNG0tHXZO
    ktkr

    164: コテは忘れてくれ 2008/08/20(水) 23:59:41.30 ID:NyPZj/7i0
    ベジータ「ハァー!」

         ドスッ!  バキッ!

    ベジータ「くそったれ!パンチもキックも衝撃が吸収されちまうか!」

    「ウ……オオオオオゴオオオオオオオオオオ!!」

    ベジータ「ゲロか!くそ」シャッ

         ドバアアアアアアアアアアアアアアアアア

    「ウウウウウウウウウウウウウウウウ………ウ?」

    166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:00:09.66 ID:zFU8EO300
    ウ?

    168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:00:45.33 ID:9jus2JwiO
    さすが王子だww

    170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:01:25.05 ID:stYJAjEVO
    支援

    171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:01:32.04 ID:3GYJcXvW0
         シャアシャアシャアシャアシャア

    ベジータ「この世界でも超サイヤ人になるとはな」

    「ウギギギギギギギグルルルルルルルルルルル」

    ベジータ「少々本気を出させてもらうぞ!(店を壊さない程度に!)」

    「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

    ベジータ「ギャリック砲ーーーーーーー!!(1/200パワー)」

       ズオッ       ドゴーン!

    ベジータ「手ごたえ……あったぜ!」

    「ウ……ゲボボォ!」

    ベジータ「またゲロ!?……じゃない、人?」

    「あ、あれ」「ここは?」

    ベジータ「おいお前ら!せっかく助かった命を無駄にしたくないなら避難していろ!」

    「「ひいいいいいいいいいいいぃ」」ダダダダダダダダダダダダ

    173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:02:10.36 ID:aHAhnryL0
    支援

    175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:03:07.23 ID:3GYJcXvW0
    ベジータ「うっ……ハア…ハア…」

    ベジータ(くそったれ……!この世界で超サイヤ人になるのは相当きついか……)

    ベジータ(フッ……ある意味では精神と時の部屋より修行にいい場所かもな)

    「ウアアアアア……ユルセン………」

    ベジータ「か……体が動かん!」

    「アアアアアア………アア……」

    ベジータ「倒れこんで……来る……!!」

        ググググググググググ     ピシ              ガシャアアアアンン

    リン「千!こっちだー!乗れ!」

    千尋「リンさん!」

            ヒュウウウウウウウウウ………       ドボーーーーン!

    リン「うお!何だァ!?」 

    176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:03:33.80 ID:stYJAjEVO

    177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:03:59.20 ID:zFU8EO300
    wkwk

    178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:04:04.24 ID:3GYJcXvW0
    ベジータ「ぷはっ……はっ……はっ……はっ…」

    千尋・リン「ベジータさん!」

    「アアアア………ゲペッ」   ポチャ

    青蛙「ん」   スィースィー

    リン「カオナシもだ!」

    千尋「こっちだよ!」

    リン「呼んでどうすんだよ!?」

    千尋「ここから遠いところに行かないと」

    リン「付いて来るぞアイツ」

    リン「よし、こっから歩け……絶対戻って来いよ!」

    千尋「うん、ベジータさんをよろしく」

    リン「千!お前のこと、ドン臭いって言ったけど、取り消すぞー! カオナシ!千に何かしたら許さないからな!」

    180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:04:40.59 ID:D2fg2shZO
    不思議w

    181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:05:24.94 ID:stYJAjEVO

    182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:05:32.10 ID:zFU8EO300
    このリンのセリフ好きだー

    183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:05:44.68 ID:jhV0wGRh0
    ちょwwベジータ脱落wwww?

    184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:06:17.78 ID:3GYJcXvW0
    ベジータ「くっ……はあ……はあ……」

    リン「大丈夫か!?(こ、ここは人工呼吸!?)」

    ベジータ「バケモノは……どうなった?」

    リン「千に付いていっちまったよ」

    ベジータ「そうか……ハッ……ハッ……」

    ベジータ(大きさも元に戻った……もう追う必要もないだろう) ムクッ

    リン「ちょ、ちょっと!その怪我でどこ行くんだよ!」

    ベジータ「蜘蛛親父のところだ、薬をもらいに行く」  ヨロヨロ

    リン「あんた……何者なんだよ?あの高さから落ちて歩けるなんて、普通じゃないよ!」

    ベジータ「俺は……サイヤ人の王子、ベジータ様だ」

    リン(……意味分からないのになぜか格好いい)

    185: 見返りがほしいなら最初から将棋やってない ◆BAKAD0dLtU 2008/08/21(木) 00:06:25.30 ID:SVZvA1v+O
    リンwww

    186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:06:49.21 ID:aHAhnryL0
    支援

    187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:07:24.34 ID:3GYJcXvW0
    釜爺「おいおい大丈夫か?大怪我じゃないか!」

    ベジータ「薬を持っているんだろう?くれ」

    釜爺「あ、ああ……今作るからまっとれ」

    ベジータ「……すまない、釜爺」

    釜爺「あ?なんだって?」

    ベジータ「う、うるさい!さっさと作りやがれ!」

    釜爺「ほいほい、っと(せっかく素直になったのに、からかいが過ぎたかな?)」

        ゴロゴロ

    釜爺「さあ出来たぞ!飲め」

    ベジータ「んぐ……は……は……すぅ」

    釜爺「寝たか……まあ、ゆっくり休むがよかろう」

    釜爺「……それにしても本当にこやつは何者なのだろう?」

    188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:07:37.95 ID:stYJAjEVO
    ベジータまた戦闘力上がるなwww

    189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:07:44.57 ID:IMwLs8yN0
    ベジータwwwww

    192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:08:33.34 ID:zFU8EO300
    んぐwww

    193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:08:47.34 ID:3GYJcXvW0
    ハク「……ハッ ここは……?」

    釜爺「ぐごー……ぐごー……」

    ハク「……おじいさん、それに」

    ベジータ「目が覚めたか」

    ハク「ベジータ」

    ベジータ「おい蜘蛛親父!起きろ!」

    釜爺「ん……ああ、二人とも目が覚めよったか」

    釜爺(ジー……もう怪我が治ったのか)

    ハク「千尋はどこです?一体……何があったのです?」

    釜爺「なんも覚えとらんのか?」

    ベジータ(大猿になった下級戦士か)

    釜爺「あの子は千尋というのか……愛の力だなあ……」

    194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:08:58.12 ID:7JkPi0dhO
    このツンデレM字ハゲめ

    196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:10:03.95 ID:9jus2JwiO
    ツンデレだなww

    197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:10:25.54 ID:3GYJcXvW0
    ベジータ「そういうことだ」

    ハク「そうですか……千尋は私のために……」

    釜爺「そうだ、ここはせ……いや、千尋に任せて休みなさい」

    ハク「いえ、私はけじめを着けに行かなければなりません」

    釜爺「んん?」

    ベジータ「俺も行く。ちょっと用事があるんでな」

    釜爺「待て待て、どこへ行くんだお主ら」

    ハク「それはもちろん」

    ハク・ベジータ「「湯婆婆のところです(だ)」」

    釜爺「しかし……今行っては都合が悪いんじゃないか?特にハクは」

    ハク「いえ、今しかないんです。千尋が帰ってくるまでに全てを済ませておきたいので。お世話になりました、釜爺」

    ハク「行こう、ベジータ」

    釜爺「……ぐっどらっく」

    199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:11:26.76 ID:3GYJcXvW0
    湯婆婆「これっぽっちの金で埋め合わせするつもりかい?」

    湯婆婆「千とジーのおかげでどれだけ被害を被ったか」

    青蛙「でも俺たち、あの二人のおかげで助かったんです」

    湯婆婆「それはあいつらのまいた種じゃないか!千はここから逃げてしまったし、あいつは自分で親を見捨てたんだ!」

    ハク「お待ちください、湯婆婆さま」

    青蛙「ハク様!」

    ベジータ「あいつは逃げちゃいないさ、この俺もな」

    湯婆婆「なんだいあんた達、生きていたのかい?とっくにくたばっちまってると思ってたよ」

    ベジータ「そいつは残念だったな、このとおりピンピンしてるぜ」

    ハク「まだわかりませんか?大切なものが摩り替わっていることに」

    湯婆婆「??」

    湯婆婆「坊ーーーーーーーーーー!!」

    200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:12:45.60 ID:3GYJcXvW0
    ベジータ(ぬ!凄い気の嵐だ!さっきこれほどの力を使えばあのバケモノも倒せたろうに)

    青蛙「この金も土くれだ」

    湯婆婆「おのれえええええええええええええええ!!!」

        ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    湯婆婆「言えええええええ!!!坊をどこへやった!!!!!」

    ハク「銭婆のところです」

    湯婆婆「銭婆?そうかい、あの性悪女、それであたしに勝ったつもりかい?」

    湯婆婆「それで、どうするんだい?」

    ハク「坊を連れ戻してきます!その代わり、千とその両親、そしてこのジーを元の世界に返してやってください!」

    ベジータ「!」

    湯婆婆「それでお前はどうなるんだい!その後あたしに八つ裂きにされてもいいんかい!」

    201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:13:11.87 ID:tg3hzMXCO
    支援
    千と千尋見たくなってきた

    204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:14:20.31 ID:GBvXPEFI0
    >>201
    おれはもう見始めた

    202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:13:34.27 ID:zFU8EO300
    wkwk

    205: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:14:26.35 ID:n0A+hjL/0
    俺も見たくなってきた
    あの世界観はちょっと怖いが和む

    207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:14:40.11 ID:3GYJcXvW0
    ベジータ「そうはさせん」

    湯婆婆「!」

    ベジータ「俺は全てを理解したわけではないが……今事態は全て収束に向かっているはずだ」

    ベジータ「おそらく千尋が戻れば全てが終わる」

    ベジータ「それなのにいまこのハクを八つ裂きにすることはナンセンスだ」

    ベジータ「それでもこのハクを八つ裂きにしようというのなら」

    ベジータ「俺様が貴様を八つ裂きにしてやる!!」

    ハク「ベジータ……」

    湯婆婆「……理論がめちゃくちゃだよ、お前」

    ベジータ「……」

    湯婆婆「わかったよ」

    湯婆婆「変な客を連れ込むし、窓ガラスは割るし、仕事の出来は半人前だし、接客の態度は悪いし」

    湯婆婆「千とジーは首だ」

    208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:16:06.84 ID:zFU8EO300
    そりゃクビだ

    209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:16:37.90 ID:Z82305MA0
    ベジータも丸くなったもんだ

    210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:16:42.89 ID:3GYJcXvW0
    ハク「!」

    ベジータ「フン、やっとか……せいせいするぜ」

    湯婆婆「そのかわり、千には最後のテストを受けてもらう」

    ハク・ベジータ「!」

    湯婆婆「どっちか千を迎えにいきな。もう片方にはテストの準備を手伝ってもらう」

    ベジータ「ハク、お前が千を迎えに行ってやれ」

    ハク「ベジータ……!」

    ベジータ「おそらくあいつはお前に伝えたいことがあるはずだ」

    ベジータ「お得意の龍の姿で行って来い」

    ハク「分かった……ベジータ、頼んだぞ」タタッ       ビュオッ

    ベジータ「フン」

    湯婆婆「さてジー、お前には……」

    213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:17:38.40 ID:3GYJcXvW0





    ハク「私の名前はニギハヤミコハクヌシだ!!」

    千尋「凄い名前!神様みたい!!」






        シュタッ

    湯婆婆「早かったねぇ、最後の仕事なんだからもう少し味わってやってきたらどうだい」

    ベジータ「仕事は迅速に正確にするべきだと、班長とアンタに教わってな」

    湯婆婆「ああ、そうかい……おや、来たようだね」

    214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:17:59.60 ID:stYJAjEVO
    ベジーターーーーー

    217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:19:15.28 ID:aHAhnryL0
    支援

    218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:19:25.26 ID:3GYJcXvW0
    湯婆婆「さあ、この中から自分の親を見つけてみな!!」

    ベジータ「……」

    ハク「……」

    千尋「……!」

    千尋「おばあちゃんダメ!ここにはお父さんもお母さんもいないもん」

    ベジータ「……!」

    湯婆婆「いないぃ?それがお前の答えかい?」

    千尋「うん」

       ボン    「「「「「  大  当  た  り  ィ  ー  !  !  !  」」」」」

    「やったー!」「やりぃ!!」「いよぉし!」ワーワーワーワーワーワーワーワー

    219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:20:14.30 ID:zFU8EO300
    ワーワーワー

    220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:20:16.39 ID:aHAhnryL0
    支援

    221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:21:02.06 ID:OTfsexr50
    くけけけけけけけけケケケケケケケケ

    222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:21:15.06 ID:3GYJcXvW0
    千尋「みんなありがとう!」

    湯婆婆「いきな!お前の勝ちだ、早く行っちまいな!!」

    千尋「お世話になりました!」

    ベジータ「……」

    千尋「ベジータさん!」

    ベジータ「よくやった。気を探る能力など持っていないだろうに」

    千尋「これでベジータさんも帰れるんだよね?」

    ベジータ「ああ。だがお前らが先に行け、俺は後から行く」

    千尋「じゃあ……ここでお別れ?」

    ベジータ「そうだな」

    千尋「また会えるよね」

    ベジータ「……多分な」ナデナデ

    226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:22:26.71 ID:stYJAjEVO
    ナデナデ・・・だと・・・

    223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:21:43.18 ID:n0A+hjL/0
    デレwwwwwwwたwwwwwwww

    224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:21:57.92 ID:zvy1jFfb0
    ベジータいい奴だww

    227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:23:00.58 ID:OTfsexr50
    ベジータに頭なでられたら千の頭蓋骨われちゃうよおおおおお

    225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:22:17.60 ID:3GYJcXvW0
    ハク「行こう、千尋」

    千尋「うん」

      タタタタタタタタタタタタタタ

    千尋「みんなさようならー!!」

      タタタタタタタタタタタ………

    ベジータ「裏をかいたつもりだったようだが、残念だったな」

    湯婆婆「へっ、こんなところで元に戻られたら厄介なだけさ」




    湯婆婆『さてジー、お前には二頭のブタを運んでもらう』

    ベジータ『何だと?』

    湯婆婆『千の親だよもちろん。例のトンネルの前までね。お前なら楽勝だろ?』

    228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:23:06.20 ID:zFU8EO300
    全俺が萌えた

    229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:23:14.47 ID:xi58AhVJ0
    千尋の親があのシーンで登場したのはこいうわけなんですね

    230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:24:04.43 ID:3GYJcXvW0
    湯婆婆「お前こそなんで一緒に行かない」

    ベジータ「俺はお邪魔虫にはなりたくないんでね」

    湯婆婆「ヒッヒッヒ!分かってるじゃないか」

    ベジータ(遠くで小さな気が三つ……良かったな、千尋)

    ベジータ「さて、俺も行くとするか」

    湯婆婆「もう二度と来るんじゃないよ」

    ベジータ「フン」 ザッ

    リン「あ、あの!ベジータ……さん……」

    ベジータ「? 何だ」

    リン「こ、これ手袋……ほつれてたから……直した」

    ベジータ「……」


           「ありがとう」

    231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:24:49.54 ID:/XLYPNav0
    リンがかわいいw

    232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:25:11.24 ID:7JkPi0dhO
    ベジータ不倫はやめろおおおお

    233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:25:17.03 ID:zvy1jFfb0
    リィィィィィィィィィィイイイイイン!!!!!

    235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:25:18.99 ID:P+H0XYGdO
    いいはなしだー

    236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:25:25.29 ID:2y3VtH090
    ニヤニヤが止まらない

    238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:25:36.95 ID:3GYJcXvW0
         ザッザッザッザッザッザ…………

    ハク「飛んでいかないのか?」

    ベジータ「疲れているんだ、そんな気力はない」

    ハク「お前にもずいぶん助けられたよ、礼を言う」

    ベジータ「礼ならさっき聞いた」

    ハク「最後に一つだけいいか?」

    ベジータ「なんだ?」

    ハク「なぜ、あの時湯婆婆から庇ってくれたのか?」

    ベジータ「…………お前は俺の息子にどことなく似ている  それだけだ」

    240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:25:44.34 ID:lqNcpCsvO
    きれいなベジータ

    242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:26:33.50 ID:zvy1jFfb0
    ハクの方が年上だろw

    243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:27:02.00 ID:3GYJcXvW0
    ハク「そうか……ありがとう、ベジータ」

    ベジータ「さっきも聞いた」

    ハク「…………さらばだベジータ、振り向かずにいくんだ」

    ベジータ「俺からも一つ言わせてもらう」

    ハク「……なんだ?」

    ベジータ「あっちの世界で……千尋に会ってやれよ、必ずな」

    ハク「……! ああ!必ず!聞いてくれベジータ!私の本当の名はニギハヤミコハクヌシというんだ!」

    ベジータ「そうか……あばよ、ニギハヤミコハクヌシ」   ギャウッ

    ハク「……飛べるじゃないか、ベジータ」

    245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:28:42.02 ID:3GYJcXvW0




    ブルマ「ちょっとーベジータ!!2ヶ月もどこへ行ってたのよ!!ネジ締めもちゃんとやらないまま!!」

    ベジータ「あ、ああ。すまん」

    ブルマ「(…?やけに素直ね)ま、反省してるならよし!」

    ベジータ「な、なあブルマ」

    ブルマ「なによ?」

    ベジータ「何か……仕事、ないか?」











                    千とジーの神隠し   END

    248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:29:09.48 ID:IMwLs8yN0
    千とジーwwwwwwwwwwwww

    249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:29:12.09 ID:/XLYPNav0
    乙!!!結構面白かったw

    251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:29:23.13 ID:zFU8EO300
    おつかれさま
    面白かった!

    255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:30:03.16 ID:3GYJcXvW0





    後日談    天下一武道会会場にて






    孫悟空「よー!ベジータ!あの時以来だな!」

    ベジータ「ま、待てカカロット!……あのときのことは秘密にしといてくれ」

    孫悟空「……?なんで?」




                               END

    256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:30:11.25 ID:OTfsexr50
    乙!

    257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:30:14.06 ID:xi58AhVJ0
    面白かったぜwwww乙wwww

    260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:30:37.10 ID:TeTQ3GmnO

    おもしろかったW

    272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:34:53.95 ID:fK9oDW3lO
    最高だった!
    乙!

    292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:55:54.30 ID:DG6yLrsw0
    追いついたぜ!
    面白く読ませてもらったわw

    296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 01:09:46.58 ID:cPunVVNW0
    クソ面白かったわw
    >>1

    305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 03:06:26.42 ID:uYljaKdRO
    読破
    これはどっかのブログに保存されるべき

    289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/21(木) 00:51:11.07 ID:oULrq9lw0
    さてツタヤにでも行ってくるかな










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    コメント一覧

    1  ニートな猫 :2018年03月03日 23:05 ID:TSc.Ba850*
    (ФωФ) ニャー
    笑うセールスマンのネタもヨロシク。
    2  不思議な名無しさん :2018年03月03日 23:36 ID:GMpbCv2j0*
    リンさん可愛すぎwなかなか面白かったw
    3  不思議な名無しさん :2018年03月04日 00:00 ID:qoGEq44I0*
    面白かったでしかし
    4  不思議な名無しさん :2018年03月04日 00:26 ID:7YKpezNP0*
    よかった
    5  不思議な名無しさん :2018年03月04日 00:35 ID:3E593Jut0*
    ベジータはSS向きだよな
    6  不思議な名無しさん :2018年03月04日 01:03 ID:v2c8n9SO0*
    ベジータなら湯婆婆を小指で倒せる
    7  不思議な名無しさん :2018年03月04日 01:58 ID:zpZiIuQC0*
    やはりクロスSSはいい
    ユバーバも顔ナシも実力なら顔色一つ変えずに消し飛ばせるだろうが
    アウェーだからまぁね
    8  不思議な名無しさん :2018年03月04日 03:08 ID:FYsV06D50*
    ベジータ莫迦にしてるなよ
    9  不思議な名無しさん :2018年03月04日 03:31 ID:B86.hlB00*
    今のドラゴンボール世界の定義だと油屋の連中は皆人間って括りになるのかな
    10  不思議な名無しさん :2018年03月04日 07:10 ID:KrzPMcjs0*
    あれ?これ実際にあるよね?
    テレビで見てなんでドラゴンボールとコラボしてるんだよ!と友達と話題になった記憶があるんだが…
    録画してあるから間違い!観てない人は残念だったね!
    11  不思議な名無しさん :2018年03月04日 07:25 ID:a4ceKxep0*
    そういや湯婆婆がカオ.ナシにかめはめ波を撃つシーンって絵コンテに(ドラゴンボール)って書いてあるんだよな
    12  不思議な名無しさん :2018年03月04日 10:03 ID:36h8AxkD0*
    資格を取る話はいつ出てきますか?
    13  不思議な名無しさん :2018年03月04日 10:27 ID:Z53dkKpO0*
    ベジータのSSは当たりが多い
    面白い。個人的にほのぼのSSが好き
    ベジータが家事してたりお風呂入ってたりするだけで面白い
    14  不思議な名無しさん :2018年03月04日 21:12 ID:V7UBvrH60*
    77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/08/20(水) 22:55:31.03 ID:3WnKn7Sc0
    そういやべジータって初登場のシーンでトカゲみたいなの食ってたな

    ↑原住民の腕な
    15  不思議な名無しさん :2018年03月05日 01:47 ID:Kg8Pzeh00*
    なんで悟空にはオリジナルの技がないんだろうか?不思議だ。
    16  不思議な名無しさん :2018年03月07日 10:20 ID:q.LLa4TJ0*
    面白かったw
    大当たり~!のどんちゃん騒ぎのシーンにベジータがいないか探してくる
    17  不思議な名無しさん :2018年05月09日 21:34 ID:9PHul1HP0*
    あああ続編が見たいよおおお
    千と千尋はジブリの中でもとくに続きが見たくなる
    18  不思議な名無しさん :2018年08月26日 11:01 ID:Z8302XFE0*
    ドラゴンボールでも魔法やマジックアイテムはかなり有効だから、面白い。
    19  不思議な名無しさん :2020年06月24日 04:12 ID:3dJMNhvT0*
    超サイヤ人ゴットとかブルーになれば、制限なくなるなw
    20  不思議な名無しさん :2020年07月28日 00:31 ID:IA46.0sr0*
    湯婆婆で千と千尋ってわからんやつおるんやな...2008年やからか?

     
     
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