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    死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『落とした かんざし』



    3224312_s (2)


    555: ma--bu◇ 2006/08/05(土) 16:11:11 ID:jazf6rqi0
    【電話ボックス】

    投稿させてもらいます。私はオカルト好きなのですが霊感などはまったくと言っていいほどなく、
    今からする話まで体験したことはありませんでした。

    私が大学2回生の頃、季節は10月でした。6時ごろに大学の授業が終わり、いつもどおり家まで1時間かけて車を運転して帰ることにしました。
    そして、いつも通り帰る旨の報告と何か買い物するか聞くため、携帯を手に取ると2年ぐらい使っていた携帯だったので、この時間ではもう電池が切れかかっていました。
    電源を入れるとすぐにバッテリー切れの表示が出てしまうので、「しょうがない、公衆電話から掛けるか」と思い車を走らせました。

    私が住んでいる地域はなかなかの田舎で大学までの道路沿いには田んぼがあるのは当たり前という風景です。

    通い慣れた道でも、いざ公衆電話を探してみるとなかなかみつからないものでした。
    そして20分程、運転しているとやっと見つかりました。その頃には、日が早いせいか辺りはもう真っ暗でした。
    見つけた公衆電話の場所というのは、片側一車線の直線道路沿いの街灯の下にありました。近くには小さな売店がありましたが、
    もう閉店したらしくシャッターが降りていました。
    公衆電話が反対車線側に位置していたので寄せようと思い右ウィンカーを出し、ゆっくりと近づいていきます。
     すると、ボックスの中には長い黒髪で白シャツに黒のスカートというスタイルの女性がいました。
    当初、私は小雨の電話ボックスに女性というシチュエーションに「うわっ、これもしかして・・・貞子?・・・(笑」と思い、
    引き続きゆっくりと近付き、ボックスに並ぼうとする所までじっくり見ていました。

    どうやら、普通に電話を掛けている様子を見ると「なんだ、人間か」と内心ガックリ。
    そして、5メートルぐらい過ぎた所のボックスとは反対側の路肩に車を止めました。

    引用元: https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1154499352/

    556: ma--bu◇ 2006/08/05(土) 16:20:14 ID:vylogo8u0
    車を止め、振り返りボックスを見ると女性の顔は影になって顎のライン辺りしかみえなかった。
    雨が降っているし、ボックスに並ぶのもお互い気まずいだろうから、私は車の中で音楽でも聞きながら待つことにした。
    ちょいちょいオーディオを触りながら待ち、ふと振り返ると女性の姿はもうなかった。
    「あぁ、迎えでも呼んで反対の方向に歩いていったんだなぁ」と思い、私は、雨も大分小雨になっていたので歩いてボックスに向かうことにした。
    ボックスに入ると中はムワッとしていて受話器も濡れていた。「くっそー雨、嫌やなぁ」とか思いつつ、ちょうど、ポケットティッシュを持っていたので手早く受話器を拭いてジーパンのポケットにティッシュをしまおうとした。
    ・・・その時、自分の腕と脇腹の間から人の足が確認できた。一瞬、ドキッとして振り返ると先程の女性だった。うつむき加減な顔は、相変わらず影になって見えない。
    「?」と思いつつ、軽く会釈をして電話を掛けようと受話器を持ち直した時、女性がいきなりドアの把手に手を掛けて開けようとした。私は咄嗟に、折り畳み式仕様になっているドアを内側から太ももと左肘で押さえ付けた。
    「なんやねん、コイツ」と思ったが、絶句して言葉は発せなかった。女性は、右手で一定の強さで引っ張っている。

    暫らく、そんな格闘をしていたが、ふいに女性はスッと手を離し、スッーと私の車の方に近づいていった。その様子は、オカルト好きの私がよく耳にしていた「幽霊の移動する様」そのものでした。

    もう私は、ガクブルで「ヤバい、車に・・・」と思う間もなく、女は車のむこう側の影の方へ消えていった。

    557: ma--bu◇ 2006/08/05(土) 16:24:59 ID:GYIRNbW/0
    どうしようか5分ほど思案していたが、いつまでもボックスに居るわけにもいかず、嫌々出ることにした。
    恐る恐る車に近付き、横目で車中を見るが人の形は無かった。運転席を開け、改めて中を確認してみても女はいなかった。
    「消えてくれたのかぁ」と安心したが、車の中は電話ボックスのようなムワッとした嫌な空気だった。
    電話する事はあきらめ、一刻も速く帰るため車を飛ばした。

    ・・・走り始めてすぐに、後ろの座席に気配を感じた。湿気混じりの生温かい気配だ。
    私は「ミラーは絶対見ない、見たくない」と決め、周りを視界に入れないよう自分の前だけ見て運転し続けた。

    ・・・すると、今度は助手席に気配を感じた。

    ・・・あの女がいる、こちらを見ている。黒い影だったけど、はっきりと目の端に映った・・・。

    私は、耐えかねて素早くルームライトを付け、助手席を見た。しかし、ライトを付けようと腕を伸ばした一瞬の間に女の影は消えていた。

    その後、気配は消えたが、私はライトを付けっ放しで家路についた。

    559: ma--bu◇ 2006/08/05(土) 16:32:48 ID:YAfJFVcI0
    後日、この話を同じ大学に通い、同じ道を通っているであろう高校からの友人に話してみると、
    その友人はサークルをやってせいで8、9時にその道を通るのはザラみたいだった。
    しかし、その友人は「いつも、速く帰りたい一心だから、わからない」と言った。
    そういえば、私もあの時以外にあの電話ボックスに注意して見ることはなかった事に気付いた。

    そして、「何か、あそこであったんじゃないか」 と考え調べることにした。(オカルト魂だな!)

    すると、ローカル新聞でそこでは放置車両が、ごく稀にあり、それと同時にその辺りに失踪者や行方不明者が発生していた。
    そして大学にも、そのような貼り紙がしてあることに初めて気付くことになった。

    しかし、肝心のあの女のような人はその中に見当たらなかった。そして、この女の身元は未だわからない事から、
    この女が元凶であると推測される。
    ・・・もしかしたら、私も失踪者になっていたかもしれないと思うと洒落にならないぐらいガクぶるだ。

    今度、友人何人か連れて試してみよっなかぁー??

    702: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 10:46:22 ID:z7kHq0GZ0
    【スポーツカーの女性】

    数年程前、親戚の家からの帰路での出来事でした。
    親戚の家に行くには、曲がりくねった峠道を通らねばならず、帰り道も当然そこを通る事になります。
    私は車の運転が苦手で、カーブの多いその道は怖いので、なるべくゆっくり運転するようにしていました。
    私も自分の運転が遅いのはよくわかっているので、後ろに車がついてしまったときは、いつもキリのいいところで道を譲っていたんです。
    その日も、遅い私の車に詰まってしまった後続車がいました。
    いつもならしばらく走って、よせられそうな場所があれば道を譲るところですが、その車は私の車にピッタリつけて煽ってくるのです。
    ちょっと派手目のスポーツカーで、いかにも飛ばしそうな感じの車です。
    私はちょっとでもブレーキを踏むと追突されてしまうのではないかと思い、スピードをあげました。
    車間距離をあけてくれれば譲ってあげられるのに、私がスピードをあげるとその車もスピードをあげてまたピッタリついてきました。
    私は慣れないスピードが怖くなり、ほんのちょっとずつスピードを落としていきました。
    さすがに相手も追突はしたくないでしょう。
    後続車はそんな私の運転に腹をたてたのか、結構角度のある急カーブで私の車を抜き去ろうと、アクセル全開で対向車線に飛び出していきました。
    その瞬間、カーブの向こう側、対向車線にトラックが見えました。

    704: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 10:48:06 ID:z7kHq0GZ0
    「あぶない・・・・!!」そう思った瞬間、スポーツカーはスピンして助手席側からトラックの正面に突っ込んでしまいました。
    私はすぐに車を停めて衝突してしまった車に駆け寄りました。
    スポーツカーが半分トラックの下にもぐりこんでしまうような形になっていました。
    トラックの運転手はハンドルに突っ伏して頭から血を流し動きません。
    スポーツカーの運転手も頭から出血していましたが、意識はあるようでした。
    スポーツカーを運転していたのは女性で、女性があんな運転をするのかとちょっと驚いてしまいました。
    私は「すぐに救急車を呼びますからね!」と叫んで携帯電話を取り出しました。
    しかし峠道は電波が悪く、私は電波を求めてそこら中を走り回りました。
    事故現場から少しはなれた場所で携帯にやっと1本アンテナが立ち、私は119番通報しました。
    事故現場の場所や被害者の容態などの質問に答えながら、衝突してしまった車に目をやっていると・・・、なんと車から出火しているではありませんか!
    私は運転手を救出しようと慌てて現場に走りました。
    トラックは窓が割れていたので、そこから運転手を乱暴に引きずりおろしました。
    トラックの運転手を安全な場所まで引きずっている途中、火に気づいたスポーツカーの女性が泣きわめいていました。
    私はすぐにスポーツカーに駆け寄り、女性を救出しようとしましたが、女性は潰れた運転席に挟まれるような形になっていて、なかなか車から助け出す事が出来ません。
    女性は「助けてー!助けてー!」とすごい形相で悲鳴をあげていました。
    「大丈夫!助けるから・・・!」と言ったものの火はどんどん大きくなっていきます。
    このままだと爆発してしまうんじゃないだろうか・・・?そんな不安と闘いながら、なんとか女性を救出しようとしましたが、ボンッ!という鈍い音とともに女性は一気に火に包まれました。

    705: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 10:49:11 ID:z7kHq0GZ0
    私の服にも火が移り、私は飛び退いて必死で火のついた服を脱ぎ捨てました。
    女性は火につつまれ、悶えながら、この世のものとは思えない叫び声をあげていました。
    私はどうすることもできず、その場にへたり込んでしまいました。
    しばらくして救急車と消防車、パトカーがやってきて、私も病院に運ばれました。
    それほどとは思わなかった火傷は腕から胸にかけて思ったよりひどく、大事を見て3日ほど入院することになりました。
    病室で警察に事故の経緯を説明し、その後トラックの運転手が無事だった事と、スポーツカーの女性が亡くなった事を聞かされました。

    その夜はひどくうなされました。
    夢に女性が出てきて、私に「助けて、助けて」と言うのです。
    やがてその女性は火につつまれ、焼けこげていくのです。
    焼けこげた手が私の腕を掴み、その恐怖と熱さで飛び起きました。
    寝間着は汗でぐっしょり濡れていて、腕の火傷がひどく傷みました。

    次の日にトラックの運転手の人が病室にお礼を言いに来てくれました。
    頭に包帯を巻いていましたが、元気そうでした。
    「助けてくれてありがとうございました。」とお礼を言われ、救われた気がしました。
    また「女性は仕方がなかった、どうしようもなかったですよ。」と言われて不意に涙を流してしまいました。

    706: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 10:49:46 ID:z7kHq0GZ0
    退院してからも私は何度も女性の夢にうなされました。
    夢の内容は決まっていました。
    車に挟まれた女性は私に助けを求めています。
    私は車が火につつまれるのを知っているので、怖くて近寄れません。
    彼女は私をすごい形相で睨みつけますが、ついには火に包まれます。
    火につつまれた彼女はものすごい悲鳴をあげ、悶え、焼けこげていくのです。
    そして焼けこげた彼女の手が私の腕を掴み、私はそこで飛び起きます。
    夢の中で掴まれた腕は、火傷がひどく傷み、胸や肩の火傷が治ったころになっても、なおただれて傷みました。

    事故から数ヶ月がたっても、相変わらず肘から下あたりの腕の火傷はただれ、傷みました。
    それよりも、毎晩のように見る悪夢にはほとほと参っていました。
    眠る事が怖くなり、毎日寝不足で、精神もおかしくなっていました。
    車の運転はおろか、走っている車にも恐怖を感じ、火が怖くてタバコを吸うことさえ出来なくなりました。
    酷いときは、停車してある車の運転席から焼けこげた彼女の腕が伸びてくる幻覚を見て、道ばたで悲鳴をあげてうずくまってしまった事もありました。
    仕事も辞めてしまい、しばらく精神科に通う日々が続きました。

    今もなお、私の右半身には火傷の跡があります。
    特に、腕には熱いものを押し当てられたような、まるで握られたような跡がくっきりと、残っています。
    夢も相変わらずですが、私は逃げずに、立ち向かうことで精神を保てることを学びました。
    火につつまれ焼けこげてなお私に助けを求め、私の腕を掴む彼女の手をそっと握ってあげるのです。
    彼女は「私はもう助からないから、一緒に来て。」と言います。
    次にどう答えるべきか迷って、そこで目が覚めます。
    私はもし次に、夢の続きがあるのなら、「いいよ。」と答えるつもりです。
    そうすれば、きっと彼女は私を許してくれると思うのです。

    710: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 12:22:04 ID:R5Vcs5bL0
    >>702-706

    久しぶりに怖かった(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


    741: (1/5) 2006/08/07(月) 17:11:37 ID:OM9lIypI0
    【古い官舎】

    少し長くなりますが、私の体験した怖い話をさせて下さい。

    私はとある地方の国立大学の職員です。国立大学は数年前に独立行政法人とな
    りましたが、職員の身分は「準公務員」というもので、基本的には国家公務員
    とほぼ同じ待遇になっています。国家公務員は何かと叩かれてはいますが、基
    本的に給料はそれほど高くはなく、大学の同期の中でも最低レベルです。その
    代わりある程度の安定があるのと、福利厚生が充実している点が良い点でしょ
    うか。

    公務員の持つ特権的なものの一つに「官舎」というものがあります。とは言っ
    ても、霞ヶ関や永田町におつとめの偉い方々とは違って、利点は家賃が安いと
    いう一点だけですが。私はまだ独身ですので、独身者のための建屋の1階の部
    屋を借りて住んでいます。法人化に伴い、名目は「官舎」ではなくなったので
    すが、家賃はあり得ないほど安いままです。官舎の多くと同様、物凄く古い建
    物で、サッシは鉄製、冬などは窓を閉めていても冷たい風が吹き込みます。

    間取りは六畳間、四畳半と三畳間であり、和式便所とちっぽけな風呂場があり
    ます。私はその六畳間と四畳半のしきりのふすまを開けっ放しにして十畳半の
    部屋として使っており、四畳半の部屋に高さ1メートル強程度のパイプベッド
    を置き、その上で寝ています。ベッドの下は収納スペースです。寝転がると天
    井までは80センチ程度でしょうか。

    仕事を終えて帰宅し、冬場はチョロチョロとしかお湯のでないシャワー(夏場
    は比較的十分出ます)を浴びると、私はそのパイプベッドに横になり、枕元に
    取り付けたランプをつけてしばらく下らない小説などを読んでから寝るのが習
    慣になっていました。

    742: (2/5) 2006/08/07(月) 17:12:12 ID:OM9lIypI0
    3週間ほど前のこと、いつものようにベッドに横になって本を読もうとした私
    は、手にしている本の向こうに見えている風景のなかに何かの違和感を感じま
    した。本を置き、天井の明かりをつけてよく見てみると、白い天井の片隅、私
    の頭がある方向とは逆の隅あたりに、ぼんやりとしたシミがついており、それ
    は何か人の顔のように見えました。しかし理系の出身である私は「幽霊の 正
    体見たり 枯れ尾花」の言葉の意味を十分理解しており、「このような何の意
    味もないシミなどの要因が、脳の認知機構のエラーによって幽霊話などを作り
    出すものだ」などと考え、特に気にせずに再び本を読み始めました。

    数日はそのまま気にも留めていなかったのですが、十日前後経ったある夜、や
    はり何かおかしい気がして例のシミをよく見てみると、明らかにシミが強くなっ
    ておいることに気づきました。しかも、もはやそれが人間の顔であることは疑
    いようもなくなりました。ディテールこそはっきりとしないものの、それは間
    違いようがなく目を閉じた中年男性のあごから上を示しています。全身の毛が
    逆立つような恐怖を憶えた私は、その夜その部屋では一睡もできずに朝を迎え
    ました。

    翌日、私は大学の施設部にそのことを伝えました。しかし、なんだか要領を得
    ない返事とともに、「安い金で住居を与えてもらっておいて、それに下らない
    ケチをつけるとは何事だ」というような文句を言われるばかりで、相手にして
    もらえません。私は怒りを覚えつつも、このような話を信じてもらうのはきわ
    めて難しいことを悟りました。たとえその人を私の家に連れて行ってそれを見
    せたとしても、頭のおかしないたずらとでも思われることでしょう。

    743: (3/5) 2006/08/07(月) 17:12:47 ID:OM9lIypI0
    私は即座に引っ越しを決意しました。大学の近くにある不動産屋に駆け込んで
    探してもらうと、ちょうど最近空きが出たアパートがあるとのことで、その日
    のうちに見に行き、契約を行いました。何がなんでも即座に引っ越したいとい
    う私の要望を大家さんは聞き入れてくださり、一両日中に引っ越し作業を行う
    ことになりました。その夜は、その部屋で寝るなんてことは私には不可能です
    から、駅前のビジネスホテルに泊まりました。

    地元の引っ越し業者にも無理を言ったかいがあって、翌日には引っ越し作業を
    行うことができました。業者の若い方二人と一緒に二度と戻りたくなかったそ
    の部屋に再び入り、できるだけ天井のシミは見ないようにして、決して多くは
    ない私の荷物を3時間程度で運び出し、最後に天井に目を向けました。

    シミ、というよりそれはもう顔の写真のようになりつつありました。それはま
    すますはっきりとしており、唇の赤黒さすら分かる状態になっていました。

    そして、閉じていた目はうっすらと開こうとしていました。

    750: (4/5) 2006/08/07(月) 18:10:35 ID:OM9lIypI0
    私は二度とその部屋には近づくまいと考え、以前よりせまくなった新しい住居
    (こちらも古いことには変わりはありませんでした)と大学を往復して暮らし
    ていましたが、そのうち私の中で、あのシミがその後どうなっているのかをど
    うしても確かめたい気持ちが強くわき上がってきました。

    新しい住居から大学へ向かうもっとも近い道を少しだけ迂回すると例の官舎が
    あり、通り過ぎながら例の部屋をのぞき見ることができます。

    4日ほど前、ついに誘惑に勝てなくなった私は、出勤の途中でその道を通り抜
    けました。道路からのぞきこんだ天井には、もはやシミではなく人間の顔面が
    ありました。細かいところは分かりませんが、目は完全に見開いており、しか
    も気のせいか、天井からその部分がふくらんでいるように見えます。それ以上
    見ていることは私には不可能であり、気持ちの悪い汗をかき、全身の鳥肌を立
    てながら、そそくさとその場を去りました。もう二度と来ないつもりでした。

    そして昨日のこと。日曜日といっても特にすることのない私は、ぶらぶらと大
    学へ出かけ、ちょっとした細かい仕事などを片付けていました。そのうち、心
    の中にまたあの悪い欲求がわきだし、再び私はその場所へ向かいました。

    751: (5/5) 2006/08/07(月) 18:11:46 ID:OM9lIypI0
    天井の顔は完全に跡形もなくなっていました。天井はもとの白い姿に戻ってい
    ました。二週間以上をかけてわき出してきたあの顔が3日にしてどのようにし
    て消えたのか、私には分かりません。

    しかし、気になったことがあります。退去する際、きちんとしめてあったはず
    の押し入れが30センチ程度空いていたのです。

    そこで起こっている何かはまだ終わってなどいないということを、私ははっき
    りと認識しました。



    次にそこに入居する人間が何を見るのか、私には分かりません。私はもっとも
    伝えるべき相手であろう施設部の人間に話はしました。これ以上の責任は彼に
    あります。私はこの件についてもう関わることはないでしょう。

    新しい部屋の天井には、今のところシミ一つありません。



    以上です。長くなりましてすみませんでした。

    753: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 18:41:24 ID:9kqhdZdZ0
    【落とした かんざし】

    まだ学生の頃、いつもバイトのあと彼氏とイチャイチャしながら駅まで帰るっていうパターンだったんだけど、
    ある時彼が「どうしてもやりたい。今すぐ」とか言い出して、バイト先は神田だったんですけど、
    土日の神田ってほんと人気がなくて、けっこう路地裏とか駐車場とか、平気でやれるかんじだったんで、
    時々その辺で青姦しちゃってたんです。もちろん立ちでです。で、古いかんじの工務店みたいなのと、トタン屋根の車の修理屋みたいな看板の店との間に細い路地があるのを見つけて、両方廃屋っぽかったんで、この奥でやっちゃおうってことになりました。
    石畳の薄暗い路地に、まずは彼氏が入っていきました。わたしも少し時間差で人通りが無いのを確認してから続きました。
    外から見た以上に通路は真っ暗で、突き当たりは反対の通りのビルかマンションの建設現場で、ブルーシートがかかってました。あ、これは楽勝でけっこう安心して出来るな、なんて思ってたら、奥から戻ってくる彼とぶつかりました。
    「余裕じゃん」
    て言ったら、「しゃべるな、しゃべるな」って彼が鋭い小声で言って、わたしの手を掴みました。
    それでものすごい勢いでわたしを引っ張って戻るんです。??とか思ったけど、
    いつも明るい彼のただならない様子に、黙って従いました。

    754: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 18:42:29 ID:9kqhdZdZ0
    工事現場に人でもいたのかな?って振り返ろうとしたら、「振り向くな」って彼が言いました。
    うしろでかすかに、じゃりって土を踏む音が聞こえました。そのとき、ものすごい勢いで全身に鳥肌が立ちました。
    なんでかはわかりません。何かを理解して鳥肌がたったとかではないです。
    同時に、からん、と何か硬いものが落ちる音が聞こえました。
    彼が手を強く引っ張りました。わたしも早足で下を向いて歩き、そしてついに路地から通りに出たところで彼が走りだしました。
    わたしも全力で走り、神田駅の見える大通りまで来て、やっと彼が止まりました。二人とも息がすごく上がってたけど、必死さと緊張でそこまでくるまで気づきませんでした。
    「なに?なにがあったの?」と聞くと、彼がちらっと後ろや横を振り返って、「いや、やばい。とりあえず電車に乗ろう。人が一杯居るところにいきたい」と言うので、二人でJRに乗りました。

    755: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 18:46:51 ID:9kqhdZdZ0
    切符を買う彼の顔は真っ青でした。わたしも同じだったと思います。
    ちょっと前まで発情しまくりで、お互い股間を熱くしてたのが嘘のような冷えっぷりです。改札を通ると、彼も少し落ち着いたようでした。
    いつもはわたしの駅まで送ってくれるのに、「今日はお前、お母さんに迎えに来てもらえ。俺もそうするから」と彼が言って、(二人もと実家だったので)、結局そのまま話は無く、それぞれ親に迎えに来てもらって(笑)帰りました。
    で、家についてしばらくしてから彼から電話がかかってきて、何があったのかをやっと話してくれました。
    あの細い路地を入っていったとき、両脇は廃屋で裏は工事現場で、これは余裕、今後の青姦スポットとしてキープだ、とか思ったらしいんです。(私も同じことを思っていたので)
    路地は突き当たりで曲がるようになっていて、そうすると少しばかりのスペース(工務店のほうの裏庭だったっぽいと彼は言ってました)があり、そうしたら、その土の上に裸の人がこっちに背を向けて体育座りをしていたって言うんです。

    757: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 18:49:05 ID:9kqhdZdZ0
    一瞬、廃屋じゃなかったんだ、やばい、でも裸かよ、とか思ったらしいんですけど、
    抱え込んだ膝に上に頭を伏せていたその人が彼の気配に気付いたのか、顔をあげたらしいんです。
    「顔は見なかった。あのまま見てたら振り返ったんだと思う。でももう頭を上げた瞬間に引き返した」と彼は言いました。
    その人(?)は、頭が通常の人間の3倍くらい横に長く、髪の毛はまったく無くて、「フアァ・・」ってあくびするみたいな何か言うみたいな変な声を出した、って言ってました。
    その声で、絶対やばいもんだと確信したらしいです。「俺さあ、霊感とか全然無いしさあ、金縛りだってあったことねーのに。でもあんなの初めて見た、絶対やばかった。今でも震えが止まらない」って言っているのを聞いて、わたしもまた鳥肌が立ってきました。
    「てっちゃん(彼の仮名)が怖かったからびっくりしたけど、わたしもすっごく怖かったよ。後ろでじゃりって足音したよね・・・」
    「ごめん、もういいよ、あんましゃべんねーほうがいいよ。もう忘れよう。ごめん、今度からちゃんとホテルでやろう」と彼が言って、
    その瞬間、あそこでからんと音がきこえたのを思い出し、はっとなってバッグの中を見ると、案の定無くなってたんです、彼に買ってもらった髪留め(洋風のかんざしみたいな)が・・・やっぱり落としてたんです。

    758: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 18:51:47 ID:9kqhdZdZ0
    でも、あそこで落としたなんていえないから、もうこれは平日の昼間、人通りがあるときに自分でとりにいこう、と決めました。
    けっこう高いやつだったし、気に入っていたので、怖い気持ちはもちろんあったけど、昼間なら大丈夫、と思って、
    結局次の日、大学に行く前に、おばあちゃんの数珠(笑)とお守りとか塩とかを持って、その場所に向かいました。
    朝の神田は、やっぱり人がたくさん居て、普段うざいオヤジとかサラリーマンさえも、大事にいとしく思えるくらいでした(笑)
    で、問題の場所についに差し掛かりました。通勤のサラリーマンの行列に混じって。
    そうしたら、なんと驚いたことに、工務店のほうは廃屋じゃなかったんです。やってるのかは怪しかったですが、とりあえず引き戸が開いていて中に軽トラが入ってるのが見えました。
    やってるとは思わなかったんで、どうしようと行列からはずれて迷っていたら、例の路地の奥からおばあさんがほうきとちりとりを持って出てきました。
    そうして工務店の前を掃除し始めました。しばらく見ていたら、ふと目が合って、おばあさんが手を止めてわたしをじっと見てきました。

    759: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 18:52:57 ID:9kqhdZdZ0
    もうこうなったらと思って、「すいません、昨日か一昨日くらいに、このへんで金色のかんざしみたいなクリップみたなのを落としちゃったんですけど無かったですか?」
    と近づきながら聞いてみました。
    おばあさんはじっと相変わらず私を見ていて、ちょっと一瞬怖くなったけど、別段昨日みたいなこの世ならぬ寒い感じはしなかったし、明るくて人通りもたくさんです。
    「いつ?あんたここの道入ったの?」とおばあさんが言いました。「いや、入ったってほどではないんですけど、ちょっと酔っ払ってたんで・・」と言葉を濁したら、
    「かんざしなんて無いよ。このこと?」と、緑の大きなちりとりの中に、葉っぱとかゴミと一緒に入っているのを指指しました。
    「あ!これです」って手にとった瞬間・・・金色のメッキでビーズがついていたクリップは真っ赤に錆びていて、触った瞬間昨日の鳥肌がまた立ちました。
    「こんなに汚れっちまって、そんでもいんならいけど、いらないんなら置いてきな。ばあちゃんほかしといてやるから」(なぜか関西弁?)とおばあさんが言いました。
    気に入っていたし、たぶん手にとった瞬間の鳥肌が無ければあれだけぼろくても持って帰ったと思います。
    でもすごくいやなかんじがして、持ち帰りたくないと強く思いました。「・・すいません、じゃあこのまま捨ててください」「酔っ払いだかなんだか知らんけど。ここ私道だからね。もう入ったらだめだよ」とおばあさんが言いました。
    人通りはたくさんありましたが、来たことを後悔していました。早くその場を立ち去りたくてたまりませんでした。
    おばあさんに挨拶もそこそこに帰ろうとして、一瞬ちらっと振り返りました。おばあさんはほうきとちりとりを持ったまま、さっきまでとは別人のように怒りの表情を浮かべてわたしを見ていました。
    路地の奥が少しだけ見えました。通路のむこうに、内股すぎる頭の大きな人が曲がって消えていくのが見えました。

    760: 759 2006/08/07(月) 18:53:47 ID:9kqhdZdZ0
    以上です。長々すいませんでした。
    読んでくださった方ありがとうございます。

    761: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 18:54:53 ID:K8M/zDpH0
    こわー……良かったよ

    766: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 19:02:21 ID:sPqOtjoG0
    かんざし持って帰ってたら、どうなったのかな・・・

    787: その1 2006/08/07(月) 22:04:45 ID:4ovn3nYY0
    【屋根裏部屋】

    これは俺の祖父祖母の家の話で、本当は他人に話してはならない話。
    すべて実話なので読んでもらいたい。
    ちょっと長くなるが、ご容赦を。

    去年の7月のことだ、
    俺の祖父と祖母は老人ホームですでに他界していて、
    実家を管理する人がいなかったから荒れ放題になってしまっていた。
    本来ならば相続の関係で俺の母親の姉(長女)がその実家を引き継ぐはずだったんだが、
    なぜか姉夫婦は相続を頑なに拒んで放棄したので、お鉢が俺たちの元へ回ってきた。
    その時は田舎の山奥という場所の悪さと、都会暮らしに慣れ親しんでいる姉夫婦のことだから興味も無いのだろうな、くらいに思っていた。
    ところが俺の母親も厄介なもんが回ってきた、と肩を落としていた。
    ともかくうちで実家の母屋と土地を相続することになったから、両親と俺の3人で実家の大掃除に出かけたんだ。
    実家を訪れるのは俺ですら10年ぶりで、本当に山奥のド田舎だった。
    (熊が麓まで降りてくるって有名な山の近く)
    長い間手入れしていなかったから、門から母屋の玄関までもう草がボーボーで腰近くまで生えていた。
    草刈り機を持ってきた親父もさすがに参った様子で、とりあえずみんなで母屋の中に入ったんだわ。
    すると蜘蛛の巣と虫の死骸とかでえらい騒ぎで、「亀虫」がそこらじゅうにへばりついていた。
    臭いし、汚いし、(何で俺がこんなところを片づけなきゃいけないのか…)とすでに憂鬱になっていた。

    788: その2 2006/08/07(月) 22:05:40 ID:4ovn3nYY0
    掃除しようにも、とても一日やそこらで片づく状態じゃなかった。
    とりあえず俺は貴重なものが無いか部屋の中を色々探し始めた。
    ガスも水道も電気も止まっているから、懐中電灯片手に作業。
    でも貴重品があるはずもなく、ほとんど衣類とかゴミばかりだった。
    俺は小学生くらいの時にはよく実家で遊んだが、両親が家を新築してすぐに祖父祖母の元を離れたから、
    思い出もほとんど無く、写真とか本とかも片っ端からゴミ袋に詰め込んだ。
    母屋は築110年以上経っていると聞かされていたから昔は相当立派なものだったと思う。
    さらに祖父には弟たちが何人かいたが、祖父を含めてみんな陸軍の将校だった。(みんな戦死したらしい)
    壁とかには木銃?みたいなのもかかっていて、まるで戦時中のような古めかしさを感じた。
    だから俺はもう部屋の掃除よりもこの家を探検してみたい気持になって裏庭とか、農具の小屋とか、色々見て回り始めた。

    789: その3 2006/08/07(月) 22:06:16 ID:4ovn3nYY0
    あっちこっち探索していたら、母屋に屋根裏部屋があることに気づいた。
    もちろん覗いてみたくなって、近くにあった枝切り挟みの柄で木枠のある天井の板を突き上げて外したんだ。
    母親が「そんなところ鼠が這ってるからやめなさいよ」と言ったんだが、下駄箱の上に立って屋根裏によじ登った。
    天井裏は確かに埃と鼠の糞だらけで、腐ったあちこちの板の隙間から外の光りが漏れていた。
    広さはかなりあったが、めぼしいものは何も無く、かなり昔の農具や風車が転がっていた。
    苦労して登ってみたわりには面白いものが見当たらず、俺は少し落胆して降りようと思ったが、
    ライトでよく見回していると、屋根裏部屋の壁の隅に「ポスター」みたいなのが貼ってあることに気づいた。
    俺は目が悪いのでもっと近くで見ようと、鼠の糞だらけの汚い床を歩いてその壁のところまで寄ってみたわけ。

    790: その4 2006/08/07(月) 22:06:57 ID:4ovn3nYY0
    んで近くでよく見てみると、そのポスターに見えたものは一枚の「張り紙」だった。
    紙は黄ばんでいて筆で何か書かれていたが、達筆で俺にはよく読めなかった。
    ただ、「大正二年」って書かれているのが読めたから多分、祖父あたりが書いたものだろうと思ったんだ。
    ところが不可解だったのは、その紙が何重にもなっていて、米つぶを糊にしたものでしっかり張り付いていたことだった。
    見た感じで10枚くらい重ねて一枚一枚が両面くっついているから、(なんか変だな)とは思った。
    その紙自体も壁板に糊で張りついていて、とにかくこれが何なのか気になった俺は、
    この紙を母親に見せてやろうと隅のほうからゆっくり剥がしてみた。
    上手く剥げずに裏の紙が板に残ってしまったんだけど、そこに俺はぞっとするものを見た。

    『○○家 ノ?? 開ケルベカラズ ??禁ズ』

    記憶にある限り、紙の裏の板に筆の縦書きでそう書いてあった(?は見たこともない漢字で読めなかった)

    792: その5 2006/08/07(月) 22:07:38 ID:4ovn3nYY0
    意味も分からず漠然と恐怖を覚えた俺は、剥いだ紙を母親に見せるのも忘れて慌てて屋根裏から降りた。
    ちょうど居間で掃除していた母親にこのことを話すと、突然母親は「そんなところにあったかッ!」
    と絶叫して玄関に走り出すと、気が狂ったように屋根裏入り口の板を元に戻し始めた。
    一体何がどうしたのか状況を飲み込めない俺は、呆然とその様子を居間で眺めていた。
    母親は板を元に戻すと、その真下にあった下駄箱を横に倒して俺のところに駆け寄ってこう言った、
    「開けたか!?! 見たのか!? 正直に言いなさい!!」
    (ハッキリ言って今でもあの時の母親の異常な剣幕は脳裏に焼きついている。完全に人格違ってた)
    俺はもうただ「いや、なんも見てない見てない…」と、わけも分からず宥めるように答えた。
    あまりにもでかい声出して怒鳴るもんだから、外で草刈ってた父親も飛んできて「どうしたい?」と様子を見に来た。
    母親は俺が何も知らないことを確認すると、安堵したあと「バカタレッ!!!」とまた怒鳴りつけた。

    793: その6 2006/08/07(月) 22:08:12 ID:4ovn3nYY0
    事態が収まったあと、俺の弟には話さないことを約束として母親が事情を話してくれたんだが、
    母親がまだ子供の頃、この家には「入ってはいけない部屋」というものが存在したらしく、
    母親は日頃から両親にしつこくその話をされたのだという。
    なんでもその部屋がこの家の何処かにあって、その部屋に入ると祟りに合うと言われていたらしい。
    おかげで母親はその部屋のことが幼い頃からすっかりトラウマになってしまって、
    朝学校へ行くと夕方になっても外で遊んで家に戻らなかったという。
    その「入ってはいけない部屋」は曾爺さんの代からあったらしく、曾爺さんの兄貴だが誰かがとにかく厳しい人で、
    自分の子供を折檻するためによく、1メートル四方くらいの箱の中に蓋して閉じ込めて漬物石を乗せていたらしい。
    ところがそんなある日、何かの原因でその子供が箱の中で死亡し、夏に葬式が行なわれたという。

    794: その7 2006/08/07(月) 22:09:01 ID:4ovn3nYY0
    この事件以降、家の中ではお重箱や弁当箱、箱という箱の「蓋」がすべていつの間にか外されたり、
    鍵をかけてある蔵の漬物桶に何度石を置いても、いつの間にか漬物石がすべて軒下に運ばれるという不可解な現象が起きたらしい。
    この怪奇現象の話は俺も生前の祖父から何度か聞かされた記憶がある。
    当時はお祓いなどもさんざんしたようで、その箱を供養のために四九日間、家に安置することになったという。
    ところが戦争で家の男衆が召集されてゆくと、箱を気味悪がった家族らが「家の中の人目につかない場所」に隠してしまった。
    こうして家の構造上、あるはずのない「小部屋」が作られ、そこに収められたという話だ。
    結局、部屋の場所だけは祖父祖母も死ぬまで喋らず、娘たちにも話さなかった。
    だが俺は、屋根裏のあの紙が貼られてる壁板の周囲だけ外からの陽射しが無かったのを見た、
    つまりあの張り紙の奥こそが「入ってはいけない部屋」であり、(母親はそこまで言わなかったが、言いたくもなかったと思う)
    何枚も重ねて貼られていたあの紙は恐らく、何重にもする必要があった御札の一種ではないかと思う。よほど強力な怨念があったのかもしれない。
    だが恐怖体験はこれで終わりじゃなかった、

    その後、掃除を切り上げて3人で家に帰ると、
    留守番していた中2の弟が俺らを見るなりこう言った、

    「その石どうしたの?」

    肌が泡立った。

    後で弟に聞いてみたが、俺と母親と父親、

    三人揃って大きな漬物石抱えて帰ってきたんだと。

    795: 787 2006/08/07(月) 22:13:19 ID:4ovn3nYY0
    以上ですが、
    それ以来、この話は家族の間で一切しなくなった。
    触れてはならないものだと感じた。
    もちろん実家にはもう近づかないし、
    あの屋根裏部屋に何があるのかも考えたくない。
    いまでもあの小さな部屋には怨念が漂っていると思う。

    150: 115-118 2006/08/11(金) 17:51:20 ID:oKHAc5xv0
    【コツコツさん】

    俺が体験した中でも一番怖かった体験を。

    あの日は、すっげぇ蒸し暑かったのを今でも覚えてる。
    深夜の12時くらいかな、兄貴とゲームしてたんだ。それでさ、急に部室に忘れ物したの思い出して、取りに行こうと思ったんだよ。今考えると次の日取りに行けばいーじゃんって話だけど。
    兄貴に「ちょっと忘れ物取りに行ってくる」って家出たんだ。学校と家は近いから5分くらい全力でチャリ漕げばすぐ着く距離なんだ。
    で、ギア3にして全力でチャリ漕いで学校に着いたんだよ。蒸し暑い夜だったから当然着いた時には汗だく。
    で、学校の裏の駐輪場がある入り口から敷地の中に入ったんだ。
    その瞬間、空気が変わった気がした。めちゃくちゃ蒸し暑かったはずなのに学校の中入った瞬間肌寒いような嫌な寒さになったんだ。
    で、当然俺はやばいやばいこれ多分やばいって思ってすぐ学校の外出ようかと思ったんだけど、何を思ったのかどうせここまで来たんだし忘れ物だけは取って行こう、って思って部室に行ったんだ。
    それで部室の前に到着して、いつも鍵が隠してある場所から鍵取って開けて、部室の中入って忘れ物取って外に出て、鍵閉めて鍵を元の場所に戻して、さっさと帰ろう…ってなって自転車に乗ったんだ。
    そしたら何か聞こえるんだよ。なんつーか…ハイヒールあるじゃん?あの靴の音がカツン…コツン…ってなんか近づいて来るんだよ。
    それでやばい…とっとと帰ろうって思って自転車のペダル踏もうと思ったんだけど、体が動かないんだ。
    その間にもどんどん靴の音は近づいて来る。そろそろ電灯の下来る頃かな、とか変に冷静に考えて凝視してたんだけど…誰もいないんだ。

    151: 115-118 2006/08/11(金) 17:51:52 ID:oKHAc5xv0
    ただ、靴の音だけが近づいて来る。
    本気でちびりそうになったんだけどそれを何とかこらえて動け動け動け動け!ってひたすら思ってたら体が動く。これ幸いと即効で自転車漕ぎだしたんだ。
    そしたら靴の音がありえないくらい早くなって俺を追いかけて来た。なんかさ、もうすぐ後ろで音聴こえるんだよ。
    で、俺思いっきりペダル踏んで自転車のスピード上げた。多分あの時は限界突破してたんじゃないかと思う。
    裏からそのまんま出ればいいのに何を思ったのか正門から出ようと思ってひたすらチャリ漕いだんだ。
    その間にもどんどん音は近づいて来る。それどころか学校の窓が内側から叩いてるみたいにガンガンガンガン鳴り出したんだよ。
    軽く錯乱状態になって必死に泣きそうになりながらチャリ漕いだ。その間にも靴の音は近づいてくるし窓はもう割れるんじゃないかってくらいガンガン鳴ってた。
    ようやく正門に着いて、転がり出るように必死で出たよ。というかコケたんだけどね。
    で、学校の方ビクビクしながら見てみると、何もいないし音もしない。シーンとしてるんだ、何事も無かったかのように。
    それ見て更に滅茶苦茶怖くなって、早く帰ろう!って思って後ろ向いたんだ。
    そこには、髪の長い女がいた。貞子みたいな感じの。
    で、俺に近づいてきて耳元でこう言ったんだ。「もう少しだったのに…」って。

    152: 115-118 2006/08/11(金) 17:52:25 ID:oKHAc5xv0
    当然俺は気絶。起きたら朝で学校の保健室のベッドの上だった。
    どうやら先生に発見されて保健室に連れてこられたらしい。事情聞かれたから洗いざらい全部先生に話したんだ。
    そしたら先生が「あー…お前も会ったのか、コツコツさんに」って言ったんだ。
    先生の話を聞いたところ、どうやらこの学校は結構そういう事があるらしくて、先生もコツコツさんに会ったらしいんだ。
    ちなみにコツコツさんってのは誰から先に言い出したかわからんけどそう呼ばれてるらしい。
    霊感ある友達も「この学校ちょっと変だなぁ…特に家庭科室。うじゃうじゃいるよ」って言ってた。
    先生とかに聞き込み調査したところによると、自殺した人とかもいるらしい。霊感0の友達もなんか見たって言ってた。
    これを期に俺は絶対夜の学校には近付かなくなった。今はもうその学校卒業して専門学校生やってるんだけど。
    あれからまたコツコツさん出たのかな、久々に学校に顔出しがてら聞いてみようかと思う。
    と言っても、今夏休みだからロクに人いないだろうけど。

    と、これが俺が今までに経験した中で一番怖かった体験。へぼいけど許して下さい。
    皆さんも、夜の学校には十分お気をつけ下さい。
    乱文失礼しました。

    162: 本当にあった怖い名無し 2006/08/11(金) 19:20:26 ID:K28mPzDh0
    >>152
    GJ、ごちそうさまでした。
    ギア3で・・・とかいまいち解らないところも多いけどなかなか怖かったよ。

    163: 本当にあった怖い名無し 2006/08/11(金) 19:36:13 ID:oKHAc5xv0
    >>162
    表現力なくてすんません。152です。
    ギア3ってのは自転車のギアです。俺の自転車ギア3までしかなくて。

    201: 2006/08/12(土) 00:08:18 ID:UwBV6ZBN0
    【エレベーター】

    エレベーター 1/4

    これは、僕の中学の時の友達の西(仮名)の体験談です。

    西の家は、かなり古めの14階建てマンションで、遠く離れた場所からでも目印になるくらいのでかさ。
    そこに、父親、兄との3人で暮らしてました。
    部屋は、1411号。
    14階の一番端っこです。
    エレベーターも設置され(当然だけど)よくかくれんぼや缶蹴りなどしました。
    今では考えられませんが、当時屋上は開放され遊び場になってまいた。
    と言う事で、マンション全体が僕らの遊び場でした。
    ただし、外観は古いだけあって不気味、さらに自殺の名所でもありました・・・。

    202: 2006/08/12(土) 00:09:46 ID:UwBV6ZBN0
    エレベーター 2/4

    西がこの恐怖体験にあったのは、中学3年の時でした。
    西はサッカー部で放課後、毎日練習に明け暮れてました。
    朝練は勿論、夕方は真っ暗になってから帰るのが普通でした。
    その日は、たまたま早くに終わり、まだ明るいうちに家に着いたそうです。
    1階の玄関を通り、2台ある内の右のエレベーターに乗りました。
    そのエレベーターと言うのが、窓のついてるタイプの奴でその階を通ると、踊り場が見えるんですよ。
    だから、エレベーター待ちをしている人が見えるんです。
    その日も、14階を押しいつものようにエレベーターに乗りました。
    14階につき、エレベーターを降りても結構部屋までは距離があります。
    また、廊下はLの字型のなっており右を見れば外の風景が見える・・・・。
    身を乗り出せば、下の駐車場も見えるわけです。
    その廊下を西は歩っているたそうです。
    すると、屋上に人影が見える・・・。
    対面側の上の階・・・。
    西の部屋は14階ですから、上は屋上です。
    その人影はフェンスを超えて立っている・・・。
    先に西にきずいたらしく、こっちをボ~っと見ていたそうです。
    ただ、夕日が逆光になってよく顔が見えませんでした、そしてその人影は西から目線をそらし、下を見たそうです。
    そして、次の瞬間その人影は、頭から下に落ちて行きました。
    ドスッ!!気持ち悪いですが、落ちた音まで聞こえたそうです。
    そして、下からは悲鳴が・・・・。
    思わず身を乗り出し、下を見ると遥か下の駐車場の一部が赤く染まっていたそうです。
    西は、走って家に帰り管理人に電話し、目撃者として後から警察などに色々聞かれたそうです。
    その自殺者は11階に住む専門学校生で、西とも顔なじみでした。
    その後、3日間はなにも食べられなかったそうです。

    203: 2006/08/12(土) 00:10:25 ID:UwBV6ZBN0
    エレベーター 3/4

    それから、3日後。
    いつものように、西は部活で遅くなり真っ暗な中を帰ってきました。
    マンションにつくと1階の集会所でその人のお葬式が行なわれていたそうです。
    「俺も線香あげなきゃ・・・。」
    と考えながら、エレベーターに乗りました。
    中には誰も乗ってません。
    いつもの窓付きエレベーター・・・・。
    14階を、押しボーっとエレベーターの窓から踊り場を見ていたそうです。
    エレベーターは、10階まで来ました。
    「そういえば、あの人結構踊り場でエレベーター待ちしてたな~、なんか嫌な感じだな~。」
    と思いながら、10階から11階へ・・・。
    その時の事を西は「なんか、嫌な予感したんだ。」って言ってました。
    エレベーターの窓の上のほうに11階フロアーの窓の下のほうが重なる・・・。
    そこに、手が2つ“ペタッ”っとくっ付いている・・・。
    よく、子供とかがそういうタイプのエレベーターでやりますよね。
    下から来るエレベータを覗きこんでるように・・・。
    そんな感じだったそうです。
    誰かが西を覗き込んでいる・・・・・。
    だんだんその人が見えてきます。
    そして11階のあちら側には、間違いなくあの自殺者が、あの11階の専門学生が窓に手を付け、こちらを覗きこんでいたそうです。
    いや、覗いてたというよりは、睨んでた・・・。
    エレベーターは、そのまま11階を、通過します。
    14階について西は走って部屋に戻り兄にその話をしたそうです。


    204: 本当にあった怖い名無し 2006/08/12(土) 00:11:16 ID:UwBV6ZBN0
    エレベーター 4/4

    この話を聞いたとき、思わず「ウソだろ!?」って言いましたよ・・・・。
    でも西はこう言いました。
    「本当だよ、実は俺1階で葬式やってるの見たとき、正直なんで、俺の見てる前で自殺したんだろ、迷惑だよって思ったんだ・・・。
    だから、あの人怒ったのかもな・・・・。」
    その後、西はすぐに線香をつけに言ったそうです、悔やみの気持ちを伝える為に・・・・。


    自殺者は最後に何を伝えたかったのでしょうか・・・・。

    554: 本当にあった怖い名無し 2006/08/14(月) 11:13:35 ID:9N+BpwjA0
    【対向車のパッシングの意味…】

    宮城県と山形県の県境に関山という峠があります。
    私の友達がドライブしていたときの実際の話です。

    その日は雲一つない快晴。友達と兄は兄弟で新車の慣らし運転を兼ね
    この峠を走っておりました。関山トンネルを越え山形県方面に向かって
    いると一台の対向車がパッシングをしてきました。(トンネルから出て
    きてライトが点きっぱなしだったのかな?)と思いましたが、ライトは
    消えておりました。(あっ!警察の取り締まりでも教えてくれたのかな)
    ただ、先に進んでも取り締まりは行っておりません。
     すると、今度は後ろを走っていた車がパッシングとクラクションを鳴
    らし始めました。助手席の弟が後ろを振り返ると、後ろの車のドライバー
    さんは必死の形相でクラクションを鳴らしています。
     二人が路肩に車を止めると後ろから付いて来た車も止まりました。
    <つづく>

    556: 本当にあった怖い名無し 2006/08/14(月) 11:22:42 ID:9N+BpwjA0
    兄が後ろの運転手に駆け寄り「対向車の人にもパッシングされたん
    だけど、何かありました?」と問いかけると、その運転手さんは
    「いや、今はいないんで俺の見間違いかもしれないけど、お宅の車
    の屋根に女の人がしがみ付いていたんですよ・・・」
    俺の友達と兄は軽いパニック状態で車の屋根を見ましたが、そこに
    はピカピカの新車があるだけでした。
     二人は何かの見間違いだろうと車に乗り込もうとすると、ドアと
    屋根の隙間に爪あとがくっきりと付いていたそうです。

    562: 本当にあった怖い名無し 2006/08/14(月) 11:30:05 ID:E4eUIHKx0
    関山といえば旧道のトンネルで幽霊騒ぎがあって警察が出動したこともあるらしいな







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    コメント一覧

    1  不思議な名無しさん :2020年07月07日 23:23 ID:HeWUPvVv0*
    「試してみよっなかぁー??」と言う誤字が寒気を感じさせた。
    2  不思議な名無しさん :2020年07月08日 02:44 ID:1ZvECJ4B0*
    最初の話って煽り運転してたバカ女がとうとう苛立って追い越そうとしたら周り巻き込んで大事故起こして死んだってだけの話だよね
    3  不思議な名無しさん :2020年07月08日 02:45 ID:1ZvECJ4B0*
    最初じゃなくて2番目だった
    4  不思議な名無しさん :2020年07月08日 02:49 ID:zY.z9aYB0*
    【コツコツさん】
    >>今考えると次の日取りに行けばいーじゃんって話だけど。

    >>当然俺はやばいやばいこれ多分やばいって思ってすぐ学校の外出ようかと思ったんだけど、何を思ったのかどうせここまで来たんだし忘れ物だけは取って行こう、って思って部室に行ったんだ。


    こういう「なぜか」わざわざ衝動的に怖いところ行くの萎えるわ
    そうしないと話は進まないんだろうけど
    5  不思議な名無しさん :2020年07月08日 09:26 ID:mOhYVaRd0*
    >>4
    実際は、「忘れ物思い出した!取りに行こう」「夜の学校怖!でも忘れ物取りに来たのに帰ったらアホだわ!」って考えだったのを、後付けしてるだけだと思うけどね。
    「呼ばれた」感をチラ見せするための演出。
    6  不思議な名無しさん :2020年07月08日 15:58 ID:mct.vgAG0*
    懐かしくて良いね
    7  不思議な名無しさん :2020年07月08日 22:47 ID:8oCCdG.N0*
    >>2
    だよね、その女が〇〇なだけじゃねぇかで終わる話だった
    8  不思議な名無しさん :2020年07月09日 08:50 ID:xfDrViFG0*
    かんざしの話怖くてよかった

     
     
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