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    『山頂の剣』『幽霊と会話した結果』『お神楽』他 山にまつわる怖い話



    479: 健康茶流@カテキン緑茶 04/11/26 12:41:49 ID:cLvxsZcg
    壁ドンドン
     登山者の間で語られる「冬山のタブー」はご存知の方もいるかもしれません。登山の途中、別のパーティーと出くわすことがままありますが、そうした場合互いに軽く挨拶します。

    しかし、猛吹雪の中では、かつて遭難した死者達のパーティーをも見出してしまうことがまれにあるのです。彼らはすぐそばで挨拶しても気づかず行ってしまうのでそれと分かります。

    そうした場合、強いて呼び止めようとしてはなりません。また決して振り返ってはなりません。さもなければ彼らは私達を「救助」に来てくれた者と勘違いして、しつこく付きまとってくることになります。

     私の先輩は、そのタブーを犯してしまい、極寒の高山で生命に関わる禍に見舞われました。

     その日、先輩の一行は、かなりの高度で予期せぬ吹雪に襲われ、最も近い山小屋に避難すべく進行していました。途中、前方から下りてくるパーティーが見えてきました。

    互いにすれ違う際、リーダーが彼らに声をかけましたが、相手パーティーは誰一人として応答せず、黙々と下山してゆきます。

    先輩一行のメンバーは、皆はっとした様子で顔を見合わせると、きびすを返して山小屋へ向かうルートに立ち戻ろうとしました。しかし経験の浅かった先輩はその様子を解しかね、去り行く相手パーティーに再び「山小屋は逆方向だ!」と声をかけてしまいました。

    すると最後尾の者が振り返り「あとで行く」と答えました。この猛吹雪に「あとで」もないものですが、他のメンバーにせかされ先輩も皆に続いて再び山小屋へ向かい歩き始めました。

    引用元: ∧∧∧山にまつわる怖い話Part14∧∧∧



    480: 健康茶流@カテキン緑茶 04/11/26 12:44:50 ID:cLvxsZcg
     山小屋といっても何があるわけでもありません。寝袋に入って皆で固まり、
    凍えないよう暖を取るだけです。ようやく小屋に辿り着いた先輩達一行も、
    寝袋に包まり少しでも体温が下がらないようにして吹雪がやむのを待っていました。

     その時です、「ドンドンドン」と扉を叩く音がしました。リーダーが「どうぞ」と答えました。しかし誰も入ってきません。もちろん避難用の小屋の扉に鍵などかかっていません。

    「負傷して扉が開けられないのかもしれない」メンバーの一人が起き上がって扉を開けに行きました。しかし、開けた扉の向こうには誰もいません。見えるのは相変わらず続く吹雪だけです。「雪が扉を打っただけだろうか」不審に思いながらも扉を閉めるしかありませんでした。

    しかし20分ほど経つと再び「ドンドンドン」と扉を叩く音がしました。今度も扉を開けてみましたが、やはり誰も居ません。そんなことが繰り返されました。扉を開けるたびに室内の気温は下がってゆきます。しかも扉を叩く音の間隔が20分、15分、10分、5分・・・と縮まってゆきます。

    誰もが事の異常さに気づいていました。リーダーが「このままでは危険だ、皆もう扉を開けるな」と命じました。

    482: 健康茶流@カテキン緑茶 04/11/26 12:51:56 ID:cLvxsZcg
     再び扉を叩く音がしました。今度は誰も開けません。やがて音はやみました。皆一様にほっとした面持ちになりました。

    しかしそれもつかの間、今度は壁から「ドンドンドン」と音がしました。皆再び緊張しました。続けて「お~い、お~い」と外から人の声のような音が聞こえてきます。やがて壁からの音もひっきりなしに鳴るようになりました。

    壁だけではなく、天井、床からも音がします。それも段々と乱暴さを増してゆくのです。気味の悪い呼び声も収まりません。一向は皆壁から離れ、部屋の真ん中で寄り添って、耳を塞いで一晩中不気味な音に悩まされながら、眠れぬ夜を過ごしました。

     朝になると吹雪もおさまりました。外には何事もなかったような銀世界が広がっています。
    頂上まではもう少しの地点です。しかし皆疲れの取れない身体を引きずるようにして、ほうほうの態で下山の途についたということです。

    486: 本当にあった怖い名無し 04/11/26 16:04:23 ID:Oomm64r3
    壁ドンドンされなかったら、そのまま寝入ってしまって
    凍死してたりして…

    484: 本当にあった怖い名無し 04/11/26 14:15:17 ID:YLOr/upb
    山小屋に避難しているときの「壁ドンドン」は良く聞く話だな。
    以前テレビでその時の状況を再現していた時にも四面の壁全てからドンドン
    叩く音がしていてレポーターも青くなってた事があったよ。
    吹雪いている事と、急な天候の変化による気圧の関係で音が鳴るのではないか
    という説もあったにはあったが。明らかに音が小屋の周りを廻っていたので不気味だった。

    582: 本当にあった怖い名無し 04/12/02 01:14:19 ID:zVirUB40
    エンジンがかからない場所
    そう怖い話でもないんだが、山で間伐の仕事してたときの話。
    急斜面での間伐作業で、平らになってるところがあった。
    そこでチェーンソーのエンジンをかけようとしたんだけれども、いくらやってもかからない。
    しばらく悪戦苦闘してると、離れたところで作業してた先輩(って言っても爺さんだが)が
    「おーい、そこはエンジンかからんで、横にいけ、横」と言う。
    ちょっと横に動いて、斜面に出ると、エンジンが普通にかかった。

    「???」とわけわからんままに作業を続けて、夕方帰るときに
    「その場所だとかからんってのはどうゆう意味?」って聞いてみた。
    爺さんいわく
    「あそこは、かからん場所なんよ。前に除伐で草刈るときにもかからんかったし、
     その何年か前に間伐したときにも、あそこじゃエンジンかからんかった。
     あそこ、山菜取りの人が落ちて転がって、骨折ったかなんかしらんで
     あそこで死んどった。そのせいやと思う。」
    ちょっとガクブルした。

    585: 本当にあった怖い名無し 04/12/02 01:34:40 ID:V8QYVVXo
    >>582も面白いね。山の不思議は不思議のままに、とも思うんだけど
    一方で科学的に調査できないものか?とも思ったりもするんだよなー

    583: 本当にあった怖い名無し 04/12/02 01:24:51 ID:zVirUB40
    下敷き
    ついでにもういっちょ。
    これは漏れじゃなくて、今はもう引退した先輩(とは言っても、これまたすげぇ爺さんなんだが)の話。
    その人と先の話の爺さん達がある現場に行ったときの話。隣の村の人からの個人の山を間伐と枝打ちを
    してくれってゆう依頼でで、なんでもえらくいい値段で引き受けたらしい。
    同じ仕事同じ面積で、通常100万くらいなのを、200万くらいでやってくれと言ってきた。
    その仕事を頼んできた人が隣村でも有数の金持ちだったから、爺さん達そこからさらに吊り上げて250万で引き受けたらしい。
    場所もなだらかな山で、除伐も必要もない。現場に行ってみて、爺さん達は「こりゃあ楽だしうまい仕事だ」って喜んだらすぃ。

    作業開始の日、現場に到着して作業をはじめてから、爺さん達は妙なことに気がついた。
    何年も前に間伐をした後があるのだけれども、それが入り口の部分から100メートル程の間しかされてない。枝打ちも、そこから先がされてない。100メートルの区間は枝打ちも間伐もしてあって明るいけれども、そこから先がもう、真っ暗。

    584: 本当にあった怖い名無し 04/12/02 01:32:16 ID:zVirUB40
    爺さん達はいぶかしんだけれども、ひとまず作業に入った。
    とは言うものの、100mの区間はほとんど間伐の必要もないほどで、
    すぐに真っ暗な杉林の前のあたりまでたどり着いた。
    と、爺さんの仲間が「おい!あそこに人が樹の下敷きになっとる!!」と叫んだ。
    見てみると、真っ暗な森の中、確かに倒れた樹の下に人が下敷きになってる。
    こりゃ一大事だと、近寄ろうとしたけれども、一人が「あいつおかしい」と気がついた。
    樹は、その人を押しつぶしてる。でも、樹は地面に半ばめりこんでる腐った倒れた木。
    しかも、その人は無表情でじっと爺さん達のほうを見てる。真っ白な無表情な顔で。
    ありえない。

    爺さん達、もうチェーンソーも何もかもほったらかしにして、その場から逃げ出したそうな。
    んで、その金持ちの人のところに言って「変なもんがおった!」というと、
    「あ、あんたらもダメか」とのそっけない返事。
    なんでも、隣村の森林組合に仕事を頼んだらしんだけれども、そのときにその場所で
    中年の作業員が樹の下敷きになって死んだらしい。それ以来、そこに仕事に行くとは
    そいつを見るとのことで、隣村の森林組合、および山の仕事してる会社、そうゆうのは一切
    引き受けてくれなくなったとかなんとか。

    586: 本当にあった怖い名無し 04/12/02 01:40:59 ID:zVirUB40
    んでもって、近隣の村の森林組合とかにも頼んだらしいんだけれども、
    どこもそこも作業開始の日に「やっぱ無理」と断ってくる。
    んで、うちの村の連中に話が回ってきたと。

    何より恐ろしいのは、爺さん達が実物を見て、その話を聞いて、それでも怖がるどころか
    金ほしさにその仕事続けたこと。
    二日目にもそれがいたそうなんだけれども、爺さん達、そいつの上にでっけえ樹何本も
    切り倒して、封印(?)しちゃったとかなんとか。
    (その樹切る間も、そいつはじーっと真っ白な無表情な顔で爺さんたち見てたらしい)

    この話を聞いたのは、漏れがその山に行って、草刈してたときに不自然な形で積み上げられてる
    (てゆうか、いろんな方向から切り倒された樹がそのまんま何重にも積み重なってる)
    のを見たのを、飲み会のときに「あれはなんであんなことをしてるのか?」って聞いたとき。

    ・・・・ちゅうか、そんな場所に一人で草刈に行かせるな。

    587: 本当にあった怖い名無し 04/12/02 01:48:35 ID:zVirUB40
    >>586で封印って書いたけれども、実際には「見えないように樹で隠した」ってのが正しいのかな。
    「あんな恐ろしいもんみながら仕事するのは無理。だから、まわりの樹ばっきばきに倒して隠した」とか
    言ってますた。もちろん、その周りの樹を切るときもその方向は方向定めるとき以外極力見ない形でw
    てか、それでもっと恐ろしい目にあうってゆうことは考えんかったのか。何事もなかったから良いものの。

    エンジンがかかりにくいってときはめちゃくちゃ寒い日とか、夏のくそ暑いときによくあるんだけれども、
    場所によってってのは正直わかんないす。詳しい人いたら教えてほすぃ。
    今後もあそこでの仕事は入ってくるだろうから、正直科学的に解明してもらったほうが
    気が楽です。

    585: 本当にあった怖い名無し 04/12/02 01:34:40 ID:V8QYVVXo
    >>584
    うおお、情景をリアルに想像して寒気がした。

    589: 本当にあった怖い名無し 04/12/02 02:39:41 ID:9QDrMvRU
    きっと隙間から見てたよ…草刈りのあいだ中。

    771: kagiroi ◆KooL91/0VI 04/12/07 23:22:17 ID:6+0ipR0e
    山頂の剣
    どこの地方の山にも伝説のような話は残っていて、
    その中にたまに聞く話で、山頂の剣、みたいなのがある。
    ある山歩きの好きな知人が、東北のそんなに有名でもない山で
    初夏の頃に登山に出かけた。地元の登山家にルートを聞き
    地図とコンパスを手に半日ほどの行程だった。
    仲間二人と登山道をたどって山頂を目指した。

    山頂に着くと、ルートマップに無い獣道を見つけた。
    知らない山で迷うのも嫌なので無視しようと思っていると
    木々の間から立て札のようなものが見えた。
    文字はすでにかすれて読めないが、その先に何かあるようだった。
    好奇心から少し入っていくと、見晴らしになっていてそこには大きな岩があった。
    注連縄に柵、あぁ、何か祭ってあるんだなと思って回り込んでみると
    その岩の上に横たわる人影。初夏だというのに冬山装備で岩の下を
    覗き込むようにしている。声をかけてみた。「何かあるんですか?」答えない。
    近づいてみるとすでに白骨化している。それを見て全員が思わず息を呑んだ。
    遭難者は珍しくなかったが彼等を驚かせたのは、その遺体の背中には
    錆びた鉄剣が突き立っていた。急いで麓の警察に連絡。

    じきに大勢の人が上ってきて現場は騒然としていた。
    「あぁ、殺人事件に巻き込まれるとは・・・」そう思っていると少し様子が違った。
    地元の人々が、「またか」というような事を話している。
    身に着けていた服を切り裂いて白骨体をその岩から下ろすと
    さっきは気づかなかったが、足元に倒れていた立て札を誰かが立て直している。
    「また馬鹿が触りにいったんだな」そうつぶやくと岩を拝んで立ち去った。
    立て札に目をやるとこう書かれていた。

    「鬼の首落とし。立入禁止。触るな。」
    いつの頃に立てられたものかは解らないが、すでに数百年は経っているという
    大きな鉄剣はその昔、この山を荒らしていた鬼の首をはねたものだという。
    抜けない、切れない鉄剣。数年に一人は犠牲者が出るという。

    787: 本当にあった怖い名無し 04/12/08 19:08:31 ID:MKGcvGbf
    >>771
    とても面白かったです。そんなとこに行きたくないけど、
    どこなのか知りたくなリました。
    触らぬ神に祟りなしって言うのはホントなんですね。

    395: おっとう 04/11/23 09:58:04 ID:lMoHAOY7
    先日、娘の七五三で筑波神社に参拝に行ったときの事
    3歳になる娘がニコニコしながら空に手を振っている
    梢にポケモンのバシャーモがいたとの事
    その時は気にしなかったんだけど、ふと思い出してポケモン図鑑見たら

    これ、おもいっきし 天狗じゃん・・・

    408: 本当にあった怖い名無し 04/11/23 18:00:50 ID:54k4CNch
    >>395
    なんかなごんだ。いい話だ

    421: 本当にあった怖い名無し 04/11/23 23:05:22 ID:n9zG7ye9
    毒水
    精進沢湧水群に水汲みに行こうとしたが、途中の神社でお祭りがあり大渋滞
    湧水群での水汲みを諦め、他の美味い水は無いかと、記憶の糸をたどると方面は違うが
    山越えの県道沿いで白いバンが澤水をポリタンクに汲んでいたのを思い出した。
    1時間以上移動し、昼食った後、件の県道沿いの沢付近へ到着する。
    「ここらへんだったけど・・・」これより先は道が狭くなる。沢は広いところにあったはず。
    あたりを見渡し鉄製の看板を発見。喜び勇んで看板へ駆け寄る。

    毒水の由来
    蛇石・鞍石の間の沢には、高いところから、毒水が流れています。この毒水は、
    村人に殺された三人が、蛇となって流れ出す水だといわれています。
    この山道を歩く人達のちょうどのどがかわき、水の飲みたくなる坂道の上に、
    流れ落ちている水なのです。しかし、どんなにのどがかわいて水がほしくなっても、
    村人たちは、「この水には毒がはいっている。飲んではいけない」と言って、
    決して誰も飲まないということです(看板そのままの文)

    この水を好んで汲んでいった白いバンの人は誰のために水を汲んでいたのでしょう?

    456: 健康茶流@カテキン緑茶 04/11/25 16:42:16 ID:0xT7TH9y
    墓地だった場所
    弟が通っていた中学校は小高い山の上にありました。この山はつい30年ほど前まで人も分け入らぬ森で覆われていて、山の中腹に隠れるようにあった小さな墓地へ続く舗装もされていない細い道が一本あるだけだったといいます。学校を建てる際この墓地をずらしてグラウンドにしてしまったので、生徒の間では様々な怪談が生まれました。

    それらの怪談の中に、夜中グラウンドに立って自分の影を見てみると、頭が半分ない影が見える、というものがありました。そしてそのような影を見てしまった者は、近日中に命を落とす、というのです。当時その中学校で生徒会役員をしていた弟も、どこにでもある学校の怪談だといって真剣には取り合っていませんでした。

    457: 健康茶流@カテキン緑茶 04/11/25 16:43:52 ID:0xT7TH9y
    その日は、間近になった文化祭に備え、弟は他の役員達と一緒に夜中まで学校に残って準備をしていました。作業もようやく一段落し、残っていた教員と校舎を出て別れて、帰路が同じ方向の友人達とグラウンドを横切って外に出ようとした時です。

    弟はふと例の怪談を思い出し、何気なく振り返ると自分の影を見ました。月明かりに照らされて長く伸びきったグラウンドに映るその影には、頭の左半分がありませんでした。目の錯覚だ、一瞬そう思って左右の友人の影に目を移すと、友人の影にも頭左半分が映っていません。
    弟は血の気の引くような悪寒に襲われましたが、何も気づかず談笑する他の友人には黙ったまま憂鬱な面持ちでそのまま家に帰って行きました。

    数日後弟は高熱を出し、左目の周囲が赤くはれ上がって二晩ほどうなされていました。
    眠っている間、髪を振り乱した女に首を絞められる夢を何度も見たそうです。

    458: 健康茶流@カテキン緑茶 04/11/25 16:45:38 ID:0xT7TH9y
    翌年、グラウンドの土砂の入れ替え作業中に、人間の骨の一部らしきものが見つかりました。
    医者である父が鑑定を頼まれ、調べたところ、女性の頭蓋骨の左目の周辺の骨と分かりました。警察も、以前墓地を移す際に漏れた骨であろうと判断し、どの墓にあったものかまでは分からなかったので、移転先の墓地の無縁仏の墓に葬られました。

    爾来この怪談はこの中学では聞かれなくなりましたが、これは開発が進んで子供達の間に怪談など広まる余地もなくなったのもひとつの理由かもしません。

    504: 健康茶流@カテキン緑茶 04/11/27 20:59:21 ID:VEt4KIcZ
    青い実
     昔々、ある所に小さな村があった。
     四方を山に囲まれ、どこに行き来するにも森深い山道を通らなければならなかったのだが、山中に人食い山んばが出るようになり、往来も途絶えがちで、寂れる一方の村だった。しかし村の子供達は、山の木々に生る果物や木の実目当てに、明るいうちだけおそるおそる山の中へと遊びに出かけていた。

     そうした木々の中に、ひときわ大きな柿の木があった。毎年たわわに実をつけるので、子供達はちょうど良い熟れ具合になるのを待ち、木によじ登っては実をもいで食べた。

    この柿の木、下の方は早々に熟し柔らかく甘くなる。少し上はやや熟すのが遅く固いがやはり甘い。が、てっぺんに生る実はいつも熟しきらず、青いまま季節を終えてしまうのだった。

     そこで子供達は、毎年食べられる実を食べ切ってしまうと、「食べられもせぬのに実ばかり生りよる、役立たずの実じゃ」と、下から石を投げて青い実を打ち落としてしまっていた。

    505: 健康茶流@カテキン緑茶 04/11/27 21:01:44 ID:VEt4KIcZ
     さて、その年もそろそろ柿の実の熟す季節、子供達はみんなして集まると、大人の目を盗み山の中へ入って行った。ところが途中、急に激しい雨が降り出した。子供達は雨宿りの場所を探して山中を走り回り、偶然見つけた小さな無人のあばら家に逃げ込んだ。

     やまぬ雨に暇を持て余すことしばし、子供達の一人が何気なく土間を覗くと、炉の中にはたきぎの代わりに骨がくべてある。隅にはいくつものしゃれこうべが転がっていた。

     「ここは山んばの小屋だ!」子供達はみな仰天した。山んばが戻ってくれば生きたまま食われてしまう。子供達は降りしきる雨の中に飛び出し一目散に駆け出した。すると、後ろから恐ろしげな唸り声が追いかけてくる。山んばが戻ってきたのだ。子供達は必死で逃げ続け、いつしかあの柿の木の真下まで来ていた。

    506: 健康茶流@カテキン緑茶 04/11/27 21:08:23 ID:VEt4KIcZ
     他に逃げる所もなく、みな柿の木をよじ登り始める。すると山んばも追ってよじ登ってくる。子供達は手元の熟しきった柿の実を山んばに投げつけた。しかし、柔らかな実は、山んばに当たってもぐちゃっと音を立ててつぶれるだけだった。

    山んばは「当たれど痒し、熟れすぎ柿の子」とせせら笑った。子供達はさらに高い所に逃げ、手元の実をもぐと山んばに投げつけた。しかし山んばは、投げつけられた実をむしゃむしゃと食べてしまうと、「当たれどうまし、熟れたる柿の子」とゲラゲラ笑った。

    とうとう子供達は木のてっぺんへ追い詰められた。「さあ、観念しろ」山姥は足元から迫ってくる。子供達はみな泣き出しそうになった。手元には青く硬い柿の実が残っているのみ。子供達はその実をもぐと、ままよとばかり山んばに投げつけた。すると山んばは、「当たらば痛し、熟れざる柿の子」と悲鳴を上げると、木からまっ逆さまに落ちて死んだ。

     以来、子供達は熟しきらぬからといって青い実を落とすことはしなくなった。

    518: 本当にあった怖い名無し 04/11/28 03:53:24 ID:DdchRdv+
    幽霊と会話した結果
    恩義のあるバイト先なので具体的な地名やバイトの職種は書けないが、山の観光地で日によって宿泊地を転々とするバイトをしていた頃、一日の仕事を終えて、登山口の建物にあった俺たちの寝室に入ったところ、一足先に到着していた先輩が顔面蒼白になって、「お前、誰かとすれ違わなかったか?」と俺に尋ねた。

    先輩が言うには、その部屋の窓の外を通りかかった女性の下山者と目と目が合って「こんにちは!」と声を掛けられ、「こんにちは!」と返事をしたものの、その部屋は3階だから窓の外に下山者の顔が見えるはずもなく、あわてて窓を開けて周囲を見渡したけれども、彼女の姿は見あたらずに俺がやって来たとのことだった。

    彼女がその方向に向かったなら、一本道だから必ず俺とすれ違うはずだが、俺はそんな下山者とはすれ違っていない。俺は「窓の下の坂道でなく、坂道の上のほうにいた人が目の錯覚で近くに見えたんじゃないですか?」と言ったが、先輩は「ちょうど窓の真横を通った。夜で真っ暗なのに目と目が合ったことがわかるほどはっきりと顔が見えた。」と言って顔面蒼白のままだった。

    その部屋の真下には山岳救助隊の部屋があり、遭難死した人があったときには、そこに遺体を安置して一晩中蝋燭が灯されていたこともあった。その晩にはそんな気配はなかったので、「かつて女性登山者の遭難死が相次いだこともある山の登山口だから、その頃の遭難者の幽霊かも知れない」とのことだったが、このときの会話が、この先輩とかわした最後の会話になった。

    ほどなく、その年のバイトが終わり、翌年にも行ったところ、この先輩はその春に就職したのでバイトには来ないと聞いたが、この先輩がその頃に結婚して数日後に急病死したと後になって聞いて愕然とした。もしも先輩が見たのが独身女性遭難者の幽霊だったなら、目と目が合って挨拶をかわしたことによって幽霊に見込まれて、結婚に嫉妬した幽霊が先輩を幽界に連れ去ったのかも知れない。

    522: 本当にあった怖い名無し 04/11/28 18:06:16 ID:VINv3RJA
    >>518
    民間伝承に幽霊と会話をすると死ぬと云う話がある。
    死の予兆として伝わる話なので、先輩の宿命の死が迫って
    いたからこそ、見えたり挨拶を出来たのかもしれない。

    523: 518 04/11/28 18:57:11 ID:DdchRdv+
    レスをどうもありがとう。俺の解釈よりも>>522の解釈のほうがスッキリするね。

    その幽霊は、先輩と挨拶をかわしたあとに消えたのかも知れないけど、
    消えずにそのまま進んだとすれば、俺には死が迫っていなかったから
    すれ違っても見えなかった、ということなのかな。

    だとすれば、日頃に街を歩いているときでも、死が迫った人には見えても
    自分には見えない幽霊とすれ違っていることもありうるのだろうね。

    541: 本当にあった怖い名無し 04/11/29 22:31:04 ID:IjPro60X
    旧伊勢神トンネル
     愛知県の山道にある旧伊勢神トンネルは、交通量の増した今日では狭過ぎ、別に新しく大きなトンネルが造られたので、今は使われていません。しかし、「出る」という噂を聞きつけてやってくる人々には、そのいかにもという古めかしい姿が喜ばれているようです。
    しかし、地元の私はあえて見に行くという事もしませんでした。私がこのトンネルを通るはめになったのは、単に道を間違えたからです。

     バイクで足助へ遊びに行った帰りです。もう夜中でした。新トンネルへ通じる道を間違え、旧トンネルへ続く支流に入ってしまったことに気づいたのは、目の前に今にも崩れそうなトンネルが見えてきた時でした。

    542: 健康茶流@カテキン緑茶 04/11/29 22:33:54 ID:IjPro60X
    >>541の続きです

     トンネルの中は真っ暗で、狭い道と苔むした壁をライトが白く照らすのみです。危険なので30k/h程の速度でゆっくり進んで行きました。しかし、トンネルの中ほどまで来た時です、車体がガタガタと揺れると、突然エンジンが止まりました。
    同時にライトも消えてしまいました。完全な暗闇に私は動転し、慌ててスタートキーを回しましたが、キュルキュルとセルの音がするだけで一向にエンジンがかかってくれません。どういうわけか、エンジン内のガソリン濃度が急激に低下した様子です。

    私はなるべく真っ暗な周囲を見ないよう、手元だけに集中しながらコックを回してガソリンをエンジンに流し込み、チョークレバーを引くと、頃合いを見計らって一気にエンジンを再起動させました。

     パッとライトも点灯し、ほっとした私は早速走り出そうと目線を前に向け直しました。
    その瞬間目に飛び込んできたのは人の顔でした。白い顔がライトに映し出されるように宙に浮き、じっとこちらを見つめていました。

    543: 健康茶流@カテキン緑茶 04/11/29 22:35:40 ID:IjPro60X
     私は凍りつきました。思わず悲鳴を上げそうになりましたが、「恐怖で理性を失ったら負けだ」と本能的に感じ、ぐっとこらえると、次の瞬間「ふざけるなぁぁ!」と叫び全速で「顔」に向かってバイクで突っ込みました。

     それからはよく覚えていません。間もなく真っ暗なトンネルを抜けると、月明かりに照らされた下り坂へ出、そのまましばらくでオレンジ色の外灯の続く太い通りに合流しました。それでも山道が続く間は気を強く持ってあえて焦らず走って行きましたが、ふもとに出た途端に緊張の糸が切れ、ヘルメットの中で絶叫すると猛スピードで街を目指して走り出しました。

    557: 本当にあった怖い名無し 04/11/30 19:02:05 ID:yHt2rJPh
    北海道の豊浜トンネル崩落事故のとき、
    事故現場のニュース映像に武士のような顔が映っていた。
    崩れた崖の地形がたまたまそういう形になっていただけなんだけど、
    はっきりと人の顔に見える上、口にあたるところのから土砂が崩れて、
    まるで血を吐いているように見えた。

    559: 本当にあった怖い名無し 04/11/30 19:41:20 ID:g6rs4G4Y
    >>557
    ニュースでも顔に見えるって問い合わせとかが殺到したとかね。
    夜中とか車で近く通ると、やっぱりいい感じはしないわな。

    563: 本当にあった怖い名無し 04/12/01 00:00:29 ID:s6B8UQ9i
    ある晴れた日、家の軒先で日向ぼっこしながら山を眺めていると
    山の方で何か白いヒラヒラした物が飛んでいるのに気付く。
    鳥かと思ったが速度が遅く、まるで宙を漂っているように見える。
    やがてその白い物は垂直に上昇し始め、ついには空の中に消えてしまった。

    666: 本当にあった怖い名無し 04/12/04 12:04:55 ID:0IqCqhPm
    >>563さんのを見て思い出した。
    夜、河川敷でチャリこいでたら前方に白いものがふわーっと浮いてたのね。
    最初、白い布かビニール袋が風で舞い上がってんのかな?と思ったんだけど
    そん時は周りに風なんか全然吹いてなかったからアレ?何で浮いてんの?て疑問に思って
    しばらくチャリでその白い物体を追いかけてたら、いつの間にか見失ってしまった。

    686: 本当にあった怖い名無し 04/12/05 01:01:25 ID:P6MQOPjW
    白襦袢の女
    自分の体験ではないのですが…
    友人が地元で有名な心霊スポットに行ったときに体験した話です。
    心霊スポットと言っても、夜景が綺麗なので
    デートスポットとしても有名な山(H山とします)でした。

    ある日、友人は彼氏と一緒に夜景を見にいこうとH山へと向かいました。
    目的の場所は、H山でも隠れスポット的所で
    道が狭い為、バイクで行くことにしたそうです。
    山の中腹辺りまでは、他のカップルの車もありますが
    中腹をすぎ、村中道に入ると車の通れなくなるので
    友人と彼氏の乗ったバイク以外は皆無だったそうです。
    友人は、そろそろ目的の場所だなぁーと思い
    何気なくサイドミラーを覗きました。
    彼氏のバイクは少々改造してあるらしく
    テールの部分がぴかぴかと光っています。
    おかしい
    ライトの光のなかに何かがあるのがミラー越しに見える。
    不審に思った友人は良く目を懲らしました。
    だんだん光に目が慣れ、見えたものは
    在り来たりな描写かもしれませんが
    顔色は青白く、長髪を振り乱した、白い襦袢のようなもものを着た女が
    彼氏と友人の乗ったバイクを追っ掛けて来ていたそうです。

    689: 続き 04/12/05 01:14:26 ID:P6MQOPjW
    友人は恐くなり、彼氏の背中にギュッと顔を埋め
    サイドミラーを見ないようしたそうです。

    しばらく、走り目的地へと着きましたが
    (あの女、まだ追っ掛けてきてるんじゃ?)
    と、思いしばらく彼氏の背中に顔を埋めたままでしたが
    彼氏が「もう大丈夫や」と。
    彼氏もあの女を見たそうなんです。
    友人1人なら見間違いで済むのですが、彼氏も見たとなると、
    いよいよ、怖くなってしまい、夜景ところではなくなってしまったそうです。
    直ぐ様、山を降り彼氏の友人に
    「どないしょう。俺等H山で幽霊みてもた。」
    と言うと
    「おぉ!H山かぁ~。俺も幽霊見たことあるわぁ。
    白い着物きた女が、追い掛けてくんねん、めっちゃ怖かった」
    と返事が返ってきたそうです。

    717: 本当にあった怖い名無し 04/12/06 00:52:57 ID:QQNVTrsd
    あんまり見るな
    5年前、家族で山間の温泉宿に泊まった時。
    露天風呂から見える山の表面で何かが移動しているのが見えた。
    背の高い木で覆われている山、つまり木の上を何かが移動しているのかと思い
    目を凝らして良く見ると、人だ。
    木の上に頭が出るほどに細長い、人。
    あまりに不思議すぎて目をはなせずにいると、
    男湯から弟の声がした。
    「あんまり見るな。」
    あわてて目をそらしたが、気になってしかたなかった。

    725: 本当にあった怖い名無し 04/12/06 04:21:22 ID:1uEOrlV+
    >>717
    くねくねの類かな?

    789: 717 04/12/08 20:48:04 ID:hvzmLYuA
    くねくねがなにか解りませんが、
    おっさんでした。目が白くて奇妙でした。

    その旅行の時に、帰路の途中の谷川に行ったとき。
    少し大きめの池のようなものを見つけ、眺めていると、
    池のちょうど真ん中辺りから、すうっとなにかがあがってきた。
    正座した日本髪の女。すっと立ち上がると舞始めた。
    5,6分すると舞終わったのか、また正座してふかぶかと頭を下げ、
    吸い込まれるように帰っていった。
    舞ってる間、弟には三味線の音が聞こえていたらしい。

    752: 無名 04/12/07 16:48:19 ID:w1bJ5Z1w
    サクロの実
    どうも皆さん始めまして、体験したてのを一つ投下させて頂きます。

    今日、祖母に連れられてちょっと登山に行って来ました。
    登山と言っても、私達が登ったのはハイキング程度のコースで、
    普段着にジャンバーと運動靴+リュックと言う、ものすごい軽装でしたが。
    30分ほど歩いて山頂につき、広場の辺りをウロウロしていると、
    何やら植物園らしきものがありました。
    下山までの休憩がてらに行ってみると、どうやら結構大きいようでした。
    そして出口近くまで回り終えた頃、鳥の餌箱らしきものがあるのに気が付きました。
    餌箱のうち、一番近くにあったものをみてみると、

    小さなザクロの実が3つ置いてありました。

    その内の2つはぱっかりと真ん中で皮が開かれていて、3つとも大分
    枯れかけていました。
    しかし、その場所にザクロの木などは見当たりませんでした。
    何だか気味が悪くなったので、私はすぐに祖母の所に戻りました。

    続きます。

    753: 無名 04/12/07 17:02:29 ID:w1bJ5Z1w
    帰り際、私は以前このスレで読んだ、スイカの話を思い出していました。
    確か、スイカをザクロと呼ぶような話もあったと思いました。
    それと同時に3人の客の話も思い出していました。
    皮の開かれた2つのザクロと、まだ開かれていないザクロ…。
    もしかしたら、それは遭難者の数なのかもしれない…そう思いながら私は下を見ました。

    私の視線の先にあった車道を、1台の軽トラックが通って行きました。
    荷台には3つの、葬式でつかう花輪が揺られていました。

    私達はその後、どうにか無事に下山出来ました。
    偶然と言ってしまえばそれまでですが、最後にもう一つ付け加えておきます。
    帰りの電車に乗る為、私達は下山後駅にむかいました。
    私は切符を買う順番を待っている時、ふと下を見ました。

    そこには登山行方不明者の捜索協力ポスターが、2枚貼ってありました。

    以上、長文・乱文失礼致しました。

    761: 本当にあった怖い名無し 04/12/07 21:28:25 ID:3WqEXAUA
    「何か」がいる
    過去ログ読んでたら長野県駒ヶ根市の話が載ってたので、
    ひとつ思い出した。
    でもあんまし怖くないから、スレ汚しと思われるかも・・・
    先に謝っとくよ、すまんのう。

    消防のころ、駒ヶ根市の山小屋に遊びに行った。
    当時、「ブッシュマン」という映画が流行っていて(^^;
    消防の俺も弓矢が欲しくて、いい素材を探していた。
    ちょうどいい長さの若木があったので、ノコギリでぎこぎこ切ってたら、
    風も無いのに、森全体が揺れた。
    気のせいかと思い続けたら、さっきより長く確実に揺れた。
    不安になって止めたよ。

    762: 本当にあった怖い名無し 04/12/07 21:31:42 ID:3WqEXAUA
    あの時、確実に「何か」がいる気配があったけど、
    それがなんだかわからない。
    その後何度も遊びにいったけど、何もない。
    不思議と怖くないし、むしろ自然に対する敬意を持つようになったかもね。
    大学時代は山岳部やるようになったし。

    776: 本当にあった怖い名無し 04/12/08 00:43:40 ID:Ba3u0lLl
    馬の足音だけ
    あげちゃった、ごめんなさい。
    おわびといってはなんですが、父に聞いた話を。

    父は子供の頃、島根県のとある山里に住んでおりました。
    暗くなるまで遊んでいた父は、田んぼのあぜ道を友人と二人で歩いていたそうです。
    すると前方から、馬の走る音が聞こえてきました。
    道の端によけて待っていると、馬の足音だけが目の前を走り去っていったそうです。
    とてもびっくりした言っておりました。
    また、人魂なども良く見たそうです。

    スレ汚し、失礼いたしました。

    798:   04/12/08 23:47:26 ID:aM4iFhpP
    お神楽
    若い頃、仲間たちと星を見に山に登った。松の木の枝の下にテントを張り、星を見るのもそこそこにお喋りに花が咲いていた。そんな中、一人の女の子だけがまったくしゃべらない。

    「具合でも悪いの?」と問うが、その子は何も答えず、隣にいたその子の友人が代わりに「あ、き、気にしないで。大丈夫だから」となぜかあせって答えた。

    翌朝、その子に「ゆうべはどうしたの?」と聞くと、「木が生い茂った奥の方からお神楽が一晩中聞こえてたんです」と答えた。その子の友人曰く、彼女は「見える人」なのだそうだ。

    下山前、気になって彼女が言っていた林の奥に行って見た。少し歩くと開けた場所があり、地面にはお社の跡らしき礎石が並んでいた。

    817: 本当にあった怖い名無し 04/12/09 02:15:23 ID:6QxVaVyo
    >>798
    以前に似たような話を聞いたんでカキコ
    読みにくかったらスマン

    知り合いが子供のころ住んでた家は住宅街にあった
    家の横が狭い雑木林になってて、
    2階の自分の部屋から林がよく見えたらしい
    で、夜中になるとたまにその林から御囃子(祭?)みたいな音が
    聞こえてくることがよくあったんだって、
    ある日何気なく音がする時に林を見ると
    よくわからないものが踊ったり、楽器鳴らしたり?
    よろしくやってたそうだ
    楽しそうな雰囲気だったんだが、見なかったことにしたそうな…
    でなんだかんだでその御囃子は高校になって引っ越すまで
    毎年やってたんだって

    林の中をよく捜したら社の跡とかあったりしてな…

    824: 798 04/12/09 19:04:59 ID:wfnw2t3w
    >>817
    ほんと、似てますね。でも、私の友人の女の子は姿は見えなかったようです。
    あと、その山は、この一件を体験する数年前に地元の国立大学の
    助教授かなんかが首吊り自殺したってんで、地元では有名スポットでした。
    いろいろ聞いてみると我々がテント張ってた上の松の枝がまさにその現場
    だったってことで、二重にガクブルしたのを憶えてます。

    867: 本当にあった怖い名無し 04/12/11 10:07:14 ID:ubeFpw6R
    >>824
    お神楽なら山に因縁のある日本人なら歳を取ればだれでも聞きたい時に聴けるという話を聞いたことがある。
    どこにでも日常の空間の中に基調底音のように流れているものだという。
    それはとても懐かしく聴こえるんだという。

    あまり関係ないけどおれは仕事などで悩んでいて苦しい時など、町並みの向こうに朝日を浴びたような山が
    見えることがある。
    一種の幻視で実際には見えていないんだが、心が求めているんだろうか。
    スレ汚しスマソ。。。

    467: 本当にあった怖い名無し 04/11/26 00:01:22 ID:gSnyxGQg
    修学旅行で、班ごとにバンガローに泊まり、入るための合言葉を決めることになった。
    合言葉は多数決で「カンダタ」に決め、バンガローに入る時は必ず言うようにした。
    その日の深夜、ドアを叩く音と「かんだたかんだたかんだた」という声に全員が目を覚ます。
    声はしばらくして止んだが、その夜は眠れなかったそうだ。

    470: 本当にあった怖い名無し 04/11/26 01:06:49 ID:VItPbX3E
    お世辞じゃなく、文学的だ>カンダタ

    440: 本当にあった怖い名無し 04/11/25 03:11:21 ID:0q/cUMsy
    18の頃まで「見えた」私と「聞こえた」弟。
    中学生の頃の夏休みの話。
    親戚の家に行く途中、私は高速を走る車内から外を眺めていた。
    山が連なる単調な景色に飽きていた弟は後ろで寝ていた。
    同じような山の中、一つの山の上に何かが見える。
    一瞬のことだったが、「それ」は山の頂上から
    空に向かって伸びる、長い蛇のしっぽの様に見えた。
    「なんやろ、あれ。」つぶやく私に、
    寝ていたはずの弟が答えた。
    「女の声やけど古すぎてなんて言うてんのかよう解らん。」

    461: 本当にあった怖い名無し 04/11/25 19:22:13 ID:3peTLFU1
    >>440
    なんか好き。

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    1  不思議な名無しさん :2019年04月03日 23:01 ID:CJ6Bk7bh0*
    >先日、娘の七五三で筑波神社に参拝に行ったときの事
    >3歳になる娘がニコニコしながら空に手を振っている
    >梢にポケモンのバシャーモがいたとの事
    >その時は気にしなかったんだけど、ふと思い出してポケモン図鑑見たら
    >これ、おもいっきし 天狗じゃん・・・

    なんていうか……ひどい話ですね笑。
    ゲーム脳の影響が3歳の、それも女の子にまで及んでるなんて、おかしな話です。
    それに天狗は神聖なもの。それを下らないゲームのキャラクターに例えるなんて罰当たり。
    ポケモンGOなどというゲームがあるから、女の子はおかしくなってしまたのです。
    ゲームというのは恐ろしいのです。
    皆さんもお子様にはゲームは触らせてはいけません。
    怖い機械もあるものですね。
    2  不思議な名無しさん :2019年04月03日 23:35 ID:LB0Iycrt0*
    上の人怖い…ネタにマジレスしちゃってたら悪いが恐ろしいのは凝り固まったあなたの頭ですけど
    3  不思議な名無しさん :2019年04月03日 23:51 ID:vGRSIzdc0*
    エンジンがかからない場所にコンパス持って行けばおもしろいことが起きると思う。
    4  不思議な名無しさん :2019年04月04日 00:36 ID:baPyCzdQ0*
    ※2
    触れてやるな、これはもうダメだ
    恐らくアベガーやツイフェミの亜種だろう
    5  不思議な名無しさん :2019年04月04日 02:16 ID:0W3ixOlm0*
    長編の読みたい。
    短編だと「え?」って場所で急に終わるから没入できない
    6  不思議な名無しさん :2019年04月04日 08:33 ID:garGEhnG0*
    >「あんまり見るな。」

    弟の声がした??作者は女??
    なんで男湯にいるのに女湯の作者の様子がわかった??
    7  不思議過ぎる名無しさん :2019年04月04日 08:46 ID:xC8j1PRz0*
    仰天ニュースでやってた時計が勝手にぐるぐる回る話が超怖かった!(>_<)
    8  不思議な名無しさん :2019年04月04日 11:00 ID:lH94AYpC0*
    ※6
    弟の方が霊感が強くて、投稿者と同じものが見えていた上に「これを姉も見ている」と分かったのかも
    それか覗きでもしてたのでは
    9  不思議な名無しさん :2019年04月04日 14:46 ID:c92wEEDw0*
    エンジンがかからないのは、そこが窪地になってて場合によっては二酸化炭素等のガスが溜まったりしてる場合があるのよ。
    酸素が無いとエンジンもかからないし、長時間いると最悪命も落とす。
    実際、自衛隊の訓練で事故も起きてる
    10  不思議な名無しさん :2019年04月04日 22:38 ID:qGwU93s10*
    >9
    よくサスペンスとか推理モノであるよね
    そういうの聞いたことある…なんだっけ…ってモヤモヤしてたけど二酸化炭素がたまってるのか〜
    なるほど
    11  不思議な名無しさん :2019年04月05日 00:22 ID:HjLwKrJa0*
    山姥の話めっちゃ面白い!
    12  不思議な名無しさん :2019年04月05日 13:55 ID:dqX.W2P90*
    >>5
    むしろオチのない短編の方がなんかリアリティーがあって俺は好きだわ
    でも長編なら(特に創作であればあるほど)出来の良いオチを期待してしまうが
    13  不思議な名無しさん :2019年04月06日 22:26 ID:VfMNJH9c0*
    >>9
    おー知らなかった!バイクなんだけど押し掛けしてもセル回しても掛からない事が何度かあったけどそんな可能性があるんだね
    怖いと言うよりはまた病気が出たか。どうしよう?って試行錯誤するだけだったけど

     
     
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