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    死者12,000人以上…1952年のロンドンスモッグ、パニックの5日間に起きた事



    ロンドンスモッグ

    1952年12月5日、ロンドンスモッグ…これは、ロンドンで有害な霧が発生した公害事件です。

    wikiによる説明では次の通り。
    ロンドンスモッグとは、1952年にイングランド・ロンドンで発生し、1万人以上が死亡した、史上最悪規模の大気汚染による公害事件である。現代の公害運動や環境運動に大きな影響を与えた。原因は石炭によるSOxを中心とする面で、日本の四日市ぜんそくと汚染の内容が共通している。

    ロンドンは冬に濃い霧が発生する事で知られているが、19世紀以降の産業革命と石炭燃料の利用により、石炭を燃やした後の煙やすすが霧に混じって地表に滞留し、スモッグと呼ばれる現象を起こして呼吸器疾患など多くの健康被害を出していた。1950年代までの100年間にも10回ほどの大きなスモッグがあったが、その中でもっとも健康被害が大きくなったのが1952年である。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/ロンドンスモッグ

    このとき多数の死者が出て、首都機能は麻痺し、ロンドンはパニックになりました。今回は、恐ろしいロンドンスモッグの5日間に起こったことを紹介します。



    1. 霧で死者12,000人以上を出した

    Nelson's Column during the Great Smog of 1952

    1952年12月にロンドンを襲った霧は、通常のものではありません。霧は有毒なものだったので、気管支炎や肺炎などの健康上の被害も発生しました。当初、死者は4,000人となっていましたが、最近の調査で12,000人だったことが判明しています。





    2. 1m先が見えない

    2

    霧で視野が遮られ、人々は1m先も自分の足元すら見えませんでした。そのため、道を歩く際は、人にぶつからないように注意しなければなりません。車両が規制がされるまでは、道を渡ることも危険でした。



    3. 交通機関がストップ

    3

    濃霧によって、人々は自分がいる場所を把握できません。そのため、車の運転は大変危険でした。人々は信号機を見ることすらできないため、対向車も見えません。

    その結果、交通手段は完全に封鎖され、列車もテムズ川を渡る船もサービスを停止します。徒歩で帰るため、車の運転手は道に車を置いていきました。地下鉄だけが動いていたそうです。



    4. 犯罪者にとってはラッキー

    4

    この濃霧の影響で、犯罪が多発しました。空き巣が家に押し入り、ひったくりが多発します。犯人たちは霧の中へ消えてしまうため、警察は捕まえることができませんでした。



    5. 霧は黄色や黒っぽくて、ベタベタしていた

    5

    大気中のさまざまなものが付着したため、ロンドンを襲った霧は黄色や黒っぽいものでした。外出するだけで、人々は顔に黒いシミがつきます。さらに、歩道はベタベタで滑りやすく、街は汚くなりました。



    6. 霧が晴れない

    6

    通常、霧は風とともに移動していきます。しかし、1952年のロンドンスモッグでは、風が発生しなかったため、霧は数日間とどまりました。



    7. 大気中には硫酸の粒子が含まれていた

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    最近の研究で、ロンドンを襲った霧は硫酸の素粒子からできていたことが判明しました。硫酸は、石炭を燃やすことで発生します。1952年の冬は大変寒さが厳しく、家庭や職場の至る所で石炭を燃やしていたようです。



    8. 救急車が出動しない

    8

    運転が困難だったため、最終的に救急車もサービスを停止します。大勢の人が霧に苦しんで診察を必要としていたにも関わらず、歩いて病院に行かなければいけませんでした。消防士は普段から防毒マスクを持っていましたが、この期間、消火作業は困難になりました。



    9. マスク事情

    9

    薬局がスモッグマスクを考案して売り出します。しかし、価格が高く入手が困難だったそうです。そのため、外出の際、人々はハンカチやスカーフを鼻や口に巻いて保護しました。



    10. クロスカントリー・レースは開催

    Radcliffe Camera, Oxford - Oct 2006

    ロンドンスモッグの間、当局の呼びかけで、多くの学生は学校を休み、週末イベントは中止になりました。しかし、ケンブリッジとオックスフォードはクロスカントリー・レースを開催しています。過酷な気象条件の中での運動は、体に悪影響を及ぼしたに違いありません。



    11. 室内でも霧の影響を受けた

    L'Idéal Cinéma -Jacques Tati

    霧の影響は、外だけではありません。映画館では、霧で発生した黄色の物質がスクリーンに張り付き、上映中止になりました。また、屋内のオペラのコンサートも中止になっています。



    12. 前が見えなくて川に落ちて溺死

    11

    視界不良で誤ってテムズ川に落ちてしまい、何名かが溺死しています。



    13. ロンドンだけじゃなかった

    12

    霧の被害を受けたのは、ロンドンだけではありません。スコットランドの西部グラスゴーでも、肺炎患者が急増しました。推計では、患者が3倍になったそうです。








    写真からも不気味さが伝わってきます。

    前が見えない状況も怖いですが、都市の機能が止まってしまうことも恐ろしいです。

    via: Ranker












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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2019年07月20日 19:27 ID:57r9oXBK0*
    日本でも光化学スモッグが1970年代に問題になったな
    校庭で遊んでた子供たちが倒れたとか

    当時、富士山に登って関東域を望むと、スモッグが厚く垂れ込めているのが見えたそうだ
    2  不思議な名無しさん :2019年07月20日 19:28 ID:5cu2dlOj0*
    中国か
    3  不思議な名無しさん :2019年07月20日 19:38 ID:mN.LGHQO0*
    世の中って皮肉なもんで、人類はもともと薪資源を使ってたよね。
    でも人工増加で薪使いすぎてこのままじゃ世界から森林がなくなるってときに石炭が出てきた。
    石炭によって世界の森が救われたが、今度は公害がでて大気が汚染されるようになった。
    このままじゃやばいってときに石油が出てきた。
    石油によって大気が救われたが今度は地球温暖化がどんどん加速してきて
    このままじゃやばいって話になってきた。
    4  不思議な名無しさん :2019年07月20日 19:59 ID:E6bmpt.x0*
    19世紀末かと思ったら戦後の話で驚く
    5  不思議な名無しさん :2019年07月20日 20:04 ID:CgOzOXfc0*
    >>2
    中国の比じゃない
    さすがに中国でも1m前が見えない、交通機関が動けない、というレベルはない
    ロンドンスモッグは、粒子もひどいけど、SO2の健康被害もひどかったんじゃないかな
    6  不思議な名無しさん :2019年07月20日 20:08 ID:pCIjctcU0*
    小学校が環七沿いだったから夏になると必ず光化学スモッグ注意報が出てたわ
    7  不思議な名無しさん :2019年07月20日 20:22 ID:lr.Dp82h0*
    同じような感じの霧にあったことあるけど、それ全部スモッグだと思うと、よく外なんか歩けるな…って感じに思うわ
    8  不思議な名無しさん :2019年07月20日 20:23 ID:eHS8VuT.0*
    普通は高度成長期の後にそのひずみの修正をし
    それで日本もなんとか住める国土を維持した。

    ひずみの修正をせずそのまま突っ走っちゃったのが中国。
    9  不思議な名無しさん :2019年07月20日 20:38 ID:2PkLmwjK0*
    ※1
    関東で生まれ育ったけど、そういうば子供の頃(70年代から80年代初頭)、晴れて気温の高い日に光化学スモッグ注意報がよく出てたわ。
    10  不思議な名無しさん :2019年07月20日 21:58 ID:suzmxX320*
    光化学スモッグとかドラえもんでしか知らないけど、目がチカチカしたりするの?
    11  不思議な名無しさん :2019年07月20日 22:03 ID:V0ZeygAZ0*
    >>3
    森林がなくなるよりも大気が汚れすぎるよりも今のがいい気がする
    生まれた時からそうならいいけど、もう石油がない生活とかできないし
    12  不思議な名無しさん :2019年07月20日 22:55 ID:aZ9EDn0V0*
    人間が増えすぎなければ薪でもよかった
    気になるあの子に拾った薪をプレゼントすれば喜ばれていた時代サイコー
    13  不思議な名無しさん :2019年07月20日 23:04 ID:EOzC9VOT0*
    昭和40年生まれのおっさんだが。
    東京育ちだけど、そんな先も見えないようなスモッグに被われた記憶はないけど、夏場の晴れた日に大きく息を吸い込むと、喉の奥が痛くなったりしたから、空気は悪かったんだろうな。
    あと光化学スモッグと言えば、子供のころ、その濃度を測定するためらしい(詳しいことは知らん)黄色の飛行船が空に上がってた記憶がある。
    14  不思議な名無しさん :2019年07月20日 23:27 ID:83grCbKK0*
    千葉県北西部はいまだに光化学スモッグの注意報が出るよ
    15  不思議な名無しさん :2019年07月21日 02:36 ID:T7jC.ewT0*
    あの頃は遠出した帰りに東京付近になると、ドーム状に灰色っぽい帳が降りていたもんだわ
    今はチョット空気の汚れた国にしばらく滞在して、東京に帰ってきたら東京の空域が清涼に感じられる
    16  不思議な名無しさん :2019年07月21日 09:28 ID:.zHY5obO0*
    >>5は?H2SO4じゃねーの?
    17  不思議な名無しさん :2019年07月21日 14:04 ID:.P83TwED0*
    >>3
    お次はなんやろか…
    18  不思議な名無しさん :2019年07月21日 14:09 ID:.P83TwED0*
    >>11
    弊害が目に見えて現れるまでは石炭の頃もそう言ってたんやろな
    薪の頃だって無いと生活できんし
    結局今の人口過多で人間が生きていくためには何かしらデメリットのあるエネルギーに頼るしか無い
    19  不思議な名無しさん :2019年07月21日 15:53 ID:KGOWu1.L0*
    硫酸の素粒子ってひどい訳だな

     
     
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