448: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 15:13:18 ID:KxPR5GGLP
無事に3者面談も終わって帰る途中で、もう一度何がおったのか聞いてみた。
「あそこで自殺した人がおるわ。女の子やね。昇降口の奥に何かあるやろ?」と聞かれてすぐに思い当たるものがあった。昇降口から向かってすぐ左の廊下の突き当たりに階段があっていつも上るんやけど、階段のすぐ前というか上り口の所に机を上下に積み重ねたバリケードみたいなんで入り口を塞いで、窓に目張りしてあるトイレらしき部屋がある。
入学したときから疑問に思っていたけど、先生に聞いても「さあ?」とかとぼけられるから、みんなでお化けが出るとか噂はしてた。
でも実際に確かめた奴はおらんし、普通に気味が悪いんで、いたずらしようとかいう奴もたぶんおらんかったと思う。
「ああいうのは悪いことするから、絶対に関わったらあかんで」
とか釘を刺されたけど「ふーん」ってな感じでまた言っとるわみたいな感じやった。
その時は。
468: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 18:28:20 ID:KxPR5GGLP
7月も終わりに差し掛かって、1学期終了で掃除をすることになり俺のいた班がちょうどそこの掃除をすることになった。
とりあえず階段を無難に掃いて終わりやったけど、夏やし肝試し感覚でトイレのバリケードをちょっとどかして、中を覗いてみようやないかという流れになった。俺はあんまり気乗りがせんかったけど、怖がりやと思われるのも癇に障るし、昼間やったからまあ大丈夫やろうと思って参加することにした。
と言ってもバリケードをどかしても、ドアには鍵がかかってるし、窓には内側から目張りがしてあるから中の様子は分からん。
男子3人ほどでドアを引っ張ってたけど開かず、そのうちに先生が来て叱られてしもた。
とりあえずその場はそれでしまいになったけど、内心ホッとした。
気のせいとは思うが誰もおらんはずのトイレ中から「ザーッ」っと水が流れ続けているような音がしていた気がした。
それから暫らくたって、夏休みに入り、俺は陸上部の練習で毎日学校に来るけどトイレの話はすっかり忘れていた。
練習は早朝から始まって昼には終わって、後は自主練なので、遅くまで練習することは無かった。
夏休みも8月に入り盆前ぐらいに、委員会活動で学校へ部活以外で行く用事ができ久々にジャージやなしに制服で登校した。
いつもは部室に直行なんで、昇降口で上履きを履くことなんかないけど、その日は職員室にも行かないといけないし、教室で作業するため上履きに履き替えていつもどおり階段を上っていった。
必然的に例のトイレの前を通るわけだが、朝から何かジメッとしていて嫌な雰囲気やった。
トイレは建物の中では北東の角にあって窓も階段の下についてる小さなのしかないから年中湿気てる。まあ嫌なことがあったから余計にそう感じるのかもしれないけど、とにかくその日はそっちを向くのも嫌で、急いで階段を上がって教室に行き荷物を置いてから、職員室へ向かった。
469: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 18:30:51 ID:KxPR5GGLP
委員会の名前は美化とか環境とかそんな感じだったけど、夏休みの間に伸びそうな草抜いたりとか花植えたりとかめんどくさい仕事があるのだが、部活の顧問が指導やってるのと、仲のいい女子がいるのでまあやるかってな感じで作業してた。
昼に休憩を取って、3時ぐらいには大体作業も終了し、ささやかなご褒美として職員室でジュースを飲むことになった。そんで、話の流れで怖い話をすることになった。
俺の母親の霊感みたいな話は、多少有名でそこにいた連中も俺に話せ見たいな感じだったので、気乗りはしないが話してるうちに、例のトイレの話になった。
「で女の子が自殺したって」とか言って多少脚色して話した覚えがあるが、女の子が怖がって面白かった。
けどどうもウラを取ってみないことには気が済まんみたいになって、先生にみんなで頼んだけど、「配管が壊れてて、トイレの数も足りてるから使わん」みたいな理由を言ってた気がする。
確かに中学は荒れてたから、使わん便所とか空けてたら不良がタバコかシンナー吸う場所として使われるから鍵を閉めるのは分かる。でも目張りは何でしてあるんかがわからん。
それまで気に留めてなかったが、外側から見える窓にもしてあるのはおかしい。
先生に聞いても教えてくれんから、学校に詳しい誰か他の大人ということで、ピンときたのは校務員のBさん。
Bさんはオモロイおっさんで、セクハラ発言があるので女子には不人気だが、俺は個人的に好きだった。
でBさんに聞いてみたら、少し考えた後で「先生に言うなや」と言って教えてくれた。
470: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 18:33:22 ID:KxPR5GGLP
俺が中学の時から遡ることさらに10数年、確かに女生徒が自殺していた。
Bさんも当時は校務員ではなかったので、詳しくは知らないが、トイレで包丁かナイフを使い手首や喉を傷つけ失血死したらしい。
問題となったが新聞で取り上げられることもなかったそうだ。
自殺した理由についてもこれといって見当たらないらしく、当時は色んな憶測があったが、結局分からずじまいだった。
事件が起こった当時、俺等家族はまだ他県にいたからそんな事件を知る由もない。
つか母親が言ってたことは本当だったと思いゾッとした。
Bさんは「でも、それが原因や無いんやで。ほんまは出るからや」と笑いながら言った。
自殺の事件後も普通にトイレは使われていたらしい。
しかし、利用する生徒が鏡に血だらけの女の子が写りこんだり、血糊のべったりついた手形がトイレの壁に現れたりと言って騒ぎになった。
先生も子供の単なる勘違いか思い込みだと思っていたが、何人もの先生が同じ体験をしたらしい。笑い事で済まされなくなって、お払いなどを頼んだが効果も無く、結局封鎖することになったらしい。
話終えて「ワシは見たことないけどな」とBさんは笑った。
471: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 18:34:47 ID:KxPR5GGLP
Bさんに礼を言って帰る途中で、うちの中学の不良の何人かと私服で高校生ぐらいの男女5,6人ぐらいが、俺と入れ違いで学校に向かってきてた。そのうちの一人は小学校から同じで結構仲の良かったIと言う不良がいたので声をかけてみると、
「学校で肝試しをするんよ」とか言ってる。時間は夏の夜6時まわった位で、「まだ明るいけど、気をつけろよ。先生もおるし」と言う風なことを言って別れた。
I等が学校に入らず校門付近でダベッていたのを見て、とりあえずその場は帰った。
家に帰ってもまだ母親が帰っておらず、妹が友達とテレビを見てたような
そこに電話がかかってきて仕事先の母親からだった。
「今日はもう、誰かに誘われてもどっこも行ったらあかんで、N(妹の名)と私が家に帰るまでおりよ」という変な電話だった。
これは今でも良く覚えとる。
その後、しばらく居間で妹とゲームしてたらIがやってきて、「今から肝試しいかね?」と誘われたが、母親の言うことを守らんとマズイと思い断った。
どうも嫌な予感がした。Iはとりあえず学校に行ってから、他の廃墟とかも回る、先輩(たぶんヤンキーの)が車で来てるから色々行ける言ってはしゃいでいたが、さっきから嫌な予感がしたから暗に止めておいたほうがいいんじゃないかと言ったが、行く気満々で止めても聞かないから好きにさせることにした。
472: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 18:35:49 ID:KxPR5GGLP
次の日、部活で学校に来ると、昨晩のI達のことが気になってとりあえず昇降口の方に向かった。すると例のトイレの外側で何人か他の部活の子が集まってるのを見て、近くに行ってみるとトイレの外側の窓ガラスが割られていた。先生が来て片付けるから、触らんようにと言われた。ふと見ると目張りが剥がれて中が覗けるなにかふらっとした感じになって、窓の外枠に掴まって、懸垂して中を覗きこんだ。
中は特に何も変わった所はなかった。タイルはピンクに近い色で男子トイレとは色が違うなと思った。もっと良く見ようとよじ上った時、
「・・・」
いきなり耳元でボソッと呟かれた。何を言ったかは聞き取れなかったが低いかすれたような声だった。
びっくりして手を滑らせて、地面に落ちてしまい少し腰をうった。
窓を見上げても誰もおらん。周りの子等は不思議そうに俺を見とった。
その日の昼に、Iと昨日の肝試しに参加したと思われる人等が乗ってた車が事故って運転手死亡、助手席にいた人が重症、Iも腕を骨折した。
後で分かったとだが、やっぱり窓を割ったのはI達やった・・
で、その日の夕方母親が帰ってくるなり、
「あほ。関わるなっていうたやろ。軽く因縁つけられとるやん」
怒られたorz つうかおかんの方が怖いと思った。
むちゃくちゃになっとるかもしれんけど実話です。
473: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 18:42:13 ID:p1xuTzRP0
こえー
474: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 18:43:34 ID:NwVJR6cI0
おかんすごいな(;´∀`)
318: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 00:40:21 ID:PVyB1kGLO
昔車で犬をひいてしまったことがあるんだけど
その後かなり怖い事が続きました。
家でコーヒーを入れて、トイレに行って戻ってきたら、凍るんじゃないかと思うくらい冷えていたり、朝起きたら足に噛みつかれたような傷があり五針縫ったり、運転していると何もないのにドッンというなにかひいたようなおとがしたり等色々あり、
怖くなってお払いに行ったら、何も話してないのに『貴方犬ひきましたね』と言われてかなり怖かったです
今では特に何もないのですが、犬が俺を見ると完全に敵意ムキだしで吠えてきます。
408: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 02:22:09 ID:5cgiHpmL0
真っ黒の何か
膝の骨が砕けて病院に入院していたときの話。
その夜はなんだか足がズキズキするので眠れずベッドでゴロゴロしていた。
しばらくすると病室のすぐ前のナースの待機室みたいなとこがやけに騒々しいので
なんだろうと思ってじっと見ていた。いつまで経ってもうるさいのでトイレに行くついでに
何してるのか確かめてみようと病室を出てみるとナースの待機室に人が誰もいない。
「どうなってんだ・・・。」と思ってふとトイレのある右側を見ると――
何かがいる。
黒いモヤモヤした奴がこっちを向いて突っ立っている。
そしてまるで滑るように近づいてくる。
「やばい!」と思って俺はすぐに逃げ出した。
松葉杖もかなぐり捨て必死で逃げた。
だがそいつは異常なスピードでグングン近づいてくる。
このとき気づいたのだが「そいつ」には目も口も鼻もない。
何もないのだ。
ただ人の形をしているだけ。
あとは全て真っ黒。
409: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 02:31:46 ID:5cgiHpmL0
そして、そいつは俺に追いついた。
俺は地面に力なく座り込んだ。
「そいつ」が何もない顔を近づけてきた。
もうだめだと思って顔を手で覆った次の瞬間――
すぐそこは天井だった。
どうやら夢だったようで、体は汗ビッショリだった。
「夢かよ・・・。」と安堵感から少し笑いさえ出てきそうになった時である。
ガクン!と急に体が沈んだ。
自分の体を見てみると、ベッドの両脇から出たまるで蜘蛛の足のような
巨大な「手」が両脇から体を下に引っ張っていた。
俺はどうすることもできず、ズブズブと体をベッドの中へと持っていかれた。
「やべえ、連れてかれる!!」と思ったその時(自分でもなぜ連れてかれると思ったのかは分からないが)
目が覚めて目の前には天井があった。
そして時はもう朝となっていた・・・。
415: 1/2 2005/07/04(月) 02:45:26 ID:h1NrWOPh0
霊能力を確かめる方法
自分の霊能力を確かめる方法の一つとして こんな方法があるらしい
「まず、自分の自宅の門をなるべく正確にイメージして その門をイメージの中で叩いてみて(ノックみたいな感じ
確かな手ごたえがあったら門を開ける
その門が無事に開いたら、その“イメージの中の自分の家”を歩き回ってみる
台所に行ってみたり、風呂場を覗いてみたり、階段を上ってみたり・・・
その『家』には本来誰もいないはずなんだけど、そこで霊感のいい人は
何人かの人を見つける事ができる
そこには実際の世界でも何らかの霊がいるらしい・・・」
まぁそれはとある小説の中にあった方法で、結局は主人公の女の子が自分の部屋で悪霊を見つけてしまったとかで
よくある話として終わったんだけど、自分はその 「霊感を確かめる方法」というものにひどく気を惹かれたんだな
という訳でさっき試してみた。部屋の電気、電子機器をすべて消し、ベッドに仰向けになって。
自分の自宅で試すのは怖いから、自分が6才まですんでいた実家 引っ越す前の家をイメージしてみた。
まず、最初に門をイメージした。錆びた鉄格子のような門。クリーム色の荒いタイル。
インターホンに、門のすぐ近くにある車避けのゴムの支柱。その根元にはタンポポのような小さい花が生えている。
意外とすぐに思い出せ──、例のごとく門を叩いてみる。
反応というか、手ごたえを感じる。無論ノックは帰ってこない。
門に鍵は無く、普通に開き 電磁ロックのはずの家の中に入る扉も容易く開いた。
無駄に広い玄関に入ると、まず壁が正面に来る。
そこを左に折れ数歩進むと、右手側に階段、正面にキッチン兼居間、左手側にトイレと洗面所が見える。
全部扉が閉まっていたが、とりあえずキッチンに進む扉は開いた。
部屋には何も無く、奥のほうまで歩いても何も感じられない。とりあえずここには何もないようだった。
次に、階段に進む道の扉を開けた。これも容易く開く。
数歩のぼり、昔兄が書初めをしたらしいかけじくを見かける。文字は太い字で「きりん」と書かれていた。
もう数歩いくと踊り場に出て
──左の方を向いた瞬間 全身の毛が逆立つような感じがした。
416: 2/2 2005/07/04(月) 02:45:50 ID:h1NrWOPh0
そこには父親がいた。
何かがいた事にも驚いたが、それでも何か得体のしれない幽霊のような
おぼろげな雰囲気のものがあると仮定していただけに、しばらく思考が止まってしまった。
父親の外見は何故か酷く老け込んでおり、自分の方を向いてはいたが
自分を透かして全く何も無い空間を見ているような目をしていた。
それともう一つ気になったのだが、父親は身長ほどもある大きい出窓を背負うように立っていたのだが、
その出窓の奥にも、父親以上に不可解なものを感じた。
それのほうは漠然としていて、「正体不明」といった感じだが
酷く暗く、埃臭く、その方向にはとてもじゃないけど進む事ができなかった。
ただ、逆にそっちの方向に進みさえしなければ 自分は安全でいられるという確信もあった。
そこで現実に帰った。もう一度そこからスタートしようと試みるも、
今度は酷く霞がかかっており、「ただの想像の家」でしか感じられず
無論そこには何も居なかった。
たった今思い出した事だが、踊り場から右の階段に行くと 兄と姉の部屋
左に行くと、自分と父親の部屋に行く道だった。
それともう一つ、
父親のいる方向に一歩でも進んでいたら、父親は自分に気づいただろうし、
そうなったら自分はどうなっていたかわからない。
423: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 04:13:00 ID:GUU1ql9aO
百貨店の清掃員
俺は百貨店の清掃員の仕事をしている。
ある日、店員がすべて帰った後(午前0時)に店内のワックスがけをしていた。
清掃員は五人居て、各フロアに別れて清掃をしている。
その日俺はB1の食料品売場を清掃していた。
1時間ほどマシンワックスをした後、マシンをB2の道具室に帰しに行ったときに、
道具室の鉄扉が勝手に開いた。
「他の清掃員がいるのか?脅かしてやろう!」と思い、その扉に思い切り空き缶を投げ付けた。
『ガーン!』
でかい音が地下二階に響き渡る。俺はいるであろう、その清掃員のビビリ顔を想像し、ワクワクしていた。
が、誰も出てこない。
おかしいな?と思い、道具室を覗いてみた。
道具室は薄暗く、中に誰もいない。
「あれ?たしかに扉が内側から開いたのを見たのに・・・」
と思い、道具室の奥まで行くと、
そこに黄色のチューリップハットを被り、真っ赤なランドセルを背負った女の子が向こうを向いてしゃがんでいた。
一瞬、なんでこんなとこに小学生が・・・と思った。
次の瞬間、その子はスッと立ち上がり、ゆっくりと振り向き始めた。
俺は直観的に『この子を見ちゃダメだ!』と思い、一目散に逃げた。
すぐに他の清掃員を呼び、その事を伝え、再びB2に行ったが、どこにも女の子はいなかった。
恐怖は伝わらないかもだけど、当時の俺はマヂびびった。
426: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 04:19:36 ID:4dedln9dO
>>423
こえー…即効逃げて良かったな。
読んだだけの俺でもビビる
317: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 00:32:54 ID:i8yOLbb00
のっぺらぼう
先日、皇居の内堀を歩いていた時のことです。
少し酒が入っていた事もあり、いい気分でフラフラと歩いていました。
永代通りとの交差点を過ぎ、そろそろ疲れてきたので竹橋か東西線にでも乗ろうと思っていたところ
堀の渕に若い女性がしゃがみこんでいるのが目に入りました。
近くまで行ってみると、その女性は泣いているようでした。
こんな夜遅くに女性が一人でいるのは危険だろうと思い、声を掛けてみることにしました。
「あの、大丈夫ですか?夜遅くに女性の一人歩きは危険ですよ」
こう話しかけたところ女性の泣き声はやみ、こちらを振り返りました。
そこで見たものは生涯忘れることはできないでしょう!
女性の顔には目も鼻も口もなく…まるで卵のようにつるんとしていました。
私は年甲斐もなく悲鳴を上げ、逃げ出してしまいました。
あれは何だったのでしょう?あんな恐ろしいものは見た事がありません。
10分は走ったでしょうか、おでん屋の屋台の明かりが目に留まりました。
私はそこに駆け込み助けを求め、、先ほど見た女性の話をしました。
話している間、店主や他の客は返事一つせず、顔もよく見えません。
話を終えた時、ようやく店主が口をききました。
「それは恐ろしい目に遭いましたね。ところで、その女性はこんな顔だったのでは…?」
店主はいきなり顔を近づけてきました…!その顔は…!
先ほどの女性と同じ!目も鼻も口もありません!
他の客もこちらを向きましたが彼らも卵のようにつるんとした顔をしています。
私は恐怖の限界でした。悲鳴も上げず、そのまま失神してしまったのです…
気がつくと、辺りは明るくなっていました。
あんな恐い目にあったのは初めてでした。
以上です。
364: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 12:20:49 ID:gP7cI6yT0
>>317
皇居のお堀じゃなくて『おいてけ堀』じゃないのか?
オレのひぃばぁさんって人がのっぺらぼう見たって、氏んだバーサンが言ってたYO
320: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 00:56:31 ID:lqC159bl0
開かずの倉庫
僕が、いっていた中学校の話です。実話です。
大阪市東淀川区の中学校に行ってました。
今から、20年前のことです。
当時は、校舎が、3棟ありました。
なにせ、当時は、ずいぶん人が多かった時代ですから。
話は、その中の一つの校舎の話です。
321: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 01:00:17 ID:lqC159bl0
その校舎、当時には、めずらいい作りをしていました。
廊下の側の窓が、地上から、1,8m上にありました。
具体的には、拘置所の窓みたいに、天井から30cm下ぐらいに、
窓がついている、形状になっていました。
教室側の窓は、普通です。
322: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 01:06:52 ID:lqC159bl0
校舎は、3階建です。
2階3階は、教室になっています。
1階は、倉庫、物置になっいています。
広さは、教室4個ぶんぐらいかな。
確か、ワンフロワー、4クラスだったと思う。
出来事は、1階の倉庫の話です。
323: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 01:12:14 ID:lqC159bl0
僕が、入学する前から、1階が、すでに倉庫になっていて、
不自然でいた。
その倉庫のことを先生に聞くことは、タブーになっていて、
誰も、なぜ、1階が、倉庫になっているこか、教えてくれません。
倉庫は、開かずの倉庫です。
1年中、閉まりぱなしです。
324: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 01:15:32 ID:lqC159bl0
霊感の強い子は、倉庫の前を通るのを極力嫌がっていました。
ある日、事件が、起こりました。
ある女こが、倉庫の前で、倒れました。
そして、しばらく、目を覚ましませんでした。
327: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 01:19:20 ID:lqC159bl0
保健室に連れて行き、しばらくして、目を覚ましました。
そして、先生が、ほつり、言いました。
昔は、あの倉庫は、教室として使っていた。
しかし、何年か前、教室、自殺した女こが、いた。
それから、おかしなことが、起こるようになった。
332: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 01:27:39 ID:lqC159bl0
自殺者が、出てから、倉庫として使用している。
開かずの倉庫として。
それから、僕が、3年のとき、その、開かずの倉庫を
解体することになった。
そのとき、解体屋を人たちが、なにやら倉庫から、荷物を搬出している、
そばで、お経をあげている、坊主が、いた。
ずーと、荷物の搬出が、終わるまでお経をあげていた。
そのことは、なにか、覚えている。
333: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 01:30:43 ID:lqC159bl0
以上の話は、実話です。
当時を知っている人も、今となっては、37歳かな。
366: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 13:08:59 ID:MA1ZGCKJ0
おととい寝転がってテレビ見てたんだけど目の隅で天井からなんか白いもんが落下すんのが見えたと思ったら
ゴトン!て大きな落下音が聞こえてさ。慌てて音がした廊下を見たわけよ。
したらなんつーか、白髪の頭が一個落ちてんの。まじだよ。頭頂部をこっちに向けた頭だけが落ちてた。
俺、思考停止状態。固まってそのまま見てたんよ。したらその白髪頭から枝みたいな細い腕と足が生えてさ。
腕立て伏せやるみたいな体勢になって頭をぐっと持ち上げ始めたんだわ。俺パニック。
頭持ち上げて顔がこっち向いたら俺負ける!って思ってさ、とっさにゴキ用に手元に置いてた殺虫剤とほうき持って
ゴラァァァァァァッて雄たけび上げながら向かっていったんよ。
したらその白髪頭、びっくりしたように飛び上がってありえねー速さでジグザグに走ってL字になってる廊下を曲がっていったのね。
廊下曲がったところはトイレで突き当たり。俺も無我夢中で追いかけて廊下曲がったけど、、、いなくなってた。
あれってなに?もしかして一寸ばばぁ?俺の首掻こうとして天井からおっこったのか?
幽霊なら何回か見てるけど、あんな妖怪みたいなのははじめて見たよ。
いやほんとまじなんだけど信じてもらえないよな。
368: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 13:29:15 ID:cYYCiqBy0
>>366
物体Xみたいなヤツだな。
382: 本当にあった怖い名無し 2005/07/03(日) 22:22:28 ID:lixzZeWZ0
『首振りババア』
ここ1ヶ月ぐらいから良く見るんだけど
『首振りババア』は決まって
朝方4~5時の間にオレのアパートの前を通る。
『首振りババア』って言うのは首が傾いてるから
オレがそう呼んでるんだけど
明らかにその首の傾き(角度)がおかしい。
まるで、首の骨が折れてる感じなんだよ。
もう見た感じ曲がり過ぎって分かる。
初めて後姿を見たときはゾッとした。
『首振りババア』はどこかに向かって行ってる。
確かめたことがないので詳細は不明。
ちなみに顔は暗くて良く見えない。
なんか見てはいけない気もする・・・。
400: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 01:30:21 ID:PbYO1OHO0
自分福岡に住んでんだけど、福岡は最近やっと雨が降り出して
その前はすごい蒸し暑い日が続いてました。
で、自分そのせいで夜とか寝れなくてチャリこいで
西新のドンキでビール半ダースかって真夜中の百道浜で飲んでたんです。
さすがにこの季節なら誰かいるだろって思ってたら誰もいない。
それでもまぁ怖いこともないし浜辺に座ってサークルの事とか考えながら飲んでました。
二本ぐらい飲んだかな。
その時に海のほう見ると何か流れてきてるみたいに白いのが浮いてました。
じっと見てると流されてるより少し早いぐらいで浜に近づいてきて浜に上陸しました。
海がめみたいに。
でも海がめっぽくなくてなんか白いぶよぶよしたもの。
イメージとしてはここに出てきたくねくねに近いと思います。
自分目が悪いし酔って動く気力もないんで遠くから見ていただけですけど。
それが浜の真ん中あたりまで移動してきました。
そしてそれが震えるというか激しくばたつくようにその場で動くんです。
そんで死んだように収まったかと思うとそれが突然すごい女の悲鳴?
にしか聞こえないものをあげました。
そして、さっきのゆっくりした動作ではなくすごいスピードで海へ。
さっきは浮いていたのに帰りは全く浮いていませんでした。
海も自分も何事もありませんでした。
でも帰りによって見てみると砂浜に跡はついていたし、変に湿ってました。
あれなんだったんでしょ?
436: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 07:19:49 ID:3pJNlgxZ0
ワンさん
一人暮らししてたときに留守電にあったメッセージ
「王(ワン)です。元気ですか?電話ください」
これだけなんだけど、毎日一回必ず入ってた。
5回くらいメッセージが入ってたときに「電話番号が変わったことを
知らないんだな」と思って、応答メッセージに「ただいま留守にしています。
あとワンさん。お知り合いの電話番号変わってるんじゃないでしょうか?
うちは○○ですよ」と入れておいた。
帰宅してメッセージを聞いたらワンさんからメッセージが入っていた。
「ワンです。○○さんと名乗っているがウソはよくない。
大至急電話ください。いつまでも待ってます」
こういわれてもなぁ。ワンさんの電話番号知らないんだけど・・・
445: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 12:53:16 ID:k+ZshK5H0
だれか女王第一って話知らないか?
昔友達から聴いたんだけど忘れちゃった。
449: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 15:17:54 ID:gVgICOjK0
>>445
これじゃなくて?
ある少女が学芸会の劇で女王という大役を得た。
喜んだ少女は毎日夜遅くまで学校に残り、熱心に劇の練習を行った。
ところが、少女は練習の帰り道に車に轢かれ、死んでしまった。
この事がきっかけでその道には歩道橋が作られ、それ以来事故はおきなくなった。
ところが、最近この歩道橋を使うものが減ってきた。
其の理由というのは謎の女性化現象である。
この歩道橋に掲げられた看板には「この歩道橋は安全のために建てられました」と書かれているのだが、
その文字の一部、「安」と「全」の冠の部分が薄くかすれているため、ぱっと見にはこう読めてしまうのだ。
「この歩道橋は女王のために建てられました」
453: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 15:39:53 ID:dJjsk+LA0
>>449
ちょっと苦しいけど、怖かった。寒気がした。
464: 本当にあった怖い名無し 2005/07/04(月) 17:47:45 ID:tELpS5aV0
一年ほど前、俺は久しぶりに祖母の家に遊びに行った。
その日の夕方、祖母が買い物に行くということで俺は一人留守番をしていた。
特にすることもないのでうつらうつらしていると、突然凄い音が聞こえ、俺は飛び起きた。
その音はどうも何者かが凄い勢いでドアを叩いている音らしい。
祖母が帰ってきたのかと思ったが、祖母なら鍵を持っているはずだ。
俺は恐る恐るドアの所まで行き、ドアスコープを覗いてみた。
そこには全身黒尽くめの男が二人立っていた。
しかも一人はドアスコープに顔を近づけこちらを凝視している。異常なまでに血走った目で。
本当に目が真っ赤なのである。白目の部分がほとんどないというくらいに。
俺はすぐに目をそらすと、なるべく音をたてないようにその場から立ち去ったが、
ドアを叩く音は続いている。俺は音をたてないようじっとしていた。
しばらくして音が止んだ、と思ったら1分もしないうちに祖母が帰ってきた。
祖母に聞いてもドアの前にそんな男はいなかったという。
音が止んだ時間から考えると、男がそこから立ち去ったとしても祖母は彼等を目撃しているはずだ。
あんな黒尽くめの怪しい二人組、嫌でも目につく。しかし祖母は見てないと言う。
その後、祖母にも特に変わったことはなく元気で暮らしているのだが、
彼等はいったい何者だったのだろうか?
519: 本当にあった怖い名無し 2005/07/05(火) 14:55:53 ID:mFD3oJYN0
>>515
面白かったからコピペしますね。
164 娘 ◆GsgTVtxCCc sage New! 2005/07/04(月) 22:55:06 ID:/iCNI3cs0
文章も下手だし正確な時間間隔もなかったので、おかしなことになるかもしれません。
娘がご飯食べ終わって「おやつ~」というので出したのが、12時頃。
メールチェックの為にPC開いてた私は、娘と何か会話をしながらことりばこのスレを開いてた。
5分くらいたった頃(多分ね)、「えっ??」と言いながら横にいた娘が振り返った。
「ママ誰と電話してるの?」という。
驚いた私は「電話なんかしてないよ、何か聞こえたの?」と言った。
「うん、ママの名前読んでたよ」と、娘は普通に言う。
まだこの時は、やべーな回線から変なのでもきたのかな位にしか思ってなくて
このことをレスで書こうとしてた。
文章打っていくと、手が重い。おや?と思ってるうちに頭がぎゅーっと締め付けられ、
目の前が真っ白に。肩もがっちりと掴まれ身動きがとれない。
なんだこれは!とパニクりかけた時、隣の娘が耳を塞いでるのが見えた。
「ママーうるさいから早く電話出てよ!」
520: 本当にあった怖い名無し 2005/07/05(火) 14:56:25 ID:mFD3oJYN0
168 娘 ◆GsgTVtxCCc sage New! 2005/07/04(月) 23:06:24 ID:/iCNI3cs0
電話出てと言われても、そもそもかかってきてない。
体は金縛りがくる直前のような状態。
思うように言葉も出なくて余計混乱してくるし、娘はその間「うるさい」コール。
しばらくして、金縛りに近いならいつものように解いてみればいいと気づき
「私は神社に行ってお守りを買う」と、声に出して言うようにした。
何回か試してやっと体の自由が効くようになり、ここに即効書き込んだ。
背後の子供部屋から「カタン、ガン」という物音がする。
娘はもう叫ぶのをやめてテレビを見ていた。
171 娘 ◆GsgTVtxCCc sage New! 2005/07/04(月) 23:15:52 ID:/iCNI3cs0
書き込んで返事をもらい気持ちも落ち着いてきた時、
そーいやさっき物音したっけ、と思い振り向いた。
子供部屋が派手に散らかってる。
おもちゃ箱はひっくり返り、タンスの引き出し下2段が抜けてる。
見た瞬間もうここはやばいと思って家を出た。
外に出てから神社に着くまで、娘とはほとんど会話をしなかった。
宮司さんがいないので、娘に家に帰っても平気?と聞くと「うん」と言う。
いないものはしょうがないし、子供の勘を信じることにして今日は帰ってきた。
娘に「明日の朝神社行ってくるからね」と言うと、わかったと言ってた。
自分と下の子の名前を何度も聞かれてうるさかったから、必ずねと念を押された。
それが今晩私の眠れない理由。
521: 本当にあった怖い名無し 2005/07/05(火) 14:56:48 ID:mFD3oJYN0
312 娘 ◆GsgTVtxCCc age New! 2005/07/05(火) 10:22:09 ID:oXRc5A9p0
昨日はみなさんありがとう、夜明けまでサイトうろついて寝ました。
何かが歩く足音したり、何もなかったわけではないけど無事朝を迎えました。
子達もなんともなく、今日も元気に学校なりなんなり行きました。
神社にも行ってきて、宮司さんに話すとお守りくれて、お神酒?飲んできました。
正直「こんだけ?」と不満に思いましたが、もしかして一過性のものだったから
こんな簡単でよかったのかなーなんて考えたりした帰り道。
スーツを着た50歳くらいのおじさんに話しかけられました。
「お母さん細いのに重そうだね(母乳なんで栄養とられてる)、大丈夫?」
子がいれば話しかけられるのは普通だし、抱っこしてたからてっきり子の話しと思い
「いやーもう慣れちゃいましたよ、歩かないし」なんて返事をしました。
するとおじさんは私の頭の上を見つめながら「確かにねぇ」なんて返事を。
「慣れるほど一緒にいる感じじゃないけどな・・・お母さんコレ身に覚えないかい?」
と、頭の上を指差されました。
317 娘 ◆GsgTVtxCCc sage New! 2005/07/05(火) 10:43:06 ID:oXRc5A9p0
「何かいるんですか?」と聞くと、「頭痛して締め付けられる感じしない?」と苦笑いするおじさん。
PCやりすぎ&二日酔いでなってるんだと思ってましたおじさん・・・orz
そのおじさんに、昨日の出来事をかいつまんで話しました。
「あぁ~、だからか・・・」話終わるとおじさんはそう言いました。
しばらく何か考えてたおじさんは、ぽつりと「それ、オレが連れていくわ」とつぶやきました。
意味がわからなくて「え?」と返事をしている私の後ろに回り、
肩と背中をぽんぽん軽く叩くおじさん。
するとイマイチ重かった体が、ふっと軽くなってきました。
頭痛も頭の締め付け感も、全部じゃないけど軽くなったんです。
「ぁ・・・ありがとうございます」びっくりしたのと状況把握しきれない私はそれだけ言うので精一杯。
「いや、いいんだよ。しかしなかなか重いねコレ」とおじさんは笑ってました。
「コレはおれがどうにかするから、お母さんは怖い話とかあんまり興味持たないように。
今回はお母さんに色々出てたみたいだけど、実際受取ってるのは多分上の娘さんだよ。」
522: 本当にあった怖い名無し 2005/07/05(火) 14:59:26 ID:mFD3oJYN0
325 娘 ◆GsgTVtxCCc sage New! 2005/07/05(火) 10:56:56 ID:oXRc5A9p0
「子供だからかそういう力あるからなのかは分からない。
どちらにせよ受取ってしまう子なんだから、お母さん防衛してあげてね」
おじさんは諭すように言ってくれました。
「わかりました、本当にありがとうございます」もう頭下げるしかありません。
「オレがこれ連れて行こうと思ったのは、お母さんのおなかに子供入ってるからだよ」
「え?今生理中なんですけど!!」
「ほんと?多分いると思うんだけどなぁ、じゃ勘違いかな。」
「帰ったら調べてみます・・・」
「そうかい?じゃあオレは仕事あるから行くから」
「わかりました、見ず知らずの方なのに本当にありがとうございました」
「いや、いいよいいよ。子育て頑張ってね。おれも孫いるけどしばらく会ってないなぁ。」
なんて会話をしながら別れました。
けど、どうしても乗っかってたモノの正体が知りたくて、
「あの・・・何が乗っかってたんですか?」と聞いてしまいました。
「あんまり大きくないけど、これは鬼だね」とおじさん。
娘よ、おまい当たりでしたよ。つーかこのおじさん響鬼さんにしか思えない。
以上報告でした。
349 娘 ◆GsgTVtxCCc sage New! 2005/07/05(火) 11:21:42 ID:oXRc5A9p0
みなさんありがとう、自分でもこの出会い?にびっくりです。
ほんと、神様が引き合わせてくれたとしか思えない・・・
もしこのおじさんに会ってなかったら、自分や家族はどうなっていたんだろうとガクブルです。
明日にでも産婦人科に行ってこようと思っています、心配してくれた人ありがとう。
ことりばこの話自体は省略してしまいました。聞いたらまた何か進展あったかな。
オカ板はしばらく巡回控えたいと思います。楽しみの1つだったんで残念。
VIPいりびたろ。
おじさんは神様ではなく、響鬼なんだと今でも思っていますw
299: 「雪山」 2005/07/02(土) 22:07:00 ID:q1fE4vR50
夜。
男は目覚めた。男は風景写真家で、この雪山には三日前から助手と一緒に撮影に来ていた。
ふと男は気づいた。昨日の記憶がない。正確には昨日の朝から……
覚えているのは一面に広がる白。雪崩……?そうだ、俺は雪崩に飲み込まれて……
そして男は辺りを見回す。山小屋の中に助手の姿はなかった。
男は胸騒ぎを覚え、外に出た。山小屋の脇に、そこだけ不自然に雪が盛り上がっている
所があった。男はそこを掘り返す。
そこにあったのは助手の死体だった。彼も雪崩に巻き込まれたのかもしれない。
男は死体に向かって手を合わせ、とりあえず死体を山小屋の中に入れると眠りについた。
次の夜。
男は目覚めた。一日寝てしまったのだろうか?昨日の記憶が全くなかった。
男は山小屋の中を見渡した。昨日確かに置いた場所に助手の死体はなかった。
外へ出ると、やはり死体は昨日と同じ場所に埋めてあった。男はもう一度死体を掘り起こす。
さらに次の夜。
再び目覚めると助手の姿はない。再び元の場所に埋められた死体を掘り起こし部屋に戻すと、
男は一体誰がこんな真似をしたのかを知るためにビデオカメラを設置して眠りについた。
そして次の夜。
やはり助手の死体は埋められていた。男はビデオカメラを再生した。
そこに納められていたのは起きあがり、自分の横の檜山の死体を運び出す自分自身の姿だった……
496: 1/5 2005/07/05(火) 10:44:31 ID:3Poe6WqC0
山道に停まる廃車
今年の正月だったか。
諸事情で年賀状が出せなかった俺は、元旦の深夜23時頃にも関わらずポストまで年賀状を出しに行った。
ここ一帯はかなりの田舎なので、家からポストまでは1000m程。
自転車で行った。
街灯もかなり少ないし月も出ていなかったので、辺りは真っ暗。
その為懐中電灯を持参。
もちろん、そんな所だから家は指折り数えるほどしかないので、人通りは全く無い。
にも関わらず家から600M程の、山道をかなり下った所で、車1台が停車しているのを発見。
明りは点いておらず、人の気配はない。今思えば練炭を疑ったかもしれないが、
下り坂で少しスピードが出ていたのでそんな事を考える間もなく通り過ぎる。
497: 2/5 2005/07/05(火) 10:45:02 ID:3Poe6WqC0
そんな訳でポストまで行って年賀状を投稿し、帰り道。
坂を自転車を押しながら歩いていると例の車に再び遭遇。
何事も無く通り過ぎようとした時、自転車に取り付けられていた懐中電灯の明りが車全体を照らす。
すると、行きは気付かなかったが、車の窓ガラスやフロントガラス一面に血と思われる赤い後や手形がびっしり。
思わず立ち止まってしまった。
状態が状態なのでそのまま最寄りの家に行ってk察を呼べば良いのだが、何を考えたか俺は、車に近づいてゆこうとした。
その時だった。反対側の林から誰かが飛び出して来た。血塗れで、手には鎌と思われる物を持っている。
山道を下って町に出れば良いものを、気が動転していたので思わず家に向かって山道を登ってしまった。
自転車を必死にこぎながらも後ろを振り返ると、そいつは異常な速さで追ってくる。
変速ギア最大+火事場の馬鹿力にも関わらず、距離は徐々に縮まって行く。
途中何度も鎌で自転車の後部を攻撃されよろめきながらも(!)、やっと人家が見える。
気配が消え、本能的に振り向くと、その姿はもう無かった。
498: 3/5 2005/07/05(火) 10:45:32 ID:3Poe6WqC0
後日、数人の友人と明るい時間にその場所へ行ってみたものの、車はもう既に無い。
大量の血を浴びながらも反対側の林へ移動すると、普通は道に血痕の1つや2つは付くはずだが、それすら無い。
だが、自転車には確かにあの時鎌で引っ掻いたような傷と、その鎌に付いていたであろう血痕がハッキリと付いている。
車種、ナンバーは記憶してあるので、友人に通報するよう促されたが、何せ正月早々縁起が悪すぎるし、
それ以上に嫌な予感がしたので直ぐ忘れようと思い、今日に至るまで通報はしていない。
499: 4/5 2005/07/05(火) 10:47:57 ID:3Poe6WqC0
で、この話は楽天的な俺の性格もあり、すっかり忘れていたのだが、
先日他県の山道を通った時、あの車と同じナンバーの廃車を見付け、この話を思い出した。
その廃車は、あれから数ヶ月とは思えないほどボロボロになっていた。