840: 本当にあった怖い名無し 2005/08/26(金) 09:49:39 ID:o/5UZ+Z/0
ところが、クリスマスの日の事です。
いつものように外(にわ)でタバコを吸ってると新聞配達の高校生がやって来ました。
しかしいつもと様子が違います。
ブスーッとした顔で挨拶もせず、乱暴に私の前に新聞を差し出すと、
私が取るか取らないかという間に行ってしまいました。
私も初めは「なんだ、あの態度は。いつもお菓子あげてるのに」とムカつきましたが
そのうんち「ああ、クリスマスだというのに彼女にでも振られたから機嫌が悪いのかな」と
勝手に納得してしまったんです。
それで家に入って新聞を読むと1面見出しにでかでかと「高校生惨殺」と言う言葉が載ってます。
「ふ~ん」と飛ばして、いつも見ているテレビ欄、スポーツ欄、おくやみ欄を見て
仕事に行く準備を始めました。そして時間になり出かけようとゲート(門)をくぐると
変なデブ親父が「おはようございます」と新聞を差し出してきました。
「なんだ、あんた? うちはOO新聞しか取ってないんだぞ」と言うと
「あ、はい、OO新聞ですが・・・」と言うんです。
「いや、もう配ってもらったけど」
「え? きょう担当の子やすんでいて、そんなはずはないんですが・・・」
「???」
しょうがないから、その親父が差し出す新聞受け取りました・・・。確かにOO新聞でした。
新聞折ってあるんですが1面見出しは見ることが出来ます。政治のことでした。
さっきのと違う・・・考えてみれば、見出しに「高校生惨殺」なんて、まず載るはずがありません。
不安になり、さっきキッチンのテーブルに置いていた新聞を見に戻ったんですがありません。
すでに起きていた妻に聞くと「そんなのなかった」と言います。
「あり~?」とか思いながらも、遅刻しそうになったので大慌てで出かけました。
そして仕事に夢中になるうちに朝の出来事なんか忘れてしまいました。
↑(ウソ、ホントはパートの若い娘の尻に夢中だった)
841: 本当にあった怖い名無し 2005/08/26(金) 09:50:55 ID:o/5UZ+Z/0
そして次の日です。
外(ガーデン)でタバコ吸ってると高校生が来ました。
そして、また挨拶なしのブスーュとした顔で乱暴に私に新聞を差し出してきました。
「ぁんだ~ こら~ その態度は~ もうお菓子やらんぞ~」と脅しをかけたんですが
高校生は行ってしまいました。
チッ!とか思って新聞を見ると、また「高校生惨殺」の見出しが!?
「なんで・・・!!?」昨日は飛ばして読んだんですが、今日は見ることにしました。
こんな事が書いてありました。
新聞配達途中の高校生が遺体で発見♪
死後約一週間経過 全身に十六ケ所の刺し傷
右手小指左手中指を損傷 いずれも生活反応あり
表皮剥脱 皮下出血多数 生活反応あり
直接の死因は数回に渡る頭部への打撲 脳髄は三分の二を損失
顔は原形をとどめず 歯形より本人と確認
遺体はXX県OO町の林道脇で発見。
!? OO町っていえばうちの近所じゃないか。しかもすぐ近くには林道があるし
そういえば普段はうちに入れると角曲がっていくのに、昨日今日はまっすぐ行ったぞ!
その先には林道(2kmくらい先)が! もしや・・・
時間になったので出かけようとすると、昨日のデブ親父がうちの家のポストに新聞を入れようとしています。
「今日も休みなの?」
「ええ・・・」そしてぼやくように「無断欠勤、家にも帰ってないそうですよ」
さっきの新聞のこともあるし冗談めいて「どっか死んでんじゃないの?」って言うと
「ハハッ」と愛想笑いして行ってしまいました。
842: 本当にあった怖い名無し 2005/08/26(金) 09:53:33 ID:o/5UZ+Z/0
そして次の日、また来ました。挨拶なしのブスーュ態度で。
私は言いました。「きみは死んでるんじゃないのか?」
しかし、私のそんな言葉を無視してまっすぐ林道へ行く道に行ってしまいました
見出しもまた「高校生惨殺」です。記事も昨日と一緒。
もしかして本当に死んでいて私に発見されたいのかな?と思い、
その日はズル休みして林道に行く事にしました。年末で忙しいっていうのに。
工場に電話して、もう一回寝て、昼ごろ林道に行きました。
脇の茂みの中をくまなく探したんですが、結局見つかりませんでした。
そして次の日、寝坊してしまい着替えると顔も洗わずに出社しようとすると
デブ親父がいます。そして
「死んでましたよ。自宅の裏のドラム缶の中で。凍死だそうです。
検視の結果イブの日だそうです。しかしなぜ死んでるってわかったんですか?
ご主人、もしかして預言者かなんか?」
しかし、私はその日は寝坊してしまい、そんな話聞く暇なかったんで無視して行きました。
これが私が体験した心霊体験です。
なぜこのような事が起こるんでしょうか?
ひと、そして金がはびこる世の中では当たり前のことなんでしょうか?
843: 本当にあった怖い名無し 2005/08/26(金) 10:01:00 ID:o/5UZ+Z/0
後日談も言いますと、高校生の家がうちの近所だという事がわかったんで
勝手な事ではありますが、私が持って帰ってきたお菓子と
その高校生は狐みたいな目をしていたので(俗に言うつり目)
油揚げを買って(実費、おつとめ品ですけど)高校生の家の裏に投げ入れました。
もちろん嫌がらせではなく供養のためにです。
650: 本当にあった怖い名無し 2005/08/23(火) 02:09:29 ID:9/efGJN60
N県の廃病院
聞いた話。長文スマソと最初に言っておくね。
去年の夏、俺の友達が大学のサークルの仲間四人と、つまり計五人で肝試しに行った。
場所はN県にある、五階建ての廃病院(地元だと結構有名な心霊スポットだとか)。
そのメンバーは男三人と女二人という構成で、そんでその中の女の子の一人が、「私、生まれつき
霊感持ってる」と何かと吹聴してるようなやつなんだと(でも誰も信じてなかったらしい)。
それでN県は東京からはそれなりに遠いらしくて、そいつらは午後十時頃に出発。
N県に到着したのは午前零時。んで、そっから目標地点までは二十分くらいだと。
で、病院までの道の途中、例の霊感女が「いやなかんじがする」「戻ろう。絶対やばい」だの
言い始めて、そいで病院が見える距離に入ったら「嫌! こわい! こわい! こわい!」とか
ものすごい大声で叫び出したそうだ。
仕方ないので、来る途中あったコンビニにその子を置いてこようってことになって、車は
来た道をUターン。
そのコンビニについたら偶然タクシーが止まってたらしくて、その子はそれに乗って
帰ったらしい。
651: 2/4 2005/08/23(火) 02:11:03 ID:9/efGJN60
sage忘れた、スマソOrz
んで俺の友達とかもちょっと怖くなってきてたんだけど、せっかくここまで
来たんでとりあえず廃病院にいったそうだ。時間ロスしたんで、病院に着いたのは結局
一時頃だったとのこと。
車を病院の傍に止めて、多少びびりながらもメンバーは早速肝試しを開始。
なんと怖がりの俺としては信じられんことに、連中は病院を一階から
五階までくまなく探索したんだと。
中は想像してたほど散らかってなかったとか言ってた。(でも一階と二階は落書きだらけだったらしい)
で、何の怪奇現象も無く全員無事に屋上まで到着。
四人は安心して「なんだよつまんねーな」「気ぃ利かせてでてこいよ」とか言い合ってて、で
屋上でしばらく休んでたらしい。
で、男の一人が何気なく屋上の手すりの方に近づいって、そこで異変に気づいた。
「下の方に人がいるぞ」
「マジ?」「霊魂でも見たか(笑)」みたいに、それでも俺の友達とか、そいつがからかってるんだと
思ってて、まだ軽口叩いてたそうな。
652: 3/4 2005/08/23(火) 02:15:02 ID:9/efGJN60
んで、実際みんなで真下見てみたら、ほんとに人が居たんだと。しかも三人くらい。
でも幽霊って感じじゃなくて、普通の服着たおっさんとか、黄色いワンピース着た太ってる
おばさんなんだとか。そいつらは病院入るでもなく、病院の傍でぼーっと突っ立ってるだけなんだと。
「おーい!」と声かけても反応無し。これは普通じゃないってんで、みんなびびって
速攻手すりから離れた。
女の子が「なんかやばいよ。帰ろう」って言い出して、残るみんなもそれに賛同。
でも、そのおっさんとかおばさんとかは病院の入り口にいるので、どうしようって事になった。
とりあえず俺の友達がもう一度、手すりのほう行って下見てみた。したら、
「おい、増えてるぞ!」
三人だったのが、何か三十人ぐらいに増えてたらしい。やっぱり見た目は幽霊っぽくなくて、
じじいとか子供とかいろいろ居たらしい。(でも五階なんであまりよくは見えなかったとのこと)
そいつらはやっぱりぼーっとしてて、うじゃうじゃ突っ立ってたらしい。
でも、俺の友達が気づいた。
653: 4/4 2005/08/23(火) 02:17:16 ID:9/efGJN60
「あいつら見てる! こっち気づいてんぞ!」
そいつらは突っ立ってるだけなんだけど、じっと手すりにいる俺の友達とかを見てたらしい。
(五階なのですぐには気づかなかった)
女の子は叫び出したりして、もう大混乱。そんでも降りるのは怖いので、全員屋上で朝まで
震えてたんだと。
朝になったらそいつら居なくなってたので、速攻で東京に帰ったとか。
後日談。例の霊感女によると、「あそこに地獄の入り口があった」だとか。さらに、最初に
病院が見える距離まで車が入った時、「空の方から無数の霊が病院の傍の森に降りてくるのが窓から見えた」
らしくて、それで叫び出したんだとか(最初に教えてやれよって感じだが)。
以上です。長々とバカ話に付き合ってくれた人ありがとうございます
655: 本当にあった怖い名無し 2005/08/23(火) 02:38:20 ID:v3KhWVMa0
>>653
乙です。
すげー怖かった。大量に出てくるのって苦手。
638: 本当にあった怖い名無し 2005/08/22(月) 23:08:27 ID:g02eca+QO
昔住んでいたアパートの話です。
自分自身は何も感じた事がないのですが、泊まりに来た友人は大抵『なんか居る』と言っていました。自称霊感あるという友人が言うには、自分や部屋に取り付いている霊はないがかなりの数が出入りしているらしいです。
2年位して引っ越す事になって荷物整理をしてタンスをどかしたら後ろの壁に誰が描いたのか分かりませんが鳥居と『死ね』と書かれていました。
677: 本当にあった怖い名無し 2005/08/23(火) 13:30:28 ID:0ab3d7Tu0
山奥の祭壇
山スレに書こうとも思ったが荒れてるのでこっちに、自分には洒落にならなかったので
地元が山に囲まれたところなので子供の頃探検したりして遊んでいた
ある日友人数人と山の奥まで探検してみようと林道はずれて奥へ奥へ進んだ
迷わないように学校からかっぱらったでかいスズランテープ引っ張りながらずんずん歩いた
当然平坦な道ではないのでさながら正に探検隊みたいな気分、このままどこへ出るかちょっとどきどきわくわくだった
ちょっとした丘みたいになった所を登りきったところですこし開けた場所に出た、ちょっとした原っぱといった感じ、向こうに大きな岩が見える
とりあえず休憩と水飲んでお菓子食べていたら変なものを見つけた、玩具だ、当時4年生だった自分らよりも幼い子供が使う感じの玩具
皆で探索するとちらほらミニカーとかゴム人形が落ちてた、その時点で何でこんな山奥の獣道すらないような場所にという恐怖があった
突然友人Tが「おい!」と皆に声をかけた、彼はなにかを指差しておりその先には粘土層をくり貫いて作った祭壇? らしきものがあった、そしてその中に遺影があったのだ
皆一様に息を呑む、その遺影は女の子のだと思われた、時間が経っているためか汚れて遠めには分からない、ただ人目で遺影と分かる装飾がしてあった
今まで穏やかだった周りの木々が一気にイメージを代えた、もう今にも山の奥の暗がりからなにか覗いてたり飛び出したりしそう
走って逃げ出したい気分を抑え皆足早にそこを離れた、下山するまで大分生きた心地しなかった
それからその山を林道外れて奥に行くようなことはしなくなった、大体どういけばそこに着くか頭にはあるがもう絶対行く気はしない
恐くないかもしれんが自分らには洒落にならなかった山でのお話
643: 本当にあった怖い名無し 2005/08/22(月) 23:50:22 ID:s9gvHvgN0
ボロ旅館
つい最近の話だけど、夏なんで友人二人と一泊二日で海に行った。
とりあえず一通り泳いで旅館に行ったんだけど、
俺達が泊まる旅館っていうのが随分とボロい。
安かったし、ボロいのも分かってはいたけど、正直想像以上。
壁が薄くて隣の部屋の声は普通に聞こえてくるし、
一番困ったのが部屋にトイレが無いこと。
いちいち数十メートル先のトイレまで行かないといけないのは
本当に面倒臭かった。
それでもそこに泊まるしかないし、諦めて適当にくつろいでたんだけど、
夜遅くになると、誰から始めたのか思い出せないけど、
百物語をしようってことになった。
百物語って言っても、三人しかいないわけだし、実際二十話ほどしか
話してないと思うけど、その途中で友人の一人が変なことを言い出した。
俺の後ろにある押入れが勝手に開いた、と。
644: 本当にあった怖い名無し 2005/08/22(月) 23:51:00 ID:s9gvHvgN0
確かに後ろを見てみると、5cmほど押入れが開いてる。
俺は友人が場を盛り上げようと嘘をついたんだと勝手に解釈してたけど、
今思うとこれも本当の話だったのかもしれない。
話をしているうちに深夜2時頃になって、寝ようということになった。
俺も寝ようとしたけど、なかなか寝られない。
その後、俺は酒を飲み過ぎたこともあってトイレに行きたくなってきた。
さっきも話した通り、この旅館には部屋ごとのトイレがない。
トイレに行こうと思えば、数十メートル先のトイレまで行かなくてはならない。
あんな話をした後だし、一人で行くのは嫌だったんだけど、
友人について来てくれって言うのも恥ずかしいし、仕方なく一人で廊下へ。
廊下に出たら真暗。廊下の電気は10時には消されるらしい。
びびりながらもなんとかトイレに辿り着き、トイレの電気をつけ、
急いで用を足し、早く部屋に戻ろうと思ったその時、
俺の背後に気配のようなものを感じた。
645: 本当にあった怖い名無し 2005/08/22(月) 23:51:38 ID:s9gvHvgN0
振り向くと、一番奥の個室の扉が僅かに開いている。
見なければよかったと思いながら、急いで視線を別の場所へ移そうとしたけど、
その瞬間、俺は見てしまった。トイレの個室の中、確かに人影があった。
俺が来るまで電気はついていなかった。ということは、俺以外誰もいないはずだ。
俺はとにかくその場所を見ないよう、電気も消さずに部屋まで走った。
その日はそのまま寝たんだけど、翌日、
友人に起こされ、布団から出ようとした俺は足に痛みが走るのを感じた。
何だろうと布団をどけ足を見ると、そこには2cmほどの刃物で切ったような傷があった。
布団にも少しだが血がついている。昨日までは絶対にこんな傷はなかったのに。
その時はマジでびびった。その日も泳ぐつもりだったけど、
友人に無理言って泳がずに帰ることにしてもらった。
あれから一週間ほどで傷は治ったけど、二度とあの旅館には行きたくない。
660: トンネル 1/3 2005/08/23(火) 05:09:37 ID:g9oL9ruw0
トンネル
長文すんません。
かつて勤めていた職場のバイトの女の子から聞いた話しです。
ある日、そのバイトの女の子(Mちゃん)とその彼氏(A男)、
Mちゃんの女友達(Cちゃん)とその彼氏(B男)で
「おばけトンネルに行こう」という話しになりました。
集合場所は両親と同居するMちゃん宅です。
そこにA男はクルマを置き、B男のクルマ1台で現地に向かうことにしました。
運転はB男。助手席にCちゃん。後席右側にA男。後席左側にMちゃんです。
目指す「おばけトンネル」はそれほど遠くはなかったと言います。
ほどなく、彼女ら4人は目指すトンネルにつきました。
それらしい雰囲気があったためか、彼女らはトンネルの手前でクルマを一度止めます。
「ねえ、やっぱり止めない?」と助手席のCちゃんが言いました。
ちょっとヤンキーなA男は「もうビビってるのか」と笑い飛ばし、
竹を割ったような性格のMちゃんは「なんか感じるとか?」と一笑します。
「そういうんじゃないけど、なんかヤバい感じがするんだよねえ」
「で、どうすんだB男」とA男が後席から急かします。
いつもなら饒舌なB男ですがこの時はなぜか無口でした。
「これ通り抜けなきゃ来た意味ねえだろうが」とA男がさらに笑います。
この一言が車内の空気を決めました。
「だよね。よし! GO!」とMちゃんがB男の肩を叩きました。
クルマが前進し始めます。他の車両は通る気配すらしません。
661: トンネル 2/3 2005/08/23(火) 05:10:15 ID:g9oL9ruw0
「おい! このトンネルってこんなに長いのか?」
A男が気づきました。
トンネルに入ってからずいぶんと時間がかかっているように感じました。
「関越トンネルより長いくらいに思えた」とMちゃんは表現しています。
「おい! B男! 早く抜けろよ!」と痺れを切らしたA男が怒鳴ります。
しかし、その前から助手席のCちゃんはなぜかすすり泣き始め、
B男は押し黙ったままで返事もありません。
「ねえ、どうしたの? 早く出ようよ! ホントにヤバいって」
Mちゃんが運転席の肩を揺さぶりました。B男の肩が震えていました。
「違う!」
突然B男が叫びました。
「うおおお! おどかすんじゃねえ! 何だ! いきなり!」
A男が運転席のヘッドレストをぶっ叩きます。
「進まねえんだよ!
さっきからアクセル、ベタ踏みしてんのに、前に進まねえんだよ!」
B男がA男以上の声で怒鳴ります。
「見ろよ! もう1速なんだよ!」
覗くとシフトレバーはたしかに1速に入っていました。
「なのにぜんぜん加速しねえんだよ!」
662: トンネル 3/3 2005/08/23(火) 05:10:52 ID:g9oL9ruw0
Cちゃんがついに声を出して泣き始めました。
不思議なことに、1速でアクセルをベタ踏みしているのに、
走り屋仕様の太いマフラーからはいつものデカい排気音が聞こえてきません。
男たちの怒鳴り声の中、Mちゃんも泣き始めてしまいます。
車内が大混乱したままほんの数km/hという速度でクルマが前へと進んでいきます。
ですが、白い靄に包まれたようになぜかトンネルの出口がまったく見えません。
さらにあれだけ騒然としていた車内の音も消えていきます。
と、その時、
バシッ!
突然、大音量の破裂音がトンネル内に響き渡りました。
クルマの中は再び大混乱です。女の子たちは声を限りに泣き叫び、
A男は叫び声とともに天井に頭を激しくぶつけ、B男はクラクションを鳴らし続けました。
しかし4人はなんとかトンネルを通りぬけ、Mちゃん宅まで戻ってきました。
とりあえず全員クルマを降ります。無言が続きます。
「あっ」と誰かが小さく叫びました。Mちゃんはこれが誰だったのか覚えていません。
見るとクルマのフロントウインドウがこなごなに真っ白く割れていました。
663: トンネル 後日談 2005/08/23(火) 05:11:38 ID:g9oL9ruw0
後日談です。
フロントウインドウが壊れたクルマは後日、
B男とクルマ屋に勤めるその友人がローダーで引き上げていきました。
その1ヶ月後くらいのことです。
MちゃんとA男、B男、クルマ屋の友人+他男性1名がファミレスでメシを食ってました。
その時、他1名が
「B男。昨日大宮バイパス走ってたろ?
オレ、何度もハザード出したり、クラクション鳴らしたのになんで無視したんだよ」
とB男を詰問しました。
その時、人間の顔がホントに青くなるのをMちゃんは初めて見たと言ってます。
「なんだよそれ……走ってねえよ!」とB男。
「だから昨日の夜中よ。1時くらいかな。大宮バイパス走ってたろ。
オレ後ろからナンバー確認したもの。それにあのウイングここらではお前だけだろ?」
「だから走ってねえって言ってるだろ!」
なぜかB男は逆ギレです。見ると隣のクルマ屋は下を向いてます。
「ありえねえんだよ! な!」とB男が隣のクルマ屋に同意を求めます。
「あんな、こいつのクルマ、1週間前に潰したんだよ、事故って」とクルマ屋。
「お前ら何口裏合わせてんだよ」と他1名。
仲間うちで喧嘩になりそうになり、A男がその場を収め、
あのおばけトンネルでの出来事に話しが遡ったときには
全員が無口になってしまっていたそうです。
聞いた話しはこれで全部です。
長々とお付き合いありがとうでした。
664: 本当にあった怖い名無し 2005/08/23(火) 05:17:09 ID:Qhn8v+kf0
朝っぱらから長文お疲れ様でした
面白かったです
665: 本当にあった怖い名無し 2005/08/23(火) 05:18:59 ID:g9oL9ruw0
>>664
ありがとうです。
でも、実話なんです。一応本人から聞きました。
もう10年以上前の話しですけどw
725: 本当にあった怖い名無し 2005/08/23(火) 23:57:12 ID:sEJS6trMO
5月ぐらいに海へ行ったんですよ。
深夜に。
友達が海見ながらタバコが吸いたいとか言い出して。
千葉の横芝の海岸に。
あの辺DQNが多いからあまり気は乗らなかったんですけどね。
んで、着きました。
駐車場みたいのがあってそこに車止めようと先に進むと駐車場の入り口に一台車が止まってんのがわかったんですよ。
入り口ですよ入り口に。
お前、んな真ん中に止めんなよ。邪魔だよ。
その車に俺らの車が近づいてさ、俺らの車のライトでその車の中が見えたわけね。
助手席に若い女。
そいつが俺らのライトに対し眩しそうな顔して運転席の下に潜り込むように隠れたんです。
726: 本当にあった怖い名無し 2005/08/23(火) 23:58:07 ID:sEJS6trMO
「なんだー?カーセクロスかー?」
なんて友達とバカにしながら横を通り過ぎたんですよ。
内心では羨ましかったんですけどね。
駐車場に車止めて外に出てタバコ吸ってたんですよ。
深夜2時、コーヒーにタバコ。
大人になった気分でした。
まぁ大人なんだけど。
ふと海見たらカップルが手繋ぎながら歩いてきました。
駐車場とかその付近には俺らの車とさっきのカーセクロスの車の二台だけ。
カップルは俺らの横を通り過ぎて行く。
「あのカップルは歩いてきたのかね。暇だな」
なんて友達とバカにしてたんですよ。
内心では羨ましかったんですけどね。
何気なく後ろ姿を見送ってたらなんとそのカップルったらさっきのカーセクロス車に乗り込んでいくじゃありませんか。
彼女はもちろん助手席に乗り込みました。
俺は友達とポカーソ
727: 725&726 2005/08/24(水) 00:00:58 ID:sEJS6trMO
あっ、これで終わりです。
僕的には洒落になりませんでした
745: 本当にあった怖い名無し 2005/08/24(水) 13:08:24 ID:HZWEBfG10
数年前、俺様がある病院に入院していた頃の話だ。
俺様は左足首を骨折しており、ずっとベットに横になっていた。
もちろん、松葉杖につかまって歩く事は出来たが、知り合いもおらず
毎日ボーっと窓の外を見ていたのが日課だった。
ある日、窓から見える向かいの病室に、同じ歳ぐらいのおねいさんが
入院している事が分かった。
とても綺麗なおねいさんで、ついつい見惚れてしまった。
すると、そのおねいさんが、俺様に気付きほほえんでくれたのだ。
俺様は彼女に会ってみたくなり、喜々としてそのおねいさんの病室に
行ってみたのであるが・・・・。
けれどそこには誰もいなかったのであった。
俺様は不思議に思いながら自分の病室に戻ったが、ふと窓から向こうの
病室を見ると、あのおねいさんが確かに病室にいるのだった。
俺様はどうしても彼女に会いたくなってしまい、紙に
「俺の病室に来て下さい」と書き窓の向こうに見えるように掲げたんだ。
すると彼女は恐ろしいほど大きく開けて笑い、こっちに向かって飛んできたのだ。
しかも、彼女には下半身がなかったのだ。
俺様は、不覚にもは恐怖のあまり、気を失ってしまったのだよ。
結局、そのおねいさんが何者だったのかは分からずじまいだった。
でも綺麗なおねいさんだったよ。
832: コピペ隊 2005/08/26(金) 01:55:27 ID:D2U8bla00
小ネタだけど、コピぺ隊が忘れられそうなんで・・・
「本当に怖い現実の話」スレより
652 本当にあった怖い名無し sage New! 2005/06/18(土) 00:58:25 ID:O5B1aw/PO
前の会社で、どうしても女の子になりたくて、チェーンソーで自分で切ってしまった人がいたらしい。
寮仲間が気付き、救急車で即病院へ運ばれたらしいけど、な、何もチェーンソーで、、泣。
872: 本当にあった怖い名無し 2005/08/26(金) 19:10:45 ID:uUf4w+/tO
>>832
林業やってた頃しょっちゅうチェーンソー使ってただけに、
想像するだけで((;゚Д゚))ガクブルするジャマイカ…
チェーンソーの刃って切る部分と削る部分が一緒になってて、
怪我すると傷口がザクザクになっちゃうから中々ひっつかないんだよ
しかも、傷にオイルやら木屑やらのゴミが入るせいで化膿したりするしなぁ
んなこと考えてたら((;゚Д゚))ガクブルがまたぶり返してきますたyo…
833: コピペ隊 2005/08/26(金) 02:08:42 ID:D2U8bla00
同じく「本当に怖い現実の話」より
706 本当にあった怖い名無し sage 2005/07/20(水) 23:34:58 ID:+npp7bjv0
夢を見た
幼稚園の時の自分かな、
ブランコ乗って一人で靴飛ばしとかしてた
近所の年下の子が一人で近寄ってきて勢いのついてる俺のブランコに激突
頭吹っ飛ばされて倒れた
泣きもせずに倒れたまんまの子
親が近くにいてるみたいで俺は怒られるの怖くてその場を離れた
遠くから様子を見たら親が介抱してるみたい
俺はその場を離れた
最近親から聞いたんだけど昔小さい子が公園でブランコに頭ぶつけて死んだそうだ
その話聞いたとき夢で見た内容は完全に忘れていた
それは夢じゃなくて忘れていた過去だ
今思い出してガクブルしてる自分がいる
あれは事故だったんだ・・・
それにあの子とは違う子の話だろ・・・・
書き込みながら凹んでる自分がいますorz
862: 1/5 2005/08/26(金) 16:27:16 ID:tRlv1FTe0
おまわりさん
ついこの前、俺の友達が体験した話を。
スレタイに合うと良いのだが・・・。長文なのでご注意を。
俺の友人=N太が、今年のお盆に出社したときのこと。
そこの会社は盆休みってヤツがなくて、それぞれ交代で休みを取るんだそうだ。
15日。その日はN太の他に2人しか出社していなかった。
大抵そういう日に限って面倒事ってのは起こるものだ。案の定、定時間際になって電話がかかってきた。
N太は管理系の部署で、滅多に苦情なんて来ないんだが、その電話の相手は物凄く怒っていて、今すぐ対応しないと収まらないようだったので、
仕方なく残業することにした。
他の部署も、定時を過ぎると10分もしないうちに皆帰ってしまったが、静かな分集中できたので、19時にはほとんど片付いた。
そこで、買っておいた弁当を食い、少し休憩してから続きにかかった。
と、再開して20分くらいすると、トイレに行きたくなり、個室へ入った。
用は足したのだが、イマイチすっきりしないので、そのまま少しボーっとしていると、ふとトイレの怪談を思い出してしまった。
良くある、『入口から順にドアを開けて来て、最後に自分の個室を上から覗く何者か』の話だ。
N太はちょっとビビって、扉の上を見た。
何も居ない。当然だ。
863: 2/5 2005/08/26(金) 16:29:47 ID:tRlv1FTe0
ホッとして身支度を整え、個室を出ようとドアに向き直った時、N太は見た。
内側の鍵の上部、ドアの隙間の向こうに、何者かの『目』を。
正面から隙間を見ると、ドアの向こうが見えるのは、ほとんどの人が知っていると思う。
そこに『目』。それも睫毛まで見えるほどの物凄い至近距離だった。
あまりの恐怖に全身が総毛立ち、何とかその目から隠れようと、蝶番側の壁に張り付いた。
そして、一体何が居るのかと、ドアの下を見た。
それだけ近くに居るのに、靴も、影すら見えない。
そういえば、目は見たのに、顔の印象がない。
そもそも、誰かが入ってきたらトイレ入口のドアが開閉する音が聞こえるはずだ。
N太は聞いた記憶がない。
考えれば考えるほど、ドアの外に居るのは人ではないように思える。
どうしていいのか分からずそのまま震えていると、足音が聞こえた。
時計を見ると、21時。警備員の見回りだ。勿論、トイレも見る。
前を通った時、ドアの下に影が差した。窓が開いていたのか、閉める音がする。
戻ってくると、ノックされ声を掛けられた。
「まだ残業するなら、申請書出してくださ~い」
864: 3/5 2005/08/26(金) 16:31:10 ID:tRlv1FTe0
のんびりしたその声に気が緩み、声を返した。
「警備員さんですか?」
「そうですよ~」
「そこ、何も居ませんよね?」
「私以外、誰も居ないですよ~」
そう言われて、居なくなる前にと急いで外に出た。
「どうしたんですか、顔が真っ青ですよ?」
そう言われて、鏡を見ると、本当に酷い顔色だった。
ふと、さっきのは、鏡にでも映った自分なんじゃないだろうかと考えたが、
そんなはずはない、ドアの正面には壁しかない。
N太は、警備員に聞いた。
「トイレの中、僕のほかに誰も居なかったですよね?」
「はい。そもそも、このフロアには他に誰も居ませんよ」
その言葉にゾッとした。
背筋を嫌な汗が伝い落ちる。
あんまりしつこく、何か居なかったか、と聞くので、警備員のほうが何が居たのか聞き返してきが、
N太は適当にあしらい、残りの仕事もそこそこに、急いで帰宅した。
865: 4/5 2005/08/26(金) 16:31:53 ID:tRlv1FTe0
その週の週末、N太は彼女のS美と一緒に、共通の友人・O宅を訪ねた。
O家は、夫婦と5歳になる男の子がいる。
その日も5人で盛り上がり、途中で奥さんがお茶を淹れ直してくれたのだが、
男の子が妙なことを言った。
「おかあさん、おちゃがひとつたりないよ?」
皆がテーブルの上を見るが、カップはちゃんと5個あった。
「Aちゃん、ちゃんとみんなの分あるわよ?ほら、1、2、3、4、5。ね?」
1つずつ奥さんが指を指して数えたが、Aちゃんが納得しない。
「だって、ろくにんいるよ!」
「・・・・・・・・・・・・」
Aちゃん以外、奇妙な顔をしていた。
「Aちゃん、だれが、足りないの?」
奥さんが、恐る恐る聞くと、
「おまわりさん。」
「え・・・?」
「おにいちゃんとおねえちゃんのあいだに、もうひとりいるよ」
866: 5/5 2005/08/26(金) 16:32:49 ID:tRlv1FTe0
N太とS美は顔を見合わせ、恐る恐る、振り返った。
しかしそこにあったのは、今まで二人が寄りかかっていた、壁・・・。
「おまわりさんが、居るの?」
「うん、あおいろのようふくをきたおまわりさんだよ!」
みんなが疑わしげに聞くので、Aちゃんはむきになって言った。
「おにいちゃんとおねえちゃんといっしょにぼくんちにきたんだよ!」
S太はなんだか嫌な感じがしていた。
彼女と二人でO家に来たのだ、他に誰も一緒には居ない・・・。
気持ち悪いながらも、子供の言うことだから、と一緒に食事をし、O家を後にした。
次の日、ようやくN太は思い出した。
人間の警備員が来ていたのは、去年の暮れまでだったことを。
今では機械警備に変わり、人間は、誰も巡回していないことを。
そして、警備員の制服は、"おまわりさん"とよく似ていることを・・・。
ホントに長文、すみませんです。
869: 本当にあった怖い名無し 2005/08/26(金) 18:04:05 ID:k8O3tOBM0
戦時中のドイツの話
或る小太りの中年婦人が買い物に歩いていると、
通りの向こうから杖をつき色眼鏡をかけためくらさんがヒョコヒョコと歩いてくる。
通りには他に誰もいない。
あまりに危なげなので彼女はめくらさんに声をかけ、彼の眼の代わりを買って出た。
めくらさんは彼女の親切に感謝し、しかし、あなたの親切に甘えるわけにはいかないと云う。
それでも彼女が強く希望するので、それではこの手紙をこの住所に届けては下さらんか。お安い御用ですとも。
では、よろしく頼みますと、めくらさんは深々と頭を下げた。
別れた二人は、互いに今来た道を戻って行った。
十数歩も歩いて、親切な彼女はめくらさんが心配で振り返る。
すると、めくらさんだと思ったあの人は、杖を担げて猛スピードで走り去って行くではないか!。
怖くなった彼女はその足で派出所へと駆け込んだ。
警官隊が手紙の住所に押し入ると、二人の男と一人の女が肉を解体していた。
その巨大な冷蔵庫からは老若男女併せて十数名の屍体が発見された。
ちなみに、問題の手紙には、このように書かれてあった。
「今日はこの肉で終りです」。
875: 本当にあった怖い名無し 2005/08/26(金) 21:19:15 ID:R+bIKil10
>>869の話は色んなところで伝わってるよね。
日本では河童の手紙だったような。
戦時中のドイツよりもっと前に語られた
話もあるようだね。
876: 本当にあった怖い名無し 2005/08/26(金) 21:26:44 ID:34eCoUm/0
>>875
カッパの話は聞いたことあるな。民話でこういうのがあるんだよな。
形態を変えて、世界中に似たような話があるのかなあ。
617: 本当にあった怖い名無し 2005/08/22(月) 20:36:11 ID:5XU2veLT0
小話程度に、最近あった怖い話
玄関をドンドン叩く音がしたので、とりあえずのぞき穴からのぞいてみると
なにやら怪しげな若い男が立っていた。
一応ドアチェーンを付けたまま玄関を開けてみる。
俺「はい、何でしょう?」
男「すいません、FBIに追われているんです。かくまってください」
そんな超VIPを受け入れる余裕はない我が家なので、丁重にお断りしました。