922: 長いです 2005/07/18(月) 17:20:26 ID:iTJ0Xpun0
すると、部屋全体が明るくなったのです。電気つけっぱなしでした。
夢だと納得し、ほっとしました。
安心感から部屋中を見渡し、再び眠ろうとするとあることに気がついたのです。
右のタンスに置いた人形が正面(つまり私のほう)を向いていました。
再びパニックになった私は両親の部屋に飛び込み、その晩はそこで寝ました。
翌日、学校で隣の家の幼馴染に「昨日、怖い夢見てさー」と話をしました。
幼馴染は話半分に「へー」とだけ言いました。
その日、幼馴染を家に招きました。
幼馴染にその人形を見せると「スゴイ!大きい人形」と嬉しそうです。
「いいなぁ。夢の人形ってこれでしょ?カワイイじゃん、嫌なら頂戴よ」
幼馴染はその人形を持っていきたい様子。
今までさんざんリカちゃん貰ってきたし…
そうして、人形は彼女の家に貰われていきました。
923: 長いです 2005/07/18(月) 17:20:53 ID:iTJ0Xpun0
翌日の朝、鏡を見て仰天しました。
顔の右半分をニキビのようなものが覆っていました。
「イヤー、気持ち悪い!」見られたくないなぁとは思いましたがしょうがない。
普通に登校しました。
学校で幼馴染が私の顔を見るなり「わっ何それ!」と絶叫。
やっぱり目立つか…と思い「なんだろうねーニキビ?」と答えました。
すると彼女は「鏡…!保健室!!」と、私に小さい棒鏡を持たせました。
顔のニキビは真っ赤な引っかき傷に姿を変えていました。
「うわっ掻いた覚えないのに!!」急いで保健室へ行き、洗ってもらいました。
先生が言うには吹き出物が炎症を起こしたものらしいです。触ってないのに…。
人形を話題にしたんですが、何事もなく飾られているらしいです。
924: 長いです 2005/07/18(月) 17:22:48 ID:iTJ0Xpun0
その日の夜、ベッドに寝転んでいたのですが顔の右半分がやけに熱いです。
首筋に汗でまとわりついた髪の毛がチリチリするような感じ。
幼馴染の家から怒鳴り声がします。夫婦喧嘩か親子喧嘩かわかりませんが
珍しいことではありません。しょっちゅう喧嘩する家です。
…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「火ぁ事だー!!」
ベッドから飛び起きました。また部屋の電気つけっぱなし。
私は直感でうちだと思いました。きっと隣の兄の部屋。
兄の部屋はゴミ溜めの巣で、押入れの中で寝ており煙草を吸うからです。
さっき顔が熱かったのも、もしやそれ…?
予想は大きく裏切られました。
真っ赤に染まっていたのは幼馴染の家だったのです。
925: 長いです 2005/07/18(月) 17:23:24 ID:iTJ0Xpun0
私は飛び出していく両親に部屋にいるよう言われ、震えながら眠りました。
翌日、幼馴染の家は半分以上焼け落ちていました。
学校に行くと、早速火事のことが伝えられ明日からカンパを募るのでよろしくと連絡されました。
幼馴染は普通に登校していましたが、やはりみんな遠慮気味でした。
「火事の原因はなんだったんだろう?」さすがに聞けませんでした。
しかし、幼馴染は自分から事情を話し出したのです。
926: 長いです 2005/07/18(月) 17:23:53 ID:iTJ0Xpun0
「人形が親父に見つかっちゃった。『どこから持ってきた!!』とすごい剣幕で怒鳴ったの。私は貰ってきたと言ったのに親父はいきなりキレだして火をつけて床にぶん投げた」
『人形』の単語に私は背筋に冷たいものを感じました。
「えっ!?じゃあそれが原因!?」
「まさか、すぐに火は消えたけど、顔が丸焼けたのでそのまま捨てちゃった。…ゴメンね?」
私は無言で首をぶんぶん振りました。
彼女のお父さんはすぐカッとなる人らしく、今までも物に当たったり火をつけたりすることがあったそうです。
今回の火事も火の不始末が原因。
927: 終わりです 2005/07/18(月) 17:27:10 ID:iTJ0Xpun0
私の部屋に置いてあった人形。
右から聞こえてきた呪文、右側の顔の炎症、顔が熱い、焼かれた人形の顔。
なにかが繋がってるようで怖かったです。
ちなみに彼女はそこを引越し今は普通の高校に通っているそうでとても元気です。
私はその一件以来、さらに怖がりになりました。が、彼女はいまだに趣味のシルバニアを集めているようです。
長文、失礼いたしました。
928: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 17:32:51 ID:/lLVM6mu0
>>921
koeeeeeee!!人形系とかって苦手だ・・・
取りあえずGJ!
806: 本当にあった怖い名無し 2005/07/17(日) 11:43:02 ID:4LOvp1H10
電波受信女
ちょっと怖い女の人が近所に住んでる。
初めて見かけたのは2年位前の夜中、仕事帰りに自宅の近くで。
黒髪の長髪の女性で、歩きながら流暢に「株が○×…」とかデカい声で喋ってるんで、
「こんな夜中に携帯で仕事の話か…」とか思いつつ通り過ぎたんだが
すれ違った後に気付いた。「あの人、携帯持ってない…」
いわゆる「電波受信してる人」だった。それに気付いて私が早足で家路につく中
女性はずーっと「株が○×、ちゃんとやってくれないと×○…」と延々と喋り続けてた。
帰宅して母親にその事を告げると、「アンタ普段家にいないから知らなかったか」と言って教えてくれた。
どうやらちょっと前から裏手のアパートに住み始めた人とのこと。
昔からそこに住んでる爺さんと一緒に暮らしてるらしいが、娘なのかどうかは怪しいらしい(愛人?)。
日中に地元のスーパーとかにもよく現れて、レジ前とかでも構わず電波受信トークをかましてるらしく
近所では有名だそうな。
そんな話を聞いてから、度々その女性を見かけるようになった。ただ、私とすれ違う時に必ず立ち止まる。
別に狭い道路じゃないし普通にすれ違う事も出来るのに、その場でズーっと一人話をしてるだけ。
こっちも段々慣れてきて、普通に通り過ぎるようになった。
そんなある時、偶然家の前で女性と出くわした。その時も向こうは通り過ぎずに立ち止まってこっち見てる。
「?」と思いつつ、その顔を初めて見た。
女の人はこっちをジッと見ながら延々といつもの一人会話を続けてる。ただ目には光(つーか焦点?)が無い。
(●)(●) ←こんな感じ?
ふと、女性が黙る。何かいつもと様子が違う…ビビりつつも無視して私が家の門を開けたところで、女性がポツリと呟いたのが聞こえた。
「・・・今から乗り込んでやるわ・・・」
すぐさま家に逃げ込み鍵を掛け、気付かれないように2階の窓から恐る恐る家の前を覗いてみた。
が、もう女性の姿はなかった…
今でも時々その女性を見かけるが、あの時の事を思い出すと急に怖くなって思わず遠回りしてしまうようになった…。
815: 本当にあった怖い名無し 2005/07/17(日) 13:42:02 ID:34rWRclB0
洒落になんねえこわさだな
890: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 12:27:50 ID:qQpMS60B0
トイレの個室
大学時代の話。
サークル活動はちゃんとしてなかったんだけど、部室は食事をしたり、荷物を置いたり、空きコマの時間をつぶしたりと、けっこう頻繁に使わせてもらってた。
部室のあるサークル棟の端に、トイレがあるのね。
校舎は遠いので、部室いるときにはそのトイレ使用。
たまに痴漢が出るらしくて、防犯ベルも設置されてる。
女だけど、いつもサークル棟には人がいるし、あまり不安を覚えたことはなかった。
で、薄暗くなるような時刻。午後5時とか6時ごろ。そのトイレで用を足していたとき、のぞきにあったのね。何か人の気配?のようなもので振り返ったら、黒い影のようなものが個室の上のほうにチラッと見えて、慌てて逃げていく音がした。
その瞬間は全然わけがわからなくて、「え?今の何?」って感じでポカーンとしてたわけ。
怖くなったのは、その後だった。
891: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 12:31:35 ID:qQpMS60B0
いつものように用を足そうとすると、なんか怖いわけよ。
人の気配が気になって、生理的に落ち着かない。で、しばらくは校舎のほうのトイレを使ったりしてたんだけど、やっぱりだんだん面倒になって、そのトイレを使うようにもなってた。だけど、なかなかのぞきのことが忘れられない。
過敏になってたんだと思う。
用を足す前には、ちゃんと他の個室に人が隠れていないかとどうか確かめて、誰かが途中でこないかどうかにも気を張って、できるだけ早く用を足して、逃げるようにトイレを出てた。
そして、その日も、薄暗くなっていた頃で、ちゃんと前後のトイレ(習性で、いつも3つあるうちの真ん中に入ってた。特に便器とかが汚れてないときは)に人がいないかどうか確認して、それから入ったのね。パンツおろして、しゃがんで、いざ、ってときに、隣からカリ、カリ、カリ、って音がしたの。
892: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 12:35:30 ID:qQpMS60B0
「え、何?」って反射的に個室の上を見た。
用を足すどころじゃなくって、凍りつきながら隣を見てたのね。
本当に怖いと、何だか何もできない。呼吸すら浅く早くなってて、パンツを上げることすら忘れて、しばらく凍りついたまま。
……カリ、カリカリ、って音は、確かに隣から聞こえる。
用は足さずにそのままパンツを上げて、何だか知らないけど、隣に気づかれないそうっとトイレのドアを開いて、逃げようとした。
トイレの中は入ったときに比べて、「え?」ってほど薄暗い気がした。
蛍光灯もついてるんだけど、その光が褪せて感じられる感じ。
音がした奥のトイレは、扉が半端に閉じていて、私の位置からは見られない。
893: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 12:38:30 ID:qQpMS60B0
そのまま、逃げようかとも思ったの。
だけど、最初ののぞきに対する怒りってのもあってね、今度こそ顔を確かめて、どうにかしなくちゃいけないんじゃないかっていう気持ちもあったわけよ。
で、何となく、最初ののぞきとは違うような気もしたんだけど、息を詰めるようにして、奥のトイレに近づいてみた。
すごく鼓動が早くなってて、逃げなきゃ逃げなきゃ、とも思っていたんだけど、習性みたいに足が動くのね。さすがにすぐそばまでは寄れなくて、でも中がのぞける位置で立ち止まって、中をのぞきこんでみた。
896: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 12:51:09 ID:qQpMS60B0
個室の中はすごく薄暗かった。
後で考えたら、そんなに個室の中が薄暗いはずはないんだけど(照明あるから)、でも、そんなことまで頭が回らなくなってた。
暗くて、すぐには何があるのか見えない。だけど、暗闇に目が慣れるように、少しずつ何かが見えてきた。
仕切の壁のほうを向いて、何かがうずくまっていた。白いボロボロになった着物のような衣服。カリ、カリ……って音をさせているのは、そこから突き出された手だった。不思議と怖くなかった。だけど、そのまま後ずさって離れようとして、ふと顔を上げたときに、瞳の端に何かが見えたのね。で、ふと、その個室とは反対側の手前のトイレを見たとき、すさまじい形相の何かが、仕切の上からにらんでいた。
生首。すざまじい形相の。心霊写真とかでよくあるみたいな、ぞわっと総毛が立つような、生理的な恐怖を剥き出しにされるようなそんな顔。
898: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 12:54:20 ID:qQpMS60B0
一瞬しか見てない。
だけど、もんのすごく怖かった。
さっき見てたものには、首がなかった気がした。「本体はこっち」って、本能が伝えてた。
全身ガクガク震えて、歯の根まで合わなくなって、頭の中で「ごめんなさいごめんなさい!」って言ってた。
いちゃいけないところにいるような、そんな気分。
足はちゃんと動かなくて、そうっとそうっと、ゆっくりしかトイレから逃げ出せなかった。腰が抜けたような感じで。その間、全身鳥肌が立ちまくり。生首からの視線感じまくり。
悪夢の中にいるみたいに、トイレの入口までが遠かった。
外に出ると、とっぷり日が暮れてたんだよね。入ったときは夕日だった気がするのに。日が落ちるのは早いけど、それにしては早すぎる。時間を飛び越してしまったような違和感があったことを覚えてる。
899: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 12:57:57 ID:qQpMS60B0
私はけっこうおしゃべりな方なんだけど、大学を卒業するまで、トイレでの話はサークルの人にも誰にも言えなかったな。
のぞきの話も、自意識過剰みたいに思われるのが怖くて。
最初のは、確かにのぞきだったと思う。あののぞきのせいで、怖いものまで見た!って思うと、今でも腹が立つ。
のぞきは、ひどい天罰を受ければいいと思う。
それからは、サークル棟のトイレには一切行かなかったので、ネタはありません。
他の人からも、トイレについての噂は聞いていない。
長々とすみませんでした。
900: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 13:00:34 ID:Cfoo5Ug30
GJ!鳥肌立った・・・
838: 本当にあった怖い名無し 2005/07/17(日) 19:04:44 ID:H3c1o+iuO
横走り
ガキの頃、夏休みに連れと自転車で自宅から10㎞程離れた森林にカブト探しに行った。
あらかじめ、クヌギの木にバナナや蜂蜜を塗っておくために、初日は夕方の七時ごろに行った。
最初のうちは明るかったが、三十分も経てば暗くなってきたから、適当に作業を澄ませ、山から出ようとした。
連れと「明日、カブト獲れるかなぁ?」とか話ながら下山してると、山頂から凄い勢いで走ってくる足音がした。
『ダダダッ、ダダダッ、ダダダッ、』
まるで馬のような感じで。
俺と友人はビクついて振り向いたが、何も居ないし、その足音も聞こえなくなった。
「今、すげぇー足音しなかった?」っと友人が聞いてきた。
「うん!聞こえたよ。」と答えた瞬間、再び足音が、
『ダダダダダダダ!』
今度はかなり荒々しい音で俺たちに近いところから聞こえてきた。
振り向くと、両目をありえない程見開いて、
口元から20㎝程の長い舌を垂らした女が、だらしなく伸びた髪を振り乱しながら、俺たちを凝視しながら横走り(蟹走り?)してきていた。
俺たちは恐怖のあまりに声も出せずに一目散に走って逃げた。
20㍍程走って振り向くと、その女は居なかった。
何をされた訳でもないが、それが今までで一番恐い思い出だし、虎馬で山が恐くなった。
847: 本当にあった怖い名無し 2005/07/17(日) 22:14:45 ID:Z5jyD/oy0
丑の刻参りをしている所を見られたら
その見た奴を殺さないと自分に呪いが降りかかるって話あるなぁ
昔オレの友達が偶然見てしまって一晩中追い掛け回されたらしい。
まーなんとかソイツは逃げ切ったんだが
その時の話をしてくれた時に
「最初見たとき体が硬直した。
丑の刻参りを見てしまった!
って驚きじゃなくてさぁ。奴が人形を釘で叩いてた時の顔。
ありゃ人間のする顔じゃなかったよ。ソレ見て恐怖で体が動かなくなった。」
だとさ
769: 本当にあった怖い名無し 2005/07/17(日) 03:44:00 ID:TMFXnOad0
即出だったらゴメン。
某テーマパークでの話。
そのテーマパークはとても園内の世界観を重視しており、
来る方々に夢を与える事を重視しておるそうです。
ところがある日、沢山のコンプレ(苦情のような物?)が出た。
その内容というのが、
「お化け屋敷、とても面白かったのですが、1人だけ
着物の女性は周りからちょっと浮いてるので止めた方が良いのではないですか?」
と言う感じの物だった。
そのテーマパークは「西洋のお化け屋敷」。
世界観重視だから和装の幽霊なんて演出はもちろんありえない。
・・・・その日、沢山の人がお化け屋敷にて本物を目撃。
今もいるのだろうか・・・・?
873: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 04:31:47 ID:iywQx5Yx0
開けてよ、開けてよ
とある地方にスキーへ行った時の話です。
車で遠征したのですが、地図を見ながらこっちから行った方が近いんじゃないの?
ってことで、雪も降ってなかったので山越えルートを選択して行くことにしました。
いきなり一車線の狭い山道・・・友人がいきなり心細そうに。
「これ、完全に失敗じゃない?」
「でもまぁ、地図じゃこっちの方が近いんだよね、峠越えればすぐだよ、すぐ。」
俺も失敗だったかなぁと思いつつも、雪も全くなかったし、Uターンする場所すら
なかったので山道をどんどん進んで行きました。
鬱蒼と茂る木々、全く民家すら見当たらない山道。
軽快な音楽が流れる車内とは裏腹に、俺たち二人は無言のまま深夜の山道をひたすら
黙々と走り抜けようとしていた。
民家も見当たらないまま一時間近く走り、ようやく峠に差し掛かろうとしたその時
「あれ、あそこに誰かいるじゃん」
友人の声に俺も人影に気付いた。
スピードを緩め、近づいていくとその人影はどうやら、俺たちに向かって手を振って
いるように見えた。
874: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 04:32:07 ID:iywQx5Yx0
歳の頃は30辺りだろうか、こちらに手を振り、ニコニコ笑っていた。
車を止め、その男性の横につける。
窓を「コンコン」とノックしてきたので、さすがに寒かったから全開にはせず、声が
聞こえるだけ、数cmだけ開けるだけにしておいた。
「いや、まいっちゃいましたよ、そこで車が止まってしまってね、助けてもらえませんか。」
何故か俺と友人は沈黙したまま。
その男性は数cm開けた窓の隙間に指を突っ込んでくる。
「開けてくださいよ、ねぇ。」
ドアはロックしてあるのだが、外からガチャガチャと開けようとする音が。
「ねぇ、開けてよ。」
笑ってる顔とは裏腹に、ガチャガチャとドアを開けようとする音は激しさを増していた。
「開けてよ、開けてよ、開けてよ」
さらに男性はドアを開けようと必死になっていた。
「車、今すぐ出せ!ドア開けるなよ!」
友人がそう言うと、俺は迷いなくアクセルを踏みその男性を置いたまま走り去った。
ようやく民家が見え出した時に、黙り込んでいた友人がボソリと言った。
「なぁ、気が付いてただろ、お前も。あの人、こんな真冬なのに夏服だったろ。
それにさ、こんな寒いのに息も白くなかった、あれ、生きてる人じゃないよ。」
875: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 04:51:25 ID:dlM1s3yR0
ボールの弾む音
いいねぇ怖い話見るの好きだ俺もプチ怖い話でも書き込むかね、結構長文ですが
自分が高校生の時家族と親戚がすんでいる所に遊びにいったんだ
そこに行くと沢山従兄弟いるんだけど年が近いのと遊ぶのが通例で
その時も自分といつも遊んでいる3人とその友達2人の計6人でいて遊んでたんだが
従兄弟の一人が学校に忘れ物をしたらしく遊んでいる途中で学校の近く通ったんで
取ってくるといって行ったんだけど俺は他人の学校って妙に気になるタイプで
ついでに付いて行ったんだ、警報とかよけながら鍵開けて目的の教室はいったんだが
そいつが探し物している間ボールが弾む音がしたんだ
876: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 04:52:27 ID:dlM1s3yR0
最初聞き間違いかと思うぐらい小さい音だったんだが少しずつはっきりと聞こえてきて
従兄弟に話したんだがそいつ最初聞こえていなかったけど俺がこういった
ジョーク言うタイプでは無いということと、俺の耳の良さは知っていたから
忘れ物手に入れたら耳澄まして一緒にボールの弾む音聞いてみたんだ
で、そいつにも聞こえたらしいんだが聞こえたとたんマジな顔になって言った
その学校にはいまどき珍しく?7不思議みたいなのがあって
鎖と鍵でがんじがらめにされた部屋(これはマジであった)、夜中になると階段の踊り場に
鏡と扉が出てその扉に入ると出てこれなくなるといった話がいくつかあるんだが
その一つに夜中に体育館からボールの弾む音が聞こえるというのがあるらしい
877: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 04:53:31 ID:dlM1s3yR0
書いてて思ったんだがこれから分かりにくくなるので従兄弟とその友達に
それぞれA~Eの仮称をつけることにする
最初俺と一緒に入った従兄弟をA、女の従兄弟をB男の従兄弟をC
その友達をD、Dの妹であるが普通に友達として遊んでいる子をEとする
ボールの音は確かに体育館から聞こえてくる、音の感覚は10秒に一回かの極遅いテンポ
体育館を見ても真っ暗で人がいそうにはとても見えなく流石にやばいかもということで
一旦Aとみんなの所に戻りこのことを話してみたら肝試し代わりに行って見る事になった
門をくぐるとそのまま体育館に向かって進んで行った
しばらくすると俺とさっきとはBとで音がなっているのに気づいた
少し進むと全員音が聞こえるようになってきてた
俺とA、B以外は半信半疑だったせいか音が聞こえるとかなりビビってた
878: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 04:54:40 ID:dlM1s3yR0
体育館に着くと音は結構はっきり聞こえてきていた
この体育館は2階建てで一階は卓球、剣道、柔道、更衣室があって
二階にバスケやバレーする所があり音も二階からしていた
鍵はかかってたがAが開錠して中に入って行った
一応念の為に俺と一番ケンカが強いBが先頭、次にケンカが強いCと
男という理由でAがしんがり、DとEが真中という隊列で進んでいった
二階にいってコートに入っても何も無く、いつの間にか音も消えていた
何だったんだと思いつつふいにコートに入る手前にある扉に目がいった
後で聞くとここ上がると2階の窓や筋トレする所にでるらしい
なんの扉だろうと考えているとなぜか皆その扉を見ていた
いつのまにか全員その扉から目が離せなくなっていた
879: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 04:55:44 ID:dlM1s3yR0
こう書くと陳腐だと思われるかもしれないが
何ともいえないいやぁーな感じがして動こうという気が起きなかった
俺を押しのけるようにBが前に出て扉に手をかけると一気に開け放った
これまた何もなかったがさっきのような拍子抜けした空気にはならなかった
DとEが後ろでガタガタ震えているのが分かり
二人を扉から隠すように体を移動させていった
いきなりBが何かを殴っていた、最初は何もない所殴ったように見えたが
よく見ると拳のあたりに「何か」いた
880: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 04:57:21 ID:dlM1s3yR0
具体的な「何か」があるのではなくそこだけさらに真っ暗になっていて
向こう側が見えなかった、Bはもう一度それを殴ると
すぐにこっちに戻って「逃げろ」といってきた
多分動けないであろうDとEを俺とCとで問答無用で担いで逃げた
逃げてる最中そこら中の他より暗い影からあれが来るかとビビりながら
校門乗り越えてとにかくチャリで逃げて行った
あまり怖くはなかっただろうけどこれでこの話はお終い
後でBに殴った時のこと聞くと
「はっきりとした手ごたえはなかったけど当たった感触はあって
なんというか薄いカーテンみたいな布を殴った感じに近くて
当たった瞬間の感触はあるけどそのまま抵抗が殆どなく突き抜けたね」とのこと
あからさまな心霊現象は体験したことないけどこういったプチ体験は結構あって
なぜかこいつらと一緒の時に起こる、霊感持ちがいるのかな好評ならまた書くかも
881: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 04:59:03 ID:IDInIATWO
Bに惚れた
889: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 10:23:27 ID:NrdUhZF80
拾った大黒様
過去ログの何でも拾ってくる親父を見て思い出した。
10年位前にうちの親父が川から木彫りの大黒様を拾ってきた。
どうやら大黒様=縁起がいいと思ったようで簡単に洗って床の間に飾ったわけよ。
で、それから数日して親父謎の皮膚病発症。
炎症がひどくて背中と頭の皮膚がぐじゅぐじゅになってた。
病院で薬をもらって塗るも一向に改善しない、一時期はさらに悪化してた。
大黒様が怪しいんじゃねーの?って話になって木像の背中を見たらぱっくりと割れてんの。
親父に聞いたら元から割れてたらしい。
「うぉぉい!そんなもん拾ってくんなYO!」って家族で突っ込んだ後
とりあえずお清めとか色々やってたら数日後に親父の症状も改善しますた(今も通院中だが)。
単に偶然が重なっただけかもしれないけどね。
ヤバイ病原菌が付いてるとか変なのが憑いてるとかあるかもしれないから
なんでもかんでも拾ってくるのは止めるべきだと思ったよ。
912: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 16:08:26 ID:5ax0zH+50
足音の主
俺が昔住んでた部屋での話。
初めは特に何事もなく普通に暮らしてた。
今にして思えば時々夜に変な物音がしていたが、小さな音だったし、
俺も特に気にしていなかった。
俺がその部屋を借りてから1ヶ月くらいたったある夜、
深夜2時頃に俺はトイレに行きたくて目が覚めた。
とりあえずトイレに行き、用を済ましたんだが、
深夜ということもあり、眠たくて便座に座ったままぼーっとしていた。
その状態で1、2分後、トイレの外から変な音が聞こえだした。
足音だ。しかし当然ながらこの部屋には俺しか住んでいない。
俺は黙ってその音を聞いていた。足音は部屋をぐるぐると回っているようだった。
不意に足音が止まった。ようやくおさまったかと思ったら、再び足音が。
足音はトイレに近づいてくる。
俺はトイレの中で震え始めた。震えが止まらない。
しばらくして足音はトイレの前で止まった。もうトイレから出られない。
そのまま5分くらいたったと思う。俺はもうずっと震えっぱなし。
足音が去っていく。部屋の方へと向かい、今度は完全に足音が消えた。
正直まだ出たくはなかったが、ずっとトイレにいるわけにもいかないし、
トイレから出て、部屋へと向かった。
913: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 16:08:52 ID:5ax0zH+50
何もいない。とりあえず安心したが、ふと周りを見渡すと、押入れがわずかに開いている。
俺が閉め忘れただけかもしれないが、気味が悪い。
とりあえず押入れを閉めて、寝ようかとも思ったが、このまま眠るのも恐い。
そんなわけでビールを出して飲み始めたんだが、数分後、また妙な音が聞こえる。
何かを引っ掻くような音。そしてそれは押入れの中から聞こえてくる。
何者かが押入れの中にいる。
そう思った瞬間、俺は部屋から逃げ出していた。
近くのコンビニに行き立ち読みをしたが、恐怖でまったく本の内容が頭に入らない。
そのままコンビニに30分くらい居たが、さすがに店員も迷惑そうにしている。
近所に友人もいないし、部屋に戻るしかない。
恐る恐る部屋に入り、異変がないかどうか確認する。押入れは閉まっていた。
そのまま飲みかけだったビールを飲み朝まですごした。その日はもう特に何も起きなかった。
914: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 16:09:18 ID:5ax0zH+50
翌日、昼間の明るい時に押入れを開けたが、中には何もなかった。
俺はかなり恐れながらもその部屋に住み続けた。
霊が出るマンションは異常なほどに価格が安いというが、そこはわりと新しいマンションで、
価格も普通だったので、住み続けなければ金が勿体無いと思ったのだが、
その日から時々夜にラップ現象が起こるようになった。
そのうちに俺はこれはあの夜の足音の主の警告じゃないかと考えるようになった。
このままではいつかまたあの足音の主が現れるかもしれない。
そう思い、俺は仕方なく引っ越した。
その後、引越し先では特に何も起こっていない。
ちなみに業者に聞いてもこの部屋で過去に特に何かがあったということは無いらしい。
915: 本当にあった怖い名無し 2005/07/18(月) 16:13:23 ID:3R7OM9tC0
たまたま居合わせた霊にからかわれてたのかもな