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    ほんのりと怖い話『猿の脳みそ』『子供をさらう妖怪』『やっぱりこうなると・・・』他



    573: 『トイレ追いかけっこ』 02/05/29 09:32
    トイレ追いかけっこ
    私の友達Aさんが小学校6年生の時に体験した話である。
    休み時間、彼女は友達と一緒にトイレで、おしゃべりをしていた。
    と、突然トイレの入口が開けられ、一人の少女が飛びこんで来た。
    知っている子だった。
    彼女は、とっさに掃除用具入れの扉を開け、
    「早く、こっち、こっち。」
    と、少女に用具入れの中に入るよう促した。
    彼女と友達は、少女が追いかけっこの末、トイレに逃げ込んで来たと思い、かくまおうと思ったのだ。
    案の定、少女は、迷うこと無く掃除用具入れのなかに飛びこんでいった。
    彼女たちは、少女の為に平静を装い、追っ手を待った。
    しかし、当然やってくるはずの追っ手は、いつまで経ってもやって来ない。

    そのうちに、いたずら好きのAさんは、少女の入った用具入れの扉によっかかり、彼女が中から出られないよう足を踏ん張った。
    用具入れの扉はトイレの扉とは反対に、通路側に開けなければ開かない。
    そのうちに閉じ込められた少女はそれに気づいたのか、中から扉を開けようと内側からすごい力で押し始めた。
    彼女は足を突っ張り、扉をあけさせないよう必死にがんばった。
    彼女の友達も、彼女を手伝い一緒に扉を押さえた。


    ほんのりと怖い話シリーズ
    http://world-fusigi.net/tag/ほんのりと怖い話

    引用元: ほんのりと恐い話スレ、その5~~



    574: 『トイレ追いかけっこ』 02/05/29 09:33

    ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
    突然、少女が激しく扉を叩きはじめた。
    それは、閉じ込められた少女が中から必死に叩いているものだった。
    ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!
    しかし、Aさんと友達はひるむ事なく、いっそう足を踏ん張り扉を死守した。
    扉は、しばらくの間激しく叩かれていたが、そのうち、
    ドン!・・ドン!・・・ドン!・・・・ドン!・・・・・・・・
    と、しだいに扉を叩く力が弱くなり、ついには何の音もしなくなった。
    しかし、Aさんはやめることなくふんばり続けていた。
    「ねぇ、Aちゃん。もう、やめてあげようよ。きっと中で泣いてるよ!」
    さっきまで彼女を手伝っていた友達が彼女にいった。
    「そうよ!そうよ!可愛そうだから、やめなさいよ!」
    と、トイレの中にいた、他の女の子たちもそういいはじめ、あっと言う前に、トイレの中の数人の少女が彼女を取り囲んだ。
    こうなると、多勢に無勢である。
    彼女は仕方が無く、しぶしぶ扉の前から離れた。
    しかし、いつまで経っても少女が出てくる気配はない。
    周りの女の子が不安な顔をし、Aさんに扉を開けるよう目配せをした。
    「んー。ごめんね。いじけてないで出ておいでよ。」
    仕方がなくAさんは少女に声をかけながら、用具入れの扉を開けた。
    「………………………!!」

    575: 『トイレ追いかけっこ』 02/05/29 09:33

    - 用具入れの中には、誰もいなかった -
    当然、どこからも抜け出す場所もなく、少女はそこから消えていた。
    Aさんを含め、トイレの中にいた女の子は、全員大パニックに陥った。
    結局、この話は全校に広がり、同様の話も他からも出たりするなど大騒ぎになり、この件で全校集会まで開かれる事態となった。
    「確かにあの子は知っている子だったけど、彼女の名前や学年、クラスは、どうしても思い出せないの…」
    と十数年経った今も彼女は言う。

    580:   02/05/30 13:43
    こぴぺらしい

    猿の脳みそ
    私が中学の時親父に連れられて北新地のゲテモノ食い専門の店に連れて
    行かれ、親父はコオロギの佃煮や芋虫の唐揚げなんかを注文していたんで
    すが(すでに食い気0)隣に座っていた30代ぐらいのおっさん2人がその日に
    馬で勝ったらしくその店の時価って言う「猿の脳みそ」を注文しました。

     するとしばらくしてカウンターに小さな椅子に拘束された猿が置かれました。
    その猿の頭は頭蓋骨が切り取られ所々に血は付いているものの、うすいピン
    ク色の脳が露出していてその猿はわめきもせずただ両目を左右に動かしてい
    ただけでした。
     
     私は怖くなって親父に店出ようと泣きながら言ってたんですが「ちょっとオモロ
    イから見てよーや」とおっさん2人が食べるのを見たがっていたので私も渋々座
    っていた座布団を盾に片目で見てました。おっさん2人もさすがにビビッタらしく
    10分ぐらい「お前行けや!」となすり合いをしていました。
     
     結局注文したおっさんが食べる事になりフォークをその猿の脳みそに刺しました。

     刺したら絶対暴れだすと思ったのですが刺しても目は左右に動いたままで、なん
    の変化もなかったので私もち ょっと怖くなくなりました。カラシ醤油に付けて食った
    おっさんは「醤油の味しかせーへん」と言いながら少しづつ削って食っていました。

     しばらくすると猿は左頬が引きつってきて目がスゴイ勢いで動きだし、口を大きく開
    けて暴れ出したんです。次の瞬間、ゆっくり目を閉じて死んで行きました。今でもあの
    光景はトラウマになってます

    581: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/05/30 18:24
    >>580
    ヒイイィィ怖いよぅ!

    582: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/05/30 21:41
    >>580
    中華料理に猿の脳みそがあるのは知ってたけど、シメた後に頭だけ
    出てくるのだと思っていたよ。(私が見た挿し絵はそうだった)
    ほんとに活け造りなの・・・・・????????

    それにしても、いつ注文がくるかわからない猿の脳みそのために
    料理店では猿を飼ってるんだろうか~???????????

    625: 夕暮れの骸:1 02/06/04 18:26
    四番目のポプラの木
    都内のある高校に、ちょっとした怪談が流行った事がありました。
    「校舎の横に植えてある手前から四番目のポプラの木を
     夕暮れ時に見に行くと、頭蓋骨が転がっている事があり、
     それを見た人は24時間以内に死ぬ」と言う物でした。
    怪談を本気で信じて寄り付かない生徒、
    面白がって見に行く生徒と生徒たちの反応は様々でしたが、
    実際に何度か見に行った生徒が何も見ていなかった事等から
    一ヶ月程経つと、もうそんな怪談はよくある噂話として忘れられていました。
    そんなある日の事、野球部員のH君がポプラの木のほうに
    飛んでいったボールを取りに行った時です。
    ボールを取りに行って一分と経たない内にH君は
    血相を変えてみんなの所へ戻って来ました。
    先輩「どうしたH、ボール見つからないのか?」
    H「それどころじゃないですよ、先輩!
      頭蓋骨が……頭の割れた頭蓋骨が
      ポプラの木のところに落ちてたんですよ!」
    先輩「はぁ?お前何言ってるんだよ?
       大嘘ついてないで、さっさとボール捜して来い!」
    H「違うんです、大嘘とかじゃなくて本当に……
      間違いありませんでした、頭蓋骨が落ちてたんですよ!
      誰かが悪戯で偽者を置いたのか何だか解りませんけど、
      薄気味悪いから先生に言ってどかして貰って下さいよ…」
    先輩「おいおい、本当かよ……じゃあ俺から先生に言っとくからさ、
       しかし、いるんだなぁ今時そんな悪趣味な悪戯する奴…
       ってオイ一年、見に行こうとしてるんじゃねーよ!
       下らない悪戯なんか忘れて試合の続きだ!いいな!」
    こうして悪質な悪戯だと言う事で試合はすぐに再開されたのですが……
    その日の部活の帰り、H君は野球部顧問のS先生に呼び止められました。
    S「おいH、お前何のつもりだ?
      先生をからかって楽しいのか」
    H「な、何の事ですか!?」
    S「とぼけるなよ、ポプラの木の下に
      頭蓋骨も、それっぽい置物も何もなかったぞ!
      あれからすぐに見に行ったんだ、間違いない」
    H「そんな…僕は確かに…」
    S「言い訳は生活指導室で聞く、いいな!」
    S君は先生の意見に真っ向から反論したせいで、
    長々と二十分も説教されました。
    (続く)



    626: 夕暮れの骸:2 02/06/04 18:32
    その日の帰り道、H君は事故にあって亡くなりました。
    スピード違反の乗用車に当て逃げされた後、
    後続のトラックに頭蓋骨を砕かれたそうです。
    彼が見た頭蓋骨は、彼自身の避けられない
    未来を見せていたのでしょうか……

    627: トカゲ 02/06/04 18:34
    ちょっと怖いね

    653: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/07 12:58
    心霊現象ではないのであまり怖くはないのだけど
    おいらの住んでる地域のお葬式での風習なんだけど
    同じ家で1年に2回目の葬式を出す時は棺桶に藁人形をいれるんだよ
    3人目がでないようにって。
    あと田舎でじいちゃんばあちゃんが多いからかもしれんが、一人死ぬと
    だだーっと葬式が続く(昨年なんて2月に3回も葬式の手伝いにいったさ)
    だから年の初めに葬式出すと大変。「今年は○○さんの○○が連れていった」
    って近所中から言われる。鬱


    654: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/07 13:25
    >>653
    藁人形‥コワ
    でも年寄りは気落ちするとポックリ逝くからな
    ウチの爺ちゃんの飲み友達が正月に亡くなった時は
    おれもアパート帰るの延ばしたよ

    659: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/07 14:04
    >>653
    それは風習ではなく、日本中で行われる慣習です
    ワラ人形というのは初耳だけどね
    たいていは日本人形とか紙人形とかですね

    666: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/07 15:01
    ヤバい女の藁人形
    藁人形で思い出した・・・

     工房の頃、ヤバい女がいた。
    誰かに中田氏されて子供下ろした後におかしくなり
    いろんなにストーカー行為(当時はそういう言葉ないけれどもね)をはたらき
    みんなに「彼と私は運命の糸で・・・」などと語りをいれるおっかない女だった。
     当然みんなうざいのぉーと思ってかまわなくなるのだが、当時の私はアホゥで
    カウンセラーなど目指していたので「こういう人の話も聞いてあげなクッチャ!」などと相手をしてしまったのだ。バカー。
     ある日、TELがきた。その頃一緒に住んでたヤシがとったのだが
    小声で私を出すようにいったそうなので私がかわったら、ずーっとシクシク泣いている。
    「ああ、あの子からだな・・・」と思ったのだが、何を言っても30分くらい泣きっぱなしだった。
    さすがに困って「もう、きるよ?」といったら
    やっと「あのね、私、私ね・・・・とまらなくって」と言った。
    てっきり涙がとまらんのかなぁと思い「元気だしなよ」とかマヌケな返事をしたのだが
    そうではなかった。彼女はそれにこう答えたのだった。
    「血が・・・止まらないの・・・手首から・・・・・。」
    うわあああああ!と思い、そこで車を出してもらい(深夜)彼女の家にいって救急車とそいつの親に来てもらった。
     しかしそれがまずかったらしい。

    667: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/07 15:02
     そいつは専門学校を中退して親元に強制送還になったのだが、それで私を恨んだらしい。
    それから毎月藁人形が贈られてくるようになった。
    (消印からしてそいつだという推定なのだが)
    高校卒業するくらいまでだったから一年半くらい続いたのかな?捨てるに捨てれずとっておいたのだが、
    留学するときに荷物を整理していたらドバーっとでてきて「どうしよう」と思い、
    とりあえず近くの小学校までいってバラまいてきた。学校の怪談つくっちゃったかも。

    ご め ん な さ い

    670: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/07 15:30
    >>666-667
    最初コワーとか思って読んでたけど
    後半、笑わされちゃったよ

    737: あなたの後ろに名無しさんが・・・ 02/06/10 10:54
    子供をさらう妖怪
    私がまだ幼かった頃の話。家族でよくおじいちゃん家に遊びに行ってた。
    古い木造家屋ですぐ裏にはうっそうとした竹林があった。
    で、祖父母が言うにはあの竹やぶには子供を食う鬼が住んでるんだとか。
    当時から心霊だの妖怪だのが大好きだった私は興味深々で話をねだった。
    「出刃包丁を持っていて夜泣きする子供をさらって行く」
    「昨日竹やぶに入って仕事をしていたら小さなしゃれこうべを見つけた、
    可愛そうに」等、当時は本気で信じていた。
    そして、初めてその祖父母宅に年の離れた兄と姉と3人だけで泊まりに言った時のこと。
    あかあさんっ子だった私は夜、急に寂しくなりわあわあと泣き出した。
    最初は皆笑ってなだめてくれていたけれど次第に祖母の顔が険しくなっていった。
    「お前がそんなに泣くから人食い鬼にみつかちゃったよ」
    「玄関の前に来て待ってる、追い返してくる」と行って祖母は玄関へ向かうと人食い鬼とガチンコ勝負開始。
    「家には小さい子供なんかいないと言ってるだろう!?」
    言い争った後、足早に戻ってきて「裏口に回られた」と今度は裏口にて撃退開始。
    それを見た私は姉にしがみ付きまた「おかあさ~ん」と大声で泣くを繰り返す。
    結局祖母は玄関ー裏口を3往復ほどしていた。大騒ぎの末、泣きつかれて眠ったように思う。

    次の日、兄が昨夜の一部始終をカセットに録音してあると言い出し、
    祖母の怒鳴り声も私の泣き声もばっちり入ったそれを聞いて昨日は大変だったねぇ。と口々に言い合っていた。
    鬼に食べられなくて本当に良かった、おばあちゃん有難う、と目に涙を浮かべながら思った。

    因にこれは20年ほど前の出来事。
    うちの地方には山奥に住み子供をさらって行くという妖怪の話が昔からあるそうです。
    家族に一芝居打たれたのかもしれないが、祖父母はそういう性格ではなかったように思う。

    未だに忘れることの出来ない不思議な出来事でした。


    738: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/10 11:46
    >>737
    なんかほほえましい。
    いいおばあちゃんだね…

    テープに変な声は入ってなかったんでしょうか?
    唸り声とか…

    741: 737 02/06/10 17:45
    >>738
    テープに怪しい物音は何も入ってなかった気がします。
    玄関口にほんとに人が来てたかも今になっては確信がもてないし。
    泣き喚いてる自分の声で他の音はかき消されてたのかもしれません。

    501: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/05/26 00:50
    うちの母の話なんだけどさ。
    まだ母がうら若い乙女だったころ。
    とある冬の夜中、いつものように布団で眠ってたら
    何か冷たくてごつごつした丸いものが手に当たるんだって。
    「何だろこれ」って思いながらそれを撫でまわしてるうちにそれが

    手だ!

    って気づいたらしい。
    それでビビって飛び起きたら、知らない男が布団に拳を突っ込んでたんだって。
    んでギャー!!って叫んで家人を起こしたから事なきを得たそうだけど、
    それ以来母は戸締りにすごく気を使ってる。

    584: 麻布 ◆1F42ZK8k 02/05/30 23:14
    静かな当直だった、文献を読みながら煙草をくゆらせていた。
    「先生、一体運ばれてくるそうです」事務員から連絡が入った。
    遺体は労働者風の男性だった、顔見知りの警官が少し情報をくれた。
    「酔って橋の欄干から転落。目撃者もいて事件性は無いみたいです」
    若い警官は調書を取りながら、所持品の検査をしているようだ。
    男は頭部に外傷をおい、一見してそれが致命傷とわかった。
    上着を脱がすと一枚の写真が内ポケットに入っていた、警官がそれを見ながら
    話しかけてきた。
    「きれいな人ですね、奥さんかな、この仏さん身元がわからなかったんですよ、
    あれ、裏に電話番号がありますね」「ちょっと署に連絡してきます」
    警官はパトカーまで行ったようだ、もう一人は先ほどから別室の電話口にいる。
    「やれやれ、始まったばかりで小休止か」と剖検台の横にに腰をおろした。
    何気なく遺体を見ると腹のところが妙に膨らんでいる事に気がついた、立ち上が
    り触ってみると腹巻の中に何かあるようだった。
    一万円の束だった。腹部を一周するように並んで巻きつけてあった。
    「おーい○○君」と顔見知りの警官を呼んだが返事は無く電話口にもいなかった。
    ドアをあけると、ずいぶん離れたパトカーの中で二人で無線に向かっているようだ。

    心に風が吹いた・・・・あの金があったら?
    全部で12束あった、考える間もなくディスクに入れてしまった。
    解剖室の冷たい空間にいながら汗が流れた事に気がついた。
    「すみません、先生。わかりました・・やはり該者の奥さんでした。夜遅かった
    んですがすぐ向こうを立つそうです、遠いので明日午後になるそうです」

    解剖は1時間足らずで終わった、死因は見立て通りの頭蓋結合離解骨折および、
    頚椎骨折により即死と断定できた。冷たい汗は最後まで乾くことは無かった。
     
    担当警官もよくある事故と位置付け調書のペンも早かった。
    「先生ありがとうございました、それでは後処置をお願いしまして引き上げさせ
    ていただきます」一礼するとパトカーに向けて去っていった。
    私は処置を済ませ、霊安室に遺体を運び冷蔵庫のステンレスの重いドアを閉めた。

    所轄から連絡が入ったのは翌日夕刻だった。
    「先生、昨日はお疲れ様でした、仏さんの家族の方がみえたのでそちらに向かい
    ますがお時間取れますでしょうか?」
    警官に案内された、奥さんと思われる方に「このたびは残念なことで・・・」

    遺体を確認してもらうとその女性はその場に泣き崩れてしまった。
    しばらくして「間違いありません、主人です」そして静かに語り始めた
    事業に失敗したこと・・そして・・必死で働き、必ずお前と子供を迎えに行く。
    ・・2日前に連絡があったんです、めどがついた。5年必死に働いた。今週末帰
    ると、そして、祝いの酒を飲ましてほしいと」
    最後は涙で聞き取れなかった。

    その時、突然若い警官が声をあげて一歩後ろに引いた、眼は遺体を見ていた。
    胸の上で合わせていた筈の手がだらりとストレッチャーから出て揺れていた。
    そして、床に近いところで握られていた手が、ゆっくりと開かれつつあった。
    お互い声も無くそれを見つめるしかなかった。
    キラりと光りながらそれは床に落ち、無音の世界に「チャリン」と音を立てた。
    白い紙もつづいて落ちてきた。

    警官がそれを拾い、メモを見て一瞬にして顔色が変わった。「先生・・」

    それは私のロッカーの鍵だった。「メモには・・私のお・・・・・」

    私は動けなかった、そして視界の隅ある遺体の顔が笑ったように見えた。

    598: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/02 20:01
    >>584
    最初読んだときは内容が不明だったけど2度目でわかった、視点がおもしろい。

    589: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/05/31 11:48
    俺が中学生の頃だから、もう15年前になるかな?
    よく深夜ラジオを聞いてたんだけど、電波の状態が悪くてよく混線してたんだよ。
    「アンニョンアシムカ」なんて挨拶が聞こえてくることもあった。

    その日も混線してたんだけど、なんかちがった。
    いつものDJの声におぎゃあ、おぎゃあと赤ん坊の泣き声が被りだしたんだよ。
    どこの混線だとは思ったけど、さすがに10数分赤ん坊の泣き声だけが続くとね。
    しばらくすると、唐突に赤ん坊の空き声が消えた。

    ・・・・ありゃ一体なんだったんだろう?

    590: とおりすがり 02/05/31 19:00
    登山口
    リアル工房の頃の話。深夜二時頃までテスト勉強をしていたのだが、小腹が減ってきた。
    持ち帰った仕事を丁度一段落つけたところの母親に車を出してもらい、コンビニに逝った。
    その帰り道。私の住んでいるところは田舎なので、普段ならその時間帯には車など殆ど走っていない。
    しかし、前方には赤く光るテールライトが。左折するようだ。私達の行く方向と同じ方向だ。

    なんとなく気になってその車の行方を目で追っていると、その車は徐々にスピードをおとしていく。
    その辺りから私の自宅までは一本道。
    私たちが自宅に到着し、停車した時には、その車は私達の乗る車のほんの数メートル先にいた。
    「なんやこのくるま…?」不審がる私と母の目前で、その車も停車。
    ガチャリとドアが開き、ドライバーが降りてきた。そのまま私達の方へ歩いてくる。
    玄関灯の明かりに照らし出されたのは、普通のサラリーマン。「すいませんけど…」声をかけてきた。
    母「なんでしょう?」(警戒心まるだし)
    リーマン「あの…○○○○山の登山口って、どこですかね?」
    はぁ?と思わず聞き返しそうになってしまった。その山とは県内でも有数の高い山で、
    春先から夏、秋の終わり頃にかけて、県内のプチ登山家は勿論、県外からの観光客も多く訪れる。
    しかし今は真冬、しかも夜中の二時過ぎである。その場で口にこそ出さなかったものの、
    私と母の意見が「こいつなんかやばいわ」という所で一致したのは間違いない。
    とりあえず気持ち悪い、早く立ち去ってくれという思いで、早口で道を教えると、
    その男性は礼儀正しく「ありがとうございました」と一礼してから車に乗り込み、去っていった。
    登山口の方向へ消え去る赤いテールランプを見ながら、母が一言。
    「タラオ(仮名)…、あんた車のナンバー控えたか?」

    翌日から一週間ほど、新聞やテレビのローカルニュースに注意を払っていたのだが、
    【○○○○山で遺体発見】などというニュースが流れることもなかった。
    「あの人なんやったんやろなあ」私と母の間でそんな会話が交わされることも、少なくなっていった。
    ただ、電話機の横にかけてあった『大事なことメモアンド伝言板』(ようするによくあるホワイトボード)
    の片隅に書きなぐられたその車のナンバーが、いつまでも残っていたのを憶えている。
    それもいつしか薄れて消えてしまったが。

    593: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/01 01:55
    私が生まれる前の出来事です。
    当時、私の母は24で結婚し、新居で父と一緒に新婚生活をはじめました。
    その家(私が12歳まで住んでいた家)は、4世帯はいるアパートを改装した
    もので、外に階段がついており、主に2階が生活する部屋になっていました。
    2階の一番奥に8畳の和室があり、母はそこで寝ていたのですが、夜中になると
    どうも人の気配がするのです。でも横をみると父は寝ており、母はいつも
    金縛り状態で、確かめる事はできなかった。「この家、私達2人の他に誰か
    住んでいるのかしら」と、毎晩不思議に思っていたそうです。
     ある晩、ふと目が覚めると枕もとに人の気配がする。するとそこにはなんと、
    目の潰れたお爺さんがいて、じっと母の顔を覗き込んでいるではないですか。
    あまりの恐怖に目を閉じたいけれど、全身金縛り状態で、目も閉じれない。
    結局だいぶ時間が経ってから、お爺さんはスッといなくなったそうです。

    次の朝、母は父に「あの、この家、私達のほかに目の不自由なお爺さんが
    住んでいすよね?」と尋ねると、「なんで知っているんだ?」と父は
    驚きました。話を聞くと、両親が転居してくる少し前、この和室には父の
    曾祖父が寝ており、数ヶ月前に亡くなっていたと言う事でした。
    彼は目が不自由だったそうです。
    母は私にこう言いました。「きっとひ孫にどんな嫁が来たか見に来たのよ。
    美人だったので安心して成仏した事でしょう」←おいおい!

    599: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/02 20:13
    3人で森の迷路を探索中
    昼間なのに暗くなって、心細くなったところで人が現れて

    その人のもとに3人で駆け寄るも見失い、しかもその人を
    3人とも全然別の人間に見えてた事がわかった瞬間恐ろしくなって
    逃げ帰ったということがある。

    あれは何だったんだろうな~

    601: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/02 20:49
    私が中学2年生の時、同じ部活に「自称霊感が強い」と言う先輩がいました。
    私は当時、あまりそういうオカルト的なものを信じていなくて、その先輩の体験した話しなどを半信半疑で聞いていました。
    ある夜、私が生まれて初めて「金縛り」というものにあった時です。
    怖くて目をつむっていたのですが、何故かまぶたの裏に禿げた中年の男が映っていました。
    怖くてどうしたらよいのか分からなかったのですが、ふと先輩の言葉を思い出したのです。
    「もし幽霊を見たら、○○町3丁目の××(先輩の名前)の所に行って下さい。って言えば私の所に来るから。大丈夫だよ」
    私は一心不乱に「○○町3丁目の××さんの所へ行って下さい!」とくり返しました。
    しばらくすると金縛りは解け、疲れた私は寝てしまったようです。
    翌朝、部活の朝練に先輩は来ませんでした。
    昼休みに私を訪ねた先輩は言いました。
    「ゆうべ、あんたの所にハゲのおじさんが出たでしょ。あたしの所に来たよ。だから朝起きられなかった~。」
    私はその言葉にドキッとしました。
    ゆうべの事は夢かも知れないと思って、誰にも話してなかったのです。
    それ以来私は、霊的な出来事も信じるようになったのです。

    605: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/02 23:01
    私は猫を飼っています。
    先日、猫と一緒に寝っ転がって遊んでいたのですが・・・
    その猫の瞳に映る私の顔のすぐ横に、誰かもう1人の顔があったのです。
    しかも片方の瞳だけにそれはいました。
    もちろん部屋には私と猫以外誰もいません。
    猫には見えていたのでしょうか?

    606: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/02 23:31
    これから猫の目見れないよ。

    607: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/02 23:35
    3年くらい前の話。
    その日は12時30分頃寝た。
    そんで夜中に一回目が覚めて、携帯の時計を見たら4:24。
    なんだ、まだまだ寝れるじゃん…と思ってまたすぐ寝た。
    しばらくしてまた目が覚めた。
    んだよ!!と思いながらまた時計を見ると3:16。

    一瞬にして目が覚めたよ。
    ちなみに寝ぼけていたとかではないと思う。
    携帯の時計はデジタルで数字がでかく表示されるように設定してあるし、
    しっかりと時間も覚えてた。
    あれは何だったんだろか。

    611: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/03 00:47
    家と小学校が極めて近い。そのためにちょっと嫌な経験をしたことがある。
    夜寝ているとき、学校の方から「ドクッ・・・ドクッ・・・」という心臓の鼓動のような音が聞こえてきた。
    それが何日も続くので、さすがに気になって親に「夜、学校のほうから変な音がしない?」と訊ねた。
    すると、なんのことはない。あれは夜中にサッカーボールを校舎の壁に打ち付けている奴がいるのだ、と言う。
    それでも、自分にとって不快で薄気味悪い音には違いない。夜は耳をふさいで寝る毎日だった。
    これは小学校6年から中学校はじめ頃の話、成人した現在は聞かなくなった。
    しかし、今でも就寝時に学校のほうからあの音が聞こえてくるのでは、と不安になることがある。

    612: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/03 20:23
    白マスクにサングラス
    あれは5年くらい前だったかな。夜9時くらいに、新宿へ向かおうと
    池袋から山手線内回りに乗ったときのこと。
    車内はまあまあ込んでいて、乗った俺は座らずにドア横に立って
    外を向き、夜の景色をぼーっと眺めていた。

    しばらくして、何かガラスに白い物がちらついているのに気づいた。
    「おや?」と思って目の焦点を窓ガラスに合わせ、車内をガラスに
    反射させて見てみると・・・


    なんと俺以外の乗客ほとんどが、「白いマスクにサングラス」という
    いでたち。みんな年齢は40~50代と思われるが、男女問わず
    白いマスクにサングラス。背筋に思いっ切り冷たい物が走った。

    速攻で降りようにも、池袋からは代々木までは、ドアは俺のいる
    方の反対側しか開かない。どうしようかあれこれ考えているうちに
    目白を過ぎ、高田馬場駅に着いたところで

    「降りるぞ~~!! 」

    という号令とともに、謎の集団は一斉にホームへ。謎の集団以外の
    乗客は、俺を含めて4~5人しかいなかった。

    山手線が発車してすぐホームを見ると、ホームを埋め尽くすほどの
    ものすごい数の謎の集団が。
    ホームの端の方には、白マスク+サングラスに加えてヘルメットを
    かぶった人も2~3人いた。どうやらリーダー格らしい。

    一体彼らが何者なのか、いまだに謎。

    614: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/03 21:04
    >>612
    タイムスリッパー…?

    615: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/04 01:44
    >612
    革マル?

    618: 612 02/06/04 09:51
    >>614-615
    親父に話したら「学生闘争やってた連中の同窓会じゃないか」
    なんて言うんだけど、それにしてもねぇ・・・
    今思えば「トワイライトゾーンに迷い込むのって、ああいう感じかな」
    なんて思えるけど、その時はマジでびびった。

    622: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/04 17:47
    >612
    わーーー!読んでて思い出した!私もまったく同じ経験があります。
    友人と、東京タワーに行った時(だったと思う)地下鉄の駅から
    地上に出ようとしたら、白マスクにサングラスの軍団がワーって
    行進してきて、呆然とする私たちを通り越して地上に上がって行きました。
    その時の、モワっと重たいような空気というか、雰囲気を思い出しました。

    630: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/04 18:54
    >>622
    それは新左翼用語では「解散戦争」というものです。
    デモとかの後に、警備の尾行を切るために、集団で都内の
    地下鉄を乗り継いで回るのです。適当なところで地上に出て
    その後は各自分散してタクシーに乗ります。

    617: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/04 08:22
    高校生ぐらいの頃のこと。
    夏の夜に洗面所で歯磨きをしていました。
    うちの洗面所は目の前に窓があって、その上に蛍光燈があります。
    その日は、窓が少しあいていて、
    ちょうどその開いた部分に電気の紐が下がっていたんです。
    正面を向いて歯を磨いていたら、外から手が出てきて「パチン」と電気を消されてしまったんです。
    私はてっきり母親が外にいて電気節約のために消したんだろうと思って
    「歯磨きしてたのに」と外に向かって言いました。
    でも、(皆さんの予想どおり)母親はもちろん、家族の誰も外にいなかったんです。
    不思議と恐くなかったんで、こちらに書きました。

    619: 逢子 02/06/04 17:00
    私が中学の頃の話です。
    その日は風も無く雲ひとつない青空でした。
    夏休みでしたが、サッカー部は校庭で朝から練習をしていました。
    午後2時からの10分間の休憩のときです。部員は皆校庭の木の下で休んでいたのですが
    突然雑談はストップし、皆校庭に視線がくぎ付けになりました。
    というのも・・・
    首から上の無い男の子が自分の頭をもって必死にランニング
    していたのです。自分達と同じユニフォームを着て・・・  
    ほとんどの子に見えていたらしくパニックになりました。
    顧問の先生によれば昔もっと練習がきつかった時代休憩時間もろくに与えられず
    熱射病で死んだ男の子がいたそうです。
    それからまめに休憩を取るようにはなったのですが
    休憩時間になっても必死に練習を続ける男の子の霊が現れるのだそうです・・・

    634: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/04 23:51
    怖い話では無いのですが聞いて下さい。
    幼稚園~小学校低学年の頃ある方法でお願い事をすると
    叶ったんです。いろいろな事が・・・
    たとえばクラスにちょっと意地悪な男の子がいた時毎日
    「今日はS君が学校に来ませんように」
    ってお願いしていたらS君は何日か休んで転校してしまいました。その他いろいろ。
    今となってはただの偶然だったって思っていましたが、
    最近電車に乗っていてふとそれを思い出してある事をお願いしてみたら・・・
    突然電車が急ブレーキで止まりました。
    すぐ電車は動き出しましたがかなり驚きました。

    636: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/05 01:01
    受験勉強していたときに視線を感じて振り向いたら部屋の隅に
    白くて丸いものが浮いてた。
    「?何だ?」
    と、思って見に行ったら・・・
    2つの眼球に視神経らしきものがくっついたままこっち見てた。

    641: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/05 09:09
    死んだじいちゃんが夢にでてきて
    漏れの手をグイグイひっぱるんだよ
    よくありがちな話だけど
    本当にこういう夢みると
    なかなかいい気分のものじゃないね

    644: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/06 01:30
    この前、目がチクチクするのでゴミでも入ったかと鏡を見た。
    あ、まつ毛が入ったんだ。とその毛を指でつまんで取った。
    「んあ~~~!!!」
    思わず奇声を発した。
    それはまつ毛ではなく20cmくらいはある髪の毛だった。
    私はショートカットなんだけど…

    649: みんみん 02/06/07 01:16
    私が電車に乗っていると家族連れが乗ってきました。
    子供がかなりはしゃいでいてうるさかったんです。
    その時私は疲れていて「早く降りてくれないかなー」と強く思っていました。
    その夜私はこんな夢を見ました
    女の子がしゃがんでお墓にお花を供えているんです。
    私が「どうしたの?」と聞くと女の子は
    「お父さんが死んじゃったの・・・」
    っていうんです。よく顔をみると電車で騒いでいたあの子でした。
    ちょっとうるさいと思っただけなのに夢で殺してしまうなんて
    自分がこわくなりました。
    その日たまたま出会った人などが無意識のうちに夢に出てくる事がよくあります。


    650: ○ ◆OOO/HjYI 02/06/07 04:13
    >>649
    ……ホントに死んでたりしてね。

    651: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/07 11:29
    20年ほど前、私がまだ小学校低学年だった頃の事です。
    私の家は田舎で、通学路もまわりがほとんど田んぼと畑だったんだけど、
    所々にクワとかカマとかが置いてある小屋がたってた。ある日一人で下校
    していた時に、ある小屋から変な音がしていたんで、立ち止まって耳をす
    ました。
    なんだか動物(鳥?)がたくさんいるような、「ギィッ」とか「グエー」
    とかいう音だった。小屋とは10~20mくらい離れてて確かめようと思
    えばできたんだけど、なんとなく怖くて。でも背を向けて逃げるのも怖く、
    しばらく小屋を見つめて立ちすくんでた。
    どのくらいそうしてたか分からなかったけど、ふいに名前を呼ばれてビク
    ッとしつつ振り返ると、友達の兄貴が立ってた。ほっとして、小屋のこと
    を指差しつつ話すと、友達の兄貴は、「わっ!」と大声を張り上げて、小
    屋に石を投げた。石は小屋の壁に当たった。すると小屋から大小の黒い鳥
    や動物が、ばっと小屋の裏にある山に逃げた。「なんでもなかったなあ」
    と兄貴はいって、私も「ただの動物のたまりばだったんだ」と思って二人
    で帰った。         続く

    652: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/07 11:30
    続き
    次の日の集団登校の時、その友達の兄貴に「昨日の動物はすごかったねえ」
    というと、兄貴は「動物?何にも出てこなかったろ。」といった。兄貴は動
    物の鳴き声も聞こえなかった、といった。その日は友達5~6人で帰り、小
    屋のほうは見なかった。
    家に帰ってこの話をしたら、曾祖母に「化かされたんだ」といわれ、みんな
    に笑われました。

    えーと、ほんのりとも怖くないな、ゴメン

    691: 593 02/06/08 01:30
    故人の写真
    母の実家の話。
    私もよく遊びに行ったその家は、一階が土間で、二階も
    和室が三畳連なった、木造建築でした。階段や廊下、トイレには
    裸電球しかなく、いつも真っ暗でした。仏壇のある部屋はいつも
    線香の匂いがたちこめていて、壁には多くの故人の写真が飾ってあり、
    幼心になかなかスリリングだったのを覚えています。
    母は独身時代その部屋で寝ていたのですが、金縛りや宙を浮いている幽霊を
    見ることは日常茶飯事だったそうです。


    数年前、その家は火事で全焼しました。

    幸い、死傷者は出ず、祖父母は近代的な新しい家を建てました。
    ある日私と母がその家の中にいると、突然母が「コゲ臭い!」
    と騒ぎ始め、ガスの元栓などを調べ始めました。
    しかし原因は見当たらず、「燃えてるよ、何も感じない?」
    と不安がる母に対し、その場にいた私や父は何も臭わなかったので、
    「そういえばこの前の家、火事で焼けたじゃん、覚えてる?」
    と私は言いました。
    「ああ、一瞬、昔の家の事忘れてた・・・」と言う母は、昔の
    家を思い出すと同時に、何かか燃えた臭いは消えていったそうです。

    きっとお母さんに忘れて欲しくなかったんだね。

    699: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/08 09:06
    >>691
    部屋の壁の四面全部に人物の写真をかざると
    良くないっていうよね

    694: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/08 06:51
    正座するおじさん
    友達と温泉に行った晩、別に狙ってたわけじゃないんだけど夜中に死んだ人の
    話になって。
    そしたら止まってるエアコンからばしん! ばしん! ていう音が聞こえ始め
    て、なんか知らないけど私の右肩がだんだん痛くなってくる。
    「なんかヤバいよやめない?」って言ったんだけど、友達はちょっと酔ってた
    せいもあって、なかなか話題変えてくれない。
    困ったなーとか思いつつ、隣の和室(二間続きで、片方がおふとん敷いた和室、
    話してたのは手前の藤椅子とテーブルのあるちっちゃな洋室)をなにげなく
    見たら、おふとんの上に知らないおじさんが正座してこっち見てました。
    うーわー!!!とか思ったんだけど、友達には見えてないらしくて全然かまわず
    死人話。
    「ねえヤバいからマジにやめてよー」と友達に頼みつつ、内心必死に九字(他
    に魔よけとか思いつかなかった)切ってたら、いなくなりましたけど。
    ムカついたので、おじさんが座ってたほうのおふとんで友達寝かせました(笑)。


    グレイのズボンに薄い青っぽいワイシャツ、ノーネクタイのおじさんでした。
    あれって誰だったのかなあ。
    たいして怖くない話でスマソ。

    754: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/11 12:53
    高校生のころ、演劇部に所属していました。
    ……そこの高校は県内No.1の怪奇現象の坩堝と言われていた学校で、
    霊感のある人は落ち着かない!!とか言っていました…。

    で、その演劇部にわ、当時、先輩・後輩・同僚・やたら霊感の強い人たちが揃っていて、
    霊感ないのは私だけ…という、状態でした。
    有る日、
    丁度、部室のお払いをしよう(いろいろいてるらしかった…;)という話しをしていると…
    私の、背中(素肌)を誰かがさわさわしていて…(むろん、誰もいないのに)
    私が、『ねえ、ちょっと…』と部長にいい掛けると、部長は…

    『うん、わかってる。だいじょうぶだよ。』

    と、一言。
    振り返っても誰もいなかったが、部長と他の部員には何かが見えていたらしいです…。

    ……実話。

    756: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/11 13:46
    やっぱりこうなると・・・
    関越道でのお話です。
    私は、過去、人に言えない事件を起こしています。
    私は埼玉の所沢という所に住んでいて、東京から帰るときは関越道を利用します。
    夜、21:30くらいに、東京での仕事をおえ帰路に着きました。

    あいにくの雨で視界が悪く、ちょっと鬱な気分でした、新宿から青梅街道を通り
    高円寺を板橋方面に曲がるとき信号待ちの人の中に「あれ、どこかで見た」と感
    じる人が立っていましたが急いでいる事もありそのまま関越へ向かいそのまま車
    を走らせました。

    雨なのに傘も差さずに女の人は緑色の三角布を首の下で結んでいて、何重にもス
    カートをはいていて、床まである長さのものを着ていました。
    何だか昔風の感じでした。
    女の子は腰の上まで伸びたお下げで、頭の中央に赤いリボンで結んでいました。
    服装は覚えていませんが、女の子も昔風の感じがしました。

    車が目白どおりに入り、練馬区役所の手前のスーパーのところで何気にその方向
    を見ると親子ずれの傘を差さない後ろ姿をまたしても見たのです、このときはた
    だ不思議だなという感覚だったのですが関越に乗る寸前に今度は確信したのです。

    なんとその親子ずれがまるでヒッチハイクでもするかのように片手を挙げていた
    のです。

    私は恐怖のあまりアクセルを開けて振り向く事もできずにただ前のみをみてカー
    ステレオのボリュームをいっぱいに上げて車を走らせてのです。ミラーはどうし
    ても見られませんでした。

    所沢料金所までたどり着き料金を払おうとした時にブースの人がなんか独り言を
    言ったような気がしました「やっぱりこうな・・」

    そのとき、後ろ座席に気配を感じてミラーを見るとあの親子ずれが座っていたの
    です。そして小さな声で「やっぱりこうなると・・・」

    もう、それ以降は覚えていません、ただ覚えているのは信号が赤だったけどその
    まま突っ込み、右方向から来る車の強烈なライトが一瞬まぶしかったことです。

    今、私は冥界の入り口にいます、でも、どうしても先に進めません。

    どうしたらいいんでしょうか、自分には見えているんです、仏壇の前で手を合わ
    せてくれている母親が、そしてそこに刑事が訪ねてきていることも・・。

    そして今まさに刑事が母親に向かって言おうとしていることがわかるんです・・

    「お母さん、息子さんの車の中から実はこんなものがでてきまして・・いいにく
    いですが、3年ほど前のひき逃げ事件でなくなられた親子の服の切れはしなんで
    す」

    後日談
    大型トレーラーの運転手の事情聴取から
    「16号線を浦和に向けて走っていたらヒッチハイクの親子がいてさぁ、親子のヒッ
    チハイクなんて珍しいけどまあいいや乗っけてやろうと思ってのっけたんだよ」

    「なんにもしゃべらなくて変だなーとは思ってたんだけど。突然女の子が言った
    「やっぱりこうなるとおもってたんや」と
    驚いてもう横を見ると誰もいなくて・・。その時なんだよ信号無視の車が交差点
    に入って来たのは・・。

    764: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/12 00:53
    アラブ系の子
     子供の頃親の仕事の都合でドイツに住むことになった。
    当然ドイツ語なんかできん。なので最初は特殊学級に叩き込まれて、
    そこで徐々にドイツ語を覚えさせられた。
     同じクラスに似たような境遇のアラブ系の子がいた。
    他のクラスメートはよだれ垂らしたりンコもらすような子ばっかりだったので、
    自然とそのアラブと親しくなっていき、放課後など二人でよく遊んだ。
    そいつの家に遊びに行くと、おかあさんは見た目白人だったので
    「こいつのおやじがアラブか。」と思っていた。
     ある日美術の授業で「思い出に残っている絵を書きましょう!」というのがあって、
    自分はドラエモンとアラレちゃんと遊んでいる自分を描いた。
    それで隣の席のアラブに「日本のロボットだ。日本は優秀だから高性能ロボットが作れるのだ。」
    と見得をはった。
     アラブは「ボクの絵も見る?」と自分の描いた絵をみせてくれたのだが・・・・
     女性が建物の中で笑顔の兵隊に殺されて内臓と目が飛び出ている。
    足元には赤ちゃんの死体が転がっている。
    その外では戦車が走り、子供、大人が押しつぶされている。ひええええええ。
     もうあれから二十年近くたつが網膜にはっきり焼き付いている。
    何が恐ろしかったかというと、殺戮行為を働く兵隊がすべてニコニコ笑っているのだった。
     その絵は教師の検閲にひっかかり教室に飾られることはなかった。
    そしてアラブは当然こっぴどく怒られた。
    あとで「ねーどーしてあーゆう絵を描いたの?」ときいたら
    「あれはね、ボクの国で家族が殺された絵なんだ。」というようなことを言っていた。
    (当方も先方もガキだった&ドイツ語学習途中だったので意思の疎通は正確にはできなかったが、
    どうやら悪い人たちがボクらの国をのっとろうとして家族みんな戦って殺された、
    ドイツの人が新しいおとうさんおかあさんになってくれた、ようなことを言っていた、と思う。)
     当時は子供だったのでよく事情はわからなかったのだが、
    後に彼はパレスチナゲリラの遺児だったのではと思いあたるようになった。
     今でも中東に平和は訪れず、ニュースを見るたびに心が痛む。
    自爆テロもさかんだ。彼はよく「自分も大人になったら戦いたい。」といっていた。
    今はどうしているのだろうか?

    765: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/06/12 04:56
    >>764
    ほんのり怖いというより、ほんのり切ない












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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2019年07月06日 23:12 ID:u0VWu0.C0*
    猿の脳みそは中国では確かに食う
    仮に創作として活け作りで脳を食すという発想が怖いわ
    2  不思議な名無しさん :2019年07月06日 23:14 ID:u0VWu0.C0*
    棺桶に人形を入れるの初耳や
    3  不思議な名無しさん :2019年07月06日 23:21 ID:lr3HX32U0*
    子供を拐う妖怪て、かますやんけ。
    4  不思議な名無しさん :2019年07月06日 23:36 ID:NrUVUKXS0*
    猿の脳みそは、江口寿史「すすめ!パイレーツ」にあったけど、考えて見りゃ少年誌にこの描写って、よく許されたよな。
    固定された猿が「俺はいま、何をされてるんだ?」と驚いてるの。
    5  不思議な名無しさん :2019年07月07日 00:01 ID:hxI27wHd0*
    電車が急ブレーキかけたら、すぐに動き出さない。間違いでも、安全確認するし、何より乗客の安否確認する。
    自分が急ブレーキかかったように思い込んでるんじゃないのか。
    6  不思議な名無しさん :2019年07月07日 01:49 ID:JZfax.UT0*
    脳みそなんか喰ってるとプリオン蛋白溜まってそのうち死ぬんじゃない?
    アメリカだと食肉加工場で豚の脳が飛散した際に微粒子吸い込んだ人達が神経おかしくなってるし
    7  不思議な名無しさん :2019年07月07日 07:42 ID:6xMsfSZR0*
    中学生の女の子の枕元に出て金縛り、更にその先輩の枕元へ移動して金縛りに遭わせ朝練に遅刻させた罪深きハゲが印象に残った
    8  不思議な名無しさん :2019年07月07日 07:51 ID:9OGW.Wr20*
    最後のはリアルにキツいね
    9  不思議な名無しさん :2019年07月07日 08:17 ID:UbBXHQWU0*
    日本でも相当年配の猟師なんかはいまでも捕まえたサルの脳みそを生で食べたりするって話を本で読んだわ(さすがに生きてはなかったと思うが)
    その本の著者も現代でも日本にそういう人がいることに驚いたみたいなことを書いてた
    10  ゐゑぬこ :2019年07月07日 09:04 ID:nUEbcsQ10*
    (−_−;)解散戦争。。。覚えとこ~(ヲ
    11  不思議な名無しさん :2019年07月07日 10:31 ID:Pf.NDgz80*
    札束の話わからん
    医師のロッカーから盗んだお金なのかね。
    12  不思議な名無しさん :2019年07月07日 10:32 ID:N0gFFH1y0*
    猿の脳みそはレクター博士がやってたやん
    キョロキョロしてるのは人間だったけど
    13  不思議な名無しさん :2019年07月07日 15:18 ID:NvEtkseQ0*
    猿の脳みそ喰いの事だが80年代位にギニーピッグとか残虐な映像が映っているビデオとかがあったんだがその系統のビデオ作品の中に中国?のレストランの個室のようなところで今の中華テーブルのようなもので真ん中に穴が開いてそこに猿(生きている)の首がはまったものがあった、客は欧米人でそこにウェイターが猿の頭を割って客に供している映像の物があった。
    14  不思議な名無しさん :2019年07月08日 03:31 ID:.ijgwB8q0*
    >>12
    インディージョーンズ魔宮の伝説で猿の脳ミソ振舞われるシーンの方が先に思い浮かんだわ
    15  不思議な名無しさん :2019年07月08日 20:11 ID:Q.f8DuUl0*
    札束の話のオチが全然分からないので誰か教えてほしい……!!
    「静かな当直だった、文献を読みながら煙草をくゆらせていた。」から始まってる話のやつ。検索しても元のサイト?も出てこないし困った…。
    16  不思議な名無しさん :2019年07月15日 17:55 ID:49v0.T1s0*
    >>15
    先生が、遺品の札束盗んで、ロッカーに隠してたんだろ
    遺体となった男の、家族への執念

     
     
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