340: オカ板住人 2006/07/18(火) 22:25:54 ID:Fz1iGDa/0
小さな森を越え、新しく整備された運動場にトイレがあったため、そこで用を足し、
来た道を駐車場に向け、戻っていきました。
すると、森に入ったところで、突然木の上から俺の背中の上に何かが降ってきたのです。
背中に大きな衝撃を感じ、俺はその場に倒れました。
どのくらい記憶が飛んだのでしょうか?俺が目を覚ますと、俺の前に人が倒れていました。
時代遅れの革ジャンにジーパン、赤い髪・・・・・
倒れていたのはどう見ても俺でした。
しかも、倒れている俺から、意識のある俺は徐々に離れていっています。
とても足が熱い、と思い、今度は足を見ると、近くの大きな木から伸びた根が俺の足に絡まり
木の根元に引き込もうとしているのです。
俺は、叫びました。けど、声にもなりませんでした。
すると、倒れている俺の方から、聞きなれた携帯の着信音が流れてきました。
すると、足に絡まった根は解かれて、意識のある俺は倒れている俺に吸い込まれました。
そこで、目が覚めました。20分戻らないので仲間が携帯で呼んでくれたのです。
341: オカ板住人 2006/07/18(火) 22:27:06 ID:Fz1iGDa/0
俺は、かっこ悪いことに半泣きになりながら、もう帰ろう、ここはイヤだ、とバイクに飛び乗り、公園を
飛び出しました。
とても怖かったのですが、バイクで走っている最中に考え直しだしました。
「疲れてたから幻覚でも見たのかも」と。
部屋に着くと、同棲中の彼女(今では鬼妻)が風呂を沸かしてくれてたので、一緒に入ることにしました。
なにしろ、汗びっしょりで顔や服も泥だらけだったので。
シャツを脱いだ俺に、彼女が「どしたん、その背中??叩かれたの?手形がついてるよ?」
俺はあの時、自分が殺されかけたことをはっきりと自覚しました。
で、次の朝、急に母から電話がありました。
なんでも俺が大きな木に喰われる夢を見た、との事。虫の知らせってやつですかね?
母と同居している祖母も電話口に出てきて、心配していました。
そこで祖母が「あんた、背中に痣ができていない?」と聞いてきたので
俺は真っ青になって、背中に手形がついていたこと、昨夜起こった事覚えていることを
残さず告白しました。
すると、母は気を失ってしまいました。電話を代わった妹が言うには、
朝、起きたら妹の背中、母の背中、祖母の背中にもまったく同じ位置に手形がついていたんだそうです・・・
342: オカ板住人 2006/07/18(火) 22:27:46 ID:Fz1iGDa/0
なんでも、その公園では2人ほどその近年で神隠しにあっていたらしく、近所では有名な
怖い場所なのだそうです。
あれ以来、木の下には極力ちかよりません。いまだに夢に出るほど怖ろしかったから。
長文、すみませんでした。
344: 夏色高校時代 2006/07/18(火) 22:36:53 ID:d7PjQiGe0
【火葬場】
俺が17歳の頃に実際経験した話。
当時、ほぼ常に一緒にいたSって奴がいて、そいつが色々怪談だとか心霊スポットだとかが好きだったんです。
俺も昔は見えなかった物が見えたりするようになって(ぼや~っと人魂程度にですが…)、面白がってました。
やっぱり知識がないといけないですね、面白がっちゃいけなかった。
夏休み、深夜2時前。
いつものように夜中まで遊んでた俺たちは、ちょっと離れた火葬場に肝試しをしに行くことになったんです。
もちろん、言いだしっぺはS。2人で行っても面白くないので、電話でAとYを呼び出しました。
怖がる二人を連れて、大きな道をまっすぐ自転車2台で走りました(二人乗り×2です)。
火葬場が近くなってきて、夏だというのに空気がどんよりと重く冷たくなった気がしました。
そして火葬場に到着。
でも実際は中に入る事はできなくて…当然ながら鍵がかかってたんですよね。
仕方ないからここで怪談でもして気分をもりあげようか。
とSが言い出したので、みんなで火葬場の敷地内で輪になり怪談を始めました…。
345: 夏色高校時代 2006/07/18(火) 22:43:04 ID:d7PjQiGe0
怪談話をしていた最中の事です。
Sがお清め用に、と持ってきた塩のビンを振りながら話をしていたんです。
で、みんなを驚かせる…「わ~!」とか、そういう怪談あるじゃないですか。
その「わ~!」の瞬間に腕を振り上げて、塩をぶちまけてしまったんです。
Sはちょうど俺と対面で、俺以外の全員が頭から塩を被って文句を言ってました。
その時の俺はというと、ざまーみろ、日ごろの行いだよ。と能天気に笑っていたのです…。
時計の針が3時に近づいてきた時、そろそろやめて帰ろうか、という話になりました。
んじゃぼちぼち…と立ち上がり、正面を見た瞬間…。
ガラスに映ったんです、足のない男の子が、麦藁帽子に虫取り網を持って…。
Sが俺の様子の変化に気付きました。
俺は膝をガタガタ震わせ(ハッキリ見たのは初めてだったので)、言葉を発することすらできませんでした。
瞬時、Sは自分の後ろを振り返り、「やっと出たのか」と言いました。
Sは突然、様子を見てくると言い、ガラスの方向へ向かって歩いていきました。
AとYは俺と一緒に立ちすくんでました。
そしてしばらくして…
346: 夏色高校時代 2006/07/18(火) 22:51:00 ID:d7PjQiGe0
Sが俺たちを呼びました。
俺はYに肩を借りて、ゆっくり立ち上がりSの方へ歩いていきました。
「あのな、この先が火葬場みたいなんだ」
とSは言いました。
つまり、この草むらを越えたところに荼毘に伏せる機械がある、と…。
確かに、草むらの奥の方に銀色の物体(学校にある焼却炉の大きい物のような…)が見えました。
間違いない、俺たちは確信しました。
さっきの俺が見た少年といい、Sが感じている鳥肌といい、間違いなくいる…。
全員がそう感じていました。
「じゃ、行ってくる」
Sはそう言うと草むらの中にズカズカと入っていきました。
奴の心臓はもう毛しか見えないんじゃないんでしょうか…。
そんな事を考えていると、突然Sが叫びました。
「やめろ、離せ!」
そしてSは物凄いスピードで引き返してきて「帰るぞっ!」と言うと、自転車に向かって走りました。
俺も腰を抜かしている場合ではありません。
猛スピードで自転車まで駆け寄り、後ろにYを乗せて急発進。
全力でこいで、明るい大通りまで走りました。
そして、さっきまで晴れていたはずなのに、突然の大雨…。
間違いなく通り雨なのですが、先ほどの出来事からも不気味で仕方ありません。
帰路でYが肩を叩いてきて、俺を怖がらせて楽しんでましたが、2回、3回としつこいので無視しました。
そして、地元に帰ってくると、暖かい物がほしくなり、コンビニに入る事にしました。
まぁ、濡れた全身にクーラーが痛かったですが…。
「しかしY、何度も肩を叩いても、効果がないって何で分からないかなぁ?」
俺が笑いながら言うと、Yは
「え…?」
と言いました。
348: 夏色高校時代 2006/07/18(火) 22:57:50 ID:d7PjQiGe0
「俺、2回しか叩いてないよ」
Yは言いました。
おかしいです。俺の肩は3回叩かれてるんです。
きっとパニックでおかしくなったんだよ、と慰められ、みんなでYの家に向かう事に。
道中、俺はずっとパニックなんかじゃない、と思っていました。
だって、肩を叩かれたのは大通りに出た後…つまり、俺は既に落ち着いていたのですから。
「明日は昼からプールに行こうぜ」
そんな話をしながら、Yの部屋で雑魚寝することに。
ですが、みんながウトウトと寝始めた頃、窓がガタガタうるさい事に気付いたんです。
「何かうるさくねぇ?」
と俺が言うと、みんなも同じように
「だよね、うるさいよね」
と部屋にひとつしかない窓を見ました。
しばらくの沈黙の後、Aが
「おい…誰かカーテン開けろよ」
と、みんなが思っていた事を口にしました。
Sが無言で立ち上がり、勢いよくカーテンを開きました。
「うわああああああああああああああ!!」
カーテンにはびっしりと無数の手、手、手。
大きなものから小さなものまで、隅から隅まで白い手形がたくさん。
しかも、Yの部屋の窓は曇りガラスで、ハッキリ物が見える事なんてありません。
それが、曇りガラスよりもクッキリと手形が…。
俺は失神しました。
349: 夏色高校時代 2006/07/18(火) 23:00:36 ID:d7PjQiGe0
翌日、プールに行く気分にもなれず、Yの親御さんに連れられて神社に御祓いに行ってきました。
どうやら"連れてきた"のはやはり俺のようです。
詳しい話を聞こうとしたのですが、親御さんは何も教えてくれませんでした。
ただただ
「この事は忘れなさい」
と言うだけで…俺は一体、何を連れてきたんでしょうか。
今となってはみんなとも疎遠で、確かめる手段もありません…。
長文の割に面白くなかったかもしれません。
実体験をそのまま書いたので許してくださいorz
352: 本当にあった怖い名無し 2006/07/18(火) 23:06:07 ID:UD+Swf6Q0
>>348
こわかった・・・
350: 本当にあった怖い名無し 2006/07/18(火) 23:03:08 ID:ICeQW66G0
ステレオタイプのきもだめし体験談でしたね。
351: 夏色高校時代 2006/07/18(火) 23:04:21 ID:d7PjQiGe0
あの出来事以来、お化け屋敷で驚かなくなりました。w
いやはや、肝試しは健全な場所でやるのが一番ですよ…。
357: 1/3 2006/07/19(水) 00:21:36 ID:im9KFqWi0
【目がおかしなおばあさん】
小さいころ、私は知的障碍を持っていると思われていました。
言葉や文字に対する遅れは見られませんでしたが、
コミュニケーション能力が欠けているとしか思えない様子だったそうです。
人と目を合わせない、会話ができない、約束事が守れない、
一方で、何もないところに向かって延々と話し続ける、と気味の悪い言動を見せていました。
また、距離・時間を考えるとおかしな行動をしていたそうです。
例えば、母が車で家から1時間くらいかかる公園に連れて行ってくれたとき、
目を放した隙に、ふらりと私が消えてしまったらしいです。
その後すぐ、どうしたらいいか留守番をしていた父に電話したところ、
「あれ?お前***は置いて行ったんじゃないの?」
私はもう家に帰っていたそうです。
また、夜の3時、4時になっても私が帰ってこないので、
心配して捜索届けまで出し探していたところ、
「ちょっとでかけてきたよ」といわんばかりの私が帰ってきたりしたそうです。
私の家は田舎の田んぼのど真ん中にあるため、誰かが車で送ってくるなどすれば
すぐに分かったはずなのですが、誰も気付いた人はいません。
周りでは、神隠しにたびたび会う不気味な子と扱われたりしました。
ここまでは別に怖い話ではなく、「変な体験」で住むのですが・・・
今でも夢に出てくるような体験をしたんです。
恐ろしくて、本当に忘れてしまいたいです。が、まったく薄れてくれません。
358: 2/3 2006/07/19(水) 00:22:38 ID:im9KFqWi0
小学生になって何度かの夏休み、私は、家の近くの松林に遊びに来ていました。
そうも広くないはずですが、随分歩いた気がします。そのうち、
小さな家が見えてきました。木製で二間もなさそうな、小さな家ですが、
物置や掘っ立て小屋のような印象もなく、清潔で人が住んでいることを感じさせます。
戸口の前にはプランターが置いてあり、そこからはアサガオが生えていました。
私は、そのアサガオを巻きつけてある黒いポールが気になって、
近寄ってしげしげと眺めていました。
そこで「なにしとるの!」という声を掛けられ、振り向いたらお婆さんが立っていました。
一見するとどこにでもいる、ちょっと背が曲がったお婆さんなんだけど、
目がとにかくおかしい。見開いて、異様に大きい目が瞬きもしない。
普通の人は目の下に頬骨があって、眼窩はへこんでる。だけどそのお婆さんは、
不自然に凹凸のなくのっぺりした顔。皺だらけなのに目は埋もれていない。
魚の、キンメダイやサケガシラみたいにどろんとした目。
あのお婆さんが生まれて初めて恐ろしかった気がする。
なにをどういいわけしたのか、もごもご言っているうちに、
おばあさんは随分親切になって、家の中に私を連れ込みました。
それから、色んな話を聞いた気がするけど、私はもう帰りたくてしょうがなかった。
「もううちにかえらないと」というと、お婆さんは随分渋りました。
「ここにずっとおればええがね」「ここにずっとおればええがねぇ」
と私の左肩をつかんで揺すりましたが、もうここから抜け出したいの一念で、
「うちにかえらな」「うちにかえらな」と言っていました。
とおうとう諦めたお婆さんは、奥からジュースを取り出してきました。
スイカのジュースみたいな色で、なんだかどろりとしています。
「外は日が当たってるから、でれんから」と言われ、
私はこれさえ飲み干せば帰れると思い、頑張って飲みました。
甘さベースでしたが、妙に生臭くて、生の小麦粉みたいに苦かったです。魚のてんぷら作った後の
生の天ぷら粉ってあんな味がするんじゃないでしょうか?
その後お婆さんは、「迎えに行くから」とか「何とかさんに頼んで連れてきてもらうから」
とか言っていたようですが、私はもう恐ろしくて、一目散にその家を去りました。
359: 3/3 2006/07/19(水) 00:23:41 ID:im9KFqWi0
松林から出て、うちに帰る最中に、鼻血が出てきました。
「厄介だなぁ」と思って、手で血を止めようとすると、
手に何か白くて長いものがついています。これは前、猫の死体でも見た!蛆だ!
鼻からは蛆の混じった血が流れてきます。口の中にも血が流れ込んできて、
意外と力の強い蛆が上あごと舌の間で暴れます。
私蛆が湧いてる!腐ってる!死んじゃう!
焦った私は近くにあった家に飛び込みました。
近所の家が家族と、救急車を呼んでくれたことは覚えています。
それから私は血便と止まらない鼻血、脱水症状で何日か入院しました。
驚いたことは、私が松林に入ってから、10分とたっていなかったことです。
私の話は全て作り事とされ、何か悪いものを食べたのだろうと済まされました。
その後、見違えるように「普通」になった私は、前のように不審な行動をすることもありません。
時間や距離を無視した移動もしなくなりました。
正直、上の話も夢か何かだったような気さえしてきます。
ですが、目のおかしいおばあさんと、蛆交じりの血ははっきりと記憶に焼きついています。
それからあの松林に近付いたことはありません。帰ってきたと思われては困りますから。
363: 本当にあった怖い名無し 2006/07/19(水) 00:42:24 ID:OcbrkCwm0
面白かった! 感動した!
496: 本当にあった怖い名無し 2006/07/21(金) 11:21:30 ID:FdATq2/+O
【三途の川の渡し賃】
ある家族がいた。その家族は祖父・祖母・父・母・子 という家族構成だった
ある日祖父が死んだ。焼く時には三途の川の渡し賃6文を一緒にいれるのが習わしだが現代そんなものは手に入らない
だから日本円で数万入れて焼く。しかし、この祖母はがめつかった。
「死んだ奴の為に金を焼くだなんて勿体ねぇ」
そう言って家族の反対を押し切り棺桶からお金を奪い取った。
子は大人が騒いでる中、静かにお小遣200円を棺桶に入れた
祖父は焼かれた。その夜子は夢を見た、祖父が船に乗り「お前のお陰で乗ることができた。ありがとう」と
497: 本当にあった怖い名無し 2006/07/21(金) 11:22:56 ID:FdATq2/+O
時がたち、祖母が死んだ。祖母は死ぬ前に言った
「タンスにヘソクリがある、私のお金だ。一緒に持っていく。棺桶にいれてくれ」と
祖母の葬式もいよいよ最後の時が来た、焼く時だ
係りの人に呼ばれ親戚一同最後の別れと棺桶を開けられる
「死んだ奴の為に金を焼くだなんて勿体ないんだよね?バァちゃん…」
子はそう言いお金を全てとった
子はその夜夢をみた。川を流されて行く祖母の姿を
499: 本当にあった怖い名無し 2006/07/21(金) 11:57:17 ID:lcXZmM8o0
>>497
なかなか面白かったよ。
514: 1 2006/07/21(金) 14:43:48 ID:/BErnw5r0
【たっちゃん】
昨年の春、兄が結婚したい人がいると言って女性を連れてきた時、私たち家族はびっくりしました。
相手はバツイチで4歳の女の子がいて、兄よりも12歳年上の女性でした。
両親、祖父母とも最初は反対をしましたが、当人同士が好きあっているのならということで
最終的には円満に話が進み、結婚に賛成しました。
義姉の前夫は、呑む・打つ・借金癖・暴力と最悪な男で、子供の前で妻に暴力を振るったり
時には子供を叩いたりもしたそうで、子供は大人の男性恐怖症です。
子供がいることもあり、義姉が新婚旅行へは行かなくてもいい。と言ってたのですが
私の両親が今までさんざん苦労してきたんだから、子供は家で預かるから
旅行に行ってリフレッシュしておいでと旅行を勧めて兄夫婦は10日間、ヨーロッパへと発ちました。
実家には両親と祖父母と私の5人の大人が住んでおり、子供のMちゃんが来ました。
Mちゃんは初め知らない大人に囲まれて怯えていましたが、血は繋がっていないとはいえ
両親、祖父母共にMちゃんのことをとても可愛がり、すぐに家での暮らしに慣れました。
私のことは「お姉ちゃん」と呼び、私にも慣れて寝るときは私と一緒に寝ていました。
515: 2 2006/07/21(金) 14:44:18 ID:/BErnw5r0
Mちゃんがきて3日目の夜、Mちゃんの話し声で私は夜中の2時過ぎに目が覚めました。
Mちゃんはイスに座ってゴニョゴニョと何か喋っていました。
私は寝ぼけてるのかと思い
「Mちゃん、何してるの?遅いからこっち来て寝なさい」
と声をかけました。するとMちゃんが私の方を振り返り
「あ、お姉ちゃん。今ね、たっちゃんとおはなししてるの」
と言いました。
「たっちゃって誰?誰もいないよ?夢でもみたの?」
「夢じゃないよ。たっちゃんだよ。ここにいるよ」
(前夫の暴力などが原因でココロの中にお友達でも作ったのかな?)
と思い、Mちゃんが座っているイスの近くまで行き
「もう遅いよ。たっちゃんももう眠いんだって。だからMちゃんも寝ようね」
と言い、ベッドに連れて行き寝かせました。
516: 3 2006/07/21(金) 14:46:13 ID:/BErnw5r0
翌朝、母に夜の出来事を話し、専門のお医者さんに一度行った方がいいんじゃないの?と言ったのですが
少し様子を見てみるからと言われました。
私と父が会社へ行った後
母が庭で洗濯物を干していた時、Mちゃんは居間で子供番組を見ていたそうですが
居間からMちゃんの泣き声が聞こえ、母はあわてて縁側から居間に入ったそうです。
Mちゃんは耳を両手で押さえながらワーワー泣いていたので母が
「どうしたの?」
と聞くと、Mちゃんは母に泣いて抱きつきながら
「たっちゃんが髪の毛をひっぱって虐める。怖いお友達がいっぱいいて
みんなでMのことを虐める」
と言い、泣きながら震えていたそうです。
母親がいなくて寂しいんじゃないかってことで
その日、祖父母が町内会の行事で隣町の健康センターへ行くからMちゃんも連れて行きました。
孫を連れてきてる老夫婦もいて、健康センターではMちゃんは同じくらいの年の子供達と楽しく遊んでいたそうです。
兄夫婦が新婚旅行から帰ってくるまでの間、Mちゃんは私たちにはみえない「たっちゃん」とやらと
昼夜問わず話をしていました。
時には笑い、時には怒り、時には泣いて・・・・・
私たちは母親がいないのと、前の生活のせいで精神的にバランスが崩れているのだろう。くらいに思っていたのです。
兄夫婦が戻って来て、実家に挨拶にきました。
義姉はとてもスッキリとした顔をしていました。
母が義姉にそっとMちゃんのことを話し、一度、専門家の診察を受けるようにと促しました。
517: 4 2006/07/21(金) 14:47:35 ID:/BErnw5r0
その年のクリスマス、兄夫婦の家でクリスマスパーティーをするからと招待され家族総出で出かけました。
その夜は兄夫婦の家にみんなで泊まりました。兄夫婦、Mちゃんは2階の寝室。
祖父母は1階の和室。私の両親は2階のMちゃんの部屋。私は1階の居間のソファーベッドで寝ました。
夜中、台所でガチャガチャとする陶器の音で目が覚めました。
居間と台所は上部がすりガラスの引き戸で仕切ってあり、明かりがついていました。
わたしは義姉が台所にいると思い、また眠りにつこうとしました。
そのとき、パタパタと台所を走り回る足音が聞こえました。その足音は子供の足音でした。
(Mちゃんかな?)と思ったのですが、寒いし起き上がるのも面倒なのでそのまま横になっていたのですが、
台所の音が次第に大きくなってきているのに気づきました。
お皿やコップをガチャガチャしてる音、走り回っているような子供の足音。
気がつくとMちゃんの足音だとばかりおもっていた足音が複数であることがわかりました。
しかも大人の足音ではなく、みんな子供の足音なのです。
このとき私はMちゃんが言ってた「たっちゃん」の存在を思い出しました。
その時、居間と祖父母が寝ている隣の和室を仕切っているふすまが開きました。
祖母でした。
「なんだか騒がしいけど何?」
518: 5 2006/07/21(金) 14:49:24 ID:/BErnw5r0
私は自分の唇に人差し指をあて(シー)と合図をして祖母に手招きをしました。
祖母が私の隣に横になりました。
私は祖母に耳打ちで
「複数の子供の足音が聞こえる。何か変だよ」
と言いました。
祖母と2人で耳を澄ませて台所の様子を伺いながら数分が経ったと思います。
さらにガヤガヤとうるさくなりました。
祖母がそっと起き上がり、かがんで台所のガラス戸のところまで行きました。
私も祖母の後を追い、ハイハイするような格好でガラス戸のところまで行きました。
祖母が数センチ、そっと戸を開けました。
するとーーーーーーーーーーーーーーーーー
519: 6 2006/07/21(金) 14:52:22 ID:/BErnw5r0
台所に6人子供がいて大きな子2人が楽しそうにテーブルにお皿やらコップやらをセッティングしていました。
年の頃は小さい子で3歳くらいから。大きい子で8~10歳くらいだったと思います。
いきなり祖母が立ち上がりガラス戸を思いっきりガラっと開け
「あんたたち、どこの子ね? 夜中によその家で何しとるね?どこから入った?」
と、大きな声で言いました。
子供達はギロっと祖母と私を睨むとスーッと消えてしまいました。
祖母の声で祖父、両親と兄夫婦が起きてきました。
私は兄に
「子供が6人台所にいて消えた」
と言いました。
最初は皆口々に「寝ぼけたんだろ」とか「夢でもみたんじゃないの?」と言い、信じてくれませんでした。
しかし、朝、台所の食器棚とテーブルの上に置かれたコップに無数の大きさの違う子供の手形が残っているのを発見し、
皆、私と祖母の話を信じてくれました。
520: 7 2006/07/21(金) 14:52:52 ID:/BErnw5r0
朝食の後、私はMちゃんに
「たっちゃんの絵を描いて」
と言いました。
Mちゃんはお気に入りのクレヨンセットでチラシの裏に絵を描き始めました。
「たっちゃんだよ」
と、出来上がった絵をMちゃんは誇らしげに私に見せました。
その絵を見てハッとしました。
Mちゃんが描いた「たっちゃん」が着ていたTシャツの色。
青いTシャツ・・・・・
昨夜、台所にいた子供達の中にMちゃんより1~2歳年上だと思われる男の子が
青いTシャツを着ていたのです。
(そういえば・・・・・・・・・)
真冬なのに子供達は皆、真夏の格好をしていたのを思い出しました。
祖母にMちゃんの描いた絵を見せ、台所にいた子供達の服装のことを聞くと
服装や顔までは覚えてないと、祖母は言いました。
でも、最後に子供達が私たちを睨んだ目は覚えていると。
「なんだか気味が悪かったよ。全員死んだ魚のような目だった」
522: 8 2006/07/21(金) 14:53:49 ID:/BErnw5r0
それから数週間が過ぎ、兄夫婦の家であったことも忘れかけた頃のことです。
会社帰りに同僚と近くのデパ地下へ寄りました。
エスカレーターで地下へ下りている最中、後ろからふくらはぎに何かを刺されたような鋭い痛みを感じ、振り返ると
私のすぐ後ろのステップに5歳くらいの男の子が焼き鳥の串を手に持ちしゃがんでいました。
私と目が合うとニヤっと笑い、もう一度ふくらはぎに串を刺しました。
「何してるのよ、痛いじゃない」と男の子に言うと同時にエスカレーターは地下につきました。
子供の親に一言言ってやろうと、私はエスカレーターを下りた場所で止まりました。
後から後から人が下りてきて、時間帯にも混雑しているときだったので子供を見失ってしまいました。
ふくらはぎを見ると、少し血が出ていました。
523: 9 2006/07/21(金) 14:54:49 ID:/BErnw5r0
気を取り直して同僚と試食品などを食べながら地下を回っていると
視界にちょこちょことさきっきの子供が入ってくるのに気づきました。
ふり向くと子供がいません。
何度となくそのようなことがあり、パン屋さんの前に来たとき
また子供が視界に入りました。
私は気づかないフリをしながら、視界の角に映る子供を目で追いました。
子供がだんだんと私に近づいてきました。
私はパン屋さんの壁に鏡がかかっているのを見つけ、鏡のななめ前に立ちました。
鏡に子供が映った瞬間、一旦、目をそらし、そのまま勢いを付けて後ろを振り返りました。
そるとそこにはさっきの子供が右手に串を持ち立っていました。
私はその子の腕を掴んで
「あんた、大人をバカにしてるんじゃないよ。親はどこにいるの?」
と凄みました。
すると子供の力とは思えないほどの力で私のてを振りほどき、走って逃げて行きました。
同僚にどうしたのかと聞かれ子供のことを話したら、どんな子供か聞かれました。
そういえば・・・・・
子供は半ズボンに白いランニングシャツを着ていました。
デパートの中とはいえ、真夏の格好。
私はクリスマスの出来事を思い出しました。
524: 10 2006/07/21(金) 14:55:27 ID:/BErnw5r0
次の日の朝、出勤途中
私は階段から誰かに突き落とされました。
幸い、残り3段くらいだったので怪我はありませんでした。
その日の2時過ぎに上司から頼まれて書類を取引先へ届け、オフィスに戻る最中のことです。
勤めている会社のエレベーターの中には私一人でした。
ドアが閉まる寸前で誰かが外のボタンを押し、またドアが開きました。
すると・・・・・
夏服を着た子供達6人が一気にエレベーターに乗り込んできました。
私は突然のことで言葉を失いました。
エレベーターのドアが閉まりました。
子供達は祖母と私を睨んだ目でジリジリと私に近づいてきました。
私は恐怖で声が出ませんでした。
大きい女の子が(10歳くらい)私の前に立ち、私のことを押しました。
私は後ろによろけました。
そると後ろからもう1人の大きい子(この子は男の子で10歳くらい)が
私のことを後ろから前に押しました。
今度は右から青いTシャツを着た男の子が私を横に押しました。
私が左によろけると今度は左からデパートで見た子に右に押されました。
私は6人の子供に囲まれており、子供達はさらに私を睨みながら私に近づいてきました。
(もうダメだ・・・
525: 11 2006/07/21(金) 14:56:29 ID:/BErnw5r0
そう思った時、エレベーターがオフィスのある階につきドアが開きました。
私はそこから記憶がありません。
気がついたら社内の医務室のベッドに横たわっていました。
後から聞いた話では、私はエレベーターの中で倒れていたそうです。
うちの会社はエレベーターのドアが開くと真っ正面に受付が見えます。
受付の子が私がエレベーターの中で倒れている私を見て助けてくれたそうです。
エレベーターの中には私しかいなかったそうです。
526: 12 2006/07/21(金) 14:58:36 ID:/BErnw5r0
6人の子供達がこの世の者ではないことはわかっています。
でもなぜ、私のところに来たのかわかりませんでした。
Mちゃんがいつも話をしている青いTシャツを着た「たっくん」は一体何者なのか?
考えれば考える程、わからないことだらけでした。
その日からしばらくの間、私は会社で1人でトイレに行ったり、エレベーターに乗ることができなくなりました。
私はこの日の出来事を家に帰り、祖母に話しました。
「今度の休みにお寺さんに行ってみようかね」
と、祖母は私に言いました。
527: 13 2006/07/21(金) 14:59:26 ID:/BErnw5r0
週末、祖母と家のお墓があるお寺さんへ行きました。
そのお寺は家から歩いて10分程のところにありますが
寒かったので、私が車を運転して行きました。
車だと3分くらいなのですが、なぜか、お寺に辿り着けないのです。
お寺への道は単純で迷うことはあり得ないのですが、道が多少狭いのです。
通ろうとした道の前方にトラックが止まっていて通れなく、Uターンしなきゃいけなかったり、工事中で通行止めだったり・・・・・
普段なら車で3分の距離が小一時間かかりました。
住職さんを待つ為に大広間に通されました。
5分くらいして住職さんが来ました。
私と祖母を見るなり
「あれまぁ、ここまで来るのに大変だったでしょう」
と言いました。
住職さんのあとについて別室へ向かいました。
そこは10畳くらいの部屋で、中央にテーブルが置いてあり、奥に大きなお仏壇のようなものがありました。
「じゃあね、まずおばあちゃんから。お孫さんはそこに座ってってね」
住職さんは祖母をお仏壇のようなものの前に座らせました。
私はテーブルの所で2人を見ていました。
住職さんが呪文みたいなのを唱えながら祖母の回りをグルグル回ったり
祖母の後ろに立ちお経みたいなのをあげながら
「あんたたちの居場所はここには無い。上にあがりなさい」みたいなことを言ってました。
528: 14 2006/07/21(金) 15:00:17 ID:/BErnw5r0
30分くらいだったと思います。
終ってから住職さんと祖母は私のところに来ました。
「今日、ここに来るの大変だったでしょう」
「はい。Uターンしたり遠回りしたり、いつもなら3分で来れる所なのに1時間くらいかかりました」
「あのね、アンタ水子の霊を6体しょっててね。アンタがここにきたら自分らが消されるのを知ってるから、来させないようにしてたんだよ」
「えっ・・・・・私、水子はいません」
というと、住職さんはゴニョゴニョと何かを喋りました。
そして
「最近、新しい家族が増えただろ。水子はそっからきとる」
と、言いました。
義姉の子??????
兄がバツイチの女性と結婚したことを祖母が話すと、6人のうち2人が義姉の子供で、あとの4人はこの世に彷徨っている同じ水子だと説明してくれました。
そして、この水子達は成長している。
とても怖い霊だと言いました。
そのあと、私のお祓いを4人掛かりでしてもらいましたが
全部祓いきれなかったそうです。
義姉が水子に「ごめんね」という気持ちが見てない限り、子供は成仏しないと言われました。
529: 15 最後 2006/07/21(金) 15:03:09 ID:/BErnw5r0
「たっちゃん」とデパ地下で私の足に焼き鳥の串を刺した子が義姉の水子だそうで
この2人は成仏せずに、お寺から姿を消してしまったそうです。(逃げた)
その後、義姉に水子のことを話すと
2人とも前夫のことがストレスで流れてしまったと悲しげに話してくれました。
住職さんが言ってた通りに、義姉が供養をしないといつまでもこの世に残って成長するから
早くに供養をするよう言いました。
姉はすぐに供養するからと言いました。
その後、しばらくは何も起こりませんでした。
私は姉が供養をしたものと思っていたのですが、先日、2人の子供を会社のエレベーターの外で見てしまいました。
私はお祓いをしてもらった住職さんから肌身離さず持っているようにとお守りを頂き、首から下げているのですが、
お守りの影響か、子供達は私に近づけないようで
廊下からエレベーターの中にいる私をドアが閉まるまで睨み続けていました。
「たっちゃん」の来ている青いTシャツと、もう1人の子が来ている白のランニングシャツが
前に見かけたときよりも身体に合っていないことがわかりました。
2人は確実に成長しているのでしょう。
義姉にはあれ以来、会っていません。
532: 本当にあった怖い名無し 2006/07/21(金) 15:57:42 ID:5G2KW2vw0
>>529
乙 楽しくよませてもらいました
534: 本当にあった怖い名無し 2006/07/21(金) 16:24:27 ID:spWKImkO0
>>529
乙
じんわりと来る話だね。良かったよ。
583: 1/2 2006/07/22(土) 01:21:50 ID:rxFzFkAf0
【兄嫁】
個人的に洒落にならない怖い話がある。
うちの母は呪い殺されかけたことがある。
祖父は見合い結婚だったが、祖母の前に見合いした人が一人いた。
別に普通にきれいな人だったけどなんか気に入らなくて断ったらしい。
まあここまでよくある話。
母が生まれてから、祖父母は母を連れ、祖母の兄の結婚式にでた。
そしたらなんと、その兄嫁というのが、祖父が断った相手だったらしい!
お互いに全く知らなかったらしく、花嫁もかなりびびってたそうだ。
しかし、だ。その後赤ん坊だった母が原因不明の病気になった。
医者にかかっても一向によくならない。
それで田舎だから迷信ぶかくて、曾祖母(つまり祖母のトメ)が
いたこみたいな人のところに祖母を連れて行った。
そしたらいたこが突然生霊を召喚して、それが例の兄嫁だったらしい。
『あたしを断って、あの男、子供までなして、ちねっちゃろ~』
(最後は方言で、いじめてやろうとかそういう感じの意味)
もちろん初対面のいたこがそんなこと知ってるわけもなくて、
祖母はただただ呆然としてたらしい。
一応母のお祓いはしてもらったものの、
相手は生きているし念も強いし、これからも大変かもみたいなことを言われたそうな。
さらに怖いことに、もし男の子だったら跡取りだから確実に殺されてるって。。。
母はよくなったが病弱になり、
祖母もその後流産(男だった)とかで子供は出来ても授かれなかった。
585: 2/2 2006/07/22(土) 01:22:35 ID:rxFzFkAf0
その兄嫁、後でわかったけど
親しい人に『あたしは人を呪える、殺すことも出来る、
あたしの機嫌を損ねたやつは絶対許さない』とか吹聴してたらしい。
美人だけど超自己中人間だし、変なプライドだけはすごく高い。
言われた人は事情も知らないし、ただの電波オバハン扱いしてたけど、
聞いたこっちはガクブル。
ちなみに祖母の姉妹、みんな兄嫁とはうまくいかなかったらしいけど、
男の子は一人も生まれなかったかすぐ死んだりとかばっかり。
育った女の子も大半嫁にいってない。病気とか怪我で、縁談がなぜか壊れる。
しかも仲のよかった祖母達兄弟姉妹、今は仲悪くなっていがみ合って。。。
祟りって絶対あると思う。
ついでにそろそろ世の中で言われる結婚適齢期に差し掛かってきて、
自分も呪われてるんじゃないかとすごく怖い。
というのがその兄嫁のおばさん、最近私のことをよく祖母に聞いてくるらしい。
彼氏はいるけど、もう何回も原因不明の交通事故に巻き込まれてるし。。。
無事結婚できるんだろうか。頼むから彼氏にばちを当てるのをやめて欲しい。
マジ洒落にならない。
627: 本当にあった怖い名無し 2006/07/22(土) 12:19:57 ID:ox0AvbPNO
【心電図】
ばあちゃんが死んだ時にさ、心電図っての?
アレがピーと鳴った訳よ
まぁ、死んだんだから当たり前だけど
とにかく鳴った訳よ
「あぁ死んだのか」って思って泣いてたんだけど、じいちゃんは泣かなかった
最近ボケてたからしょうがないとか思ってたら
「好きな人が死んだのに泣けないなんて可哀相だな」
って親父が言った
そしたら死んだばあちゃんが口をちゃんと開けて
「もうすぐ〇〇(じいちゃんの名前)も死ぬんだよ」
って言った
怖かった
三日後にじいちゃんが自殺した
本当に怖かった
630: 本当にあった怖い名無し 2006/07/22(土) 12:30:45 ID:fHMRG3hR0
>>627
地味に怖い
631: 本当にあった怖い名無し 2006/07/22(土) 12:36:34 ID:Sjz0V0A30
>>627
GJ!怖かったよ。
672: 本当にあった怖い名無し 2006/07/22(土) 17:55:47 ID:73hx1uB70
【ダンボール】
小学生の頃、近所の団地に良く遊びに行っていたのですが。それが今より
18年ほど前になりますので。昭和から平成へと代わった頃でした。
特に友人がその団地にいたわけではなかったのですが、1号棟と2号棟の
間に遊具がありそこに、友人と二人で行ってガンダムのカードゲームをして
遊ぶのが日課になっていました。
そんなある日に、その遊具の置いてある場所に違和感があり。その違和感
は、遊具のシーソーの隣にある木下にダンボールが置いてあった事です。そ
れだけであればいいのですが。そこを通る大人の人はそのダンボールに向か
い手を合わせていることでした。友人と二人そのダンボールに興味を持ち近
づいたのですが。その当時、「大人の人が手を合わせる=神聖な物」とゆう
観念が身に付いていたために。開けようとは思いませんでしたが。中から、
黒いゴミ袋がチラリと覗いていたのは覚えています。
そこで、神聖な物にはお供えをしようと、友人と二人で訳もわからずにそ
のまま。お参りごっこのような形になり、持っていたカードをお供えとして
ダンボールの前に置いて、手を合わせて二人で帰りました。
673: 本当にあった怖い名無し 2006/07/22(土) 18:22:31 ID:73hx1uB70
次の日の朝になり学校で、前日に遊んだ友人とまたそのダンボールを見に行こう
という話になり。学校が終わり、またその団地に遊びに行くと。ダンボールはその
ままでしたが。お供えしたカードは無くなっていました。その当時まだ疑う事を知
らなかった、私と友人は貰ってくれたのだと思い。もう一度カードをお供えしまし
た。そしてその後も数人の大人が手を合わせていくのを見て帰宅したのですが。
家に帰り、自分の部屋で漫画を読んでいると。知らない子供が窓から私の部屋を
覗いており。道沿いにある私の部屋からはよく誰かが覗く事はあるので気にもてい
無かったのですが。1分間ぐらいしてまた窓を見るとその子がいたので。窓を開け
て「どうしたん?」と聞くとその子は「お兄ちゃんカードゲームしてあそぼや」と
「僕カード4枚もってるよ」と言って来たので。私は「4枚じゃ出来ないし夜遅い
から、帰った方がいいで。」と言うと、その子は「暗いから帰りたくない、でもお
兄ちゃんが一緒に来るならいいよ。」って言われたのですが。夜遅く外出できるは
ずも無く。私は強引にその子の誘いを断り。その日は寝たのですが。
窓を見ると、私と友人のお供えしたカードが置いてあり。その窓に「明日はいま
せん」と指でなぞった後があり。友人と次の日に学校で話すと、友人も同じ事があ
ったと話。ダンボールが怪しいと、団地に行ったのですが。そのダンボールは無く。
団地の大人の人に尋ねると。ダンボールの事は誰も知らないといっていました。
今でも、道でダンボールを見かけるとその当時の事を鮮明に思い出してしまいます。
677: 本当にあった怖い名無し 2006/07/22(土) 18:39:55 ID:Se3bvdmDO
その団地の住民が恐いな