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    美しきミイラ『トーロンマン』他 湿地で眠り続けた7体のミイラたち

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    湿地遺体という言葉を聞いたことはあるでしょうか。湿地に放置された遺体が環境によってミイラ化したもので、処刑された犯罪者や生贄になった犠牲者が多いようです。今回は、湿地で発見された謎多き7体の遺体を紹介します。


    1. ヴィンデビーのミイラ(ドイツ)

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    1952年、ドイツ・ヴィンデビーの湿地で、農民が作業中に遺体を見つけました。当初、遺体は14歳の少女であると考えられ、ヴィンデビーの少女と呼ばれていいたそうです。その後、付近の湿地で、別の中年男性の遺体が発見されます。

    歴史家によると、処刑した遺体を沼に放置する習慣がゲルマン民族にあったため、見つかった2人の遺体は、不倫で罰せられたカップルだと考えられました。しかし、遺体には罰せられてたような跡がなく、栄養失調の状態だったため、この説は疑われるようになります。

    また、2007年に行われたDNA鑑定から、14歳の少女と考えられていた遺体が男性である可能性があることや、2人の年齢に300歳差があることが明らかになりました。現在はドイツの博物館に所蔵されています。





    2. ボクステンマン(スウェーデン)

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    1936年にスウェーデンのベックシュタインの湿地で、約700年前の男性の遺体が見つかります。遺体は、頭を3回殴打され、浮き上がらないために3本の木の棒で突き刺されたうえで、湿地に投げ込まれていました。この遺体は長髪で、身なりの良い服装をしていたため、社会的地位が高い人物だといわれています。

    男性は、30歳から35歳くらいで、ハンマーなどで頭部を殴られていました。男性が殺害された理由は、兵士を募集していたから、徴税人だったから等と言われているそうです。現在はスウェーデンの博物館に復元されたものが展示されています。



    3. エリング・ウーマン(デンマーク)

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    エリング・ウーマンは、1938年にデンマークで発見されました。農家が湿原で見つけ、発見当初は動物の死骸だと思われていたそうです。遺体の下半身は良い保存状態で発見されましたが、上半身の状態は良くありませんでした。

    1970年代の調査で、紀元前4世紀から2世紀の間に生存した25歳くらい女性であると明らかになっています。体はマントで覆われており、特徴的な髪型をしていました。遺体の首には致命傷となった絞殺された跡が残っていたようです。この遺体が犯罪者なのか犠牲者なのかはまだ判明していません。



    4. ムーラの謎(ドイツ)

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    2000年、ドイツの湿地で使用していた収穫機から、人骨と組織の破片が発見されました。測定から、2500年以上前の、16歳から19歳の女性であることが判明します。女性が沼地で何をしていたのかは不明ですが、薬として使用される中有毒性のあるビルベリーを集めていたと言われています。
    研究者の中には、女性が魔女だったのではないかと主張している人もいます。

    その後の科学的な分析により、女性は栄養失調で、脊椎に問題を抱えていたことがわかりました。女性の手はミイラ化していましたが、他の部分は白骨化していたそうです。

    女性の葬儀が行われた形跡がないため、湿地に入った時は生きていたのかもしれません。現在、遺体はドイツのハンブルク・エッペンドルフ大学の法医学研究所に保管されています。



    5. トーロンマン(デンマーク)

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    1950年にデンマークの2人の兄弟が、紀元前4世紀のミイラ化した40歳くらいの男性の遺体を見つけました。この遺体はトーロンマンと呼ばれています。男性は神への犠牲として絞首刑にされ、2000年以上に渡って、湿原の中で保存されていたようです。

    男性は、眠っているようなとても穏やかな表情をしています。最後の食事は40種類の種子や穀物でできたお粥だったそうです。

    目や口が閉じられて眠っているような姿勢だったことから、遺体が丁寧に扱われていたと考えられています。このことから、男性は犯罪者ではなく生贄にされたと考えられています。現在、トーロンマンはシルケボー美術館の特別室にあります。



    6. オスタービー・マン(ドイツ)

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    1948年にドイツのオスタービーで頭部が発見されました。この遺体はオスタービー・マンオスタービー・ヘッドと呼ばれています。頭部の保存状態は良く、古代ゲルマン人の間で流行ったスービアンノットという髪型をしていました。

    この男性が処刑されたのかは謎ですが、遺体には暴力的な痕跡が残っています。左のこめかみは粉々で、破片が脳に埋め込まれていたそうです。死亡時、男性の年齢は50歳から60歳でした。男性はスエビ族で、高い地位にあった人物だと考えられています。

    名誉で犠牲になったという一方で、尊敬を失うようなことをして処刑されたという見方もあるそうです。



    7. グラウベールマン(デンマーク)

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    1952年、デンマーク・グラウベール付近の湿地で遺体が発見されました。この遺体はグラウベールマンと呼ばれ、紀元前310年から55年の間に生存していた男性だとわかっています。発見された時、遺体は裸で所持品はなかったそうです。

    また、グラウベールマンは赤い髪でしたが、地毛ではなく沼地によって変色したとされています。死亡時、男性は約30歳、身長は1.75メートルで、男性の手と指から判断すると、肉体労働者ではなかったようです。

    胃の内容物から、最後にトウモロコシと60種類のハーブのお粥のほか、有毒の植物も食べていたことが判明しています。この毒によって、男性は痙攣や幻覚などの症状に苦しめられたのではないかと考えられています。

    男性が悪霊に取り憑かれたと勘違いし、隣人が男性の喉を描き切って殺害したと言われています。他にも、男性は処刑された犯罪者である説や生贄だったという説もあるようです。現在は、モースゴー先史博物館に展示されています。








    謎が多い不思議な遺体の数々でした。世界にはまだ発見されていない湿地遺体が眠っているかもしれません。


    via: ANCIENT ORIGINS

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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2019年05月10日 21:23 ID:6HZmjhAF0*
    干からびたり骨になってんのに髪の毛フサフサしてんのが不思議
    2  不思議な名無しさん :2019年05月10日 21:48 ID:vTMnEq4U0*
    ドイツ人の死因への妄想がすごいな
    3  不思議な名無しさん :2019年05月10日 21:54 ID:SqBuRG8Q0*
    髪の毛なんで残ってるの?
    4  不思議な名無しさん :2019年05月10日 22:19 ID:UKqiUFLr0*
    湿地って保存に何でいいの?
    5  不思議な名無しさん :2019年05月10日 22:22 ID:498C2u9A0*
    3のデンマークのミイラは状態が良いのかな?
    どこをどう見ればいいのかパーツが全く分からない。
    6  不思議な名無しさん :2019年05月10日 22:36 ID:dY4LDTYT0*
    泥炭地は空気を通さないからバクテリアも繁殖しにくく腐敗せず状態の良いミイラになるとか何とか…記憶が定かじゃないけどな
    7  不思議な名無しさん :2019年05月10日 22:45 ID:Es2j1wde0*
     グラウベールマン、“穀物”の意味でつかわれたcornを現在その主な意味でつかわれている“トウモロコシ”に訳したの、かな? 紀元前の遺体から新大陸の作物。
     原文に目を通しているからこその誤訳ぽく、逆に好感。
    8  不思議な名無しさん :2019年05月10日 22:47 ID:7m8uBQyx0*
    >>4
    泥に水分が多くて空気が殆ど無いから微生物の類は繁殖出来ない
    だから分解が進まないし泥だから当然光も通さないので
    遺体が乾燥せず保湿されてほぼそのままの状態で沈殿するそうな
    9  不思議な名無しさん :2019年05月10日 23:29 ID:Wpe6XXj50*
    すでに突っ込まれているが、7の「トウモロコシ」は誤訳だわな。
    米大陸原産のとうもろこしがこの時代の欧州にあるわけがない。
    cornには穀物全般、雑穀、などの意味(本来の意味)もあるからそっちだろうね。
    にしても、欧州は気温低いから泥炭湿地でミイラが保存されやすいんよね。
    日本だと、湿地の中でも微生物が落ち葉や草と一緒に身体を分解してしまう。
    10  不思議な名無しさん :2019年05月11日 00:11 ID:TegF253h0*
    ディベートがめっちゃ得意なのかな
    11  不思議な名無しさん :2019年05月11日 00:29 ID:VafimtQz0*
    アイスマンとかツタンカーメンは発見者が不慮の死をなんとか、って散々話題にしてるのに、このミイラは平気なんだねw
    12  不思議な名無しさん :2019年05月11日 03:19 ID:RrlRdpnT0*
    40種類のハーブのお粥てめちゃ美味しそう
    13  不思議な名無しさん :2019年05月11日 04:08 ID:hFODDix.0*
    見つかった遺体がなんとなく身分が高そうなのが気になる。
    14  不思議な名無しさん :2019年05月11日 11:49 ID:TPsuYfsH0*
    ※13
    ゲルマン人の古書に、王様に飢饉の責任をとらせるため生贄にする話が出てくるから、身分が高くても油断はできないね
    15  不思議な名無しさん :2019年05月11日 20:42 ID:gyDJ2eLH0*
    髪の毛や爪が残るのは分解されにくいタンパク質でできてるからやで
    16  不思議な名無しさん :2019年05月11日 23:01 ID:GFpdXDRp0*
    やっぱり身分の高い人って反乱と背中合わせなんやなって
    そういえば最近もお茶の おや誰か来たようだ
    17  不思議な名無しさん :2019年05月19日 18:27 ID:wB..LvQl0*
    生贄になったならなんの生贄にされたのかまで知りたい。

     
     
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