2. ゾディアック・キラー
ゾディアック・キラーは、1960年後半から1970年代に、アメリカの北カルフォルニアで起こった連続殺人事件です。犯人はマスコミに手紙や暗号文を送り、大衆を混乱に陥れました。メッセージを解読した歴史学者によって、
殺人の目的は来世の奴隷を集めるためだと明らかになっています。犯人は37人の殺害を主張していますが、警察が把握しているのは、5人の殺害と2人の負傷者です。ゾディアック・キラーを描いた映画や本も多数出ています。
3. アルファベット殺人
(Credit:Killers Without Conscience)
1970年代、ニューヨーク州ロチェスター周辺で、3人の女の子が強姦され、絞殺される事件が起こりました。3件の事件には、殺害の手口の他に共通点があり、
全盲の女の子たちが狙われています。また、
被害者の名前の頭文字に沿って遺体は遺棄されました。
カルメン・コリンはCで始まるチャーチ・ビル、ミッシェル・マエンツァはMのマセドニア、ワンダ・ウォーコウィッチはWのウェブスターで発見されています。カルフォルニアで類似した事件が起こり、ジョセフ・ナソという男が逮捕されましたが、現場に残っていたDNAとは一致していません。
4. ハイウェイ・オブ・ティアーズ殺人事件
ハイウェイ・オブ・ティアーズ事件は、カナダのブリティッシュコロンビア州の高速道路で、1969年から現在までに、
16人〜40人の若い女性が殺害されている事件です。
被害者の人数が多いため、犯人は複数であると推測されています。
犠牲者の多くは先住民の女性で、地元の人々は人種差別が殺害の原因だと主張しました。
カナダの連続殺人鬼コディ・レーゲボコフは、この一連の事件のうちの1件で有罪判決を受けています。また、カナダ警察はアメリカの
殺人鬼ボビー・ジャック・ファウラーがこの事件の10人から20人の殺害に関わっていると疑っているそうです。
5. フリーウェイ・ファントム
1971年、ワシントンDCの北東部近郊で、10歳から18歳までの6人の黒人女性が、1年半の間に殺害されました。犠牲者たちは家に帰る途中に誘拐され、絞殺された後、高速道路に遺棄されています。
5番目の犠牲者が発見された時、現場にメモが残されていました。メモには、
警察に対する挑戦的なメッセージが書かれており、
フリーウェイ・ファントムと署名がされていました。
6. ロングアイランド連続殺人鬼
ロングアイランド連続殺人はニューヨーク州ロングアイランドで、1996年から2010年頃までに、
少なくとも10人の女性が殺害され、オーシャンパークウェイで遺棄された事件です。
犠牲者の多くは娼婦で、アメリカのコミュニティサイト「クレイグリスト」を使用していました。犯人はクレイグリストを通して犠牲者と知り合ったとされているため、
クレイグリストの切り裂き魔としても知られています。
2人の容疑者のうちの1人は、サフォーク郡の元警察署長で、事件の調査中にFBIの捜査を妨害したことが明らかになりました。捜査妨害で有罪判決になっていますが、殺害に関しては起訴されていません。
7. コロニアルパークウェイ・キラー
(Credit:HISTORIC MYSTERIES)
1980年代後半、4組のカップルがバージニア州コロニアル・パークウェイで殺害された事件がおこりました。
3組のカップルが遺体で発見されており、4組目も亡くなっていると推測されています。
行方不明の数日後に、3組のカップルと4台の車は見つかっていますが、性的暴行や強盗の痕跡はないそうです。現在も調査中の事件ですが、殺人者に関しては警察官の犯行を疑う声もあると言われています。
8. サーバントガール・アナイアレイター
1884年、テキサス州オースティンをおぞましい事件が襲いました。
7人の女性と1人の男性が斧で惨殺され、6人の女性と2人の男性が襲われています。一年弱続いたこの事件は、サーバントガール・アナイアレイターと呼ばれています。
事件は真夜中に起こっており、犯人は惨殺する前、犠牲者を屋外に引きずり出していたようです。
400人以上の男性が容疑者として尋問を受けたそうですが、起訴になった人は誰1人としていないそうです。
9. 聖書のジョン
1960年後半、スコットランドのグラスゴーで
25歳〜32歳までの3人の女性が殺害されました。犠牲者たちは、バローランド・ボールルームとして知られているイベント会場を出た後、強姦、殺害されています。
女性たちは失踪前、男と一緒に会場を去るところが目撃されていました。犯人と思われる男が聖書を引き合いに出していたと目撃者が主張したことから、犯人は
聖書のジョンと呼ばれています。聖書のジョンはいまだに逮捕されていません。
10. クリーブランド胴体殺人
クリーブランド胴体殺人は
1935年から1938年に起きた12人の男女が惨殺された事件です。
犠牲者は斬首されており、キングズベリー・ランで知られるクリーブランドの貧困地区に遺棄されました。正式な犠牲者の人数は12人としていますが、推定で20人と言われています。
1935年9月23日、最初の被害者とされるエドワード・アンドラッシーともう1人の男性の遺体が発見されました。遺体は頭部が切断されていまたそうです。犯人は貧困層を狙ったため、犠牲者の多くの身元は不明です。
当局は、フランシス・E・スウィーニー博士を犯人であると疑いましたが、有罪にする十分な証拠がありませんでした。別の容疑者の男性も上がりましたが、警察の拘留中に亡くなり、
事件は謎のままとなっています。
こんなにも世の中から注目され、大胆な犯行が多いにも関わらず、犯人は捕まっていないようです。
今回紹介した事件に限ったことではありませんが、凶悪な犯人が野放しになっていると思うとゾッとしますね。
via: THE LINEUP
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