392: 388 2006/04/16(日) 07:33:40 ID:C/kerwEx0
私は少しだけ霊感があります。
霊感といっても私の場合は、それが、
もしくはそこが、ヤバいかどうか感じられるぐらいなのですが…。
「顔」???は確かに正座している人物の上空の壁に有りました。
それは丸く切り抜かれたような、ねずみ色の髪の無い男の顔でした。
無表情な・・・まるでお地蔵さんの顔。
それが心霊写真の類である事を感じることはできましたが、
その写真からはイヤな感じはしませんでした。
Eメールで送られてきたと言う事は、この写真はオリジナルでありません。
コピーされたものです。
だからなのかもしれませんが、気持ちの悪い写真ではありますが、
けしてヤバい写真には感じなかったのです。
祟りをなすようなヤバい写真には見えなかったのです。
・・・お地蔵さんの顔からは。
私のサイトでは第三金曜日の深夜二時に、
「心霊うしみつチャット」と命名されたイベントを行なっています。
イベントといえば大層な事を想像される方もおられると思いますが、
気のあった常連さん達とチャットルームで他愛も無い会話をするだけのイベントです。
チャットルームを知らない方の為に簡単に説明しますと。
チャットルームとはリアルタイムで数人の人々が文字で会話をする場所です。
新しい書き込みは一番上の段に書き込まれ、
古いものからどんどん下に流れていき最後には消えて行きます。
私は今回の写真をそのチャットルームで発表し、意見を聞こうと思いました。
そのチャットルーム集まる常連さんには霊感が強い人達が多くおられます。
心霊系サイトなので、自然と強い方が集まって来ることは不思議ではないのです。
金曜の深夜。
いつもの様に常連さんが集まり他愛も無い会話に花を咲かせていました。
私は霊感が特に強いUさんとAさんが来てからこの話題を出すつもりでした。
が、
393: 388 2006/04/16(日) 07:38:35 ID:C/kerwEx0
挨拶的な会話も尽きてきたので、あの心霊写真の話題を切り出しすことにしました。
「見たい!見たい!」
当然チャットにいる人達は興味を示しました。
私は今回この写真が送られてきた経過や、写真の説明をまずは書き込みました。
そして、写真を公開。
私の管理するチャットルームでは写真を文字の変わりに貼れたりするのです。
チャットルームに参加している常連さんたちの反応は、恐怖というよりは、
なんだか、その白い顔はお地蔵さんみたいで可愛いという感じでした。
ただ霊感があるMさんだけは、写真を貼ってからすぐに会話が途絶えてしまいました。
・・・・・・・・そして突然一言
M「…俺駄目だわ。吐きそうなのでオチるわ。」
彼はチャットルームから退室しました。
私もそこにいた常連さん達も、Mさんがオチ理由を深く考えていませんでした。
後でわかった事なのですが、
その邪悪なモノに、最初に影響をうけたのがMさんだったのです。
久しぶりの心霊系サイトらしいネタなので会話は弾みました。
先ほど書いたように、古い書き込みはどんどん下に流れて行きそして消えます。
あの写真が消えてしまったので、再び私は写真をチャットルームに貼りました。
・・・そこからでした。
参加者の様子がオカシクなりだしたのが・・・。
D「……この写真はさっきと同じモノなの??(TT)」>中野さん
何人かの参加者達が、写真が少し妙だと書き込み出しました。
何度貼りなおしても、(アップしても)
それはデジタルデーターの写真なので変わるわけが無いのです。
しかし、たしかに何処が最初貼ったモノとの違っているような気がしました。
的確に違を指摘する事は出来なかったのですが、なにか妙な、寒気がするような…。
見てわかると言うより、身体に直接妙な違和感を感じるのです。
394: 388 2006/04/16(日) 07:41:05 ID:C/kerwEx0
写真が流れてしまったので私は再びチャットルームに写真を貼りました。
チャットルームが非常に重くなり、書き込みがうまくできなくなりました。
突然私の携帯が・・・・・あの霊感が強いUさんからでした。
過去、このテのサイトをやっているが為に、
心霊系のトラブルに巻き込まれた事が数回ありましたが、
彼女の的確な判断により、最悪の事態を何度も回避できました。
必ず彼女は、先ずちょっとセクシーボイスでギャグをかますのですが、
今日は切羽詰た声でいきなり要点を話し出しました。
U「中野さん、あれヤバいよ。」
私はアレとは何の事かすぐにわかりました。
それは目の前のコンピューターモニターに映し出されている心霊写真だと。
Uさんはチャットには参加していなかったのですが、その写真を見ていたのです。
特別なチャットルームでない限り、
参加しなくても、書き込みや写真を見ることが出来るのです。
U「あの白い顔は大丈夫なんだけど・・・左側にあるクーラーの上が・・・」
私はモニターに写っている写真を見て驚きました。
写真の左端の壁にクーラーが映っているのですが、
そのクーラーと天井の間に黒いシミのようなものが現れていました。
U「男の上半身が出てきているよ。・・・あれかなりヤバイよ。」
彼女が言うには、彼女にもまだ正体はわからないのですが、
その男は「霊」とは少し存在が違う、恐怖を喰って増殖する邪悪なモノ達。
奴らは、恐怖する人たちの恐怖のパワー吸収し邪悪な力を増幅させるモノ達。
彼女は最近その邪悪なモノ達が存在する事に気づき、
なんともいえない不吉な予感を感じているようでした。
その邪悪なモノがそこに写っていたのです。
U「・・・皆が気づいて騒ぐ前に消したほうがいいよ。」
395: 388 2006/04/16(日) 07:43:25 ID:C/kerwEx0
運がいい事に、チャットルームにいる人達は
まだ、その邪悪な存在に気づいていないようでした。
クーラーの上にいる上半身だけの男に気づいていないようでした。
私とUさんとの電話中も、チャットルーム内では、気持ちが悪い、
寒気がする等、体の不調を訴える書き込みがどんどん増えていきました。
Aさんからメールが届きました。
彼女も同じく邪悪な存在に気づいたようでした。
クーラーの上の男の存在を。
彼女らはお互い会話していないのに、同じ邪悪な存在を感じていたのです。
私はとにかくネット上から、その写真を消去する事をUさんに告げて電話を切りました。
皆が気付く前に消さなくては・・・・
K「…クーラーの上に男がみえる。」
・・・・・あッ!!・・・・・いっちゃった。
彼の発言がきっかけでチャットルームには邪悪な気がましたようでした。
そして、K君の次の一言が、私達を恐怖のどん底に突き落としました。
K「・・・俺の後ろに何かいるんだ。・・・そいつが何か俺に呟いているんだ。」
中野「なにが聞こえるんだよ!!!」>Kさん。
K「・・・・・・き」
K君の書き込みの途中で、チャットルームはフリーズしてしまいました。
書き込む事もチャットルームから出る事も、
パソコンを操作する事すら出来なくなったのです。
私は直接電源コード引っこ抜きました。
パソコンを再び立ち上げ、あの写真の全てをハードディスとサーバーから消去。
慌ててチャットルームに戻りました。
私だけではなくチャットルームにいた参加者全員が
フリーズしてしまい操作不能に陥っていたようです。
そして、私と同じように心配になり戻ってきたのでした。
396: 388 2006/04/16(日) 07:45:11 ID:C/kerwEx0
・ ・・しかし、私たちが一番心配しているK君が戻って来ませんでした。
K君にはメールを出すと言うことで、その日の朝方お開きになりました。
結局K君は、この日を最後に私のサイトに来ていません。
メールでの返事も来ないのです。
ネット界では基本的にあまりプライベートな事を聞かない事が暗黙のルールです。
私も常連さんたちも、彼に連絡をとる方法はメールしかなかったのです。
・・・無事で居てくれればいいのですが。
それから数週間後、再び恐怖が私を襲いました。
心霊体験談投書掲示板に
「不思議なサイトがあります、ご存知ですか??」と
そのサイトのアドレス(場所)が書かれた書き込みがありました。
そこには海外にあるフリーサイトのアクセス場所が示されていました。
私はそのサイトを開いて戦慄しました。
あの写真が大きく貼られていたのです。
そのサイトは1頁しかなく、写真の下には文字化けした数行の謎の言葉。
(後日それが中国語で書かれていた為に文字化けしていた事がわかりました。)
その下には訪問者の数を示すカウンターのみのシンプルな作りでした。
カウンターが表示している数字も私をますます不安な気持ちにさせました。
カウンターの数字は「444」。
あの写真のあの部分は、あの日見たものよりも、
上半身しかない男がにじみ出てきていました。
不快でなんとも言えない恐怖が私を包み込みました。
私はこのサイトからとにかく出たい!!
しかし、また画面がフリーズしてしまいました。
パニック状態でキーボードを激しく叩く私の後ろに気配が・・・・・・
今までにまだ体験したことが無い最大の恐怖が背中に突き刺さりました。
・・・・・・何か私の後ろにいる。
私は恐怖で振り向く事が出来ませんでした。
397: 388 2006/04/16(日) 07:47:25 ID:C/kerwEx0
「ず、ず、ず、ず、ず、」
私の後ろにある壁までの距離は、そんなに無いのですが、
それよりも長い・・・・
いや遠くから、なにかを引きずる音をさせなから近づいてきたのです。
「ず、ず、ず、ず、ず、」
私の背中数センチ前で音は止まりました。
恐怖で震える私の耳元に生臭い息が吹きかけられ・・・
そして、あのK君が書き込もうとしたと思われる言葉が耳元で囁くように・・・
それは弱々しい男の声でした。
「・・・・・きこえる?」
私は悲鳴を上げながらパソコンの電源をコンセントから引き抜きました。
・・・後ろには何もいませんでした。
後日、あのサイトが気になったのですが、さすがに自宅でみる勇気はありませんでした。
私は新宿にある有名なネットカフェから、そのサイトにアクセスしてみました。
写真はまだそこに存在していました。
恐ろしい事にクーラーの上の男は以前増してはっきりと見えてきていました。
それに反するようにお地蔵さんの白い顔は薄くなり、
ほとんどわからない状態になっていました。
恐ろしいことに、カウンターは一万人を超えていました。
私はなんともいえない恐怖を感じました。
このまま何も知らない人たちが、
このサイトを訪れ彼らの恐怖があの男に吸収されていくと・・・・・
先日、アングラサイトで知り合ったハッカーの友人と合いました。
彼はあのサイトを消す事に協力してくれるようです。
早くなんとかしなければ・・・・・。
もしこのメールを読まれた方で、この呪いのサイトを存知の方は
けして場所を教えないようにお願いします。
奴らにこれ以上恐怖を吸収させてはいけないのです。
399: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 08:05:55 ID:iWiWN3Os0
>>397
乙
それで全部ですか?
実際に体験したらトラウマになりそうだね。
ぞわぞわした。
ちなみに、只今のアクセス数は・ ・ ・ と想像するだけでコワス
398: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 07:56:06 ID:jeSiwrAD0
>パソコンを操作する事すら出来なくなったのです。
>私は直接電源コード引っこ抜きました。
>私は悲鳴を上げながらパソコンの電源をコンセントから引き抜きました。
怖い…怖すぎる……
死ぬほど洒落にならないぜ……
400: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 08:16:49 ID:pOG2cu2z0
久々に怖気を感じた。
416: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 15:03:53 ID:uj5HOsmB0
祖母の葬儀
こっちでいいのか分かりませんが、私的に洒落にならなかったので
先日母方の祖母が亡くなり、その葬儀に参列していたのですが、不思議な体験しましたの
ででカキコさせていただきます。
話は昔俺が大学生の時の頃から始まっています。当時、父方の祖母が亡くなり実家で葬儀
をあげました。
祖母の葬儀も無事終わり、火葬も終わりった夜、親戚の血の濃い面々で飯を食っていました。
ちょうど食事をしていたのが葬儀をあげた座敷ですが、私の座った位置から居間をとおし
て裏の台所が見えていたんです。
みんなと談笑しながら飯を食っていると、お勝手口から年の頃40代の男性が家の中に入っ
て台所を横切ったように見えました。
父母に「あれ?いま台所を誰か横切ったんじゃない?」とそのときみた男性の特徴を伝え
ました。ちょうど横に座っていた弟も「誰か通ったね」とのこと
父は「そりゃ爺ちゃんだわ。爺ちゃんが婆ちゃんを迎えに来たんだろ」と全く相手にしま
せん。確かに祖父は40代で無くなっていますが、そもそも当時霊を信じてない俺
「絶対誰か家に入ってきた!」と弟をつれ、台所のある側の部屋を虱潰しに探しました。
418: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 15:05:45 ID:uj5HOsmB0
弟が自分の部屋と裏のトイレを見るとのことで、父母の寝室と父の書斎を見に行った私。
寝室・・・OK。書斎に入った瞬間人影を見つけました。
一瞬「じーちゃん!?」と頭によぎって男を見つめたのですが男は恐ろしい形相でこっち
に来ます。男が私に重なった瞬間、「ドスっ」という音と、痛みが全身に駆け抜けました。
「なんやねんっっ!」と思って一番痛いお腹を見るとなんか生えてる。
その男、香典泥棒だったんですね。お腹をナイフで刺されて、そのまま私は入院。
さいごっぺで男の顔にヒジを入れて男失神。声で駆けつけて来た弟と父に取り押さえられ
て警察へ。父ちゃん・・・いらんこと言うから反応おくれたやんけ・・・
419: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 15:06:29 ID:uj5HOsmB0
それで、ついこの間母方の祖母の葬儀。母方の祖母にめっさ可愛がられていた私はばーち
ゃんが亡くなったと聞いて、朝一の新幹線で実家に帰省。母の実家に母が喪服を持ってき
て現地で着替えるという慌ただしさ。
葬儀も終わり父方の祖母の時と同じように飯を食いながら、昔ばーちゃんの葬儀のとき大
変だったんだよね~○○(私の名)刺されて、葬式2回もあげるところだったわ~と私の母。
酒も入っているので談笑していたところ裏のお勝手口へ向かうガラスに人影が映る。
気になった私はお勝手の方に歩いていく。従兄弟の部屋に向かう階段を上る不振な男性を
発見。「おまん!なにやっとんじゃ~!」と叫ぶと男が振り返る。男の手にはナイフが見
えた。しかも前回俺を刺した男と同じ奴。でてきたんかよっっ!
男が俺の顔を見て一瞬慌てた顔をしたが、俺の方に突進してくる。
・・・あれ?男が泡吹いて苦しんでる。白目をむいて足下にばったり倒れ込んだ。
救急車を呼んで、男はそのまま搬送。
危うく同じ人間に全く別の葬儀で刺されるところでした・・・洒落にならんつーねん!
420: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 15:08:52 ID:uj5HOsmB0
あとで聞くと男はその瞬間心筋梗塞を起こしたそうです。
・・・ばーちゃんかな・・
421: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 15:14:04 ID:HIN7lnjE0
ばーちゃんGJ!
423: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 15:38:41 ID:NCojIOcqO
髪の長い女
高校生だった時の話。
学校から帰ったらワンコの散歩に行くのが日課で、その日も当然ワンコを散歩に連れてった。
県大会が近くて、部活終わったのが遅かったから帰って散歩に出た時は夜の9時を過ぎてた。
家を出てすぐ右に曲がり、そこから町内を一周してくるんだけど、その途中に【事故多発!】って看板と、看板の下に何週間かに一度の周期で新しくなる花束が置いてある。
(5年くらい前にそこで轢き逃げがあったからたぶんその遺族が供えてるんだと思う)
で、その日そこを通ったら髪の長い女の人がしゃがんで看板に向かって手を合わせてた。
ああ、遺族の人かなって思ってそのまま通り過ぎようとしたんだけど、それより早く女の人が立ち上がってこっちを振り向いたんだ。
女の人は涙を流してて、こっちに気付いたのか軽く会釈したから慌てて会釈し返したんだけど、気まずくてすぐ顔を逸らすとそのまま足早に女の人の横をすり抜けたんだよ。
そしたら後ろから「知りませんか」って聞かれたんだ。
えっ?って振り向いたら女の人はこっち見てて、「貴方は知りませんか」ってまた聞いてきた。
「何をですか?」って聞き直すと、女の人はまたボロボロと涙をこぼしはじめる。
424: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 15:40:14 ID:NCojIOcqO
続き
顔を伏せて喉を引きつらせながらヒックヒック泣きじゃくりはじめて、すっかり困ってしまったワンコと漏れ。
女の人は泣きながらも「知りませんか」って言葉を繰り返してる。
あ、もしかして事件のことを知ってるかっていいたいんかな?って思って「5年前の事故のことですか?」って聞いたら女の人は一層激しく泣き始めた。
時間が遅くて、あまり人が出歩いてないとはいえ、もしこんなとこを誰かに見られたらややこしくなりそうだなぁ、と正直勘弁してくれって感じだった。
かといって無視して行くのも憚られるし、取りあえず「あの、もう9時過ぎてるんで帰った方がいいですよ」って声をかけた。
そしたら女の人がキッ、と顔を上げて…その瞬間漏れは問いかけに振り向いてしまったことを激しく後悔。
女の人の顔は陶器みたいに真っ白、血走った目が今にも飛び出しそうになってて、口の左端から耳の方にかけて大きく肉が削げてた。
心臓が止まりそうなくらいビビってる漏れに「本当に知らないのか」「それともお前か」などとたたみかけてくる彼女。
しかもじりじり近付いてくる。
しまいには「殺してやる」と言い出す始末。
425: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 15:41:53 ID:NCojIOcqO
続き
その時、連れてたワンコが勢いよく吠えだした。
しかも今までに聞いたことないような吠え方。
そしたらビックリした漏れの体は無意識にその場から逃げ出してた。
その場にとどまって吠えようとするワンコのリードを思いっきり引っ張って全力疾走。
女が付いてきてるのか振り返って確認する勇気もなく、あとはただ一刻も早く家に着くことを願ってた。
しばらく走って、家が目の前に見えた頃になってようやっと立ち止まり漏れは後ろを振り返ったけどそこにはもちろん誰もいない。
安心し、ヘロヘロになりながらようやく玄関に着いて、中に入った漏れは鍵を閉めようと閉まりかけたドアを振り返った。
その、ドアが完全に閉まるほんの一瞬、隙間から見えたそこには恨めしそうな顔して漏れを睨む女が立ってた。
それからはその女を見てないけど(散歩コース変えたし)あんときはホントに心臓が破裂するかと思ったよ…。
426: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 16:15:23 ID:XEcp1biVO
それメンヘラ遺族とか
458: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 20:21:56 ID:NCojIOcqO
>>426
多分生きてる人じゃないと思う…。
メンヘラ遺族だったらまだ良かったが(((゚Д゚;)))
427: 本当にあった怖い名無し 2006/04/16(日) 16:30:09 ID:X8S6RyhU0
公衆電話
ある夜中に携帯が鳴った。
どうも公衆電話からのようで普段なら出ないのだが
もしかしたら誰か友達からの緊急でんわかも知れないと思いでた。
すると女の声で
「今ね、家の近くの公衆電話からなんだけどね。行っていい?」
と言った。俺は全く知らない女だったので間違い電話なんじゃないですか?
と言ったら電話は切れた。
そして数分後にまた電話が来た。
ちょっとおかしいんじゃないかと思い電話にでたら今度は
「今ね、下にいるんだけど。行っていい?」
俺は怖くなって切った。
俺はアパートに一人暮らしだった。
<続く>
431: 427 2006/04/16(日) 16:42:54 ID:X8S6RyhU0
<続き>
下に公衆電話なんてねえよな、と考えていると
また電話が鳴った。
頭に来たのでこいつの正体を確かめてやろうと思い
出ると「今ね、玄関の前にいるんだけどね。行っていい?」
と言うのだが玄関には気配は無い。
何がしたいの?と聞くと電話は切れた。
イタズラだろうなあと考えてはいたがやっぱり嫌な雰囲気は
ぬぐえずにいた。
そしてまた電話が鳴った。
お前これ以上やっと警察行くぞ!とでるなり怒鳴ったが女は冷静な声で
「今ね、後ろにいるんだけど、行ってもいい?」
と同時に後ろに嫌な気配を感じた。寒気が全身を襲った。
確実になにかいる。俺は震えた声で
こないでください。と言った瞬間気配が消えた。
それ以後女からの電話は無い。
504: 1 2006/04/17(月) 02:23:30 ID:yopbw4rZ0
竹ひご
俺が保育園の頃の話
秋口で日が落ちるのも早いってのに迎えが遅い園児たち(俺含む)でカクレンボすることになったんだよ
俺が隠れたのは玄関の有るとこと保育部屋があるとこの繋ぎになってるちょっと奥まった所
竹ヒゴで作った日除けとか色んなモンが置いてあったんだが、奥に入って蹲ると外から見えないだろうと思ってソコに隠れたのね
隠れて、もうちょっと奥に行こうと思い移動してソコにしゃがんだ瞬間、膝がちょっと「ちくっ」とした
なんか引っかかったのかなーとか思ってたら後ろら辺から「いたい?」って聞かれたのよ
(あれ?他にもココに来た奴居たんだ)って思いながら「ん~ん、ちょっとチクってしたけど、いたくないよ?」って答えた
続けざまに後ろの“誰か”が俺に話しかけてくる
「いたい?いたい?」
「いたいよ、いたいよ、もっといたいよ」
気の所為かまたちょっとチクっとした
「いたい?いたい?」
「いたいよね?いたいよね?もっといたいよ」
ジワジワと膝の辺りが痛い、しかもなんか湿っぽい
続く
505: 2 2006/04/17(月) 02:35:26 ID:yopbw4rZ0
「いたい?いたい?」
「いたいよね?いたいよね?ひろがるよ」
ソノ瞬間、膝に激痛が走って「いたーい!!!!!」って叫んでた
ソレを聞いた“誰か”は「きゃはははははは!!またね!!」って笑いながら奥に行った・・・・奥は行き止まりなのにね
俺はというとワンワン泣きながら外に出て行った
泣きながら出てくる俺を見て園長先生と他の大人は青ざめた顔してた
何故って?俺の膝には幅1cmくらいの竹ヒゴが思いっきり刺さっててプラプラしてたからさ
園長先生が駆け寄ってきて竹ヒゴを抜こうとするんだけど中々抜けない
丁度迎えに来ていた俺の母親も抜こうとするけどコレも無理
「いたい!いたい!」って俺が泣くもんだから当時、看護婦だった母が自分の病院に連れて行って外科処置で抜くことにしたんだ
両端を切り広げるとアッサリ出てきたんだが医者が首を傾げた
刺さってた竹ヒゴが扇状に広がっていたんだよ
「これ・・・刺さんねぇよな・・・」って母と話してたりするけど俺には分ってた
あの後ろに居た“誰か”の所為だって
それからというもの、俺はカクレンボの時にソコを使うのは止めたよ
近づくとまたあの笑い声が聞こえてきそうだったから
「またね」って事は次に行った時はコレくらいじゃ済まないんじゃとも思ってたから
終わり
PS:今でも膝にその時の傷痕が残ってたりするw
511: 本当にあった怖い名無し 2006/04/17(月) 09:20:35 ID:l72pbet9O
>>505
乙、GJ!
681: 本当にあった怖い名無し 2006/04/19(水) 06:28:53 ID:bVJ3LELl0
違和感
高校の頃の体験
塾の帰り、滅多に使わない公園の脇の裏道を通った。
その1年前程の夜にそこで日本刀持った男が通りがかった人に斬りつけるとか言う
事件が起こり(軽傷だったらしいが)、それ以外にも変質者が現れる等の話があり、
親や学校からも暗くなったら通るなとお達しが出てた場所であった。
いつもは言いつけ通り使わなかったんだが、その日は塾に少し長く居すぎたせいで
時間は10時を越えていたので、近道についそこを通ってしまった。
横にある誰も居ない公園の外灯から漏れる薄い明かりに照らされながら歩いてると、
前の方から一人の女が歩いてきた。
場所も場所だけに少し不気味で、刺されないだろうかとか少々飛んだ事を考えながらも
歩は進み、女との距離が近づいていく。
少しビビりながら女を見ていると、不意に違和感が沸いてきた。女はもう目の前だ。
すれ違った瞬間、俺は違和感の理由を理解すると共に、背筋に激しい悪寒が走った。
(・・・・首が無い)
その女の胴体と頭を繋げる首の部分が無く、女の頭が胴体の上にゆらゆらと浮いてたのだ。
見間違いだろうと思いつつも俺はしばらく振り向けずに歩いていたが、
いろいろ考えた末、50M近く歩いた後に意を決して振り返ってみた。
女は俺とすれ違った場所に居た。胴体こそ後ろを向いた状態だった。
しかし頭。頭だけが俺の方向を向き、俺を見ながら声こそ聞こえなかったが
口を大きく開けて高らかに笑っていた。
声も出せず、腰砕けになりながらも俺は即座に走って逃げた。
以後、その道を昼間でも通った事は無い。
683: 本当にあった怖い名無し 2006/04/19(水) 14:22:37 ID:el7fPOY70
>>681
この話読んでる最中に、デスク横の壁にベタベタ貼ってある書類全部落ちたぞ。
706: 本当にあった怖い名無し 2006/04/20(木) 01:54:48 ID:ENJoVxV10
真っ白な壁
2年ほど前の話。
とある駅ビルのカフェレストランで昼食をとっていた時のこと。
食事もほぼ終わり、セットのデザートが出された頃、
女性2人と子供2人の4人連れが入店してきた。
女性達は主婦仲間なのか、畳んだベビーカーを引いていて、
子供は3歳くらいの男の子と、1歳くらいの女の子。
あまり子供が好きじゃない私は、こっちの席に来て欲しくないな・・と思っていた。
しかしその願いもむなしく、店員は私の斜め後ろ辺りの壁際の席を案内し、
4人はそこへと歩いてきたのだが、その途端、唐突に子供が泣き始めた。
私はそちらに目を向けるのも嫌だったのだが、声から泣いてるのは男の子だと分かった。
突然堰を切ったように激しく泣き出し、何かを嫌がっているようだった。
しまいには、「こわい~~~!!」と大声で泣き、母親たちも困惑している様子。
私はそれでも無視していたのだが、ついに耐え切れなくなり、その親子連れへ目を向けた。
すると、母親に抱きかかえられた男の子は、案内されるはずだった席の上方を指差して、
「やだ、こわい~~~!!」とひどく怯えていた。
この店内には洒落た絵画などが飾られていたから、きっと変な絵でもあったんだろうと、
指差す方に目を向けると、
そこにはただ、真っ白な壁があるだけだった。
しかし男の子は、母親が一歩でもそこへ近付こうとすると、より一層激しく抵抗する。
背筋に何か冷たいものが走った。店内の客もみな唖然としている。
店員も困惑していたが、母親が「すみません。何かよく分からないんですけど、
他の席にしてもらってもいいですか?」と伝えると、あっさり別の席へと案内した。
あの席から離れると、すぐに男の子は泣き止んだ。
彼には一体、何が見えていたんだろうか…。
残された客の間には、嫌な空気が漂っていた。
710: 本当にあった怖い名無し 2006/04/20(木) 13:31:38 ID:NVS2F56RO
何も起こらないでそ('A`)
怖がりすぎるから余計にそんな気がするだけじゃないかなぁ
716: 本当にあった怖い名無し 2006/04/20(木) 20:23:44 ID:jY+omGv80
割れた窓ガラス
専門学生の頃、仲間内で百物語やったんだよな。
でも実際、百も話が無い。んで、ネットで「自分的に怖い話」を掻き集めて
なんとか百個、怖い話を集めたんだよな。
蝋燭立てんのは、火事なったら恐いから、煙草を、一つ話したら一本吸うっ
て方法で。
んで百話し終わって、百本目の煙草を灰皿に押し付けたら、不完全燃焼でも
起こしてたのか、なんか吸殻が燃え上がってさ、女の子ら、ビビッて泣き出し
たんだよ。・・・でも、マジ怖かったのは。
窓ガラスが突然割れた事。いや、公民館だったんだけどさ。同窓会って名目
でレンタルして。大会議室でやってたんだ。窓は押し開くタイプで12枚あっ
て、それが全部一気に割れたんだぜ。
「やっぱ、ネットで他人の話、集めたのは、ズルかったよなぁ」
仲間の一人がそう言ったら・・・
『そうだ』
って、天井から声がしたんだよ。
何つーか、上からした声なのに、地を這うみたいな声で。
で、何が怖かったって、その『そうだ』って声で、いや別に「怖い声」じゃ
なかったんだぜ。なのに、全員気絶したんだよ、俺も。
目覚ましたら、すでに朝で、更に絶叫モンの恐怖が其処に・・・
窓、割れてなかったんだよ。
なのに、ガラスの破片が部屋中に散らばってて。
俺らガラスの破片の絨毯の上で、寝返り一つ打たずに寝てたんだ。
717: 本当にあった怖い名無し 2006/04/20(木) 20:52:23 ID:RP3JTn+q0
何気に怖いな。割れてないのに破片が散らばってるって・・・・