454: 本当にあった怖い名無し 2008/12/03(水) 01:30:13 ID:7RsU+P6YO
>>452のつづき
航海から何日かした早朝に突然、船が航行不能になりました
船長、教官以下で原因究明したところ、機関には異常はないが
スクリューが動かないことが判明しました
船尾から観察したところどうやらスクリューに異物がからまったとのこと
つづく
455: 本当にあった怖い名無し 2008/12/03(水) 03:20:53 ID:NfoHFYzWO
>>454のつづき
異物は50~60㎝ほどの、黒く細長い海藻のようだが
その先に鯛の死骸のような白い物体を捉え、水中に
揺れていました
白い物体から海藻が生えているようにもみえます
小魚がつつくその物体を、教官がデッキブラシの柄で転がすと
つづく
457: 本当にあった怖い名無し 2008/12/03(水) 06:51:20 ID:7RsU+P6YO
>>454つづき
船尾から観察するかぎりなにか大きいものがスクリューに巻きついて
よく見ると大型のイカからしかった
巻きついていない触手が海に漂っているが長さは少なく見積もっても
15m以上はあった(基準は船体で約50mだったそうです)
イカの本体は船体の下に入って確認できず、おそらくすでに死んでいる
スクリューを逆転させても触手は排除できず、直接取り除く以外ない
つづき
460: 本当にあった怖い名無し 2008/12/03(水) 08:32:17 ID:7RsU+P6YO
携帯でカキコなもので‥
>>457つづき
結局、ロープとカラビナでダイバー要員が二人ナイフとノコギリを持って
潜行作業のため海中へと消えていきました
2~3分でダイバーが一人浮上し作業は困難で一時間以上はかかるのと
絡まっているのは見たこともないくらいの大型のイカであると言った
ダイバーは作業に戻り浮き沈みしながら30分ほどたったころ突然二人の
ダイバーが一緒に浮いてきて何か叫んでいます
つづく
461: 本当にあった怖い名無し 2008/12/03(水) 08:47:43 ID:7RsU+P6YO
>>460つづき
ふたりは「はやくあげろ!」と叫んでいました
わけもわからず船上で数人が二人のロープを引き上げました
最中に船に少し大きめの衝撃に続き地震のような揺れがありました
それはダイバーを引き上げた後も数秒続き、最後にまた大きな衝撃と
ともにおさまりました
船上のいる者は一斉に海中を覗き込みます
みな声を失いました
つづく(仕事なのでお昼にカキコします)
468: 本当にあった怖い名無し 2008/12/03(水) 15:05:27 ID:7RsU+P6YO
あんまり期待しないでください
>>461つづき
船長以下が水面に見たものは巨大なイカの本体部分とそれをくわえた
有り得ない大きさの鮫の魚影でした
水深は約3mほどを目算で畳六畳ほどのイカと体長20mほどの鮫の魚影
シルエットでしか目視していないが間違いなくホホジロザメに似た形
それはそのまま海底へと消えていったそうです
おれはこの話を聞いたときマッコウクジラかジンベイを見間違ったのでは
と疑いましたが、同乗していたベテランも当のダイバーも間違いなく
ホホジロザメだと譲らないし、ジンベイがそんな大きいものは食さない
とのこと
結局スクリューはシャフトを曲げられ作動不能になった
おそらく鮫らしきものが絡まったイカを無理やり引きちぎったのが原因
らしい
つづく
469: 本当にあった怖い名無し 2008/12/03(水) 15:22:36 ID:7RsU+P6YO
>>468つづき
すったもんだして救難信号で通りかかった日本行きのオーストラリアの商
船に牽引してもらい数日後には日本に帰国したそうです
スクリューに絡まったイカの足はほとんど消えていたそうです
さて、彼らの見たものはいったいなんだったのでしょう?
いったい船長はどう報告して、航海日誌にはなにを書いたのか
興味が湧きます
心霊とかじゃなくてUMA系のはなしでした
長文静聴ありがとうございました
あと、祖父に聞いた似たようなはなし(こんどはお空でのはなし)も
あるんですが、どこのスレに書いたらいいでしょうか?
おわり
470: 本当にあった怖い名無し 2008/12/03(水) 16:24:48 ID:6RVzDHJg0
480: 本当にあった怖い名無し 2008/12/04(木) 13:59:37 ID:0NnMj6b6O
B29が戦っていたモノ
ではつぎ祖父のお話書きます。海とは関係ないが東京湾近郊の空での話
これは祖父が太平洋戦争時に体験したおはなしです
現在祖父は95歳で介護老人ホームに入所してます
このはなしを聞いたときにはすでにすこしボケはじめていたのを了承ください
祖父は当時、おそらく海軍の航空隊に所属しており夜間攻撃機の操縦士を勤めていた
はっきりは聞かなかったがおそらく「月光」という夜間攻撃機らしい
夜間に飛来するB29爆撃機を迎撃するのが主任務だったそうです
つづく
481: 本当にあった怖い名無し 2008/12/04(木) 14:18:11 ID:0NnMj6b6O
>>480つづき
たしか横須賀だったかに所属みたいなはなしをしてました
昭和19年のおわりくらいから首都圏も爆撃が盛んになってきて
あけた終戦の年の昭和20年3月10日(俗にいう東京大空襲)でした
前日の夜23時ころに空襲警報が発令されたがなぜか解除され呆けてると
日付も変わり午前0時半ばころ再び空襲警報と出撃命令が発令された
つづく
485: 本当にあった怖い名無し 2008/12/05(金) 08:16:24 ID:pAo+nceMO
>>481つづき
祖父と電探士(レーダー操作のひと)ともう一人(なんのために乗ってるか不明)の三人で出撃
高度を上げ東京方面に機首を向けるとすでに東京は火の海だったそうです
空は火災の炎で真っ赤に染まり煙は高度何千メートルにもおよび
上昇気流が凄まじく首都圏上空は飛行困難でした
祖父は必死で操縦と目視による索敵をはじめ機首を西に向けたときです
つづく
486: 本当にあった怖い名無し 2008/12/05(金) 08:28:23 ID:pAo+nceMO
>>485つづき
電探士がレーダーに感ありを祖父に告げました
電探士の誘導にて操縦すると首都圏からはなれ東京湾上空にでました
しばらくするとかなりの抵高度で機関銃の曳光弾(夜でも光の尾を引くたま)
を吐き出す機影を発見しました
どうやら戦闘中らしいが機影はその機体以外確認できない
祖父は敵味方識別のため接近をこころみた
あまり近づきすぎるとこちらが攻撃される可能性があるので少し間を置く
しかし妙な事に気がついた
つづく
487: 本当にあった怖い名無し 2008/12/05(金) 08:39:06 ID:pAo+nceMO
>>486つづき
間違いなく敵機B29であるのは確かであった
四発あるエンジンのうち三発から煙を吐いている満身創痍のようだ
それよりおかしいのは機体中央部から機関銃を上空に向けて撃っている
そもそも敵機の上空には機影はない
それ以前にB29の機体中央部には機関銃の砲塔は存在しない
さらに接近を試みた
そして祖父は見た、見てしまったと話していました
つづく
489: 本当にあった怖い名無し 2008/12/05(金) 09:32:41 ID:pAo+nceMO
>>487つづき
B29は機体中央部を激しく損傷しており天井装甲が剥離しており中はまる見えであった
おそらく旋回砲塔から取り外した機関銃を機内から米兵がなにかに向けて撃っている
銃口の先にはありえないものがいた
体は人間ににているが痩せこけて体毛は確認できない
肌は浅黒く顔はひととも獣ともつかない
耳はとがりまるで悪魔的な‥
背中には翼をはやしまるでコウモリのようだ
それよりおどろいたのはその大きさだった
目算(また?)で身長は約5m以上で翼を広げた幅は20mはあろうか‥
こいつは片手に首のない米兵の死体をぶらさげ片手で機体にとりつき
機内の米兵をねらっているようだった
つづく
493: 本当にあった怖い名無し 2008/12/05(金) 14:25:54 ID:pAo+nceMO
>>489つづき
祖父は電探士に意見を仰ぐも信じられないの一辺倒もう一人の搭乗者はその位置からは確認できず
祖父は攻撃しようと(どっちを?)考えたが月光の機関砲は機体真上の前斜めに設置されており
攻撃は背面飛行でもしないかぎり不可能である
祖父はこれ以上関わるのは危険と判断し離脱を決心した
というより逃げ出したそうです
遠くに見えるB29はどんどん高度が下がるしかし米兵は戦闘をあきらめる
ことはないようで曳光弾の軌跡が上空に吐き出される‥
最後まで見届けることはでかなかったそうです
事後は都心部にむかい迎撃任務にもどるがこころここにあらず
早朝に基地に帰投したそうです
つづく
494: 本当にあった怖い名無し 2008/12/05(金) 14:44:01 ID:pAo+nceMO
>>493つづき
早朝帰投し報告を終える「戦果なし」例の件は報告できなかった
同乗者には口止めをした
話したところで信用されないしもの狂いと思われるのが関の山
祖父は墓場までこのはなしを持っていこうとおもっていたそうです
おれが小学生の夏休み宿題のため
祖父の戦時中のはなしを作文にするため
たまたま聞けたお話です
これは自分の家族や親戚にも話したことはありません
それは何のために日本上空で米軍機を襲っていたのか?
怖いというより疑問がのこります
おわり
長文清聴ありがとうございました
まだネタはあるのでいつかまた違うスレで投下します
498: 本当にあった怖い名無し 2008/12/05(金) 18:33:53 ID:6zlt2Q4FO
イカとサメも面白かったが、
これも何とも言えない味わいがある話だな。
マジ面白かった。
またそのうち楽しみにしてます。
505: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 07:40:54 ID:dLboMENMO
助けてくれた狐
おれはいま北海道に住んでいます
知り合いに趣味で狩りをしている方がいまして
その方から聞いた山での不思議なおはなしをかきます
少し地味です
つづく
506: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 07:48:00 ID:dLboMENMO
>>505つづき
彼は趣味といえど狩歴20年のベテランで主に道東(北海道の東のほう)を
ホームグランドに鹿狩りを行っており、狩猟期間が解禁になると
毎週のように山に分け入る生活をしています
ある秋のに体験したおはなしになります
つづく
507: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 07:59:33 ID:dLboMENMO
>>506つづき
早朝から山に入り慣れた森林に踏み入りました
散弾銃と鉈と少しの食料と秋といえど北海道は
寒いので防寒対策は怠らず、2日前より風呂に入らない
これはげんかつぎと石鹸臭さは野生動物に臭いで感づかれないためらしい
足跡などの痕跡を見逃さぬようそしてなるべく音をたてないよう
慎重かつ大胆に
つづく
508: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 08:13:02 ID:dLboMENMO
>>507つづき
一時間に2km歩く速度で移動します
痕跡はみつかるが古いものばかりでそうこうするうちに昼近くに
なるころに足跡とは違う痕跡を見つけました
獣臭がする
間違いなくヒグマの臭いです
やばい
彼に言わせればヒグマは特に珍しいものではないのですが
秋口と春先のヒグマは冬眠前後は凶暴になる可能性が高いので困るらしい
つづく
509: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 08:26:22 ID:dLboMENMO
>>508つづき
ほどなくして獣臭のもとを見つけました
木の袂に土を掘った形跡がありキツネが中途半端に埋められていました
木には爪を研いだあととヒグマの体毛と糞尿らしき形跡
マーキングです
これは警告です
ここはおれさまのもので近づくことまかりならんということだそうです
つづく
仕事いくんですこし中断します
511: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 15:51:25 ID:dLboMENMO
>>509つづき
そしてまずいという理由がもうひとつありました
彼はヒグマに対抗する手段をもっていません
散弾銃は持っているが弾は四発だけです
重くなるのを嫌い最小限の装備でさらに鹿用の散弾しか所持してません
ヒグマのぶ厚い皮膚と筋肉を貫通し致命傷を負わせるには心もとない
彼はあきらめて帰ることにしました
つづく
512: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 16:02:43 ID:dLboMENMO
>>511つづき
ほどなく帰り道で正午をむかえました
昼食のため彼は適当な場所をさがすと座れそうな倒木をみつけました
ここで座って食事となりました
リュックからパンと麦茶をとりだします
もぐもぐごくりとやっていたところ突然あしもとに気配を感じました
みると子ギツネが二匹靴にじゃれついていました
どうやら倒木の根元に巣穴があるらしくそこから出てきたようだ
まだ産まれてまもないのだろうか、ころころのもはもはである
つづく
513: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 16:14:30 ID:dLboMENMO
>>512つづき
パンをひとつまみして子ギツネにあたえてみるとひと嗅ぎしてむさぼる
サバ缶も開けてあたえてみるとなかなかの食いつきであった
そのとき
横目に映った
しまった油断しすぎた
約5m先のやぶからヒグマが現れた
風下から接近されたので臭いで気づくことができなかった
しかも成獣だ
つづく
514: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 16:25:48 ID:dLboMENMO
>>513つづき
銃は手元にはない
一足等の距離にあるが動けない
いや、動いてはいけないのである
急激な動作はヒグマを刺激する
この距離で飛びかかってきたら銃を手にした時にはズタズタにされる
それ以前に弾がこめられていない
左胸ポケットに四発おさまっている
まず目が離せない
ヒグマもこちらに目を合わせいる
子ギツネがキューと鳴く
まずい(冷や汗)
そのときいきなり背後に気配を感じた
つづく
515: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 16:38:33 ID:dLboMENMO
>>514つづき
なんだこの気配は?
今まで感じたことのない寒気がはしる
背後を見たい衝動にかられたとき
「動かないで」
女性の声がした
心臓がくちからとびだすかと思うぐらい驚いた
そのときヒグマが立ち上がった
体長2.5mはあろうか
威嚇している
鼻からブフーッと息をもらし興奮しているようだ
背後の気配がいきりたつ
周囲の気温がいっきに下がったように感じた
ヒグマが四つ足をつき目を離した
おびえている
つづく
516: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 16:45:02 ID:dLboMENMO
>>515つづき
子ギツネがキューと鳴いた
ヒグマは回れ右で再びやぶの中に消えていった
しかし彼はまだ動けない
背後の気配がまだ消えない
「たのみます」
また女性の声がした
同時に気配も消えました
子ギツネが靴ひもにじゃれついている
彼はその場にへたりこみました
つづく
517: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 17:11:34 ID:dLboMENMO
>>516つづき
彼は混乱する頭をかかえそして空気的に二匹の子ギツネをかかえて下山
帰りのクルマのなかで子ギツネが癒やします
二匹は養うことに決めました
そうしなければならないと感じたそうです
そんな彼ですが定職はありません
この事件のあとパチプロとして生計をたてています(現在も)
不思議とギャンブル運に恵まれるようになり、バカ勝ちしないが1日の儲
けは地味ながら五千円~一万円でその事件以降はパチンコで負けたことは
ないそうです
おれも二匹のキツネには合わせてもらいました
同居して五年くらいになるそうです
キツネなのにかなりデブちんで人なつっこいやつらでした
おわり
518: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 17:18:40 ID:dLboMENMO
追伸
すこし説明不足でした
おそらく埋められていたキツネは親ギツネだったのでしょう
彼は幽霊とか信じるタイプではありません
でもキツネは可愛がります
溺愛してますよ
長文清聴ありがとうございました
また書きます
526: 本当にあった怖い名無し 2008/12/06(土) 19:07:06 ID:suC3n50c0
女性の声の主は母狐の霊ってところか
366: 本当にあった怖い名無し 2008/10/26(日) 18:46:01 ID:HGXtnWfg0
それでは海にまつわる不思議な話を
俺は海なし県から毎週海に通うほどの釣り好きなんだけど
秋から早春にかけてのスズキ釣りしか海に行かない
不思議なのは人生の節目に大漁の年が来る
今までで一番大きなスズキは92センチ、それを釣った年には彼女に捨てられた
そして嫁と知り合った
数年前には行く度に大物が釣れた
平均で80センチ以上、行く度に2匹から3匹、多いときは5匹
その年にはうつ病を患って自殺未遂
会社も辞めて半年は一人で外出できなかった
今年は悲しいかな一匹も釣れない
それは運命なのか腕なのか、判断に迷っている
368: 本当にあった怖い名無し 2008/10/27(月) 22:14:23 ID:kLkCALymO
>>366さんは、もう釣りやらない方がいいんじゃないかな?かな?
今度でかいの釣ったら嫁に捨てられるかもよ…?
369: 本当にあった怖い名無し 2008/10/27(月) 23:12:37 ID:/bc/Qh/00
>>368
やっぱりそう思う?
俺もそう思うんだ
しかし釣りってのは辞めることが難しい
しばらく行かないと夢に出てくるんだよ
あんなに楽しいことって他に見当たらない
370: 本当にあった怖い名無し 2008/10/28(火) 02:30:45 ID:O5dwOxhfO
>>369
単に因果応報に悩まされ、釣りを心から楽しめていないから釣れないんだと思う。
人生自分の好きなことやらないで何するの!
393: 本当にあった怖い名無し 2008/11/02(日) 13:29:59 ID:URH2y4rx0
妹が以前バイトしてた海沿いのホテルは
幽霊が出ると従業員達の間でもよく言われていたそうだ。
実際、妹も客が出た後に部屋の掃除をしに行きドアを開けたら
ベットに黒服の男性が俯いたまま座っていたのでまだ客が
いたのかと慌てて「すみません!」と言ってドアを閉めた。
でも「あれ?おかしいなぁ…」とまたすぐドアを開けたら
ベットに男性はおらず、部屋中を確認したんだけどやはり
どこにも男性がいなかった。フロント係りに言ったら
「そういう事はよくある。お客からもこの部屋幽霊が出るって
たまにクレーム来るんだよ~」と言われたとか。
657: 本当にあった怖い名無し 2009/01/09(金) 23:59:59 ID:bDg8/PeZ0
やっと帰れる
あれは初めてラフィティングに挑戦した時のこと
ラフティング=ゴムボートで急流下りね
8人乗りのボートが6槽あって私達は先頭のボートだった
川の流れは予想以上に激しくて翻弄されたけどスリリングですごく楽しかった
状況が一変したのはガイドの あれ、何だ?の一言からだった
見ると黒いボーリングの玉みたいなのが浮いてる? ん? 頭!!!
よく見るとうつ伏せで浮かんでる男の人だった
全員氷ついた 衝撃のあまり悲鳴あげる人すらいなかった
他のボートをストップさせ なぜか私達のボートだけで彼を追い始めた
レスキューすればまだ助けられるかもしれないって思いもあったと思う
必死でオールを漕いだけどなかなか追いつけない
一部の女の子が泣き出した 私が思わず
がんばって!まだ間に合うかもしれない って言った瞬間だった
嫌だ 嫌だ このまま流されるのは嫌だ 海の藻屑になるのは嫌だ
帰りたい 家に帰りたい ここは嫌だ 寒い 冷たい
って声が聞こえた 頭の中には水の中から彼を追いかけてる私達の映像が
はっきりと見えた まるで私自身が流されてるかのようだった
658: 本当にあった怖い名無し 2009/01/10(土) 00:39:41 ID:p8pWfeWd0
そんな白昼夢?の中でも私の意識ははっきりしていた
その時 スゥ~っと彼が私の元に流されてきた
彼の着ていたフィッシングベストをオールに引っ掛けて
つかまえた~!って叫んだらガイドが飛んできた
ガイドと二人で彼を引き上げた瞬間 彼のシャツがめくれあがった!
そこには 赤・青・紫の死斑がブワァァっと浮き上がってた!!
手は白蝋のように真っ白でグローブのように膨れて皮がベローンと垂れ下がってた
レスキューどころじゃない 完全に逝ってる!
でもとりあえず彼をボートに引き上げた が、しかし
すごい悪臭が漂い始めた マズイと思いつつふと足元を見るとなぜか赤い??
彼を見たら体中の穴 目・耳・口から血が噴出してる!!!
みんな青くなった このままじゃボートが血の海になる!!
みんな死に物狂いでオールをこいでなんとか砂地にボートをつけて
蜘蛛の子を散らすようにボートから逃げ出した
やっと帰れる・・・その時 私の口から出た声は低い男の声だった
659: 本当にあった怖い名無し 2009/01/10(土) 00:55:45 ID:p8pWfeWd0
その後は警察が来てガイドが事情聴取を受けたり鑑識の人が手袋を赤く染めながら
彼を調べたりしていた 警察が血まみれのボートを洗ってくれるはずもなく
ガイド達が半泣きでボートを洗ってくれた
その晩 彼はしっかり私の枕元に立って頭を下げてた
この時は声は聞こえなかったけど 翌朝枕元がびっしょり濡れてたw
海の話じゃなくてゴメン
858: 本当にあった怖い名無し 2009/03/21(土) 12:08:28 ID:bZBCrc9x0
>>659
土左衛門が鼻血を出すのは、喜んでいる印らしい
昔から漁師の間では、土左右衛門を引き上げた船には
必ず幸運が付いてくるらしい、何でも引き上げた土左衛門のお礼らしいよ。
751: 本当にあった怖い名無し 2009/01/26(月) 03:25:13 ID:ky6NWv1n0
沖縄で流木に笑われたことがある。
毎年梅雨明けに石垣島まで旅行に行くんだが、石垣から竹富島に移動して、
誰もいない砂浜で日差しを避けて木陰の下に半分埋もれた流木にもたれてのんびり海を見ていたら、
流木の中から「ぎーひっひっひっひっひ」って声が聞こえてくる。
ギロっていう、空洞の木の表面にギザギザつけた楽器があるけど、あんな感じの音とも声ともつかないものだった。
最初はヤドカリかカニかなんか、変な生き物がいるのかと、
その流木をどけてみたり周囲の砂を掘ってみたりしたが、やっぱり声は流木から聞こえてくる。
「ぎーっひっひっひ」「ぃぎーっひっひっひっひ」
たっぷり五分ほど笑った後、声はぷっつりと途絶えた。怖いというより、妖精かなんかにバカにされた気分。
827: 本当にあった怖い名無し 2009/02/24(火) 21:16:40 ID:MMRtU3kL0
怖い話ってほどじゃないんだけど
小さいころ海の近くの小さい水族館みたいなところで
魚にさわったりできるところがあったんだよ
そこで茶色い矢印みたいな20センチくらいの魚みたいなのがいたんだよ
シュモクザメみたいだけど先がとがってて目は先端についてなくて
そんで何年後かして急にそのときのこと思い出して「あの魚なんて名前なんだろうな」
って思って図鑑で調べたけど乗ってなかったんだよ
いろいろ調べても見つからなくてレアな魚なのかなーって思ってたんだけど
ある日ネットでその魚に手足が生えたような画像みつけたんだよ
そんで「この魚見たことある」って書き込んだら「これはとっくに絶滅した生物」みたいな
レス返ってきて驚いた
結局あの魚は何だったのか・・絶滅したやつを蘇らせたとか?
830: 本当にあった怖い名無し 2009/02/25(水) 09:33:57 ID:1y4/VAaoO
>>827
IDがMMR
つまりその魚は…
857: 本当にあった怖い名無し 2009/03/21(土) 01:00:02 ID:YkPX6cjtO
近付く水死体
にわかに信じられないんだが、うちのおふくろがおふくろの祖父に聞いた話し。
母方のばあちゃんの実家は漁師の網元だったらしい。で、おふくろの祖父(以降祖父)がよくおふくろに話していたらしい。
祖父が若い頃、海に出て漁をしていると水死体に出くわすことがあったらしい。
事故にしろ自殺にしろ、水死体というのは無惨な姿で波間に浮いているんだが、不思議と船に近付いてくるんだそうな。
当時まだ戦前だから地方の漁師で船外機のついた船なんか乗ってるはずない。引き離そうと必死に漕いでも付いてくるんだそうな。
小さなてこぎ船で一人で漁をしてるので引き上げるわけにもいかないし、生活がかかってるから漁を中断することもできない。
そういう時に昔かたぎの漁師にはある種のまじないみたいなのがあったらしい。
と、いうのは、水死体に手を合わせて「スマンが今から漁をしなけりゃならないから少し離れて邪魔をせんといてくれんか。そのかわり、あんたを何がなんでも陸に帰してやるけん」ってお願いするらしい。
そうすると水死体はいつの間にか波間に見え隠れするぐらいのところでつかず離れずに浮いているそうな。
で、漁を終えて帰途につく時に「漁は終ったけん、今から帰るけんの。しっかり付いてきんさいよ」って声をかけて帰るんだそうな。
すると不思議と水死体はつかず離れずの距離を保って港までついてくるんだそうな。
祖父が言うには、どんなになっても人間ってのは海にはおられんもんなんだろうって。何がなんでも陸に上がろうとするのが人間の性なんでしょうね。
以上、長文すみませんでした。
859: 本当にあった怖い名無し 2009/03/21(土) 23:35:25 ID:eLXfUvMO0
>>857
山口県あたりの人?
赤江瀑「海贄考」って短編小説に同じような話が載ってあった。
861: 本当にあった怖い名無し 2009/03/22(日) 13:12:49 ID:+oPYt+qRO
>>859
レスありがとうございます。
実家は広島の呉の外れです。
瀬戸内に古くから伝わる話しなんですかね?
波の荒い外海だとこんなふうにならないかもしれませんね。
865: 本当にあった怖い名無し 2009/03/23(月) 04:11:56 ID:YLCNAYYWO
電話を伝う
たいしたことない話なんだが。
俺サーフィンしてるんだが、ちょうど台風後でいい波が来てた8月16日に海に行った。
で、海には多量のサーファー。みんな普段と変わらず波に乗ってる。
俺も気にせず海に入ったんだが、直後から酷い頭痛が始まり浜で横になったけど治まらず帰宅。
痛み止め飲んでも効かず、だんだん酷くなって歩くのも不可能に。
そしたらいきなり職場のオバサンから電話が。「あんた海行ったでしょ。
とりあえずこっちに3人引っ張ったから、あんたはゆっくりしときなさい」とだけ言って電話が切られた。
866: 本当にあった怖い名無し 2009/03/23(月) 04:24:17 ID:YLCNAYYWO
不思議なことに10分程で頭痛は治まり、何事?と思った俺はオバサンに電話するが電源offのまんま連絡とれず。
後日職場でオバサンに聞いたら、「なんとなくあんたが絡まれてるイメージが浮かんで電話したの。
電話伝って来た3人は帰ってもらったから大丈夫よ」と普通に言われた。
ついでに「あんた霊媒体質だから修行したら?」だと。
霊が電話伝うのもびっくりしたが、俺が霊媒体質ってのが一番びっくりした。
だって見えないし、嫌な感じがすることもあるけど気のせいと思ってたし。
最後にオバサンから「二度と盆明けに海入るな」と忠告受けました。
以上、怖くないし携帯だし長文だしでスマンですm(_ _)m
867: 本当にあった怖い名無し 2009/03/23(月) 07:45:35 ID:5xFH87qJ0
電話伝うんだ・・
884: 本当にあった怖い名無し 2009/03/24(火) 23:25:35 ID:V7iReauV0
>>867
マトリックスみたい
871: 本当にあった怖い名無し 2009/03/23(月) 17:46:27 ID:DcQEaA3M0
やっぱお盆過ぎたら海に入っちゃいかんのかね?
874: 本当にあった怖い名無し 2009/03/23(月) 19:14:24 ID:YLCNAYYWO
>>871
865だけど、多分日にちが悪かったんだと思う。
盆明けで帰る霊に引っ張られるって言われた。もうちょい日にち明けると大丈夫みたいだ。
あと電話は飛ぶらしい。
俺の大叔母一家が霊能者?(観音様がついてて時々指示があるらしい、拝んでる時に聞いたことない声で話しだしたりする)で、
俺病院勤務なんだが用事があって病院から電話すると必ず何人か来るって。
その度にこっちで祓っとくから~って軽く言われる。
949: 本当にあった怖い名無し 2009/04/09(木) 11:52:24 ID:UnvTEjUBO
今日ついさっきの話だ!
宮城県の原発の近くの寂れた港に釣りに行ったら若いお姉さんが凄い表情で絵を描いていたんだ。俺は若い画家さんかな…くらいの気持ちで釣りを始めたんだが、まったく釣れないもんで暇つぶしにウロウロしてたんだよ。
そして何気なく彼女の描いてる絵を見たら…びっしり顔で(しかも苦悶の表情の)埋まってた…海なんて一個も描いてない。
なのに本人はまるで写生するみたいに時々海を見ながら描いてる。
俺はなんだか怖くなって逃げるように帰ってきたんだ…
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