481: 本当にあった怖い名無し 04/10/11 10:10:29 ID:ZPJKNb5/
昔佐渡島行って小型酸素ボンベで20mくらいまで潜ったんだが、
いきなり海蛇みたいなのに突撃されてシュノーケルをロスト。
潜水病があるのでいきなりは水面に上がれないので数分掛けて浮上するんだが、
その間目をつぶりっぱなしだった。コワー
580: 本当にあった怖い名無し 04/10/23 21:04:44 ID:3sFR5Ide
とりあえず津波の心配は無さそうなので不謹慎ながら
カキコ。
白戸三平の劇画から無断引用の「七つ桶の岩」。
ある日若い漁師が磯に出ると見たことも無い大きなタコが岩場に張り付いていた。
恐る恐る近寄ってみると逃げもせずに大人しくしているので思い切って脚の一本を
手斧で叩き切ってみた。
脚一本だけで手桶は一杯になり、漁師は市場にその脚を出して大いに潤った。
次の日もタコはそこにいたのでもう一本脚を切って手桶に詰めた。
次の日も、その次の日もタコはそこにいて、とうとう最後の一本になったときに、
突然タコは油断し切っていた漁師に襲い掛かりそのまま海の底に引きずり込んでしまった。
それ以来その土地ではタコの張り付いていた岩を「七つ桶の岩」と呼んで
恐れているとか。
脚七本と引き換えに人一人仕留めたタコ…
581: 本当にあった怖い名無し 04/10/24 11:29:39 ID:Pe/QNmaK
漏れの親父から聞いた話。以前になんかの飲み会で
海の方に住んでいる人から聞いた話らしい。仕事関係
だったかもしれない。その人、消防団だか漁師仲間の
関係で、ボランティアで引き上げをやった事があった。
その時になかなか重くて上がらない仏さんを、ベテランの
漁師たちが掛け声を掛けて一気に船上に引き上げていた。
その掛け声とは「えびす」。多分釣りの神様?の恵比寿様
だと思うが、その掛け後ををかけた瞬間、信じられない
くらいに仏様が軽くなったとか。漁師仲間では常識らしい。
そういう話、聞いたことある?
あっ、もうひとつプチ怖い話を思い出した...。
584: 本当にあった怖い名無し 04/10/24 13:27:01 ID:M8aMmcrY
水死体はあまり気持ちのよいものではないので
引き上げるのに無意識に抵抗がある→重く感じる(心理的重量)
そこで水死体は福を招く神様の使いであると
集団でとなえる→集団の法則には従うという習性を使って
意識を一時的に変革する→無意識の抵抗を解除する
引き上げる→軽い(本来の物理的重量)
とかいってみるテスト
585: 581 04/10/24 17:10:16 ID:Pe/QNmaK
>>584
科学的にはそういうことなんでしょうね。
漏れ、ダイビングやるんだけど、以前に伊豆のスポットで
元作業ダイバーをやっていたガイドから聞いた話。四体捜索で
なかなか見つからなかった。ふと見るとスーパーのビニール袋
のような者が漂っていた近づいてみたら人の腹の皮が半透明
っぽくなって浮遊していた。次の瞬間、背中に何かを感じて
振り返ったら、捜索対象が覆い被さるように流れてきたとさ。
588: 本当にあった怖い名無し 04/10/24 18:59:45 ID:Pe/QNmaK
じゃ、もう一発。漏れがよく行っていた日本海側の
ダイビングスポットのガイドの話。ガイドといっても
K察関係の仕事とかも頼まれればやっていた。
むしろ潜水プロなので、K察がサジを投げたケースも
扱っていた。機動隊が片手間でやれる仕事では
無い場合が多いという。
ある日、一般の人から、どうしても港を潜って調べて
欲しいとの依頼があった。聞くと、親戚が行方不明に
なっていて、K察の捜索も終わっている。でもやはり
保険金がらみの疑いが濃厚なので調べてくれとの
事だった。そして実際に潜ってみると、自動車が沈んで
いるのを発見した。遺族?は改めてK察に連絡した
らしいが、その後、ガイドが事情聴取されたかは
聞かなかった。実はその沈んでいた場所、最近、
やたらと魚が釣れるので人気の場所だったという。
おいしい餌が沢山有ったのかな?
作業ダイバーはその手の仕事もやるそうです。
その時、昔は悪質な香具師がいて、直ぐに見つけても
浮かんでこないようにテトラの下とかに隠しておき、
3日目ぐらいにやっと見つかったといって日当を
上乗せする。更に水中で遺体を足で蹴飛ばしながら
運ぶ、というような扱いをやっていたそうだ。もちろん
上記のガイドの話ではないよ。長文スマソ。
627: 本当にあった怖い名無し 04/11/07 19:57:04 ID:yOrrWiFw
じゃ、ウナギに関するオカルト。コピペすまん。
ニホンウナギは太平洋、ヨーロッパやアメリカのウナギは大西洋の陸地から数千キロも
離れた深海で産卵するとされるが、不思議とかつて存在したと噂される、失われた大陸
である ムー大陸やアトランティス大陸があったとされる伝説の場所と重なっている。
これは一種の“とんでも説”であるが、「ウナギはもともとムーやアトランティ スの
固有種で、大陸が沈んだために、日本やヨーロッパに棲息域を変えた。しかし、かつての
故郷である地に帰って、産卵するのだ」とロマンチックな説明をする人もいる。
659: 本当にあった怖い名無し 04/11/21 17:44:11 ID:xhpe/gbZ
爺さまから聞いた話
爺さまの故郷の海には岸壁があり、その岸壁に海蝕洞があるそうな。
普段は波が荒くて近付けない海蝕洞だが、年に一回
凪ぎの引き潮時を選んで、みなで掃除に行くらしい。
何の掃除かと言えば…仏様
爺さま、若い頃に何度か参加したらしいが、毎回何人かの仏様が流れ付いてるらしい。
ある時、半生の仏様があがった時は大変だったらしい
『えびすさま』状態で臭いし、持ち上げようとすると
触れた部分がぼろぼろ落ちる状態で、悪戦苦闘してるうちに潮が揚がってきて
止むを得ず放置したらしい
…あまり恐くないな、スマソ
865: 本当にあった怖い名無し 05/01/05 11:09:01 ID:Qzc8MQP+
15年前ぐらいだと思うが、TVで>>659のような場面を見た記憶がある。
たしか足摺岬の下にある海蝕洞に入った映像で、モザイクがかかってはいたが、
たくさんの死体が散らばっていた。半生なものもあったと思う。
誰か覚えている人はいるだろうか?
それとも記憶違いかな?
668: 本当にあった怖い名無し 04/11/24 00:08:43 ID:OEEQ0y3u
エッホ、エッホ
「お盆に殺生してはいけない」って聞いたことあります?
私の釣り好きの知人がお盆に釣りをしたときの話です
夜釣りでドンコ釣りに行ったときに、朝に撒き餌がわりに
カツオの頭を沈めておいたポイントでがんばるも釣れないらしく
おかしいな~?と思ってたら、沖合いから「エッホ、エッホ」と
小さな船を漕いで来る何隻もの小さな船を見たらしい
始め「どこかの大学のカヌーかなにかの団体?」と思ったらしいが
ふと様子を見てると防波堤近くまで来ると消えていくらしく
恐ろしくなって逃げ帰って着たとの事
お盆に帰ってきた故人の方々かはわかりませんけど
本当にあるみたいですね
670: 668 04/11/24 01:54:04 ID:OEEQ0y3u
小便を見るおやじ
こういう話でよければたくさんありますよ
自分も魚釣り好きなのであっちこっちいってるけど
宮城県に網地島(あじしま)ってあるんだけど
季節になるとタナゴ釣りとかカレイとかで行くんだけど
そのときの話をひとつ
仲間5人と釣りに行ってその夜、へべれけにみんな飲んで騒いでたとき
仲間内の一人が「便所いったらさ、変なおやじ窓からみてんだよ!」
といいながら帰ってきて、あ~?!と言うことでもう一人トイレに行ったら
「いたいた~!人小便してるのみてるのな!」
「でさ、おれの○○○みてももしれえか?ったらいなくなったよw」と
帰ってきて笑って話した。翌日帰る日に民宿出るときにその話になり
民宿のおばちゃんにその事いったら「何言ってんの?」みたいな顔をされた
帰り際、トイレに行った友達が青い顔して戻ってきて
「昨日のトイレのとこの窓から少し顔出してみたら、あそこ人なんて
立ってられないよ!」と戻ってきたのでみんなで見に行ったら
崖とまでは言わないけど、壁から30cm位先はストーンと削げ落ちており
「え~!?」「昨日のあれなに?!」になったことあります
673: 本当にあった怖い名無し 04/11/24 18:33:46 ID:zjQborm0
お盆に帰ってくる話って日本人の心をぐっとつかむなあ・・
680: 668 04/11/25 03:32:43 ID:64lx2T9t
私のおばさんの若かりし時の話
友達と海水浴に行って腰くらいの深さのとこで友達と遊んでたら
何度もお尻をさわってくる輩がいたらしい
友達に言うも姿が見えない
気を取り直して遊んでたら又さわられた
「ハハ~ン、潜ってるのね!」とおもい、次にさわられたら掴んでやろうとした
さわられた!と同時にその手を掴んだ叔母は「チカン!」と叫んで
手を持ち上げた・・・ふやけた軍手みたいなの握ってた
犯人は男性のどざえもんで、握ってたのはふやけた手の皮だったらしいです
748: 1 04/11/30 21:34:17 ID:EluhZGhh
消えたA
実話でーす。
大学の合宿寮が海の近くにあるのですが、サークルに入ってない者も予約をすれば利用できるので、夏休みに友達四人で行きました。
その寮は前から「でる」という噂があって、なにか体験できないかという期待もありました。
しかし、夜中になっても恐ろしい出来事が起こることもなく、かと言って大人しく眠る気にもならずみんなで海に出ることにしました。
しばらくじゃぶじゃぶ遊んでいたんですが、夜の真っ黒な海では自分が上を向いているのか下を向いているのかもわからないほど方向感覚が狂い(酒が入っていたこともあり)、危ないから帰ろうということになりました。
声を掛け合い、四人全員いるのを確かめてとぼとぼ寮まで戻ったのですが、門のところでそれまで一番後ろを歩いていたはずのAがいないことに気がつきました。
おかしいと思いながらも、名前を呼びながら寮の周りや来た道を少し探して歩いたんですが見つかりません。海と寮はほぼ一本道なので迷うはずもなく、もしや海に置いてきたか!?と慌ててみんなで浜に戻りました。
海辺にAの姿はなく、大声で呼んでもなにも聞こえません。
たまたま浜を歩いていたおっさんに、こんな感じの男を見なかったかときいても「見とらんなぁ。友達がおらんのか?夜中の海はひっぱられるからあかんぞ。あきらめるしかないわ。今やったらまだ近場に沈んどるかもしれんが。」と言われる始末。
で、これはヤバイ!とみんな真っ青になり、海に入って探すと言い出した一人をなだめて、警察に連絡しようということになったのですが、たまたま誰も携帯を持って来ていなくて大急ぎで寮に戻りました。そりゃもう全速力で。
ゼエゼエいいながら寮に到着して、入り口のロビーのとこで酒飲んでた友人(こいつはサークルで来てた)に、「警察!Aがおらん!!海で溺れたかもしれん!!」と叫びました。
友人は一瞬ギョッとした顔をしたんですが、俺らを見て笑いだしました。「いるじゃねーかよ」って。
びっくりして振り向くと、憮然とした表情のAが息を切らせて立っていました。
驚いたのもありますが、こっちは必死で探してたもんですから安堵と共に怒りがわいてきて、「オマエどこにいたんだよ!」と詰め寄ったところ、半分キレかけのAに「ずっとお前らと一緒にいたじゃねえか!!ふざけんな!!」と返されました。
749: 2/2 04/11/30 21:37:47 ID:EluhZGhh
どういうことかと話を聞くと、Aは最初に海から戻ってきたときも、ちゃんと一緒に寮まで帰ってきていたと。
ところが門のところでいきなり俺ら三人がAがいないと騒ぎだした。
初めはからかわれてんのかとも思ったが、自分を呼ぶ声にいくら返事をしても耳に入っていないかのように探し続ける。いい加減頭にきて、俺らの腕をつかんだりひっぱたいたりしても、Aがいないいないと言ってウロウロしている。
さすがに薄気味悪く感じたが、海に向かうと言い出すので仕方なくついていった。もうその頃には返事をする気もなく、ただ俺らの様子を見ていたら、俺らは誰もいない方角に向かってぶつぶつ話しだした。
そこで鳥肌が立つくらいビビって「オイ!!」と声をかけたら、急に寮に向かって走り出したから慌てて追ってきた、と。
Aの話を聞いた直後は、怖いというよりもわけがわからないという感じでしたが、よくよく考えたらすごい恐ろしい体験ではないかと、ぞっとしました。
どちらが正しいのかもわかりませんが、あのとき門のところで探しにいかなかった場合、俺らにAを見ることはできたのか。海辺のおっさんは本当にいたのか。
狐につままれたような体験でしたが、少なくともあの寮にはもう行きたくありません。
下手な長文スマソ。
しかもあんま怖くないし。
752: 本当にあった怖い名無し 04/12/01 01:49:11 ID:3ZYgAg5v
>>749
十分怖いです・・・・
793: 豆腐・ver.絹 ◆NY3.8XNhl. 04/12/07 16:27:51 ID:ebYRXy/k
クラゲ
まだオレが可愛らしい子供の時に浮き輪で足の届かない海域までいってしまった。
足は届かないし恐くてどうしようと思ってたら、足にヌルヌルした感触が・・
見ると頭を踏み付けられる形でクラゲがいました、たぶん俺より大きかったと思う。
そしたらクラゲが「ボフン」って感じでオレを浜辺側に押したんです、その時
「あ、戻らなきゃ」って思い泳ぎはじめたら、オレを先導するようにクラゲが俺の
先を泳ぐ、なんかさ、クラゲの泳ぐ姿が神秘的でね、その姿だけ見て泳いでたよ
途中疲れて休むと、クラゲも海からヒョッコリ頭出して待っている、そんなクラゲが
可愛くて触ろうと近付くんだけど、クラゲは一定の距離を置いていて、触らせてくれ
なかった。そしてしばらくクラゲ見ながら泳いでたら兄貴の声が聞こえる、いつの間
にか浜辺付近まで来ていた、するとクラゲはオレの股下をくぐり、沖の方へ消えて
行ってしまった。
感謝の気持ちと、消えて行くクラゲの姿がなぜか悲しくてワンワン泣いてしまいました
それからしばらくは「あのクラゲは姿を変えられた人間なんだ」と、勝手に思ってたよ。
794: 元国語教師 04/12/07 19:33:26 ID:QbXbD3Pa
>>793
いい話だ。
まだオレが可愛らしい子供・・・これは余計だった。
796: 本当にあった怖い名無し 04/12/08 00:07:01 ID:ml8HwOG5
>>794
きっと、お爺ちゃんか、お婆ちゃんか、
亡くなってからも気に掛けてくれた誰かの思いがクラゲに宿ったんだと思う。
799: 本当にあった怖い名無し 04/12/08 13:33:24 ID:9OqYuYEi
小さな石
夏休みに家族と親せきとで一緒に、海水浴に行くことになった。
そこは、地元の人しかこない小さい浜辺で、僕ら以外は泳ぎに来ている人はいなかった。
僕は、水中メガネとシュノーケルをつけて、泳ぎながら海底の様子を眺めてた。
しばらくそうやって海底を眺めていると、小さな石の上に大きな貝が乗っているのを見つけた。
その貝と同じ形をしたものを父親が棚に飾ってあったことを思い出し、
貝をもって行けば父親も驚くだろうと思い、その貝を捕ることにした。
貝は少し深い所にあったため少し潜って貝を捕ろうとした時に、
嫌な物を見てしまい採るのをやめた。
僕は半泣きになって、急いで海岸にあがり、両親にそのことを話したけれど
見間違えただけだろう、と言ってまともに聞いてもらえなかった。
僕が見たその貝は小さい石の様な物の上にポツンと乗っていたのだが、その石には
二つの穴が並んで開いていて、口の部分は砂に埋もれていたけれど、その姿、形から
はっきりと、人の頭蓋骨だとわかった。
一緒に来ていた年上の親せきの子は、僕の話がもし本当なら面白いと思ったらしく
しばらく僕が潜っていたあたりを調べていたが、その頭蓋骨は見つけられなかった。
802: 本当にあった怖い名無し 04/12/09 15:52:48 ID:iavoIMlg
子供のころ、私はある病気で入院した。小児科にはプレイルームがあって
病院内で出来た友達と遊ぶ事ができた。
ある日、仲良くなった少年の母親から星の砂が入ったペンダントをもらった。
母親は泣き腫らした目で彼のベット周辺の後片付けをしていた。
少年には二度と会えなかった。
18歳になり、ドライブ中に彼氏が突然江ノ島に行くと言い出した。
私は偶然、前日大掃除で出てきたあのペンダントをしていた。
少年が「一度で良いから海に行きたかったよ」と言ったのを思い出した。
866: 本当にあった怖い名無し 05/01/05 11:44:07 ID:mFVSkL1u
昔さ、子供の頃沖合でたくさんの人が浮かんでて手を振ってくれてたんだ、だけどよく見たら
みんな頭と手だけだったんだよね。夕日を背に受けてたんで真っ黒なんだけど
・・・こども心にも「ヤバイ!」と思ったけど親には言えなかったなぁ。
あんなにたくさんの人が手を振ってるのに私
以外の家族の誰も気づいてないんだもんね。私だけにしか見えなかったみたい。
・・・・・と、友人の話を聞いたときはちょっと怖かった。
867: 本当にあった怖い名無し 05/01/09 18:41:52 ID:ssuc3VeI
>>866
こわー!
879: 本当にあった怖い名無し 05/01/13 20:16:55 ID:C/g0ajjY
例のインド沖地震、多数の幽霊話が噂されてるらしいな
880: 本当にあった怖い名無し 05/01/15 16:04:54 ID:XE9Bh/mL
>>879
ほんと?
881: 本当にあった怖い名無し 05/01/15 16:32:53 ID:8Oee4gBd
俺も新聞で読んだ。
沿岸を航行していたボートが何者かに揺すられた、助けを求める声を聞いて周囲を探したが
誰もいなかった、タクシー(?)に乗ったはずの客がいつのまにか消えた、等々。
882: 本当にあった怖い名無し 05/01/15 16:52:08 ID:kAk08K4b
そりゃあんだけ死人が出てりゃ幽霊話が出ない方がおかしいかも
950: リベリオン ◆1sbbp3Vb3o 05/01/30 12:07:50 ID:vekrX/uc0
ドザエモンも避ける場所
じゃあ聞いた話し投下。
まだ名前がNTTになる前の電話会社に務めていたKさんはすごい釣り好きで、
同じ職場のHさんとよく夜釣りにいっていた。
地元のほとんどの釣り場を知っているKさんだが、ある時船釣りをしていたら、
知っている小さな漁村の近くに、未踏と思われる入り江と岬があるのを見つけた。
Kさんはそのあたりが何故かとてもよい釣り場のような気がして、
数日後にその漁村の知り合いの爺さんに、その岬と入り江に行ける山道を聞いた。
すると年配の漁師の爺さんは、「あそこは変だから行かないほうがいい」
と言って、なかなか抜け道を教えてくれない。
「何が変なのか?」とKさんが聞くと、爺さんは「昔山伏だか坊さんがいたところで、
ドザエモンもあそこだけは避ける。いい漁場だがとにかくおかしなところで、
浜の奴は誰もあそこには行かない。・・・・あー、昔行った奴がいて、
しばらく大漁だったが、頭がおかしくなって行かなくなっちまったよ。あんたらもやめとけ」
漁師はそういうと忙しそうに船に乗ってしまった。
Kさんはその場では一度引き上げたが、未知の釣り場に対しての興味は消えなかった。
つづく
951: リベリオン ◆1sbbp3Vb3o 05/01/30 12:20:52 ID:vekrX/uc0
つづき
Kさんは地元の地図を調べつつ、その後何度か休日にこの漁村の港で釣りをした。
場所をしょっちゅう変えたり、頻繁に双眼鏡でくだんの入り江と岬の方を見たのは、
何らかのタブーを感じたため、慎重に下調べをしたかったのだ。
海上からも位置関係を調べ、夏ごろにはほぼ抜け道もわかった。
そして、八月末のある夕方。KさんとHさんは、漁村と関係の無い山奥の林道から、
例の場所に近いところまで車で来ると、地図どおりの抜け道を見つけ、
30分ほど歩いた。松林が急に開けて、広い海が広がり、眼下に小さな入り江と、
岸壁に刻まれたたくさんの古い磨崖仏(まがいぶつ=磐に刻まれた仏像)が見える。
それは不気味と言うよりもどこか荘厳さと神秘さを感じさせ、むしろ絶景だった。
望んだ釣り場に来られた興奮もあったのかもしれない。
浜の爺さんは、何か村の宗教的な理由でここに来るなと言ったのかも知れないな、
とKさんは思った。人の入った跡はほとんど無く、魚影も濃いように感じられる。
KさんとHさんは、いそいそと支度して、10メートルほどの崖の上から、
磯に釣り糸をたらした。入り江は一望できるが、海は向かい側の岬にさえぎられ、
右の視界半分ほどは崖とその上の松林、といった視界だ。
次ラスト
953: リベリオン ◆1sbbp3Vb3o 05/01/30 12:48:08 ID:vekrX/uc0
つづき、ラスト
夕方六時過ぎにここに来て、長い時間が流れた。
思っていたほど忙しい釣りではないが、形のいいチヌが8枚ほど。まあ上等だろう。
ラジオを聴きながら、食事を取り、世間話をし、ビールを飲み、アタリも全く無くなって、しばらく時間が流れた・・・・。
午前二時ごろ、ほぼ作業のように餌を確認し、また仕掛けを放り、という作業を繰り返していたら、Hさんが妙な事を言った。
「ベタ凪かな?真夜中なのに蒸し暑くなってきたし、波の音がほとんどしないね」
言われてみれば、そうだ。ライトで照らされた周囲以外、何も見えないし、
何も動かない。ただ、虫も飛んでいないで、異様に蒸し暑い。生暖かい、というのだろうか?
「そろそろ帰ろうか、なんかもう飽きてきたし」
KさんがHさんの方を見ながら言うと、Hさんは入り江のほうを見て固まっていた。
「Kさん、あれ、なんだ?」
Hさんが指差すほうを見ると、岬にさえぎられていた海から、
タンカーのような巨大な影がぬうと伸びてきた。船?それならタンカー?または客船?
いや、そんな大きな船がここにいるはずが・・・・?!
954: リベリオン ◆1sbbp3Vb3o 05/01/30 12:48:48 ID:vekrX/uc0
切れちった。本当のラスト
大きな影はいっせいに窓らしき四角い光の穴で一杯になり、
船体と思しき部分にもたくさんの光る四角形が現れた。見たことも無い船だ!
木製のようにも見える船は姿を現すと、Kさんたちのいる岬に突っ込んでくる。
「わああああ!なんだぁ、あれー!」
Hさんが叫ぶと同時に船は突っ込んできた。大音響と地響きが起きる、と目をつぶった。
何も起きない。二人して逃げる姿勢で固まったが、恐る恐る海のほうを見た。
すると今度は、自分たちのいた場所に、真っ黒い巨大な人影が立っていた。
身長は2メートルを遥かに超え、3メートルあったかも知れない。
「あっ、あっばぁー!」
「ぎゃがわわ!」
二人は飛び上がり、狂ったように叫んだ。
もう、KさんとHさんは全速力で走り、車に乗り、信じられない速度で飛ばして、
近くの大きな都市まですっとんだ。
「なんだあれ!なんだあれ!」その言葉を何度も車の中で繰り返した。
Kさん、Hさんはそれ以来、夜釣りをすっぱりとやめてしまった。
後でわかったことだが、例の漁村は「海入道」が出るという昔話がある。
しかし二人が見たものが何だったのかは誰にもわからない。
・・・・長文・スレ汚し失礼、
955: 本当にあった怖い名無し 05/01/30 17:12:26 ID:kDN9gp/N0
その月曜日はあたしが一番早い出勤でした。
始業前から電話がかかってきた。なんじゃい。
「警察です。実は釣り人が靴下を拾ったんですが……」
「はあ」
「中身が入ってたんです。すいませんが最近浚渫した箇所教えてください」
958: 本当にあった怖い名無し 05/01/30 20:37:55 ID:2qYBKe5f0
>>955
さり気無くヤバイ話ですね。
966: 本当にあった怖い名無し 05/01/31 12:42:56 ID:1UW5qZw30
>>955
ごめん、意味がよくわかんない。すいませんが、誰か解説プリーズ。
969: 955 05/01/31 22:45:06 ID:wBisvbxY0
ん、ごめん。
要するに釣り人が靴下を拾ったんだけど、そこに骨だか腐乱した足だかが
入ってたんですよ。ていうことはその持ち主は湾内のどっかに沈んでる
可能性が高いわけで、警察としては底さらいをしなくちゃならんのだけど、
浚渫した所は積み重なった土を拾ってどっかに捨てちゃってるわけだから、
もしそこに御本尊がいらしたならもうどうやったって見つからない。
しょうがないから最近浚渫しない所を探してみましょ、ということで、浚渫箇所を
教えてくれ、という連絡がきたわけです。
812: 本当にあった怖い名無し 04/12/12 15:55:30 ID:Mzu5X+PO
実習船で彼女に会いたくなったDQNが騒ぎを起こせば早く帰れるだろうと
同級生を海に落としていたな。
819: 本当にあった怖い名無し 04/12/18 12:35:06 ID:cXQIZeJs
>>812
海にまつわる情けない話、だな。そりゃ。
不思議ネタ募集中
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