2. 1セント・ベンジャミン・フランクリン・Zグリル(1868年)
価値:最大300万ドル(約3億2千万円)
この切手は、2枚だけ現存しています。所有しているのは、ニューヨーク公共図書館とアメリカの資本家ビル・グロス氏です。2005年、グロス氏はこの切手を300万ドルで獲得しました。
3. 逆さのジェニー(1918年)
価値:最大300万ドル(約3億2千万円)
これは、アメリカの24セント切手で、逆さのジェニーで知られています。ある男性銀行員は、切手発行日に
中央の飛行機が反転して印刷されていることに気づきました。男性は、100枚切手を24ドルで購入し、その後15,000ドルで売却しています。
4. 3シリング・バンコの黄色(1857年)
価値:約230万ドル(約2億5千万円)
このスウェーデンの切手は、
青緑色で印刷されるはずが、1枚だけミスで黄色になっています。この切手の所有者は複数おり、ルーマニア国王も含まれていました。正確な金額は公表されていませんが、2010年に約230万ドルで販売されています。
5. バーデン・9クロイツァー・エラー(1851年)
価値:最大130万ドル(約1億4千万円)
このドイツの切手は、
ピンクで印刷されるはずが、ミスで緑色になっています。このエラー切手は4枚存在していて、3枚は手紙に貼られ、1枚は未使用だと考えられてきました。しかし、2019年5月、
熱心な切手収集家によって、5枚目の切手が発見されています。
6. アレクサンドリア・ブルーボーイ(1847年)
価値:100万ドル〜(約1億円〜)
この切手は、恋愛を禁止されたあるカップルの手紙に添付されていました。2人は異なる宗教をもついとこ同士でした。手紙の最後に、送り主は手紙を燃やすように書きましたが恋人は残すことを選択しました。そして1907年、この手紙は親族により発見されました。
1913年時点では、切手の価値はわずか5,000ドルだったそうです。
7. 12Dブラック(1851年)
価値:最大75万ドル(約8,100万円)
この切手はカナダ初の公式切手です。100枚以上存在すると考えられています。
8. プレート77・ペニーレッド(1863年)
価格:約71万6,000ドル(約7,700万円)
この切手は世界に5つ残っているそうです。収集家の間で人気があり、2012年と2016年には、別のペニーレッドがそれぞれ取引されました。切手の1つは大英博物館に展示されています。
9. ティフリス・ユニカ(1857年)
価値:最大70万ドル(約7,500万円)
当時はロシア、現在はグルジアになっている地域で、この切手は作られました。1857年には数枚しか印刷されておらず、
5枚のみ現存しています。2008年に70万ドルで、2015年に60万ドル以上で出品されていますが、売却された記録は残っていません。
10. 2セント・ラージクイーン(1868年)
価値:最大47万5,000ドル(約5千万円)
このエラー切手は、
3枚のみ現存しています。2013年に3枚目の切手が認証されました。
ミスで別の紙に印刷されてしまったため、珍しい切手とされています。1925年までこのミスは発見されず、
切手は偽造されたものと考えられていました。
11. 反転した白鳥(1855年)
価値:最大17万2,000ドル(約1,850万円)
反転した白鳥のエラー切手は、
オーストラリアで最も希少で最も価値のある切手と考えられています。切手が導入された当初、印刷手順が複雑で、
画像が反転してしまったそうです。現存数は15件と推定され、未使用のものはありません。
12. ペニー・ブラック(1840年)
価値:最大12万7,000ドル(約1,370万円)
世界初の郵便切手ペニー・ブラックは、1840年に導入され、1841年に廃止されました。ペニー・ブラックは、印刷された
プレート番号と切手のカット具合で価値が判断されます。
13. レッドマーキュリー(1858年)
価値:最大4万5,000ドル(約500万円)
オーストリア初の切手であるレッドマーキュリーは、1851年に初めて導入されました。この切手は多くの変更を経ています。その中でも、フランツ・ジョセフがデザインした1858年の切手が、最も希少で最も価値があるそうです。
小さな紙にこんな高値がついてしまうんですね。自宅にある切手の中にも、お宝が眠っているかもしれません。
via: Ranker