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    ほんのりと怖い話『首吊り』『幽霊物件』『呪われたビル』他

    ほんのりと怖い話『首吊り』『幽霊物件』『呪われたビル』他






    886: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/11/28 23:05
    手紙
    これは何年か前に知人から聞いた話なんだけど、真偽の程は
    分からない。都市伝説みたいな感じもするけど、どうなんだろうか。
    似たような話を聞いた事がある人、レス待ってます。
    そんじゃ書こうかな。ちょっとフィクション入るかもです。

    ある二十代の男が転職を機に都内某所に引っ越した。
    四階建てのワンルームマンション。そこで暮らし始めたある日、
    メールボックスに宛名不明の手紙が入っていた。
    宛名には覚えの無い女性の名前が書いてある。住所は彼の住む
    所になっていたのだが、放置するわけにもいかず、部屋に持ち帰った。
    彼は前の住人に来たものだと思い、物件を紹介した不動産屋に問い合わせた。
    すると以前の住人は男の大学生だったとのこと。そして手紙については、
    そちらで処理してくれとの素っ気無い対応だったらしい。
    もし大切な手紙だったら、すぐにでも差出人から連絡があるだろうから、
    そちらで預かる方がいいだろうという言い分だった。

    ほんのりと怖い話『怖くないのに凄く怖い話』『僕のママ、血がいっぱい出ているの』他
    http://world-fusigi.net/archives/9288266.html

    引用元: ほんのりと怖い話スレ、その7~~





    887: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/11/28 23:06
    彼も仕方なく納得し、しばらくその手紙を保管することにした。
    一月ほどして、すっかり手紙のことも忘れかけていた頃、部屋の掃除中に
    たまたまそれを見つけたらしい。
    そう言えばその後何の連絡も無い。もっとも差出人不明の手紙だ。
    もしかするとDM?セールの招待状?いったい中身は何だろう?
    彼は無性に気になったそうだ。そして、ついに魔が差して手紙を開けてしまった。

    中から出てきたのは四枚の写真だった。その他は何も無かった。
    彼はその写真を手にとって、じっくりと見たそうだ。
    一枚目、どこかビルの屋上らしき場所から写した町の風景。これといった
    特徴のある建物もなく、ごく普通の町の景色。
    二枚目、その屋上から地面を見下ろした写真。高さは二十メートルくらいだろうか。
    建物内の敷地のアスファルトが写っている。
    三枚目、鉄製の扉と外階段の踊り場。そして、床には枯れた花束。
    彼はすぐに、事故現場などに供えられた花束を連想したと言う。
    そして四枚目を見た彼は、手紙を開封したことを激しく後悔した。

    888: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/11/28 23:07
    結局彼はそのことを僕の知人に相談することになったのだが、知人も
    返答に困ったそうだ。確かにその写真には悪意があった。しかし、宛名違いの
    手紙を勝手に開封することも、褒められたことじゃない。
    ただ、その写真が禍を暗示していたのは確かだった。
    四枚目の写真には、マンションの自室の扉を開けようとする彼が写っていた。
    そして、そのダークグレイの扉は、あの屋上へ続く扉と同じ色だった。

    僕がその彼がどうなったか知人に尋ねると、一言。
    「自殺したよ」
    原因は分からないらしい。仕事でミスしたとか、身内が人身事故を起こしたとか、
    付き合っていた彼女と別れたとか、色々と不運が続いたのは確かだそうだ。
    「でも、自殺するような奴じゃなかった」
    知人はそう言い切った。


    おわり

    462: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/17 17:44
    首吊り
    祖母の葬式で母の実家に行った時、20年前に叔父が首吊り自殺した部屋に泊まることになった。
    部屋にはもう叔父の私物はほとんどなく家具がいくつかあるだけだった。
    ふと部屋の隅に置いてあった茶箱が目にとまったので何気なく開けてみたら、
    古びた縄の束が出てきてぎょっとした。
    なかなか眠れんかったよ…
    286: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/06 01:48
    幽霊物件
    去年の夏の超オフレコというスペシェル番組が幽霊物件特集でした。
    かなり背筋が凍った。
    ある古いアパートの101(?)号室で霊が出るというのが定説で、入居者はすぐ出て行ってしまうとのことでした。
    そこを早速取材することに。(取材現場に向かう前にスタッフが交通事故に遭うというアクシデント発生)
    飾ってある額の裏にはお札が。
    押入れの壁には爪でかきむしるような痕と女性の長い髪が・・・。
    他の部屋の人に聞いたら、101号室には誰もいないはずなのに夜中に壁を爪で引っかくような音がするとのこと。
    お風呂はすごい色で塗って改装してあった。
    取材陣がそこに一晩止まったが特に何も起きず。

    ここからはあんまり覚えてないんだけど・・・幽霊が出るという噂は、
    ある女性の入居者が退室していってからだった(3年程前かな?)。
    後日、不動産屋で書類を調べていたら、その女の人の名前や実家の住所が判明。
    電話して「○○さんいますか?」と親に聞いてみると、「なぜそんなこと言わなきゃいけないのですか?」と
    怒ったような感じで切られた。
    そこで実家まで行き、インターホン越しに「○○さんいますか?」と聞いてみると、口をにごして・・・
    「あー・・・○○は、亡くなってるんですよ・・・」との返事・・・。
    その亡くなった時期は、ちょうどそのアパートを退室してから1ヶ月も経たない頃。
    原因は交通事故だったかな・・・?病気だったかも。
    この話は正直ゾッとした。
    和田(アキ子)さんとかは、「こういう結果だったからと言って、この女性が幽霊だと決め付けるわけにはいかない。
    そんなことない」みたいな風に言っていた。
    しかし、どう考えてもその女性がそのアパートに出ている幽霊だとしか考えられない話(番組)だった。

    番組側も、その女性の親に遠慮して詳しいことは聞かなかった。
    でも気になるなぁ。本当に怖かった。

    287: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/06 02:35
    >>286
    壁に備え付けてある鏡と壁の隙間に「助けて」とか「怖い」とか
    その他サイコチックなメモがたくさん詰められていた、っていう話題も
    出てませんでしたっけ?
    たしか、同じ物件だったと思うんですが…。

    あれは俺もかなりガクブルました。

    288: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/06 04:06
    髪の毛
    当方ゲーセン勤務。
    先日店内の掃除をしていたら、プリクラと壁の間(約30cm)に
    片手ではつかみきれないくらいの髪の毛が…。
    感触からしてウイッグとかではなかったです。
    いろいろと「出る」噂のある店なんで余計に気味悪い。 
    313: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/07 22:38

    一昨日深夜、夫の運転でドライブ中。
    私は子供と一緒に後ろの席。

    ふいに夫が
    「なに?呼んだ?」
    私も子供も何も喋っていないし何も聞こえなかったのでそう言うと
    「だよなあ。男の声だったもんな」

    夫といるとこんなんばっかです。
    334: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/09 23:23

    ちょっとミンナ機いてくれよ。
    いや、たいした話じゃ無いんだけどさ。
    ほんのり零視体験しました。いや電波じゃないんだけどさ。
    詳細は省くんだけど、ホテルにいったわけさ。403号室。
    駐車場の上で、自分の車が見えたりしていい部屋位置でしたわ。
    で、テレビ見てたのね。テレビ。
    知っている人は知っていると思いますが、日曜日だったんで、なんかのチャンネルで日曜用が劇場とかなんとかいってxファイルがやってた訳さ。
    でほんのり恐くなっていたところにラストシーンで女捜査官2人が話会うシーンがあるのね。xファイルの内容はおいておいてさ。
    で、そのシーンよ。ひとりの女捜査官の後ろ頭がアップになる所で、俺には見えたね。

    中年男性の苦痛に叫んでる顔が
    335: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/09 23:24
    どうよ。どうするよ。だってそんなのが見えたら普通恐いじゃん。
    でもね。俺もオカルト板見てるし。
    さすがにそんな事で騒いだとあっては男が廃るってもんだよ。
    取り合えす。無視。あえて無視。
    ひとまず俺が余りにもぼーっと映画を見ているのでそんなんが見えた事にする。
    だって恐いじゃん、よくよく考えてみたら。
    だから無視。

    336: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/09 23:25
    それはそれでいいんだ。
    だってホテルでるまで何ごともなかったんだもん。ホテルを出たのが深夜0時
    ホテルでたら丁度雨が降ってました。なんでこんな時間にホテル出てるのかはあんまり考えないでほしい。
    だって帰らなきゃ次の日仕事だったんだもん。
    ホテル出るときまで俺はそんな「中年男性の苦痛に歪んでる顔」なんて忘れてたよ。

    で、雨を避けながらホテルを出て車に乗り込む。
    ライトを点灯してバック。
    駐車場内を徐行して、ふと前の車を見るとさ、同じように苦痛に歪んだ顔がその車に乗ってて、こっちをじっと見てたのさ・・・・・

    337: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/09 23:38
    >>336
    俺にとっては、ここで話が終わっちゃうのが一番怖い。

    339: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/09 23:47
    >>337
    申し訳ない。
    恐いので目線をそらし、無視して帰った。オチはない。

    357: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/11 00:23
    呪われたビル
    門外不出の話なので、いろいろと差し障りがあって実名を書くことはできない。
    まあ、私もこの事件に関わった一人なので、だいたいの経緯は知っているのだが、
    今もあれが何だったのか、理解に苦しむことがある。
    数年前、私は東京の某ショッピングモールでビル管理の仕事に就いていた。
    夜半まで営業するレストランがあったり、早朝から開店するコーヒーショップのせい
    で、私の勤務も週三日は夜勤だった。

    当然、警備も24時間体制になっていた。
    オープン一年目はいろいろあり、気の抜けない毎日を送っていたが、三年目からは
    だいぶ安定してきたように思う。タイムスケジュールやルーティンワークがたいした
    支障もなく稼動するようになっていた。つまり、ビルのインテリジェントシステムが
    うまく働いていたのだが………。

    358: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/11 00:24
    ある日、アルバイトで勤務していた警備員の間から、奇妙な噂がたった。
    とにかく、規模の大きな建物なので、いろいろと事故はあった。建物の敷地内で
    ホームレスが行き倒れになっていたり、ビルの改修作業中に死者が出たりと。
    それが原因で幽霊らしきものを見たという勤務員も数人はいたのだが、それは
    良くあることだろう。私も暇な夜の余興みたいなものだと思っていた。
    幽霊よりも不審人物や侵入者の方が実際は脅威なのだ。ビル管理にしても、
    空調設備が故障したり、トイレの配管が詰まったりする方がよほど怖かった。
    だが、警備員の噂にはその要素があった。

    防犯システムが誤報を頻発するようになったのだ。
    建物には赤外線のパッシブセンサーと、それに連動する監視カメラがあった。 
    まず管理室で警報が鳴る。カメラのモニターがその周囲を映し出す。そこには
    何も写っていない。こんなことが三日おきくらいにあった。
    場所は建物三階の非常口。うつ病の男性が飛び降りた場所でもある。


    359: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/11 00:26

    警備員の連中にしてはたまったものではない。ちょうどうたた寝したくなる
    深夜二時くらいに警報が鳴るのだ。規則では見回りしなければならない。
    この問題を解決するのに、ビル管理と警備で意見が分かれた。
    一つは、防犯システムの改善だったが、時間と経費がかかることになりそうだった。
    もう一つは、坊さんを呼んでお払いしろとの意見だ。

    実際、神頼みの連中が閉店後盛り塩を置いたことがあった。その夜は誤報が連続し
    朝には塩が散乱するという有様だった。
    お札を貼るという提案も、ビル関係者に一蹴された。
    そんな紛糾する中、三人の警備員が自分たちで解決しようと動いた。
    監視カメラは巡回システムをとっており、何かあった場合だけ、手動で定点カメラに
    するという規則があった。ならば自分たちでカメラを持ち込み、深夜撮影しようという
    のだ。

    360: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/11 00:26
    十二時にカメラをセットし、二時間おきにテープ交換するという方法だったが、
    これといった成果もなく、一週間ほど過ぎた。
    その間、なぜかぴたりと誤報もやみ、三人の熱意も冷めかけていた頃だった。
    何も写っていないテープを四時間も見るのは苦痛な作業だったと思う。
    アルバイトで警備の仕事をしていたAは、夜十時から朝六時までの勤務を終え、
    自宅のアパートに重い足取りで辿り着いた。

    警報が鳴る寸前の映像が見たいのに、昨夜もセンサーは働かなかった。たいした
    期待もせずにAはテープをサーチしながら見ていたのかもしれない。
    にもかかわらず、Aはついに見た。そして、勤務しているBに連絡しようとした。
    シフトに就いているはずのBはおらず、代わりにCがいた。
    CはBが無断欠勤した為、急に会社から現場につくよう指示されたと言う。
    Aは何か思い当たることがあるらしく、興奮しながらCにまくしたてた。
    「ビデオにBが映ってる」
    「一瞬カメラの前を横切り、不安そうな顔で振り返った」
    Cは要領を得ずに問いただすと、Aはこれからテープを持ってそちらに戻ると言い出した。
    バイクで行けば一時間くらいで着くだろう。いや、その前にBの家に行く。
    「おい、もしかしてBは夜中にあの非常口に行ったんじゃないのか?」
    Cが不安になって訊ねた。
    「いや、ありえない。センサーが反応しなかった」
    そこで電話は切れたそうだ。
    それから三十分もしないうち、Aは交通事故で死亡した。

    361: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/11 00:27
    私はこの話をCから知らされた。
    手紙によって、Aが亡くなり、Bが失踪した事実を知った。
    AがCに見せようとしたテープは紛失したらしい。
    事故現場にもなかったそうだ。
    別のテープが同封してあったが、私には見る勇気がなかった。
    Bの自宅にあったテープだそうだ。
    テープについてのコメントは一切無かった。

    Cはこのテープを見たのだろうか?
    ついに聞くこともないまま、連絡が取れなくなった。
    そして、あまり親しくもなかった私に、手紙を送ってきた理由は分からない。
    ただ、私はそのテープを見ることもなく、すぐに処分した。

    お わ り

    410: 視線(1/2) 02/10/13 18:45
    視線 
    昔、四畳半風呂トイレ共同の独身寮に住んでいた。実際にその部屋に入
    るまでは、今時そんな部屋はないだろうとたかをくくっていて、想像との
    落差に愕然としたほどひどい部屋だった。

    詳しく間取りを聞かなかった自分も悪いのだが、その時既に一人暮し用
    に組み立て式のベッドや椅子、机を注文していた。数日後到着した家具を
    見て、困り果てながらなんとかベッドだけは組み立て、残りはただでさえ
    狭い部屋の隅に放置していた。

    そのベッドは、二段ベッドと同じ位の高さがあり、寝床の下に収納がで
    きるような作りになっていたのだが、ベッドだけで四畳半の半分を占めて
    しまうので余り意味はなかった。

    ある夜のこと。

    いつものようにベッドに潜り込んでうとうとしていると、床の方が何か
    騒がしい。何が起こっているのか確かめたかったが、眠気も手伝ってその
    ままにしていた。

    目を閉じて、騒ぎに背をむけながら考えてみた。

    「TV、じゃない。でも人の話し声だ。ってゆーか、宴会だ。誰が?床のす
    ぐ側で?」

    人じゃない。
    そう考えたときに眠気は吹き飛んだ。

    411: 視線(2/2) 02/10/13 18:48
    宴会の声が止まる。
    しかし、「存在」が消えたわけではない。こっちが
    気付いたことに気付かれたのだ。「存在」は息を殺し
    てこっちを伺っている。

    しかし、奴らはすぐに大きな声で笑い始めた。すると
    一人の背がぐんぐんと大きくなって、僕が寝ているベッ
    ドの真横に目線がやってきた。

    僕は背を向けていたけれど、確実にそこに奴らの一人
    が立っている気配がする。

    後を振り帰る勇気はなかった。そのまま視線の気配が
    完全に消えて、床の宴会の気配も消えるまで僕は動けな
    かった。

    おわり

    428: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/14 16:17
    落下物
    8年前のことなんだけど、俺と彼女、友達と友達の彼女、
    計4人でバス釣りに逝こう、 と夜中に友達の車で出発。

    3時ぐらいに湖畔の周回道路を走ってたんだけど
    突然車の天井が「ドーン」とものすごい音。
    俺たちは車を止めて、落石かと思い車の天井を見るが、
    何の痕も残っていない・・・・
    周回道路の脇って崖っぽくなっているんでそこから何か落ちた
    んだろうか?と思っていたので、フッと崖の上を見ると、
    なんだか白いものがフワフワと上に上がっていくのが見えた。
    俺たちはソッコーで車に乗り込みその場所をあとにした。

    429: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/14 16:18
    で、結局朝からボートに乗って釣りしてたんだけど、
    前の日から寝てなかったんでちょっと車で休もうか、と
    車にもどると・・・・・・「?」
    車の屋根の上一面に長い髪の毛がびっしりとこびりついていたんです。
    俺たちはもうパニック状態。
    友達の彼女は泣き出すし、友達は「帰る」といって聞かないし・・・

    で、結局そのまま帰ったんだけど、一ヶ月後にその友達が
    その車で事故って入院&廃車。

    で、その友達と彼女もその後すぐ別れ・・・・

    って別れた原因はソイツが入院中に看護婦に手をだそうとしたのがバレたからだが・・・ 
    432: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/15 00:06
    前の住人
    以前住んでたアパートに酔っ払って深夜帰りついた。
    すると、狭い玄関に女物のサンダルが揃えて置いてあった。
    まったく身に覚えが無い。手にとって良く見ると、何か
    海岸に打ち上げられたようなボロボロのサンダルだった。
    いっぺんで酔いがさめた。

    ここから先はちょっと取り留めの無い話になるのだが、暇な
    人だけ読んで欲しい。
    部屋が荒らされた形跡は無かった。
    そうなると当然、合鍵を持っている前の住人の仕業かなと思うよね。
    で、不動産屋に鍵を変えてくれとクレームをつけに行った。
    大家の許可がないと駄目だと言うので、近所に住む大家へ直談判。
    そこで前の住人のことも聞き出した。

    433: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/15 00:07
    やっぱり女性らしい。三十代で、半年前に病気になり、地元に帰った
    とのこと。じゃあ誰が勝手に入り込んだのか?不安なのでさらに聞くと、
    身元保証人という人物が、その女性が不在の間、ずっと家賃を振り込んでいた
    そうだ。
    それ以上のことは分からなかったし、まあ鍵を変えることに大家が承諾した
    ので、話はそこで終わった。

    それからしばらくして、彼女がアパートに泊まりにきた。
    その夜ことだ。彼女の悲鳴で目がさめた。
    枕もとに、ガリガリにやつれた女が立ち、自分たちをじっと覗き込んでいた、
    と言う。彼女と目が合うと、すぅーと押入れの方に姿を消したそうだ。
    彼女はひどく怯え、ずっと震えていた。絶対に夢じゃないと言い残し、
    朝早くに帰っていった。
    僕は越してきて一月になっていたが、サンダルの件以外不思議なことは
    何も無い。でも、霊感があるらしい彼女の言葉はずっと気になった。

    434: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/15 00:07
    ある日仕事から帰ると、アパートの物置に鍵がかかってないことに気づいた。
    中にはペンキの缶や箒、脚立などが置いてある。
    押し入れに何かあるのかなと思っていた僕は、脚立を拝借して、その天袋を
    見てみることにした。
    マグライトを使ってあたりを照らすが、自分のもの以外何も無い。
    そうこうするうち、天袋の羽目板が目に付いた。
    天井裏か。

    僕は羽目板を外し、頭を突っ込んだ。僕の住むアパートは鉄筋の三階建てで、
    僕は二階に間借りしていた。
    天井と階上の床は、隙間が50センチといったところ。
    電気の配線が見えるくらいで、何も無いなと思っていると、
    あやうく脚立から落ちるところだった。
    ちょうど対角線の方向、三メートルくらい先に、人形が置いてあった。
    うわぁ~何だよあれ。気味悪いなぁ。独り言を言いつつ、自分を励まし
    ながらもう一度覗いてみた。

    かなり古い人形、赤ちゃん人形?等身大のマネキンみたいなやつ。
    足を広げて座ってるけど、誰かが置いていったのか?ここからだととても
    手は届かない。どうやって天井裏に入ったんだろう?いったい何のつもりで、
    いろんなことを想像したが、結局どうすることもできず、僕は脚立を返した。

    435: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/15 00:08
    それからというもの、夜部屋で横になっていると、自然と天井の隅に目が行く。
    以前の住人が病死して、あの人形に思いを残してやって来たのか、そんなことを
    考えると、部屋を暗くして眠れなくなった。

    (サンダルも捨てたし、あの人形も捨ててしまえ)
    僕はバイト先の知り合いから、高枝ばさみを借りることにした。
    通販の話をしていて、たまたま聞きつけたのだ。
    いよいよ決行の日。昼頃に友人を呼び、意を決して天井裏に頭を突っ込んだ。
    人形は以前と同じ場所にあった。ゆっくりと高枝はさみを中に入れ、慎重に
    それを伸ばす。
    レバーをつかんで、足首のあたりを挟もうとすると、

    そいつはごろんと横に倒れた。まるではさみを避けるかのように。

    僕はうわっと声を上げ、後頭部を天井板にしたたかぶつけた。
    友人が体を支えてくれたおかげで、脚立から落ちずにすんだが、
    卒倒するとこだった。

    436: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/15 00:09
    (もう止めよう、もういい)僕はしばらくパニック状態だった。
    そんな僕におかまいなく、友人は自分も見てみると言い出した。
    制止する僕を振り切って、友人は脚立を上った。
    僕は声をかけながら、友人の両足を抱くようにして支えた。
    すぐに両足が痙攣するみたいに震えだした。
    「おいっ、何がいた?大丈夫か?」
    友人はガクガクしながら頭を引っ込め、脚立を降りてきた。
    「あれ人形じゃねえぞ」
    友人は真っ青な顔でそう言った。
    「本物の赤ん坊だ」

    その後友人は激しい頭痛に見舞われ、帰っていった。
    僕は送っていくといって、そのまま友人宅へ半月居候した。

    おわり        
    449: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/16 00:51
    手を振る男
    数年前。
    旅行から帰って、地元の駅の前にあるロータリーで親の迎えを待ってた時。
    そんな私の目の前にト○タのカロー○が止まって窓が開きおっさんが顔を出した。
    そして「こっちに来い」的に手を振るおっさん..私は他のヒトに振ってるんだ
    ろな、と思ってたんだけど、よく見ればー私以外に誰もいない。

    やべぇ!と思い、近くの公衆電話に飛び込んで家に電話するが、誰も出ない。
    でも、車のおっさんはずーーーーっと、私に手を振っている。
    友達に電話しようにも、もうその時の時間は午前様だったので電話も出来ない。
    (まだ携帯もそんなに普及してない頃だったのねー)

    しょーがないので、出ない電話に空しく話しかけるフリをする私..。(藁
    そんな空しいフリをしつつ、いつ、おっさんが手を振るだけでなく、こっちに来
    てしまうかも!とかで心ん中はもう半泣き状態。

    やっと迎えの車が来た時はもー全身の気が抜けたというか...。
    もちろん、そのおっさんも去っていってくれたけど、でも車でつけられてないか
    どうかでつい後ろばかり見てしまった..。

    迎えの車が来るまで、たった10分ぐらいだったと思うんだけど、
    でももーーーーのすごく長く感じた...。

    やっぱ夜間の一人歩きは気ぃつけましょう。もう日本でもヤヴぁいしネ!
    452: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/16 14:46
    身近な話の方が、本格的な話より怖く感じるものだよね。

    457: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/17 15:11
    事故現場
    個人的ほんのりなのですが…
    先々週の日曜の話。千葉で遊んで海ほたるを経由して東京に帰ってきた。
    ところが料金所の手前の大きなトンネルに前で大渋滞。どうやら結構大きな
    事故があったらしくて、救急車や警察、消防車も来ていた。人手も多い。
    段々近づくにつれて事故車らしいワゴン車が見えてきた。白い地にバラの
    花の絵がついた商用車だった。横転したらしくて、横腹が擦り切れて
    凹みまくってる。

    「事故車のくせにフザケタ柄だなあ」とぼんやり訳の分からない事を考えつつ
    見ていた。連れも同じ事を思ったらしく「変な柄」とか言い合いながら車の傍を
    通り過ぎた。その時気が付いた。

    ワゴンの模様、バラの花じゃなくて血の跡だった…

    しかも大小取り混ぜて綺麗に丸く、擦った車の側面全体に散ってる…!!
    って言うかどうやったら擦った側に丸く血の跡がつくんだよう!!!。・゚・(ノД`)・゚・。
    大体事故経過から30分近くたってたらしいのになんでまだ救急車がいるんだ
    よう!!
    なんか書いてみると物凄くありきたりな話かもしれないけど、事態に
    気が付いた時には本気で血の気が引きました…。

    467: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/18 02:18
    >>457
    誰もレスしてないけど、私はゾーとしますた

    480: 478 02/10/18 13:25
    電話
    1998年、草野正人さん(仮名・35歳)は転職し、会社の与えてくれたマンションに一家3人で越してきた。
    かなり年数の経った建物だったが、3人が満ち足りて暮らすには十分なものだった。
    このマンションの異変に始めに気付いたのは、妻の晴枝さん(仮名・33歳)だった。毎日、午後2時になると
    隣の部屋の電話が鳴るのだという。晴枝さんは次第に気味悪く感じるようになり、草野さんの会社に電話をかけてきた。
    「隣の部屋、空き室なんですって。何か変よ」。
    草野さんの妻が何度も会社に電話をしてくるので、同僚の大竹春夫さん(仮名・35歳)はどうしたのか聞いた。
    「隣の部屋から毎日同じ時間に電話の音が聞こえてくるんで、妻が気味悪がっているんですよ」と答えると、大竹さんはまたか、
    というような、半ば諦めたような顔をした。

    草野さんと晴枝さんは、鳴り止まない電話に悩み、大竹さんに部屋に来てもらった。壁に耳をつけた大竹さんは、
    「この音、隣じゃなくて壁の中からしてるぞ」と言った。
    そこで草野さんは、同僚の協力で、壁の中を調べることにした。そこには大竹さん、吉野公広さん(仮名・35歳)、古屋一昌さん(仮名・35歳)、林田直子さん(仮名・24歳)が来ていた。
    男性達が壁を壊し始めると、吉野さんが「誰かがここを壊した跡がある」と言った。さらに壊していくと、
    ぽっかりとあいた空間に、毛布と電話があった。古屋さんが毛布を取り出し、林田さんが広げてみると、中には血だらけの
    山吹色のワンピースがくるまれていた。

    481: 478 02/10/18 13:26
    その時、時計は午後2時を指し、その電話が鳴った。
    草野さんは恐る恐る、受話器を取った。すると、そこからは女性の声が聞こえてきた。
    「出たのね、許さない、絶対に。なんで1人にしてくれないの・・・」。
    あまりの不気味な声に、草野さんは受話器を投げた。よくみると、その電話は線が引きちぎられていて、つながっていなかった。
    これをきっかけに草野さんは退職、一家は栃木へ転居した。2ヶ月後、草野さんに1本の電話が入った。林田さんが急死したという。

    さらに、吉野さんと古屋さんも失踪していた。
    草野さんは大竹さんと共に、林田さんの告別式に参列した。そこで二人は、反対側の道で静かにこちらを眺める若い女性に気付く。
    なんとその女性はあの山吹色のワンピースを着ていたのだ。
    それからも、自宅で草野さんの長男が黄色の服を着た女性を見たり、奇妙なことは起こっている。草野さんがこの話をすると、
    聞いた人や自分に良くないことが起こってきたという。
    「自分たちは開けてはいけないものを開けて、霊を起こしてしまったのかもしれないです」と草野さんは話している。

    482: 478 02/10/18 13:30
    ちなみに、奥さんも自分も、この事件以来、上の前歯が黒く変色してしまったんだと。
    この草野さんが目隠し(モザイク)でテレビに出てた。誰か、見た人いる?

    483: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/18 13:33
    >>482
    おれ見た。
    夜、便所にいけなくなった。

    598: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/28 21:12
    母親の声
    ちょっと聞いてくれ。結構前の話なんだけどさ、夜7:00くらいに2階で地獄生成ぬ~べ~見てたんだけど飽きてきたのね。

    そんな時階段の下から母親の声がしたのさ。
    「何時にご飯食べるの?早く降りてきなさい」てな。

    そんで俺も腹空いてたけどアニメ中途半端も嫌だし残り10分くらいだったから「7:30に食べるから用意しといて」
    て言ったわけ。そしたら返答がしばらくなくてもう一回声かけた。「聞いてる?10分後ね。」そしたらなんかがっかりしたような声で「…そう…」って。

    で、廊下歩いて居間に帰ってく音聞こえて「?なんか変だったな」とか思ってたわけ。

    そんでアニメも見終わって下降りてったの。そしたらご飯の用意はできてないし母親寝てるの。すぐ起こして「さっきご飯用意しててって言ったじゃん!」って言ったらさ、「?何言ってるの。私そんなこと言いに言ってなよ」って。

    すごく背筋が
    寒くなったの覚えてる。今思うとあの時すぐ下に降りてったらどうなってたんだろうって…
    他にも色々経験してるんだけどさ。何回経験しても慣れないもんだね。

    603: 598 02/10/29 15:44
    足音
    この話はあんまり怖くないが聞いてくれ。一階にある便所で糞してたんだよ。夜9時くらいかな。
    廊下の途中に
    便所あるんだけどさ、電気はつけてたのね、廊下の。
    居間からは家族の笑い声が聞こえてきてた。五月蝿い位の。

    そんで俺も全部出し終えてさぁケツでも拭くかぁと思った時廊下を歩く音が聞こえてきたのね。そんで俺も「ああ、誰か便所に来たな」
    と思ったわけ。そしたら足音が便所の前で止まったの。
    「やっぱり便所か…」急いで拭こうと思ったんだけどなんか不思議なのね。
    普通
    声かけてきたりノックするでしょ?ところがドアの前に突っ立ったまんま静かなの。嫌がらせかと思って俺声かけたのね。「もうすぐ出るから
    居間で待ってて」って。そしたら足音が居間の方に向かってったの。
    「まったく…」とか思ってたらまた足音がこっちに向かってきたの。

    さすがにイライラしてきて、「いいかげんにしろ!出ないぞ!」って言ったの。
    そしたら足音がまた便所の前で止まった。
    「なんなんだ?」とか
    思ってたら、今度は足音が便所の前を行ったり来たりしてんの。ちょっと変だと思って怖くなってきた。
    それが五分くらい続いてまた音が止んだ。

    怖かったけどもう便所から出ないとと思ってたから、意を決して扉開けたさ。誰もいないの。
    すぐ居間いって皆に「おい!誰か便所まで来た?」って聞いた。

    そしたら誰も行ってないって…。それからは便所の扉を開けるとき必ず何かにぶつかる感触がある。誰かそこに立ってるみたいな。これ経験してるの家族で俺だけ。
    最近はなくなった。こんな話ならかなりできるな。まだまだ体験してるし。

    616: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/30 14:51
    貼り付く女
    あれは1999年の大晦日でした
    深夜、煙草を買いに行こうと少し離れた場所にある
    コンビニに出向きました
    私の住んでる所は、はっきり言って田舎なのですが
    昔は街道筋だったので狭い道路を挟んでそれこそ江戸時代を
    思わすような古めかしい木造建築の家がずらっと並んでいます
    普段ならこの時間は人通りがまったく無いのですが、
    近所の寺や神社に参拝に行く人々でしょうか、数人とすれ違いました
    コンビニで煙草と缶コーヒーを買い、除夜の鐘を聞きながら
    家に向かって来た道をゆっくりと帰りました

    先ほどの街道筋に入ったときです
    街灯もなく薄暗い中、何か白い物がひらひらと揺れているのが
    視界に入って来ました
    その時は、「ああ、洗濯物でも揺れているんだろう」と思い
    気にせず通り過ぎようとしました
    段々と近づくにつれ、それが何か判りました
    真っ白い着物を着た女の人です
    手足を広げてまるでヤモリのように、その家の2階の壁にべったりと
    貼り付いているんです
    まるでその家の中を覗うかのように!!
    この時点でその女性が生きてる人では無いと判りました
    垂直な壁にべったりと貼り付くような真似は生身の人間では無理でしょうから

    617: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/10/30 14:52
    続き

    今から思うと何故あの時、あんなに行動に出たのか判りませんが
    私は相手に気づいた事を悟られてはいけないと思いそのまま
    通り過ぎることにしました
    冷静なつもりでしたが、かなりテンパっていたのでしょう、
    Uターンして別の道から帰るという手段もあるのに・・・・
    極力そちらの方を見ないようにしていたのですが、やはり気になります
    ちらちらと盗み見をしながらそこを通り過ぎました
    若い女性のようでしたが自信はありません
    顔は見えなかったので恐らく見ていたら気絶するか絶叫して助けを求めたかも知れません
    着ている物も着物というより葬式の時に死者に着せる白装束のようでした
    角を曲がり、相手から自分の姿が見えないと判った瞬間、恐怖がこみ上げて
    きました。
    ダッシュして家に帰り、部屋に鍵をかけて布団に潜り込みました。

    あの日に葬式があったわけでもありませんし、特に変な噂もない
    ごくごく普通の夫婦が住んでる家なので、あの女性が何者なのか
    今となっては判りませんがひとつだけ気になることがあります
    真下を通った時に微かですが声が聞こえました
    「お前で終わりだ、お前で終わりだ・・・・」
    その家には子供はいないそうです

    647: 598 02/10/31 14:51
    「貞○の電話番号」
    ネットで「貞○の電話番号」とかいうの発見して面白半分でかけてみた。日曜の昼くらいかな。
    そしたら案の定「おかけになった電話番号は現在…」やっぱりね、と思ってきった。その後夜中に
    携帯で「もう一回かけてみるか」なんて思っちゃったの。深夜1時くらいかな。
    そしたら「トゥルルルルル…」ってなんかどっかにつながった。「あれ?」とか思ったんだけど 最後まで聞こうと思ってずっと聞いてた。で、1分くらいかけてもつながんないからきろうと思った時「トゥル・・」かかったの。「うわ!やべっ」とか思ってきろうとしたら電話口からなんか聞こえてきた。音小さくて「?何か言ってるな」そしたら 「げ ほ ぉ が は ぁ う う う う …」思わず「うわぁ!」って悲鳴あげちゃった。なんか苦しんでるような声だった。久しぶりに怖かったよ。

    663: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/11/02 18:00
    K子ちゃん
    私が中学生の頃、学校の近くで火事がありました。
    一軒家が全焼して、死傷者が出たそうです。
    火事からしばらくして、その焼け跡で幽霊を見たという噂がたちました。
    部活帰りで帰宅が遅くなった人たちが見たそうです。
    クラスでも噂になりましたが、自分の通学路から外れていたこともあり、
    私自身それほど興味も持たずにいました。
    そんなある日、私は友人のK子ちゃんに何気なく噂話をしました。
    K子ちゃんはどちらかというと大人しく、目立たない感じの子でしたが、
    私と2人きりなら良く話をしました。
    「火事があった場所に幽霊が出たんだって」
    そういう私に、K子ちゃんはまるで内緒話するかのように言いました。
    「あそこにはいないよ。本当にいるのは」
    K子ちゃんはちょっと躊躇って私に耳打ちしました。
    「コンビニのあるビルの裏。赤い屋根の家だけど、あそこは危ないかも」
    そこは私の自宅からすぐの場所でした。
    「友達だから言うの。本当に近寄らない方がいいよ」


    664: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/11/02 18:02
    その男は門を開けて、木造の古い二階建ての家に入りました。
    そして、門を閉めようとして振り返ると、私のことをじっと見つめました。
    生気の無い表情でしたが、目を見開いている感じでした。
    それから、声を出さずに、口だけで私に語り掛けました。
    一語一語ゆっくりと、四つの言葉を吐き出しました。
    「 オ オ ウ オ 」

    私は急に怖くなって、走って逃げ出しました。
    男が私に何を言ったのか分かったからです。
    今考えても、それは「 コ ロ ス ゾ 」だったような気がします。

    678: 裁判長 02/11/04 00:31
    白いタオル
    母の友達が登山に行ったときの話です。
    山道で男の人がケガをして座り込んでいました。
    ひざからだいぶ血が出ていたので、友達は自分の持っていた白いタオルを巻いてあげたそうです。
    男の人はお礼を言って頂上のほうへ歩いて行きました。
    日が暮れる頃、下山すると、ふもとのほうが騒がしく何やら騒がしくなっていました。
    どうやら遭難者の白骨化した死体が見つかったようなのです。
    友達は人垣をかきわけて死体を見に行きました。
    人垣の中心にあったその死体を見て友達は真っ青になったそうです。
    死体のひざにはタオルが巻いてあったそうです。
    あの時、山道でケガをした男の人に巻いてあげた、あの白いタオルだったそうです。

    706: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/11/10 01:21
    頭部
    何年か前、彼女とドライブ旅行した時の話。
    群馬から長野まで行こうとして道を間違い、とんでもない山道に入り込んでしまった。
    ほとんど1車線の曲がりくねった道路で、対向車が来たらどしようなどと思いながらハンドルを握っていた。
    急勾配のカーブを低速で抜けてすぐ、道路にボールが転がってきた。
    突然のことで驚いたが、急ブレーキをかけるまではなかった。
    バスケットボールみたいなのが目の前で二回ほどバウンドして、そのままガードレール下に落ちていった。
    あたりには人家も何もない。杉木立の山道で、剥き出しの崖が見えるだけ。いったい何でこんな場所にボールが、と思いつつ彼女に声をかけた。

    ここまではほんのり。なのでやめとくか。

    708: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/11/10 01:58

    続けると、彼女はひどく怯えてた。ぶるぶる震えて、顔を両手で覆っていた。
    そして、今しがた転がっていったものは、人間の頭だったって言うんだよね。
    そんな馬鹿な、となだめつつ先を行こうとすると、ヒステリックに引き返して
    と喚き出した。おいおい、こんな場所でUターンできないよ、となだめたんだが
    全然聞き入れない。あげくに悲鳴を上げだした。
    何があったんだよ、車を止めて問いただすと、頭の無い男がついてきたとか
    言い出した。こちらにはそんなもの全然見えない。
    とりあえず彼女をなだめる為に、車をバックさせて道幅のある場所に出た。
    そこでハンドルを何度も切り返していると、  突然だったね。
    彼女はもう真っ青になって震えてた。こちらも唖然として、体が固まった。

    誰かが激しくボンネットを叩いてる。
    バンバン音がするのだが、姿は見えない。

    714: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/11/10 02:33

    その後、何とかそこから逃げ出したんだけど、彼女はトラウマになったみたいで。
    後日、あの時何を見たのか聞いたら、ひどいもの見たらしい。
    頭と両手首の無いYシャツ、ネクタイ姿の男が、車の横をスーと並んでついてきた
    らしい。Yシャツは血まみれだったそうだ。
    多分、あの当たりに男のバラバラ死体があるのかもね。
    身元を隠すために、体をバラバラにされたような気がするが、今思い出しても
    背すじがぞっとするよ。

    760: 辞めた理由 1/3 02/11/18 00:23
    飛び込み
    これは、鉄道会社に勤務していた知り合いから聞いた話です。

    その知り合いを仮にAとします。
    ある冬の日、Aの勤務時間中に飛び込み自殺があったそうです。
    Aは、仕事を辞めるまで計3回飛び込み自殺の後処理をしたのですが、これば
    かりは慣れるものではなかったそうです。
    特に自殺者の遺体を集める作業は。

    幸いと言うべきか、その日の自殺者の遺体はさほど傷んではおらず、五体は右
    手が肘から下の部分が欠けていることを除いてほぼ揃っていたそうです。
    Aはその遺体の状態を見てダイヤの復旧は早そうだと思ったということです。
    しかし、唯一欠けている遺体の右腕が見つからなかったそうです。
    かなり長い時間探したものの、結局右腕は見つからず。これ以上、電車の運行
    を止めておくわけにもいかず、その日は右腕が見つからないまま電車を動かし
    始めたのです。

    その後も、右腕の探索は続いたそうですが、見つかることはなく3週間ほどた
    ったそうです。

    761: 辞めた理由 2/3 02/11/18 00:24
    ある日、Aの勤務中に乗客から「コインロッカーから異臭がする」という苦情
    が寄せられたそうです。
    その駅では、忘れられた食品がロッカーの中で腐ってしまったことが何回かあ
    ったそうなので、またそういったことだろうとAは思い見に行ったそうです。

    問題のロッカーは駅の外に置いてあるもので、Aがそばに近寄ってみると確か
    に何かが腐ったような臭いがしていたそうです。
    Aは、合鍵を使ってそのロッカーを開けてみました。

    中には、衣服が絡みついた人間の肘から下の部分の右腕が入っていました。

    それを見た瞬間、Aは吐いてしまったそうです。
    Aは「仕事の上なら見る覚悟もできていたので、人の死体を見ることはまだ我
    慢できた。しかし、まったく予想していない状況で人の一部分を見たら(右腕
    の)持ち主には申し訳ないが吐いてしまった」と言っていました。
    警察が調べた結果その右腕は、3週間前に飛び込み自殺をした人のものだとい
    後に、うことが判明するのですが、Aは自分が係わった二つの出来事(飛び込
    み自殺の処理とロッカーの中の腕を発見したこと)が繋がるとは思ってもおら
    ず、発見した時点ではただ頭が混乱するだけだったと言います。

    762: 辞めた理由 3/3 02/11/18 00:25
    結局、ロッカーに右腕を入れた人物は見つからなかったそうです。
    Aは「生きている人間が、落ちてる人の右腕をロッカーに入れて放置したと考
    えるのが普通なんだろうが、それが一番怖い。それに比べたら自殺者が、死後
    自分の右腕をロッカーに入れたと考えた方がいい」と話していました。

    その後、Aは鉄道会社を退職しました。
    このロッカーから自殺者の腕を発見した飛び込み自殺が、駅員生活で最後に処
    理した飛び込み自殺になったそうです。
    僕には退職した理由を「子供が出来たので、勤務時間が決まっている仕事に就
    きたかった(駅員は土日出勤もあり、勤務の開始時間も終了時間も不定)」と
    言っていますが、本当の所はわかりません。

    おわり
    772: 辞めた理由 3/3 02/11/18 23:49
    プリン
    これは、以前付き合っていた女性が小学校2年生のころに体験した話です。

    その日彼女は、午後三時ごろ学校から帰宅しました。
    当時、彼女は公園に面したアパートの二階に住んでいました。

    いつもなら母親がいるはずなのですが、この日は買い物にでも出かけているの
    か、家にはだれもいませんでした。
    当時の彼女の家は、玄関を入ってすぐのところに、ダイニングキッチンがあり
    扉を隔てて居間が、さらにその奥には寝室となっている和室がありました。

    彼女は冷蔵庫にプリンがあることを思いだし、台所で食べ始めました。
    そこへ、階段を上がってくるカカトの高い靴を履いた足音が聞こえきました。
    彼女は、母親が帰ってきたと思ったそうです。
    彼女の一家が住んでいた階では、彼女の母親が女性としては一番若かったため
    そういったカカトの高い靴を履いているのは、彼女の母親ぐらいだと彼女は思
    っていたためです。
    彼女は母親にイタズラをしてやろうと思いつきました。
    計画は、母親がメイクを落とす寝室の押し入れの中に隠れ、頃合をみて飛び出
    して驚かすというたわいもないものでした。

    773: プリン 2/3 02/11/18 23:50
    外の廊下を歩く人物が、台所の窓に映りました。
    髪を肩ぐらいで切りそろえた女性だったそうです。
    ちょうど、彼女の母親と同じ髪型の。
    彼女は母親に間違いないと確信し、急いで寝室の押し入れの下の段に隠れまし
    た。

    廊下を歩く足音は彼女の家の前で止まり、家の中に入ってきました。
    彼女は、母親の驚いた顔を創造して笑いがこみ上げてくるのを我慢していまし
    た。
    ただ、台所に食べかけのプリンを置いてきてしまったことを後悔していたそう
    です。彼女が学校から帰って来ているのがばれてしまうと、いたずらの効果が
    減ってしまいそうな気がしたからです。

    足音の人物は家の中に入ってきても、なかなか寝室までは来ませんでした。
    どうやら、台所と居間をうろうろ歩いているようです。
    彼女は母親が買ってきたものを片付けているものと思っていました。
    しばらくしてから、足音はやっと彼女が隠れている寝室までやってきました。
    彼女は、母親が押し入れの真ん前に来てから飛び出してやろうと決めていまし
    た。
    しかし足音は寝室に入っても落ち着かずうろうろと歩き続けていました。
    目的を持っているわけではなく、ただ歩いているという感じだったそうです。

    774: プリン 3/3 02/11/18 23:51
    足音がやっと押し入れの前まで来ました。
    彼女は、大喜びで飛び出しました。

    しかし、そこには誰もいませんでした。

    彼女は急に怖くなって、そのまま家を飛び出しました。
    彼女は家の前の公園で、本物の母親が帰ってくるのを待とうと思いました。
    その公園からは、家の玄関が見えるので母親が帰ってくれば直ぐわかるからで
    す。
    日がだいぶ傾き始めてから、母親が帰ってきました。

    彼女は、母親を追って家に入ると、本物の母親に泣きつきました。
    そして、さっきあったことを話したのですが、母親は笑い流すだけでした。
    その上、戸締りをせずに家を空けたこと、プリンの空の容器をそのままにして
    いたことを叱られてしまいました。

    彼女は、あることに気づきました。
    プリンが全て食べられているのです。
    彼女が押し入れに隠れたときは、確かにまだ半分以上残っていました。
    母親の話ぶり(「空の容器」を捨てなかったことを叱ったこと等)を聞く以上
    母親が食べたとは思えません。

    この体験を話した後、彼女は「多分あれは幽霊だったんだと思う。だとしたら
    プリンを食べたことがショックだった。イメージと違い過ぎる。もう少しそれ
    らしい食べ物があるじゃない」と言っていました。

    おわり

    907: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/12/01 10:15
    犬が発見したもの
    俺が高校生の頃、実家で犬を飼ってたんですよ。
    弟がどっかから拾ってきた雑種の犬なんですけどね。
    で、二年くらい飼ってると家族の一員て感じになって、
    俺も気が向いたときだけ散歩に連れてったりしてたんです。
    今日みたいな休日の朝、まだ早いうちに目が覚めた俺は、
    暇だったんで犬を散歩に連れ出したんです。
    ていうか、当時ちょっと気になる女の子がいたんで、その子
    の近所まで遠征しようかなと。
    距離にして二キロくらいかな。いつものコースとは違う道を
    ぶらぶら歩いてたんですよ。
     

    908: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/12/01 10:16
    犬は途中何度も立ち止まったりして戸惑ってるんだけど、
    かまわず引っ張ってたんですけど、ある場所に来て動こうとしなく
    なったんです。耳をピンと立てて、ちょっと様子を窺う感じで。
    こっちもしょうがないんで、犬の好きにさせてやったら、何か
    取り壊し中の家の前に向かって歩き出したんです。
    そこでワンワン吠え出して、まあ宙に向かって吠えてるんだけど、
    何かあるのかなと俺も思いました。
    そんでほっとくと、犬が鼻を地面につけてクンクンやりながら、
    敷地の中へと歩き出したんです。立ち止まってクンクンやるもんだから、
    俺も一緒になって、半壊した家に入りました。
    俺は犬を脇に押して、瓦礫の隙間を覗き込んだですけど、何かクッキーの
    箱みたいなのがあったんですよ。15x15x5くらいの大きさですかね。
    おっ、お宝か!と思って箱を取り出し、あたりに人気がないのを確認して、
    そっと蓋を開けてみたんです。


    909: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 02/12/01 10:17
    びっくりしました。

    中身は、箱いっぱいの人間の歯でした。

    最初は白い小石かなと思って手にとったんですけど、良く見ると人間の歯でした。
    何百個とありました。
    俺はすぐに蓋を閉めて、元の場所に置きました。
    犬は俺のびびってる姿を見て、何か嬉しそうに吠えてました。










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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2019年10月05日 04:38 ID:U.lOYzys0*
    幽霊物件のやつはここな


    雲丹亀マンション 2K/1階

    椿○神社という神社を運営する神道新教神社が経営しているマンションらしい
    石灯籠もそのため
    2  不思議な名無しさん :2019年10月05日 18:12 ID:wcu7X.DH0*
    地獄生成ぬーべーで不覚にも笑った
    3  不思議な名無しさん :2019年10月05日 22:52 ID:Fpkq.vpi0*
    日課だわ
    4  不思議な名無しさん :2020年02月21日 01:57 ID:yviDaRmY0*
    K子ちゃんの話途中抜けちゃってないか?

     
     
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