770: 長文ごめんなさい 04/01/11 22:37
崖の声
私が知ってる山のお話をします。
私の高校の知り合いの話。
彼は一人で山に登るのを趣味としていました。
ある日、いつものように土日を使って山登りをしていた時のこと。
その日は天気も良くて、彼は昼の休憩の時に飲んだビールの酔いもまわったせいか
かなりご機嫌で山道を歩いていたそうです。
そのうち山道が少し狭くなって片側が急な崖になって突き出している所にさしかかりました。
下の方には大きな岩盤があって、
知り合いは酔っ払い特有の好奇心で何となしに崖から身を乗り出して見たそうです。
で、結果彼は足を滑らせて下に落ちました。
右足と胸のあたりからものすごい激痛が走って体がしびれた様になって動けず、
声もろくに出せない状態でしばらく岩盤に横たわっていたそうです。
そのまま時間は過ぎて日はどんどん傾いていきます。
上の方で登山者も何人か通っているはずなんですが、気配も感じられず
どうやら彼がいる場所が見えにくいらしく誰も覗き込んできたりしてくれないままです。
するとどこからか複数の人の話し声が聞こえてきたそうです。
「これが最後のチャンスだ」、そう思った彼は必死にかすれ声で助けを呼ぼうとしました。
しかし奇妙な事に気がつきました。
話し声が聞こえてくる方向が明らかにおかしいのです。
本来なら彼のいる岩盤の遥か上の崖の上から聞こえてくるはずの話し声、
それが岩盤の下の方から聞こえてきたのだそうです。
岩盤の下はまた急な崖になっていて細い川が流れているので
人が通れない場所のはずです。
段々話し声が近くなってきたことに恐怖感を感じた知り合いは
怪我をしてない右手を動かして、リュックの脇に付けてあったお守りをぎゅーっと握り締めて
「こっちに来ないでくださいこっちに来ないでください」と心の中でひたすら呟き続けたそうです。
しかもそのまま気を失ってしまったそうです。
771: 長文ごめんなさい 04/01/11 22:38
気がついた時彼は病院のベッドにおり、
崖の上から写真をとろうとした人に助けられた事がわかったそうです。
あんなに握り締めていたお守りは、手の平に爪が食い込んで傷になっていたくらいだったのに
どこかにいってしまっており、病院の人に聞いてもそんな物持っていなかったと言われたそうです。
この話を病室で聞いたとき、私は思わず
「それってその人達の声だったんじゃん?」と突っ込みました。
すると、彼は「発見してくれた人は一人だった」と言った後に
少し黙り込んでからこうつぶやいたのをよく覚えています。
「すっごい怖かったのが、その話してる人達の声ははっきり聞こえるのに
何を言ってるのか全然わからなかったんだよ」
日本語なのはわかるのに意味がわからず
方言みたいな、頭に響いてくる言語ですごく気持ちが悪かったと言っていました。
773: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/11 22:48
崖から落ちて亡くなった人たちの声だったんじゃ・・・
だから下から聞こえて来たとか。
781: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/12 11:20
よくサバイバルゲームをする山があった。
山の途中まで自転車で入っていくのだが、ある時仲間数人で砂利道を走って
いると、道の脇に座り込み股間の辺りに本を置いた男が驚いたような顔で
ジーっと見ていた(その道は滅多に人が通らない)
自転車を置いている開けた場所に止まると「あいつオ◯ニーしてたんじゃね?」
「こっち来るかな?」と仲間と話したが何も起こらなかった。
しばらくして同じ山で。
山の中にある小川にボストンバッグが捨てられていたので中を見るとスクール
水着やブルマ、子供用のパンツがつまっていた。
変質者がウロついている山だと分かってからは、その山に行くのは止めた。
785: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/12 16:21
>>781
人間の方が怖いよね((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル
変質者怖い。
582: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/05 20:30
ノコギリの鬼刃が折れたのに修理しなくて…
っていう話がむっちゃ怖かった>日本昔話
583: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/05 20:43
>>582
牛鬼に襲われる猟師の話だったね。
確かに、日本昔話は怪談としても一級品が多かったねえ。
584: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/05 21:56
582-583 その話知らない。詳細キボン
585: 1/2 04/01/05 22:06
>>584
コピペだけど…
山奥で木こりをしている老人と若者がいた。
夜になると山小屋で老人はノコギリの手入れ
若者は酒をたしなんでいた。
すると入り口(スダレ)から中を覗く気配がする。
漆黒の闇の中からスダレを少し上げて中を伺う人物がいた。
「なにしとるんじゃ?」(←トラウマ)
焚き木の明りの中、かすかに不気味な目と三日月のような口が見える。
緊張した雰囲気の中、老人が「ノコをといどるんじゃ!」と
答えると「ノコをといどるのか…」とナゾの人物は
さらにスダレを上げて小屋の中へ入ろうとする。
何かを感じた老人がノコギリの一番下にある大きな刃を見せつつ
「特にこの8本目の刃は鬼刃ちゅうて鬼が出たらひき殺すんじゃ!」
そう言い放つとナゾの人物は
「そうか・・」と言葉を残し夜の闇に消えて行った。
586: 2/2 04/01/05 22:07
次の日の晩もそいつは現れ、老人と同じ問答をしつつ
小屋には一歩も入らず帰っていった。
そしてそんなある日、木を切ってる最中に老人のノコギリの刃―
オニバが折れてしまう。
老人は鬼刃を直しに行くから若者にも山を降りろというが
忠告を無視し、山に残ってしまう。
そして夜―
独りで酒を飲んでる若者の山小屋に例の人物が現れ中をうかがう。
…「なにしとるんじゃ?」
酔っ払った若者が老人は鬼刃が折れたので居ない事を
喋るとといつもは帰るソイツはガサッとスダレを上げ、
「鬼刃はないんじゃな!?」
と嬉々とした声でズンズン小屋の中へ入ってくる!
老人が小屋に戻った時、若者の姿はどこにもなかった…
おしまい。
587: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/05 22:27
イイネ!!
日本昔話ネタ懐かしい。
古風な動画は子供心にかなりおどろおどろしくて怖かったな。
もっとよろしく!
614: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 04/01/07 00:36
友人の話。
彼がヘラブナ釣りにはまり始めた頃のこと。
夜中に無性に竿が振りたくなり、山奥のため池へ出かけたのだという。
餌の準備をしていると、向こう岸に誰かが立っているのに気がついた。
月明かりの下で、髪の長い女がこちらをじっと見つめていた。
思わず目を見返してしまったのだそうだ。
すると、女は水に向かい歩を進め始めた。
足が水に入っても歩みを止めない。
ざぶざぶと水音を立てながら、やがてその姿は完全に水中に没してしまった。
危ないものを見たと直感し、すぐに撤収を始めたという。
片付け終わると、もう一度池の水面を見やった。
いきなり、数メートル前の水面に黒いものが浮かび上がった。
濡れた女の頭だった。
彼女が池の底を歩いてきたことを理解するや否や、彼は猛然と車へ逃げ帰った。
車に乗り込んだ時、バックミラーに歩み寄ってくる影が映った。
即座にエンジンをかけ山を下りたのだという。
真っ直ぐに家に帰る気がせず、明け方までファミレスで時間を潰したそうだ。
彼は二度と夜釣りには行かないと言っている。
619: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/07 01:20
>>614 (((((((((((( ;゚Д゚)))))
633: 聞いた話 ◆UeDAeOEQ0o 04/01/07 19:53
瘤
現場監督に聞いた話。
林道の工事にあたって木を伐採することになった。
手配師が連れてきた人夫が、切り倒した木をチェーンソーで小切ってゆく。
中に背丈ほどの高さに瘤のある木があり、その瘤のところに切り込みを入れた。
途端に凄い音がしてチェーンソーが止まった。チェーンに何かが絡みついている。
錆びた鉄釘を巻き込んだ恐ろしく長い髪の毛。
人夫が恐る恐る鉈で瘤を割ってみると、中から大量の黒髪がぞろりと出てきた。
その日以来、人夫は現場から姿を消した。
手配師に尋ねても「知らない」の一点張りで、理由も消息も分からずじまいだった。
657: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/08 01:07
>>633
ナニゲにこっちもスゲェ怖いよ。。。
636: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 04/01/07 22:21
山の主との契
知り合いの話。
彼の先祖に、羽振りの良い男衆がいたのだという。
猟師でもないのに、どうやってか大きな猪を獲って帰る。
ろくに植物の名前も知らぬくせに、山菜を好きなだけ手に入れてくる。
沢に入れば手の中に鮎が飛び込んでき、火の番もできぬのに上質の炭を持ち帰る。
田の手入れをせずとも雀も蝗も寄りつかず、秋には一番の収穫高だ。
彼の一人娘が町の名士に嫁入りする時も、彼はどこからか立派な嫁入り道具一式を
手に入れてきた。
手ぶらで山に入ったのに、下りてくる時には豪華な土産を手にしていたそうだ。
さすがに不思議に思った娘が尋ねると「山の主さまにもらったのだ」と答えた。
その昔、彼は山の主と契約を交わしたのだという。
主は彼に望む物を与え、その代わり彼は死後、主に仕えることにしたのだと。
何十年か後、娘は父に呼び戻された。
彼は既に老齢で床に伏せていたが、裏山の岩を割るよう、主に命じられたという。
娘は自分の息子たちを連れ、裏山に登った。
彼の言っていた岩はすぐに見つかり、息子が棍棒で叩いてみた。
岩は軽く崩れ割れ、その中から墓石と、白木の棺桶の入った大穴が現れた。
誰がやったのか、彼女の父の名がすでに刻まれていた。
話を聞いた彼は無表情に呟いたそうだ。
埋められる所まで用意してくれるとは思わなんだわ。
それからすぐに彼は亡くなり、まさにその墓に埋葬されたのだという。
637: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 04/01/07 22:23
この話には後日談がある。
数年後、娘の夢枕に父親が立ったのだという。
老いた姿ではなく、若々しい男衆のままの姿形であった。
彼はなぜかまったく余裕のない表情をしていた。
彼女が懐かしさのあまり声をかけようとすると、彼は怖い顔でそれを止めた。
そして一言だけ発して、消えたのだという。
お前たちは、絶対に主と契っちゃならねえ。
翌朝目を覚ましてからも、彼女はその夢を強く憶えていた。
一体父は死んだ後、主の元でどんな仕事手伝いをしているのだろう?
その時、隣で寝ていた夫が起き上がり彼女に話しかけた。
夫の夢にも、養父が現れ何かを告げたのだそうだ。
しばらくして彼女の夫はその山を買い取り、全面入山禁止にした。
しかし、その理由は妻を含め、誰にも教えなかったという。
651: 626 04/01/08 00:39
コダマネズミの話。
私もうろ覚えなので他にご存知の方に補足頂きたい。
民話伝承の本で読んで、オカ板のどっかでも見ました。
ある猟師たちが山小屋で獲物待ちをしていると
臨月間近の女が助けを求めてきた。
女の上に妊婦など、ケガレの最たるものだが
あまりに苦しそうで哀れな様子に、猟師たちは招きいれ介抱してやった。
翌日、女は12人の赤ん坊を産んだ。
産まれたばかりだというのにもう元気にはいはいをして居る。
女は礼をのべ、山神であることを明かした。
そしてこの小屋に来る前に尋ねたコダマの小屋では
けんもほろろに扱われとても悔しい思いをしたと語った。
後に猟師たちがコダマの小屋へ行ってみると
そこには栗色で背中に3本線が入ったネズミがいた。
コダマの人数と同じ6匹だったという。
671: 十六人谷 その一 04/01/08 22:58
『十六人谷』
ある老人の屋敷に一人の美しい女性が尋ねてくる。
老人と女が会う場面で回想シーンに―――
ある山の中に、1本のそれはそれは立派な柳の木がありました。
とある理由から、その柳の木を切らなければならなくなり、
16人の木こり達が集められ、その木を切ることになりました。
木を切りはじめてしばらくしたある晩に、木こり達の前に一人の美しい女が現れ、
柳の木を切らないでほしいと強く訴えました。
しかし、女の言葉は聞き入れてもらえず……
結局、柳の木は切り倒されてしまいます。
場面は再び老人と女の会話に。
老人が何やらぶつぶつ言っているのを聞きつけて女中が老人のいる部屋を覗くが、
女中の目には老人の前にいる女の姿は映っておらず……
年寄りのことだからとその場を立ち去る女中。
老人の回想譚は続く―――
672: 十六人谷 その二 04/01/08 22:59
柳の木を切り倒した晩のこと……
山小屋の中で、疲れでぐっすり眠っている16人の木こり達。
深夜、若い木こりが妙な音で目を覚ます。
「くちゃくちゃ・・・くちゃくちゃ」
暗闇の中で、昼間の髪の長い女が木こりの一人と口づけをしている。
―――が、目を凝らしてよく見るとそうではなかった。
木こりは女に舌を食いちぎられていたのだった。
既に木こりに息はなく、血の滴る「ぴちゃぴちゃ」という音が鳴り響いている。
慌てて辺りを見回すと、自分以外の15人は、既に舌を食いちぎられ血を吐いて死んでいた。
若い木こりが再び女を見ると、女も若い木こりに気づいたのだろう。
食いちぎった舌を口に咥えたまま木こりを睨みつけ、恐ろしい速さで木こりに襲いかかってきた。
木こりは、とっさに斧を手にして、襲いかかってきた女の頭めがけて振り下ろした。
女の頭は2つに割れ、斧は首元まで食い込んだ。
女の絶叫が響く中、木こりは一目散に逃げ出した。
三度場面は老人と女の会話に戻るが…
突如響き渡る老人の絶叫。
女中が駆けつけると、そこには女の姿はなく、老人が口から血を流し死んでいた。
その口の中に舌はなかった―――
この話、もともとは富山県に伝わる民話だったようです。黒部峡谷だったかな?
ttp://tsukuba.tuins.ac.jp/~ring/Minwa/minwa/xminwa.cgi/?42
※リンク切れ
日本昔話ではより聞き手に恐怖を与えるつくりになっていますね。
実際に見た子供時代には、しばらく眠っていてもあの女が舌を吸いにくるのではないかと怖かったものです(^^;
あとは、「飯降山」も怖かったなあ・・・。
706: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/10 14:35
ぐぐってみたら、福島県に沼御前神社ってのがあるらしい。
でも祭神は機織の女神様らしいので沼御前とはあんまり関係ないみたい。
他のサイトでも詳しい説明ないし、メジャーな妖怪じゃないのかも。
詳細知ってる人います?
714: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/10 19:37
>>706
正しいかどうかまったく自信がない又聞き孫引きうろ覚えの情報です。
昔々、神の花嫁になる女は水辺に小屋を立てて機織りをしながら神様の訪問を待った。
神様のお嫁さんは神様とみなされ、機織の女神として祀られた。
で時代が移り変わり、水辺の機織の女神様は神様から
沼に出没する妖怪「沼御前」へと堕ちてしまった。
734: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 04/01/10 23:45
望みの交換
知り合いの話。
彼は学生時代にオフロードバイクを趣味にしていたという。
よく一人で山中の林道を走っていたそうだ。
ある夜、バイクの横でシュラフに包まっている時のこと。
ふと目を覚ました彼は、すぐそばに小柄な影が立っているのに気が付いた。
身を硬くする彼に、それは奇妙な抑揚をつけて話しかけてきた。
望みを言え。お前の大事なものと交換してやろう。
大手の企業に就職が決まっていた彼は、しばらく考えてから答えた。
会社で大出世をさせてくれ。代わりに俺の子どもを差し出そう。
よかろう。その願い聞き入れた。
承諾の返答が聞こえると、影はすうっと消え去った。
彼は身を起こして、くすくす笑ったという。
おかしな夢だと思っていたし、何といってもその時、彼はまだ独身だったのだ。
当然子どもなどいるはずもなかった。
735: 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ 04/01/10 23:46
数年後、彼は二十代の若さで課長に抜擢された。
その企業では異例の大出世で、陰口も色々と叩かれたという。
彼自身の頑張りももちろんあったのだが、ライバルたちがことごとく病気や事故で
脱落してしまったせいだった。
呪いという言葉まで囁かれたのだそうだ。
元来勝ち気な彼は気にもせず、ますます仕事に邁進した。
会社の創業者の孫を嫁にもらい、向かうところ敵なし順風満帆だった。
それからしばらくして、彼は影との取り引きを思い出すことになる。
彼の妻が流産してしまったのだ。
あれは夢だったはずだ、何かの偶然だ。
そう思ったが、妻はそれから続けて二回流産をくり返した。
検診では母子ともに健康だったといい、医師にも理由が分からないと言われた。
憔悴しきった妻には、とても約束のことは話せなかった。
彼は恐怖に襲われ、あの林に一人で出向いたらしい。
しかし彼の前に影は現れなかった。
必死で林に向かってひざまずき、あの願いを忘れてくれと頼んだという。
現在、彼の妻は四回目の妊娠をしている。
周囲はいささか神経質に見守っているのだそうだ。
843: あなたの後ろに名無しさんが 04/01/14 18:18
仙石原の大蛇
私の親父(昭和3年生まれ)から聞いた話です。
親父がまだ大学生(夏休み)のときです。一人で箱根仙石原にぶらっと出かけたそうです。
目的も何も無く、只暇つぶしみたいな感じで文庫本1冊だけ持って。
当時の仙石原は今のように整備されてなく、葦がうっそうと大人の背丈より長く伸び水浸しの地面には只板切れが敷いてあるだけだったそうです。
親父は其処を文庫本を読みながら歩いていたそうです。その時何となく違和感?(誰かに見られている)を感じ辺りを見回したが特に何も無く気のせいかと思いそのまま歩いていると今度は確かに何かの気配がします。
其処に立ち止まっていると突然、前の自分の背丈よりも高い葦の上に、蛇の顔が・・・
いわゆる大蛇が鎌首をもたげて親父の方をじっと見ていたそうです。
あまりの恐怖に声も出せず一瞬立ちすくんでいたいたそうです。その間大蛇はじっと親父を見つめたままで
とにかく逃げようと思った親父は、1歩後ずさりをしました。すると大蛇はその分顔を前にスッと出します。
又親父が1歩下がると大蛇が前に出てくる。もーだめかな、そう思ったとき遠くの方で人の声が聞こえ
その人の声が聞こえた瞬間大蛇はスッとUターン?していなくなったそうです。
親父は間髪入れず元来た道を一目散に逃げ帰ったそうです。
親父はそのときの話を、2m以上丈のある葦の上から顔を出すんだから少なく見積もっても7~8mはある蛇だ。と言っていました。
余談ですが、箱根山の手前には久野山という山がありそこに端を発する山王川には
山の樹を伐採するきこり達?が殺した大きな蛇が(3mを超える青大将)流れてきていました。
長文でスマソ
844: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/14 18:47
タイでは今でも人呑んだ蛇がつかまったりするからね
リアルで自分を補食できる生き物に出くわして見たら怖いだろなー
876: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/15 02:47
私が中学生だった頃の話。
その中学の教室の窓からは、牛女の話で有名なK山を見る事が出来た。
そのK山と共にR甲山系の山々も当然見える。
その山の一つには、大きな岩が幾つか有った。
ある日、授業に飽きた私はぼんやりとその岩を眺めていた。
動くものが見えた。その岩をロッククライミングしている人間がいるらしい。
しかし、何か異常な事に気がついた。
周りの木々と比較して、人影があまりにも大きいのだ。
変だなあ、と思っている内に、授業が終わった。
次の時間は理科室で授業だったので移動した。
その後、教室に戻ってきた時には人影は居なくなっていた。
今でも、あれはなんだったのか?と不思議だ。
878: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/15 03:39
詳細は忘れた、10年以上前にラジオで聞いた話。
2人で雪山登山していたが遭難し、途中で1人が死んでしまった。
なんとか途中の山小屋まで遺体を運び、助けを待つことにした。
仲間とはいえ遺体の側では寝れないので
遺体から離れた場所で眠りについた。
何時間眠っただろう、ただならぬ気配で目が覚めると
離れた位置に置いておいたはずの仲間の遺体が
自分のすぐ隣にいる。
気味が悪くなってまた遺体から離れた場所で眠った。
また目が覚めると仲間の遺体がすぐ隣にいる。
遺体が歩いて来るはずはない。
もしかして生きているのだろうか、と思い確認してみるが息はしていない。
疲れているんだろうと思い、また遺体から離れて眠るが
目が覚めるとまた隣にいる。
遺体が動いている。
自分が眠っている間に何が起きているのだろう。
それを確かめるために、持ってきていたビデオカメラを回したまま眠りについた。
目が覚めるとやっぱり隣に遺体がいる。
恐る恐るビデオを確認した。
そこに写っていたものは、起き上がり自分の寝床まで仲間の遺体を引っ張ってくる
自分の姿だった。
遭難、仲間の死という極限状態の中での人間の心理的な恐い話かな。
この話聞いたことある人いますか?もしかして既出?
916: ノブオ ◆x.v8new4BM 04/01/16 19:00
拾った女
はじめまして。
俺は山の近くの村に住んでいます。
山は身近にあるんですが、俺はちょっと怖いと思うことが多いんです。
まぁ本当に怖い体験は数えるほどしかないのですが、
そんな中で、今まで一番怖いと思った事を書きます。
ここのスレを見てて思い出したんですが、
俺は、みなさんのように文章が上手くないし、
なんだかまとまらずに長くなってしまいました。
うざいと思ったらスルーして下さい。
917: ノブオ ◆x.v8new4BM 04/01/16 19:02
一昨年の9月、俺とシゲジとキイチは町に飲みに行きました。
最初は焼き肉屋。その後スナックでカラオケやって、
最後のラーメン屋を出たのが、たぶん1時半過ぎでした。
俺はアルコール飲まないんで、車の運転です。
キイチはもうベロベロで、後部座席に収まるとすぐに寝てしまいました。
国道から県道へ入ってすぐの交差点でした。
助手席のシゲジが「おい…おいって」と俺の腕を叩くのです。
「さっきの交差点に女がおったやろ」
県道のこのあたりは周囲は山ばかりで何もないし、深夜になると交通量も少ない。
だからそんなはずはないって思ったのですが、
シゲジは「ちょっと戻ろうぜ」と執拗に誘うのです。
若い娘でけっこう可愛かった、とか言って。
「お前、酔っぱらってるのに顔とかなんてわかるんか?」
そう言いながらも車を方向転換させて、さっきの交差点に向かいました。
すると居たんです。シゲジの言うとおり、交差点のところに若い女が。
続きます
918: ノブオ ◆x.v8new4BM 04/01/16 19:02
女は、道端のちょっと草むらっぽいところにしゃがんでこっちに背中を向けていました。
ワケありかよー、とか考えながら、車を停めました。ライトは点けっぱなしで。
「おーい、何やってんや?こんなトコで」
女はくるっと振り向きました。
色が白くて、美人タイプの女なのがわかりました。
けど、その時の表情がちょっと忘れられないんです。
口がワっと全開になっていて、目も血走った感じのまん丸で、
ビックリした顔のまま固まったみたいな表情でした。
そんな顔でこっちをじっと見ています。
ちょっと毒気を抜かれた感じで立ち竦んでいると、後ろからシゲジが話しかけてきました。
「あいつ、ゲロしてたんちゃうか?」
そう言われて見ると、口の端がよだれか何かで濡れているのがわかりました。
町で酔っぱらって、ここまで歩いてきて吐いたのかもしれません。
続きます
919: ノブオ ◆x.v8new4BM 04/01/16 19:03
事情はともかく、このまま見過ごすのも悪いような気がして、こう言いました。
「家まで乗せてったるわ」
「*@?。&*#$%!」
女は口を開いたまま、訳のわからないことを言いました。
女が座っていたあたりの草むらで、ガサガサと何かが動く気配があるような気がします。
これはヤバイかも、そう思いました。
すると、女は口を閉じて今度は普通に喋りました。
「…乗せてって」
ちょっとおかしいとは思いましたが、こんなところで置いていくのも気が引けます。
見た目は可愛い女だったので、シゲジは「よっしゃ、それでオッケーなんや」とか、
意味のわからないことを言って一人で盛り上がっています。
後部座席のドアを開くと、寝ているキイチの隣に女を座らせました。
「夜中やし、シートベルトはええやろ」
女を乗せると、俺は車をスタートさせました。
「…あんなトコで何してたんや?」「誰かに捨てられたんかぁ?」
シゲジがしきりに後部座席に向かって話しかけています。
俺はバックミラーで女をチラチラと見ていました。
ちょっと短めの髪で整った顔立ちですが、ちょっと顔色が白すぎるように感じました。
車の揺れに合わせて白い顔がゆらゆらと揺れています。
続きます
920: ノブオ ◆x.v8new4BM 04/01/16 19:04
「私が捨てられたんとちゃうねん」
突然、女が口を開きました。
「私は捨てられた男を捜しにきたんや」
ちょっと言っていることが良くわかりません。
「…なんや、男って彼氏か?」
いつの間に目覚めたのか、キイチが話に加わりました。
「ちょっとガッカリしたわ。せやけど意味ワカランな、その話」
どうやら大分前から意識はあったようです。
「ドコに行ったらええねん?」
俺は女に聞きました。車は県道を自分らの村に向かって走っています。
「真っ直ぐ行って、もうちょっとしたら左」
女は運転席と助手席の間に身を乗り出して指示しました。
その時、バックミラー越しに女と目が合いました。
どこを見ているのかわからないような、何か疲れ切ったような目。
女はそのまま、ストンと後部座席の真ん中に座り直しました。
「そこ、そこ曲がって」
そんな感じで何回か曲がり角を曲がりました。
俺は、だんだんおかしいなと思い始めました。この先は山の奥で人里など無いのです。
シゲジもいつの間にか無口になっていました。
寝てるのかと思って見ると、目を開けたまま俯いています。
だんだん道が狭くなって、とうとう舗装もなくなりました。
「ほんまにこの道でエエんか?」
「…ええねん。もっと先や…」
男に挟まれて後部座席の中央に座っているので、悪路で揺れるたびに声が震えています。
続きます
921: ノブオ ◆x.v8new4BM 04/01/16 19:05
「もうすぐやなぁ…」
女が独り言のようにそう言いました。
もうずいぶん奥まで来ています。もちろんこの先に人家などありません。
もうすぐどこに着くのか、俺はだんだん怖くなってきました。
女の顔を見ようかとミラーを見ましたが、暗くて表情が見えません。
助手席でシゲジが何かブツブツ言っています。
「ここで停めて」
林道の車廻しのところに車を停めました。
女は車から降りると、細い人が一人やっと通れるような山道の入口に向かいました。
あたりは月明かりで少し明るいのですが、木立の中は真っ暗です。
女の格好はワンピースにパンプスだったかハイヒールだったか、
とにかく山歩きをする格好ではありませんでした。
「おい!どこ行くんや!そっちには何もないぞ!」
俺が叫ぶと、女は振り向きました。うっすら笑っています。
「早くおいでやぁ、もうちょっとやから」
女の後を追いかけようとして、誰かに肩を掴まれました。
一瞬心臓が止まるかと思いましたが、シゲジでした。
「お前…行くんか?」弱々しい声でそんなことを聞きます。
「しゃあないやんけ。このまま放り出していくワケにいかんやろ」
「…ほなら俺も行くわ」
最初の頃のハイテンションが嘘のような様子でした。
続きます
922: ノブオ ◆x.v8new4BM 04/01/16 19:06
俺が先頭で女の後を追いました。女はどんどん山道を先に進んでいきます。
途中で気が付きました。この道は夏に通った覚えがあります。
若い男が山に迷い込んで、消防団で捜索した時でした。
確かこの先には大きな池があったはずです…
女は池に何の用事があるのか?後を追いながらそのことばかり考えていました。
後ろからは二人の影が追いかけてきます。
やがて、池に出ました。9月だというのに少し肌寒い。
女は池のほとりで立ち止まりました。
「…来たで」
月明かりは木立に遮られて、水面は真っ黒で何も見えません。
あたりは全くの無音でした。俺たちの息の音しか聞こえてきません。
「アホー!!何してるんや!ボケェ!!」
女が池に向かって突然がなり始めました。
「いね!いんでまえ!あほんだらぁ!クソッタレ!!死ね!」
もの凄い勢いの悪口を全身を震わせて叫び続けています。
呆気にとられて見ていると、今度はこっちを向きました。
「お前らも帰れ!はよ帰れ!ボケー!!」
最初に見た時のように大きな口を開けて、血走った目でこっちを睨み付けています。
「はよいね!殺すぞ!ごろ…ごぼゴボ!」
口から何かを吐き出しながらこっちへ手を伸ばしてきます。
俺は限界をでした。振り向くとさっき来た山道をダッシュで引き返しました。
後ろからは女の叫び声が、前にはシゲジの走る姿が見えます。
続きます。次がラストです。
923: ノブオ ◆x.v8new4BM 04/01/16 19:08
車のところまで来ると、ドアを開け車内に乗り込みました。
後ろを確認すると、キイチがぐっすりと眠り込んでいます。
エンジンをかけて、そのまま待ちました。
「なにしてんねん!はよ出せや!」
シゲジが追いつめられたような顔で言いました。
「何を待ってるんや、まさか…」
その言葉で我に返りました。一気に車をスタートさせて林道を下りました。
一番近いキイチの家まで帰り着くと、体の力が一気に抜けました。
寒くなかったのに、体がガタガタと震えてきました。
もちろん、女が怖かったというのもありましたが、
それよりも、シゲジの最後の言葉が恐ろしかったのです。
俺たちは3人で町へ飲みに行った帰りに女を拾いました。
3人足す1人で4人。
ところが、女を拾った後、車には5人乗っていたのです。
運転席に俺、助手席にシゲジ、俺の後ろにキイチ、後部座席の真ん中に女。
もう一人、助手席側の後部座席に男が一人座っていました。
俺もシゲジもそれを憶えています。
でも、男の顔も姿も全く記憶にないのです。
なのに、シゲジの言葉を聞くまで、不思議とは思っていませんでした。
そのことを考えると、今でも背筋が寒くなります。
これが、俺が今までに一番怖いと思った体験です。
ダラダラとすみませんでした
926: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/01/16 20:42
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