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    死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?『”きじまさん”の幽霊』『行かなきゃ』

    死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?『”きじまさん”の幽霊』『行かなきゃ』




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    16: 無断転載!H氏ゴメンナサイ 01/09/04 01:02 ID:CubWIkPA
    「ドアを叩く」

    小劇団で活躍する山本さんは、よく旅行をする。
    それはプライベートな旅で、東北のある街に行った最初の晩だ。
    ちょうど観光シーズンゆえか、あいにくと市内のホテルはどこも満員だった。
    何件目かのとあるホテルに行くと、旧館ならば部屋がひとつ空いていると言われた。
    それはモダンな新館に隣接した、やけに古びた建物だった。
    案内されて部屋に入った時、山本さんはちょっと嫌な予感がした。
    何となく空気が濃密な感じがして、しかも、いわく言い難い圧迫感がある。
    それまで霊体験のなかった山本さんは、旅の疲れのせいだろうと思った。

    その真夜中。
    ドン!ドン !ドン!
    部屋のドアが、激しく叩かれた。
    【閲覧禁止】裏返し
    http://world-fusigi.net/archives/9198122.html

    引用元: 死ぬ程洒落にならない話を集めてみない? PART8





    17: 無断転載!H氏ゴメンナサイ 01/09/04 01:04 ID:CubWIkPA
    目をさまして飛び起きた山本さんは、音の聴こえたドアを見た。
    「誰なの?」
    ベッドを降りて戸口に向かうと、彼女はそっと扉を開いた。
    ところが、外には誰の姿もない。
    しんと静まり返った廊下が、果てまで続くばかりだ。
    薄暗い廊下の行き着く先に、『非常口』と記した緑のライトが淡い光を投げかけている。
    反対側に目をやると、エレベータの向こうに階段が見えている。
    時刻は真夜中の二時過ぎ。さすがに歩く人影もない。
    近くの部屋に止まっている、誰かの悪戯だったのだろうか?
    ふいに、この部屋に入った時の圧迫感を思い出して、山本さんは背中にひんやりと寒気を感じた。
    (まさか、お化けなんて事、ないわよね....。)
    そろそろとベッドに戻ったが、なかなか眠れない。
    こわごわとドアに目をやれば、部屋の暗闇の中、真っ黒な扉の下の隙間から、外の薄明かりが漏れている。

    18: 無断転載!H氏ゴメンナサイ 01/09/04 01:06 ID:CubWIkPA
    ようやく眠りに落ちた時だ。
    ドン!ドン !ドン!
    またも激しくドアが叩かれて、山本さんは眠りから引き戻された。
    ドン!ドン !ドン!ドン!ドン !
    音は繰り返し聞こえている。
    山本さんは震えながらもひたひたとドアに歩み寄った。するとドアの音はぴたりとやんでしまった。
    意を決した彼女は、ドアの真ん中にある小さな覗き穴から外をみた。
    やはり、廊下には誰もいない。
    (そんな...。)
    覗き穴から目を離したときだ。
    突如、山本さんは背後から何者かに恐ろしい力で突き飛ばされ、顔をドアにぶつけて、
    その場に昏倒してしまったのである。
    意識を取り戻したのは、翌朝になってからの事だ。

    19: 無断転載!H氏ゴメンナサイ 01/09/04 01:08 ID:CubWIkPA
    「いったい、どういうことなのよっ!」
    山本さんの苦情を聞いたフロント係は、青ざめた顔で同僚になにか話しかけていたが、やがてぽつりと話し出した。
    「今から六年前、あの旧館で火事があったんです。ほとんどのお客様は非常階段から逃げたのですけど、
    ちょうどあなたがお泊まりになった部屋におられた若い女性がひとり、非常ベルの音に気づかないほど熟睡してらっしゃった....。」
    その女性が異常に気づいた時、すでに部屋には煙りが充満していたらしい。
    彼女は必死に扉まで這っていったが、パニックに陥ってチェーン・ロックを解除する事ができなかった。
    結局、その女性は部屋に閉じ込められたまま、煙りで酸欠死したのだと言う。
    山本さんは蒼白となった。
    すなわち。
    ドアは、部屋の内側から叩かれていたのだ。

    (おわり)

    20: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/04 08:58 ID:AA44k07w
    あれ?
    どっかで見たような・・・

    29: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/05 00:53 ID:WSQ7hZYY
    交通事故で突然の不幸だった渡辺君は17歳でした。彼の通夜・葬式にクラスメイト・友人があつまった。彼は母子家庭で3歳上の兄がいて、泣きじゃくる私たちに笑顔で「皆が泣いてたらアイツ天国行けないじゃないか~アハハ」なんて気丈な兄だろうと感心してたら、この兄貴どうも行動が妙だ。渡辺君の事故死を載せている新聞を山のように買ってきて「ほらほらすげェ!名前でてるじゃんか」と嬉しそう・・・
    さらには渡辺君の親友の彼女(超美少女)になんと通夜の席で、自分の弟の棺の前で、皆が泣きじゃくって、母親も慟哭しているまえでこの女の子に
    「ねぇ。。。俺と思い出を作らない。。。。?」ナンパを始め出した・・・
    相手にされないと悟ると、私や周りの女の子に「携帯教えて♪」だと。。
    洒落にならなさすぎる・・・

    30: こわいです 01/09/05 00:54 ID:JzW6K8AI
    こわいです。

    31: こわいです 01/09/05 00:54 ID:JzW6K8AI
    ん年前・・私は腐れ縁のO君といつものように飲み、
    いつものようにはしゃぎ語らい、そして終電もなくなりO君の家にタクシーで
    帰りました。 部屋でHなビデオ、音楽などを聴きながらだべっているとO君が
    「眠いからねる!」といい、さっさと寝息をかいていました。
    O君の部屋は4畳半ですが、実際あいているスペースは一畳半ほどしかなく、
    体の大きな二人がねるのはオイルサーデン状態になるしかなく
    「こいつ足臭いのう」と思いながら一人ぼーっと音楽などを聴いておりました。

     ものの一分もしないうちにO君が突然
    「あ~あああああああ・・・・!!」とオペラ歌手を思わせる高音~低音へ
    わたる叫び声を張り上げ
    「なにねぼけとんねん」っと思った私はむくっと起きあがりO君をみると、
    体を小刻みにふるわせながら
    「ふん・ふん・」と白目でうなっておりました。

    32: こわいです 01/09/05 00:55 ID:JzW6K8AI
    私は「ハ、ハ~ン ^.^
    これが噂の金縛りか」ぴーんときてさらに観察しようとO君に近づき
    しばらく笑っておりました。
     相変わらず白目でふるえているO君に私は
    「やばいんちゃうん」と思いだし、O君を起こそうとしたその瞬間、
    白目だったO君が目を見開き、(そのときのO君と私の顔の距離約30cm)
    重力を無視したように起きあがり、腰をぬかして後ずさりする私を
    ものすごい形相で追いかけてきました。 私はパニックをおこし、
    腰を抜かしているにもかかわらず戦闘体制に入ろうとしたとき、
    O君は私の膝にしがみつき、一言消え入りそうな声で
    「こ、怖かったあああ。」 二秒後・・・大爆笑している私をみながら
    懇々と語ってくれました。 笑い泣きしながら聞いたことなので思い違い
    はあるとは思いますが、O君いわく、ベランダで白いドレスを着た女性が
    たっているのが見えた瞬間金縛りにあい
    「うわあああ」と思ったとき
    「そうや、ぷうう(私)がいてる、助けてもらおう」と必死になって声を
    張り上げたそうですが、いつまでたっても助けてくれない私に愛想?
    をつかし、自力で金縛りをといたとのこと。 あとにもさきにも、
    他人の金縛り?を観察できたことはラッキー?だったと思い、
    今でも酒の肴にしている私です。(^_^)・・・・

    33: こわがり 01/09/05 01:33 ID:1fqngoVQ
    こわい・・ 

    34: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/05 11:14 ID:tnjhZ5XY
    >>31-32
    似たよーな経験があります・・・(俺が金縛りにかかった側)

    73: 裏飯屋 01/09/07 11:57
    ”きじまさん”の幽霊


    俺、心霊体験何度も経験したね。
    今でも憶えているのが、夜中廊下に立てかけてあるスリッパが倒れたとか。
    人形の髪の毛が廊下に散乱していたとか。
    天井付近から足音が聞こえたとか、いろいろあったよ。
    さらに、うちに泊まりに来たバーチャンが、帰る途中階段から落ちて死んだとか。
    それも、自分の足では上れるわけがない階段を上ってて落ちて死んだ。
    絶対うちにとりついている自爆霊に、乗り移られたんだと思う。

    75: 伝染る怪談 01/09/07 16:57
    ”きじまさん”と言う、あるチームの創立メンバーの友人がいた。
    この人がひき逃げによる交通事故にあったところからすべては始まりました。
    リーダーを含めたメンバーが病院に駆けつけた時、「面会謝絶」の札がドアから外されたところでした。

    廊下には両親がいて母親は泣き崩れていましたが、父親は息子も喜ぶだろうからと彼らを通してくれました。
    病室に入った彼らが見たものは全身を包帯に巻かれた”きじまさん”が、ベッドに横たわる姿でした。
    四肢がなくなっていました。
    両腕も両脚も切断され、しかし点滴や酸素吸入などは無く、ただ心電図のモニターが規則的な音を立てていた。
    手遅れだったのです。打つ手がなかったのでした。

    包帯から覗いた片方の眼だけが ぐるりと動いて彼らを見た。
    そして低く包帯にくぐもった声がぶつぶつ何かをつぶやいた。
    リーダーが耳を寄せると

    「俺をこんなにした犯人を捜し出してくれ…」

    わかった、とリーダーは答えた。

    「必ず犯人を捜し出して仇を討ってやる!」

    直後、心電図の波形が平坦になった。
    彼らは犯人探しに奔走した。
    しかし、しょせん素人なので犯人を見つけ捕らえる事もできずに一年が過ぎた。

    ”きじまさん”の一周忌がきた。
    彼らは墓前に集まった。

    76: 伝染る怪談 01/09/07 16:58
    連絡をとりあったのではなく、「約束を果たせなかった」と全員が詫びるために来たのであった。
    彼らは墓前に手を合わせ、中には嗚咽する者までいた。
    誰もが「すまん、許してくれ、成仏してくれ」と祈った。

    どこからか、ぼそぼそとつぶやく声が聞こえる。
    背後からだった。
    彼らは見た。
    後ろの墓石に”きじまさん”が座っていた。
    腕も脚も無く、全身包帯に巻かれて片方の眼だけを覗かせ…

    「俺を殺したンは、お前やろ!」

    と、唸るように言った。
    大の男達が悲鳴を上げた。
    口々に、叫び、わめいた。

    「違う! 俺らと違う!」

    ”きじまさん”は、現れた時と同じ唐突さですうっと消えた。
    誰にも言うな。
    リーダーの一言で全員が自分達の胸の中にしまっておく事にした。

    そして、数年後…

    77: 伝染る怪談 01/09/07 16:58
    ある夏のこと、そのメンバーのひとりが怪談で”きじまさん”の幽霊のことを話してしまった。
    その場の友人は震え上がって喜んだ。
    ところが…である。
    帰宅して数日、その友人から電話があった。
    友人は震える声でこう言った。

    「きじまさんを見た。」

    自宅で入浴中、洗髪してる背後で「ぼそぼそ」声がしたので振りかえると、

    「俺を殺したンは、お前やろ!」

    気のせいだよ、と彼は友人に言った。
    電話を切った数分後、別の友人が「きじまさんを見た」と…。
    自宅のマンションのエレベーターにひとりで乗っていて、誰もいないのに「ぼそぼそ」声がする。
    振りかえっても当然誰もいない。だが視線の下の方に四肢のない体をぐるぐると包帯に巻かれた片方の眼が睨んでいた。

    「俺を殺したンは、お前やろ!」

    結局その夜は何本もの電話を友人たちから受けた。

    「きじまさんを見た。」と。

    78: 伝染る怪談 01/09/07 16:58
    話はここまでです。
    きじまさんはいまだに犯人を探しているらしい。
    話を聞いた人は「きじまさん」に訪問される恐るべき伝言ゲームなのだ。
    この話を聞いた数日のうちに”きじまさん”を見るかもしれない。
    もし、聞かれたら…

    「違う!」

    と、答える。そしてその体験を誰かに話すこと。
    ”きじまさん”が犯人にたどり着けるように……。

    と言いつつ、
    この怪談が「最恐」と呼ばれるのはここからです。
    実はこの話、作り話なんだそうです。

    そのチームの人が友達に
    「なんだ、まだ信じとったんか? あれなあ、実話とちゃうねん。」
    と、言ったそうです。
    ”きじまさん”と言う人は存在しないらしいのです。

    なあーんだ、と思いましたか?
    本当に奇怪で奇妙なのはこの事ではなかったのです。

    79: 伝染る怪談 01/09/07 16:59

    説明しましょう。
    ”きじまさん”が存在する可能性はないとしても、

    「両腕両脚が切断され、全身が包帯で覆われて、片方の眼だけが露出している。」

    と言う情報がありお気づきであろうか?
    片方の眼とは言ったものの左右どちらとは告げられていない。
    目撃が誤認や錯覚の場合、偶然に正解と一致する確立は50%である。

    ところが作り話で右・左と言ってないのならその証言の確率は50%であり、半分は食い違っていなければならないのだ。
    が、しかし
    寄せられた目撃証言は一件の例外もなく一致しているのである。

    「左眼に睨まれた。」と…

    80: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/07 17:04
    no title

    81: んさしなな 01/09/07 17:15
    おもしろい!!

    129: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/08 22:35
    過去ログで「ベスト・オブ~」にも載ってない
    個人的にゾッとした話を紹介したいんですけどいいですか?

    PART2: 242 「妖怪ぺったんこ頭」
    PART2: 508~ 「ドアノブ」
    PART5: 600 「下水溝のチョコレート」

    得体のしれないモノに恐怖を感じてしまいます...。

    130: 01/09/08 22:42
    >>129
    「チョコレート」の話は結構好きでした。

    131: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/08 22:46
    >>129
    お願いします。

    138: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/09 06:40
    >>129
    そして「ドアノブ」はどうなりましたか。

    132: 129 01/09/08 23:00
    >>131
    え?書込んじゃっていいんですか?
    「ドアノブ」は結構ながいんですけど..。
    やめて欲しいんでしたら言って下さい
    まずは「妖怪ぺったんこ頭」から..

    PART2: 242
    名前: こわくないかな? 投稿日: 2000/10/11(水) 18:06


        俺が中学生の頃の話。
    夜9時ごろ、自宅のトイレで大をしてたのね。
    ふっと横の窓を見上げると、変な顔があった。
    その窓は、家の外(裏側の、軽自動車がやっと一台通れる程度の路地)
    に直接面している窓。
    ガラスに顔をべったりとくっつけている感じで、鼻や頬が押し付けられて平べったくなってた。
    一瞬髪の毛が逆立ったんだけど、すぐに、(ああ、これはのぞきか?)
    と思い直した。当時姉が高校生だったので、トイレをのぞく奴がいても不思議はない。
    外に面したトイレの窓なので、当然すりガラス。
    だから中に入っている人間(俺)が男なのか女なのかよくわからず、
    ぴったり顔をつけてのぞこうとしたのだと感じた。
      
       (つづく)

    133: 129 01/09/08 23:02
    (つづき)

    それなら怒鳴りつけるなり何なりすればよかったのだろうが、
    一瞬腰を抜かしそうになった後だったので、なんだかちょっと行動力がなくなっていて、
    そのままそーっとトイレを出た。
    俺が振り返っても動き出しても、その「顔」はうろたえるようすもなく
    そのままトイレの中を必死でのぞき続けているようだった。
    ぴったりガラスに押しつけられているので、異様に大きな顔にも見えた。太った男のようだった。
    トイレの外に出てから、しかしこのままにしといたら姉貴がかわいそうだなあと思い直した。
    どんな奴なのか顔だけでも見といてやろうと、
    家族には何も言わずにサンダルを履いて外に出て、家の裏に回った。
    路地に出て、トイレの窓のところを見た。
    人影はない。そりゃもう逃げてるわな。
    ちょっと苦笑しかけて、すぐにあることに気づいて俺はもう一度ぞっとした。
    トイレの窓の外には、ドロボウ除けのステンレスの面格子が取り付けられていたんだ。
    面格子と窓ガラスとの距離は5センチ足らず。
        とてもじゃないが人間が頭を突っ込める隙間はないんだ。
    俺はあわてて家の中に戻り、その夜は布団をかぶって寝た。
    あのガラスに押し付けられた肉厚な顔のイメージが、しばらく頭から離れなかった。

       (おわり)

    134: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/08 23:34
    その他のも書いて~。チョコレートって何だっけ?

    135: 129 01/09/08 23:46
    じゃあと「下水溝のチョコレート」を。
    短いんで。

    PART5:600
    名前: ウニ 投稿日: 2001/06/20(水) 05:39

    これも小学校の時の話。

    小学校の下校途中で、仲間と騒ぎながら信号待ちをしていると、
    1人が側溝のコンクリートの蓋の間に覗く100円玉を見つけた。
    蓋はとても持ち上がらなかったが意地でも取りたくなって、
    四車線隔てた向こう側の下水溝から侵入を試みた。
    泥だらけになりながらさまよったが結局100円玉は見つからず、
    かわりに発見した汚らしい包みを拾って外に出た。
    相当古そうなそれは、破いてみるとチョコレートだった。
    ははあ、バレンタインのチョコが相手に捨てられたんだな、
    と一同察知してもう一度下水に流そうとすると、
    腐ったチョコの裏から手紙が出てきた。
    ウワーカワイソウと思いながらも興味本意で読んでみると、
    心臓を掴まれたような寒気が襲ってきた。

    「赤い目をした人へ 赤い手をした人へ」
       
    おもわず下水溝の奥の方へ波きりの要領でチョコごとブン投げて全員逃げた。
    後から考えてみると絶対変な文面とも言えない気がするが、
    その時はもうホントに怖くて気味が悪かった。
    しばらくチョコ食えんかった・・・・

    (おわり)

    140: 129 01/09/09 10:22
    「ドアノブ」です..。
    PART2:508
    名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2000/11/25(土) 17:21

    ドアノブと言う単語を見て嫌な体験を思い出した。
    キーボードを叩く手がなんか変な感じがする。
    生唾を飲み込む音が頭の中に響く。
    タバコに火をつけた。

    少し今迷ったが書いてみようと思う。
    つたない文章だけど興味のある人は読んで欲しい。
    以前、ある地方にあるアパートに住んでいたことがある。
    霊感とかは自分では全く無いと思うし、
    幽霊とか見た事は無かった。

    自分の住んでいた部屋は、6畳と、4畳半の2部屋があって
    一階の端の部屋、それまでは、ホントに何も無く、
    普通に暮らしてた。

    でもある日から突然、おかしい事がおき始めた。
    奇妙な音、4畳半の部屋で寝ていると6畳の部屋でだれかが
    ボソボソしゃべっているような音。

    最初は気にしなかった。
    というより、気味が悪くて考えないようにしてた。
    電気もつけっぱなしで寝るようになった。

    でもそれが、一週間、十日と続いてくると
    流石に気が参ってしまった。
    ノイローゼになりそうだった。
    (つづく)

    141: 129(つづき) 01/09/09 10:24
    仕事先から家には帰らずに同僚や、上司の家に
    泊まり歩く日が続いた。
    人には話せなかった。
    根性なし、度胸なしと言われるのが恥ずかしかったから。

    5日ぐらい帰らなかった。
    でも流石に訳を隠して人の家に泊まる続けるのも
    そろそろ限界だった。

    で、思い切って一人の同僚に訳を話した。
    不思議とすんなり信じてくれた。
    たぶん、自分に気を使ってくれたのだと思う。
    マジメにノイローゼ寸前だったから。

    次の日は休日だったし、同僚も一緒に自分の家に来てくれる事になった。
    同僚がドアをあけようとした。
    普通に中に入ろうとドアノブを廻しんだと思う。

    その瞬間、同僚がふっ、と立ち止まった。
    「今・・・向こうでノブ、誰か廻したぞ・・・」
    鳥肌が立った。同僚も身じろぎ一つせず立ちすくんでいる。

    同僚が小さな悲鳴のようなものを立て
    バッ、と言う感じでノブから手を離した。
    自分達が見たものは独りでにガチャガチャ言うドアノブ。

    明らかにドアの向こうには誰かがいて
    自分達が部屋に入る事を拒んでいるような感じだった。
    同僚と自分は、怖くなりそこを駆け足で逃げ出した。 (つづく)

    142: 129(つづき) 01/09/09 10:26
    しかし、冷静に考えるともしかすると誰か中にいたんじゃないか・・
    そんなことも思い、思い切って同僚と警察に行った。
    何者かが部屋の中にいるようなんです。と言うと
    お巡りさんが2人、一緒に来てくれた。
    連絡も受けて、管理人さんも来てくれる事になった。

    お巡りさんと一緒に自分の家まで行った。
    お巡りさんは中を見てきますので・・・
    と言うと家の中に入っていった。
    鍵は開けたままだった。

    お巡りさんに部屋の中に入るよう言われて
    部屋に入った。
    盗まれたものは何か無いか?荒らされてはいないか?
    等の質問をされたが部屋の様子は以前と変わらなかった。

    お巡りさんは
    近頃この辺も物騒ですので
    もし何かあったらかまわずに通報してくれ
    と言い残すと帰っていった。

    それから少し遅れて管理人さんがやって来た。
    自分は単刀直入に聞いた。
    この部屋で以前何か無かったのか?と
    自分の体験した事を全て話した。

    しかし、管理人さんは何も思いつかないと言う。
    こういう仕事をしてればそういう
    怪談めいた話は聞くこともあるが
    自分が見ているところにはそういう
    因縁めいた所は一つも無い!と言う。

    私と同僚と管理人さん、3人で私の部屋の前の廊下で
    そんな話をしていると
    またドアノブがガチャガチャ言い始めた。
    気が狂いそうになった。 (つづく)

    143: 129(ラスト) 01/09/09 10:27

    そのあと自分はすぐ引っ越した。
    業者に全部頼み、自分は引越しには立ち会ったが
    部屋には一歩も入らなかった。

    管理人さんに挨拶に行くと
    お払いを頼んだよと言っていた。

    同僚は今でもドアノブをつかむ事に
    何ともいえない恐怖を感じるそうだ。

    自分も今になるとだいぶ落ち着いたと思う
    けれどいまだにドアノブをみる事が怖い。
    ココにこうして書き込む事によって
    自分の恐怖心は薄れるかと思ったが
    鮮明に思い出してしまい
    心臓が今でも高鳴っている。

    長々と失礼しました。

    149: 01/09/10 01:19
    『呼ぶ声に誘われて』

    実際にあった話です。
    ある夜友人が彼女と二人で自室で酒を飲んでいた時、外から
    「お~い こっちだよ~」
    と聞こえてきたそうです。
    今の聞こえた?と彼女に聞くと彼女は聞こえなかったそうです。
    気を取り直し飲んでると、また
    「はやく~ 見てみろよ~」
    と誰かが呼んでるのです。
    はっきり聞こえてるにもかかわらず
    彼女は聞こえないと言い張るので、
    事をハッキリさせようと思い勢い良く窓を開けた瞬間、
    目の前5センチを植木鉢が落下していったそうです。
    そんだけ。

    196: ラディン 01/09/14 22:36
    『行かなきゃ』


    僕は霊感が強いなどと言うことはなく、霊体験のようなものは一度しか体験したことはありません。
    しかし、その一度があまりにも強烈で恐ろしいものだったので、今でもはっきりとその時の情景を思い浮かべることができます。
    あんなに恐ろしい思いはもう二度としたくはありません。
    これから話すことは、その時僕が実際に体験した、正真正銘の実話です。
    実際に体験したときの怖さがうまく伝わるかどうかわかりませんが、
    できる限り鮮明に書いていきたいと思います。
    かなり長い話になりますので、覚悟して読んでください。
    ※、なお、登場人物はすべて仮名にしてあります。また、詳しい地名は伏せることにします。

    今から約10年前のちょうど今時期、夏が終わった頃、当時大学1年生だった僕は念願のクルマを手に入れて、毎晩のように友達とドライブを楽しんでいました。
    その日も、友達5人で集まって雑談などしているうちに、「ヒマだから心霊スポットツアーにでも行こうか!」という話になり、僕の車に男5人で乗り込み、出かけました。
    実際のところ、僕が心霊スポットに行ったのは、このときが最初で、そして最後でした。
    なぜなら、この体験のあとは二度と、絶対に、そんなところへ行く気にはなれなかったからです・・・
    (続く)

    197: ラディン 01/09/14 22:37
    このとき一緒に出かけた5人うち、3人(今井、中野、水谷)は地元の出身でしたが、僕と竹田の二人だけが地方の出身で、大学のあるその地域についてはまだあまり詳しくはありませんでした。
    したがって僕は地元出身の3人に案内されるがままに車を運転し、人柱があるとされているトンネル、自殺者が後を絶たない滝など、心霊スポットを何カ所か回りました。
    5人とも霊感とかそういったものは持ち合わせていなかったこともあり、特に変わったこともなく、僕としては少し期待はずれのような気がしていました。
    程なく、中野が「次は、○○にある廃墟に行ってみない?」と言いだしました。
    すると今井が突然焦ったように、「ち、ちょっと待ってくれ。俺、あそこだけは絶対に行きたくない。頼むから勘弁してくれ。」と言い始めたのです。
    (続く)

    198: ラディン 01/09/14 22:40
    今井は、さきほど行った心霊スポットで、ヤバイとされている滝にふざけて立ちションをしたりするほど怖い物知らずな奴でしたので、不思議に思った僕達は理由を聞いてみました。
    今井が言うには、「あの廃墟は本物だ。本当にヤバイらしい。ずっと昔に火事があって一家4人全員が焼死した家で、その後何度も取り壊そうとしたが、そのたびに事故などのトラブルが起きて、結局取り壊せないままになっている。
    数年前に暴走族の数人がふざけてその家に火をつけたが、そこにいた全員が事故死している。」
    と、ここまでは僕もよくあるネタ話だなーと思って聞いていたのですが、今井はこう続けました。
    「浪人時代に俺の友達がそこに行ったんだ。そいつはそこで大変な目に遭った。そいつが俺に忠告した。『あそこだけは行かない方がいい』って。」
    「大変な目」がどんなことは、いくら聞いても今井は教えてくれませんでした。
    (続く)

    199: ラディン 01/09/14 22:41
    地元出身の中野と水谷も、「○○の廃墟」についての噂は聞いたことがあったらしく、「うん、あそこはヤバイらしいよね。やめとこうか。」などと言い出しました。
    ところが、他の二人、つまり地元出身じゃない僕と竹田は、そんな話を聞いて俄然ワクワクしてきました。今までの心霊スポットが期待はずれだったこともあり、どうしてもそこに行ってみたくなったのです。
    行きたい派の僕と竹田、行きたくない派の今井・中野・水谷でしばらくの間議論して、たどり着いた結論はこうでした。「その場所まで行くことは行くが、行きたくない派3人は車から降りない。どうしても家の中に行きたいなら僕と竹田だけで行く。」
    僕たちはその廃墟に向かいました。
    (続く)

    200: ラディン 01/09/14 22:42
    その廃墟は人里から少し離れたところ、うっそうと茂った草むらの奥の方に建っていました。
    道端に車を止めると、背丈以上もある草むら(木々かも?)の向こうの暗闇に、その廃墟の2階部分がうっすらとようやく見えるほどでした。
    つまり、その廃墟に近づくには、生い茂った草むらの隙間にわずかに残っている小径の名残?のようなものを10メートルほど奥にかき分けていかなければならなかったのです。
    僕と竹田は車の中でもう一度3人を誘ってみましたが、3人は行かない、の一点張りでした。
    仕方なく僕と竹田は二人で車を降り、「あいつら意外と臆病だよね。」「おー、ここはホントにけっこういい感じだぞー。マジで出そう。ワクワクするー。」などと言いながらその小径へと足を踏み入れました。
    (続く)

    201: ラディン 01/09/14 22:44
    小径に一歩足を踏み入れたその瞬間、なぜか僕は言いようのない恐怖に駆られました。
    小径を覆い尽くすかのように両脇から生い茂っている草、その奥の暗闇の中にうっすらと見える廃屋・・・
    今まで感じたことのない、あまりの気味の悪さに僕は思わず足を止めてしまいました。
    竹田も同じように感じたらしく、僕と竹田は小径の入り口で立ち止まったまま顔を見合わせ、話しました。
    「ち、ちょっと・・・ヤバイな。」
    「う、うん。ヤバイ。」
    「どうする?やめる?」
    「でも行きたいよな。」
    「うん。行きたい。」
    「やっぱ、二人だから怖いんだよ。あいつら連れてこようよ。」
    そうして僕らはもう一度車に戻り、再度3人を説得にかかりました。
    (続く)

    202: ラディン 01/09/14 22:47
    3人はやはり行きたくないの一点張りで、車中の説得は相変わらず平行線のままでした。
    僕たち二人が車に戻ってから10分ほど経った頃でしょうか、僕はふと、あることに気が付きました。
    室内灯がついてる・・・
    僕は当然のように、半ドアを疑いました。
    当時の僕のクルマはホンダのシビックで、ご存じの方もいると思いますが、
    当時(現在もかな?)のホンダ車には、運転席のメーターパネルの中に各ドア&トランクの開閉状態が図で表示されていたのです。
    そこで、僕はそれを見てみると、助手席のドアが開いている表示が出ていました。
    僕は助手席に座っていた今井に、「そこのドア半ドアになってるから、ちゃんと閉めて。」と言い、今井も、「あ、そう。」と言いながら、一度カチャッとドアを開けて、バタンと閉めました。室内灯も消えました。
    しかし、そのときはまだ誰も気づいていませんでした。
    その場所で車を降りたのは運転席に座っていた僕と、後部座席左側に座っていた竹田だけだったこと、一番怖がっている助手席の今井がドアを開けるわけがないことを・・・
    (続く)

    203: ラディン 01/09/14 22:50
    ドアのことなどあっという間に忘れ、僕たちは再び車の中で行こう、行かないの議論(説得)を繰り返していました。
    そしてさらに数分たった頃、僕はまた気づきました。
    また室内灯がついてる・・・
    表示を見ると、また助手席。
    終わりの見えない議論に少しイライラしていたこともあり、僕は今井に少し強めの口調で言いました。「おい、さっきちゃんと閉めてって言っただろ。」
    「え?ドア?お前何言ってんの?俺さっきちゃんと閉めたよ。」
    「だってそこ、まだ開いてるぞ。」
    今井はおそるおそるドアノブを引くと、明らかに半ドアの「カチャッ」という軽い音とともに、ドアは開きました。
    今井は急いでドアを閉め、「ちょっと待ってくれよ、おれさっき閉めたよね?カチャッて開けて、バタンってちゃんと閉めたよね?みんな聞いてただろ?」
    一同、「うん・・・。聞いてた。」
    考えてみると、僕は室内灯が消えたのも確認していたのでした。
    全員が今起こったことを反芻するために黙りこくった、その時でした。
    それは聞こえてきました。静かに、しかしはっきりと力強い声で。
    (続く)

    205: ラディン 01/09/14 22:52
    全員が今起こったことを反芻するために黙りこくった、その時でした。
    それは聞こえてきました。静かに、しかしはっきりと力強い声で。
    「・・・てよ・・・き・・てよ・・」
    明らかにこの世の物とは思えない、おそらくは中年の女性と思われる声で、それは私たちに呼びかけていました。
    「聞こえた!?」「今の聞こえたよね!?」「今の何!?」「逃げよう!」
    僕はもうパニックになり、とにかく一刻も早くそこを離れなければと思い、ハンドルを握り、ギアを入れ車を発進させようとしました。
    そこで、気づいたのです。また、室内灯がついていることに。
    しかし、今度は半ドアではありませんでした。
    横を見ると、なんと、今井がドアを開けて車を降りようとしているのです。
    「おい!今井!何やってんだ!早く乗れ!行くぞ!」僕は叫びました。
    (続く)

    206: ラディン 01/09/14 22:53
    「おい!今井!何やってんだ!早く乗れ!行くぞ!」僕は叫びました。
    すると今井は、意外なことに驚くほど冷静な顔でゆっくりとこちらを振り返りました。
    それは本当に何事もなかったような顔でした。
    目がうつろとか、薄笑いを浮かべているとか、そのようなことは全くなく、普通の、無表情な今井の顔でした。
    しかし、僕にはそれが逆に不気味に感じられました。
    「俺、行かなきゃ。」今井は言いました。
    「はぁ!?」
    「俺ちょっと行かなきゃ。先帰ってて。」
    「バカお前何言ってんだ!帰るぞ!早く乗れって!」
    ところが今井はそのまま何も言わずドアを閉めてその廃墟の方へ歩き出してしまいました。
    僕らはもう完全にこれはヤバイと思い、全員車を降りて今井を止めに行きました。
    僕たちに取り押さえられた今井は、意外なことにそれほど抵抗もせず、きょとんとしたまま車へと引きずり戻されました。
    (続く)

    207: ラディン 01/09/14 22:54
    僕はすぐに車を発進させ、帰途につきました。
    車中で誰かが「今井、大丈夫か?」と問いかけると、今井は普通に「うん。」と答えていました。すこしボケーっとした様子でした。
    何となく、誰もが先ほどの出来事にはもう触れたくないような雰囲気になり、僕らは口数少なく、コンビニに寄って、僕の家に帰りました。
    まだすこしボケーッとしたままの今井のことは心配でしたが、誰かの冗談に微笑む様子も見られたので、そのまま5人で雑魚寝しました。
    次の朝には、今井はすっかり元通りの今井に戻っていました。
    (続く)

    208: ラディン 01/09/14 22:59
    少し経ってから、今井以外の4人で、あのことについて今井に話すのはよそう、という暗黙の了解みたいなものができました。
    その後、僕たち5人に特に変わったことは起こりませんでした。
    そして、今井が居ようと居まいと、僕たちの間では誰もその話題に触れることは無くなりました。

    僕の話はここまでです。
    今思い出しても嘘のような話ですが、これは本当に僕たち5人が実際に体験した実話なのです。
    あのときドアを開けて今井を呼んでいた存在とは・・・
    そしてもしあのとき僕たちが廃墟に入っていたら、もし今井を連れ戻すことができなかったら、などと想像すると本当に鳥肌が立ってきます。
    みなさんも、興味本位で心霊スポット巡りをするときは、気をつけてください・・・
    最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
    もしよかったら、感想などをお聞かせ下さい。

    211: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/15 00:00
    >ラディン
    長かったけど、面白かったよ。
    実話って、きっとそんなもんなんだろうね。
    皆、無事でよかったね。

    212: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 01/09/15 00:11
    >ラディン
    うん、よかった。ここんとここのスレ盛り下がりまくりだったからありがたいね。
    あとテロはもうやめてくれ。

    213: 名無し 01/09/15 00:12
    >>ラディン
    結構面白かったよう
    今井の友達があった大変な目が気になるぅ

    241: ビデオテープ 01/09/18 00:12
    『ビデオテープ』


    このお話は私が高校の時にある友人から聞いたお話です
    以下の文章はその体験談をもとに記されています。

    ある、学校の朝の出来事です・・
    その学校にはO君という人がいました。
    O君は眠い目をこすりながら一時間目の授業を終え
    いつもなら後ろの席にいる友人のH君と
    おしゃべりをしているのですが
    今日に限って友人のH君は遅刻なのか休みなのか
    どちみち学校に来ていませんでした。
    休み時間中なのでO君が机でうたた寝をしようとすると・・
    「タッタッタッタッタッ」
    と廊下を走る音が聞えてきました。
    「ガラッ!」
    H君が遅刻して現われました。
    O>「どうしたの?今日は遅いじゃん」
    とO君がいいました。
    それに対してHは
    H>「ちょっと今日、見て欲しいものがあるんだけど!」
    「授業終わったらうち来ない?」
    と何やらHは興奮しているような口調で言いました。
    O>「あぁ、いいけど、終わったらな。」
    そういって、その日の授業が終わりました。
    O君は帰りにHの家に寄りました。

    242: ビデオテープ 01/09/18 00:12
    O>「なんだよ、さっき言ってた見て欲しいものって?」
    H>「そうそう、ちょっと変なビデオなんだけど・・」
    O>「ビデオ?」
    H>「あぁ・・なんかこれ・・ちょっと怖いんだよな・・」
    そう言いながらHは自分の部屋にあるビデオデッキに
    何やら怪しげなビデオテープを差し込みました。
    が、突然停止を押してこう言うのです。
    H>「あ、そうそう、見る前に言っておきたいんだけど」
    「このビデオに出てくる女の首から上を良く見て覚えて欲しいんだ」
    と、なんか妙な事を言い出したのです。
    O>「あ・・あぁ、いいけど・・なんで?」
    Hはその言葉をかき消すかの様にいいます。
    H>「あのな、このビデオテープなんだけど、
    俺が文化祭の時に撮った奴なんだ」
    「だけど、全く別のものが映ってるんだ・・・」
    「それでビデオに変な女しか映ってないんだよ・・まぁ、いいから見て!」
    そう言ってHはリモコンでビデオの「再生ボタン」を押しました。
    ・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・

    243: ビデオテープ 01/09/18 00:13
    ・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・
    暫く音も画像も何もない画面が流れました。
    ・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・
    また暫く見ていると・・
    パッと画面が現われて
    仏壇らしき物の前に一人の女性がこちらに背を向けて正座しているのです。
    O君が恐る恐るHに聞きます。
    O>「な、何これ・・」
    そう言ってる間に正座してる女の画面が消えてしまいました。
    H>「な、何か変だろ、これで終わりなんだよ。」
    「この後にも俺が撮ったはずの文化祭の映像も何故か入ってないんだ。」
    彼らのいるHの部屋に妙な空気が漂い、暫く沈黙が続きます。
    そんな沈黙を打ち破るかのようにHが突然言いました。
    H>「で、どうだった?首から上・・」
    またHが妙な事を言い出します。
    O>「え・・?首から上?」
    「いや、あれだろ、女が後ろ向いて座ってるだけだろ?」
    そう言ったとたん、Hの顔がみるみる青ざめていきました。
    そしてHが叫ぶようにO君に言いました。
    H>「嘘だろ!少し横向いてなかったか!?」
    「なぁ!ちゃんと首から上見てたのか?」
    O君が戸惑いながら返します。
    O>「い、いや、ちゃんと見てたって。」

    244: ビデオテープ 01/09/18 00:13
    「しっかり向こう向いてたじゃないか」
    と、妙な話ですが
    同じ時間に同じ場所で見てたビデオなのに
    O君とHとでは見え方が違っていた様なのです。
    Hに言わせると
    「座っている女の首が若干右に向いている」
    のだそうです・・・
    しかしO君から言わせると
    「しっかりと首から上も向こうを向いていた・・・」
    私はちょっと気味が悪くなって、Hの家を出ました。
    次の日、学校は2連休の休みに入りました。
    ある時O君が自分の部屋で寛いでいると
    O君の携帯電話が鳴りました。
    その電話はHからでした・・・
    O>「ハイ、もしもし」
    H>「あ、O?ちょ、ちょっとあのビデオの事なんだけど」
    「あのビデオやっぱりなんか変だよ!」
    「俺どうしよう・・」
    とHは何やら脅えてるようでした。
    O>「え?どうしたの?また何かあったの?」
    そうO君が聞き返すと・・
    Hが・・
    H>「あの女の首・・・だんだんこっち向いて来てる・・」
    O君はそれを聞いて流石にゾッとしました。
    O>「本当かよ・・も、もうそのビデオ見ないほうがいいんじゃないか?じゃ、またな。」
    そう言ってO君は電話を切ってしまいました。

    245: ビデオテープ 01/09/18 00:13

    休みも明けて学校が始まった次の週・・・
    O君が教室に行くとO君より先にHが教室で座っていました。
    O君はこの前言っていた「ビデオ」の件をHに聞きました。
    すると、あのビデオは
    「最初は後ろを向いて座っている女が一日見る度に
    首から上だけ徐々にこちらを向いてくる」のだそうです。



    翌週Hが死にました。
    家の階段から落ちて首の骨を折ったそうです。

    「首の骨・・・・」

    「首・・・・?」

    Hの死とあのビデオと
    Oは何か関係があるのかと追求を試みましたが
    どういう訳か、Hの部屋からは
    「仏壇の前に座ってる女のビデオテープ」
    などどこにもなかったのです。
    家族にビデオを探してもらったそうなのですが、やはり駄目でした・・
    今もそのビデオテープは何処かにあるのでしょうか・・
    貴方もお持ちのビデオテープに突然変なものが映ったらお気を付け下さい・・
    次の犠牲者は貴方かもしれません・・










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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2019年12月05日 07:00 ID:8kTDTYSc0*
    ビデオテープ系に変わるもの、あるのかなあ。
    2  不思議な名無しさん :2019年12月05日 09:35 ID:Mer6ddLZ0*
    みんながそうなのか分からないけど、先日献血の帰りに、しっかり休んだからと自分で車運転して帰ってきたんだよ。
    そうしたら、遠くから走ってくる対向車のナンバープレートがおかしい。日本のナンバープレートって「地名・数字・ひらがな・数字」なのに「文字化け・数字・ひらがな・漢字(アルファベット)」に見える。
    なんだこれ?!ってパニクって周り見たら、電柱の広告とか地名とかもそんな感じになってた。
    でも落ち着いて近づいた時に確認したら、普通のナンバープレートだし普通の日本語の広告だった。
    その話を職場でしてたら、他にも経験した人が複数いた。献血の人はいなかったけど、胃カメラの時に静脈に睡眠剤入れた人と、白内障の手術前にする点眼薬入れた時になった人、瞳孔開く点眼剤入れた人が、そんな風な文字化けを見たことがある、と。
    検証できないけど、よく異世界行ってきた人が「文字が違う」って言うのは、こう言うのも含まれてるのかな、と思った。
    ナンバープレートの表示やべぇ!って思った瞬間、世界の空気変わった気がしたから。
    見間違いって気づいたら元に戻ったけどね。
    3  不思議な名無しさん :2019年12月05日 11:32 ID:Ic.Fr4Zu0*
    >>2
    なかなかに興味深いお話、オカルト的には身体を弄ることでバグが生じたとみるべきか?
    その場合、若い頃から病気と怪我で何度も入退院を繰り返してるにもかかわらず一切バグらないオレはそういう予定の存在ってことになるんだよな…
    4  不思議な名無しさん :2019年12月06日 01:02 ID:iSIRs.O00*
    昔の事だけど、
    5分毎に2倍に分裂し続ける栗まんじゅうを宇宙に投棄したことがある。
    亜光速で飛翔するから時間は進まないって言われたけど、燃料切れたらどうなるんだろう。
    5  不思議な名無しさん :2019年12月06日 03:41 ID:rx04WAPW0*
    >>4
    ドラえもん乙
    6  不思議な名無しさん :2019年12月06日 14:17 ID:IrDQwX1v0*
    ※2
    血を抜いたことで血圧低下による一過性脳虚血発作
    つまり一時的に脳の血のめぐりが悪くなって言語野が麻痺してた可能性
    7  不思議な名無しさん :2019年12月07日 15:13 ID:Yk0w6Mnv0*
    最後の「ビデオテープ」
    HくんとOくんの話なのに突然「私はちょっと気味が悪くなって、Hの家を出ました。」ってOくん=私だったってことか?
    8  不思議な名無しさん :2019年12月08日 23:11 ID:BYoxQIS60*
    今回は長くても読むのに苦にならなかったな
    9  不思議な名無しさん :2019年12月14日 21:46 ID:MLUkKoKi0*
    18年前だと書き方に古臭さが出てくるなー
    10  不思議な名無しさん :2020年02月17日 16:54 ID:EHQMBDGM0*
    ドアノブとぺったんこ頭は怖かったけど下水溝のチョコレートはよく分からなかったわ
    11  不思議な名無しさん :2020年02月19日 19:35 ID:y4Jul.pZ0*
    きじまさん途中まで読んで
    「あーはいはいいつもの自己責任系ね」とうんざりしていたらオチでビビった

    自分が想像していたきじまさんも同じ方の目を露出していた
    何これメンタリズム?
    漫画やアニメのキャラクターの刷り込み?

     
     
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