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    死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『血雪』



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    83: 血雪 1/7 2006/01/22(日) 21:49:36 ID:oprygqQ10
    血雪

    全国的にずいぶん雪がふったね。おれの住んでいる田舎町(はっきり言ってド田舎)も、ふだんはあまり雪は降らないんだけど、今回はずいぶん降った。
    で、2年前の、同じように雪がひどく降ったときの話だ。

    引用元: https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1137807755/





    84: 血雪 2/7 2006/01/22(日) 21:52:36 ID:oprygqQ10
    その日おれは2階の部屋で一人寝ていた。
    おれの家はショボい専業農家で、50代の親父と母ちゃんと、おれの3人暮らしだ。
    まだ明け方前だけど、下の階で親父がガダガタなにか音をたてて、玄関から出ていくのを、おれは布団のなかで
    うつらうつらしながら聞いていた。天気予報じゃ大雪になるって言ってたので、親父はビニールハウスが雪に
    潰されてないか心配で、まだまっ暗ななかを見にでかけたんだ。都会のサラリーマンも大変なんだろうけど、
    こういうときは農家もけっこう大変なんだ。
    もっとも、おれの方はこのクソ寒いなかを付き合う気にはなれず、親父には悪いけど、そのままぬくぬく布団の
    なかで寝つづけてた。

    ところが、しばらくしたら家の前へギシギシと早足で雪を踏む音が近づいてきて、玄関がガラっとあいたかと思うと、
    ドタバタと家に駆けあがる足音が続き、親父が電話で「・・・そう●●橋の上、救急車!若い女が首やら手首やら
    切って血まみれで・・・」と叫んでる。
    ただごとじゃないと思って、おれが下に降りて行くと、親父が血相かえて「橋のうえで女が首切って自殺しかけて
    いるから、すぐに戻るぞ」と言う。おれは慌ててスウェットの上からジャンパーを引っかぶり、長靴に足を突っ込むと、
    親父といっしょに、まだ真っ暗で雪の降りしきる表に出た。
    親父に、要領を得ないので説明してくれ、と言うと、親父は歩きながら次のようなことを話してくれた。

    85: 血雪 3/7 2006/01/22(日) 21:55:15 ID:oprygqQ10
    おれが思ったとおり、親父はビニールハウスを見にいくために家を出たそうだ。ビニールハウスは、おれの家の近所の、
    小川に毛の生えた程度の川にかかった古いコンクリートの橋を渡った先にあるんだけど、この辺はド田舎なもんで、
    街灯は1キロに1本くらいしかなくて、夜は真っ暗闇に近いんだ。都会の人にはわからないかも知れないけど、ド田舎の
    夜の暗闇ってのは、ホントに凄いものなんだ。

    で、親父が橋の近くまできたとき、その辺に一本だけある街灯の薄暗い光のなかに、橋の上の欄干の脇で、誰かが
    うずくまっているのが見えたそうだ。近づくと、それはコートを着た長い髪の女だった。親父は、こんな時間にこんな所で
    何をしているのかといぶかしんだが、女が苦しんでいるようなので心配して、「どうしたんですか?」声をかけたそうだ。
    そのとき親父が女の足元をみると、雪のうえにヌラヌラしたどす黒い液体がひろがっているのが見えた。驚いた親父が女の
    前に屈みこむと、突然女は苦しそうな呻き声とともに顔をあげた。目をカッと見ひらいた女の顔は、口のまわりや首のまわりが
    血まみれで、右手に女物の剃刀がにぎられていたそうだ。女は苦しそうな呻き声をあげながら、その剃刀を血まみれの首に
    あてて、そしてそれを一気にグイッと引いた。湯気をたててどす黒い液体が噴きだし、女の胸元や足元の雪を染めていく。
    親父は息が止まりそうになりながらも女から剃刀を奪い取り、それを川に投げ込んで、「馬鹿なことをするな」と怒鳴りつけて、
    急いで家まで救急車を呼びにもどってきたという訳だ。

    86: 血雪 5/7 2006/01/22(日) 21:57:51 ID:oprygqQ10
    だが、親父と二人で、闇の中を雪に足をとられながら橋にきてみると、街灯のうす暗い
    光のなかに、女の姿はなかった。親父は「おーい、どこにいるんだ」と女を呼んだが
    返事はなく、おれもあたりの闇を見まわしたが、人の気配はない。そして不思議なことに、
    女がうずくまっていたと言うあたりの雪には、親父の足跡しかなかった。
    「川だ」おれは、女が川に飛び込んだんじゃないかと思い、雪に埋もれた土手の斜面を
    おりて探そうとした。だが、土手下は足元も見えないほどの暗闇につつまれていて、
    危険で降りられなかった。

    そうこうしているうちに、救急車が雪のなかをもがくように到着し、また、駐在所の
    警官も原付バイクで転倒しそうになりながらやって来た。親父は警官に経緯を説明し、
    空もようやくしらみはじめたので、救急車の隊員も一緒に、周囲をさがしてみた。
    だが、周囲にも、膝までの深さしかない川の橋の下にも、女の姿はなかった。
    女の足跡もなく、それどころか、橋の上の雪には、わずかの血痕さえもなかった。

    夜が明けてからも、止む気配もない雪のなかを1時間ほどさがしてみたが、
    女がいた形跡はなに一つ見つけられなかった。
    らちがあかないので、救急車は来た道を戻り、親父は警官といっしょに駐在所へ
    行くことにした。書類をまとめるために、事情をあらためて聞かせてほしいとの
    事だった。おれは何ともいいがたい気分で、独り家へ戻った。

    87: 血雪 5/7 2006/01/22(日) 22:00:26 ID:oprygqQ10
    家に帰ると、母ちゃんが台所で朝飯のし支度をしていた。体の芯まで冷えたおれは、
    すぐ炬燵にもぐりこみ、そのままの姿勢で先ほどまでの経過を母ちゃんに話した。
    母ちゃんは「気味がわるいねえ」とか言いながら味噌汁つくっていたが、ふと、台所の
    窓から外を見ながら、「あれ、その女の人じゃないかね」とおれを呼んだ。
    おれは台所の窓に飛んでいったが、窓からみえるのは降りしきる雪ばかりだった。
    「私の見まちがいかねえ」とボヤく母ちゃんを尻目に、おれは再び炬燵に戻ろうとしたが、
    そのとき炬燵が置いてある古い六畳間の窓の外から、ガラスに顔をちかづけて、こっちを
    見ている女と視線がばったり会ってしまった。女は細面の青白い顔で髪が長く、そして口の
    まわりと首のまわりにベッタリ血がついていた。おれは体が凍りつき、頭のなかが一瞬
    まっ白になったが、気がついたときには女の顔は消えていた。あわてて窓をあけて表を見たが、
    女の姿も、足跡もなかった。

    88: 血雪 6/7 2006/01/22(日) 22:02:25 ID:oprygqQ10
    おれは迷った挙句、駐在所に電話をいれる事にした。親子そろって頭がおかしく
    なったんじゃないかと言われそうでためらったのだけど、おれが見たのが幻や
    幽霊であったとしても、見たことは事実なのだ。

    受話器のむこうで何度か呼出し音がしたあと、聞きなれた声の警官が出た。
    おれが自分の名を告げると、警官は開口一番、「なんだ、また出たってのか?」と
    言ったので、おれは気おくれして、親父はまだそこにいるんですか、とだけ聞いた。
    親父はもう30分くらい前に駐在所を出た、との事だった。

    おれは母ちゃんと、親父の帰りを待った。30分前に出てるなら、もう着いていても
    いいころだ。だけど親父はなかなか帰ってこなかった。おれは母ちゃんと二人で、
    冷めた朝飯を食いながら、親父はまっすぐビニールハウスを見にいったんだろう、
    と話した。だけど、昼過ぎになっても戻ってこないので、おれはビニールハウスに親父をさがしに行った。

    89: 血雪 7/7 2006/01/22(日) 22:04:02 ID:oprygqQ10
    例の橋まできたとき、やや新い足跡がひとり分、橋のうえに続いているのが
    見えた。その足跡を目で追うと、それは橋の途中の、例の女がうずくまって
    いたと言うあたりまで続き、そこで消えていた。その欄干の上の雪は半分ほど
    欠けていた。おれは欄干に近寄り、そこから川面を見下ろした。

    まっ白な雪の土手にはさまれた川の、膝くらいまでしかない流水のなかに、
    黒いジャンパー姿の長靴をはいた男がうつぶせに倒れていた。おれは土手を走り降り、
    川に入っていった。うつぶせに倒れている男は、親父だった。

    おれは必死に親父を土手にひきずり上げたけれど、すでに脈も呼吸も止まっていた。
    降りしきる雪の中を見あげると、川の対岸に、髪の長い、コート姿の女が、口、首、胸の
    まわりを血で真っ赤に染めて、立っていた。
    女はすぐに、雪のなかに消えた。


    おれは母ちゃんと二人、まだこの家に住んでいるが、あれ以来、雪の降る日は
    一歩も外に出なくなった。

    90: 本当にあった怖い名無し 2006/01/22(日) 22:06:03 ID:eSdFAA920
    それリアル雪女ってこと???
    ヤバイじゃん・・・(((( ;゚Д゚))))ガクブル

    91: 本当にあった怖い名無し 2006/01/22(日) 22:08:58 ID:oqTOHZ7G0
    gj

    92: 本当にあった怖い名無し 2006/01/22(日) 22:22:18 ID:MUhQHT880
    パーフェクトゥ!! パチパチ

    93: 本当にあった怖い名無し 2006/01/22(日) 22:28:25 ID:1RG1DVmJO
    雪の日に外に出たくなくなったんだが

    94: 本当にあった怖い名無し 2006/01/22(日) 22:55:11 ID:eSdFAA920
    >>93
    例えその雪女に襲われても大丈夫だよ。
    だって雪女は、本当は実体ないからね。
    ひたすらスルー。切りつけて来てもスルー汁。

    132: 1/2 2006/01/23(月) 03:37:58 ID:S/3kMi6bO
    彼女が見たもの

    携帯で長文はキツイんでちょいと長い話を一つ
    オイラの祖父は宮司やってて除霊後に浄霊もしてた人なんだけど、オイラにゃ全く霊感が無い。
    そんな訳でオイラの彼女の話

    彼女の母方は霊感があり、彼女も受け継いでいるようである。
    彼女は実家住まいのため、いつも彼女の方が、オイラの所に車で来ているのだが(オイラは一人暮らし)
    ある日、遅くなって帰ることになった(2時前)。
    彼女は帰る途中にある寂れた神社と峠が普段から怖いといっており、
    なるべく遅くならない様に気を付けていたが、オイラの我儘に付き合って遅くなってしまった。
    (オイラは個人的に少々キレ気味だった彼女が怖かった)
    彼女が帰ってから20分程経つといきなり彼女からの電話。
    普段は、メールだけのやりとりなんで珍しいなと思いつつ出てみると、
    パニクった声が携帯の向こうからしてきた。
    彼女「○○○(←オイラ)どうしよう!前に気味が悪いって言ってた神社にお婆サンがいよう。」とのコト。
    オイラは、カーステレオが聞こえてたんで道交法違反じゃんと内心ツッコミを入れていたが
    彼女が「夜の2時過ぎにお婆サン一人で神社の前にいると思う!?
    しかも白い着物着てたけど、アレって葬式の時に着るヤツじゃない!?」
    オイラは死に装束?ヤバイ!と思いつつ、無視をすれば良いのでは?と聴くと
    彼女が「神社の前で白いモノが見えたから、何だろうと思って見てたら、お婆サンと目が合ってしまった・・・
    その瞬間にお婆サンは、ニタリと口元に厭な感じのする笑みを浮かべた。

    133: 2/2 2006/01/23(月) 03:38:48 ID:S/3kMi6bO
    生きてる人間かもしれないと良い方向に考え、一抹の望みをかけて怖いけれども、
    確認の意味でバックミラーを見るといなくなってたから幽霊だぁ。」と、力なく言ってきた。
    電話越しにハッキリわかる声の震えと半泣き状態だった。
    しかし、普段見えてる人間が何で怖がってるのかと聞くと、覚えられた気がするとのコト。
    しょうがないので、帰り着いて寝るまで通話をしていて、お互いにオヤスミを言って寝る直前、少しの間を置き
    彼女の「ギャーーーーー!!」と言う悲鳴の後、電話が切れた。
    ただ事ではないと思い、何度も電話しのだが結局繋がらず、
    次の日には仕事があるため、オイラは薄情にも寝てしまった。
    翌日の夕方、彼女から電話があり、昨日の夜の続きを教えてくれた。
    彼女、「昨日は遅く迄付き合ってくれてアリガトウ。それといきなり大声出してゴメンね。
    寝ろうとして、携帯切ろうと携帯を顔の前にやったら、
    携帯の明かりでさっきのお婆サンが真横に立っているのに気付いたのよ・・・。
    それでパニクってあの悲鳴・・・、その後、家族みんなが起きてきて、事情を話したら
    以前、とり憑かれてお祓いした時に貰った祝詞をあげ、粗塩を撒いたら納まった。」と言ってた。
    オイラは大変だったなぁ、と思ってると彼女が、「お婆サンが携帯の明かりに照らされた時に
    黒く濁った瞳で見つめながら、息遣いが聞こえる程顔を近付けて、
    ニヤーッっと笑いながら「見つけたぞ、ヒヒヒッ・・・」と言い残し、すーっと消えていくのを見て、
    恐怖で全身の血が凍り付くかと思った・・・。」と言っていた。

    141: 本当にあった怖い名無し 2006/01/23(月) 09:24:59 ID:fdMMvRn+0
    猟奇的な女

    俺は埼玉のほうに住んでたんだけど、その日は珍しく大雪がふってて
    3年ぶりかくらいにかなり積もった。
    車の上には2mくらい積もってたんじゃないかな。
    近所のがきどもがやんややんやと騒いでてさ。
    俺もそんときはまだリア厨だったわけで、外出ていっしょに騒いでた。
    すると、俺らがいた空地に、女の人が近づいてくるわけよ。
    雨合羽のような茶色の服に、髪はざんばら。前髪がなぜか異様に短くて、顔ははっきり見えてた。
    年齢はそうはいってないと思う。
    んで、リードに繋がれた犬を連れてた。多分雑種。
    女の人がただ近づいてくるだけなら気にはとめないんだけどさ。。
    空地の入り口の前でボーッと立ちながら、ずっと見てくるんよ、俺らのこと。
    いや、あの形相だとにらんでるってほうが正しいかな。
    俺はこわがってたんだけど、他の友人はあまり気にしないで騒いでた。

    しばらく経って、空地の入り口を再度みたら誰もいなくなってた。
    日が暮れてたので俺らも帰ろうと思ったんよ。
    帰り途中、友人にその女の人のこと話してみたら、
    「つい前引っ越してきたあの女だろ?家に動物いっぱいいるらしいぜ。気味悪いのは確かだな」
    と言ってた。
    あぁそうなのか・・・と俺は近くにあんな怖い顔の人がいるのかと思うとちと気が滅入った。

    翌日、また空地の方へいくと、異様な違和感を覚えた。
    雪が赤い
    昨日まで真っ白だった雪一面、真っ赤に染まってた。

    142: 本当にあった怖い名無し 2006/01/23(月) 09:26:30 ID:fdMMvRn+0
    俺はなにこれ?ペンキ?とかつぶやいてたが、友人は冷静に
    「多分血だ・・・。あそこのほうに続いてるから辿ってみよう」
    その赤いのは、奥のほうに斑点のように続いてた。
    俺と友人はおそるおそる、辿って、木陰のほうをのぞいてみた。

    そこには、昨日の犬を連れた女がしゃがんでた。
    右手にはしゃべるを持ってて、血まみれだった。
    女は俺達をみると一目散に逃げていった。
    後々、警察に通報し、空地の女のいた場所を調べると
    そこには無残にも惨殺された犬や猫の屍骸が沢山埋めてあった。
    その女は野良猫や野良犬を家に集めては殺し、空地に埋めるという異様な趣味があったらしい。。
    女はそれ以来みかけなくなったので、多分、警察にいるのかな・・?

    150: 本当にあった怖い名無し 2006/01/23(月) 12:56:18 ID:YGagZCxN0
    午前二時

    知り合いが霊感なんてもってるとこっちまで知りたくないことを知ってしまう
    こともある。私の友達が普通に見えてしまう体質らしくよく私に憑いている霊
    とかを教えてくれる。いわく私には現在5人ついているらしい。そんな女の子を
    きもだめしにつれていった時の話。

    休みの前日男2人女2人で飲んで盛り上がって途中から怖い話なんて酔っ払いながら
    みんなでしてた、といっても酔っ払って恐怖心なんて薄れてるのでみんな笑いながら
    話をしていた。そのうち話だけでは物足りなくなって近くのダムで雰囲気だしながら
    しようってことになった。というわけでさっそくむかった某ダム、どうしてこの場所かと
    いうと噂ではあるが毎年何人かが自殺しているらしい。といっても実際ニュースとかには
    なってないし、単なる噂だと誰も信じてなかった。カップルでもいればおどかしてやろう
    くらいのノリだった。

    151: 本当にあった怖い名無し 2006/01/23(月) 12:57:30 ID:YGagZCxN0
    現場につく前から様子のおかしかった霊感少女A、お決まりどうりやめようなんていうんだろうなと
    思ってたら別に普通だったので内心安心していた。みなでダムの周りを散歩ふざけて遊んで時間も
    少したった時、向こう岸とこちら側をつないでいる石の橋があって結構な距離があるんだけど
    向こう岸から誰かが歩いて来る。現在午前二時、こんな時間に誰だろうと思って見たんだけど
    けっこう距離があるので何者かはわからない、しかも一人、それがある程度まで近づくといきなり
    「逃げよ!早く逃げよ!」と言い出した。いきなりの事でしかもこちらは四人もいるからと酔っ払ってた
    のもあってもう一人の男が様子見てきてやるといって歩いて行った。Aは一目散に乗ってきた車の中に
    入って震えている。私はさすがに心配になって大丈夫かと様子を見に行った。
    話をすると霊は見えるっていうと少し違うらしくその霊が思ってることが頭の中に入ってくる感じらしい。
    と話して言うところに様子を見に行った男ともう一人の女の子が走って車に戻ってきた。
    「早く出せ!早く!アレはやばい!」男の顔は真っ青、慌てて車を出した。男の様子がおかしいので
    車を飛ばして家まで帰る。無事に部屋に着き、なんだなにもないじゃないかなんて思ってた。
    様子をみにいった男に話を聞くと、姿がわかるくらいに近づいてみるとソレは男だったしかもたった今
    水からあがったみたいにずぶぬれで水草みたいなものが体全体に絡まってたとのこと、
    「何?ダムに落ちてあがってきた人か?」と聞くとAが「ちがうアレはそんなんじゃない」と
    Aいわくソレは私たちがダムにつく直前に飛び込んだ人で死にきれなかった人、でも体は生きていても
    この寒さの中飛び込んだので脳は死んでるらしい、すなわちもう助かる見込みはないと、、、
    それは霊でも人間でもなく生きても死にきってもいないらしい、本人はそのことに気づいていないので
    生きてる人間に助けてもらいたがってるんだと、そういうのと関わるのが一番危険らしい霊にしても
    一番理性がぶっ飛んでる状態らしい。俺は見なくて良かった、、、、

    実話なのでなんとも落ちがなくて申し分けないがその時は洒落にならないと思った。死んでいても頭では
    それに気づいてないって言うのを考えるとなんとも切ない気持ちになった。

    154: 本当にあった怖い名無し 2006/01/23(月) 13:41:47 ID:o6YLPMzxO
    >>151
    ふぅむ、、リアルゾンビか・・・ショットガンで撃ちてぇw

    208: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 02:14:21 ID:s4LCWC0j0
    武君様

    俺の住む集落には「武君様」と言う神様(?)が祀られている。
    なんでも、この集落を野武士などから守り命を落とした青年が、
    神と成り今もこの集落を守ってるらしい。

    この「武君様」を祀ってる祠の様な物が村の山奥にある。
    これは夏と冬の年に二度ある祭りの時にしか子供は入ってはいけない。
    しかし、俺は小学生の時、同級生の友達(違う町内の子)と無断で入ったことがある。
    そこで、俺は凄いものを見た・・・

    209: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 02:25:48 ID:s4LCWC0j0
    >>208の続き

    祠は木で出来た小さくて古い社の様な物があり、
    その中に何があるかは村の極一部の人しか知らない。
    俺の父や祖父さんも知らなかった。
    その話を友達にすると、「見てみたい!」っと言ってきた。
    俺は村の大人に怒られるから止めたほうがいいと思ったが、
    一度自分も見てみたかったので同意した。

    社には錠がしてあったが古く錆びていたので、簡単に外せた。
    扉が開くと中から異臭と茶色に変色した布に包まれた物が出てきた。

    210: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 02:43:23 ID:s4LCWC0j0
    >>209の続き

    俺と友達は異臭で胸が悪くなり、その場でゲェーゲェーと吐いた。
    そして、異臭を放ってる茶色の塊の変色した布を剥がした。
    中からは黒茶色の小さなミイラ(この時そう見えた)が出てきた・・・

    次の日、祠を管理していた集落の長が逮捕された。
    どうやら、高校生の娘に子供が出来てしまったらしい。
    堕ろさせるはずだったのだが、気づくのが遅かったらしく。
    産ませてしまったらしい。
    そして、この不名誉を村人から隠すためこの子を殺し、
    遺体を社の中に隠したそうだ。

    この一軒以来、友達は扉を開けるのが怖くなったそうだ。
    俺もたまに、あのミイラの夢を見る。

    212: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 02:55:00 ID:s4LCWC0j0
    >>208-210の補足

    書き忘れてたことだが、
    社の中身は元は「武君様」を模して作った仏像があったらしいが、
    長はそれを捨ててしまったらしい。
    そのせいか、これを「武君様の祟り」と呼ぶ人も少なくなかった。

    長の高校生の娘は父に子を奪われたショックで発狂してしまい、
    長は家の娘の部屋に監禁していた。
    施設で治療して順調に回復。
    長の奥さん共々、今何処にいるかは誰も知らない。

    長は今も刑務所に居るらしいが、定かではない。

    213: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 03:03:58 ID:EypvdM2A0
    >>212
    生臭い話し怪奇話乙。
    しかし、その長もドキュソだがその長の下にいた連中は
    大丈夫なのかねえ・・・。

    214: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 03:07:05 ID:4zzS6L3+O
    「武君様」って「ぶきみさま」って読むの?

    242: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 21:29:45 ID:s4LCWC0j0
    >>214
    亀レス失礼。
    「たけぎみさま」って読む。
    でも、言われてみたら「ぶきみさま」とも読めるな・・・

    217: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 04:30:27 ID:PiVGpD2r0
    もう一人のおばさん

    去年就活で東京行ったときに、渋谷駅の何口か忘れたけど
    出て携帯で地図を見てたのね。
    そしたらすぐ近くによくいる派手な占い師風のおばさんと2人のおばさんが
    3人でなんか話し込んでるのね。立ったままで。
    普通占いって座ってやるもんだし立ったままでなんか異様だなーと思ったんだけど、
    気になったから携帯見てる振りして近づいてチラチラ横目で見ながら
    その人たちの会話を盗み聞きしてたのね。
    でも近づくのには限界があったし昼間の渋谷駅前の人ごみの中じゃ
    ざわざわ周りの騒音がうるさくてほとんど聞き取れなかったんだけど。<続く>

    218: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 04:37:32 ID:PiVGpD2r0
    >>217の続き
    でも、どうやら私に一番近くてこちらに背を向けてるおばさんが
    向かい合ってる占い師(風)のおばさんになんか相談してるらしいことはわかった。
    やがて、占い師(風)のおばさんが言った言葉が断片的に聞こえた。
    はっきりとは覚えてないけど、「あなた、自分でも気づいてるんでしょう?」
    とか、そんな感じだったと思う。
    なんとなく、占いのアドバイスとしてはヘンな言い方だなーと思ったけど、
    あまりブラブラしてる時間もなかったしその辺で諦めてその場を離れた。<続く>

    219: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 04:44:42 ID:PiVGpD2r0
    >>218の続き
    そのあと、家に帰ってから昼間の渋谷でのできごとを思い出したとき、
    あの占い師風のおばさんの台詞も含めて、なんだか異様な、ひっかかる感じがしていた。
    それって、どうやらあの3人目のおばさんのことなんだ。
    占い師風のおばさんと相談してるおばさんのほかに、もう一人あの場にいたおばさん。
    ものすごく背が高くて、顔はいわゆる「不幸顔」とでもいうか…。
    この世の不幸を全部背負ってるかのようなものすごく暗い顔だった。
    だから、最初あの3人を見たとき、
    「うわー、いかにもこんな怪しい占いにひっかかりそうな感じの人だな~」って
    思って、何も考えずにその印象だけで相談してるおばさんの連れだと思い込んでた。
    <続く>

    220: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 04:50:06 ID:PiVGpD2r0
    >>220
    でも、よく考えてみたらその不幸顔のおばさんはあの場で一言もしゃべってないわけ。
    一言もしゃべらずに、ただじーっと、相談してるおばさんの方を見ている。

    ん?

    相談してるおばさんの連れで、占い師のアドバイスを一緒に聞いてるなら、
    占い師の方を見るはずだよな…。なんで、おそらく自分の連れの、
    相談してる側のおばさんの顔を見てたんだろ…?

    しかも、もうひとつおかしいことに、あの占い師のおばさんも、相談してるおばさんも、
    どっちも、あの3人目のおばさんのことを全然見てなかった。
    まるで、目に見えない存在であるかのように…。

    222: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 05:32:50 ID:SJ4c/GRF0
    旅行会社

    ー1-
    幽霊の話しでは無いのですが、7~8年ぐらい前のこと、
    SEの仕事で小さな旅行会社に派遣されました。
    社長は女性で経理と内勤の女性、営業の男性二人の会社でした。
    女社長は40過ぎぶらいでしたが、背が高く、かなりの美人で
    面倒見が良く、出張に行ったぐらいでも社員全員にお土産を買って来たリ、
    高級料理店などに良く連れて行ってくれるような人でした。
    私の仕事は新しく入れ替えるパソコンの設置と使い方指導で契約は3カ月。
    旅行業務に関してはノータッチでした。
    仕事について、一週間ほどした頃、不思議さを感じ始めました。
    電話は日に数えるほどしか無く、営業が出てしまうと私以外は暇で
    女性だけでお茶を飲み、雑談しているサロンのようなんです。
    社員の話しでは、女社長の旦那さんが急死し、奥さんが社長を引き継いだとのこと。
    その時、会社で掛けていたものと、個人で掛けていたものとで
    女社長は億単位の保険金を手にして、会社は道楽でやっているようなものと。
    旅行のお客なんて、週に1件あるか無いかです。

    225: 本当になかった怖い名無し 2006/01/24(火) 07:53:11 ID:R9dfMhif0
    >>222
    偶然だろ?
    222がそう考えるなら旅先でどうやって頃すんだ?

    223: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 05:33:44 ID:SJ4c/GRF0
    ー2-
    1カ月ほど過ぎたころ、ツアーで行ったお客さんが旅行先で亡くなりました。
    死因はもともと持っていた持病が悪化してとのことで、
    旅行会社に責任は一切ありませんでした。
    しかし、もしものことのために旅行会社では旅行に行く人に保険を掛けているんです。
    保険金が下りたことで、遺族にお見舞金として、旅費全てを返しましたが
    それでも会社が儲かるほどです。
    そんなことが、1カ月間の間に3件も起こりました。
    全て旅行会社の責任では無く、病気がちなのに家族が反対しても無理して行ったとか
    自由行動で現地の屋台で食べたものに当たって食中毒で死亡とか。
    その度に会社は潤います。
    女社長も自ら見舞金を持って行くぐらい、人柄の良い人でした。

    224: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 05:34:38 ID:SJ4c/GRF0
    ー3-
    一番恐かったのは2カ月目に入ろうとした時です。
    出張でケニアに行った40代後半の営業マンが脳梗塞で倒れ、
    現地の医療では間に合わず帰らぬ人となってしまいました。
    取締役をしていた方だから会社としてかなりの保険金が掛けられていて
    会社としてはウホ状態。
    保険金殺人を疑いましたが、パソコン管理は全て私がやっていて、
    そのような現地とのやり取りも一切無いし、出来ることも無い。
    社員たちも恐がってしまい、辞めようとする人たちも出て来ました。
    お客さんが現地で死亡も相変わらずあるんですから。
    以前の旦那さんの時代にはこんなことは一切起こらず
    奥さんが女社長になってから連続しているそうです。
    私も恐くなり、派遣会社と相談して3カ月の契約でしたが
    2カ月で辞めました。
    優しい顔をして、知らず知らず人の生き血を吸っている人は
    本当に存在するんだなと実感した恐怖体験です。

    240: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 18:24:38 ID:xubYHEObO
    従姉妹

    昔から旧いものには魂が宿るという。長い年月を経て魂を得たものは、九十九神とも付喪神とも呼ばれ、神のような妖怪のような信仰と僅かな恐怖の対象にされてきた。
    澁澤龍彦はそれを日本人の、旧いものに対する愛着と畏れの表れだと記している。だが、本当にそれだけなのだろうか。中には、年輪のように記憶を積み重ね、語るようになったものもあると、俺はそう思う。

    小学生の頃、俺は俗にいう鍵っ子で、中学年になってからは学童保育に通っていた。
    迎えには近所に住んでいた五歳上の従姉妹が来てくれていたのだが、これが少し変わった人で、一緒に行動するうちに幾つかおかしな体験をすることになる。

    歩くだけで汗ばむ暑さも、日が落ちるに従ってだいぶ落ち着き始めた。小学五年の夏休み前のことだったと思う。学童保育からの帰り道、従姉妹と商店街の裏通りを歩いていた。
    通い慣れたいつものコース。左手は商店街、右手は小川が流れるその小道は女並通りと呼ばれていた。

    夕闇が近づくなか、時おりすれ違う買い物帰りの主婦をのぞいてあたりには人気がなく、少し離れた商店街のざわめきが聞こえてくるほかは静かだった。
    石を蹴りながら歩いていると、小川のほうから瀬戸物が触れ合うような音がした。見回したが何も見当たらず、俺は空耳だろうと考えた。
    少したつとまたさっきの音が聞こえた。今度は人の話し声も混じっていた。

    立ち止まるといつの間にか商店街のざわめきが聞こえなくなっていることに気づいた。また、瀬戸物が鳴る音と話し声。一瞬笑い声まではっきりと聞こえた。見回しても俺と従姉妹のほかは誰もいない。
    急にあたりの夕闇が濃くなったような気がした。奇妙な静けさが痛いほど耳に迫る。

    241: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 18:28:02 ID:xubYHEObO
    従姉妹を呼び止め、先ほど聞いたものついて話した。
    ねえ、変な音がしたよ、誰もいないのに話し声がしたんだ、
    俺がそう言うと、従姉妹は少しの間耳を澄ませてから言った。
    「この川、昔はもう少し大きかったの、知ってる?」
    また姿のない笑い声が聞こえた。
    「商店街ができる前はね、民家がずうっと立ち並んでいて、川はここに住む人たちの生活を支えていたの」
    たくさんの瀬戸物が触れ合う音や、濡れた布を叩くような音もする。
    「その頃は炊事や洗濯はすべて川に頼りっきりで。同時に主婦たちのお喋りの場にもなっていてね、だからこの通りは今でも女並通りなんて呼ばれているんだよ」
    従姉妹は言い終わると歩き出した。離れないよう慌てて従姉妹の隣りに並びながら俺は聞いた。これはそのときの音? どうして今聞こえるの?
    従姉妹は屈んで俺の顔を覗き込んだ。
    「今はもう誰も使わなくなったのだけど、川は忘れたくないのね。自分を昔頼っていた人たちのことや、その思い出なんかを」
    そう言って俺から視線を外し、川を振り返って眺めた。俺もつられて振り返った。
    そのとき、川岸で食器を洗い、洗濯をしながら世間話に興じる人たちの姿を確かに見たような気がした。俺はなんだか懐かしいものに触れたような思いで、それに見とれた。

    従姉妹が俺の頭をぽんぽんと軽く叩いた。我に返るともう何も見えなかった。やがて遠くから商店街のざわめきが聞こえてきた。

    244: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 22:20:02 ID:xubYHEObO
    中学二年の秋口、俺は勉強や部活そっちのけでオカルトにはまっていた。そのきっかけになったのが近所に住んでいた従姉妹で、この人と一緒にいたせいで何度かおかしな体験をした。これはその中のひとつ。

    夏休みも終わりひと月が経とうとしている頃だった。俺は従姉妹に誘われ、家から一時間ほどの場所にあるケヤキの森に来ていた。
    美人だが無口でオカルト好きな従姉妹は取っつきにくく、正直二人でいるのは苦手だったが、従姉妹が買ったバイクに乗せて貰えるので誘いにのった。

    ケヤキの森は周辺では有名な心霊スポットで、曰わく今は使われていない製材所で夜毎手首を探す男が出る、曰わく森の中ほどに位置する沼には死体が幾つも沈んでいるといった調子で怪談にはことかかなかった。
    そうでなくても木々が鬱蒼と茂り、昼でも薄暗い様子は一人きりで放り出されたような不気味なものがあった。

    従姉妹が俺を誘ったのもオカルト要素たっぷりのスポットを探検したいがためだった。
    森の内部に踏み入るにつれ道は狭く細くなり、やがて獣道同然の心許ないものになった。俺は既に腰が引けていたのだが、従姉妹が躊躇いなく進んでいくので仕方なく着いていった。

    245: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 22:21:56 ID:xubYHEObO
    やや大きめの木の下にさしかかったとき、従姉妹が嬉しそうに何かを指差した。見上げるとその木に板が打ち付けてあった。いや、ただの板ではない。太い釘が大量に刺さっている。
    近づいてよく見ると、板に細い木材を組み合わせたノッポな人形のようなものが付けられており、そこに五寸釘が大量に打ち込まれていた。俺は人形を見上げながらどこかしら奇妙な違和感を覚えていた。
    藁人形ではなく木の人形、身を捩るような造形のそれは、全体は稚拙ながら関節まで再現され、それ故に禍禍しさを感じさせた。
    俺は従姉妹に引き上げようと告げ、元来た道を戻り始めた。従姉妹は意外にも素直についてきたが、恐ろしいことを口にした。
    「夜に来てみない? 丑の刻参りが見られるかも。釘、まだ新品だったし」

    俺は強く反対したのだが従姉妹に押し切られ、結局その夜、家人が寝静まった夜半過ぎに家を抜け出した。
    従姉妹と待ち合わせケヤキの森につく頃には一時を回っていた。入り口にバイクを隠し、懐中電灯の明かりを頼りに森の中へと足を進めた。
    夜の森は静まり返り、昼間とは全く違う顔を見せていた。鈴虫やコオロギの声、俺や従姉妹が下生えを踏みしめる音。有機的な匂い。時おりがさっと何かが立てる音がして俺をびくつかせた。だが従姉妹は意に介する様子無く歩き、俺は呆れると同時に心強く思った。

    246: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 22:24:34 ID:xubYHEObO
    昼間人形を見つけた木までたどり着き、離れた茂みに身を潜めることにした。従姉妹が時計を確認し、懐中電灯を消す。
    「もう少しで二時。楽しみだね」
    従姉妹が囁いた。
    俺は内心楽しみじゃねえよと毒づきつつも頷いた。確かに高揚するものはあった。
    動くものが無くなった森の静寂は耳を刺すようだった。ここに着くまでに多少汗をかいたのだが、それも今は引きやや肌寒いくらいだった。
    時間は歩みを止めたかのように速度を落とした。先ほどの高揚はやがて緊張に姿を変えた。俺は暗闇の中に打ち付けられている人形を思い浮かべ、昼間の違和感は何だったのかと考えていた。
    木……人形……幹。
    あっ、俺は思わず声を上げた。従姉妹が振り返る気配。しっ、と小さな声が聞こえた。俺は違和感の正体に気づいた。

    何で思い当たらなかったんだろう。あの人形を俺と従姉妹は見上げていた、勿論従姉妹は女、俺はまだ中学生だ、だがあれは二メートルよりかなり高い場所に打ち付けられていた。
    大人でも五寸釘を打ち込むのには適切な高さがあるはずだ。自分の目の高さか、もう少し上くらい。だがあれは二メートル五十はあった。一体どんなやつならあんな場所にある人形に釘を打てるんだ。

    247: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 22:27:02 ID:xubYHEObO
    俺が恐慌をきたし始めたとき、遠くから下生えを踏む音が聞こえてきた。虫の声が止んだ。微かな音を立て、ゆっくりとこちらに近づいてくる。従姉妹が隣で息を飲んだ。俺は自分の手足が冷たくなるような感覚に襲われた。
    足音が近づく。引きずるような乾いた擦過音が混じる。もう目前から聞こえてくる。いくら夜の森でも、ぼんやりとくらいは見えるはずだ。しかし目の前には何も見えない。ただ足音だけが通過した。そして、立ち止まった。

    木の下に着いたのだろうか。あたりは再び静まった。もう足音は聞こえない。
    「あ、ヤバい」従姉妹が小さく呻いた。「逃げるよ」そう言って俺の腕を掴み走り出す。それで一気にパニックが襲った。必死に走った。よく転ばなかったものだと思う。とにかく、何かが、得体の知れない何かが追ってくるのを想像して全力で駆けた。
    バイクの隠し場所にたどり着くと、従姉妹を急かしてバイクの後ろに飛び乗った。その間片時も背後の森から目を離さなかった。エンジンがかかり、走り出すと安堵感が全身を包んだ。
    最後に振り返ったとき、森の入り口に何か白いものが見えたような気がしたがよく分からなかった。

    248: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 22:29:18 ID:xubYHEObO
    後日、従姉妹にあの夜見たものを聞いてみた。俺はかなり後を引きずっていたのだが、従姉妹は全く堪えていないようだった。
    「あれはね、生きてるものではないね。肉体が活動しているかって意味で言えばってことよ」
    「何であんな高い場所に打ちつけてあったんだよ」
    「ああいうのは感情の強さによって、形を変えるの」
    「死んでからもあそこに通ってたってこと?」
    「通ってたってより、あの人形そのものになっていたんじゃないかなあ。あの人形、やたらノッポだったでしょ」
    そして従姉妹はにやりと笑ってつけたした。
    つまり、あの人形をあんたの家に置いておけば、毎晩あれがくるんだよ。

    しばらくの間、俺はそれまでとはうって変わって家中を掃除するようになった。

    250: 本当にあった怖い名無し 2006/01/24(火) 23:03:15 ID:UrWpdfUo0
    これは…新たに従姉妹シリーズの予感
    面白かったよー、GJ!

    255: 本当にあった怖い名無し 2006/01/25(水) 00:10:48 ID:rqFLNm8h0
    めちゃくちゃ読みにくいけど
    読み物として非常におもしろい

    153: 怪人のほみそばふ 2006/01/23(月) 13:37:47 ID:N6rAewKE0
    >>血雪
    堪能させていただきました。
    雪の少ない地域で生まれた私は雪が降ると心が躍りますが、一方で、豪雪地帯などでは、
    人の命を奪うものなのですね・・・。だからこそ、雪にまつわる話は恐いのでしょうか。







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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2020年06月03日 22:32 ID:pZi6M68x0*
    これでまた明日からは新しい管理人さんか
    2  不思議な名無しさん :2020年06月04日 00:16 ID:zLOiJ1tU0*
    空売りで死にそう
    3  不思議な名無しさん :2020年06月04日 09:42 ID:Zi340M9e0*
    ゾンビの話の姿が見えるくらいの距離から見ただけで「私たちがダムにつく直前に飛び込んだ人で死にきれなかった人、でも体は生きていてもこの寒さの中飛び込んだので脳は死んでるらしい、すなわちもう助かる見込みはない」まで見抜ける男性って凄いよね。ちなみに脳死だと体って動かないんだけどねw 肺や心臓でさえ。

    従姉妹シリーズねぇ…w
    自分のくっさい文章に酔いしれてる文豪気取りってある意味羨ましいよw 恥ずかしさを感じないんだから。

    2006年だと普通に通用してたんだろうけど。
    4  不思議な名無しさん :2020年06月04日 11:16 ID:dWb5Dydh0*
    学童の目的、主旨、仕組みを知らないなら、わざわざその設定にしなきゃいいのにな。
    低学年で鍵っ子、中学年で学童なんて、教育委員会および児童福祉課の申請通らない。
    近所に5歳年上の親族がいるなら尚更。小1の時小5で学童に入ってないなら、その家に帰りなさい、となる。
    学童の条件のひとつ「主たる生育者である保護者が仕事で不在の間、校区内または隣接校区内の親族に保護が望めない場合」には「中学生以上の親族」とあるから、中学年になったら「その子と過ごせ」になるしね。
    世の人が思ってる以上に学童はシビアな基本設定。
    5  不思議な名無しさん :2020年06月04日 14:14 ID:Nu0mSoii0*
    >>4うちの子4年生からだけど学童入れたよ?
    6  不思議な名無しさん :2020年06月04日 21:23 ID:UyZFlUmA0*
    今言うバックパッカーやってた2009年の夏、土砂降りで地べたに寝ることもできず、長野の国道沿いの神社で雨宿りした。夜中にすぐ近くに落雷して、すごい音で飛び起きた。経験した人は分かると思うけど、すぐ近くの落雷ってのは、爆発音そのもの。だけど飛び起きたのは、爆発音じゃなくて、怒鳴り声だったから。

    「人助けなぞしおってこの馬鹿者ども!」

    俺がか?と思ったが、俺はそれが嫌でバックパッカーになった。じゃあ誰だ?翌朝はすっかり青空で、神社に迷惑かかるから、誰か来る前におさらばしようと。でも昨夜のことがあるから、一応、賽銭でもいれて手合わしとくかと思って、遥拝所の側へ出たら、道の真ん中に、腹の裂けたカラスと、頭の裂けたヘビが落ちてた。見せしめのようにな。

    神なんてものは元々、馬鹿が団結するために発明した旗印みたいなもので、自由意志のある神なんてものが存在するのかどうかは疑わしいが。とりあえず、その神の上の立場で、神を罰する存在は、何か、いるらしいわ。
    7  不思議な名無しさん :2020年06月05日 15:15 ID:lNaUySPx0*
    中学生から学童入ってあるのに小学5年生の学童帰りってところでうーんってなってしまった…
    身バレ防止のフェイクだとしても上手にやってくれい
    8  不思議な名無しさん :2020年06月06日 18:14 ID:v8tQHZ4t0*
    武君様とか何件堕胎があると思ってるんだろう
    遺族はまだしも保険会社が儲かるわけないし


    昔の怖い話は突っ込みどころが多すぎてなあ
    9  不思議な名無しさん :2020年06月26日 18:58 ID:.t.bRFAH0*
    埼玉に2メートルも雪は降らんがな
    10  不思議な名無しさん :2020年08月02日 17:26 ID:J.J.RLye0*
    おもしろかった!!

     
     
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