882: 扉 ◆l7qYgvGvOI 2005/08/27(土) 02:43:56 ID:jRePDLYA0
寮生活にも慣れてきたある日、いつになく寝苦しい夜に、
唐突にそれは起こりました。
なんともいえない、息苦しさと寝苦しさで眠れずに午前3時を過ぎた事を憶えています。
それまでの寝苦しさが可愛く思える程に、一瞬にして部屋の空気が変わりました。
重苦しく、ピンと張り詰めた空気はその部屋だけ別世界のようでした。
それまで聞こえていた周りの音も嘘のように消えました。
とたんに恐怖に包まれた俺は、ベッドに横になったままどうする事も出来なくなっていました。
ベッドに横になっていた俺の視線のその先には、壁一面にある、クローゼットの1つの扉に釘付けになっていました。
883: 扉 ◆l7qYgvGvOI 2005/08/27(土) 02:51:31 ID:jRePDLYA0
このまま見ていたらヤバイ、と本能的に思ったその瞬間、その扉が、「キィーーーー」 といいながらゆっくりと開いたのです。
恐怖で身動き1つできない俺の目に映ったのは、その扉の奥で、俺を「ジトーッ」と見つめている1人の「男」でした。
クローゼットの中で、ひざを抱えてうつむき加減に座っているその男は明らかに俺を「ジーッ」と見ています。
しかしあまりにも鮮明に見えているその姿とは裏腹に、俺は一瞬にしてこの世のものではないとわかりました。
いかにもサラリーマンに見えるその男は、30代前半でグレーのスーツを着ておりメガネを掛け、非常に痩せています。
男は、何も言わず、ただずっとこちらを見つめているだけです。
その顔に血の気はまったくなく、とても暗い恨めしそうな表情でした。
一番強烈に感じたのは、その男の周りが漆黒の闇に包まれていることです。
この世とあの世があるのなら、その時のクローゼットの中は、間違いなくあの世の闇に包まれていました。
そのまま何分が過ぎたのかは、わかりません。俺は、ただただ恐怖しながらその闇に包まれた男のいるクローゼット見る事しかできません。
何も言わず、しかし、何か言いたげなその暗い表情の男は、闇の中に消えて行きました。
俺はそのまま、ボーゼンとしながら朝を迎えたのです。
884: 扉 ◆l7qYgvGvOI 2005/08/27(土) 02:55:52 ID:jRePDLYA0
おばけが出たからと言って、仕事を休む訳にはいきません。
俺は眠い目をこすりながら、職場に向かいました。
その日の昼休みに、昨夜の出来事を上司に話した所、驚きながらも、その「男」の事について細かく聞いてくるではありませんか。
「何歳位だった?」「顔の特徴は?」「体形は?」
俺はその質問に答えていきながら、上司はその「男」を知っているのではないか?という疑念を抱きました。
一通り話し終えた所で、俺は聞いてみました。
「心当たりあるんですか?」
上司の答えは「わからない」の一言でした。
しかし、その表情からは、驚愕してると共に、明らかに「心当たりがある」と読み取れました。
と同時にこれ以上「聞くな」とも訴えている表情でした。
俺は、何か触れてはいけない事に触れてしまった感じがして、それ以上、その上司から何も聞くことは出来ませんでした。
886: 扉 ◆l7qYgvGvOI 2005/08/27(土) 02:57:28 ID:jRePDLYA0
それから2年後、社員寮も出て「あの夜」の事も忘れ掛けた頃、ある先輩と一緒に仕事をすることになりました。
その先輩は、俺と同じ社員寮に長年住んでいたこともあり、寮の主と言われてた人です。おまけに社内の事情通で何でも知っていると評判の人でした。
半年ほど寮生活が重なっていたのですが、ほとんど話したことはありませんでしたが、一緒に仕事をするうちに親しくなり、思い切って、「あの夜」の事を話してみたのです。
その時の反応は、以前上司に話した時と同じものでしたが、1つだけ違う所がありました。
一通り話した所で一言、
「明日、写真持って来るから見てみろ」との事。
それ以上は何も言いませんでした。
887: 扉 ◆l7qYgvGvOI 2005/08/27(土) 02:59:35 ID:jRePDLYA0
俺は長年引っかかっていた、「何か」が、わかるかも知れないと写真を待ちました。
翌日、約束通り先輩が写真を持ってきました。
その写真は、俺が入社する以前に撮られた社員旅行の集合写真でした。
その写真には、150人ほど社員が写っていましたが、写真を見てすぐに1人の「男」に目が釘付けになりました。
そう、あの夜クローゼットの中にいた、あの「男」が写っていたのです。
皆、笑顔で写っているその写真の中で、間違いなく、あの「男」が無表情で写っていました。
150人もの社員が写っている中で、なぜ一瞬にしてクローゼットの男に目が行ったのか自分でもわかりません。
しかし、「男」は間違いなく生前の姿をその写真に残していたのです。
889: 扉 ◆l7qYgvGvOI 2005/08/27(土) 03:11:38 ID:jRePDLYA0
アッ」と言いながら、驚愕している俺の様子を隣で見ていた先輩が、すべてを話してくれました。
「男」は元社員だった事。
あの社員寮に住んでいた事。
俺と同じ部屋に住んでいた事。
そして、今はもうこの世にいない事。
とても、あの寮が大変好きな方だったらしく、長年寮に住んでいたとの事。
でもある日、急死してしまったそうです。
どこで、どういう亡くなり方をしたのかまでは、いくら聞いても教えてもらえませんでした。
この話題自体、なにか社内ではタブーなような空気でしたが。
今でも、あの夜クローゼットの扉が開く音と同時に、そこに「居た」姿は鮮明に憶えています。
暗い表情をした彼が、クローゼットの闇の中で「ジーッ」と俺を見つめながら、何を伝えたかったのか俺にはわかりません。
しかし今でも、あのクローゼットの中でひざを抱えて座っているでしょう。
新しい入居者を待ちながら・・・深い深い闇に包まれて
長文&駄文失礼致しました
893: 扉 ◆l7qYgvGvOI 2005/08/27(土) 03:54:09 ID:jRePDLYA0
後日談
この話には後日談がありまして、翌年、俺と同じ部署に入社して来た後輩の新入社員が、なんと俺と同じ部屋に入居したとの事。話を聞くうちに、後輩はかなり霊感が強いらしく、さりげなく「寮の部屋どお?」って聞いて見た所、すかさず帰ってきた答えは、
「クローゼット1ヶ所がヤバイ」と一言
何でも、入居日にクローゼット開けた瞬間、何か嫌なものを感じたらしく、その日にソッコーで、「クローゼットの取っ手を針金で縛って封印した」との事。
俺の話をする前に既に封印してたのを聞いて、ビックリ!その手があったか!と思ったものでした。
その後輩は、他にも色々あったらしく、夜、眠りに落ちる瞬間に耳元で、
「オイ・・オキロ・・・オイ・・」
と朝方まで、何度も何度も言われることが度々あったそうです。
「あんなんじゃ、良く眠れねーよ」って怒ってましたが。
彼は、半年で寮を出ました。
ちなみに、俺は1年がんばったよ(-_-;)
895: 本当にあった怖い名無し 2005/08/27(土) 04:05:26 ID:jWTVkG/y0
その部屋お払いしたほうがいいと思う。
897: 扉 2005/08/27(土) 04:26:26 ID:jRePDLYA0
>>895
今は他の会社に売ってしまったそうです
898: 本当にあった怖い名無し 2005/08/27(土) 04:52:25 ID:/en4llmH0
鈴の音
夜明けまえに投下シマス。
妹の友達が母のスナックに住み込みバイトすることになり、可愛くて邪気のない子だったが、生活面で色々ありすぐやめた。その子が怖い話好きな私にしてくれた体験談。
その子、Mちゃんは両親にめぐまれず、お兄さんと2人施設に何年かいた。男の子と女の子の部屋は棟で別れておりMちゃんは年の近い女の子4人ぐらいの2間ある部屋で寝起きしていた。
一つの部屋に4人で寝て、もう一つの部屋はテーブルが置いてあった。
ある晩、寝る前にMちゃんは遠くからかすかな鈴の音を聞いて、皆に「鈴の音がしない?なんだろ?」と聞いてもみんな聞こえないと言う。
それでもMちゃんには鈴の音が聞こえていたらしいが、みんなが聞こえないというし、あまり気にせず眠りについた。突然の息苦しさと耳鳴りで目が覚めるMちゃん。目を開ける瞬間、大きな鈴の音が。
恐怖で水を浴びせられたように豆電灯の明かりの中であたりをうかがう。隣の間ではっきりした気配を感じた。しばらくじっとしていたが、そっと頭をおこし隣の間を見る。
すると、置いてあるテーブルに目がいった。その部屋は豆電灯が消してあり、薄ぐらいのだが、テーブルの真横を動く何かが見えた。右に左にそれはゆっくりと動いている。
ズズズ・・ズズ・・ズズズ・・・ズズズ・・
黒っぽいそれが真ん中わけした人間のひたい、眉毛から上の部分だと気付いた瞬間、Mちゃんは布団をかぶり体を外に出さないようにして恐怖の時間をこらえたそうです。
ちなみにこの話を聞いていた時間は深夜で、聞き終えた時TVの上のじいちゃんの写真が落ちてきてシッコ漏しそになった記憶があります。
オチは妹の体がTVにあたっただけでしたが。長文スマソ。
910: 本当にあった怖い名無し 2005/08/27(土) 13:05:39 ID:F+5vmYmD0
「【】“家”にまつわる怖い話聞かせて!三軒目【】 」からの転載です。
694 :本当にあった怖い名無し :2005/08/15(月) 04:21:17 ID:3BeutGhm0
家にまつわる怖い話とは少し違うかもしれませんが
このスレッドが最も適切かと思い書き込ませていただきます。
私が15歳のときの話です。
学校から帰ると家があるはずの場所が空き地になっていました。
それまで毎日通っていたわけですから帰り道を間違えるはずはありません。
それに周りの風景にも見覚えがあるので場所も間違いありません。
奇妙なことに空き地の雑草の生え具合や荒れ方はすぐにそうなったものではなく
明らかに数年が経過したものでした。
結局家族は全員行方不明になってしまい私は祖母の家に引き取られました。
この書き込みも祖母の家からしています。
似たような出来事をご存知のかたいらっしゃいますでしょうか。
今私は働きながら家族を探していますがあきらめの気持ちが強くなってきています。
925: 本当にあった怖い名無し 2005/08/27(土) 16:16:06 ID:tA29RbGo0
>>910
家族が行方不明って何だ…
本筋よりもそこが怖い…
940: 本当にあった怖い名無し 2005/08/27(土) 21:53:29 ID:sPLtjDi+0
残念ながら娘さんは」って話あるじゃん?
あれに似た話が俺の地元であったのを思い出した。
工房の時免許取立てで、峠のコースに行ってたんだけど、その時友人が「ここであった話だけど」と話してくれた。
ある人の娘さんが行方不明になったんだけど、警察がどんなに捜しても見つからなかったそうだ。
あきらめ切れなかった御両親はユタ(沖縄の霊能者)に娘の居場所を聞いたそうだ。
するとユタは
「娘さんは魂ごと消滅してます・・・」
だと・・・・。
941: 本当にあった怖い名無し 2005/08/27(土) 22:18:08 ID:uHCdZtwG0
>>940
その娘さんは生前何をやらかしたんだ…。
972: 本当にあった怖い名無し 2005/08/29(月) 00:13:02 ID:jb2CXRVf0
┏【 925 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ∧ ∧ ■ 本当にあった怖い名無し ■ [ DATE: 2005/08/26(金) 09:09:15 ID:2R9kwQzd0 ]
┃.(*゚ー゚) < sage
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
毎年台風が来ると思い出すのが会社の寮で一人暮らしをし始めた頃のこと。
<1/3>
台風が直撃するというのでベランダの物干し竿を片付けようとしたら
物干し竿の先に汚れたハイヒールが片方だけ引っかかってた。
寮は男子寮だし、悲しいことに俺には彼女なんていなかったので
何故こんなものがあるのか最初は理解できなかったが、
俺の部屋は最上階(5階)の角部屋だったので
隣に住む同期の友人の持ち物としか考えられず隣に投げ返しておいた。
その後、昼ごろに隣の友人が慌てた様子で俺の部屋にきて
「○○(←俺の名前)どうしよう、ベランダにハイヒールが!飛び降りした誰かの遺品かも!」と
血相を変えて騒ぎだしたので、俺は「そんなわけないだろ。俺を怖がらせようと芝居してるんだな」
と思い、笑っていた。
しかし、そいつは本当に顔色が真っ青で、倒れそうだったので次第に俺も演技ではないと感じ、
俺がハイヒールをそいつの家に投げ込んだことを話した。
わけを話した当初、友人は誰のものかもわからないものを投げ入れたことに怒りまくっていたが、
次第に落ち着き「じゃあこのハイヒールはどこから…」と言うと黙り込んでしまった。
友人があまりにもビビっているのでそれまで何とも感じてなかった俺も気持ち悪くなり、
1階の管理人室に落し物としてもっていくことにした。
973: 本当にあった怖い名無し 2005/08/29(月) 00:13:42 ID:jb2CXRVf0
┏【 926 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ∧ ∧ ■ 本当にあった怖い名無し ■ [ DATE: 2005/08/26(金) 09:10:17 ID:2R9kwQzd0 ]
┃.(*゚ー゚) < sage
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<2/3>
管理人室の爺さんは新聞を読んでいる最中で、しばらく俺達の存在に気づかなかったが、
大声で落し物だと伝えるといかにもダルそうにゆっくりと近づいてきた。
爺さんは「あ~落し物ね、これどこで拾ったの?」とめんどくさそうにハイヒールを眺めていたが
俺の部屋のベランダで拾ったことと俺の部屋番号を伝えると、突然爺さんの動きが機敏になり、
「片方だけか?もう片方はないんか?」などとイロイロ質問を投げかけてきた。
俺は「げ、俺が入居する前にマジで自殺者いたのかよ…」と呆然となり、友人は顔面蒼白になっていたが
爺さんは呆然とする俺たちを無視して「ちょっと屋上を見てくる。お前らはそこにおってくれ。」と言い残し
部屋を出て行った。俺たちは爺さんが戻ってくるまで無言のまま数分間立ち尽くすこととなった。
帰ってきた爺さん曰く、「屋上への入り口は鍵を何個も掛けて厳重にしとるし、誰も出入りした様子はなかった。
自殺者も“ここ数年は”でとらん。」…フォローになってないぜ爺さん
「自殺者といっても一人だけ、14年ほど前のことで、ここが△△(←会社名)の寮になる前のことや」
「ワシはそんときからここの管理人をやっとるんやが、ただ、その時にな…。」急に黙り込む爺さん
俺は耐えられなくなって「何かあったんですか!?」と聞いてしまった。
「自殺した日が台風の日で遺書や靴もろとも吹き飛ばされてたんや…結局見つかったのは遺書と靴(ハイヒール)が片方だけでな…」
飛び降りたのは貯水槽の横(←俺の部屋の上)あたりかららしい。…勘弁してくれ
「遺族の方は靴がそろって見つからないことに心を痛めていてなぁ。うん。そんときの靴に似とるわぁ…」
974: 本当にあった怖い名無し 2005/08/29(月) 00:14:22 ID:jb2CXRVf0
┏【 927 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ∧ ∧ ■ 本当にあった怖い名無し ■ [ DATE: 2005/08/26(金) 09:11:14 ID:2R9kwQzd0 ]
┃.(*゚ー゚) < sage
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<3/3>
そこからどうやって部屋まで帰ったかはあまり覚えてないが
気づいた時には俺の部屋に居て友人と二人でボーっとしていた。
その後、友人はすぐに引越したが俺は金がなかったので、3年ほどそこに住み続けることとなった。
幸い恐怖体験などはすることはなかった。
結局そのハイヒールが遺品であったのかどうかは確認がとれなかったらしいが、
一応お寺で供養してもらったそうだ。
今となっては管理人の爺さんにからかわれたのかなとも思うが、
飛び降りた日と見つかった日が同じ台風の日ということで考えると未だに少し怖い。
14: 本当にあった怖い名無し 2005/08/27(土) 23:48:32 ID:2nDX0w+Q0
全然怖くないが記念に書いておく。
学校卒業して就職し、会社の独身寮に入った。
当時高かったけど、固定電話つけた。
知ってると思うが
NTTから3つの下四桁電話番号提示されて、その中から一つ選び、
それが自分の電話番号になった。
会社から寮に戻ると、決まって留守電に無言電話やイタ電らしきものが多かった。
そんなことがしばらく続いたある日、一件のメッセージが入っていた。
メッセージを再生すると
「ピー・・・おい、この電話は昔台湾の売春宿の番号だったんだぞ・・・プツッ・・プープー」
と茨城訛りで録音されてた。
イタ電が多いのに納得した。
15: 本当にあった怖い名無し 2005/08/28(日) 00:24:35 ID:Q2HBeVXc0
新発田津川線かな
2年前、夜1時ごろその道を通り抜けたとき怖い体験をしました。
一人で三川方面へ峠を走っていると
古い車に追いつきました。
左カーブに差しかかって、その車は先にカーブへ消えて行き
おれはその後曲がったら、その車がハザード出して止まってるんです。
その車の脇を通り抜けたあと、ルームミラーで確認しようとしたら、
真っ暗で何も映ってませんでした。ヘッドライトはおろか、ハザードつけてたはずなのに。
以来あの峠には近寄りもしません。
27: 本当にあった怖い名無し 2005/08/28(日) 11:26:09 ID:HR6vygiWO
自分にとって洒落にならない話
遠距離だった前の彼氏とよく利用していたラブホがあった
安いし、週末もあまり混んでないからよくいってた
ただ、よく金縛りにあったり、やたらと恐ろしい夢をみたり
ホテル全体の雰囲気が妙に怖かったりしたんだけど
金なしカップルだった自分達は気にしなかった
霊感はないので。
で、もう彼と別れてけっこうたつんですが、この板の某県心霊スポットスレで
間違いなくあのラブホが紹介されており
殺人→ベッドの下に死体遺棄→腐乱状態で発見
てことがあったそうです
霊がどうとかは書いてなかったなあ
でも、おわったことですが、↑の話を知った時鳥肌きました
心底怖かった
31: コピペ隊 2005/08/29(月) 03:22:36 ID:VZmwWyEV0
怖い話投下ならアゲてもいいんジャマイカ?(´・ω・`)
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1119766687/l50からコピペ
899 :本当にあった怖い名無し :2005/08/25(木) 14:50:21 ID:bMgQBQOq0
ひとつ軽く怖い話でも
俺ん家はなんだか嫌な場所に立ってたらしく
家の中でぶきみな出来事が沢山あった
その中でいくつか
パソコンだけ離れた部屋(割と家は広い)にあったんだが、
どうも「今日は嫌な感じがするなあ」と真っ暗な部屋に入った。
まあ、家には和室しかないから、その部屋も勿論和室なんだが、
障子を開けて、中に入って電気を探したら
その時、急にパソコンの電源がついて「ジャーン(mac)」て音が!
俺はその時点でビビりすぎて、焦って部屋から出て、障子を閉めようと
障子に手をかけた時、その手を
ぐいっっ
と引っ張られて、もう、心臓が止まるかと思って声も出なかった。
必死に振りほどいて、とにかく逃げた。
逃げた後、いい歳こいて、マジ泣きした。
その時の感触が生々しくて、未だに鮮明に思い出される。
自分は障子を閉める時、片手を部屋の中に入れて、部屋側から、
片手を廊下側にかけて閉める癖があったが、
そんな癖はその時から消すことにした
32: コピペ隊 2005/08/29(月) 03:31:08 ID:VZmwWyEV0
マジで幽霊見た人 幽霊に関する体験談・心霊写真
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1119766687/l50からコピペ
774 :本当にあった怖い名無し :2005/08/15(月) 11:33:25 ID:sTRLlkiW0
昨日ネットで拾った話だけど、怖いと言えば怖いけど偶然と言えば偶然で解決できる話。
そのサイトには管理人の本名が堂々と書いてあるのだけど。ちょい伏せ。
Aは福岡県の大宰府天満宮で「自分にそっくりな人」に出会ったそうだ。
そのそっくりな人は一言だけ喋って駆け出したのでよく確認してないそうだけど。
その場にいた友人一同も目撃していて「双子か兄弟かと思ったよ」だそうだ。
で、それだけなら「似ている人に出会った」話で終わりなんだけど。
Aが似ている人と出会った後くらいにすぐ近くで交通事故があって死者が出たそうだ。
その死者の名前がAと同姓同名。
もちろん、Aと同姓同名の人が交通事故に会うことは偶然で済まされるし、Aと良く似た人と偶然会うことだってあるだろう。
だけど、その似ている人と出会ったすぐ後に、その10m先で交通事故。その死者が自分と同姓同名。
Aはその死者のことを聞く勇気がなかったそうだけど、似ていた奴と同じ色のコートを着ていたそうだ。
全部偶然で済ませられるけれど、これだけ重なると怖くないか?
33: コピペ隊 2005/08/29(月) 03:40:17 ID:VZmwWyEV0
怖かった彼氏・彼女 5人目
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1112337885/l50からコピペ
770 :本当にあった怖い名無し :2005/08/24(水) 15:32:21 ID:6mnqYoygO
私が十代終わりの時に初めてできた7才上の彼氏の話。その人趣味の一部として猟奇イラストとかを好んで見たり描いたりしてたのね。
まあ私も猟奇話しは嫌い違うかったし(それが直接性欲に繋がる気持ちはのはよくわかんなかったけど)、それがメインの趣味ってわけじゃなかったから気にしてなかったの。
そんなある日のエッチ中。足先からちゅっちゅされて気持ちよくなってたんだけど、脚の付け根に来た途端ガリッて噛まれたのね。血が出るほどじゃなかったけど、
反対の脚の付け値や腕の根本を結構強く噛んだり舐めたりされて…痛くなってきて「なに?」って聞いたら「両手両足落としたいな~って思って」って言われた。
彼は一人エッチする時のオカズも私とやってるとこの妄想で、エッチ中に「こんなに綺麗な脚だったら(当時は細長かったのよ)一つなくなったっていいよね」って切り落とすんだって。
で、泣き叫ぶ私を「よしよし」って宥めて、しまいにゃダルマに。手足が不揃いの私にフワフワのベビードールを着させて、家で飼うらしい…
まぁ実際にはなんもなかったし、私がフラれる形で終わったんだけど、当時はその話しされても怖いと思うどころか、「この人が望むんでいて、私をおうちで飼ってくれるんだったら、手足の一本や二本あげたい!」って思ってたよ 笑
長話でごめんなさい
42: 1/2 2005/08/29(月) 12:07:54 ID:qj5r2kZ20
執念
俺が先輩から聞いた話です。
先輩には高校からの付き合いの友人Fがいた。ある日そのFの彼女Sから先輩に電話がかかって来た。相談があると言うのだが、その女と先輩は以前、Fに紹介されて一度会っただけだったので不思議に思ったそうだ。Sの話はこうだった。
「F君はちょっと前まで風俗関係の店で働いてたの。ちょうどその頃、私、車で人身事故起こしちゃったの。…相手は結局亡くなってしまったの。」
先輩はこの辺りで既に半分パニックになってしまったが、彼女の話は続く「そんな事があって気が動転していた私を見かねて、F君は何とかしようとして働いている店の店長に相談したの。そしたらその店長が色々顔のきく人で、その事故の事をうまく処理してくれたの。」
この時点で先輩は早く電話を切る事しか頭に無かったので、その後のSの話は殆ど記憶に無いらしいが、確かその事で今Fはゆすられてるとか何か。で、「私の為にF君はそこまでしてくれたの。
A君(先輩)だけはF君の友達でいてあげて」「こんな事相談できるのはA君しか思いつかなくて。話が話だから、私が相談した事はF君には言わないで。」とか言ってたらしい。先輩は適当に相槌をうって電話を切った。
その後は何をしていてもその話が頭から離れず、あれこれ悩んでいたそうだ。
高校卒業後、Fとは連絡こそ取ってはいたが、互いに忙しく会う事も少なくなっていたとの事。「暫く会わない間に変な事になっとる、Sは俺に聞かせてどーしろっちゅうんだ。」等と先輩は困惑していた。話が突拍子も無いのでF本人に確認したかったが、安全と平和の申し子の先輩は、その後Fと電話で話した時もこの事をなかなか聞けずにいたらしい。
43: 2/2 2005/08/29(月) 12:08:39 ID:qj5r2kZ20
そんなある日の帰宅途中、先輩は電車の中で偶然Fと会った。もう聞くしかないと思った先輩は、Fを誘ってそのまま飲みに行った。居酒屋に入ると直ぐに、先輩はSから電話があった事を話した。話を聞いたFは驚いたような顔をしてこう言った。
「何なんだその話は?今初めて聞いたぞ」しかしFには思い当たる事があったらしく、こう続けた。「俺が前に付き合っていた女の友達がSだったんだ。俺がSを好きになったから前の女とは別れたが、そのせいでSとその女は仲違してしまった。
だけど最近はSともうまくいっていない。Sの嫉妬深い言動に付いていけなくなって来たんだ。だけどSには前の彼女との事で申し訳なくも思っているからズルズルと今も付き合っている。」との事だった。そして最後に、「この前、俺とSがケンカした時にSが言ったんだ。『あんたのせいで私は大事な友達を無くした。
あんたも一人にしてやる!!!!!』って」そこまで聞いてやっと先輩は、あの話が全てSの作り話だと悟った。先輩はSの思惑にまんまと乗ってしまい、少しでもFを疑ってしまったのだ。
電話の事を聞いたFは流石に気持ち悪くなってその後すぐにSに別れ話をした。先輩に電話した事を聞いたと言われてもSは悪びれる様子も無く、逆切れ状態だったとの事。その後も少しSに付きまとわれたが、何とかFは別れらる事ができたそうだ。
「冷静に聞いてれば出鱈目だと気く話なのに、少しでも疑ってFには悪い事をした。今は笑い話になっているけど、当時は嫉妬にかられてあんな手の込んだ事をしたSの執念が気持ち悪かった」と話していました。
長文駄文で失礼シマスタ。
49: 本当にあった怖い名無し 2005/08/29(月) 15:03:44 ID:QfYCi/UP0 BE:47147663-
昔実際あった話
俺には妹がいて(当時9歳)その時俺は12歳くらい。
妹は学校で特定の奴から嫌がらせを受けていて、
妹はぬいぐるみをそいつに見立て針を刺して鬱憤
をはらしてたらしい。
でその嫌がらせしてた奴が死んじゃったんだって。
それを知った母は激怒。その後、ぬいぐるみは
炊き上げてもらったのだが、その時、どーも臭いんだよ。
プラスチックが焼ける臭いじゃない臭いが漂って。
神主さんに「何ですか?この臭い・・・」と訊いたら
一言、言いずらそうに「・・・・肉だよ」
別に怖くないがw
50: 本当にあった怖い名無し 2005/08/29(月) 16:03:59 ID:9nbjthDP0
>>49
後半「超怖」が入ってる件
54: 本当にあった怖い名無し 2005/08/29(月) 17:03:27 ID:0eycpiYi0
急ブレーキ音
三年前の話。
俺の自宅までの道のりが、繁華街を抜けないとかなり遠回りに
なってしまうから早めに帰るようにしてたんだよね。
しかも繁華街を抜けると片田舎だけあって、急に真っ暗になり人気も無くなる。
その日は23時くらいだった。
繁華街を抜けるとすぐに丁字路で左右は見えないんだわ。
で、もう抜けるかって瞬間に車の急ブレーキ音がした。
事故だと思って急いで見に行くと、シルバーっぽいセダンが走り去って
行くところだった。
誰も倒れてはいないし、ブレーキだけで衝突音は聞いてなかった。
でも、折れたヒールが転がってるのを見て、慌てて近くの交番に知らせましたよ。
なんだろう?ってボケてる時に、一瞬で事態を把握させる事実って
メチャクチャ怖いよ。
長文悪いね。
55: 本当にあった怖い名無し 2005/08/29(月) 17:08:03 ID:mTbp5vLn0
事故の直後を目撃とか、洒落にならんくらい怖いだろうなぁ・・
幸いなのかまだ経験はないけどさ。
56: 廃病院 ◆girrWWEMk6 2005/08/29(月) 17:16:53 ID:lBSY3KlJ0
心霊スポットは自己責任で
俺が2年ほど前に体験したときの出来事を話してみる。
あれは俺が高校2年生の夏のことだった。
クラスの友人たちと6人で集まり酒盛りをしていたのだが、
誰が言い出したのか、「心霊スポットに行こう!」ということになった。
メンバーはA(珍走)、B(抜け珍走)、C(一般人)、D(一般人2)、E(アニヲタ)、俺(アニヲタゲーヲタ色々)
という、何でこんなやつらが仲良いんだろうなぁってくらい不揃いな面子。
B以外は中型、原付免許所持者なので、BはEの中型の後ろに乗せてもらい、俺たちはその心霊スポットへ向かった。
俺はその場所を知らず、向かい際にAに聞くと「ああ、あっこは何か全国的にもえらい有名らしいけん、聞いたことあるかもしれんけど。山道登ったあとにの、トンネルがあるんじゃ。んでその先には、まぁよーある廃病院っつーやつがあっての」と一旦切り、
「…出るぞ」と口元を嫌らしく歪ませた。
俺は一瞬何か嫌な予感がしたが、「はは、ほうか、出るんか。まぁ出んにゃ面白くも何ともないけんの」と無理やり笑ってみせた。
今思えば、何でこの時「やめよう」と言えなかったのか……もしかして、この時既に、俺たちはこれから出会うモノに憑かれていたのかもしれない、そう思えてならない。
57: 廃病院 ◆girrWWEMk6 2005/08/29(月) 17:18:46 ID:lBSY3KlJ0
その後俺たちは何事もなく出かけ際にAの言っていた山道に到着。すると、先行していたAとE、Bが止まり、「この山道は妙にカーブばっかのくせに、ガードレール無いけんの、慎重にこいや」と言い、また走り出した。
ついて行くと確かにカーブばかりで、それにガードレールも無く、その下は崖になっていて落ちたらとても無事には済みそうになかった。実際後日Aに聞くと、何人か曲がりきれず死んでいる、という話も聞いた。本当かどうかは分からないが。
ヘタレな俺はCと共にゆっくりと登り、トンネルに着いた頃には先に着いたやつらはバイクから降りて一服していた。
「まぁそれくらい慎重なら事故もせんのう」とAが笑いながら言い、「お前ら」と言葉を続けた。
「このトンネルの、出るらしいぞ。ホンマに。無理っちゅーやつは今言っとけよ」
すると、俺と一緒にゆっくり来ていたCが、「俺、帰っていい? なんかヤな感じする、ここ」と恐る恐る口にした。
それを聞いたBは「おいコラ。場がしらけるようなこと言うなや」と脅すように言い、Cは俯いて黙ってしまった。
「まぁ、ホンマに出るっちゅー話じゃけんの、ここまでじゃーと思ったら俺か○○(俺)にでも言え」とA。Cはやはり嫌そうに「……分かった」とおずおずと頷いた。
「何でもいいけん、早く行かん?」とEが発したのを皮切りに、みんなバイクにまたがり、いつでも行けるようにエンジンをふかし始めた。
改めてトンネルを見ると、夜なのも手伝ってか内部は暗く、出口も見えない。ありきたりな表現だが、トンネルの入り口があの世と繋がってるんじゃないかと思えてならなかった。
「言うの忘れとったけど、このトンネルん中入ったら、絶対後ろ向くなよ。アレに引っ張られて連れて行かれるって話じゃけんの」とA。もちろんアレというのは「幽霊」のことだろう。
58: 廃病院 ◆girrWWEMk6 2005/08/29(月) 17:19:28 ID:lBSY3KlJ0
Aを先頭に次々とトンネルの中に入っていく。トンネルの中はひんやりとしていて、真夏の夜が嘘のように寒く感じられた。半袖から突き出た素肌に、湿気以外の何かもぴたり、ぴたりと触れているようで、思わず後ろを向きそうになるが、必死にこらえて向かないように走り続けた。
トンネルは思いのほか短く、視界に建物が映ったときにはみんな建物を眺めていた。
俺も思わず建物を見上げ、割れた窓ガラスから何本も何本も何本も何本も数え切れんほどの手が姿を現した! ……とそんな想像をしてみて、ありえなくもないと思うと一瞬寒気がした。
病院は3階建てで、もちろん電気はついておらず、窓ガラスもほとんど割れ、とても凄惨な外観だった。それにトンネル同様、「出る」と言われる理由も分かるような、何ともいえないおぞましさもあった。正直、それだけで怖かった。
ふと気になって後続のCを見ると、俯いてかすかに震えていた。
「大丈夫か?」と近くに寄ってポンと背中を叩くと、「うわあああぁぁあああぁあああああああ」と酷く驚き、叩いた俺も思わず「うおおおっ!」と驚いてしまったほどだった。
Cの叫びに他のやつらもこちらを見て「どうしたんじゃ!」とあせった様子で尋ねてきた。
「いや、なんか震えとったけん、大丈夫かっつって背中叩いたらめちゃ驚きよるけん、叩いたこっちも驚いたわ」と俺が説明すると、Aが「やっぱCはここに残っとくか帰ったほうがええの」と言った。
Cは、「さすがに一人で帰るのは嫌じゃい……」とこぼし、今思い出しても俺もまぁ当然かと思う。
だが乗り気のBとEは「さすがにここまで来て帰るのはアホやん。行こうで」と帰る様子はまったく見えない。
Aと俺がどうしようかと悩んでいると、今まで黙っていたDが突然「俺は行かないよ」と言い出した。
Bが「お前びびっとんか」とケンカ口調で問うと、「なんかホンマにイヤな感じするし。Cを一人で置いとくよりは全然良いんじゃない?」とD。
俺とAもそれならいいんじゃないかとCに聞くと、「それなら、まぁいいけど……」と腕をさすりながら言った。
結局居残りはCとDとなり、俺たちは2,3Mはありそうな塀に囲まれた建物の中に入ることとなった。入り口には「立ち入り禁止」の札はあったものの、簡単に入れそうなもので、BとEを先頭に侵入した。
59: 廃病院 ◆girrWWEMk6 2005/08/29(月) 17:22:33 ID:lBSY3KlJ0
実際に起こった出来事を物語口調にして投稿してみるも、
入力してみると、かなり長くなりそうな悪寒。
ちなみに今からバイトなので、この先は12時超えちまいそうなんで鳥つけてみましたが。
先が気になるじゃねえか、とか、書けYOとか言われたら続き帰ってから投稿します。
あんま怖くないかもだけど、自分的には結構壮絶で驚きの出来事ですたっと。
62: 本当にあった怖い名無し 2005/08/29(月) 17:47:46 ID:0sayHAf40 BE:51576858-
続き待ってるよん
83: 廃病院 ◆girrWWEMk6 2005/08/30(火) 00:22:57 ID:G7nUjFmE0
3時間前くらいにバイトから帰ってきて残り書いちゃおうと思ったんですが、
突然とある長電話で書けず……。
ぶっちゃけ、これ書いちゃって大丈夫なのかと今思いました。
つーかおまいら、「はいはいこわすこわす」とか「ネタ乙」とでも言ってくださいお願いします。
今Aから電話あってEも死んだとか言われました。
はい俺ネタ乙
86: 廃病院 ◆girrWWEMk6 2005/08/30(火) 00:41:54 ID:G7nUjFmE0
てかまぁ明日早朝一旦この電話について郷里帰るんで
こんな時間まで待っててくれた人のためにガチネタだけを書いときます。
俺とAとBとEで病院の中に入った。懐中電灯は一本で、あとはケイタイのライト。
中はあんがい荒れてなかった。
受付の奥にある診察室に入ってみると、珍走団のスプレーアートだのラクガキだのが少しあった。
色々見て回っていると、BとEが調子に乗って病室見てくると言い出したので付いていった。
色々物色したりケータイカメラで写真とったりするBとE。
俺とAは、あんまこういういわくつきの場所の物を持って帰らんほうがいいんじゃないかと言ったがヤツら聞かず。
いいもんがなかったので今度は3Fの病室覗くと言い出した。ここまで来て何も出ないというのは流石に虚しいので、
物色云々はともかく俺とAもついていくことにした。
階段側の病室から覗いて、どんどん奥に進んでいくと、廊下で待っていたAがいきなり「うおお!」と言い出した。
同じく廊下で待っていた俺も見ると、今まで誰もいなかったはずなのに、
なんか髪の短そうなオッサン?(暗くてよく見えなかった)がいきなり階段の近くの窓から飛び降りた。
Aと俺が駆け寄り、窓から下をケータイのカメラで照らしてみるがよく見えず、
BとEの持つ懐中電灯を持って外を探す。でも何もいない。
91: 廃病院 ◆girrWWEMk6 2005/08/30(火) 00:48:58 ID:G7nUjFmE0
こりゃただ事じゃないと、すぐさま門から外に出て、待っていたCとDに逃げるぞ!と声をかけ、
バイクに乗って逃げようとするが、Eのバイクのエンジンがかからず、BとEの二人がかりでトンネル内を押して出る。
トンネルから出るとすぐにエンジンがかかるようになり、全速で山道を降りる。
すると、Eのバイクが転倒。後ろに乗っていたEは運動神経がいいのか反応がいいのか、間一髪で飛び降りる。
全速でこけたため、バイクはかなり吹っ飛んだが、カーブの終わりの部分でかつ比較的広い道のところに出ていたので
がけ下に落ちるということもなく、Eも擦り傷だけ。また幸いなことにバイクもどこもイカれておらず、無事エンジンがかかったのでまた乗って逃げた。
とりあえず最初に酒盛りをしていたCの家まで帰って、その日は解散ということになった。
93: 廃病院 ◆girrWWEMk6 2005/08/30(火) 01:14:18 ID:G7nUjFmE0
次の日学校で、お調子者のBとEはケータイで撮った写真(心霊写真はなかった)をクラスのヤツに見せたり、
病院から物色してきた手帳(別に内容は変哲の無いもの)や指輪(なぜか病室のベッドの近くの引き出しの奥に入ってた)を
見せびらかしたりして、昨夜のことを話してた。
俺、A、C、Dはそんな気分になれず、とくにCは学校を休んでいた。俺とAは早退。Dは皆勤賞狙ってちゃんと最後まで受けたそうな。
そんなこんなで夏休みが始まり、ヲタで比較的ヒッキーな俺は家でのんびり過ごしたり、バイトをしたりしてた。
夏休みも1週間ほど過ぎたとき、Eに呼び出されてEの家に行くと、A、C、D、Eが既に集まっていて、
「何の用だ」と聞くと「Bが死んだ」と。事故死、しかも死んだ場所は廃病院に続く道。曲がりきれずにがけ下転落したらしい。
珍走団は抜けたにしろ、他の珍走仲間と、また肝試しで廃病院に向かったらしい。
その帰りに転落死したという話。Aがその珍走仲間の一人から聞いたと。
警察にも呼ばれたが、珍走仲間が転落する瞬間まで見ていたため、事故というのは確定し、
廃病院に行って何をやったとか、あそこは立ち入り禁止だろうが!と怒鳴られたりするだけで終わった。
でもやはりあの廃病院が問題ではないかと俺たちは話し合い、もう誰にもその話をすることはなくなった。
夏休みが終わり、新学期が始まった。
夏休みをヒッキーとバイトでつぶし、あまり出かけないようにしていた俺は、
久しぶりに病院にいったメンバーと会ったが、なぜかEだけいない。
まぁ元々Eにはサボり癖があったので、一応来ないのかというメールだけしてほうっておいた。
始業式中にメールの返事が届いたので読んでみると、「行きたくない」とのこと。
「まだ気にしとるんか」と送ると、「なんか最近ヤな視線を感じる」と。
死んだBと引きこもったE以外の俺たちは話し合い、Eの家に行くことにした。
部屋の前に行ってもEはドアを開けず、今日は悪いけど帰ってくれと言われたので、しぶしぶ帰った。
そんなことが何度か続き、結局Eは新学期から一度も顔を見せることなく、単位の問題で留年、自主退学をした。
俺たちはというと、何もないまま卒業し、大学に行く者、専門に行く者、就職するものとで別れた。
俺は違う町の大学に行くことになり、一人暮らしを始めていた。
96: 廃病院 ◆girrWWEMk6 2005/08/30(火) 01:33:11 ID:G7nUjFmE0
大学にも慣れ、この話がこうして怖い話として他の人に披露できるようになるほど、
Bが死んだ件についても気にしなくなっていた。
ただ、やはり音信不通になってしまったEのことが気になり、お盆に里帰りした。
A、C、Dに連絡を取り、また酒盛りをしたりした。みんなが変わってないと言うか、誰ももう病院での出来事を気にしなくなっていた分、
Eのことがだんだんと気になり始め、次の日、Eの家に行ってみることにした。
Eの部屋の前に立ち、声をかけると、Eの返事があった。俺はそのとき、「もしかしてEも……」と思っていたが、
部屋から出てきたEの顔色は、ちょっとは悪いんだけど死相が出てそうなくらいの悪さではなかった。
Eの話によると、部屋から出てこなかったのは、「何か鏡のように反射する物(窓ガラスとか)に、変な男が映るから」とのことだった。
だから部屋のカーテンを閉め切ったり、PCのディスプレイに布をかけたり、誰とも目を合わせたりしなかったらしい。
俺が「その男って、髪の短いオッサン?」と聞くと、Eは驚いてよく分かったな、といった。
つまり俺とAが病院で見た男が映っていたらしい。
それから近況についてなど色々話した後、Eと別れた。
後日、俺がプレイしているネトゲで、怖い話をしようということで何人かとチャットでそういう話をしていたが、
なんと俺の行ったあの病院に行ったという関東人がいた。
話に聞くと、場所、病院の3Fで自殺者の幽霊出る、帰りのトンネル付近でエンジンかからなくなる、
二人乗り二輪車両はカーブでこける、トンネルを抜ける際は絶対に後ろを振り向いてはいけないなど
色々な部分が合致していた。
そういう話に詳しいその人は、
「あれは本当だよ。すんごいやばい。私が行ったときは車2台、8人で行ったんだけど、
帰り片方の車エンジンかからなくて、先にトンネルから出た車の窓には手跡がびっしりあった」
と言っていた。関東からわざわざ来るくらいだから、相当やばいんじゃないかと思った。
誰も行かんほうがいいです。ありゃやばいっす。俺らみたいなDQNにならないように気をつけてください。
97: 本当にあった怖い名無し 2005/08/30(火) 01:38:38 ID:SlU1UjRF0
廃病院オツってかこれで終わり?
で、Eが亡くなったって今日聞いたって事
102: 廃病院 ◆girrWWEMk6 2005/08/30(火) 01:45:57 ID:G7nUjFmE0
>>97
今日バイト中にAから電話があり、もちろんバイト中でしたので取れず、
バイト終了後に電話をかけなおすと、Eも死んだと聞かされました。
俺がこれを投稿したすぐ後なので、もしかするとそれと関係もあるんじゃないかと
思ってしまえます…。
本当に寝ます。長文すいません。あと、場所分かったって人も絶対行かんほうがいいです。まさに自己責任です。俺みたいに。
88: 1/2 2005/08/30(火) 00:42:39 ID:WgeAcsBUO
お兄ちゃん遊ぼ
初投稿です。
僕が高校2年生のとき、変な夢を1週間程見たことがあります。
僕には姉が一人いるだけで、弟や妹はいないんですが
夢の中で女の子が「お兄ちゃん遊んで」と言いながら駆け寄ってきます。
これと言った特徴なんかはない普通の女の子でしたが、
赤い着物を着ていたことだけは妙に覚えていました。(当たり前だけど)
僕は特になんの疑問も抱かなくて、普通に妹のように接していました。
とてもリアルな夢で、朝起きて身体が疲れているように感じたくらいです。
でも、学校に着く頃にはもう全く忘れていて、夜、また同じような夢を見て
思い出す、みたいな感じでした。
でも、さすがに4日目くらいには、おかしいと感じ始めました。
で、5日目の夢の中で、僕はその女の子に「僕は君のお兄ちゃんじゃない!」
って言ったら、その子は俯いてどこかに歩いていきました。
夢に見る場所は、僕の家だったり、見たこともない家だったりしましたが
その日は僕の家でした。本当に変な夢で、僕は自分の部屋で夢から覚めるのを待ちました。
89: 2/2 2005/08/30(火) 00:44:31 ID:WgeAcsBUO
夢から覚めて、一番最初に母親にその夢のことを話しました。
すると、母親は真剣な顔つきになって「ついてきて」と言って
階段下の収納まで僕を連れていって、古い人形を取り出しました。
赤い着物を着た女の子の人形でした。
母親は話してくれました。僕は何故か覚えていませんでしたが、
僕には妹ができるはずだったこと。その子は未熟児で生まれ、すぐに死んでしまったこと。
この人形はその子のために手作りした人形だと。
言われてみれば、母がしばらく家にいなかった記憶があるようなないような。
その日の夜、金縛りにあいました。
すぐに枕元にあの子が現れ、泣いていました。
全く恐怖がなかった、と言えば嘘になります。でも、それよりも
心から申し訳なく思って、必死で「ごめんね。お兄ちゃんと遊ぼう」と
心の中で繰り返しました。
気が付くと朝。
その日は一日中妹になるはずだったその子のことが頭を離れませんでした。
そして夜。夢の中にその子が現れ、「お兄ちゃん遊ぼ!」と。
ままごとをしたりして遊んだりしました。その内、妹は寂しそうな顔になり、
「ごめんね。ありがとう」と言って、どこかに行ってしまいました。
それ以来、妹は夢に出てきません。
92: 本当にあった怖い名無し 2005/08/30(火) 00:49:45 ID:wocynAFC0
>>89
切ない話しだなぁ(´Д⊂)
妹さんは家族の一員として甘えたかったのかもねぇ・・・