362: 本当にあった怖い名無し 2005/09/03(土) 21:02:47 ID:SPvIsa7a0
お客様連絡待ち
電話関係の仕事をしています
数ヶ月前のある日、都内某所のワンルームマンション
そこは、オートロック式のマンションで、三階建ての建物でした。
築大体3年目位との事でした(ビル管理会社のお話し)
で、そのマンションのある所に、作業に行った時の話です。
作業を行なう時は、必ず、前日に、確認の電話をうちの会社では入れます。
私は、連絡先に指定されていた、携帯電話番号に、連絡をれました。
大体8回位のコールのあと、その(仮にAさんとしておきます)Aさんが出ました。
「・・・・・はい」
妙に沈んだ声です。「
「お世話になっております、私○のBという物です、
A様の携帯電話でございましょうか?」
「・・・・・・・・・・・はい」
しばらく間をおいて、また、えらく沈んだ声で、返事が返ってきました。
「・・・・・の件で、A様の作業ご希望日『明日・午後』となっておりますので、
明日・15時頃作業のためにお伺いしたいのですが、ご都合の方はいかがでしょうか?」
「・・・・・・・・・・・・・はい」
都合がいいのか、悪いのか、はいと言う返事では、解りませんが、取り合えず、
了承した、と受け取り、明日うかがうこと、作業開始前に、携帯に連絡を入れること
等を、再度伝えます。
その事前確認の時から、変といえば、変でした。
何を言っても、少し間をおいて、「はい」という返事しか来ないのです。
でも、まあ、妙な客はいますし、その時は、「嫌な客・変な客系」
の人じゃないだろうな。という心配はしましたが、特に、気にもしませんでした。
363: 本当にあった怖い名無し 2005/09/03(土) 21:05:00 ID:SPvIsa7a0
>>362の続き
翌日、午前の作業を終えたあと、件のAさんの所にうかがいました。
賃貸マンションのため、ビル管理会社の人も、同席します。
近場のコインパーキングに車を止め、マンションに向かう前に、
これからうかがう旨を、携帯で連絡します
「・・・・・・・・・・・はい」
「昨日連絡いたしました○のBですが・・・・」
「・・・・・・・・・はい」
「昨日も、ご連絡いたしましたが、作業の方、これからお伺いいたします。
あと5分ほどで、到着いたしますので、よろしくお願いいたします。」
「・・・・・・・・・・はい」
という、妙に沈んだ声で返事が返ってきました。
同僚にCに昨日からのことを話し「絶対、危ない計の客だ・この間の、○見たいな・」
と、決して、客前では出来ない、今まで見た客ネタで話をします。
「やだなぁ、○って、この間の、あのヒッキーみたいな奴でしょ。あの部屋自体が、
やばかったですよね、・・・・・・」
そんなこんな話をしているうちにマンションに到着です。
マンションの入り口にはビル管理会社の人(Dさんとします)が待っていました。
お約束の名刺交換のあと、ロックを開けて貰うべく、連絡をします。
「・・・・・・・・・・・・・」
一回目のコールでは、反応がありません
二回目のコールで、しばらく間を老いて、反応がありました。
「・・・・・・・・・はい」
「先ほどご連絡いたしました、○のBです。作業の方にお伺いいたしました。
ロックの方、解除してもらえませんでしょうか?」
ガチャ
返事の代わりにロックが解除されました。
364: 本当にあった怖い名無し 2005/09/03(土) 21:10:55 ID:SPvIsa7a0
>>364
エレベーターに乗り、お客様の階へ。(三階建てのマンションの三階でした)
大体一つの階に6~7部屋あるマンションでした。
エレベーターを降り、通路に出ると、そのうちの一つのドアが開いていました。
???
ひょっとして、ドアを開けて待っていてくれているのだろうか?
そのドアの開いている部屋が、Aさんの部屋でした。
「ごめんください、○のBですが・・・・・・・」
返事がありません。
ワンルームマンションなので、扉が開いていると、内部が、ほぼ全て見通せます。
キッチンの先に部屋があり、そこの扉の開いています。廊下にあるバストイレらしい
扉の開いています。
が、部屋の中には、誰もいません。エアコンがついており、PCかテレビか
あの、独特の青白い光が見えます。
カーテンは閉めてあり、奥の部屋は、妙に薄暗いのが印象的でした。
「Aさん・・・・・・」
管理会社のDさんも、声を掛けますが、やはり返事がありません。
ひょっとして行き違えたのかもしれません。
同僚のCにロビーまで見に行ってもらいました。が、ロビーにはいなかったとの事。
私、C、管理会社の人共に顔を見合わせます。
私「出掛けているんですかね?」
D「いや、でもロック開きましたし。」
C「極度の人見知りで、どっかに隠れているとか?」
D「隠れる所なんかないですよ?」
まあ、戻ってくるかもしれません。しばらく待つことにします。
妙な出来事といえば、妙な出来事ですが、隣に行っているとか、
緊急の用事で、近所に行っているとか、そんな理由かもしれません。
まあ、ドアが開いていたのは、妙ですが、勝手にやってくれという事かも
知れませんし。
366: 本当にあった怖い名無し 2005/09/03(土) 21:15:22 ID:SPvIsa7a0
>>365
10分ほど玄関前で待ちましたが、Aさんは戻ってくる気配がありません。
D「勝手に始めるわけには行かないんですか?」
私「はい、やはり、お客様の室内ですし、何か問題があったとき困りますから
お客様か、お客様指定の立会い者、または、お客様から、書面の形の委任状
のような物がないと、勝手に作業をするわけには・・・・」
D「まあ、常識的に考えれば、そうでしょうね。」
・・・・・・・・・・・
D「ひょっとすると、中で倒れているとか、中に手紙があるかもしれませんし、
私、ちょっと上がってみます。」
そういってDさんは、「Aさん、失礼いたします。」と、心持大きな声で言った後
部屋に上がりました。が、やはり誰もいなかったし、手紙や類する物も
ありませんでした。
なんだか気味が悪くなってきました。
Aさんの携帯に連絡しましたが、部屋においてあるのか、コール音が空しく鳴るだけです。
C「何なんですかね、これ?」
私「さあ?」
D「何処いったんでしょうね?Aさん」
何がなんだかわけがわかりません。オートロックを解除した時まではAさんは居た筈です
が、開け放たれた扉と、運転しっぱなしのエアコンと起動したままのPC(Dさんの話)
が、肝心のAさんは居ません。まるで、マリーセレスト号事件のようです?
C「警察呼んだほうがいいんじゃないのか?」
私「いや、でも事件じゃないし・・・・・・・」
少々、というか、かなり奇妙な気分がしてはいましたが、何時までも、待っているのも
なんなので、建物自体への電話線の引きこみ口とMDFという所を見るために、
私とCはDさんをAさんの部屋の前に残して、外回りとMDFの確認に行きました。
外を見るとき、それとなく、3Fのベランダを見ましたが、ベランダの見える範囲には
人影はありませんでした。
367: 本当にあった怖い名無し 2005/09/03(土) 21:16:55 ID:SPvIsa7a0
>>366の続き
外回りと、MDFを見たあと再び、Aさんの部屋の前へ。
が、Aさんが戻ってきていないとの事。
結局30分近く待ちましたが、Aさんは現れませんでした。
不在連絡を書いて、それを、靴箱の上に置き、Dさんに携帯番号を教え
何かあったときは連絡をしてもらう事にして、現場を去りました。
妙な出来事に、車内で、その謎解きになりました。
変な人で、戸惑う我等の姿をビデオでとっていたのではないか?
が、その意見を言ったCは、それらしいものを、目に付く範囲で探したが
カメラを隠せそうなものはなかったとのこと。
Dさんと話した時の話しでは、近所づきあいをする様なマンションではないとの事です。
(まあ、ワンルームなら、当然かもしれませんが・・・・・・」
結局、事務所に戻り、処理をして、その、作業の受付をした部門に、
お客様不在の旨を連絡しました。上司に一応相談しましたが、この業界長い
上司も、そんな妙な出来事は初めてとの事でした。
その後、Dさんから18時ごろ連絡がありました、。Dさんは、その後2時間ほども
Aさんを待っていたが、結局Aさんは現れなかったとの事。
結局、勝手に扉を閉めるわけにも行かないので、そのまま、一筆書いて、
現場を去ったとの事。
妙な気分を通り越して、なにやら背筋が寒くなりました。
翌日、翌々日と、そのAさんに、再作業の意思があるか確認の為にも連絡を入れました
が、応答がありません。
その作業案件を受け付けた部門に問い合わせた所、そこもAさんと連絡がつかない状態
との事。
その作業案件は、いまだに、「お客様連絡待ち」という付箋が付いた状態で、
事務所の、棚においてあります。その出来事から2ヶ月ほどたっていますが、
Aさんからの連絡はありません。もちろん、受付部門にも。書き込みをする前に
試しにAさんの携帯に掛けてみましたが、コール音だけで連絡が付きませんでした。
368: 本当にあった怖い名無し 2005/09/03(土) 21:19:56 ID:SPvIsa7a0
>>367の続き
以上、長々と描かせていただきました。
落ちは、今の所、特にありません。
洒落にならない程の話しではないかも知れませんが、私が経験した中で、
最も奇妙で、変な体験だった物ですので
386: 本当にあった怖い名無し 2005/09/04(日) 04:10:52 ID:/+dbXv1P0
>>362の話を読んで思い出した。
漏れが高校の頃に郵便局でバイトしてた時の実体験。
外務で配達してたら入り口がオートロック式のマンションで書留があったので、
マンションの入り口を開けてもらう為にその人の部屋へインターホンを鳴らした。
受話器を取ったような音がしたけど、住人から返答が無かったのでそのまま待ってたら切れた。
居ないと思ったので、不在届けをポストに入れておこうとしたけど、
ポストには何かが詰め込んであり、1㎜も開かなくて、不在届けが入らない。
どうしようか凄く迷ったけど、ダメ元でもう一回インターホンを鳴らしてみた。
次は直ぐに「郵便局です、書留です。」と言うと入り口のドアが開いた。
387: 本当にあった怖い名無し 2005/09/04(日) 04:14:19 ID:/+dbXv1P0
マンションの中に入ってみると丁度夕方だったので、電気は付いてなくて薄暗い。
4階建てのマンションで住人は4階だったけど、エレベーターより階段のほうが早いと思い階段で向かった。
階段は何故か1階から4階まで水浸しで、夕日が当たったのか最初見たときは赤い水溜りに見えたのでびっくりした。
でもその時はまだ全然怖くなくて「雨も降ってないのに何で水浸しなんだろ」とか思いながら4階まで上って行った。
目的の部屋に着いてピンポンしたけど、住人は出てこない。
「トイレでも行ってんのか?」と思い2分程待ってみたけど出てこない。
「来るのわかってんだから待ち構えとけよ」とだんだん腹が立ってきてピンポン鳴らしまくってドアをドンドン叩いた。
5分以上は経ったと思うけど出てこない。
ピンポン鳴らしながら「もしかして本当に居ないのか?」「じゃあ何で入り口が開いたんだ?」なんて考えると一瞬ゾクっとした。
ふと通路の奥を見てみると、誰も居ないのに人影が見える。
一気に怖くなって不在届けをドアの新聞受けに放り込んで階段で1階まで猛ダッシュ。
階段を走ってる途中おかしな事に気づいた。
あれだけ水浸しだった階段がどこも濡れていない。数分で乾くはずもないし。
更に怖くなったけど、とにかく逃げるしかない。
無事にマンションを出て入り口で靴の裏や通ってきた所を見てもやはり濡れてない。
配達が終わり郵便局に戻って漏れの担当の人に話すと「なんじゃそれw 気持ち悪いな。」と。
それ以降その住人への郵便物も無く無事にバイト終了。
103: 1/2 2005/08/30(火) 01:52:59 ID:8q2eIjMJ0
海から来た足音
数年前、5月のゴールデンウィークに茨城にキャンプに行ったときの話。
メンバーは友人A,B,Cと俺の男4人。A,B,Cは連休さえあればキャンプに行ってるが、俺はいつも休みが合わず、この時が初参加だった。
「どうせ茨城なら海辺がイイ。」「周りに迷惑がかかると悪いから人の少ないところがイイ。」
と、国道51号線から数百メートル細い道を入った所にある某海岸に辿り着いた。
その海岸入り口付近には先客の家族連れキャンパーがいたので俺達は更に海岸を進み、200メートル程離れた砂浜にテントを張った。
昼間はサーファーがイッパイいたが、夕食の準備をする頃には誰もいなくなり、見渡す限りその海岸には先の家族連れキャンパーと俺達の2組のみになってしまった。
周囲に灯りもなく早めに寝る事にしたのだが、テントは3人用だったので並んで寝るのは3人が限界。
そこでA,B,Cは川の字に、俺はその足側に一の字に、つまり「山」みたいな形で寝た。
夜中、俺は尿意を催し目を覚ました。
携帯で時間を確認すると2時ちょっと過ぎだった。
「こうゆう話は大概2時だ」と全く信じてなかった俺だが、体を起こそうとした時、波の音と明らかに違う音が耳に入り、俺は体を硬直させた。
多分5メートルぐらいは離れているであろうその音は「ザッザッザッ」と俺達のテントに近づいてくる。
その音の重み、間隔から人の足音だと直感した。
ちょっと待て。少なくともテント越しに灯りは見えない。灯りも無しにこんな砂浜を歩くのは不可能だ。家族連れキャンパーは南に200メートル程で、こんな所まで来るはずがない。
しかも足音は東側から聞える。 ・・・第一、これは(生きてる)人間か?
俺の頭はパニック状態。
104: 2/2 2005/08/30(火) 01:54:45 ID:8q2eIjMJ0
足音は既にテントの外数十センチまで近づき、俺達のテントの周りを時計回りに回り始めた。
「どう考えてもヤバイ!」友達に声をかけようと思ったが大声を出すのも怖い。
しかも友達は俺に足を向けて寝ているので、頭部までの180センチ程度が異様に遠く感じる。
この状況で寝袋から出る勇気もない俺は尿意も忘れ、寝袋にすっぽり頭を入れ、
足音が聞こえなくなるまで我慢する事にした。
しかもその足音、テントを一周する毎に俺の所で停まり、1~2回テントの布を押していく。
テントの骨組が歪み「ギシィィ」と嫌な音が響く。俺は必死に脳内で歌を歌いながら
「寝るんだ!寝るんだ!」と繰り返し、ふと気が付いた時には外も明るくなっていた。
俺は尿意を我慢していた事を思い出してテントの外に飛び出し、なんとか粗相をせずに済んだ。
ホッとしてテントに目を向けて愕然とした。
テントの周りには何週したか解らないほどの足跡があり、それは海の方から来て、
また海の方に戻っていた。
俺は友達3人を叩き起こし、事情を説明して逃げるようにその海岸を後にして、その日は他のキャンパーが沢山いる公共のキャンプ地に泊まった。
以上が俺の体験した怖い話。
体験した俺以外、怖くなくてスンマセン。
114: 本当にあった怖い名無し 2005/08/30(火) 07:27:58 ID:NgP+M1S10
列車に向かう隊列
高校3年の夏、仲の良かった友人と意味もなく自転車で100kmほど離れた海まで旅行と称して出かけた時のこと。いきあたりばったりで金もないのである夜を片田舎の駅で過ごすことにした。
駅の前にあるベンチで寝るんだが、この時までこんなに苦痛だとは思わなかった。
背中は痛いし、動けないし、しかも蚊が多い。耳の周りをプンプン飛び回ってゆっくり寝られる状態じゃなかった。しかし、自転車を漕いでいるのと海で遊んでいるのとでかなり疲れており駅から移動する気力もないため、新聞紙を被って無理やり寝ようとしていた。
どのくらい経ったのかは分からないが、周りが妙に寒く感じるのと同時に、蚊の羽音も消え、駅の改札の前にある外灯が出す、ブーンと言う音しか聞こえなくなっていた。
寝ぼけていたので蚊も寝たのかと思った記憶があるが、その後、何だか焦げ臭い匂いが漂ってきた。
116: 本当にあった怖い名無し 2005/08/30(火) 07:46:17 ID:NgP+M1S10
>>114 続き
こんな時間に焚き火?かと思ったが駅前で焚き火をしているわけでもなく、当然火事でもない。そんなに驚くことでもなかったのだが、回りの静けさと臭いのせいで少し怖くなり、友人を起こそうと思ったが、彼はすっかり熟睡しているようで小さい声では起きる気配もない。
自分も体が痛い(疲れで)ため、ベンチから起き上がるのが面倒臭く、気にしないようにもう一度寝ようと思って頭を横にした。
恐らく1分くらい経ったかと思った頃、遠くの方からかすかに列車の走る音が聞こえてきた。
もう既に夜中を過ぎているこの時間に列車?と不思議に思ったが、工事やら何やらで夜中に列車が走ることもあろうかと思ったが、どうやらこの駅で列車が止まるような感じらしい。
よくよく考えると、この列車の音はかなり遠くの音のようで、聞こえてはいるんだがなんだか霞が掛かったように聞こえている。ここの駅は小さな改札があるだけなので、本当に列車が来ればかなり大きな音が聞こえるはずだった。
この時、背筋に寒気を覚えて友人をどうしても起こさなければと思ったが、列車が停止して(ように思えた)、音が静かになった瞬間、今度は寝ているベンチの直ぐ近くから人の足音とささやき声が聞こえてきた。
何を話しているのかはボソボソと言う音からは聞き取れなかったが、雰囲気的には楽しい話ではないらしい。足音も歩くと言うよりは、足を引きずると言ったほうが的確なものだった。
119: 本当にあった怖い名無し 2005/08/30(火) 09:11:41 ID:NgP+M1S10
>>116 続き
本当のところは飛び起きて逃げ出したい心境だったが、被っている新聞紙をちょっと上げて足音のする方向に目をやってみた。
すると、列をなして数十名と思しき人が、列車の方へと歩いていくのが見えた。人と言ってもちょうど膝上くらいから透き通っているような感じで、新聞紙を退けて見たところで上半身は見えないのが一目瞭然だった。
とんでもないものを見てしまったと思ったが、恐怖で身動きできないのと、逆に顔を隠すと周りで何が起こっているのか分からなくなるので、とりあえず身動きせずに観察していたが、どうやらこの足音の主達はみんな男のようで、汚れた皮のブーツのような靴、薄い茶色のズボンを履いていた。また、それぞれ荷物?をもっているようで、大きな麻袋や風呂敷のようなものが時折目についた。
何分かが過ぎて、最後と思しき人が目の前を通り過ぎたと同時くらいに列車が動き出す音が聞こえ、列車の音が遠ざかるとともに、周りの状況も元に戻っていくようだった。
耳には周りの虫達の声や、遠くの車が走る音が聞こえ始め、焦げ臭さもいつの間にかなくなっていた。しばらく新聞紙を半分被ったままの状態だったが、蚊が再び耳の周りで羽音を響かせ始めたところで我に返り、そばのベンチで寝ている友人を起こしに行った。
当然、友人はいままでの臭いや列車の音、足音等は一切知らず、説明しても”はぁ”と言った感じでまともには取り合ってくれなかった。
翌朝、地元の人にそれとなく話を聞いてみたが、特にその地域で変わった事件や歴史があるわけでもなく、どう考えてもその駅と体験した事象とが結びつかない。
ただ、あの時感じた雰囲気では、戦時中もしくは戦後の兵隊達の隊列のような感じがしたのだが、ひょっとしたら列車のレールに沿って常に移動しているのかも知れない。
終わり
126: 本当にあった怖い名無し 2005/08/30(火) 11:32:59 ID:NahSeXOT0
>>119
乙です。
昔、電車の写真を撮るのが趣味の友人につきあって、電車内で一夜を明かしたことがある。
夜中に近くを歩き回って、墓地を発見して逃げてたことを思い出しまた。
138: 本当にあった怖い名無し 2005/08/30(火) 15:59:09 ID:WPHfLINj0
轟さん
「あの日」以前も以降も、お化け的な物は一切見たこともなく、できれば今後も見たくは無いのだが、10年以上経った今も怖い話というと鮮明に思い出す「あの日」のことを語ろうかなと思う。
呪いとか人が死ぬといった類ではないので、今ひとつパンチがないと感じられる方も多いかと思うが、これは、「霊の存在を、なんとなくは信じてるけど、自分の目で見ない限りはなんだかなあ」と思っていた青春の日の俺が、それを目の当たりにするまでの体験を余すところなく再現した真実である。
できるだけ読みやすく簡潔化するよう心がけたいが、「どこそこで、こんなモノを見ました」というよりも、そこに至る過程の方が自身の体験としては怖かったので、かなりの長編になるかもしれないが、興味のある方は、めげずにお付合い頂きたい。
それでは、ご覧いただこう。(続)
140: 138 2005/08/30(火) 16:18:34 ID:WPHfLINj0
・判り易いよう、以降名前を「轟さん」とする。
・話の内容から3部作にしようと思う。
「登場人物」
東京のとある4流大学のとある部活のつまらない4人の仲間達。
部活の内容とは関係なく、夜メンバーが集まると「怖いとこ巡り」と称して色々な近郊スポットを探索して、いつしか「心霊研究会」と自らを呼ぶようになった。
・俺 怖い所に行って、結局何もなく帰ってくるのが好きなビビリ
K子の話では霊に強い体質らしい。(意味不明)
・K子 同級生。霊感があるらしく、気配を感じたり、たまに
見えたりするらしい
・Zさん 先輩。見た事はないが、気配を感じたり、不思議な
体験を多数したことがあるという
・H 先輩。K子の彼。霊感があると言っているが、いつもK子に
話を合わせてるだけっぽい。胡散臭い奴
143: 轟さん 2005/08/30(火) 16:34:46 ID:WPHfLINj0
第1部 「序章~第1回 等々○不○」
行く先のネタに枯渇して、活動休止中だった研究会だったが
俺がTVの特集で等々○不○で夜、白い着物の女性の霊が現れるという情報を入手し、早速、突撃することに。この日は特別に当時の俺の彼女も参戦し、計5人で行くことになった。
住宅街の家の切れ間にひっそりと、そこへの入り口は明滅する街灯の中に浮かび上がっていた。そこから闇へ続く長い下り階段。
雰囲気だけで相当恐ろしいので、階段を1歩下りる度に空気が重くなる感じ。恐怖という自己暗示がそうさせているのだと自分に言い聞かす。
階段を下ると渓谷沿いの細い遊歩道が続く。道の先には、ぽつぽつと街灯が辺りを照らしている。その灯りを頼りに我々は先に進んだ。
途中、右に入る小道があり、我々は、先ず、目的の直進ではなく、右手の小道に入ることにした。(続)
146: 轟さん 2005/08/30(火) 16:48:02 ID:WPHfLINj0
右手の小道は林の中に続いていて、石畳の道になっていた。その石畳の道が直角左に折れる。先頭の俺が左に折れ、後に続くZさんが角に差し掛かった瞬間、
「やべー、ここに境界線がある」
と言った。K子も「ほんとだね、こっから向こうはいっぱいいるね」と言う。慌てて2人を先に行かせて「見えるの、何か?」と聞く俺。
「見えないけど、感じがする。子供かな、これは」とK子。
そして、「ああ、これがあるからだ」とKさんが言った先には「稚児木像」という等身大くらいの小さい子供の木像が、祠の中に鎮座していた。これを見る前に子供と言ったK子の言葉と合致した事が怖かったが、俺は、鈍感なので、その周りに集まる子供の霊というのは感じる事もなかった。そして、本線(遊歩道)に戻るべく、我々は引き返した。(続)
147: 轟さん 2005/08/30(火) 16:59:28 ID:WPHfLINj0
本線に戻り、視線の先には滝が落ち、その下に数体の地蔵が並んでいる。
「あそこにいるねー」
とZさん。「こっち見てるー」とK子。相変わらず俺にはわからない。
さらに歩を進めると、橋があり、その先に長い上り階段。
俺が橋を渡ろうとすると、Hが「ちょっと待った。行かない方がいい」
という。すると彼女が「頭痛くなってきた」と言う。
せっかくここまで来てという俺の気持ちを遮るように、皆が今日は帰ろうと言う。仕方なく、その日は断念し車に戻ると彼女が「戻る途中、子供のバイバイって声が聞こえた」と言うが気のせいだろと言い聞かせたが、俺自身、今まで行った中でここが一番怖いなとおもった。
そして、後日、ここで遭遇することになるとは、この時誰も思わなかっただろう・・・・ 第1部完
150: 轟さん 2005/08/30(火) 17:29:37 ID:WPHfLINj0
第2部「出逢い~緑ヶ○霊園」
それから半年も経っただろうか、4人は川崎の墓地へ行った。
墓地脇の池に嵌って亡くなった子供の慰霊碑があり、なかなか怖いという情報だった。
着いてみると、そこには1台のタチの悪そうな車が止めてあり、案の定、慰霊碑の前にはヤンキーな方達4人がたむろっていた。
俺は怖いのだが、Zさんは「なんか見えたー?」と友達のように声を掛けながら近寄って行く。するとヤンキーAが、「見えないけどやっぱいるね、さ○し君(嵌った子の名前)」という。
驚くことに、初対面のヤンキーもZさんもK子も、慰霊碑の裏の木の陰から、こっちを覗く子がいるという話で一致していた。
「君、霊感あるねー」とZさん、ヤンキー達と意気投合し、お互い知ってるスポットの情報交換をした。そこで我々は、多摩川挟んですぐの、例の等々○不○を紹介した。(続)
151: 轟さん 2005/08/30(火) 17:31:20 ID:WPHfLINj0
さらに「車座になって呼んでみようぜ」と慰霊碑の前で4流大生とヤンキーの計8人で車座になって目を閉じた。
「うわ、俺の後ろにきたな」とZさん。ヤンキーA「ほんとだ、今、いるね」俺、マジで怖かったけど、勇気を出して、恐る恐る正面に座っているZさんの方を見た。しかし何も見えない。
すると、俺から見てZさんの右方向のAとK子がほぼ同時に「今、ここだ」と言う。やはり、見えない。
突然、ゾクっと身震いがきた。「うわ、寒気した」と俺が言うと右隣のヤンキーBが「俺も、今でしょ?」と言う。
するとZさん
「だってお前らの後ろにいるもん」
今まで、研究会の仲間を疑っていた訳ではないんだが、見も知らずのヤンキー達と言ってることが次々と合致する為、なにかこの日は違うなと、肌で感じていた。ヤンキー達は、教えた等々○に行くと言うので、帰り道だし、案内してやるというZさんの提案で我々は再び彼の地に行くことに・・・・。
そして人生最初の体験をすることになる。
第2部 完
155: 轟さん 2005/08/30(火) 18:28:50 ID:WPHfLINj0
「最終章 第2回等々○不○~俺は自分に言い聞かす、錯覚だと」
あの入り口は相変わらず明滅する街灯の元、ひっそりと浮かび上がっていた。「俺ら1回来たから、先歩きなよ」とZさん。
ヤンキー4人の後、階段を降りる。ズンズン空気と肩が重くなる。自己暗示とは言え、ほんとにここは怖い。
例の右に入る道だ。「先ずそこ右」Sさん先を歩くヤンキーに指示を飛ばす。4流大が道に入った時、ヤンキーAがこう叫ぶ。
「ここに境界線がある」
泣きそうなくらい怖かった。実際、俺は何も感じない。TVだったら絶対やらせだと思うだろう。しかし、あえて何の前情報も与えず先行させた、数時間前に会ったばかりの人間が半年近く前にZさんの言った言葉を1字1句違えず、同じ場所で叫んだのだ。
(続)
156: 轟さん 2005/08/30(火) 18:30:26 ID:WPHfLINj0
そして、滝の下。またしてもAが「なんか、こっち見てるね」「君、いいねー」と喜ぶZさん。
もう、このあたりから、恐怖を超越して、達観というか、例えばリンゴを見て、みんながそれをリンゴと言うのが当たり前のようにこの人達には、それが当たり前の世界なんだと思うようになった。
そして、橋の手前に来て、橋の先にある階段を見上げた時だった。
みんな「あっ」とか絶叫というより、声が漏れるという感じだったと思う。誰一人大声は出さなかったと思う。
俺は声すら出なかった。
ついに来るべくして来たか。という、あれだけ恐れていたものを実際に見たのに、とても冷静に受け入れてる自分がいたことを鮮明に覚えている。
(続)
158: 轟さん 2005/08/30(火) 18:33:48 ID:WPHfLINj0
しばらく呆気にとられた後、認めたくないという相反する気持ちが湧いてきた。そう、月明かりの影なんだと強引に自分に言い聞かせて。しかし、月が作り出した陰影にしては、それはあまりにも具体的な形をしていた。
俺は「なにが、見えるの?」と嘯いた。俺以外の7人が「なんでわかんねーんだよ」「女がいるだろう」みたいに言った気がする。(女?ビンゴだよ)恐らく、俺に見えてるモノが他の7人にも差異なく見えているのだ。
俺「もしかして、階段の真中あたり?座ってるよねえ?」
皆「そうそう」
俺「白い着物みたいなの着てるよねえ?」
皆「それだって!」
俺「顔はないっていうか、見えない?」
皆「みえないよ」
俺「左の髪だけ、肩の前にダラーンと」
皆「だから、そうだよ!」
それは、あまりにもステレオタイプな姿をしていた。
顔はのっぺらぼうというより、朧で見えないという感じ。
質感は無く、パンチしたら(する訳ないが)すり抜けるようなふうだった。しかし、俺は認めたくなかった。
159: 轟さん 2005/08/30(火) 18:35:01 ID:WPHfLINj0
やっと最終回
「あれは月の影だ」絶対違うと、俺以外の7人。
「そんなに言うなら、お前行ってこい!」とZさん。
「いいですよ」と独りで橋を渡り、階段を登った。
今考えると、もう、この時点で普通じゃないな。
ソレを見ないよう、下を向きながら階段を登る。距離感はわからない。下からは、皆の戻れ、とか止めろの声。
ある1段を登ったら、もう足が動かない。行きたいと思うけど次の1歩がどうしても踏み出せない。それは金縛りとかじゃなく外的要因ではなく、自分の恐怖の限界というか、本能か精神かとにかく、自分がストップをかけた感覚だった。証拠に逃げ帰る下りはスムースに足が動いた。
皆の元にもどるとヤンキーAが突然泣き出した。赤髪のヤンキーが。
数時間一緒にいたが、シンナー臭いということもなかったから素なのだろう。涙を流しながら「なんか、かわいそうになってきた」それは異様な光景だった。
そして、とても冷静に「もう帰ろう」とK子が言い、来た道を引き返す。
俺とK子が最後尾。「なあ、1人じゃ怖いから、一緒に振り返らない?」と俺が言って、2人で振り返った。
すると、月の影は、今度はまるで我々の返りを見届けるように立っているかのように見えた。
今までの人生であんなモノを見たのは初めてだ。
人に話す時は霊を見たと言っているのだが、俺は今でもあれは8人の恐怖心が月の陰影をそう見せたのだと言い聞かせている。
(完)長久手ごめんな。
166: 本当にあった怖い名無し 2005/08/30(火) 19:05:55 ID:VfSxcdam0
小5ぐらいの時
今住んでいる家に引っ越す前の話。
俺の部屋の隣にはほうきやら電化製品の空き箱やら放り込んである物置があったんだ
たまに家に一人でいるときそこを空けると映画の合成とかに使われるブルースクリーンみたいになっていることがあった
全て青いので位置とか奥行きとか全く分からず、それは果てしなく奥に続いているように思えた
そこから通風孔を風が抜けるような音がしてたのを覚えている
3、4回そんなことがあって、ある日そのブルースクリーンみたいになった状態の物置に顔つっこんで
唾を溜めてペッっと吐いてみた
そしたらガスが漏れるような音がした後、サイドからプラスチックの板みたいのがゆっくり出てきてビックリしたんで顔を引いた
その動きは妙に機械的で気持ち悪かった
しばらくそれを見てたけど怖くなっておもいきり物置のドア閉めたよ
前から親にはそのこと言ってたけど信じてくれなかった
その2ヶ月後ぐらいに引っ越した。
突然思い出して気持ち悪くなったので書いた。
たまに夢が現実の記憶になるっていう話もあるし、もしかしたら夢かもしれない
178: コピペ隊 2005/08/30(火) 22:48:20 ID:lV4iiB6R0
こ ん な 物 件 イ ヤ だ part.2
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1115261494/ 562-564
より
俺、22から28歳まで、心理的瑕疵物件に連続3軒×2年=6年住んだよ。
理由は、俺がある資格を取るため、働きながら勉強するため、
親戚がやってる不動産会社に就職することになったから。
一応、寮という名目で水道光熱費は自分もちで家賃は会社もち。
ちなみに心理的瑕疵物件というのは、
その部屋で自殺や事故死などがあって価値が下がった物件という不動産用語。
事故が起きてから、他の人間が1年以上住んだと証明できれば、
心理的瑕疵物件として借家人に報告義務はなくなる…ってうろ覚えだが。
1軒目は、豊島区の集合住宅。
3ヶ月前に独身中年サラリーマンが自殺したという物件だった。
ここで起きた異常は、主に電気関係。
1.テレビやラジオに雑音が入る
2.夜中1:00~3:00にかけて、電圧の変動が激しい
3.突然、電気製品のスイッチが入ったり切れたりする
3ヶ月住んで報告書を書き上げ、建物全体と部屋の電気関係チェックしたが全て正常。
役所に報告して、違法電波取締車両まで出動してもらったが原因不明。
結局、社長と懇意にしている御祓いさんに来てもらって解決。
その後、1年半は平和に暮らした。
179: コピペ隊 2005/08/30(火) 22:49:16 ID:lV4iiB6R0
2軒目は埼玉県M市の古い分譲マンションというか分譲団地。
半年前に老人が孤独死したという物件だった。
ここで起きた異常は、主に水廻り。
1.深夜、突然シャワーが出る。
2.台所・洗面所の水がどんなに蛇口をきつく閉めてもポタポタ流れる。
3.玄関に原因不明の水溜まりができる
4.ベランダに原因不明の水溜りができる
それ以外に、寝ていると布団の上に重さを感じたり、
苦しそうな息がフゥゥゥフゥゥゥゥと聞こえたり。
これは御祓いさんに2回来てもらっておさまった。
180: コピペ隊 -終了- 2005/08/30(火) 22:50:19 ID:lV4iiB6R0
3軒目は埼玉県S市の小さな一戸建て。
10ヶ月前に老人が孤独死したという物件。
ここは最悪だった。
電気とか水廻りの問題ではなく、とにかく出る。
朝から晩まで一日中出まくる。
朝、顔を洗って髭を剃っていると、鏡の中に老人の顔が映っている。
昼間、家にいて勉強していると、家のそこらじゅうに人が歩き回る音がする。
寝ていると、枕元でじーと老人が覗き込む。
御祓いさんに4回来てもらって、なんとかおさまった。
まぁ。こんな感じでしたよ。
190: 本当にあった怖い名無し 2005/08/31(水) 01:10:40 ID:OPtObW7E0
89 :テレビ ◆7PxZgZwlfE :2005/08/28(日) 03:05:48 ID:CEXmDEueO
2ヶ月前ぐらいに近所の中古屋でテレビを2000円で購入。
急にテレビが壊れて金が無いのもあって画面焼けが気になるテレビだったけど即買い。
ちゃんとテレビは映るしね。
家に帰って使おうと画面を見ると、画面に焼きついてるのは
4分割された防犯カメラかなんかの映像が焼き付いてるみたい。
建物の部屋内みたいなのが4つとも焼きついてる。
けど、テレビ見てる時とか分割枠みたいのが気になる程度なんで良い買い物したかな~?と。
91 :テレビ ◆7PxZgZwlfE :2005/08/28(日) 03:18:41 ID:CEXmDEueO
そのテレビ、いざ使ってると電源が調子悪いのか
突然電源が入ったり切れたりする。
映画とか見てて、いきなり砂嵐になったりとか
夜に突然電源が入ったりとかするんで寝る時はコンセントを抜くようにしてた。
なんだか気味悪いなー、とか程度に思ってたんだけど
つい先日、画面焼けの4分割された一つの部屋みたいな風景が妙な事に気が付いた。
…人が映ってたんだよね。
画面焼けするのって、動かない風景だけだよね?
なのに何で画面焼けに人が映ってる?って思って急に怖くなってそのテレビを捨てたよ。
そのテレビを捨てた事が関係あるとは思えないけど、
ここんとこ連続で同じ夢を見るんだよね…
250: 本当にあった怖い名無し 2005/09/01(木) 02:12:35 ID:8ISbmvoj0
9 :本当にあった怖い名無し :2005/07/24(日) 11:28:40 ID:XvkDwyRZO
最後に1つ。「子供の頃」というより、現在進行形なのですが…。
幼い頃からよく見る夢で、知らない家に住んでいる、というものがあります。
生活感とか時間感がものすごくリアルで、3ヵ月ぶりにその夢を見ると、「3ヵ月ぶりに帰ってきたなー」と感じるので、現実と同時進行で時間が流れている感じです。
その家には何もなく、不便なので「次はあれを持ってこよう」とか考えると、次の夢にはちゃんと持ってくる夢を見ます。
そうすると、現実にその持って行った物がなくなってしまうのです。
今までにその夢の中の家に持っていった物は現実では一切見つかっていません。
でも夢でその家に帰るとちゃんとあるんですよね…。
なくした本とか小物とかタオルとか。
亡くなった犬もその家ではちゃんと飼われています。
人に話すと間違いなくデムパ扱いされるので、あまり話せないのですが、今でも見ます。
285: 本当にあった怖い名無し 2005/09/01(木) 18:11:08 ID:R5l9tX8uO
他人は大したことないと思うだろうが私には洒落にならないくらい怖かった話。
私の通っていたある城下町の高校では年に数回、生徒全員で城周辺を掃除するという行事がありました。
私のクラスは石垣周辺の担当で男子は石垣の上の草刈りを、女子は石垣下の草刈りとゴミ拾いをしてたんです。
石垣下で親友のHちゃんとおしゃべりしながら掃除をしてた時、突然全身に“これはヤバい!”という空気を感じて、何故か目の前のHちゃんを思いっきり突き飛ばしてしまいました。
尻餅をついて転がった彼女と何があったのか理解できていない私の間に、上にいた男子がふざけてじゃれ合ってるうちに手を離れた鎌がストンと落ちてきて、地面に刺さりました。
一瞬で空気が凍りましたよ。
無意識にHちゃんを突き飛ばした自分も気持ち悪いし、もし突き飛ばさなくて彼女の頭に鎌が刺さったかと思うとガクブルだし。
ちなみにHちゃんによると突き飛ばす瞬間の私は逝っちゃってたそうです。
289: 本当にあった怖い名無し 2005/09/01(木) 20:48:52 ID:zTXsrPjVO
>>285
ガクブル(((((;゜д゜))))
299: 本当にあった怖い名無し 2005/09/02(金) 00:16:25 ID:qIOPpTUz0
鬼女板よりコピペ
365 名前:可愛い奥様 メェル:sage 投稿日:2005/09/01(木) 13:09:56 ID:hrc5lRse
知り合いが救急隊員やってるけど、ずーと昔に某駅で飛び込みがあって
『被害者はまだ生きています』と要請があったから急行したが到着前に
もう当事者は絶命していた。
それがまだ高校生の女の子で、覚悟の上でホームから飛び降りた
もののまだ躊躇ったのだろうねー、咄嗟にもう一度ホームに戻ろうと
して上半身を乗り上げたところに列車が・・・
上半身だけゴロンとホームに転がって、両足は引きちぎられて無くなり
内臓も一部飛び出した状態で『立てない・・立てないよう~!』と泣き叫び
ながら、暫くホームの上を血まみれになりながら両手で立とうともがいて
いたそうだけど、周りの人がどうする事も出来ないまま救急車の到着前に
息絶えたとか。
その時、まだ新人だった友人がかなりやり切れない思いをするような無残な
状況の遺体でだったそうだ。
その後、諸々の手続きをしている時、妙に身体が重いというのか気持ち悪くて
身体の芯から冷えるような寒気も感じたけど、気分が落ち込んでいるせいかな?
と、思いながら詰め所に帰ったら部屋に待機していた一人の隊員がギョ!!とした
ふうに友人を見て、いきなりその友人の服を引っ張って部屋の外に引っ張っていき
他の隊員に『水!塩!!』と怒鳴った。
そうして呆然としているその友人の足元にコップに入れた水を置くと、塩を振り
ながら両手でパタパタと友人の全身を叩きだした。
暫くそうしてから『もういいか』と止めると、さっきからの悪寒が嘘のように消えて
いて、何となく判って聞きたくなけどww聞かずにいられず『何だったのですか?』
と質問したら、その隊員が一言『聞かない方がいい・・こんな事はまず無いから』
と、ぼそり・・友人はその時本気で職業を変えようかと思ったらしい。
まぁ今でも救急隊員やってるけどね
302: 本当にあった怖い名無し 2005/09/02(金) 01:38:12 ID:CFr4vttg0
青白い手
この話は私が4年前に実際に体験した話です。
私は両親・姉・私の4人家族です。
姉に、部屋には勝手に入るなと散々言われてたけど、
いつもコッソリ進入してました。
ある日、いつもの様に姉の部屋に入って、化粧品など見入っていました。
すると、階段を上がってくる足音がしました。見つかったら怒られる!!!!
と思って、とっさに床の間に隠れました。
しかし、いつまで経っても姉が部屋に入ってくる気配もなく、何でだろ・・・と
思い床の間から少し顔を出しました。
そこには、ふすまを握っている、明らかに姉の手ではない大きな青白い手が・・・
パニックになりどれだけ時間が過ぎたのかは覚えていませんが、
無我夢中で階段を駆け下り、姉に「今、2階に上がってきたでしょ!!??」と
問いただしたのですが、姉と父は鍋を囲んでいて、むしろ何言ってんの?
ってな感じで私を見ていていました。(母は寝ていました)
すべて話すと、騒動に起きてきた母は、寝ぼけてたんだろうと信じてくれず・・・。
その日から姉はしばらく私の部屋で寝るようになりました。
(今、その話をしても怖がっています)
私が住んでいる地域は、心霊的な噂があるとは聞きました。
(具体的に今まで何があったかは知りませんが)
今は、引っ越して違う所に住んでいますが、自分の部屋で寝た時だけは
異様な気配を感じたりするので、リビングで寝るのが習慣になってしまいました。
実際に、霊を見たいう経験はないのですが、母は婚前まで何度も霊体験をしていたが、
父と結婚したとたんになくなったと言っていました。
でも、私には霊感なんてありませんように・・・
今でもあの青白い手が頭の中に思い浮かびます。
389: 本当にあった怖い名無し 2005/09/04(日) 05:16:42 ID:wP4n2gLcO
かごめかごめ
これは自分の体験じゃないが、親父の若い頃の実体験。
親父は大学の頃山岳班に入っており、頻繁に山登りをしていた。その日もある後輩と二人で、今度登る予定の山のルートの下見に山登りをしていた。
その山は休火山で、火口の部分は森になっている。二人がその森へ差し掛かろうとした時、急に天候が悪くなり、すぐ近くで雷まで鳴り出した。
二人はこのままでは危ないと思い、雷が止むまで森で休むか、一気に山を下るか迷ったがこのままでは天候は悪くなる一方だと考え、山を下ることにした。
391: 本当にあった怖い名無し 2005/09/04(日) 05:55:30 ID:wP4n2gLcO
二人は雷に打たれることを恐れ、死にもの狂いで豪雨の中を走った。
走りに走り疲れ切ってしまった二人は、下り道の途中で休むのにちょうどいい、岩がくぼみのようになっている場所(横から見るとГ←こんな感じ)を見つけたのでそこで一旦休むことにした。
ヘトヘトの二人は話す気力もなく、岩の壁にもたれかかって降り続く雨の音を聴きながらぼうっとしていた。
しばらくすると親父の耳に、こんな場所ではありえない、それもこの豪雨の中では聴こえるはずのない二つのものが聴こえてきた。
──“かごめかごめ”を歌う子供たちの声と、それに続く「なんでこんな所にいるの?」という女の子の声。
『こんな所に子供なんかいるはずがない、どうせ疲れて幻聴でも聴いたんだろう』親父はそう思ったが、念のため後輩に「今何か聴こえなかった?」と訊いてみた。
すると、後輩は驚いた表情で「聴こえました」と言う。まさかと思い「何が訊こえた?」と訊くと返ってきた答えは
「大勢の子ども達がかごめかごめを歌ってる声」。
ゾッとなった二人は雨が完全に止むのを待たず、早々に山を後にした…
実話です。