663: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 04:50:14.17 ID:9Auk81tl0
その影響があってか、子どもの頃から大人になった今に至るまで、家の外から不審者や犯罪者や基地外が家の窓や二階のベランダや裏口から侵入してくるって内容の夢をすんごいよく見るんだよ
夢の内容は、家に俺がいてなんとなく過ごしてると「あっ、これは入られそうだな」って直感が突然頭をよぎる
で、慌てて気配がする家の箇所、例えば玄関の横にある窓に駆け寄ってみると知らないおっさんが家の外からじーっと家の中の様子をうかがってる
俺は次々とそんな侵入者の居る家の出入り口に駆けつけてカギを閉めたり、武器を見せつけて威嚇して侵入者を追い払ったりする、そんな夢だ
侵入者の見た目はおっさんだったり、イカれた表情の女だったり、時には2mくらいある化け物の姿だったりする
664: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 05:01:09.13 ID:9Auk81tl0
その夢は俺が大人になるに連れて内容がエスカレートしていって、家の中に侵入者が入って来てしまう!もうダメだ!ってとこで目が覚めるようになっていった
大学に入るころになると、それまでは経験したことなかった金縛りにもあうようになり、金縛りの間、例のあの「あっ、誰か家に入ってきそう」という予感がするようになる
そして更に、金縛りにかかって悪寒に耐えていると突然すごいリアルな家のドアが開く音が聞こえてくる
そして明らかな足音が俺のいる部屋に近づいてきて、俺のベッドの近くをうろついて止まる
そうするとまた家のドアが開く音が聞こえて、同じように足音が近づいてきてベッドの近くをうろついて止まる
怖さで目を開けずにひたすら耐えていて、それでもあまりにも音や気配がリアルなので、足音が近づいてくるループ五度目くらいのときに恐る恐る目を開けるとおっさんがひとり無表情でベッドの横に立って俺を見下ろしてた
665: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 05:14:20.89 ID:9Auk81tl0
怖さで頭が真っ白になってると、今度はまた新しく「また何かが家に入ってきそう!」という気配がする
そして急に金縛りが解けて、勢いよく飛び起きるとさっきのおっさんはいなくなっていた
だけど、今度こそ現実に、リアルに誰かが家の玄関の前に立っている!と、何故か確信した俺は、慌てて玄関に駆け寄った
玄関のドアに近づくと、普通ドアの重みで自然に閉まるはずなのに、何に支えられているのか、ドアが数センチ開いていた
危機感を覚えた俺は、慌ててドアノブを手にとったが、その瞬間、体が凍りづいて全身の毛が逆立った
数センチあいたドアの隙間からドアノブに手をかけている不気味な表情の小さな女が、棒立ちで俺を見つめていたのだ
俺は叫びながら、ドアを閉めようと渾身の力でドアノブを引くが、どんなに力を入れても小さくて細い不気味な女が片手で持ってるだけのドアを引き戻せなかった
俺は泣きそうになりながら必至でドアを引いているが、女はそんな俺をじーっと無表情で見つめていた
666: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 05:41:25.99 ID:9Auk81tl0
そんな状態が10秒くらい続いて、突然その女はニヤ~っと笑い始めた
俺はもうダメだ!入られる!と思った
つぎの瞬間、俺はさっきまで寝てた自分のベッドの上で目が覚めた
何がなんだか分からない状態で、さっきの女は!?おっさんは??何がどうなったんだ!??と、飛び起きた
めちゃくちゃ怖かったが、家のドアを確認しに行ってみると、きちんとカギがかけられている
どうやらおっさんや女は今までになくリアルな金縛り中の夢だったらしく、状況を把握するのにすごく時間がかかった
それが今年の2月のこと
ただ、俺がものすごく不安なのは、それ以来あんなに頻繁に見ていた侵入者の夢を見なくなったことだ
家のラップ音は子どもの頃からあるもんだから流石に慣れてしまったけど、夢を見なくなったのは結局なにかに入られてしまったのだろうか
675: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 22:08:27.86 ID:9Auk81tl0
たぶん家に問題があるってのは、なんとなくだけど家族みんなが感じてる
両親はある時期から妙に玄関やトイレに盛り塩を欠かさず置くようになったし
そういうの信じる性格じゃないのに、盛り塩と玄関の方角(ばっちり鬼門にあたる)はすげえ気にしてる
あと、最近はほんと滅多に金縛りにならなくなったけど、その時期は金縛り中にいろいろ怖いこと起きすぎてむしろ怖い話とか霊現象的な話には耐性がついてしまった
どちらかというと霊とかよりは、俺の話にもあるような生きた不気味な人間とか基地外とか「こいつほんとに人間なんだろうか」ってものに対する怖さのほうがでかい
669: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 12:04:42.27 ID:oKlvjiWy0
>>666
怖い…
そんな経験絶対にしたくない
676: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 22:28:45.52 ID:FiMEbd1N0
>>675
耐性付くほどの豊富な話をはよはよ
677: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 22:47:09.84 ID:9Auk81tl0
>>676
まあ俺はしょせん金縛り中の夢だと思ってるから、その時は怖くても結局夢だから心霊体験ってやつではないととらえてる
ただ、たまにガチで現実か夢か分からないものがあるし、金縛りのさなかで見たものが現実にあったりしたことは何度かあった
じゃあ、他の板に一部だけ書いた体験を書いていこうと思う
678: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 23:02:22.25 ID:9Auk81tl0
電車の子ども
大学時代、数年間だけアパートで一人暮らししたことがあったんだけど、その時の俺は金縛りの全盛期というか二日か三日に一度は必ず金縛りにかかってた
それも朝昼晩、大学の講義中だろうが電車の中だろうが車の中だろうが、時間所かまわずかかってた
ある日、電車に乗ってウトウトしてると、金縛りの前兆がやってきて耳鳴りがしたかと思うとノイズが頭に響いて一気に体が硬直するいつもの金縛りにあった
金縛りの時って結構周りの音は聞こえてて、若干難しいが目も少しだけ開けて周りを見ることができるんだよ
まあいつものことだし、人がいっぱいいる電車内なんで怖いものをみることも無いし、解けるまでやり過ごすか~とか思ってた
すると、耳にざわざわ付いて離れないノイズと一緒に、たぶん同じ車両の中にいるのであろう子どもの声が耳に入ってきた
子どもの声は、誰かに話しかけているようだったり、何かの歌を口ずさんでいるようだったり、笑っているようだったり、なんていうか普通に無邪気な感じだった
時間が経つにつれ、その子どもはどうやら一人じゃなく、複数の子どもが声を出しているらしいことが分かった
その電車は電車通学の小学生たちもよく使ってる(京都の京阪ね)ので、なんら不思議ではなかった
679: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 23:17:16.56 ID:9Auk81tl0
でも、その金縛りにあった時間って夜の21時過ぎたくらいの時間なんだよね
でもまあ最近は塾がえりとか色んな子どももいるだろうし、うーん…でもウトウトする前に電車内見渡したときに子どもなんか居たかなあ、とか考えだしたんだ
で、金縛り中だけど周りの様子が気になってうっすら目を開けてみてびっくりした
うつむいた状態で目を開けたから足元しか見えなかったけど、ちょっと離れたとこに居ると思ってた子どもらは5~6人くらいで俺を中心に取り囲むようにして立ってんのね
しかもほんとに近くに、俺のほうをみんな向いてる
俺は子どもに囲まれてるのを知って、そんなに俺変な寝かたしてんの?恥ずかしいからどっかいってよ、とか思ってたら
子どものひとりがズイっと俺の顔を下から覗きこんできた
その顔がね、市松人形そのものなの
顔のパーツから髪の毛から、全て作りもんで、でも口が半開きで
マジでビビったね
うわあ~外の、しかも人がいっぱいいる電車内でこんなの見るとはなあ…、と思って目をつぶったら
周りの子どもの会話というか声がその瞬間、ピタッと止んで
「あれ?見えたよ?見えた?」
「うん、見えたよ?」
とか話し合いだした
680: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 23:28:13.78 ID:9Auk81tl0
直感的に、これはなんだかヤバいと思った
焦った俺は必死に金縛りを解こうとして、体に力を入れて、目をカッ!と開いた
そしたら金縛りが解けて、ちょっとビクッとなって周りの人らに注目されてしまってすげえ恥ずかった
で、やっぱり予感通り、俺の目の前はおろか、子どもなんか電車には一人も乗ってなかった
そのあとも、アパートで寝てると外で遊んでる子どもらの声がして
でもよく考えたらバイト終わって帰って来て寝てるから今夜中の1時とかじゃねぇか?ありえねえ!またヤバいやつじゃん!
ってなったことが何度かあった
そのうち何度かは、外の子どもの声が俺が寝てるベッドの側まで飛んできたことがあったけど、その度気合いを入れて金縛り解いてたなあ
子どもの声に関する金縛り中の出来事のなかで、結構ビビった一連の体験でした
681: 本当にあった怖い名無し 2012/12/18(火) 23:32:44.71 ID:na473b8k0
おお、面白かったよ
淡々と語る感じがとても良かった
708: 本当にあった怖い名無し 2012/12/20(木) 11:46:54.63 ID:mvxBSWrP0
まだ明るいけど自衛隊板から転載です。
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42 :専守防衛さん:2012/02/04(土) 09:01:38.92
体験談だから大したこと無いけれども。
某演習場での演習時の話。
当時俺は配属間もない一士で、先輩と一緒に夜間歩哨に立ってたんだがその先輩もテキトーな人で。
「寒ぃから外被取ってくるわw」とはるか後方の車両まで勝手に戻っていったため歩哨壕には俺一人。
なので一人で鉄砲構えながら暗視装置に映る前方の風景を眺めつつ警戒してたんだけど、
いきなり暗視装置の電源がプツッと切れたんだよ。目の前が真っ暗になってさ。
電池取り替えたばっかりだし故障かな、参ったなぁと思いつつ外してると
前の方で人の気配がしたのね。でも暗視装置が無いから真っ暗でほぼ何も見えない。
でも人がいることは確かなのよ。気配的に。
だから一応マニュアル通り「誰か!」と誰何したんだが、無反応。
もう一度「誰か!」と言うと「××上等兵」とかすかに聞こえたんだよ。
名前は聞き取れなかったんだけど、「上等兵」とは聞こえた。
709: 本当にあった怖い名無し 2012/12/20(木) 11:47:44.42 ID:mvxBSWrP0
続き
でもさ、自衛隊に上等兵なんていないじゃん。いるのは陸士長じゃん。
おっかなくなって声も出せず逃げるわけにもいかず、その場で固まるしか無かった。
で、先輩が戻ってきたんだけど、いつの間にか暗視装置は直っていた。
事の顛末をすぐさま話したけど「ウソつくなボケ!」で終了。
納得できないのでと言うか気持ち悪いので、演習後に古参の陸曹に再度話してみたんだけど、
「あぁ、お前も見たかーw」と何故か明るい感じで言うのよ。
何でも、その「何某上等兵」はうちの部隊じゃ結構有名らしくて、
ちょうど部隊配属された新兵が某演習場のある地域で歩哨につくと現れる旧軍の兵士だそうで。
まぁ演習場に出る幽霊だから、訓練中に亡くなったのか別に戦死者では無いと思うけど。
その陸曹に言わせれば「その幽霊もさ、お前ら後輩を見てると懐かしくなって
つい自分も訓練に参加したくなっちゃうんじゃないか?w」だそうで。
未だに正体不明だけど、そう聞くと不思議と怖くなくなったというか、親近感が湧きました。
と言うことで旧軍の先輩方に敬礼しつつ、長文失礼しました。
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※一士・・・自衛隊の階級で昔で言う一等兵。
※歩哨・・・見張り、警戒のこと。
※誰何・・・敵か味方か分からない相手を呼び止めること。
710: 本当にあった怖い名無し 2012/12/20(木) 14:17:11.31 ID:oGs7FvnL0
土着信仰や風習に関する怖い話
204 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/12/12(水) 00:36:54.81 ID:4/CjRexR0
むかし秩父の荒川上流ダム群のあたりにイツザミという村八分にされた3戸ほどの集落があった。
その人達の間では法律によって禁止される昭和初期まで風葬が行われていた。
遺体を風葬する洞窟には鵺というのが棲みついており死体の肉をキレイに食べて
骨だけにしていると言い伝えがあるそうだ。
そしてその骨を洗骨し壷に入れて洞窟に納めるが風習だったらしい
日本が高度成長期に入る頃、父が住んでいる地元で戦時中に使われていた近くの
防空壕から気味の悪い奇声が聞こえてくると噂が広まった。
あるとき地元の若い男達3人が酒を飲んだ勢いで、その防空壕へ肝試しに入った。
男達が戻ってくると得体の知れない大きな獣の死骸を持ち帰り
これが化物の正体で退治してやったと地元民に勇ましく見せびらかしていた。
だが数日後その獣に直接トドメを刺して殺した男が突然死んだ。
そして葬儀が行われ火葬された男の遺骨が、何故かまったく残らず全て灰に
なってしまい結局それで祟りだ呪いだの噂や騒ぎが大きくなり揉めに揉めていたら
それを見かねた土地の有力者が火葬炉の火の調整の不手際よって起きたのが原因で
祟りではないという事情を説明して遺族に弔慰金を渡して騒動を収拾させた。だがその後・・・
土地の有力者は防空壕の傍にあの獣の魂を鎮める小さな塚をひっそりと祀っている。
地元民はそれを「鵺塚」と呼んだが、塚がダムに沈んだ後でも公でその話をする人はいなかった。
この話を父が亡くなる直前に聞かされ、私はよくある迷信の類と思い本気にはしていなかったが
父が他界し葬儀の最中にある事に気づいた。
父方の身内や親戚の葬儀で骨上げをした事が一度もない事を・・・。
711: 本当にあった怖い名無し 2012/12/20(木) 14:17:59.84 ID:oGs7FvnL0
不可解な体験・謎な話
96 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/12/18(火) 16:14:05.59 ID:s57WDnQg0 [1/3]
この間居酒屋で会社の同僚数人と飲んでたんだよ
掘りごたつ式になった座敷があって、衝立で他のグループと仕切られているような所だ
時間は9時頃で、それまで生ビールを大ジョッキ3杯にあと酎ハイをかなり飲んでたから、
もしかしたら酔っぱらって幻覚を見たのかもしれない
そこはあらかじめ断っておく
トイレに行こうとして通路で靴をはいたときに、
俺らの右隣で衝立越しに飲んでたやつらの様子がたまたま目に入ったんだが、なんか違和感がある
何だろうと思ってよく目をこらしてみたら、
テーブルの端に一人だけ色の濃い人がいて奇妙なことをやっている
濃い人、というのがうまく説明できないんだが、
そいつだけ回りの人や調度類よりくっきりはっきりしてて浮かび上がって見えるんだな
画像の加工をやったことがある人ならわかるかもしれないけど、
その人物の輪郭を指定して彩度を上げ、シャープをかけたような具合
712: 本当にあった怖い名無し 2012/12/20(木) 14:18:30.90 ID:oGs7FvnL0
97 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/12/18(火) 16:15:02.33 ID:s57WDnQg0 [2/3]
そいつはたぶん50代くらいの男性で、染めたと思われる黒々した髪を真ん中分けして、
最近はまったく見なくなった黒縁のメガネをかけている
服装はかなりくたびれて皺のよった濃紺のスーツ上下で
これも今時見ない黒の腕ぬきを両腕につけてるんだ
バラエティのギャグシーンに出てくる田舎の分校の先生といえば合点がいくだろうか
それから奇妙なことというのは、左のてのひらを広げて上に向けその上に懐紙が載ってて、
さらにその上で何か妙なものが動いている
15cmくらいの長さのミミズ、それも白っぽいカブトムシの幼虫のような色のミミズが
数匹のたくっていて、それを右手の箸でつまんでは、
隣の40過ぎくらいの茶色の背広のカッパハゲのサラリーマンの襟首から背中に落としている
そんなことをされたらたまらないと思うが、
サラリーマンはされるがままで、その男の行為自体気がついていないように見える
713: 本当にあった怖い名無し 2012/12/20(木) 14:21:01.53 ID:oGs7FvnL0
98 自分:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/12/18(火) 16:15:46.39 ID:s57WDnQg0 [3/3]
俺は1分ばかりもその様子をあっけにとられて見ていたが、
そのうち虫を入れている男と目が合った
すると男は箸を置いて人差し指を口の前にあて、
俺に向かって子供のやる「しーっ」のポーズをしてみせた
それでばつが悪くなって、俺はトイレに行ったが戻ってきてみると男はいなくなっていた
そのグループのテーブルを見ても、男のいた場所に料理の皿はなかったから、
マジにさっきのをほんとうに見たのか自分でも怪しくなってきた
俺らはその後二次会でカラオケに行き、
それでも終電に間に合うように11時過ぎには解散して、俺は皆と別れて最寄りの駅に行った
この界隈は飲み屋が多いんで、こんな時間でも乗客はそこそこいたが、
電車を待ってると、ホームのすぐ近くで騒ぎがあった
サラリーマンらしい男3人がもつれ合っているが、どうやら2人で1人の上着を引っ張ってるようだ
よく見るとさっき居酒屋で隣にいたグループに似ている
上着を引っ張られているのは、変な男に背中に虫を入れられていた男じゃないか・・ハゲ具合がそっくり・・
と思っているうちに快速がホームに走り込んできて、
上着を引っ張られていた男は全身の力をこめて両腕をぶんまわし、
2人の男を振り切ってその電車に飛び込んだ
779: 本当にあった怖い名無し 2012/12/27(木) 13:16:38.87 ID:wS/+3jG/0
釣りで遭遇した話 「バス回収箱」
たしか2007年の秋だったと思う。
悪友の亮(りょう)、亮のイトコの淳(じゅん)と滋賀県は琵琶湖にバス釣り(ブラックバス釣り)に行った時の話。
ある時、亮と近くのダムにバス釣りに行ったのだが全く釣れず帰りの車の中でリベンジの計画を練っていた。
そして亮の家に着く頃には琵琶湖遠征の話が組みあがっていた。
で、亮の家に着くとそう年の変わらない男がいた。
彼の名は淳、亮のイトコで俺らより一つ年下だそうだ。
俺らが次の土日に琵琶湖に行くことを知ると是非自分もと言ってきた。
断る理由も無いので一緒に行くことに、ただ亮は一瞬妙な顔をしたあと「ま、いっか」と・・・?
-ウンチク-
ブラックバスとは北アメリカ原産の外来魚でフィッシュイーター。
琵琶湖でも大繁殖して固有主絶滅の危機とかで何かと目の仇にされている。
ただモロコなど日本固有種の激減の理由は同じ外来魚のブルーギルの食害と護岸整備(公共事業)による産卵場所の激減よるところも大きい。
780: 本当にあった怖い名無し 2012/12/27(木) 13:18:23.25 ID:wS/+3jG/0
琵琶湖釣行当日、俺たちバサーの朝は早い。
午前二時に出発、午前三時頃に天王山トンネルを通過したときに
亮「なんか見えたか?」
淳「いや、特には・・」
俺「?」
なんだ今のやり取りは?
「なあなあ、今の何?何かあったん?」
「いや実はな、こいつ霊感がけっこう強いんよ」
「え、そうなん?」
「はぁ、実はそうなんす」
淳君は霊感があるいわゆる「見える人」ってやつらしい。
俺はなんだかワクワクしてきた。
「え、じゃあ今までどんなん見たことあるん?」
「そうっすねぇ・・・」
781: 本当にあった怖い名無し 2012/12/27(木) 13:20:00.63 ID:wS/+3jG/0
以下淳君が見てきたものの一部
・国道2号線のおばちゃんみたいな何か
・国道312号線の四足動物的な何か
・近所の桜の木にへばりついているカエルみたいな何か
・東京タワーで見た空飛ぶ巫女ぽい何か
・中古車センターの車に乗っている自縛霊一家
・落ちてた財布から禍々しいオーラ
・海で不知火
などなど
「ほー、けっこう見てるんやねぇ」
「まだまだこんなもんじゃないっすよ」
「で見えたらどう対処すんの?」
「基本はガン無視です。俺は見えるってだけで対処の仕方とか知らないっすから」
「ほんとに見えるだけなんだなぁ、でも本当に見えてるん?実は変な薬でも決めてるとかw」
「あははは、バレましたぁ?w」
そんなこんなで怪談とも言えない怪談話で盛り上がりつつ、俺らは目的の琵琶湖についた。
782: 本当にあった怖い名無し 2012/12/27(木) 13:22:01.60 ID:wS/+3jG/0
琵琶湖(南湖)についた俺ら、テンションは実に高かった。
実は俺らは琵琶湖初挑戦でその期待たるや半端なものではない。
琵琶湖なら50センチ60センチオーバーは当たり前!ルアーを投げれば即爆釣!
そんな勝手な妄想していたが現実は厳しい。
時刻はすでに正午を回っているがいまだに誰もバスを釣れず。意気消沈する三人。
昼食時にこれからどうしようかと小会議、もう少し車で北に移動して仕切りなおしということになった。
適当に車で北上し、適当に護岸駐車場に車を止め、地に降りた。
岸際を歩いて北上しつつロッド(竿)を振るも全く当たり無し。
そもそもこの季節は護岸付近は藻が大繁殖していてまともな釣りにならない。
次来るときはボートを調達しとかないとあかんかな・・と思いつつ俺らは歩いて北上を続ける。
783: 本当にあった怖い名無し 2012/12/27(木) 13:23:48.47 ID:wS/+3jG/0
「あ」
唐突に淳君が声を口に出す。
「なに、どうしたの?」
「おっとこれは、久々に何か見えたかぁ??」
淳君は一瞬動きが固まったてから
「うわ、これは・・・おおおお???」
一方向をマジマジと観察している。
「なんだよ、教えろよ」
「なーんか嘘くせえw」
「いやいや、まあまあ」
一通り観察終えてから淳君は
「あそこに箱があって、その周りで子供が三人遊んでるでしょう?」
「うんうん」「うんうん」
「あの周辺、何かがうようよいるんすよ」
「ブヨ(蚋)じゃね?」
「そんなんじゃなくて・・あ、あの箱から湧いて出てるのか・・」
「???」「???」
「もしかしたらデジカメに写るかも・・あ、駄目か、やっぱり写らないし」
よくわからないが俺らも試しに携帯で写真を撮ってみる。が、やはり何も写らない。
784: 本当にあった怖い名無し 2012/12/27(木) 13:26:11.56 ID:wS/+3jG/0
淳君が言うには地上50センチくらいのところまでで全長10センチから40センチくらいの何か分らない「群れ」が湧いているのだとか。
それは「箱」から湧き出し子供たちの足元をまとわり付いているとか。
「実害とかはありそう?」
「さあ?でも近づく気にはなれないっすね」
さらに観察、どうやら子供たちノベ竿で魚を釣っては生きたまま箱の中に捨てているらしい。
そして死んでいく様子を楽しんでるようだ。
暑い中、背中に冷たいものが走る・・
「何やってんだ、あいつら!?」
注意しようと前に出ようとするが淳君が立ちふさぐ。
「近づかない方がいいっすよ、憑かれちゃうかも」
「え、そうなの?」
「可能性高いっす。」
786: 本当にあった怖い名無し 2012/12/27(木) 13:37:30.24 ID:wS/+3jG/0
「あんたたち、あれが見えるんだ?」
唐突に声をかけられて思わず振り向くと女の人がいた。
ロッドを持っている、どうやら俺らと同じ釣り客のようだが・・
「あれはね、悪名高い『バス回収ボックス』。そして湧いてるのは魚だったものの残りかすみたいなものかな、よくわからないけど。
まあ大人が近づいてもどうってことは無さそうだけどね、でも百害あっても一利なしな存在だから近づかない方がいいよ。」
「あんた誰?」
「通りすがりの普通のバサーだよ。」
「あれ、止めなくていいんですか?」
そういってバス回収ボックスに魚を捨てて楽しむ子供たちを指差した。
「外来魚を箱に捨てるのは行政が決めたことなのよ、注意する理由なんてある?」
「でも・・」
なんか釈然としない。
「それにあの子達はもう手遅れだから。」
「手遅れ?」
「そう手遅れ。あの子達、思春期に入る頃には楽しんで人を殺せるくらい感性が変貌するでしょうね。きっといつか人を殺すわ。」
俺と亮は怪しい人を見る目で
「なんでそんなこと分るの?」
と問いかけた。
「さあ、なんでだろうね?持って生まれた才能としか言いようがないわ。」
その後少し話をして女の人は去っていった。もう少し詳しい話を聞きたかったが仕方が無い。
787: 本当にあった怖い名無し 2012/12/27(木) 13:39:00.66 ID:wS/+3jG/0
帰りの車の中は例の話で持ちきりだ。
女の人が言うには回収ボックスの形は問題がありすぎるとのこと。
あれは祭壇的な形であり生きたまま放り込まれる魚は生贄と変わらない、野良幽霊や野良神や野良妖怪のかっこうの住家になり力を増大させるらしい。
そして俺たちが見た回収ボックスの中にも得たいの知れない何かが巣くっていたらしい。
しかし琵琶湖周辺の全ての回収ボックスが同じ状況にあるというわけでは無いらしく、ほとんどは何も居ついていないのだとか。
まあ確かに外来魚のブラックバスやブルーギルを生贄に出されて喜ぶ日本の神やモノノケは少なさそうだ。
「ところであの女の人・・」
「ん?」
神妙な顔して淳君が語る。
「あの女の人、おっぱい大きいかったすね!」
場の空気をぶち壊す淳君、以後おっぱいの大きさと霊能力の関係について盛り上がりつつ俺らは帰った。
788: 本当にあった怖い名無し 2012/12/27(木) 13:40:34.65 ID:wS/+3jG/0
月日は流れ・・
それにしても気になるのは
「子供たちはもう手遅れ」
の言葉。
本当に手遅れなら2012年現在、あの子供たちももう中学生か高校生くらいのはずで殺人を犯しているかもしれない。
しかしながら琵琶湖周辺や滋賀県で重大な少年殺人事件の話は聞かない。
もしかしたらバレないように殺しているのか県外に引っ越して殺しているのかもしれないが。
まあ女の人の予言は外れたんだろうと今は楽観しているが。
おわり
809: 本当にあった怖い名無し 2012/12/30(日) 14:04:03.62 ID:ipGZwvA70
227 本当にあった怖い名無し sage 2012/12/12(水) 21:23:57.72 ID:I0ffIumY0
この間怖い体験をした
俺が住んでるアパートから200mほど離れたところに
大学病院へ行く道とちょっとした通りとが交差する十字路があって
そこは音の出る信号機がついてるんだけど、そこであった話
俺は大学生でその日は飲み会があってだいぶ遅くなった
深夜の2時を過ぎていたと思う
かなり酔っ払って一人でふらふらと歩いてその交差点まできた
ここいらは日中こそ病院への出入りで車通りがあるが
こんな時間だと人も通らずひっそりとしたところなんだ
交差点にだいぶ近づいたところで
だれか赤信号で待っていることに気づいた
あー世の中には律儀な人がいるな、車なんて通らないんだから赤でも渡りゃいいのに
と思いながら近づいていくと女の人
ただ不思議なのは今になって思い出そうとしても
女だったということを覚えているだけで年格好や服装の記憶がさっぱりないんだ
810: 本当にあった怖い名無し 2012/12/30(日) 14:04:22.97 ID:ipGZwvA70
228 本当にあった怖い名無し sage 2012/12/12(水) 21:24:28.82 ID:I0ffIumY0
ただその人が信号待ちしてるのに
俺だけ赤でも渡っていくのはちょっとやましい気がしてその人の後ろで立ち止まった
変質者とか思われても嫌だからけっこう離れて立っていたんだけど
その人は下を向いていて「くっ、くっ」というような声を出してる
これは笑ってるとは思えないんで、泣いてるのかもしれないと考えて
ますます嫌だなと思った
そこを行きすぎて遠回りして帰ろうかとまで思ったけど
そのとき信号が青に変わった
その人は歩き出し、「通りゃんせ」のメロディが流れてくる
俺もつられるようについて歩き出したんだけど
何となく違和感がある
んーあれ、この音楽って夜には鳴らないんじゃなかったっけ、と気がついたときには
道路を半分くらい渡っていて、その人は向こう側の歩道につくところだったんだけど
突然音楽がハウリングしたような割れた音に変わった
811: 本当にあった怖い名無し 2012/12/30(日) 14:04:38.71 ID:ipGZwvA70
229 本当にあった怖い名無し sage 2012/12/12(水) 21:25:08.72 ID:I0ffIumY0
ギュワギュワギョワという音の中で
その人の行く道にぼうっとにじむような感じで赤い鳥居が出現した
ええっと思った
そこは向こうの歩道のはずなんだけど
鳥居の中は真っ暗で遠くに小さな明かりがちらちらしている
なんだこれ、と呆然と見ていると
その人は鳥居の前で立ち止まって、こちらを振り向こうとするような仕草をした
振り向くかどうか迷っているように見えたけど結局振り向かずにその鳥居の中に入った
そしてその瞬間に鳥居は消えた
信号が変わろうとしていたので、急いで鳥居のあった場所までいってみたが
女の人の姿はどこにも見えないし、もちろん鳥居が立っていた跡もない
ただ赤っぽい小さなお守袋が下に落ちていたが、薄気味悪いんでもちろん拾わずに帰った
まあこれだけの話
その後、その交差点は何度も通っているがおかしなことはない
音楽はやっぱり午後の7時過ぎ以降には鳴らないということがわかっただけだった
818: 本当にあった怖い名無し 2013/01/04(金) 12:03:12.71 ID:YUBNkiIs0
何年か前に上野のビジネスホテルに泊まった時の話なんだけど‥‥
そのホテルに着いたのはもう深夜近くだった。
薄暗い廊下を係りの人に案内されて「こちらです。」と部屋の前まで来た時
全身に悪寒の様なものが走って『この部屋に入っちゃダメだ!』という想いも走った。
ちなみに、オレに霊感は皆無だ。
深夜だったし、係員はもうドアを開けて荷物を入れていたし、
今更部屋を変えて欲しいとは言い出せなかった。
それでやむなく部屋に入ろうとした、刹那、足先がピシピシピシっと、
入ってはならない領域に踏み込む音を立てた。もちろん音など聞こえない。
ドアは閉まった。
シャワーを浴びすぐにとこに入りまどろんだ頃‥‥壁から薄っすら声がする。
声はだんだん大きくなり、お経のようになった。
女だった。オレの首を絞めながら、真っ赤な口紅の口角を人間らしからぬ程に吊り上げ笑っていた。
金縛り‥ってやつ?体が動かない。
脳裏にさっき使った浴室が映る‥‥血染め!? 次に悲鳴!!
一階のフロントのざわつきに人々の只ならぬ往来の足音!!
‥‥そんな映像や音が終わった後、オレの首を絞めていた女は消えていた。
全身冷たい汗が滴ったが、再び浴室に行く気にはなれなかった。
眠れぬまま朝になり、オレは二階のその部屋を出た。
「ここで、女が自殺したのか?」とは聞けないまま、フロントの笑顔を背にした。
霊感が無いだけにかなりキツイ体験でした。。
828: 本当にあった怖い名無し 2013/01/05(土) 16:12:32.17 ID:WccFY/r20
後部座席の2人
10年くらい前の話だけど、母の職場に荷物届けに行った時のことを
職場の前に駐車場があるんだが、そこに止まっていた1台の車にふと目がいった
よくよく見てみると、後部座席にロングヘアの女性と金髪の若い男性が座っている
その二人を何となく眺めてたんだが、1分したところであれ?と思った
というのも、その日は8月だというのにエンジンの切れた車内で窓も開けずにいたことと、
二人とも前かがみの姿勢のまま微動だにせず固まっていたから
それに気づいた瞬間、「あ、これ生きてる人じゃない」と直感
ぞ~っとしてすぐに母の職場に逃げ込んだ
長いと言われたので分けます
829: 本当にあった怖い名無し 2013/01/05(土) 16:24:17.59 ID:WccFY/r20
>>828の続き
後日母から聞いたんだが、その車は母の同僚の車
私がその二人を目撃してから数日後、同僚がお守りを神社に貰いに行った
その際その車を運転していったらしいんだが、神主さん車を見るなり
「あー…。人、乗ってますね」と言われたんだって
私が見た2人に加え、助手席にも1人おじさんが乗ってたらしい(私は気づかなかった)
同僚、震え上がってその場で車のお祓いをしてもらったそうです
あと1回で終わる
830: 本当にあった怖い名無し 2013/01/05(土) 16:26:32.69 ID:WccFY/r20
>>829の続き
何で同僚が母に言ってきたかというと、母と同僚が外回りに行く際に同僚の車に決して乗ろうとしなかったから
母にも見えていたそうです(母はなぜかロングヘアの女性しか見えなかったそうだが)
お祓いした翌日に同僚が母に「ちょ、お前見えてただろ!!」と突っ込んできたそうでw
でも、同僚の車は中古ではなく新車だったんですよね
乗ってた3人も、同僚には全く心当たりがないそうで
曰くつきの中古車とかでもないのに、何であの人たちはあの車の中にいたのかな…と不思議でした
こま切れで読みにくいうえに、あんま怖くなくてごめんなさい
831: 本当にあった怖い名無し 2013/01/05(土) 22:55:06.35 ID:Jrim12AQ0
>>830
乙
新車だというのがリアリティがあって良かった
848: 本当にあった怖い名無し 2013/01/08(火) 01:06:09.36 ID:e5YzQOgd0
15、6年くらい前の話。ブルーの2tトラックがフロントガラスやサイドガラス、
窓という窓すべてに黒いビニール袋を目張りして、エンジンを付けっぱなしに
したまま駐車しているを見つけたんだ。
そこは山林を切り崩して住宅団地を作っているような場所で、人通りも
あまりない。たまたま山を越えて隣町に自転車で買い物に行く途中で
での出来事だった。
トラックの近くまで寄ってみると、尋常じゃない様子だった。おそらく
自殺じゃないかと思ったけど、怖くてすぐ逃げた。いまにして思えば
警察に通報しておけば良かったかもしれんが・・・
新聞もチェックしてみたけど、自殺体が発見されたという記事も
ついぞ発見できなかった。幽霊とかじゃないけどリアル怖い話だった。
870: 本当にあった怖い名無し 2013/01/16(水) 21:49:48.18 ID:gZ5xVJu90
「はーい!」
姉の話です。
姉は3年前に第二子を出産しました。なかなか二人目を授からなかったので、
妊娠したことを大変喜んでいました。
しかし生まれた子は心臓に重い病気を持っていて、大きな子供病院にすぐに転院。
そして手術をしましたが亡くなってしまいました。生まれてから3ヵ月ほどしか生きられませんでした。
お葬式も身内だけで執り行いました。
その後、少しずつですが姉も気を取り戻し始め
子供と一緒に話をしたり遊んだりと日常を過ごしていたそうです。
その日も子供と一緒にテレビを見ていたそうなんですが、子供がテレビも見ず一点だけを見据えていたので
声を掛けると 「○○(亡くなった子の名前)がいる!」と言ったそうです。
恐がりな姉は「お母さん恐がりだから、そんなこと言わないで」と言って、その話を打ち切ったらしいのですが
やはり気になって心の中で「ほんとに○○なの?」と問い掛けてみたら
いきなり目覚まし時計が「はーい!」と返事をしたんだそうです。
その目覚まし時計は、しゃべるタイプのものだったのですが、「はーい!」という言葉は設定されてないうえに
電池も入ってなかったそうです。 ありきたりな話ですが 聞いた時は恐かった。
871: 本当にあった怖い名無し 2013/01/16(水) 22:08:20.28 ID:Ays7GoRm0
哀しいお話
872: 本当にあった怖い名無し 2013/01/16(水) 22:27:12.84 ID:gZ5xVJu90
232 1/2 sage 2013/01/12(土) 11:21:58.03 ID:6FII2GLx0
うちの先祖(苗字違うから直系ではない)は、福島でこの前津波で墓や親類がごっそり逝ってしまった土地に代々いた
元は武家で、大名に仕えていたらしい
仮に○家とする
親類らは殆ど居なくなり、彼の地を離れていた傍系の人から聞いた
死ぬ前になると、白い着物の人が現れる
綺麗な女の人で、死ぬ人にしか見えないらしい
話を聞いた人の父親が病室で、しきりに「あれは誰だ?」と聞いていたそうだ
入り婿のその人は知らなかったらしいが、気づいた母親は泣き崩れたという
代々、その○家の(血脈よりも家系図みたい)人の死ぬ前に現れる女性で、必ず見た人は死んでいたらしい
女性は優しい笑顔で見守ってくれていたと、その人は言っていた
ところが津波の後から変な事に、その○家から嫁いだ別姓に変わった女性や、その子供達の前にも現れだしてる
しかもこの二年で十二人と、はっきり言って早いペースで人が亡くなってる
事故や病気もあるけど、原因不明や自殺もあった
873: 本当にあった怖い名無し 2013/01/16(水) 22:27:43.27 ID:gZ5xVJu90
233 2/2 sage 2013/01/12(土) 11:23:26.57 ID:6FII2GLx0
死ぬ間際に、皆が口を揃えて「白い着物の女性がいる」と言っている
通学、通勤、または家の中とか、場所は様々だけれど、女性は笑顔ではなく、冷たい表情らしい
実は一昨日、夜中に玄関のチャイムが鳴って、出ようとしたら誰もいないのに「やめよ」と手を引っ張られて、部屋ですっころんだ
焦りまくって、部屋を見たけど誰もいない
よく考えれば、真夜中でチャイムを鳴らす人などいない
足音が響くくらいな安普請だが、音もない
息を殺して、外の気配を伺っていたら、バンっとドアが叩かれた
ヤバいと思って、布団を被った
警察とか浮かばなかった
「大人しくしやれ」とまた近くで女の声が聞こえて、気づいたら気絶してた
で、昨日死ぬ間際に迎えに来る女性の話を思い出して、祖母様に聞いてみた結果、親族がバタバタ亡くなっている、女性の話を聞いた
それと先祖が妖怪退治をしたと言い伝えもあるそうだ
よくわからないけど、祖母様が泣き出したので一緒にお祓いに行く事になった
以上です
877: 本当にあった怖い名無し 2013/01/20(日) 17:08:27.41 ID:RqxXbBqI0
79 本当にあった怖い名無し sage 2013/01/08(火) 14:57:16.61 ID:RkLWWCD/0
頭良くなくて、デブなやつがいたとするでしょ。
そいつがもし、小学生で、大人が驚くほど歌が上手だったらどう育つと思う?
一つの例だけど。僕の場合、歌を拠り所にして、歌に人生賭けたいと思うほどの大人に育った。
高卒で、母と取引をして上京、上京に反対してる伯父を母にとめてもらって、実家の支援なしで突っ走ったよ。
高校時代からバイトして溜めた、三十万ぽっち握りしめてね。
不動産屋で実家に連絡とられると、伯父が出たら連れ戻したいなんて言われたりして。
それでもどうにか、事情を説明して母と連絡とってもらってさ。
で、実家の支援が受けられないから、どんな問題があってもいいから、安い部屋をって頼み込んで。
カプセルホテルで三週間くらいすごして、ようやくみつけたのが、すさまじいアパートだった。
場所は都庁が見えるとこ。渋谷区なんだけどね。ちょっと出たとこの通りからほんと都庁が見えるのね。
とりあえず、物件下見にいったときに、なんかものっすごい寒気したの。寒気。
当日はうららかな春の見本みたいな日だったのよ。その部屋日当たりもいいのよ。
つきそいの担当者はアパートの門の前で、鍵だけ渡してみてきてくれって始末。
郵便受け見ると、一階二階にそれぞれ三室あるはずなのに、埋まってるのは下だけ。
で、階段上る途中で、二階のどこかの部屋から、足音がきこえたような気がする。
とりあえず手近な扉からあけたら、なんか誰かいたような気がする。
部屋はいって即、となりの部屋との境となってる壁の四隅にね。
木製の板に見慣れない模様が刻まれてるようなのが、釘でうちつけられてるわけ。
で、全部の部屋みてまわっておりてきたら、丁度下の十人のくたびれたおばさまと鉢合わせ。
鍵もってる姿みて、担当者がいるのみて、挨拶もかわさないうちに。
「ひょっとして二階に住むの検討してるの?やめといたほうがいいわ。悪いこと言わないから」
なんてひそめもしない声で言って、ノシノシ歩いて行く。
「えーと、今のって二階に人が入ると、うるさくなるからってことですかね?」
「いえ、ご希望どおりに、問題がいろいろとあるかわりに家賃一万円のお部屋ですので」
878: 本当にあった怖い名無し 2013/01/20(日) 17:08:56.80 ID:RqxXbBqI0
81 本当にあった怖い名無し sage 2013/01/08(火) 14:57:46.99 ID:RkLWWCD/0
「ちなみに、おすすめってこのみっつのうちのどれですか」
「正直、どれもおすすめできません」
「僕の希望からいうと…どれも一万円でおすすめってことですよね」
「はい。敷金礼金も頂きません。大家さんからお礼をちょっと頂くだけです」
「…死んだりしませんか?」
「死んだっていう話はないですね。一週間ともたずに出ていったという話はいくつもあります」
「大家さんに、一ヶ月住むことができたら、その後九千円にまけてもらえませんかって交渉ありですか?」
「…九千円、ですか」
「はい」
「かけあってみます」
翌日、九千円でもいいという返事が不動産屋の担当から入って、ここに決めた。
この部屋、色々、すごかった。まず、住むために荷物をいれる途中、息苦しくなった。
ただし、僕じゃない。何も知らない配送業者の人が胸や首を、ほぼ全員しきりに触ってた。
で、みんながみんな壁の変な札っぽいものを見る。
あと、きがたってるのか、差し入れの弁当と飲料をわたそうと肩を叩くと、電動マッサージ機かっていうほど震え上がった。
初日の夜、寝ようと思っていると、押入れのあたりから気配を感じる。音とかじゃない。
絶対あのむこうにいやがるぜ!っていう感覚なのね。すんごい怖い。
でも、バイトしながら、芸能事務所にトレーニング料支払ってっていう生活を思うと、超安物件にどうしても入る必要があった。
もうあんまりにも怖くて、おばけなんてないさを寝るまでずっと歌ってた。
それから毎日、とにかく部屋にいるときは歌った。もうとにかく歌った。もちろん、曲目はおばけなんてないさ。
で、日本酒常備。100円ショップのやすぐいのみでお供え。
それとコメを毎日少量づつ、100円ショップの安皿の上に載せた。
879: 本当にあった怖い名無し 2013/01/20(日) 17:09:47.04 ID:RqxXbBqI0
82 本当にあった怖い名無し sage 2013/01/08(火) 15:00:22.12 ID:RkLWWCD/0
で、寝るのも楽じゃない中、現役プロも指導してるコーチの中で相性のよさそうな人を探す傍ら、飛び入りオーディション行脚。
あ、こういうのって、とにかくお願いしますって熱烈アピールして拝み倒すと受けさせてくれるのね。
情熱第一の職業だからさ。期間外でも受けさせてくれるのよ。ま、事務所の方針にもよるんだけどね。
ようやっと、おちつく先が決まった夜には、同居人(?)の分も豪勢な料理つくってふるまったな。
「これもあなたのおかげです。毎日が戦々恐々としてて培われた必死さが、いい事務所に所属できるきっかけとなりました。
今後共なにとぞごかごをお願いします。でもできれば、せめて就寝前から起床までは、どうかおとなしくしてください」
おもっきし祈った、誰もいない部屋の中で土下座もした。
奉納舞のかわりに奉納歌、やっぱり曲目はおばけなんてないさ。
いや、驚いたのはなにがってさ。ぴたっととまったんだよ。ピタッと。
あれ?ひょっとして?これってもしかして、効いた? ピコーンとひらめき。
お祀りすればあるいは!とおもって、ベニヤ板やらいろいろかいこんで、とりあえず箱っぽいもの完成。
神棚って油性マジックで書いて、その日からおそなえものはかかさずその箱の中にいれるようにした。
すると、嘘のように、昼間から感じる寒気もおさまった。
夏のある日、唐突に意識失って、気がつくと病院にいた。
したのおばさんいわく、天井から逆さに女が生えてきて、上を指さしたそうだ。
怖くなって部屋の外に退避しようとしたら、扉あけたとこにその女がたってて、やっぱり上を指差して消えた。
で、何がなんだかよくわからないけど、怖さが静まりかえった後、その仕草のことが気になってきたみたい。
とりあえず僕の名前を大声で読んでくれたらしいけど、こちとらバタンキュー。反応がない。
880: 本当にあった怖い名無し 2013/01/20(日) 17:11:24.58 ID:RqxXbBqI0
83 本当にあった怖い名無し sage 2013/01/08(火) 15:02:10.20 ID:RkLWWCD/0
だんだん、なんだか俺の事が心配になったってさ。
大家にきてもらって、鍵を開けて中に入ったら、僕が倒れてたそうだ。
病名、熱中症、危うく死ぬとこだったそうだよ。発見があと一時間遅かったらたすからなかったかもねと医者が言ってた。
一週間ほど入院してる間に、実家から見舞いにきた母にかくかくしかじかと言ってみたら
母は信心深い人だから、ちゃんとした神棚を用意すべきだと主張。
退院する日には振り込んでおいたというメールがきてた。
帰りがけに鳥居とかついた立派な神棚買って帰ったら、なんか設置してる間にわけもなく楽しくなってきて
思わず日本酒瓶ごとひっつかんで、酒盛り。ひょっとしたら、見えないだけで、一緒にどんちゃんやってたのかもしれない。
いやー皆現金なのね。おばけのおかげで僕が助かったーってなった途端、アパート住人二階に来るくる。神棚にお参りしていく。
で、ほどなく二階の残りの部屋にもちょっとずつ神棚設置。しばらくつかってみてといわれた一階住人がつかってみるも、問題なし。
僕がこのアパートにこしてから一年もしないうちに、残る2つの部屋も借りてがみつかって、めでたく満室。
大家さんから、すっごい感謝されて金一封いただいたんで、そのおかね全部お酒にかえてお神酒にあてた。
907: 本当にあった怖い名無し 2013/01/21(月) 22:39:27.90 ID:ewfpaIYz0
「右!左!」
俺も一つ。
小6の頃仲いい友達んちで遊んでて18時だし帰るかとなり一人家への道を辿ってた。
18時といえど冬だったしとても暗くてあまり人が通らないような道は通りたくなかったが用事があるのであえて近道だが人が通らない道を通った。
908: 本当にあった怖い名無し 2013/01/21(月) 22:41:26.38 ID:ewfpaIYz0
それが間違いだったのか「右だよ右!」と少し強めな感じの声が聞こえてきた。子どもっぽい声だったのでまだ遊んでるやついるのか~程度しか考えてなかったけどまた「右!右!」と聞こえてきた。少し不信に思い辺りを見渡す?
909: 本当にあった怖い名無し 2013/01/21(月) 22:45:21.08 ID:ewfpaIYz0
?じゃなくて。で。すみません~_~;
周りには誰もいなかった。暗い夜道に俺一人が自転車をこいでる。これは俺にいっているのか?俺はとりあえず道の右側に行ってみた。…なにも言われない。やはり俺に言ってないのかと思いホッとすると今度は「左!左!左!」と強めに言われた。
910: 本当にあった怖い名無し 2013/01/21(月) 22:47:43.52 ID:ewfpaIYz0
俺に言ってないぽいし、いーやと思い俺は謎の声の指示を無視した。すると「左行けよ!」俺に言っていたんだ。でも声しか知らんやつに命令されるのは気持ちがいいものではない。俺は無視を決め込んだ。
911: 本当にあった怖い名無し 2013/01/21(月) 22:49:56.44 ID:ewfpaIYz0
すると俺の行動が幸いしてなのか左側からトラックがブーっと凄いスピードで走り去って行った。俺はやつの声に集中しすぎてトラックの音に気付けていなかったらしい。すると謎の声は一言「あ~惜しかった~」と。
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