2. ピルトダウンマン
ピルトダウンマンは
古生物学の中で最も悪意のあるデマの1つで、デマだと発覚するまで半世紀かかりました。 ピルトダウンマンは、1912年にチャールズ・ドーソンによってサセックスのピルトダウンの砂利場で発見された、類人猿のような頭蓋骨です。
この発見は人類の進化を紐解くものとして賞賛されました。しかし、世界中で発見された化石が、ピルトダウンマンと合わないため、だんだん信憑性が疑われ始めます。1953年、
中世の頭蓋骨とオランウータンの顎骨、チンパンジーの歯から作られた偽物だったことが明らかになりました。
3. ミイラ化した妖精
2007年4月1日、
妖精の遺体がオンラインオークションに登場し、300ポンドで落札されました。売り手はロンドンのダン・ベインズ氏で、本物の妖精の遺体だと主張しました。妖精の遺体は、子どものような体に鳥のような中空骨を持ち、肌や髪、歯や翼がありました。
男性の話では、犬の散歩をしていた地元の人が発見し、遺体が本物であることも確認していると主張します。しかし、その後、遺体は偽物であること、偽物と知っててオークションに出したことをベインズは認めました。それにも関わらず、この妖精の存在を信じている人はいるそうです。
4. フィジーの人魚
フィジーの人魚の出所に関しては詳しくわかっていませんが、多くの説があります。一番有力なのは、
地元の芸術家によって作成され、その後、日本人漁師が手を加えて、西洋に渡ったというものです。世間に広めたとされるのは、サミュエル・バレット・エデスというアメリカ人船乗りです。
発見された人魚は、私たちがイメージする美しい人魚ではなく、
動物の毛、魚の鱗とむき出しの尖った鋭い歯がある平らな顔でした。エデスは旅行中に漁師から6000ドルで購入し、1822年にアメリカに伝えたそうです。残念ながらバーナム博物館が火事になった時に壊れてしまいました。
5. 賢いハンス
ハンスは、
複雑な計算ができて、カレンダーの日付を把握し、音楽を理解できるといわれた馬です。ハンスの所有者はヴィルヘルム・フォン・オーステンというアマチュアの馬の調教師で、ドイツ中にハンスを見せて回りました。
ハンスは足を使って、質問に答えました。
実際に複雑な計算はできませんでしたが、人間の微妙なボディーランゲージは把握していたそうです。
6. 火星のデマ
2003年10月、
火星が月よりも夜空に大きく見えるという噂が広がります。火星が地球に最も近づくことは事実でしたが、いろいろなことが誇張されていました。この噂はちょっと言い過ぎだったようです。
7. 永久に動き続ける機械
1812年、チャールズ・レドヘッファーがというアメリカ人発明者が、
永遠に運動を止めない装置を発明したと主張しました。これが正しければ、物理学の原理から外れるとても大変な発明です。
しかし、検察官の1人が発明品が偽物であることに気づきました。
発明品には別の部屋に続く弦が着いており、
別の部屋で男がハンドルを回していたのです。その後、機械は壊され、レドヘッファーも消えてしまいました。
8. タサダイ族
タサダイ族とは
石器時代以降、世界から孤立したまま、ジャングルの洞窟の中で生活しているとされた部族です。有名人や人類学者が
タサダイ族の洞窟を訪問するときは、マニュエル・エリザルデ・Jr.という男性にコンタクトを取ることが決められていました。
しかし、ある日オズワルド・アイデンというスイスのジャーナリストが部族を電撃訪問すると、彼らが
ジーンズやTシャツを着て生活しているところを発見してしまいます。
通訳を介して質問すると、
エリザルデからタバコとお金を見返りに洞窟に住んだことや石器時代の部族ではないことを認めたそうです。
9. 月で発見された生命
これは、
月面で生命が生活しているという発見で、1835年にThe Sunの新聞に取り上げられました。論文では、天文学者サー・ジョン・ハーシェルが喜望峰で新しい望遠鏡によって観測したというものです。
記事には、木々や川などの自然、バイソンやヤギなどの生態系、そして寺を建てるコウモリのような人間について書かれていました。最終的にこの記事はハーシェルの仲間によって書かれ、コウモリに似た人間は架空の存在だったことが明らかになりましたが、動機はわかっていないそうです。
10. ミステリーサークル
ミステリーサークルは、エイリアンが訪問してた際にできたものと多くの人は信じています。1600年代から田畑などに描かれたミステリーサークルが発見されるようになりました。
これらが果たしてエイリアンの証拠なのか、それとも誰かの創作によるものなのかは依然として議論の的になっています。
創作されたミステリーサークルで最も有名なのが、イギリスのダグ・バウワーとデイブ・チョーリーによって描かれたものです。この2人は
木の板とロープを使ったシンプルな道具でミステリーサークルの創作を明らかにしました。
11. スパゲティの木
1857年4月1日のエイプリルフールで、BBCは
スパゲティの木という嘘で国民を騙しました。嘘の内容は、スパゲティの木というものが存在し、スパゲティの木の枝をトマトソースの鍋に入れて作るといったものです。
当時、スパゲティはイギリスでそれほど知られておらず、スパゲティの木に関して、視聴者は食いつきました。
たくさん視聴者からスパゲティの木に関する質問がテレビ局に寄せられたそうです。
12. エイリアンの解剖
90年代初頭、
エイリアンと思われる生命体を解剖する白黒フィルムが出回ります。この映像は、ニューメキシコ州ロズウェル付近で墜落した円盤から回収された検体を使った、1947年に行われた実験だと言われていました。
映像では、手術台に横たわる右脚に重傷を負ったエイリアンと防護服を着た医師が写っています。しかし、2006年レイ・サンティリが、ビデオは偽物であることを認め、自分が撮影したことを認めました。
13. 世界大戦
HGウェルズがオリジナルラジオ放送War of the worldで、大衆を多変なパニックに導いたデマを流しました。内容は、1938年に
緑色の小さなエイリアンが地球にやってきて、女性を連れ去ったり、金を盗んだりし、暴動や自殺などを引き起こすというものです。
大衆はパニックになり、ウェルズとラジオ局に対する訴訟がいくつかあったそうですが、1つを除いて棄却されました。
火星に逃げるための靴を購入した男性の主張だけは認められ、ウェルズが代金を支払ったと言われています。
14. コティングリーの妖精
コティングリーの妖精は、歴史上、
最も有名なデマの1つかもしれません。2人の若い女の子が、庭で妖精と遊んでいる5枚の写真によって、多くの人が妖精の存在を確信しました。
しかし、1983年、年配女性となったエルシー・ライトとフランシス・グリフィスが写真は偽物であり、
子ども向けの本からイラストを使用したことを認めたのです。5枚の写真のうち4枚に関しては、2人とも偽物だと認めていますが、1枚に関しては2人の意見は食い違っています。
巧妙にできたデマもありました。信じたくなる気持ちはわかりますが、なんでも信じちゃいけないですね。
via:WhatCulture
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