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    75

    ワイが遭遇した霊で打線組んだ





    夏ということで『うしみつ』さんと合同で毎週末に過去の面白かった怖い話を大量に投稿して涼しくなろう!というイベントを開催することにしました。

    今から30分ごとに怖い話34記事を再投稿していきます!

    投稿した記事はこちらのページに追加していきます。
    http://world-fusigi.net/tag/夏イベント1

    イベント詳細はこちら。プレゼント企画もあります。
    http://usi32.com/html/event.html
    1: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:04:24 ID:j7Y
    1(ニ)迎え提灯
    2(左)浦田先輩の同室者
    3(右)ふきちゃん
    4(中)謎の祭り
    5(一)祭囃子
    6(三)アパートの子
    7(捕)お客さん
    8(遊)ヤマセミさん
    9(投)バッバ
    山の老猟師から聞いた不思議な出来事
    http://world-fusigi.net/archives/6335706.html

    引用元: ワイが遭遇した霊で打線組んだ





    2: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:06:57 ID:j7Y
    1(ニ)迎え提灯

    ワイは高校卒業するまで相当な田舎で生まれ育ったんや
    中学が町に1つしかなくて同級生は20人切るくらいの山間の自治体や。その中学卒業して後、隣市の高校に片道12キロを自転車で通っとった
    高1の6月の夜、部活帰りの真っ暗な中を帰宅してた時のことや

    3: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:07:10 ID:v2o
    期待

    4: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:07:43 ID:wcr
    これは良さそう

    9: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:09:01 ID:j7Y
    ワイの通学路には山と田んぼの間を走る道があって、所々に二三件の家が固まって建ってる集落があるんや
    そこまで来ると、もうワイの家まで五分くらいで、ワイはちょっとチャリのスピードを緩めたんや
    ふと目を上げるとその集落の一軒にお盆の迎え提灯が立っとったんや 明かりのついてない日本家屋の玄関先に、家紋付きの縦長の提灯が見えて、いまどきロウソクなのか暗めの灯がゆらゆらしとったわ

    14: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:11:38 ID:j7Y
    ワイの地域は7月半ばがお盆なんやが当時は6月、ひと月も前から提灯を出す家があるんか?なんて思っとったら不意にその明かりが消えた、一瞬にして辺りは真っ暗になったんや
    その日は不思議に思いながら帰ったんやが後日その家から葬式が出た。ジッジにその話したら
    「それはご先祖からの『迎え提灯』たい」とのことやったわ

    22: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:17:08 ID:j7Y
    2(左)浦田先輩の同室者

    高2の4月ごろの話や
    ワイは人数の少ない体育系部活に入っとった
    1つ上に選手はおらんかったが、なんでか女子マネージャーがおった
    それが浦田先輩や
    2月頃に浦田先輩が大きな病気をして、都市部の大学病院に入院したんや。そんでお見舞いの品を顧問と部員でお金出し合って買って、何故かワイとキャプテンの二人で届けに行った

    23: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:19:39 ID:j7Y
    県庁所在地にある大きな病院の、わりと高層の部屋に先輩はおった
    たしか3つベッドがあって、先輩は一番奥の窓際、入り口側は空き、先輩の向かいのベッドはカーテンは閉ざされているがちょうど席を外してる、って感じやった

    浦田先輩は思ったより元気そうやったし、翌月から学校に行けると言っとったからワイらは安心して他愛もないバカ話をした

    24: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:21:32 ID:j7Y
    ひと通りくっちゃべったあと、ワイらが帰ろうとして病室の入り口に歩いて行った時、ちょうどパジャマの女の子が入ってきた
    たぶん中学生くらいで、三つ編みを片方から前に垂らしとったから、妙に大人っぽい髪型やなと思ったのを覚えとる
    その時、後ろから浦田先輩が「あ、おかえり??ちゃん」と言ったんをワイははっきり覚えとる

    25: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:22:40 ID:j7Y
    後日退院した先輩に「あの三つ編みの子どうしてるんすか」と聞いたら、誰?と返ってきた
    なんでもちょうど見舞いに行った日には同室のベッドは退院だかで完全に空いており、そんな子は居なかった、と
    キャプテンには「ベッドは先輩以外空きで『3人部屋なのに寂しいですね』って話したやろ?」と聞かれてワイは困惑した
    じゃああの生活感のあるベッドは、あのお下げの女の子は何やったんやろうな

    27: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:24:56 ID:wcr
    霊感無いワイからしたら少し羨ましいな…

    28: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:25:53 ID:j7Y
    3(右)ふきちゃん

    平たく言えばイマジナリーフレンドやな
    小2か3の頃、母方のジッジの家に夏休み前半まるまる預けられた事があった
    ジッジはワイに気遣ってプレステやガンプラを用意してたけど、数日経つとやっぱり退屈やから、ある日ジッジの家の離れに行くことにしたんや
    離れは母屋から続く廊下を渡った奥にあって、その廊下から庭園風の庭を望む事ができた

    29: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:26:40 ID:j7Y
    離れは母屋から続く廊下を渡った奥にあって、その廊下から庭園風の庭を望む事ができた
    離れにはジッジの集めた全集物や図鑑、戦争資料集なんかが保管してあって、ワイは図鑑に夢中になって、毎日引き出しては読んどった。
    ここから記憶が曖昧なんやが、離れで「ふきちゃん」と過ごしたことが数回ある
    少し年上の女の子が、お昼すぎになると庭の先の生垣から顔を出して、ワイはそれを確認すると廊下のサッシを開けてその子を離れに招いてた

    30: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:27:37 ID:j7Y
    お互いに多くを喋ったことはないけど、ふきちゃんがおるとワイはすごく安心して、何時間も飽きずにそこに居れた気がするわ
    ある昼、バッバに離れで何をしてるか聞かれたワイは「ふきちゃんとおる」と答え、ふきちゃんの事を話した
    バッバは首を傾げて、その夜、それをジッジに報告したと思う
    その当時すでにバッバは認知症が始まってたから、ジッジは真に受けなかったのかもしらんが「友達ができたとや、よかなぁ~」と言うて撫でてくれた
    でもその日以降、ふきちゃんが現れることはなかった

    31: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:28:18 ID:j7Y
    バッバはもう故人で、ジッジも呆けて施設におるからその当時の事を確認しようがない。ただ先日里帰りした際、例の生垣から向こうはどうなってるか気になって回り込んでみたところ、道を挟んで雑木林になっとって、下草に紛れて石蕗が群生しとった

    33: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:32:38 ID:d7u
    見てるぞ

    35: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:33:00 ID:yEu
    イマジナリーフレンドでええから友達ほしい

    39: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:36:26 ID:j7Y
    4(中)謎の祭り

    ワイはよく中学まで親父と釣りに行った
    泊まりがけで、夜通し防波堤から投げ釣りをやる、夏休みの定番行事や
    たぶん中1の時やけど、行きに親父の車が迷った

    43: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:48:58 ID:vpf
    はやくぅ

    44: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)00:53:58 ID:j7Y
    その日はいつも行く港が護岸工事の関係で使えんくなってたんやな
    ほんで急遽他のポイント探しに出たんやが、親父もワイも山の人間やから土地勘がない
    そうこうするうち、漁村とおぼしき集落に降りる道を見つけたんだけど、妙に明るかった
    よる8時は回ってるはずやから、この辺の夏とはいえもう暗いのに、人もずいぶん多くなった
    皆浴衣や作務衣で、いかにも夏祭りの風景が見えた

    53: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)12:58:42 ID:j7Y
    もともと車一両がやっと、という道の両脇に、次第にたくさんの出店が現れ、行く手はいつしか人で埋め尽くされて車は徐行のような状態になったんや。ワイは引き返したほうがいいのでは、と言おうと顔を助手席から親父に向けた

    親父は険しい顔をして、ブツブツ何かを呟いとった よく聞くとそれは阿弥陀経やった
    ワイは親父がおかしくなったんかと思ったが、すぐに合点がいった

    54: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)12:59:25 ID:j7Y
    この祭りは音がしないんや

    いくら冷房のために窓を締め切ってても、すぐ近くで行き交う人々の声や屋台で何かを焼く音とか、おおよそ祭りの喧騒が聞こえてこないんや
    消音にしたテレビみたいやな
    しかし、人々はワイらの車を不思議そうに避けるだけで、決して迷惑そうにされたり、ドアを叩かれたりすることはなかった
    その状態が体感的には50メートルばかり続くと、視界が開けて船着場に出たんや

    60: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)21:48:55 ID:j7Y
    船着場には小さな漁船が10台ほど停められていて、それらは現実のもののように思われたんやけど、そのいちばん奥にギラギラ光る大きな木造船が泊まっとった
    傍目には巨大なイカ釣り漁船にも見えたが、よく見ると船全体がいろんな色で光ってるのが分かった
    帆まで着いとったが、蒸気で動きそうな煙突があったのが印象的やった
    祭りの人たちは遠巻きにその船を幸せそうに眺めとって、ワイらはその群衆と船の間に飛び出したような状態やった

    61: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)21:52:34 ID:j7Y
    見とれていると、不意にタバコの匂いがしたんや 親父が珍しくタバコに火をつけとって、ゆっくり車を出したんや
    しばらくするとその集落を抜け、海沿いの暗い道になった なんとなく普通の道に戻ったことが分かったわ
    親父は窓を全開にすると、安心したように「大潮の日にはあぎゃんこつもあっとだろ(ああいうこともあるんだろ)」と言うた

    ちなみにその日は全く釣れなかったし、
    調べても似たような祭りは無かった
    ワイらは何を見たんやろうな

    62: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)21:55:12 ID:j7Y
    5(一)祭囃子

    これは小学校~高校まで続いた話や
    ワイが一人で寝つけない夜、時々遠くで笛と太鼓の祭囃子が聞こえるんや
    聞こえるのは数年に一回程度で、
    決まって夏の夕立後の涼しい夜やった気がする
    ひょっとこが踊りだしそうな、割と楽しげな一定のリズムと音階をずっと繰り返すんやけど
    次第に音は遠くなっていって、ワイはそのうち寝てしまうんや
    深夜に近づいてくる太鼓と横笛の音が聞こえるんだけど同じような人いる?
    http://world-fusigi.net/archives/8483851.html

    63: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)21:57:07 ID:t8b
    見とるで

    64: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)22:01:39 ID:j7Y
    >>63
    ありがとう

    とうとう中学ん時、このお囃子は何や?と疑って正体を確かめようと思い立った
    真っ先に思ったんは実家の裏手にある神社の神楽舞の練習や
    今はもう廃れて長いが、その頃は地域の小さな神社にも神楽舞を奉納する風習が残っとった
    薪能とも狂言ともつかん、演目の意味も誰も分からなくなったような代物や
    氏子の年寄がシテ方、ワキ方(神楽を舞う人)を毎年交代でやり、演奏方は基本的にその息子たちが担った

    66: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)22:05:19 ID:j7Y
    田植えが近くなると神楽舞の準備がはじまって、関係者は公民館で練習をしてた
    舞の奉納自体はGW前には終わる
    だから夏に聞こえてくる祭囃子は、演奏方のヤツが腕が鈍らんように練習しとんのかなと思ったんや
    ワイの家は演者の家ではなかったが、ジッジが昔区長として神楽を取り仕切ったことがあったから、ある日ジッジに聞いてみたんや

    69: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)22:18:39 ID:j7Y
    ジッジ、ワイには時々妙なお囃子が聞こえるが何か知っとるか、演奏方の誰か練習してるの?と
    ジッジはワイの話を聞くと、目を細めてこう行ったんや。「もうワシには聴こえんばってん、昔はよう聴こえよった、聴こえよった。こぎゃん音頭やろ?」そういってジッジは、ワイが聞いてたのと同じ囃子を口笛で吹いた
    ワイは音痴やからお囃子の音まで伝えてなかったから、心底驚いたで

    71: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)22:25:26 ID:j7Y
    ※補足
    「ふきちゃん」に出てきたのは母方のジッジ
    いま出てきてるのは父方で、同居してたジッジや


    ジッジは「ありゃあ、畑ん神さんの祭りたい。もうワシには聴こえんけん、神さんはおらんごつなったと思うたばってん、まだおるたいなぁ(もう神様は居なくなったと思ったんやが、まだおったんやね)」とニカニカして米焼酎をあおった
    神楽の練習は騒音になるからと公民館以外ではやらないらしかった

    ちなみに神社の祭神は天神さんやけど、きっとローカルな神さんもおったんやろうな
    高校卒業してワイが地元を発つまで、その音はときどき聞こえていた。最後に聞いたんは大学受験勉強中、やっぱり夕立後の涼しい夜やった
    ワイは窓を開けて、楽しげな音色をぼんやりと聞いてたんや その前年にジッジは逝ったから、なんとなくジッジも聞いとるんちゃうか、と思った

    ワイは夏に帰省してももう祭囃子は聞こえんくなってしもうたが、地域の若いやつが聞いてたらええな

    73: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)22:27:39 ID:2Fj
    >>71
    なんか自分ええ締め方するやんけ

    99: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)12:57:32 ID:3Aj
    >>71
    これ読み方は
    はたんかみさんでええの

    115: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)21:30:15 ID:9fv
    >>99
    ジッジは「はたけんかみさん」と呼んどったけど、固有名詞やなくて「トイレの神様」みたいな一般名詞やで わかりづらくてすまんな

    72: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)22:27:16 ID:t8b
    ノスタルジーやん

    74: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)22:30:35 ID:Kly
    熊本かな?

    76: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)22:32:14 ID:j7Y
    ちょっと中断。飲みすぎたで

    >>74
    秘密やで

    78: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:16:38 ID:j7Y
    6(三)アパートの子

    小4の春、ワイは一時期だけ叔父の家に住んどった
    家庭的な事情は割愛するが、実家から離れた県庁所在地にある叔父一家のマンションにお世話になってたんやな
    叔父の息子(ワイから見たら従兄弟やね)はよくしてくれて、マンションの子らとワイを引き合わせてくれて、皆でマンションの中庭でよく遊んどった

    79: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:23:51 ID:j7Y
    中庭で「だるまさんがころんだ」をやる時のルールがあったんや

    『アパートの子が来たら解散』

    マンションの裏手に藪(やぶ)があって、その奥に小さな木造アパートがあったらしい
    そこの子が、「だるまさんがころんだ」にいつの間にか混ざることがあるんやと
    まぁ今だから言えるが、アパートとの経済的格差を意識して、マンションの親たちが代々言い聞かせたことが受け継がれただけかもしれん
    そして混ざるのは生きた子じゃないことも、マンションの子供たちには暗黙の了解として認知されとった

    80: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:25:24 ID:sUI
    なんかこわE

    81: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:31:16 ID:j7Y
    その日、ワイがだるまさんの鬼をやった
    従兄弟含めマンションの子が6人くらいおった気がするわ
    何回目かの「だるまさんがころんだ!」の掛け声で振り返ったとき、中庭の隅っこに知らん男の子がおったような気がした
    背の低い髪の短い子やった

    82: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:35:38 ID:j7Y
    身なりは普通で、幽霊めいた所はなかったように思うんやが、中庭に入るにはオートロックで仕切られたマンションの通路を通らなあかんし、知らんマンションの子が入ってきたら普通は誰か気づく筈や

    ワイはブルッと来たが確証が無かったため、とりあえずだるまさんを継続することにした

    ところが振り返るたびに、その子が近づいてくるんや
    庭木の陰、分電盤の下、すぐ目の前の排水管の陰…
    ワイは「この子にタッチされたらどうなるんや?」と思った、そしたらめちゃめちゃ怖くなった
    そして「だるまさんが…」と言った時、肩をぽん、と叩かれた

    83: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:36:53 ID:GsD
    ウン……(気絶)

    84: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:41:59 ID:j7Y
    半分小便漏らして(これは叔母に苦笑されたからよう覚えてるわ)振り返ると、楽しげにスタート地点へかけ戻るマンションの子たちの背中が見えた 誰かが普通にタッチしたんやろうな
    その中にあの男の子はおらんやった
    その後、従兄弟含め皆がが鬼をやって、別の遊びもして夕方には解散した

    85: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:47:48 ID:j7Y
    帰りのエレベーターの中で、従兄弟がワイに「男の子だったど?」と突然言った
    「一人混じっとった男の子。見たど?」

    聞けば従兄弟か鬼のときも知らん男の子か混じっていたらしい。ワイはさらに肝が冷えたが、実はこれは初めてでは無いらしい
    だるまさんがころんだだけでなく、例えばゲームボーイを持ち寄って中庭で遊んでいるときも、不思議そうに覗き込む男の子の視線を幾度も感じてたらしいんや

    86: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:47:54 ID:sUI
    普通に怖いやんけ!

    87: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:48:46 ID:2Fj
    これは怖E

    88: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:49:32 ID:j7Y
    ワイはルール通り解散しなくて良かったんか聞いたと思うが、従兄弟が何と答えたか覚えとらん
    多分実害がないからほっといてるとか言われたと思うんやが
    従兄弟はだれでも遊びに混ぜてくれるような優しいやつなんやなぁ、って感心した覚えがある

    その後叔父の家から実家に戻って、ワイはあのマンションに一度も行ってないわ
    次の盆に従兄弟とあったらあのときのことを改めて聞いてみようと思っとる

    89: 名無しさん@おーぷん 2018/04/02(月)23:59:54 ID:sUI
    見てるで

    92: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)00:21:37 ID:3Aj
    人吉行きたいなぁ(唐突)

    ワイもお囃子は今でもたまに聞こえるんやが
    あれお宮からやと思っとったんやがよく考えてみたら結構距離あるよな…でも住宅地で田んぼも畑もないしな…神様だったら面白いわ

    93: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)00:36:41 ID:9fv
    >>92
    ネットで検索しても祭囃子が聞こえる人はそれなりにおるやで
    柳田國男も似たような事を書いてた気がするわ

    96: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)01:26:40 ID:9fv
    7(捕)お客さん
    また母方のジッジの家での話や
    ちょうどふきちゃんと遊んでたのと同じタイミング、つまりワイが預けられてた時のことや

    ジッジは勤め人だったんやけど生家はいわゆるなんでも屋みたいな物を代々営んどったらしく、離れはその店舗跡やった
    なんでも屋と言えば聞こえはいいんやが金物屋に毛が生えたような物で、お菓子や生活雑貨なんかを揃えてたらしい
    先代(ジッジの父)が長く切り盛りしとったが、70年代で店はやめたらしいわ

    97: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)01:29:05 ID:9fv
    ふきちゃんが来なくなった後か前かは定かじゃないんやが、その日も縁側でワイは寝そべって遊んどった
    HGのズゴックと、たしかゼータガンダムを戦わせとったと思うわ
    縁側はちょうど西向きやって、夕焼けが強くてカーテンを閉めるか迷っとったような、そんな妙なことを覚えとるわ

    98: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)01:31:45 ID:9fv
    ゼータとズゴックの戦いが佳境の時、「もし」と声をかけられた
    ワイはびっくりして顔をあげると、いつからそこにおったんか、ガラスのサッシを挟んで男の人が庭に立っとった
    西日が強すぎて男の顔は全然見えんやったけど、両足をそろえてぴんと気をつけをしとって、えらい姿勢が良かった

    ワイはジッジの知り合いが来たと思って、寝そべったままやと失礼やから体を起こし、サッシを開けようとした

    101: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)14:41:08 ID:V48
    これは良スレ

    106: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)20:49:48 ID:9fv
    よう見るとその人は、うなじが隠れる日避けつきのボロボロの帽子を被っとって、足にはゲートルを巻いて腰に鉄でできた丸い水筒を下げてうつむいとった
    ジッジの蔵書の戦争資料集の写真で見た、兵隊の格好と同じや、と思った
    今思えば、あれは陸軍の制服やったんやね

    床が高いせいで、ワイが立ち上がるとその人と同じくらいの身長になった、つまりガラスを隔てて目の前にお客さんの顔があるはずやのに、やっぱり夕日で影になって顔は見えないんや

    ワイはそのお客さんが人間なんか分からんくて立ち尽くした

    107: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)21:02:55 ID:9fv
    「こちらに飯塚圭一様はおいでですか!」
    お客さんは突然ワイに話しかけた
    妙なんは、ガラス越しの筈やのに聞き取り辛かった覚えがない
    キビキビした、妙に楽しげな明るい声やった気がするわ
    飯塚はジッジの、つまりこの家の名字やったが、名前に聞き覚えは無かった
    ワイはどう答えたか覚えとらん、怖くて何も言えんかったかもしれんし、何かを話したかもしれん

    ただ、「こちらに飯塚圭一様は、おいでですか!」
    男はさっきと寸分違わぬ調子で、突然もう一回聞いてきた

    ワイは表情の見えない男と、まっかっかな庭とがめちゃめちゃ恐ろしゅうなった

    「こちらに飯塚圭一様は、おいでですか!」

    ワイの涙腺と股間は臨界した

    109: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)21:08:52 ID:9fv
    ワイのなき声を聞いて、バッバがかけつけたと思う
    バッバにはその男は見えとらんやったと思うわ。ワイはバッバに手を引かれて台所へ向かった
    ふり返ると、やっぱりというか、案の定男は消えとった
    ただ置き去りのゼータとズゴックが、縁側に長い影を作っとったんを覚えとるわ

    バッバの葬式の時、健在だったジッジにその話をした
    戦後すぐの頃、そうして幾人かの帰還兵が訪ねてきたことがあった、とジッジは話し出したんや

    110: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)21:11:56 ID:9fv
    ジッジの長兄の圭一氏は陸軍軍人で、南の島で行方不明になっとる
    終戦後、無事に帰ってこれた人たちが兄の消息を訪ねに来ては、まだ帰らない兄を思うジッジとジッジの父を励ましてくれた事が何度かあったんやと
    「それは戦友が訪ねて来なはったとばい」と言って、祖父は仏壇をずいぶん長いこと眺めとった

    ちなみにワイはいまもガノタやが、シャア専用ズゴックだけは無理になってもうた

    113: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)21:21:18 ID:7l2
    ええ話やん
    害与えてこんのやったら別にええんやけどなぁ

    116: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)21:32:46 ID:9fv
    >>113
    最近になってほん怖に似たような話があると知ったで
    先祖が訪ねてきて「訪ねてきました」を玄関先で連呼する話やったけど、その霊も悪意は無かったとかなんとか
    奴らは口下手やねんな

    118: 名無しさん@おーぷん 2018/04/03(火)21:36:50 ID:9fv
    8(遊)ヤマセミさん
    この話は短いで
    高校時代、12キロの山道をチャリで往復すんのに辟易したワイはとうとう原付に手を出した
    バイトした金を元に中古のスクーター買って、高校近くの親戚の家の軒先でチャリに乗り換えて通学する生活を送っとった

    高2の夏が秋、土曜の真っ昼間や
    バイクで部活から帰ってるとき川の土手を走る区間があるんやが、対岸の畑の上を白い鳥みたいなんがワイと並行して走ってるんが見えた

    対岸までは多分20メートルくらいあるし、普通鳥の姿形までは見えへんのに、あきらかに鳥にしてはでかすぎるんや、ゆうにワイの身長くらいはあった
    姿形は図鑑で見たことのあるヤマセミやった

    えぇ…と思ってバイクを停めると、ヤマセミは対岸の山の方へ行ってしまって見えなくなった

    ワイの地域にヤマセミはおらんのやけどな
    迷鳥のコンドルか何かを見間違えたんかと思ったが、まあ今もワイはヤマセミさんやと思っとる

    127: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:05:17 ID:0e9
    9(投)バッバ

    同居してた父方のバッバの話や
    ワイはバッバが大好きやった いつも優しくて、音痴なワイにつきあって一生懸命歌を教えてくれた
    ワイは両親が共働きであんまり家におらんかったからバッバが親みたいなもんやった
    夕飯はいつもバッバが作ってた
    食い物には厳しくて、庭で育てた野菜は絶対残したらあかんかった
    昔の人やからほとんど和食中心やったけど、それはそれは美味かったで

    バッバはワイが小6のとき交通事故で死んだ

    128: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:09:10 ID:0e9
    バッバは前日から体調が良くなかったが、それを押して、町で1つだけのスーパーに夕食の買い物に行ったんや
    その帰り、これも町で1つだけの信号を赤で渡ってしまったんやな

    先生の車で学校から病院に駆けつけたとき、もうバッバは息をしとらんかった
    親父がベッドにすがりついて泣くのを見たのは最初で最後やった
    ジッジはバッバの手を握っとったが、救命活動をやってくれてた医者に「どげんもならんとですかな、わかりました。もうよかですばい」と毅然と言った
    程なくして医者は時間を告げて、バッバは本当に死んでしまった

    129: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:13:54 ID:0e9
    叔父や伯母、親戚たちがすぐに病院に集まってきた 10人が10通りの驚きや悲しみ方をしたが、ワイは実感というものが全く湧かなくて、救急救命室って大したことないんやなとか、従兄弟と会うんは久しぶりやなとか思っとった

    だって朝ワイを笑顔で学校に送り出した人間が、目の前で頭を包帯で巻かれて横たわっとるこの人と同じとは思えへんかった
    頭じゃわかってても感情が追いつかないんやな
    そっから通夜やら葬式やら慌ただしくて、依然としてバッバが死んだ実感が湧かないまま、とうとう火葬場まで来てしまった

    130: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:15:48 ID:0e9
    「ここで泣かな、一生後悔する」ワイはそう思ったが、どうしてか涙が出てこん
    ここに横たわって安らかな顔をしている冷たい人はバッバ?ほんまに?ほんまにバッバなんか?
    逡巡しているうち、棺桶が炉に入れられた
    泣きっぱなしの叔母たちををジッジが叱り飛ばしても、みんなで干瓢巻きを食って思い出話をしても、真っ白で小さくなったバッバの骨が帰ってきても、ワイは泣けんやったんや

    131: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:20:58 ID:0e9
    終わらせるで

    そのまま鬱屈としてひと月ほど過ごし、お盆に差し掛かった頃やったと思う
    親父から町の図書館に本を返してくるように言われた
    バッバが借りたままの本があることに遺品整理中に気づいたんやろう
    数冊の本が入ったトートバッグを生返事で受け取り、ワイは徒歩で図書館に向かった
    めちゃめちゃ暑い中、両脇に田んぼが青々とした道を突っ切ると15分くらいで町営図書館に着く
    図書館のおばちゃんはトートバッグから本を取り出すと、貸出カードとワイを不審そうに見比べとった
    そらそうやな、カタカナ2文字の名前のガキなんてそうおらんわ
    ワイはどう説明するか迷ったが、祖母が亡くなったこと、代わりに返しに来たことを素直に話した

    132: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:22:58 ID:0e9
    おばちゃんは短く驚くと畏まったお悔やみの言葉を言ってくれて、奥に引っ込んでどっかに電話を掛けとった
    多分役場にバッバのことを確認したんやろうな

    おばちゃんは戻ってくるとき、カウンターの上の回転棚から一枚カードを抜き出すと、ワイに渡した
    「これ、あなたのおばあちゃんの。いらなければこちらで処分するけれど、どうする?」
    ワイはまぁ、とか はぁ、とか言ったと思うわ、とにかくカードを受け取って図書館を後にした

    133: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:31:54 ID:0e9
    今でこそ図書館はどこもバーコードやicタグ管理やが、当時は手書きのカード管理やった
    その図書館では利用申請をすると個人用カードが渡されて、本を借りるときはタイトル、貸出日を書いて本と引き換えにカウンターに預ける仕組みやったんやな
    延滞されとる本はカードで分かるって仕組みや
    画像みたいな感じやな

    ワイは蒸し暑い田んぼ道を家へと歩きながら、何気なくそのカードを眺めた
    バッバの貸出カードはずいぶん埋まっとった
    「竜馬がゆく」とか歴史ものが多くかったが、その下の方、つまり最近借りた本に目が止まった
    no title

    134: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:34:03 ID:0e9
    『洋食の基本 ハンバーグステーキ』

    目の前が何だかぐるぐるするのが分かった、うるさいセミの声も、カンカン照りの日差しもすこし遠くなったような気がした
    祖母はワイのために慣れない洋食を作ろうとしてたんや
    そのとき、祖母のハンバーグはおろか、大根の照り焼きやミョウガの天ぷらに二度とありつけないことが、はっきりと実感を伴ってわかった
    喉の奥が苦しくなって、眉間に痛いほど力を入れたがぼろぼろ泣けてきた
    ワイは初めてバッバが死んだことが理解できたんやね


    そのときやった 後ろから音もなくえんじ色の自転車がワイを追い越していった
    目が霞んでよく見えなかったが、あの日、軽自動車の下でぐちゃぐちゃになった自転車のそれと同じ色やった

    135: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:37:16 ID:0e9
    そして、それに跨ってたのは紛れもないバッバやった
    パーマをかけたちょっと猫背のその人は、いつも畑に出るときの格好で自転車に跨り、実家の方へ曲がって見えなくなった はっきりと覚えてないが、ペダルは動かしてなかったんちゃうかな
    ワイはダッシュで後を追ったが、バッバを見つけることは出来んやった
    やっぱり実家には誰も来とらんし、仏壇には真新しい位牌が据えてあった、あぁやっぱりバッバは死んだんや、もういないんや、そう思うとまた少し涙が出た

    136: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:41:23 ID:eOl
    ぐるぐるする感じわかる
    取り返しつかないことした感じ

    138: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:42:19 ID:Zzu
    バッバ…

    140: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:52:39 ID:0e9
    それっきり祖母は現れなかった。夢に見ることはあっても、あの夏のようにはっきりと姿を見せたことは一度もないんや
    今でもこのことを思い出すと、あれは祖母が自分の死をワイに分からせるために仕掛けたイベントだったんじゃないかと思う


    ワイはと言えば、それから幾度となく祖母の料理を再現しようと試みたがてんで駄目やった
    祖母の好きだった本を読んだり、若い頃の足跡を追ったりもした
    図書カードは実家の机に大事にしまってある

    おばあちゃんコンプレックス上等と豪語しとったが、やっぱり最近になって恥ずかしく思えてきて、祖母に申し訳ないと思うようになった
    今年の夏行われる13回忌で祖母に関する法要は全て終わる。あの図書館も、この3月いっぱいで閉じられたと聞いた

    今年帰ったら、あの時と同じ道を歩いてみようと思うんや
    多分祖母は出てきてくれんやろうが、なんとなくワイはそれで満足する気がする。やっと一区切りつく気がするんや

    141: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)00:54:00 ID:0e9
    ワイが遭遇した話は以上やで

    長々とすまんかったな

    143: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)01:06:44 ID:J7o
    こう言う体験て子供の頃は割とするよな
    当時は不思議とも思っとらんかったんやが
    ただ帰還兵はパンチあるなチビルで

    169: 名無しさん@おーぷん 2018/04/04(水)03:03:51 ID:sUE
    イッチさんがつ
    すごい面白かったで














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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2018年04月04日 08:02 ID:JYQA1G4.0*
    ほお
    2  不思議な名無しさん :2018年04月04日 08:42 ID:S2BhRlMA0*
    ワイくまモン
    通訳入れなくても原文で理解
    3  不思議な名無しさん :2018年04月04日 08:48 ID:9xTwOYJe0*
    不思議。。。
    4  不思議な名無しさん :2018年04月04日 08:51 ID:oyR4Jihw0*
    かまってちゃん
    5  不思議な名無しさん :2018年04月04日 09:11 ID:NXftws.C0*
    これにはシャア専用ズゴックも涙
    6  不思議な名無しさん :2018年04月04日 09:22 ID:KWff2Kzr0*
    バッバの話で涙がでたわ
    7  不思議な名無しさん :2018年04月04日 09:32 ID:niN3Uzry0*
    イッチの語りいいな
    つい読みふけってもうた
    8  不思議な名無しさん :2018年04月04日 09:43 ID:nmMMosC50*
    お婆さんのはなしで、不義な俺は墓参りすることにした。もっとちゃんとしよう。
    9  不思議な名無しさん :2018年04月04日 09:45 ID:.gRd.8dx0*
    怖いというか不思議な話やな
    そういう田舎に住んでたわけではないのに、なんだか懐かしい気持ちになってしまったわ
    あとバッバで泣いたわ
    10  不思議な名無しさん :2018年04月04日 09:46 ID:8X3hBYkX0*
    文才あるな
    ノスタルジー
    11  不思議な名無しさん :2018年04月04日 09:47 ID:.odrWQy.0*
    最後に泣かせに来るのはズルいやろ………
    12  不思議な名無しさん :2018年04月04日 09:51 ID:as.7Y0Ze0*
    ババの話は切ないけど
    この世から居なくなった人にもう一度会えるのは羨ましい
    13  不思議な名無しさん :2018年04月04日 09:54 ID:G4BoOUtZ0*
    読みやすくていいね
    14  不思議な名無しさん :2018年04月04日 09:59 ID:kScksJv90*
    海岸の祭りの話とかもはや美しいね
    15  不思議な名無しさん :2018年04月04日 09:59 ID:py67yZ1O0*
    でもまぁ、心霊話する人は虚言癖か糖質のどっちかの症状が出てるんだけどね
    16  不思議な名無しさん :2018年04月04日 10:04 ID:hEBpmTrF0*
    文才あるな
    引き込まれたわ
    あと幽霊の話もどこか懐かしくて現実にありそうな感じするのがとてもよい
    17  不思議な名無しさん :2018年04月04日 10:10 ID:OfEQaBcZ0*
    祖父母両親揃っているのになんであちこちに預けられたんだろ
    18  不思議な名無しさん :2018年04月04日 10:12 ID:zCNhF7gp0*
    小さいおじさんなら見たことある
    幽霊はないな 怖いから見たくないけど
    19  不思議な名無しさん :2018年04月04日 10:29 ID:eBu75tQ00*
    怖いけど、どこか優しいそんな怪談話ってあるんですねぇ
    20  不思議な名無しさん :2018年04月04日 10:52 ID:TS8mKA0O0*
    シャア専用ズゴックは許されなかったが、Zガンダムは許されたのか
    21  不思議な名無しさん :2018年04月04日 11:39 ID:xa6R5pO80*
    ※20
    夕日で赤く照らされてたからだと思う
    ゼータもレッド・ゼータは無理そう
    22  不思議な名無しさん :2018年04月04日 12:07 ID:sgP57n180*
    真実であれ文章であれ、とても美しい風景を画き観せてもらえた。
    人間性に敬意。
    23  不思議な名無しさん :2018年04月04日 12:08 ID:0Un.r.ku0*
    今年見たスレで一番面白かった
    バッバで泣いた
    24  不思議な名無しさん :2018年04月04日 12:19 ID:58zwENwd0*
    幽霊が嘘である決定的証拠
    目撃例がどれも服を着ている!
    服に魂はない
    もし本当に出るなら裸だ!
    25  不思議な名無しさん :2018年04月04日 12:26 ID:EHe0cmWs0*
    ※24
    幽霊さんサイド甘く見すぎ
    服くらい好きなように具現化できる能力が備わっとるに決まっとるわ
    26  不思議な名無しさん :2018年04月04日 12:57 ID:dWpALBM50*
    祭囃子は自分の都合の良い音だけ拾った感じするな

    夏は窓とか開けてること多いだろうし、普段聞かない音も聞こえてくるだろうし

    てゆうか俺がこれだったわ
    27  不思議な名無しさん :2018年04月04日 13:04 ID:aTvUtsjg0*
    これはいいスレだった

    祭り囃子は自分も小さい頃に聞いた事あるなぁ
    祖父にあれは馬鹿囃子だから近づいたら帰ってきた来られなくなるからって耳を塞がれたけど、地域によって違うのかね
    28  不思議な名無しさん :2018年04月04日 13:26 ID:A5JiN.B90*
    語り方めっちゃ上手いな
    バッバとか家族の霊の話はホンマ泣けるわ
    29  不思議な名無しさん :2018年04月04日 13:36 ID:NixbUXPd0*
    ※2
    筑後平野民も理解できた。
    場所はわからんが、近所にそんなド田舎ないな~。
    羨ましいほどの田舎だ。
    30  不思議な名無しさん :2018年04月04日 14:05 ID:iu.PmYI.0*
    母親亡くしてちょうど一年のワイにはバッバの話はシンパシーありすぎたわ、泣けたで
    31  猫田ニャン太 :2018年04月04日 14:40 ID:CzNDgnTe0*
    (ФωФ) ニャー
    パッパ~
    32  不思議な名無しさん :2018年04月04日 15:52 ID:J1RAiiTL0*
    そんだけ妖しいものがいきられるってどんだけいいところなんだ。もう都会ではそういう優しい霊の居場所なんてないだろう。いつか死んだら1もバッバのようになったり、1の孫が
    お囃子が聞こえるというといいな。
    33  不思議な名無しさん :2018年04月04日 15:55 ID:J1RAiiTL0*
    先祖に尋ねてきてもらいたい。
    34  不思議な名無しさん :2018年04月04日 16:04 ID:WS1t2VS20*
    怖くない悲しくて不思議な話だなぁと思った
    35  不思議な名無しさん :2018年04月04日 16:08 ID:H07Xfx4S0*
    ノスタルジーやねぇ
    バッバの話ホロリときた
    36  不思議な名無しさん :2018年04月04日 16:26 ID:6vXe18p.0*
    イッチの語り口がとにかく秀逸
    どれもこれも美しい話だった
    フキちゃんとアパートの子の話はなんかいじらしくて涙が出てきた
    37  不思議な名無しさん :2018年04月04日 17:56 ID:FpxPU5o80*
    田舎の情景が目に浮かぶわ。
    なんだかキレイな話やなぁ。
    38  不思議な名無しさん :2018年04月04日 19:08 ID:vGx46lRG0*
    文章がうまいんやな
    39  不思議な名無しさん :2018年04月04日 21:20 ID:WDOOLXw20*
    九州の田舎にはまだ不思議が残っているのね
    加門さんのエッセー読んでもそんな感じがする
    40  不思議な名無しさん :2018年04月04日 22:42 ID:h86zb60G0*
    間接的に嫌われたシャア専用ズゴックは泣いていい
    41  不思議な名無しさん :2018年04月04日 23:56 ID:pQt1v0MV0*
    この話九州なの?
    金沢ってか石川県もお盆早いよ
    42  不思議な名無しさん :2018年04月05日 00:13 ID:dRTJZuFR0*
    熊本の矢部、甲佐あたりっぽいな
    43  不思議な名無しさん :2018年04月05日 00:21 ID:p7C7VVUC0*
    文章うまいな…バッバの自転車乗ってるとこ目に浮かんだわ

    熊本なんかな、地震の応援に行ってからなんかあの火の国に惹かれる。引っ越そかな
    44  不思議な名無しさん :2018年04月05日 01:23 ID:jogQZeVy0*
    匂いや温度が伝わってきて、とてもいいトリップができました。
    45  不思議な名無しさん :2018年04月05日 01:25 ID:B1Tqi7WD0*
    これは素晴らしい話を読ませてもらった
    内容がおもしろいのはもちろん語彙が豊富で的確、情景描写がとてもうまいから映像が頭に浮かび上がるね
    46  不思議な名無しさん :2018年04月05日 08:23 ID:ow8k4yHl0*
    仲間の安否を自分の死後も心配してるってのは、なんとも気の毒だな…
    あの世で再開できるもんじゃないのかな
    47  不思議な名無しさん :2018年04月05日 12:44 ID:naznbp4g0*
    何かの主人公やんやろなぁ。
    48  不思議な名無しさん :2018年04月05日 17:19 ID:P0rxoxau0*
    文才ありすぎ
    すき
    49  不思議な名無しさん :2018年04月05日 17:41 ID:ifAQ7sUe0*
    私の実家も神楽の練習の音とか
    聞こえてきてたけど、
    季節外れの聞こえてた音楽はもしかして
    それだったのかな?

    なんでこんな時期に~?としか
    考えてなかったけど
    50  不思議な名無しさん :2018年04月05日 22:30 ID:fSD2I.2y0*
    >>24
    >>25
    二人揃ってワロスw
    51  不思議な名無しさん :2018年04月06日 00:23 ID:wyAqmSjU0*
    1の文才と1の人柄の良さがヒシヒシと伝わってくるスレだった。ノスタルジックと優しさと不思議さが素晴らしかった...
    52  不思議な名無しさん :2018年04月06日 15:10 ID:AUIwBGvj0*
    親しい人が亡くなった時のどうしようもなく悲しくなったときの感情わかるわ
    53  不思議な名無しさん :2018年04月07日 03:09 ID:aBGDX0vI0*
    文章もうまいが
    レスごとの句切りがとんでもなくうまい。

    イッチ何者や…

    54  不思議な名無しさん :2018年04月07日 13:25 ID:k9vR.OQR0*
    実話か創作かわからないけど、純粋に楽しかった!
    こんなことが本当に起こる世界だったらいいな。
    55  不思議な名無しさん :2018年04月07日 15:01 ID:VVbJmuRF0*
    いつもの下手くそな作り話まとめと違って上手い話だった
    昔の怪談話の知識も持っているからだろうな
    混ぜ方が上手い
    ひょっとしたら、と思わせるのが上手い怪談
    56  不思議な名無しさん :2018年04月07日 15:07 ID:VVbJmuRF0*
    いや怪談というより
    ちょっと不思議な話のエッセイだね
    57  不思議な名無しさん :2018年04月08日 04:24 ID:CO4XMUdY0*
    これは良かった
    58  不思議な名無しさん :2018年04月08日 09:16 ID:hS2lgFDN0*
    人吉ぽいな
    59  不思議な名無しさん :2018年04月08日 18:01 ID:KQWwF44.0*
    イッチの文読みやすいし文才あるなあ
    バッバの話でボロ泣きしてしもうたわ
    60  不思議な名無しさん :2018年04月18日 01:22 ID:BzXOEqZi0*
    素直に楽しかった
    俺が見たことある変なものなんて
    歩道を走ってる軽自動車くらいだわ
    61  不思議な名無しさん :2018年05月05日 01:17 ID:BQ5I51iY0*
    面白くて素敵な話を読ませてもらえて最高だったよ。不思議ネットありがとう
    62  不思議な名無しさん :2018年12月22日 09:48 ID:iF7PJqey0*
    良かった
    63  不思議な名無しさん :2020年08月09日 18:52 ID:FXcs.7p.0*
    見えないもんが見えてんだから病院行けよ
    64  不思議な名無しさん :2020年08月09日 19:47 ID:lytzg0QR0*
    これは良い創作松
    65  不思議な名無しさん :2020年08月09日 20:09 ID:cipziDQm0*
    これ探してたやつだわ。
    不思議ネットさんありがとなす!
    66  不思議な名無しさん :2020年08月09日 20:31 ID:xudgncv40*
    まず打線組める程に幽霊遭遇してんのわらた
    67  不思議な名無しさん :2020年08月09日 20:33 ID:dqCl6wvF0*
    情景が浮かぶ良い文章 いいね~!
    68  不思議な名無しさん :2020年08月09日 21:12 ID:MK9BsKLl0*
    家の前の線路でホームレスがグッチャグチャになってたのを見学してたら、その夜寝てたらガッツリ引っ張られた。20年前家路の途中で寒気がして、ふと見ると花が手向けられていた。一年前20年ぶりに通ると石碑が立てられていた。かわいそうに高校生で交通事故で亡くなったらしい。そこにはもう彼女はいなかった。悲しいことです。古い喫茶店でバイトして2階にいました。50すぎの当時を知る人たちも2階にはいたよねって話を聞きました。喫茶店が取り壊され、居場所が無くなったあの子な事は、ふと思い出します。
    69  不思議な名無しさん :2020年08月10日 09:22 ID:gkF3qgfV0*
    匿名で放出してしまうのが惜しいほどの文章
    70  不思議な名無しさん :2020年08月10日 20:35 ID:8O.PWcNR0*
    ※63
    あなたの方が…
    71  不思議な名無しさん :2020年08月11日 12:57 ID:52OBe7HD0*
    いつも思うのだがこういうサイトで否定的なコメする人何?
    ストレス発散したいのかな、納得できないなら読まなきゃいいのに。
    72  不思議な名無しさん :2020年08月13日 13:39 ID:B.K9r89L0*
    糖質とかコメントする人ってリアルで空気読めないって思われてそう
    73  不思議な名無しさん :2020年08月28日 19:09 ID:ANVEEPMI0*
    面白いけど何歳くらいの人なんだろう?HGのズゴックとかzガンダムって出たのそんな大昔じゃないよね。その頃に子供だったってことは大体20代後半かな?

    描写的にかなり昔の事に感じるけど相当田舎の出来事だったのかな
    74  不思議な名無しさん :2020年09月05日 09:22 ID:Pk1d9H2G0*
    雅楽の篳篥をやってた頃、家でとても練習できない大音量なので、公園とか神社とか川原とか海岸とかで練習した。
    友人は龍笛と高麗笛を練習してた。

    かなり遠くまで音が聞こえるので、周囲の人達を困惑させたのかもしれないね。
    もしかしたら、神楽習ってる人達もそういう風に練習してたかもね。

    75  不思議な名無しさん :2022年01月29日 22:11 ID:xO.XBJxn0*
    読みやすい文章で楽しく読めた。
    最後のおばあちゃんの話は目頭熱くなったよ

     
     
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