815: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/01 20:20 ID:7Sp6mYkV
生きてる人間が一番怖い
漫画家してるんです。売れてないですけど。
漫画というのは担当編集者に見せるための「こんなお話なんですよ」っていうあらすじみたいなモノを作るんですが、
ま、白い大きな紙にいきなり○にチョンと顔を書き始める人もいればシナリオ形式に精密に描く人もいるんです。
私はシナリオ形式です。
んで、私も他の作家同様最初はファミレスでやってたのですが、どうも集中できない。
そこでノートパソコンを買ったのを期に、ランタンもって、
ホワイトガソリンで湯を沸かすバーナーでコーヒーを作りながら
山道の東屋ですることにしたんですね。
そこは「広域農道」という奴で、某山の裾野をぐるりと一周している最近できた走っても楽しい道なんです。
その途中に石でできた鳥居があって、もう土に帰ろうとしている参道が山の中に続いている、そんな所なんです。
作業に集中しちゃえば周りの状況などどうでもいいですし、
霊と言われるモノがいても、エロ漫画のネームを練ってる漫画家にはなかなかちょっかいだしにくいようです。
しかしある晩、白い人影のようなものが神社から下りて来るではないですか。
私はとっさに東屋のテーブルの下に隠れました。
白い着物を着た、女でした。
霊かと思いましたが、駐車場に止めてあったカローラに乗り込むと走り去っていきました。
私は、彼女が神社でなにをしていたのか気になって、参道を上がっていったんですね。
朽ち果てきった境内と思われる場所まで来ましたが、特に何もありません。
なあんだ、と、ま、一応お参りをして、振り返り、懐中電灯がもときた道の杉の木を照らした瞬間
無数に打ち付けてある藁人形の数々が、懐中電灯の明かりが届く限りいろんなところに
生きてる人間が一番怖いって事で。
864: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/05 13:54 ID:MH9uLDWn
狐道
祖父の話。
某峠は昔から怪奇現象が起こります。
祖父が昔車でその峠越えをした時、祖母が急に気分が悪くなり、
ゲエゲエ戻しはじめたそうです。
車を止めてしばらくすると車の前を2メートル近くある巨大な狐がゆっくり横切って行きました。
目がライトに照らされて真っ赤に見え、ちょうど鬼灯みたいなカンジだったそうです。
865: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/05 14:05 ID:MH9uLDWn
次にワタクシが同じ場所で経験した話。
学生時代にその峠をバイクで夜に越えた時です。
全くの一本道のはずなのに、何度もも同じ場所に出て来るのです。(合計三回)
気味が悪くなつつそのまま進むと、いつの間にか前後に車が走っている
ことに気付きました。
少し安心し、物凄い急な坂を登り頂上に達した所、すぐ前を走っていたはず
の車が忽然と消えていました。慌てて後ろをみると後ろの車も消えてました。
866: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/05 14:34 ID:9IviuKNl
とあるキングオブきつねタソの総本山みたいだねw 何処ら辺なのかな?
867: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/05 14:49 ID:MH9uLDWn
あの辺は地形が複雑でいったい何県かよく分からない・・・
ただ一つ言えるのは、昔から「狐道」と言われる道が存在して、
ワタクシが通った道はその道の一部だそうです。
伏見のお稲荷さんから豊川のお稲荷さんへ続く道らしいです。
869: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/05 16:47 ID:jDIVflhQ
>>867
それ、ど真ん中ストライクじゃない…
881: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/06 20:56 ID:9nmyBpmO
火の鳥
父から聞いた話。
私の父の実家は、山に囲まれた集落にあるのですが、
父が中学生くらいの頃、山のほうを見ていたら、尾が光る山鳥が
飛んでいたそうです。
鳥と父との間の距離は20メートルもなく、光はろうそくの火のような
色で、ドッジボールほどの大きさだったという事です。
父は「あの鳥は山の主か、その御使いではないか」と言っていました。
884: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/06 21:28 ID:oQBsYIIR
>>881
火の鳥キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
890: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/06 22:25 ID:9nmyBpmO
>>884
もしかして火の鳥も、こういう伝聞が元になっているのかもしれませんね。
886: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/06 21:38 ID:0zIKgQc/
>>881
夜、ヤマドリが光ると言う話は良く聞きます。
人魂や金玉(かねだま=家の棟などに落ちると身上が上がる)などと
思われて、気味悪がられたり、喜ばれたりするみたい。
891: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/06 23:09 ID:9nmyBpmO
姿を消した妹
父から聞いた話をもうひとつ。山と直接かかわりない話で恐縮ですが、
山間の集落で起きた出来事なので、もしかしたら山の怪と何か関係が
あるかもしれません。
これも父が若かった頃の話です。
父と同じ集落に住む若者の一人が妹をつれて親戚の家へ行きました。
彼らは日が沈んでから家路につきましたが、その途中、若者が
何か違和感を感じ、うしろを振り返って見たところ、自転車の荷台に
乗っているはずの妹が、姿を消していたそうです。
若者は最初「妹が自転車から落ちてしまった」と思い、あわてて道を
引き返しました。しかし、通って来た道のどこにも妹は居ませんでした。
つづく
896: 891つづき 04/05/07 01:01 ID:Cm8oMRwG
女の子が夜中にいなくなったという事で、集落の男衆が集められ、
捜索が開始されました。
父の記憶によると、かがり火をいくつも焚いた大捜索だったそうです。
そして皆、いなくなった女の子の兄が自転車で通った道 「以 外」 の
場所を、くまなく探しまわりました。
その甲斐あって女の子は無事に発見されましたが、不思議な事に
女の子は、親戚の家→自宅の(一本道と言って差し支えない単純な道のり)
とは全く方向を異にする田んぼの中にうずくまっていたのです。
つづく
899: 896続き 04/05/07 01:32 ID:Cm8oMRwG
女の子が発見された時、その横にはウリの実の皮が
落ちていました。
ウリは、人でもケモノでもない者が食べたとした言いようの無い、
溶かされた・・・あるいは、なめ尽くされたような状態で落ちていました。
それを見た人々の間に、「ああ、やっぱり。」というような空気が流れたそうです。
父は、「自分も含めて皆、最初から、女の子は人外のものに隠されたと
半ば以上確信していた」と当時を振り返ります。
盛大にかがり火を焚き、女の子がいるはずのないような場所まで探しに行ったのは、
そういう訳なのだ、と。
ただ、山鳥の件でもそうなのですが、「アレはこういう名前のものだ」とか
「こういう特徴があるんだ」とかいう話は父も耳にした事はないようです。
59: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/15 12:26 ID:YSSTlOPh
そういう事もある
小学生の頃の話し
俺は霊感みたいなのはないけど、何度か怖いというよりも、
不思議な体験をした事があるんで書き込ませて下さい。
子供の頃、休日になると、それこそ毎回のように親と山に行ってた。
いつものように、親父と共に山へ行った時の話し。
空は快晴、初夏の頃合いだったから、ちょっと汗ばんだ肌には
肌寒いぐらいの気温が、とても心地よかった。
しばらく歩いていると、ふいに緑色をしたモヤのようなものが
木々の間からわき上がったかと思うと、異様に背の高い、
白い布を羽織った、妙に足の長い人影がピョンピョンと飛び跳ねるようにして、
モヤの中を駆け抜けて行った。
俺はただ呆然。
緑色のモヤは1分もかからずに跡形もなく消え去り、
親父がゆっくりと歩き出したので、俺は顔を引きつらせながら
「今のなに?」
と聞くと、親父は、さも当たり前のように
「そういう事もある」
とだけ言って、また歩き出した。
あの変な人影も怖いけど、それでもなお、山を登り続ける親父の方が怖かった。
60: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/15 12:27 ID:YSSTlOPh
「ついて来い」
小学生の頃の話し
早朝に山へ出かけて、ネマガリタケというタケノコを採っていると、
まだ背の低かった俺は、方角を見失ってしまった。
この竹(本当はチシマザサって言うらしいけど)は、背が低いけど、
ものすごい勢いで群生して生えているので、前に進むのも容易じゃないし、
生えている場所が急勾配で、とても歩きにくい。
竹林の中で途方に暮れていると、竹林の奥から「ハァッハァッ」という、
危ないオッサンか野犬の息づかいのような音が聞こえてきた。
薄暗い竹林の中で、俺がビビりまくっていると、目の前に茶色い体をした
オオカミみたいな動物が姿を現した。
見ると、顔はひしゃげた子供のような顔で、鼻と耳がなかった。
俺が死ぬほど怖がっていると、その動物は、びっくりしたように俺を見つめた後、
「まったく、ついて来い」
と、ものすごく乾いた、子供のような声で言った。
普通なら絶対について行くわけがないんだけど、恐怖よりも
「ついて行かなくちゃ」
という気持ちの方が強くて、その動物について行った。
途中、竹林の中に小さな小川があって、それを飛び越えると、
本当にその途端に、俺は竹林の外に出ていた。
背後でガサガサと音が聞こえたので見ると、その動物の尻尾が
竹林の中にとけ込むように消えていくところだった。
とりあえず「ありがとうございました」と頭を下げた。
ちなみに、親父はタケノコをリュックいっぱいに採ってきて、
俺の話しを聞くと「感謝しておけ」と頭をクシャクシャやられた。
そして、採ったタケノコの3分の1とおにぎり1つを竹林の前に置いて帰路についた。
微妙にセコいお礼だった。
62: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/15 13:29 ID:SM88+Ual
>>59
ゴム男か?
79: 59-60 04/05/16 11:58 ID:VBVvCAky
>>62
ゴム男というよりも、ブワーっと粉吹いたみたいな人影でした。
80: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/16 12:04 ID:/gPhhSOy
>>79
田んぼで白い何か、っていうと「くねくね」が連想されますね。
頭ゴツンで済んで良かったかもよ…
81: 59-60 04/05/16 12:22 ID:VBVvCAky
>>79で改行し忘れた…すみません。
檀家の方
親父の話し
うちは別に仏教徒というわけじゃないんだけど、
知り合いに、やたらと寺や神社の神主さんがいる。
親父が大学受験を控えた高校生だった頃、
いつもと違う環境で勉強しようと、
仲間3人と連れだって山の中にあるお寺に2泊3日で泊まりに行ったそうだ。
真夏だと言うのに、やはり標高が高いからか、気温は肌寒いぐらい。
食事が精進料理だったのが、育ち盛りだった親父たちには辛かったらしい。
寺に到着した、その夜。
本堂で勉強をしていた親父たちは、不思議な物音を聞いてしまう。
ヒタ、ヒタ、ヒタと、まるで石の上を裸足で歩くような音。
それが、さっきから、ずっと本堂の外から聞こえいる。
そういうものを一切信じてなかった親父は、
どうせ動物か何かだろうと勉強を続けていた。
ちなみに、後の2人はガクブルだったらしいけど。
しばらくすると、本堂と廊下を繋いでいる分厚く思い扉が
バンッ!と大きな音を立てて開いたかと思うと、
しばらくしてから、再び大きな音を立てて閉まったと言う。
その扉というのが、俺も一回見せてもらったんだけど、
そんな思いっきり開く事なんて出来るような代物じゃなかった。
建て付けが悪いのか、そう簡単に開く事もできないし、何よりもひどく重い。
3人はいたたまれなくなって、住職さんの部屋に飛び込んだ。
すると、住職さんは何度か頷いた後、
「檀家の方が先ほど挨拶に来られた。
本堂に立ち寄ったのだろう。別に怖がらなくても大丈夫」
親父たちは、その夜は一睡もできず朝を迎えて、早々に山を下ったらしい。
90: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/16 17:22 ID:6MUbmX5z
>>81の
>檀家の方が先ほど挨拶に来られた
これと似たような話を、お寺さんに聞いた事があります。
檀家さんで亡くなられた方は、男性だと本堂から入ってきて
女性だと裏手の方から入ってくるとか。
110: 59-60 04/05/17 19:12 ID:3P9R08ZZ
よくある事
親父が住職さんから聞いた話し
お寺関係で、おまけの話し。
>>81で書いた、動じない住職がいるお寺に関連して一つ。
ある雪の降る日、深夜は1時か2時を回った頃、玄関をノックする音がする。
住職さんが誰だろうかと出てみると、誰もいない。
ただ、雪の上に点々と足跡だけが残されて、その足跡は玄関の前で消えていた。
住職さんが「お上がり下さい」と言うと、濡れた足跡が玄関に入ってくる。
その濡れた足跡は、やがて廊下へ上がり、
まるで本当に人が歩いているかのような音を立てながら、本堂へ向かう。
その時、本堂の扉が勢いよく「バンッ」と開くのだそうで。
住職さんは、夜中にも関わらず、その目に見えない来訪者のためにお経をあげ、
お経が終わる頃には、その気配も消えている。
そして、翌朝、檀家の方が亡くなられたと連絡が入る。
そういう事は、よくある事なのだそうだ。
よくあったら困るけど。
63: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/15 13:36 ID:FPHjGNDD
>>59-60タソ乙です おもろかったよー
2つめのはなんとなく「ミツ」を思い起こさせる話だね 他の話では邪悪な存在みたいだけど子供にはやさしいのかな
何処ら辺の地方なのかヨカータらおしえてちょ またなんかあったらよろです
79: 59-60 04/05/16 11:58 ID:VBVvCAky
>>63
長野県です。
79: 59-60 04/05/16 11:58 ID:VBVvCAky
でも>>59の話しは群馬県での出来事。
まだ幾つか、聞いた話しとか、体験した話しがあるので書き込ませて下さい。
ユウダチ
消防の時の話し
俺の母方の実家も山の中。
半端じゃなく山だった。
今では婆さまが亡くなって、爺さまはお袋の姉の家に移っちゃったし、もう行く事もないと思うけど。
夏休み、親子連れだって田舎に遊びに行った時、ちょっと怖い体験をした事が何度かある。
真夏の炎天下、虫取り網を片手に、近くの林に虫を取りに行くため、あぜ道を歩いていた。
ふと、田んぼを見ると、なんかモヤモヤとした陽炎の中に、白い物体が漂っている。
何だろう?と、ぼんやり見つめていると、全身の力が抜けて、頭がぼんやりして来た。
一度、熱射病になった事があるけど、あの時とは全然感覚が違ってた。
頭から血の気が失せていく感じ。
その時、軽トラで通りがかった、近所のオッサンが、俺の異変に気づいてくれたのか走り寄ってきて、
俺を抱き上げると、田んぼの中に立たされた。
しばらくすると、頭のぼんやりが消えていき、目の前にかかっていた白いモヤのような物が晴れていくのを感じた。
見ると、さっきまで白い物が漂っていた場所には何もなくなっていた。
「あぶねぇ、ユウダチは見ちゃならねぇ」
と、頭をゴツンとやられた。
その後、軽トラで家まで送ってもらい、その事を婆さまに話すと、婆さまはオハギを作り始めた。
3つ作ったオハギの1つは俺に、1つは近所のオッサンに、最後の1つは田んぼに放り込んだ。
で、最後に頭をゴツンとやられた。
農作業から帰って来た爺さまにも、その事を話すと、頭をゴツンとやられた。
あの白い物体は謎だけど、1日になぜ俺が3回も頭をゴツンとやられないといけないのか、その方が謎だった。
64: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/15 13:52 ID:fKko4568
義母
この間、高尾山に行きました。
お年寄りから小学生まで降りているコースを選んで、
おしゃべりしながら歩いてました。
ふと、向こうの道を見ると、なんと義母がこっち向いて立ってるんですよ。
義母は茨城にいるんですが、ちゃんとトレッキングシューズを履いてます。
で、こっちむいて、手振ってて。おいで、おいで、って。
旦那に、あれ?なんで義母さん高尾山にいんの?って聞いたんです。
旦那も、なんでかーちゃんがここに?って。
こっちも手振り替えそうと思ってたら、義母はおいでおいでしてるんではなくて
しっしっ、ってしてるんですよ。
なんだ?義母さん?って思ってたらぱっと消えたんです。
家に帰ったら義母さんは高尾さんには行っていず、
ずっとフラメンコ見てたそうで…
義母とは仲がよくて、お互い嫌いじゃないと思ってたんですが、
私をしっしっ って思ってる義母の生き霊だと思うと怖いっす…
76: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/16 10:54 ID:pRW8cJ+A
ひいばあちゃんの形見
自分の話。
5日前、父と二人で山菜採りに行った。
目的地の近くの山中に旧炭坑街の廃墟があるのだが、中でも旧病院跡の建物は『出る』と噂されているそうだ。
父は前日から、「心霊スポットを通過しないといけない」「通るとプレッシャーを感じる」などと言っていた。
絶好の天気に恵まれた当日、どう考えても事故を起こさないような直線道路で
ベテランの父が事故を起こしそうになった。
対向車線に飛び出して、正面から来ていたダンプと衝突しそうになる。
すんでのところでハンドルを切って、ことなきを得たが親子そろって血の気が引いた。
間もなく肝心の病院前を通過したが、何も起こらず沢山の山菜がとれた。
帰宅して、知り合いの葬儀に参列してきた母に事故りそうになった話をしたら、「それ何時頃?」と訊かれた。
「十時半過ぎ」と答えると、切れた数珠を見せられた。
「丁度その頃切れたのよ」
その数珠は、父とおれを可愛がってくれていたひいばあちゃんの形見の品だった。
78: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/16 11:17 ID:VIs/ef9G
>>76
ひいばあちゃん、ぐっぢょぶ。
93: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/16 22:47 ID:4rW+5k3w
女だけのお参り
私が小学校の頃、お盆になると毎年女だけで山の祠みたいなとこに
お参りに行きました。
真夜中2時頃から登り始めるんですが、
皆裸足で登ります。
アスファルトは途中までで、石ころが混じった道を
懐中電灯を持って歩くのですが、
その女だけっていうのが、月経がある女だけなんです。
私は小学校6年のお盆から大学に進学するまで行きました。
そのあたりの家みんなが集まってするので
友だちの顔も見えたりするのですが、
なんせ懐中電灯が1個だけなのでよくわかりません。
集まった中の一人の人が祠の前でお経みたいなのを唱えて、
みんなはそれを真っ暗やみの中聞く、
終わるとまた同じ道を通って帰るのです。
その間、誰も口を開いてはいけないのです。
小さいころから普通に行われていたので
なんにも不思議は感じませんでした。
94: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/16 22:48 ID:4rW+5k3w
高校最後の夏、お経が唱えられている時に、
私は虫に刺されて、
「痛ッ」
って声出しちゃったんですね。
真っ暗だったからみんな無言で、
誰だ誰だ、みたいに当たりを伺ってて。
もう私はドキドキしちゃって、
でもバレたらマズイと思って
みんな見たいに、キョロキョロしました。
お経を唱えていた人(毎年持ち回りでした)がこっちに走って来て、
私の隣の子の顔を懐中電灯で照らすと(その人だけ懐中電灯を付けていました)
バシバシ叩きはじめました。
周りの大人もです。
怖くて、私はなにも出来ませんでした。
それからの記憶はなくて、気付くと自分の部屋で朝になっていました。
母に昨晩のことを聞いてもなにも知らないと言うばかりです。
かといって、私だったなんても言えない雰囲気で…
結局その叩かれた子が誰かもわからず、
私は大学に入るために上京してしまって、
そのまま結婚したのでお盆のその行事には参加せずじまいです。
まだ行われてるかも、わかりません。
叩かれた子には悪いことをしました…
97: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/17 00:03 ID:Fi2XkrXL
真っ暗な集落
自分が体験したちょっと不思議なこと。
一昨年の3月くらい。
ドライブからの帰りにスキー帰りの渋滞に巻き込まれてしまった。
うんざりしてきたんで、国道を離れて山の中を突っ切る道で帰る事にした。
車一台が通れるくらいの道を、真っ暗の中走っていると、
山の中で小さな集落に出た。
はじめは何とも思わなかったんだけど、ふと気がついてしまった。
どの家にも灯りがついていない。
暗いとはいえまだ6~7時くらい。普通の家なら一家団欒の時間のはず。
それなのに灯りのついている家は一軒も無かった。
廃村か?とも思ったけど、どの家も荒れた様子は無く、むしろ生活感があった。
何かヤバイものを感じて、追われるかのように車をとばして帰った。
その間なぜかバックミラーを見ることができなかった。
111: 59-60 04/05/17 19:13 ID:3P9R08ZZ
ゴキゴキ
友達の体験
俺の友達は手先が器用で、小学校5年生の時に、学校裏にある山の木の上に、
ゴザや板、その他もろもろを持ち上げて、秘密基地みたいな小屋を造っていた。
トムソーヤに出てくるような立派な小屋じゃなくて、
木の枝と枝の間に板を差し込んだような、本当に簡単な小屋だった。
何度か登らせてもらった事があったけど、かなり丈夫に出来ていて驚いたのを覚えてる。
雨が降ると、屋根代わりに使ってたベニヤ板の間から、
激しく雨漏りするのが悩みの種だったけど。
ある日、友達はその「秘密基地」で眠ってしまったらしく、
気が付くと辺りは真っ暗だったそうだ。
親に怒られると、体を起こした時、友達は不気味な音を聞いてしまった。
ゴキゴキ、ゴキゴキ、と、固い物を強引にこすり合わせるような不快な音。
なんだろう?と、小屋から地面を見下ろした時、彼は悲鳴を上げてしまったという。
木の幹を、真っ白でむくんだ顔をした、胴体が小さく手足が異様に長い、
明らかに人間でないものが這い上がって来ていたという。
そいつが、手足を動かす度に「ゴキゴキ、ゴキゴキ」と音が鳴っていたらしい。
その不気味な生き物は、ゆっくりと、彼がいる場所まで這い上がってくると、
その真っ白な顔にニターっと笑みを浮かべて、すーっと消えてしまった。
友達は、慌てて木から下りて、途中で足を捻挫。
夜の山の中で、体中にひっかき傷を作って家に飛んで帰って、
両親にこっぴどく怒られたと言っていた。
それ以来、彼はその小屋へは行っていないと言う。
俺は、友達が寝ぼけただけだと思ってるけど。
123: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/18 09:48 ID:e7EoMCMO
>>111
ゴキゴキ怖い(゚Д゚; )
112: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/17 22:12 ID:kbcifIWC
鬼になってしまった
今はもう廃村になってしまった小さな集落の話。
当時はまだ火葬は山で野火送りで行われていました。村で強欲、残虐、非常識
で有名だった独り者のばあさんが亡くなった時に、祖父や村の人らが火葬場
でそのばあさんの死体を燃やしていたそうです。
薪を積み上げ、その上に死体を乗せ、上にムシロをかけて死体を燃やしてい
ると、ばあさんの頭の部分のムシロがゆっくりと持ち上がっていく。気味悪く思
いながら見ていると、ムシロが崩れて黒くこげたばあさんの頭があらわに。
そこには二本のツノが生えていたそうです。
爺さんたちは坊さんを呼んできて、燃やしている間はずっと念仏
を唱えてもらって、朝までかかって骨も原型をろくに残さないくらいまでに
燃やし尽くしたとのこと。
「あのばあさんは○○の家のもんやったが、あんまし酷いことばっか
しとったから、ほんまもんの鬼になってまったんやろな。
わしらみんなあの婆さんは鬼じゃと言うとったが、
まさかほんまもんの鬼やとは思いもよらなんださ」
年に1、2回、離村した集落のみんなが集まって飲んだりするたびにそんな話を
爺さんや、ばあさん達から聞きました。
そういった集まりのときに聞いた話がいくつかあるので、
また書き込みまつ。
113: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 04/05/17 23:04 ID:ruF6beLw
>>112さん
とても興味深いお話しありがとうございました!次にも期待!
115: 112 04/05/17 23:17 ID:HNBIvpjY
>>113
ありがとうございまつ。
お土産に寝る前にいくつか。
祖母がまだうら若い乙女だった頃、山の上のほうにある畑に仕事をしにい
った時の話。
夕暮れ時の帰り道、谷川沿いの道を通って山から降りてくると、
谷川の上からとんでもなく大きな岩がぶつかり合うような音が聞
こえてきたそうです。
なんだと思って上流を見ると、人が手を広げたよりも大きな
虹色に光る玉が谷川をごろごろと転がってきたそうです。
それはそれは綺麗なもので、祖母は怖いのも忘れて
見えなくなるまで、ずっと見ていたそうです。
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