2. カトリックにも認められている
キリスト教とブードゥー教の間には類似点があり、この2つが共存している地域もあります。アフリカの繁栄と平和のために、キリスト教の司祭とブードゥー教の司祭が共同で活動することもあるそうです。
カトリック教会がブードゥー教を宗教として認めた式典に、1993年、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が出席しています。
3. 中心はヘビ
ヘビはブードゥー教の神話で中心的な存在です。ブードゥー教の教えでは、
ヘビの神ダンバラが世界を創造し、世界にあるすべてのものを創造しました。
ダンバラは社会のマイノリティーや弱者、子供や障害者の擁護者とされており、尊敬され崇められています。人々は聖職者らがダンバラの霊に取りつかれていると信じているそうです。
4. 動物の犠牲
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ブードゥー教では、動物の犠牲と供物が、精霊と動物の生命力を組み合わせ霊力を若返らせると信じられています。動物生贄の儀式の一環として、
動物の血と肉は一緒に調理して食べるそうです。
他にも、ヤギやヒツジ、イヌやニワトリ、そしてブタが犠牲になっています。鎮めと祈りのため、動物の生贄は神に捧げられるそうです。
5. 癒やしもある
ブードゥー教は肉体と精神を傷つけるとし、邪悪な宗教だとされてきました。しかし、ブードゥー教は、ハーブなどの本草学に焦点を当てています。
そして、ブードゥー教の儀式の目的は
社会の中で傷ついた人たちを肉体的にも精神的にも助けるとされています。そのため、呪術医は体の治癒を行い心身を修復すると言われています。
6. ブードゥーの女王マリー・ラヴュー
マリー・ラヴューは、ブードゥー教の女王として有名です。ブードゥーの女王は、ニューオーリンズでアメリカ先住民とアフリカ人の間に生まれました。ニューオーリンズの街で、
ブードゥー教の儀式や習慣、式典を披露し、ブードゥー教を世間に広めたことで知られています。
7. ドクターは精霊の召使い
ブードゥー教の力を操る呪術医は、霊に命令して自分の命令を実行させる力を持った人物だとされています。その一方で、専門家は異論を唱えており、
呪術医は霊の召使いであると考えているようです。そのため、精霊を操る前には、犠牲や供え物をささげ、その霊に敬意を表さなければなりません。
8. ブードゥー人形
一般的に知られているブードゥー人形の用途は、呪文をかけて復讐するなど、邪悪な目的です。そして目的に応じて、災難や苦痛、死などの呪いを受けるとされています。
その一方で、霊や先祖とのコミュニケーションとしても使われているそうです。ブードゥー人形の目的は様々で、願いをかけた人物によって決まります。
9. キリスト教との関係
一般的には、ブードゥー教とキリスト教との間には関連性がないとされています。そして、憑依や祖先崇拝、魔術で使用する薬などの宗教的な習慣は、キリスト教と関係ありません。
しかし、
ハイチやルイジアナで信仰されているブードゥー教には、キリスト教と強い類似性があるそうです。そして、キリスト教の伝統や文化、信仰などが取り入れられています。
神秘的すぎてちょっと怖いですね。
でも、呪いをかけるにはブードゥー教は効くかもしれません。
via: LIST GECKO