735: 本当にあった怖い名無し 2005/04/05(火) 03:34:14 ID:iElp/D2E0
お犬様伝説の地
2001年の秋、ある山中での体験です
どんな目的でそこへ行ったのかは記憶にありません。(今思うと茸を探していたのかも知れません)
車道脇に車を止め友人の滝沢君と2人で山頂の方向へ向かう林道(獣道かも知れません)を小1時間歩き、見晴らしの良い場所で煙草を吸い始めました。
時刻は正午を10分ほど過ぎたところです。
何気なく谷を挟んだ反対側の尾根から30メートルほど下を犬が歩いているのが見えました。
私自身、犬の種類についてはよく知りませんが、どちらかと言うと和犬だったと思います。
やがて木に隠れて犬は見えなくなり、2人は煙草を消して立ち上がりました。
15分くらい歩いた後、肌寒くなってきたので車に戻ることにしました。
車まであと10分くらいの場所で滝沢君が変なことを言ったのです。
「あの犬やけに大きくなかったか?」
「向こうの山まで500m以上あったよな」
「あんなに大きく見えたってことは、3m以上の大きさだろ」
・・・・・・お犬様伝説の地 での不思議な出来事です。
738: 本当にあった怖い名無し 2005/04/05(火) 09:35:56 ID:49p9SBvq0
>>735
真っ白で背中に人乗ってなかったか? その犬
749: 735 2005/04/05(火) 18:43:55 ID:iElp/D2E0
私自身は5メートルくらいあったように感じていましたが、言い出せませんでした。
もう一つ書いておきますね。
下りてきた二人
これは1987年の2月末から3月にかけての山行での話です。
中央線沿線の山に登る人にはポピュラーな23:50(うろ憶えです)新宿発の各停に乗り塩山で下車、少しの距離をタクシーに乗りある山の登山口に着きました。
明るくなると同時に山に入り、30分くらいしか歩いていない地点でのことでした。
まだ薄暗いなか、2名の下りて来た人を見て私たち3人は凍りつきます。
堅牢な登山靴・ツーイードらしいニッカ・その下から覗く赤いソックス・チェックのネルシャツという真冬にしては少し軽装備ではありましたが、彼等の服装は山中で違和感のないものでした。
しかし彼等2人は自分の首(と思われる・あるべき場所に首はなし)を小脇に抱えて歩いているのです。
何秒か後には私たちに見向きもせず(もっとも見向く顔がありませんが)、私たちの横をしっかりとした足どりで通り過ぎて行きました。
リーダーの「振り向くな!」の声を無視して彼らの後姿を見てみると、彼等は少し前に流行ったフレーム付きのザックを背負っていまいた。
脇の下から覗く首には(胴体と繋がっていたであろう部分の意味での首・顔の部分は多分下向きに抱えていました)出血はありませんでした。
私は、彼等が木々の間に隠れて見えなくなるまで、何の感情も無く見送っていたのを憶えています。
雪(風花かも)が少しだけ舞っていました。
795: 本当にあった怖い名無し 2005/04/08(金) 03:57:22 ID:680HZ92m0
舞茸
>>749の何年か前の大菩薩嶺(峠)山行のお話です。
我々4名は裂石登山口から2時間ほど歩いた見晴らしの良い場所を選んで小休止をとりました。
湯を沸かしお茶を淹れていると、シクシクというような女性の泣き声のようなものが藪の中から聞こえてきます。
嫌な感じがしたのですが、放って行くわけにはいきませんので、藪の中を探すことにしました。
声が聞こえる範囲ですから4人で手分けすれば5分とかかりません。
数分の後、リーダーの合図で捜索を打ち切り出発することにしたのですが、Bが戻ってこないのです。
先ほど藪に入ってから10分と経っていませんから、どこかで雉でも撃っているんだろうということになり、もう少し待つことにしましたが30分経っても戻りません。
さすがに心配になって辺りを探したのですが、全然見つからないのです。
2時間以上経過し、さすが焦り始めたころリーダーがBを見つけました。
驚くことに彼は80cm以上ある舞茸(きのこ)を背負って登山道を下りてきたのです。
Bは一通り皆に謝った後、奇妙なことを語り始めました。
続く
796: 本当にあった怖い名無し 2005/04/08(金) 03:59:03 ID:680HZ92m0
B:藪に入ってすぐ声の主(20代女性)を見つけて声を掛けたんだよ。
5分ほどの場所で連れが怪我をしているということなので助けに行たんだ。
途中直径15cmほどの細い木が道を塞いでいた。
邪魔だとは感じなかったけど、女に請われるままその木をどけると彼女はある方向を指差して
「ありがとうございましたこちらへお帰りください」と言ったんだ。
怪我をした連れは何処か?と訊ねても「もう大丈夫ですから」って、少し頭にきて問い詰めたら、
彼女はさっき指差した方角へどんどん歩いて行くんだよ。
何しろ足が速くて追いつけないんだけど、10mくらい離れるとこっちを向いて待っているんだ。
結構歩いたあとに彼女は振り返って「本当にお世話になりました、お礼にこれをお持ちください」
といってこの舞茸を指差して消えちゃったんだ。
そして登山道へ戻って気が付いたら2時間も経っていたんだ。
それにしても、あいつなんだったんだろう???
木をどけた行為にどんな意味があるのかは私たちにはわかりません。
予定していた山行をあきらめて私たちは帰途につきました。
今のように舞茸が人工栽培できない時代でしたので、20kg近い天然舞茸はとても貴重品でした。
無駄になってしまった4人分の旅費以上の金額で売れたことを最後に付け加えておきます。
797: 本当にあった怖い名無し 2005/04/08(金) 05:01:50 ID:OvNmAYUPO
>>795-796GJ
舞茸は見つけた人が喜んで小躍りするから舞茸というんだっけ。
今でも天然の舞茸は貴重ですよね。いいなぁ。
798: 本当にあった怖い名無し 2005/04/08(金) 06:37:16 ID:cOeIKfZLO
その女性に見えたものが触れない
ものが木の姿を借りて道を塞いでいたんでしょうか
そして帰るに帰れずみたいな
716: sage 2005/04/04(月) 17:54:47 ID:REDIqZQA0
頭のない人
ここは良いスレですね。
少しながいですけど、私も話を、、、。
子供のころ住んでいた家は集落の一番はずれで裏は里山でした。
家から100m程離れた所に数本のクヌギの木があり、毎年夏にはたくさんのカブトムシを採ってました。
20km程はなれたS市のペットショップにもっていくとオス30円、メス10円で売れ毎年2万円位稼げましたので
それは夢中で朝早くから夜遅くまで採りまくってました。
ただ夜の山は不気味なので、当時小学生だった二歳下の弟を連れていくのですが、
毎回異常に恐がりまして
「頭の無い人が歩いてるから嫌だ、なんでにいちゃんにはわからないのか」
ええ、今でも弟はすごく霊感が強いのです。
「そんなもんいるか、あれは何かの動物が歩いているの、こんど売ったら前から
ほしがっていた釣り竿買ってやるからいくぞ」
ぶんなぐってでも連れていきました、やはり怖かったので。
ただ、なまくらな私にも聞こえてはいたんです、ざく、ざく、と熊笹を掻き分けるまぎれもない、
2足歩行でしかない音は、、、。
続く
717: sage 2005/04/04(月) 17:55:42 ID:REDIqZQA0
ある夜、行く行かないで兄弟ゲンカしていると、仲裁に入った母親から
「おばけなんていないから、今日は母ちゃんが一緒にいくからケンカやめなさい」
三人で山へ行き、さあ捕まえようとすると、やはりざく、ざくと歩く音がするのです。
「ほらね」と弟。
「帰るよ」と母親の一言。
家に帰ると母が江戸時代に近所で侍同士が争って死人がでたと母親の爺さんからきいたことがある、
また、近所の何軒かが、家の周りを夜中に誰かが歩き回るとの理由で家を捨てたことを聞かされました。
そして夜には二度と山へ入らないよういわれたのです。
それでも親の目を盗んでちょくちょく山へいきました。
えたいのしれない足音よりも目の前の現金(カブト虫)が大事でしたから。
ある日出稼ぎから帰った親父が話を聞くと、クヌギの木を根こそぎ切り倒しました。
その日以来、貧乏で暇な普通の中学生の夏休みでした。
今でも親戚の家があるのでそこにいくことがありますが
昼でも何とも言えず陰気な所で我が事ながら、よくもまあ夜にいけたものだと思います。
721: 本当にあった怖い名無し 2005/04/04(月) 19:09:24 ID:7CcDm8fq0
おばあさん
山奥の小学生だった頃の話
初夏の暑い日だったと思う。
隣の村の親戚に行く山道の途中だった。
トンネルを抜ける道路はあるけど、徒歩だとこちらを使うのだ。
峠を越えて少し下ったところに、湧き水を飲める場所がある。
そこで、手作りの小さなベンチに腰掛けて休んでいた
すると一人のお婆さんが現れた。
今となってはどんな格好か思い出せないが、普通の人だったように思う。
「あんたはどこに行くんかな?」「一人で大変じゃなぁ。」
とかいろいろ話しかけてきたように思う。
そのうち
「パンがあるけえ、ひとつ食べんさいや。」
と言ってアンパンを取り出し、差し出した。
自分は
(なんだアンパンか)と少しがっかりしたのと
おなかもすいていなかったので、いらないと断った。
すると、お婆さん、明るく振舞う感じで
「やっぱり、婆の出すもんじゃ食べとうなあよね。
(食べたくないよね)。」
小学生だった私は、一瞬答えに詰まって下を向いてしまった。
(もしかして家で、孫にでもそんなことを言われたのかなぁ。悪いことをしたかな。)
そんな思いが頭を駆け巡った。
(でも食べたくないしな、、、、)
思い悩んだ挙句、何とか言いつくろおうと思って顔を上げた。
722: 本当にあった怖い名無し 2005/04/04(月) 19:10:50 ID:7CcDm8fq0
しかし、隣には誰もいなかった。
一瞬、何が起きたかわからなかった。
別れも告げずに行ってしまうとは思えないし、、、、。
一人っきりの木陰のベンチに涼しい風が吹いていた。
帰ってから母親にそのことを話した。
「不思議だねぇ。でも気持ちは伝わったじゃろうから、ええんよ。」
すごい山奥の育ちなせいか、にっこり笑ってそう答えた。
723: カフカ 2005/04/04(月) 21:41:20 ID:GW+HTtYU0
八大竜王の光
いいスレですね。僕も何か語ろう。。
去年の秋の話。
うちの裏に御嶽山っていう100mくらいの山がある。山頂に御嶽社があり、200年ほど昔に偉い験者が木曽御嶽から分霊して開山したからこういう名前なのだそうだ。
とても暇だった僕は、天気がよかったのでこの山の探索をすることにした。
旧参道から鬱蒼とした山の中に入ると、両脇には無数の石碑、石碑、石碑…どうやら神道系の墓らしい。
森の中に石碑が混ざっており、まるで廃墟のような雰囲気だ。
時々龍の形をした石像や、延命地蔵や不動明王像なんかもある。
途中ひときわ眼を引いたのは3m程の大きさの天狗像だった。ここまでくると正直怖い。
それでも山に入る人は結構いるらしく、花や線香がお供えされた石碑も多い。
さらに道を外れて奥の方に進むと、わりと新しい感じの像があった。
剣に龍がまきついてるというデザインで、八大竜王と書いてある。
山奥なので当然暗いんだけど像の後ろの蝋燭立てから光が漏れていて、その周辺だけぼんやりと明るい。
なんとなく手を合わせてると、道なりに行く方向から水の音が聞こえてきた。
行ってるみとそこにはやたらと透き通った小さな池があった。湧き水でもあるのだろう、葉っぱが少し浮いてるだけで水が全く汚れていない。
傍目には生きてるのか死んでるのか分からない速度で大きな鯉が泳いでいる。
池の横に、潰れた小さな社があった。社の前には白い蛇の置物が置いてある。
時が止まったような場所だなぁ、と思った。
それでさ、帰る時「八大竜王」の石像の前を通ったんだけど、さっきと違って明かりがなかったのね。
気になって像の後ろの蝋燭立て見たら、蝋燭なんて一本も立ってなかった。
火が消えただけなら蝋燭はあるはずだし、全部燃え尽きちゃったとしても燃えカスは残る…はず。
って事はさっき見た光って?
びくびくしながら帰りました(笑
754: 全裸隊 ◆CH99uyNUDE 2005/04/05(火) 21:18:18 ID:11bI3o160
ロープウェイの男女
ロープウェイなど、普段なら使わない俺だが、時には高みから谷間や峰を見下ろしたい気分になる。
時季はずれということもあり、ロープウェイには俺の他に、夫婦らしい男女が二人乗っているだけだった。
晴れてはいたが一部に雲があり、行程の半ばあたりまで来た頃、その雲の中にいた。
一番景色がよさそうな場所で雲にぶつかるとは、ついてない。
やれやれと息をつき、ザックのポケットから携行食の小さなチョコレートを出し、口に放り込んだ。
755: 全裸隊 ◆CH99uyNUDE 2005/04/05(火) 21:19:14 ID:11bI3o160
やがてロープウェイのプラットフォーム。
係員が扉を開け、同乗の二人連れが席を立った。
「しばらくご一緒しませんか。」
山ではよくあることなので、同意し、立ち上がった。
彼らが降り、俺も続こうとしてふと気づいた。
着くのが、早すぎる。
「すいません、この先で降りますから」
係員に声をかけ、先に降りた二人連れにもそれを告げた。
「そうですか、ではお気をつけて」
係員が無言で扉を閉めた。
俺一人がロープウェイに残り、そのまま進んだ。
振り返ったそこに、プラットフォームなど、無論ありはしない。
大きく息をつき、静かに手を合わせた。
上まで行ったら、小さなケルンを二つ作ろう。
そう思った。
764: 本当にあった怖い名無し 2005/04/06(水) 06:35:22 ID:AVXC4vUV0
私の家が建っている地域は、台地の端っこで起伏があまりない。
なのに西方数百メートル先にこんもりとした小さな山があった。
父が子供の頃はお正月の鏡餅の下に敷くシダをとってきたりもしたらしい。
その山は15年ほど前から切り崩されて、新興住宅地になっていった。
古墳だったんですね。それはそれは古い人間の骨が出てきたそうです。
オカルトな話は聞きませんが、その新興住宅地に住んでいる人たちは
そんなこと知らないと思います。
航空写真でみると、なるほど古墳だとわかる形もしていました。
805: 本当にあった怖い名無し 2005/04/08(金) 13:54:57 ID:fYUvKTWVO
時間が止まる
怖いというより不思議な話ですが…
工房時代、私は家業が八百屋ということもあり、春先によく山菜採りに連行されていた(山菜は元手タダなんでウマーw)
山の入口に小さな祠があり、いつもはスルーして行くのだが、その日はなんとなく手を合わせてから入山。
母は体力的に足手まといなので、割と低い平地を探索していた。
私と父は春先でぬかるんだ急斜面を探索。我ながらかなり危険だったと思う。
しばらく探索していたら、私の体に異変が起こりました。
音が消えているのです。その日は天気も良く、そよ風が吹いていたにもかかわらず…
続きます
806: 本当にあった怖い名無し 2005/04/08(金) 14:07:40 ID:fYUvKTWVO
続き
私は不安になり周りを見渡すと、森の中がまるで時間が止まっているかの様に静まりかえり、何も動いていないかの様に見えました。
その時、頭を軽く叩かれた感触があり、そちらを見たら、父が斜面を滑落してきたのです。
間一髪で私は父をつかまえ、事なきを得たのですが…
気付いたら森の中はいつもの様にざわめいていました。
後にその事を父に話すと、『山の神様が助けてくれたのかもな』とのこと
私自身、その山の祭りで奉納舞を舞っていたので、それもあるのかな?と思っています。
東北の、とある霊山の麓での出来事でした。
807: 805 806 2005/04/08(金) 14:19:35 ID:fYUvKTWVO
初カキコです
長文、駄文、大変失礼致しました。
後日談として、父がその祠に酒を奉納しておりました
いまだに奉納舞は続けております。
舞っている最中に半ばトランス状態になることがあるのですが
山の神様が降りてきているのだと私は思っています。
また皆様のお話に期待しつつ、ROMに戻ります。
失礼致しました
808: 本当にあった怖い名無し 2005/04/08(金) 14:20:51 ID:kwg26I2Z0
面白かったです。山で急に静かになるときは
何かの前兆なんですかね~。
849: 本当にあった怖い名無し 2005/04/09(土) 21:29:37 ID:Y7LJXnRzO
つぶて
友達の友達の友だt(ryから聞いた話
去年のお話
Aは秋の小さな連休に実家帰った
そこは何も無い田舎で、遊び盛りのAは暇を持て余していた。
余りににも暇なためAは、仕方ないから近くの山まで散歩をする事ににした
Aが、山の麓についた時、山の奥から不穏な空気が漂ってきた。
しかし霊や化け物を信じないAは、気にせず山に一歩踏み出した時
「コツッ」
と頭に何かが落ちてきた。
近くの地面を調べると栗が落ちていた。
Aが入ろうとしてる山は針葉樹林が大部分を占めている。
上を仰いでも、栗の木何て無い。
「?」と思いもう一歩踏み出そうとしたら
目の前に[いが付きの栗]が落ちてきた。
流石にそれは当たるのは痛いだろうからAは山に入るのを諦めたそうだ。
850: 本当にあった怖い名無し 2005/04/09(土) 21:36:44 ID:YUArD9HgO
乙。
天狗の石つぶて栗versionですかね。
入って迷わないように山の神様が教えてくれたのかも?
894: 本当にあった怖い名無し 2005/04/11(月) 02:36:18 ID:7yAZDBz20
狐の嫁入り
ウチの実家は山の中腹で、俺の部屋は谷側に面してた。
谷側ってもすぐにまた小高い峠みたいになってて、
そこの林の中には小さい神社があった。
ある夏の夜。 もう25年も前の話だけど。
夜寝る前に雨戸を閉めようとして窓を開けたら
林の中の神社に明かりが灯ってる。 神主さんとか居ないホントに小さな神社なのに。
そのまま見てたら、参道に沿ってぽぽぽっ、と明かりが次々と灯り出した。
そしてその明かりがゆーらゆーらと揺らめきながら神社に向かって
物凄くゆっくりだけど動き始めた。
何かすごく幻想的な感じがして、しばらく見てたんだけど、
その様子を見て姉が「何見てんの?」と聞いてきた。
姉はこう言う超常現象的な話は大嫌いで、言うと必ずぶたれる。
だから、別に何でもないよ、と言って雨戸を閉めて寝た。
924: モチモチ 2005/04/12(火) 16:27:45 ID:skpDuP+V0
天狗の石つぶてで思い出したが
昔、川で銛を突いていると
「ドボーン」
と、1m位の水柱が立ったことがあった。
落石か?と思ったが「ドボーンドボーン」と次々と
自分の周りに水柱が立つ、しかし石は見えない、
だが確実に上から何かが降って来ている
その時頭をよぎったのはプレデターの1シーン
「プレデターだ!!」と叫んで体に泥を塗って逃げ帰った。
今思うとあれが「天狗の石つぶて」なのだろうか?
942: 本当にあった怖い名無し 2005/04/14(木) 00:03:07 ID:4bHUjB+g0
子供の頃、親父の実家の山で、若竹(たけのこの皮を被ってる成長途中の奴ね)を「力ラリアート!!」
ってなぎ倒していたら、じいちゃんにすげぇイテェ拳骨貰った。
「無駄な殺生するんじゃねぇ!!」って。
まったく、今考えればとんでもない事やったもんだと。
「生き物に失礼な奴は罰が当たるぞ」なんて怒られたっけ。
これって、とても大事な事だよね。。。
その後なぎ倒した竹になきながら謝ってね。
社会人になった今も、たまに訪れては山の恵みにあやかるけれど、
家族で食べる分位に毟って帰る。
「欲張りも駄目!」とじいちゃんに言われたし。
作法を守れば山は様々な恵みをもたらしてくれるありがたい存在だね。
色んな事を躾けてくれた今は亡きじいちゃんと、山菜うまうまのありがたい御山に感謝。
・・・あれ?怖い話じゃ無いぞ
988: 本当にあった怖い名無し 2005/04/17(日) 11:30:01 ID:dz4njj5a0
では埋め草程度の話を。自分が経験した唯一の山の持ちネタだけど。
10年ちょっと前の5月の連休にひとりで大峰山系を歩いた。洞川から入って、山上ヶ岳、大普賢岳、弥山、釈迦ヶ岳と歩いて前鬼口に降りる3泊4日の一般的な工程だ。
その3日目。釈迦ヶ岳を越えて夕方にテント場の深仙の宿についた。
ここは名前と違って山小屋はなく、単なるテント場だ。すでに10張り程のテントがあった。
天気は良かったがかなり風が強かった。テントの設営後、夕飯を食べてさっさと寝た。
深夜に風の音で目が覚めた。相変わらずかなり強く吹いている。ふと人の声が聞こえることに気付いた。話し声ではなく、読経のような、祝詞のようなそんな声。
どうも男性のようだ。どこから聞こえてくるのかは分からない。地面に耳を付けるとよりはっきり聞こえたから、地面の下から響いていたような気がする。
時計を見るとちょうど午前2時。不思議な体験だったけど、べつに怖くはなかった。
何となく聞いていると声は突然途絶えた。そのとき時計を見ると2時15分だった。
その後眠って、翌日は予定通り下山した。
989: 988 2005/04/17(日) 11:30:56 ID:dz4njj5a0
<解決編>
帰ってから、あの15分間の声が何だったのかをその後考えてみた。結論は以下の通りだ。
残念だけど、超常現象を持ち出さなくとも説明できそうなんだな。
大峰山系は修験場として有名だ。山中には修験者の祈りのポイントが幾つもあり、
そこには御幣やおふだが供えてある。深仙の宿の近くでも一カ所見かけた。
修行の奥駆けは昼夜を問わず行われるらしいから、そういう修験者の一人が深仙の宿の近くでその時間に祈りを捧げていたんじゃないかと思う。その声が大気の状態のせいで地中に響き、聞こえたのではないかと。つまり狸囃子現象だな。そう考えている。
まあ珍しい体験には違いないけど。
ちなみに翌日は抜けるような青空とひどい暑さ。
2日前には弥山の頂上では雪が降っていたことが信じられないほどでした。
65: ムラヴィン 2005/06/17(金) 12:49:31 ID:6rHRImWi0
かんかんかん
おとといの話
山のすそまですぐ住宅街、という町に暮らしています。
その山の本当にすそのあたりにアパートを借りていて、普段は水のあまり無い川が山との間に流れている、という土地です。
爽健美茶がきれたので、徒歩5分ぐらいのコンビ二まで行こうと家を出たところ、
川原からかんかんかんという音が聞こえました。
またどっかの学生でも騒いでるのかな、と思ってそちらに眼を向けずに川べりを歩いていると、
かんかんかんという音がだんだんと近づいてきました。
石を金属で打つような印象の音なので、絡まれたらめんどくさいと足を速めました。
まだ着いてきます。
振り向いて、学生どもと目が合っても絡まれそうなので、走ることにしました。
それでもかんかんかんと音がついてくるようです。きもちわるい。
とくに気味が悪いのは、どれだけ足早にしても、かんかんかんという音の速さは変わらないことです。
でも確かに音は小さくならないし、近づいてきているという感触を受けました。
川から離れようと、住宅街のほうへ入って、ちらりと後ろを振り返りました。
かんかんかんという音が川をはさんだ山のほうへと消えていくのがはっきりとわかりました。
66: ムラヴィン 2005/06/17(金) 12:52:55 ID:6rHRImWi0
そして走ってコンビニまで向かい、爽健美茶の2リットルペットボトルを二本抱えて、
そういえば帰りもその道を通らないといけないことに気づいて死にたくなりました。
そうはいっても帰らないわけにはいかないので、猛ダッシュで川ベりを抜けようと走って川沿いまで来ました。
すると、山のほうからかんかんかんという音が下ってくるのが明確に聞こえました。もうだめ。
その日は川から離れた友人の家にとめてもらいました。しばらく夜は外出できません。
85: 本当にあった怖い名無し 2005/06/17(金) 14:54:50 ID:KFWOia920
ムラヴィンさん>>65の話読んで思い出した。
うちの爺さん(イギリス人)が若い頃こんな夢を見た。。
近くの山のなかを歩いていたらカーンカーンという音とともに
「トンネルの中でなすすべもなく叫ぶ哀れなものどもに捧ぐ」という声がして
複数の人がドッと笑ったところで目がD覚めた。
不吉な夢だと思って震えていたら親が部屋にやってきて
「トンネルが崩れた。救助に行くからお前も来い。」といわれて
助けにいったんだけれども、誰も助けられなかったらしい。
崩れたトンネルは最近出来たばかりで、近くの町に行くのには便利なんだけれども
地元の年寄りの話ではかつて残虐非情な盗賊の一味を捕まえてリンチにかけたところだったので、よくない噂がささやかれた場所であったらしい。
あとトンネル作りに奔走した村の若い役人がショックで夜になると叫ぶようになって
村のみんなが暗い気分になってしまった。
つまんなくってすいません。このスレ好きなのですが、登山しないためこれくらいしか知らないのです。
114: 本当にあった怖い名無し 2005/06/18(土) 01:43:49 ID:ELbuifuR0
>>85
イギリスって幽霊多そうなイメージがあるな…
87: 本当にあった怖い名無し 2005/06/17(金) 15:15:42 ID:rKfglf9B0
銀座風の二人
最近ここを読み始めました。過去ログに、スーツ姿の男性の目撃談があったので、思い出した話があるので書かせていただきます。
だけど山の上の話ですが、山登りの話ではないので。
私は奥日光が好きで、ヒマな学生の時は気が向くとすぐ車で出かけていました。
あるクリスマスに、彼氏を連れて奥日光に行きました。
時期が時期なので、ありったけの防寒具で行っても耳がちぎれるほどの寒さでした。
金精峠は路面凍結で閉鎖されていたので、その手前の湯の湖で散歩に出ました。
湯の湖周辺は道が狭くて急な感じの3kmくらいのハイキングコースになってるのでよく歩きに行きます。
しかし雪と霜でツルツルで、周囲にも誰もいなかったので、数分もしないうちに「滑って危険だから引き帰そうか。誰もいないから事故起こしても助けもこないし」
と二人で意見が一致して、引き返そうとしました。
と、その時突然、すぐ前を男女が歩いているのが見えました。
彼らは死角になっていたカーブから現れたようだったので、20mも離れてなかったと思います。
びっくりしたことに、彼らはかなりの軽装備でした。
88: 本当にあった怖い名無し 2005/06/17(金) 15:18:38 ID:rKfglf9B0
男性は革靴で、スーツの上にトレンチコート。
女性は髪をアップにして、タイトなワンピースとハイヒール。
二人とも全身黒づくめ。
どう見ても銀座の街でデートしてるような格好で、普通にスタスタ歩いているんです。
あんな格好で歩ける人がいるなら大丈夫かなあ、と思った私は、
「あの人たちに追いつこうか。人がいれば安心だから」と散歩を続けることにしました。
ところがどんなに追っかけても追いつけない。
逆にどんどん距離が開いていきました。
その間、私たちは滑って湖に落ちそうになったり(3~4mの高さから)、凍った倒木を越えるために二人で力を合わせて登ったり降りたりと、事故がなかったのが不思議なくらいの状態でした。
でも男女はずっと前を向いたまま、頭の位置も少しも変わらず歩いてた。
やっとの思いで一周したら、彼らの姿はどこにもなく、駐車場にもその途中のホテルのロビーにもそれらしい人がいませんでした。
もしすぐに車で出ていったとしても、金精峠側は閉鎖されているため、
中善寺湖方面に行かざるをえないはずで、見逃すわけもなかったんだけど。
結局は「プロの登山家のカップルがクリスマスに銀座でデートしてたが、
彼氏が突然奥日光に来たくなって、車で彼女を連れて来てしまった。
だけど彼女が怒ってしまい、会話がない状態で歩いてた。」
ということで私と彼氏は納得することにしましたが、釈然としない思い出です。
104: 全裸隊 ◆CH99uyNUDE 2005/06/17(金) 22:41:11 ID:WJ4r3mS70
その崖は、石を産む。
斜面のあちこちに顔を出している石が、数年かけて露出し、
ごろんと転がり落ちる。
斜面が削れるわけではない。
地中から、何かの力に押されて出てくるとしか思えないという。
石の大きさは両手で抱えられる程度で、村の娘数人が
山から運び降ろしてくる。
広場に石が据えられると、焚き火が始まり、炎は石を包む。
石の表面が熱で割れ、弾けて飛び散ると、村人はその破片を
拾い、皮で作った小袋に入れて御守にする。
この御守、持ち主の危険を察知し、持ち主の身代わりになって
袋の中の石が粉々に砕けるという不思議なご利益がある。
事故や大病で人が死ぬと、所持している御守を確認するのが
村での習慣になっているが、ほとんどの場合、石は砕けていない。
105: 全裸隊 ◆CH99uyNUDE 2005/06/17(金) 22:42:20 ID:WJ4r3mS70
持ち主が大きな事故に遭ったり、大手術で助かっても、石が
砕けている事はなく、普通に日々を過ごしている中で
ある時ふと気付くと、石が粉々になっているのだという。
どうやら、持ち主が察知できない危険や、大変な災厄を事前に
取り込んで砕けてしまうらしい。
そして俺の御守はどうかと思って見てみるが、石は何でもない。
小指の先ほどの平たい破片が、いつもどおり皮袋の中にある。
村民でない俺にはご利益がないのか、あるいは、いつか砕けるのか。
その時が来るまで分からない。
106: 本当にあった怖い名無し 2005/06/17(金) 23:06:14 ID:HXPEHVNl0
石って不思議だよな。
昔から、何かが宿るとされているし。
109: 本当にあった怖い名無し 2005/06/18(土) 00:23:52 ID:g0vK2Tf80
全裸隊さんの話で思い出したんだけど、どこかのお寺の裏に
カイコの繭のような形(だったと思う)の石が少しずつせり出してくる
崖があって、そのお寺の和尚さんが亡くなった時?にそれを墓石として
使ってるというような話を読んだことがある。
ただ、ぐぐってもそれらしいのが出てこないから自信ないorz
どなたか聞いたことある人いませんか?
111: 本当にあった怖い名無し 2005/06/18(土) 00:47:39 ID:VqBwHKw/0
>>109
俺もその話思い出した。
たしかそこの住職が歳をとるにつれてだんだんとせり出してきて、
死ぬと石がぼこっと取れるんだよな。たしか新耳袋じゃなかったっけ。
>>104-105
おもしろいお話どうもです。不思議な話ですねえ。
…はっ、でも…。
>事故や大病で人が死ぬと、…
>…ほとんどの場合、石は砕けていない。
>持ち主が大きな事故に遭ったり、大手術で助かっても、石が
>砕けている事はなく、普通に日々を過ごしている中で
>ある時ふと気付くと、石が粉々になっているのだという。
それってもしかしてもしかして、災厄や危険と石が砕ける間に
単に全く何の関係もないだけなんじゃありませんでしょうか…。
113: 本当にあった怖い名無し 2005/06/18(土) 01:34:16 ID:QWBpTbEAO
>>111
俺も読んでてそう思ってしまった。ただ無関係なだけでは。w
でも、村人が災厄から救ってくれると素朴に信じている石が、
本当は別の理由で、もしかしたらまったく逆の理由で砕けたりしている
のかなんて考えてみたら、それはそれで怖いよな。
112: 本当にあった怖い名無し 2005/06/18(土) 01:19:49 ID:h6orjFqW0
>>109
静岡の大興寺「子生まれ石」だぁよ
121: 本当にあった怖い名無し 2005/06/18(土) 20:18:50 ID:fnfaosm70
神社といえば、私の通ってた山奥の小学校の校舎の目の前に小さな神社が建ってた。
どの教室からも赤い鳥居が見えて、みんなで怖がったりしたもんだ。
一時期、友達の間でこっくりさんが流行って、よせばいいのに小雨の中、社の前で赤ペンを握ったこともある。
私のよりかかった傘の柄が、ばきっと根元から折れてびびった思い出が。
今は地震の影響で体育館が傾いてるし、生徒の数も50人ぐらい?
廃校になったら、誰があの神社をお世話するのかな・・・。
133: 本当にあった怖い名無し 2005/06/19(日) 18:41:16 ID:4whL+OMb0
三角形の鳥居
どこに書いていいか分からないのでここで聞きたいのですが、
以前近くの山の上に鳥居があるということで親と二人で見に行くということになり、車で舗装された山道を登っていったんですが、途中で舗装工事が終了していて車では通れない砂利道になり、そこから歩るいて一時間以上かかりましたが目的の鳥居につきました。
その場所は一面整備されて平らになっていて車もいくつか止まれるスペースもある場所です。
そして鳥居なんですが柱が三つあり三角形の形になっており周りには備えてあるのか水の入っているペットボトルがあり以前にも人が来ていました。
ただ鳥居の周辺は草が生い茂っていてまったく手入れがされていません。
僕は鳥居なんだしくぐってみようと鳥居をうろちょろしていると三角形の鳥居の中心にやけにまん丸の白っぽい石がありました。
思わず興味本位で手にとって見るとその裏には変な文字が書いてあり気持ち悪くてすぐに元に戻しました。
体験はそれだけなんですけど、そのことが印象に強くてたまに思い出すのですが
よく考えると車でも直接は行けなくて、歩いて一時間以上かかる場所になぜ鳥居を作るのかと疑問に思ってしまって、誰か分かる方いたら教えてください。
長文を書くの慣れていないので変な文章で読みにくかったらスミマセン
134: 本当にあった怖い名無し 2005/06/19(日) 19:06:02 ID:ewfJM+rg0
>>133 > よく考えると車でも直接は行けなくて、歩いて一時間以上かかる場所に
> なぜ鳥居を作るのかと疑問に思ってしまって、誰か分かる方いたら教えてください。
順番が逆の気が?
人里はなれた深い山奥の、信仰の対象となっている地まで、車がいけるように開発している途中ではないかと…
駐車場が先にできている理由はわかりませんが(w
ところでその鳥居ってこんなのですか?昔読んだコミックで、この種の鳥居は日本に一つしか無い、とかかいてあったんだけど
三つ柱鳥居
136: 本当にあった怖い名無し 2005/06/19(日) 19:35:22 ID:py14oycW0
>>134
レスありがとうございます。
そうですねたぶん開発途中なんですかね?
でも重機もなにもなかったので途中で終わっちゃってるのかな
そうです!そんな形です。
でももっと大きくて大人が余裕でくぐれるくらいでした。
158: 本当にあった怖い名無し 2005/06/20(月) 01:56:38 ID:hm3eon3C0
山にまつわる怖い話というと、有名な廃村(廃集落)を訪ねた時だな。
廃村に向かう道を歩いていると、後ろから誰かついて来るんだよね。
帰るときも。で、お決まりの「振り返っても誰もいない」というパターン。
霊とか怖いとかいうより、この村を離れざるを得なかった住民の無念
とか、そういうような感じがしてさ、逆に可哀想な感じがしたもんだよ。
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